JP2005348288A - デジタルアンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ポップノイズを解消もしくは有効に低減すると共に、小型化及びコストの低減化に寄与することができる「デジタルアンプ」を提供すること。
【解決手段】 デジタルアンプ20に入力されたアナログ信号ASは、PWM変換回路21を通してデジタルパルス信号に変換され、さらに駆動回路22を通して大電力のデジタルパルス信号に増幅された後、LPF23a,23bを通してオーディオ信号成分のみが抽出されて、スピーカ30に供給される。LPF23a,23bからスピーカ30に至る出力ラインに対し並列にスイッチング素子24が接続され、制御部25からの制御SC1によりそのオン/オフ動作が制御される。PWM変換回路21によるパルス変換に係る発振動作の開始直前の時点及び停止直前の時点からそれぞれ所定時間が経過するまでの間、スイッチング素子24はオンして、スピーカ30の入力端子間を電気的に短絡する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、アナログ信号をパルス信号に変換して電力増幅するデジタルアンプに関し、特に、デジタルアンプの電源投入時や電源遮断時等に発生する「プツ」という雑音、いわゆる「ポップノイズ」、を抑制するのに有用な技術に関する。
従来、オーディオ信号等のアナログ信号をパルス信号に変換して電力増幅するデジタルアンプが知られている。このデジタルアンプでは、入力されたオーディオ信号の電圧振幅の大小をいったん高速のデジタル信号に変換し、大電力のデジタルパルス信号に増幅した後、オーディオ信号成分のみを取り出してスピーカを駆動する。デジタル信号の変換方式には、デジタルパルスの幅の長短に変換する方式(パルス幅変調方式)や、デジタルパルスの密度の高低に変換する方式(パルス密度変調方式)等がある。かかるデジタルアンプは、D級アンプ又はスイッチングアンプとも呼ばれており、オン/オフのデジタル信号のみの状態で電力増幅されるため、従来のアナログアンプ方式と比べて電源の利用効率が高く、低消費電力化を実現することができる。
図1は、従来技術に係るデジタルアンプの概略構成をその増幅動作に係る各部の信号波形と共に示したものである。
図示のように、デジタルアンプ10に入力されたアナログ信号(例えば、オーディオ信号)は、PWM(パルス幅変調)変換部11を通してデジタルパルス信号に変換され、さらに大電力のデジタルパルス信号に増幅された後、インダクタLとキャパシタCからなるローパスフィルタ(以下、「LPF」ともいう。)12を通してオーディオ信号成分のみが抽出されて、スピーカ13に供給される。また、デジタルアンプ10に入力されるアナログ信号については、図1には示していないがマイクロコンピュータ(マイコン)等からの制御に基づき、その信号入力がミュート状態(信号レベルが実質的に零(0)の状態)に設定されたり、あるいはそのミュート状態の解除が行われる。
また、デジタルアンプ10では、その信号入力がミュート状態にある時でも、デジタルアンプ10内の各回路には所要の電源電圧が供給されているため、下側の信号波形図に示すようにPWM変換部11では発振を継続している。このとき、その発振信号(デジタルパルス信号)は、定常状態においては+側(Aで示す部分)も−側(Bで示す部分)も同じパルス幅(時間)を呈するため(A=B)、このパルス信号を後段のLPF12を通して積分すると、その積分出力(スピーカ13に供給されるべき信号)は零(0)レベルに落ち着いてミュート状態となる。
このように信号入力がミュート状態にある時でもPWM変換部11では発振(スイッチング)動作を継続しているため、最終段のLPF12では、PWM変換部11から出力されるスイッチング信号に応答して積分動作を行い続けている。この場合、PWM変換部11が発振を行っている期間中は特に問題は生じないが、発振を開始する時点とその発振を停止する時点において、以下に記述するような問題が発生する。
すなわち、デジタルアンプ10の入力部から出力部に至る信号の伝達経路には少なからず遅延が存在し、また、LPF12はPWM変換部11からのスイッチング信号に応答して積分動作を継続しているため、積分されるべき入力信号の前後の状態(すなわち、発振を開始する直前の無信号状態と、発振を停止した直後の無信号状態)がLPF12の出力信号に必ず反映されてしまう。各回路の動作スピードにも依るが、少なくとも、PWM変換部11の発振開始時の最初の1波分と発振停止時の最後の1波分に相当するスイッチング信号については、その発振開始直前/発振停止直後の無信号状態の影響を受けて積分された波形がLPF12から出力されてしまう。図2はその場合の信号波形の一例を示したものであり、図示の例では、+側と−側とでレベルの異なる積分波形W(電圧レベルX)が示されている。
このようにデジタルアンプ10の信号入力がミュート状態にある時でも、PWM変換部11の発振開始時と発振停止時においては、LPF12を通してスピーカ13に供給される信号は、図1に示したようなミュート状態とはならず、図2に示したような波形W(電圧レベルX)を呈するため、この波形Wが「ポップノイズ」として聞こえてしまう。このポップノイズのレベル(X)は、PWM変換部11のスイッチングの電圧差に比例し、また、発振が安定しない初期の過渡状態においてパルス幅AとBのデューティ比が50%の比率を維持できないような場合(A>Bなど)には、発生するノイズレベルが更に増加してしまう。このノイズを観測すると、スイッチング波形の1波又は2波程度に相当する時間が経過すると零(0)レベルに収束している。よって、仮にスイッチング周波数を400kHzとし、ノイズの発生時間を可聴周波数に相当する時間より短くした場合にはポップノイズを解消できるかのように錯覚してしまうが、現実には人間が聴き取ることができるノイズであり、十分にポップノイズとなってしまっている。これは、現在流通しているフルレンジのデジタルアンプが350kHz〜600kHzを主流としており、かつ、ポップノイズの問題が必ずつきまとっている事実からも容易に推考できるであろう。
このようなポップノイズは、原因は異なるが従来のアナログアンプにおいても発生していたため、これに対処するための一般的な方法がとられていた。その方法の一例を図3に示す。図示の方法では、デジタルアンプ10の出力段からスピーカ13に至る各出力ラインL1,L2の途中にそれぞれ直列にリレースイッチ14a,14bを挿入(接続)し、マイコン(図示せず)等からの制御により、アンプ10の電源投入時等(ミュート状態の解除時)にはリレースイッチ14a,14bをオンにしてアンプ10とスピーカ13を接続し(図3(a)参照)、アンプ10の電源遮断時等(ミュート状態の設定時)にはリレースイッチ14a,14bをオフにしてアンプ10とスピーカ13を切り離すようにしている(図3(b)参照)。つまり、アンプ10の出力が安定しない期間中、リレースイッチ14a,14bをオフにすることでアンプ10とスピーカ13の間を遮断するようにしている。その結果、アンプ10においてどのようなノイズが発生しようとも、リレースイッチ14a,14bをオフにしておくことにより、そのノイズがスピーカ13に波及しないようにすることができる。
上記の従来技術に関連する技術としては、例えば、特許文献1に記載されるように、デジタルアンプにおいて、ポップノイズの発生を抑制するにあたり、ミュート状態を解除するまでの待ち時間を短縮できるようにしたものがある。
特開2003−204590号公報
上述したように従来技術に係るデジタルアンプの構成では(図3参照)、ポップノイズの発生に対処するための方法として、アンプ10の出力段からスピーカ13に至る各出力ラインL1,L2にそれぞれ直列にリレースイッチ14a,14bを挿入し、アンプ10の出力が安定しない期間中、リレースイッチ14a,14bをオフにするよう制御していた。
しかしながら、このリレースイッチ14a,14bは、スピーカ13への出力ラインL1,L2に直列に挿入されているため、オン状態(図3(a))にあるときは相当の大電流が流れ、当該スイッチが焼損するおそれがあり、これを回避するためにスピーカ13の定格に耐え得るような大きな電流容量を有している必要があった。このことは、リレースイッチの大型化及び高コスト化につながる。また、一般に大電流を許容するリレースイッチは機械式が殆どであるため、そのオン/オフ動作を高信頼度で行える回数に部品仕様上の制限が課されていた。
また、デジタルアンプ自体は小型化(ICチップ化)を実現できるにもかかわらず、リレースイッチは比較的大型であるため、デジタルアンプと共にリレースイッチを搭載するのに用いる基板の占有面積が大きくなり、全体として大型化するといった問題があった。さらに、コストの面でもデジタルアンプ自体は安価であるが、リレースイッチについては比較的高価であるため、全体としてコストが高くなるといった問題もあった。
本発明は、かかる従来技術における課題に鑑み創作されたもので、ポップノイズを解消もしくは有効に低減すると共に、小型化及びコストの低減化に寄与することができるデジタルアンプを提供することを目的とする。
上記の従来技術の課題を解決するため、本発明の一形態によれば、入力されたアナログ信号をその電圧振幅のレベルに応じたデジタルパルス信号に変換して出力するパルス変換部と、該パルス変換部から出力されたデジタルパルス信号からオーディオ信号成分のみを抽出して出力するローパスフィルタ部と、該ローパスフィルタ部から後段のスピーカに至る信号伝達経路に対し並列に接続され、オンされたときに該スピーカの入力端子間を電気的に短絡するスイッチング素子と、前記パルス変換部によるパルス変換に係る発振動作の開始直前の時点及び停止直前の時点からそれぞれ所定時間が経過するまでの間、前記スイッチング素子をオンさせる制御部とを備えたことを特徴とするデジタルアンプが提供される。
この形態に係るデジタルアンプの構成によれば、スイッチング素子をローパスフィルタ部からの信号伝達経路に対して並列に(すなわち、スピーカに対して並列に)接続し、制御部により特定のタイミングで(すなわち、発振動作の開始直前の時点及び停止直前の時点からそれぞれ所定時間が経過するまでの間)、このスイッチング素子をオンするようにしている。このとき、スピーカの入力端子間は電気的に短絡される。従って、デジタルアンプ内のスイッチング素子よりも前段においてどのようなノイズが発生しようとも、スピーカの入力端子間の「短絡」により、そのノイズ成分による電圧は零(0)レベルとなるので、そのノイズ成分がスピーカを通して出力されるのを完全に防止することができる。その結果、ポップノイズを解消することが可能となる。
また、スピーカへの信号伝達経路に対し並列にスイッチング素子を挿入しているので、このスイッチング素子に要求される電流容量は(従来と比べて)少なくて済み、小型化及び低コスト化を図ることができる。さらに、スイッチング素子の小型化により、MOSトランジスタやフォトダイオード等の半導体スイッチを用いることができるので、従来の機械式のスイッチに要求されていたオン/オフ動作に係る使用回数についての部品仕様上の制限が無くなる。加えて、スイッチング素子の小型化により、デジタルアンプを搭載するのに用いる基板の占有面積を小さくすることができ(小型化に寄与)、また、半導体スイッチは比較的安価であるため、全体として低コスト化に寄与することができる。
また、本発明の他の形態によれば、入力されたアナログ信号をその電圧振幅のレベルに応じたデジタルパルス信号に変換して出力するパルス変換部と、少なくとも、前記パルス変換部から後段のスピーカに至る信号伝達経路に対し並列に接続された第1のキャパシタと、該第1のキャパシタに並列に接続可能に設けられた第2のキャパシタと、該第2のキャパシタに直列に接続され、オンされたときに該第2のキャパシタを前記第1のキャパシタに並列接続するスイッチング素子とを有するローパスフィルタ部と、前記パルス変換部によるパルス変換に係る発振動作の開始直前の時点及び停止直前の時点からそれぞれ所定時間が経過するまでの間、前記スイッチング素子をオンさせる制御部とを備えたことを特徴とするデジタルアンプが提供される。
この形態に係るデジタルアンプの構成によれば、上記の形態に係るデジタルアンプと同様に特定のタイミングでスイッチング素子がオンとなり、このとき、第2のキャパシタが第1のキャパシタに並列に接続されて、ローパスフィルタ部の容量が増加する。つまり、そのカットオフ周波数(fc=1/2πLC)を下げることができ、高い周波数帯域のノイズを抑制することができる。このように、ローパスフィルタ部の容量を変更できるように(つまり、ローパスフィルタ部が行う積分動作の時定数を変えられるように)スイッチング素子が設けられているので、カットオフ周波数を変化させることで、可聴周波数帯域内のポップノイズを有効に低減することができる。
また、この形態に係るデジタルアンプの構成では、上記の形態に係るデジタルアンプの構成とは違い、スイッチング素子はスピーカの入力端子間を短絡するようには接続されていないので、DC成分を出力するタイプのものに適用した場合でも、そのDC成分の電流により当該スイッチング素子が破壊されるといった不都合を解消することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図4は本発明の第1の実施形態に係るデジタルアンプの構成をブロック図(部分的に回路図)の形態で示したものである。
本実施形態に係るデジタルアンプ20は、その増幅段に係る構成として、図示のようにパルス幅変調(PWM)変換回路21と、駆動回路22と、1対のローパスフィルタ(LPF)23a,23bと、本発明の特徴をなすスイッチング素子24と、マイクロコンピュータ(マイコン)等により構成された制御部25とを有している。この制御部25は、デジタルアンプ20全体の動作を制御するものであり、本実施形態ではその増幅動作に関連して後述するようにPWM変換回路21、駆動回路22及びスイッチング素子24を制御する。さらに制御部25は、デジタルアンプ20に入力される信号(この場合、アナログオーディオ信号AS)に対し、その信号入力をミュート状態に設定したり、あるいはそのミュート状態の解除を行う。
PWM変換回路21は、デジタルアンプ20に入力されたアナログオーディオ信号ASの電圧振幅の大小をデジタルパルスの幅の長短に変換するものであり、特に図示はしていないが、その出力信号を入力側にネガティブ・フィードバックさせて自走(発振)することによりアナログ量のオーディオ信号ASを1つのパルス信号に変換し、このパルス信号(発振信号成分)をキャリア信号として、アナログオーディオ信号ASに基づきパルス幅変調してパルス信号を出力する。このPWM変換回路21で行われている発振(スイッチング)動作は制御部25でモニタされており、従って、制御部25では、その発振動作の開始時点及びその停止時点を認識することができる。なお、本実施形態ではPWM方式の変換回路21を用いているが、他の変換方式として、入力されたアナログ信号をデジタルパルスの密度の高低に変換するパルス密度変調(PDM)方式を用いてもよい。
また、駆動回路22は、PWM変換回路21の出力を大電力のデジタルパルス信号に増幅するものであり、特に図示はしていないが、その出力段には、CMOS構成された1対のMOSトランジスタ(pMOSトランジスタ及びnMOSトランジスタ)が各出力ラインにそれぞれ対応して設けられている。この駆動回路22では、各々のMOSトランジスタ対が交互にオン/オフ動作を繰り返すことにより、PWM変換回路21により変調されたパルス信号をBTL形式で各出力ライン上に出力する。これによって、駆動回路22からは互いに逆位相の関係にある1対のデジタルパルス信号が出力される。
この1対のデジタルパルス信号の伝達経路(出力ライン)上にそれぞれLPF23a、LPF23bが接続されており、各LPF23a,23bは、それぞれ対応する出力ラインに直列に挿入されたインダクタL1,L2と、当該出力ラインに並列に挿入されたキャパシタC1,C2とから構成されている。つまり、各LPF23a,23bは、駆動回路22から出力されたデジタルパルス信号を積分することにより、そのデジタルパルス信号からオーディオ信号成分(アナログオーディオ信号AS)のみを抽出する。
なお、本実施形態ではインダクタL1,L2とキャパシタC1,C2からなるLC型のLPF23a,23bとしているが、LPFの構成はこれに限定されないことはもちろんであり、例えば、インダクタの代わりに抵抗素子(R成分)を用いてRC型のLPFとしてもよい。要は、デジタルパルス信号の伝達経路(出力ライン)に対して並列に挿入されたキャパシタを含み、積分機能を有していれば十分である。
また、スイッチング素子24は、各LPF23a,23bからその後段に接続されたスピーカ30に至る信号伝達経路に対して並列に(つまり、各LPF23a,23bの出力ライン間を短絡できるように)接続されている。スイッチング素子24としては、図中右上に例示するように、リレースイッチ24aや半導体スイッチ24b等を好適に用いることができる。このスイッチング素子24は、後述するように制御部25から特定のタイミングで出力される制御信号SC1により、そのオン/オフ動作が制御される。すなわち、スイッチング素子24が「オン」のときは、各LPF23a,23bの出力ライン間(スピーカ30の入力端子間)が電気的に短絡され、スイッチング素子24が「オフ」のときは、図示のように各LPF23a,23bの出力ライン間が遮断された状態となる。
図5は、本実施形態に係るデジタルアンプ20の発振開始時及び発振停止時の動作に係る信号波形を示したものである。
図示のように、制御部25から出力される制御信号SC1は、特定のタイミングでその信号レベルが「オン」(論理的に「ハイ」)又は「オフ」(論理的に「ロー」)に制御される。すなわち、制御信号SC1は、LPF23a,23bへの入力となるスイッチング信号の発振開始の直前の時点(t1)及び発振停止の直前の時点(t2)からそれぞれ所定時間T0 が経過するまでの間、信号レベルが「オン」の状態を維持する。この所定時間T0 は、従来技術(図2)に鑑み、少なくとも、スイッチング信号の発振開始時の最初の1波分(又は発振停止時の最後の1波分)に相当する時間に設定されている。この所定時間T0 の期間中、スイッチング素子24が「オン」されることにより、スピーカ30の入力端子間が電気的に短絡される。
なお、図4に示す構成と図5に示す動作信号波形から明らかなように、スイッチング信号の発振開始直前にスイッチング素子24を「オン」にしてスピーカ30の入力端子間を短絡しているため、この時点でアナログオーディオ信号ASが入力されていると、そのスイッチング素子24に大電流が流れて当該素子が破壊されるおそれがある。よって、制御部25により、スイッチング素子24を「オン」にする時点(t1)の直前に、PWM変換回路21への信号入力をミュート状態に設定し、以降そのミュート状態を保持し、スイッチング素子24を「オフ」にした直後にそのミュート状態を解除するようにする。
このように、第1の実施形態に係るデジタルアンプ20の構成によれば、スイッチング素子24をスピーカ30に対して並列に接続し、制御部25から特定のタイミング(発振の開始前後と停止前後のタイミング)で出力される「オン」状態の制御信号SC1により(図5参照)、スイッチング素子24を「オン」にしてスピーカ30の入力端子間を電気的に短絡している。これによって、デジタルアンプ20内のスイッチング素子24よりも前段においてどのようなノイズが発生しようとも、スピーカ30の入力端子間の「短絡」により、そのノイズ成分による電圧は零(0)レベルとなるので、そのノイズ成分がスピーカ30を通して出力されるのを完全に防止することができる。つまり、ポップノイズを解消することが可能となる。図5において、破線で示すスピーカ入力信号は、ポップノイズが解消されている様子を示している。
また、従来の技術で行われていたような、リレースイッチをスピーカへの出力ラインに直列に挿入する方法では(図3参照)、スピーカ出力の最大値を想定してかなり大きな電流容量をもったリレースイッチを必要とし、そのために大型化及び高コスト化が避けられなかったが、本実施形態に係るデジタルアンプ20では、スピーカ30への出力ラインに対し並列にスイッチング素子24を挿入しているので、このスイッチング素子24に要求される電流容量は少なくて済み、小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、スイッチング素子24が小型化されることにより、MOSトランジスタやフォトダイオード等の半導体スイッチを用いることができるので、従来の機械式のスイッチに要求されていたオン/オフ動作に係る使用回数についての部品仕様上の制限が無くなる。
さらに、スイッチング素子24の小型化により、デジタルアンプ20を搭載するのに用いる基板の占有面積を小さくすることができ(小型化に寄与)、また、半導体スイッチは比較的安価であるため、アンプ20全体として低コスト化に寄与することができる。
上述した第1の実施形態(図4)に係るデジタルアンプ20は、その性能にも依るが、基本的には直流(DC)成分を出力しないタイプのものに好適に適用することができる。このデジタルアンプ20では、上述したようにスイッチング素子24を特定のタイミングでオンしてスピーカ30の入力端子間を短絡するようにしているため、仮にDC成分を出力するにしてもその出力レベルが規定のレベル以下であればそれほど重大な問題は生じないが、規定レベル以上のDC成分を出力したときは、例えばスイッチング素子24として半導体スイッチ24bを用いた場合、そのDC成分の電流が流れることにより半導体スイッチ24bが破壊される可能性がある。以下に説明する実施形態では、かかる不都合を改善している。
図6は本発明の第2の実施形態に係るデジタルアンプの構成をブロック図(部分的に回路図)の形態で示したものである。
本実施形態に係るデジタルアンプ20aは、第1の実施形態(図4)に係るデジタルアンプ20と比べて、スイッチング素子24を設けていない点、LPF23a,23bとは回路構成の異なるLPF26a,26bに置き換えた点で相違する。すなわち、各LPF26a,26bは、それぞれLPF23a,23bと同じように接続されたインダクタL1,L2及びキャパシタC1,C2を有しており、更に、これらキャパシタC1,C2にそれぞれ並列に接続可能に設けられた付加的なキャパシタC3,C4と、これらキャパシタC3,C4にそれぞれ直列に接続されたスイッチング素子27a,27bとを有している。各スイッチング素子27a,27bは、制御部25から特定のタイミングで出力される制御信号SC2により、それぞれオン/オフ動作が制御される。この場合、スイッチング素子27a,27bが「オン」のときは、各キャパシタC3,C4がそれぞれキャパシタC1,C2に並列に接続され、スイッチング素子27a,27bが「オフ」のときは、各キャパシタC3,C4がそれぞれキャパシタC1,C2から切り離された状態となる。また、スイッチング素子27a,27bとしては、第1の実施形態の場合と同様に、リレースイッチ24aや半導体スイッチ24b等を好適に用いることができる。他の構成及びその動作については、第1の実施形態の場合と同じであるので、その説明は省略する。
この第2の実施形態に係るデジタルアンプ20aにおいて、先ず、図示のようにLPF26a,26bにおいてキャパシタC3,C4が切り離されている状態を考える。この状態で、例えば、LPF26a,26bの各インダクタL1,L2のインダクタンスをそれぞれL=22〔μH〕、各キャパシタC1,C2の容量をそれぞれC=0.22〔μF〕とした場合、各LPFのカットオフ周波数は、fc=1/2πLC=33〔kHz〕となり、フルレンジ(20〔Hz〕〜20〔kHz〕)を実現するためには、これ以上カットオフ周波数fcを下げることができない。一方、ノイズの周波数成分の中で人間の耳で聞こえ易い周波数は1kHz以上のため、fc=33〔kHz〕のままでは、スピーカ30から出力されたノイズがそのまま聞こえてしまう。
そこで、本実施形態に係るデジタルアンプ20aでは、ノイズ発生時(すなわち、PWM変換回路21において発振を開始する時点と発振を停止する時点)の前後のタイミングで制御部25から制御信号SC2を出力してスイッチング素子27a,27bを「オン」にすることにより、付加的に設けたキャパシタC3,C4をそれぞれキャパシタC1,C2に並列に接続して、LPF26a,26bの容量をそれぞれC1+C3、C2+C4に増加させている。この容量の増加により、各LPFのカットオフ周波数fc(=1/2πLC)を下げることができ、高い周波数帯域のノイズを抑制することが可能となる。
図7は、そのノイズの抑制を説明するための周波数特性の一例を示したものである。図示のように、同じスイッチング周波数fsの場合、第1の実施形態(図4)よりも本実施形態(図6)の方が、レベルを大きく下げることができる(つまり、高い周波数帯域のノイズを効果的に抑制している)。
このように、第2の実施形態に係るデジタルアンプ20aの構成によれば、上述した第1の実施形態(図4)の場合と同様に特定のタイミングでスイッチング素子27a,27bを「オン」するようにしているので、第1の実施形態の場合と同様の効果を奏することができる。但し、本実施形態では、第1の実施形態のようにスピーカ30の入力端子間を短絡できるようにスイッチング素子24を接続した構成とは違い、各LPF26a,26bの容量を変更できるように(つまり、各LPF26a,26bが行う積分動作の時定数を変えられるように)スイッチング素子27a,27bを接続しているので、ポップノイズを完全に解消することはできないが、LPFのカットオフ周波数(fc)を変化させることで、可聴周波数帯域内のポップノイズを有効に低減することができる。
また、本実施形態に係るデジタルアンプ20aでは、スイッチング素子27a,27bはスピーカ30の入力端子間を短絡するようには接続されていないので、DC成分を出力するタイプのものに適用した場合でも、そのDC成分の電流により当該スイッチング素子が破壊されるといった問題は生じない。
また、付加的なキャパシタC3,C4は信号伝達経路(LPF26a,26bからスピーカ30に至る出力ライン)に対し直列に挿入されていないので、損失が発生せず、効率を悪化させないというメリットがある。加えて、キャパシタC3,C4は、デジタルアンプ20aの通常動作時(つまり、オーディオ信号ASの出力時)はLPF26a,26bから切り離されているので、オーディオ出力の静特性への影響が無い。さらに、キャパシタC3,C4の容量を適当な値に選定することで、可聴周波数帯域内の聞こえ易い周波数全域に低域通過特性をもたせることが可能となる。
上述した第2の実施形態(図6)に係るデジタルアンプ20aでは、LPFのカットオフ周波数(fc)を変化させるために、各LPF26a,26bのキャパシタC1,C2にそれぞれ付加的なキャパシタC3,C4を並列接続可能に設けている。この場合、当該キャパシタC3,C4に直列に接続されたスイッチング素子27a,27bをオンにしたときに、少なからずそのオン抵抗が存在し、これに起因してノイズが発生する可能性もある。そこで、スイッチング素子27a,27b及びキャパシタC3,C4と直列に、所定のインダクタンスを有するインダクタを付加的に挿入するようにしてもよい。
また、第2の実施形態では、LPF26a,26bに付加的に設けるキャパシタC3,C4の個数が1個の場合を例にとって説明したが、必ずしも1個に限定されず、必要に応じて2個以上のキャパシタを付加的に設けることも可能である。
従来技術に係るデジタルアンプの概略構成をその増幅動作に係る各部の信号波形と共に示す図である。 図1のデジタルアンプの問題点を説明するための信号波形図である。 ポップノイズの発生に対処するための従来の方法を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るデジタルアンプの構成を示すブロック図(部分的に回路図)である。 図4のデジタルアンプの動作(発振開始時/発振停止時)を説明するための信号波形図である。 本発明の第2の実施形態に係るデジタルアンプの構成を示すブロック図(部分的に回路図)である。 図6のデジタルアンプによる効果を説明するための周波数特性を示す図である。
符号の説明
20,20a…デジタルアンプ、
21…パルス幅変調(PWM)変換回路、
22…駆動回路、
23a,23b,26a,26b…ローパスフィルタ(LPF)、
24,27a,27b…スイッチング素子、
24a…リレースイッチ、
24b…半導体スイッチ、
25…制御部(マイコン)、
30…スピーカ、
AS…オーディオ信号(アナログ信号)、
C1,C2,C3,C4…キャパシタ、
L1,L2…インダクタ、
SC1,SC2…制御信号。

Claims (4)

  1. 入力されたアナログ信号をその電圧振幅のレベルに応じたデジタルパルス信号に変換して出力するパルス変換部と、
    該パルス変換部から出力されたデジタルパルス信号からオーディオ信号成分のみを抽出して出力するローパスフィルタ部と、
    該ローパスフィルタ部から後段のスピーカに至る信号伝達経路に対し並列に接続され、オンされたときに該スピーカの入力端子間を電気的に短絡するスイッチング素子と、
    前記パルス変換部によるパルス変換に係る発振動作の開始直前の時点及び停止直前の時点からそれぞれ所定時間が経過するまでの間、前記スイッチング素子をオンさせる制御部とを備えたことを特徴とするデジタルアンプ。
  2. 入力されたアナログ信号をその電圧振幅のレベルに応じたデジタルパルス信号に変換して出力するパルス変換部と、
    少なくとも、前記パルス変換部から後段のスピーカに至る信号伝達経路に対し並列に接続された第1のキャパシタと、該第1のキャパシタに並列に接続可能に設けられた第2のキャパシタと、該第2のキャパシタに直列に接続され、オンされたときに該第2のキャパシタを前記第1のキャパシタに並列接続するスイッチング素子とを有するローパスフィルタ部と、
    前記パルス変換部によるパルス変換に係る発振動作の開始直前の時点及び停止直前の時点からそれぞれ所定時間が経過するまでの間、前記スイッチング素子をオンさせる制御部とを備えたことを特徴とするデジタルアンプ。
  3. 前記所定時間は、少なくとも、前記パルス変換部から出力されるパルス信号の1波分に相当する時間に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデジタルアンプ。
  4. 前記スイッチング素子は、半導体スイッチであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデジタルアンプ。
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