JP2005348101A - 広帯域増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帰還量と増幅用トランジスタの動作点とを切り替えてゲインの他にもN/F特性や歪み特性を変える。
【解決手段】 増幅用トランジスタ1と、増幅用トランジスタ1に接続された負帰還回路21とを備え、増幅用トランジスタ1のコレクタバイアス電流を最小のN/Fを呈する電流よりも大きな範囲で大小2通りに切り替えると共に、コレクタバイアス電流の切替に連動して帰還回路21による帰還量を切り替え、コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに帰還量を大きくし、コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに帰還量を小さくした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テレビジョンチューナ等に使用される広帯域増幅器に関する。
従来の広帯域増幅器を図11に従って説明する。入力端子RFINは結合コンデンサCin、入力抵抗r1を介して接地される。結合コンデンサCinと入力抵抗r1ととと接続点aは電界効果トランジスタ(FET)Q1のゲートに接続される。FETQ1のソースは抵抗r2あるいはコンデンサC1を介して接地される。FETQ1のドレインは出力コンデンサCoutを介して出力端子RFOUTに接続される。さらに、FETQ1のドレインはバイアス用チョークコイルL1を介してドレイン電源VDDに接続される。
FETQ1のドレインとバイアス用チョークコイルL1との接続点bと接z句点aにわたって帰還抵抗部11が設けられている。帰還抵抗部11には接続点b側から直流カットコンデンサC2、PINダイオードD1、可変抵抗r3、直流カットコンデンサC3が直列接続されている。そして、PINダイオードD1と直流カットコンデンサC2との接続点はバイアス用チョークコイルL2を介してゲイン制御用電源VCが接続される。さらに、PINダイオードD1と可変抵抗r2との接続点はチョークコイルL3を介して接地されている。
以上の構成では、ゲイン制御用電源VCの電圧を制御することでPINダイオードD1の抵抗が変わり、これによって帰還量が変わるのでゲインが変わる。すなわち、ゲイン制御用電源VCの電圧を高くすればPINダイオードD1の抵抗が小さくなって帰還量が大きくなり、ゲインは低下し、ゲイン制御用電源VCの電圧を低くすればPINダイオードD1の抵抗が大きくなって帰還量が少なくなり、ゲインは上昇する。
特開平08−274548号公報(図1)。
図7に示した広帯域増幅器は帰還量だけを変えてゲインを変えるものであるため、使用目的に応じてN/F特性や歪み特性を制御できなかった。
本発明は、帰還量と増幅用トランジスタの動作点とを切り替えてゲインの他にもN/F特性や歪み特性を変えることを目的とする。
上記課題を解決するため、増幅用トランジスタと、前記増幅用トランジスタに接続された負帰還回路とを備え、前記増幅用トランジスタのコレクタバイアス電流を最小のN/Fを呈する電流よりも大きな範囲で大小2通りに切り替えると共に、前記コレクタバイアス電流の切替に連動して前記負帰還回路による帰還量を切り替え、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに前記帰還量を大きくし、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに前記帰還量を小さくした。
また、前記負帰還回路は前記増幅用トランジスタのエミッタとグランドとの間に接続されたエミッタバイアス抵抗と、一端が前記エミッタバイアス抵抗の途中の点に接続された第1の容量手段とからなり、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときにのみ前記第1の容量手段の他端を接地した。
また、前記増幅トランジスタのベースとグランドとの間に接続された第1のベースバイアス抵抗と、前記第1のベース抵抗の途中の点にコレクタが接続されると共に、エミッタが接地された第1のスイッチトランジスタとを設け、前記第1の容量手段の他端を前記第1のスイッチトランジスタのコレクタに接続した。
また、前記増幅用トランジスタのコレクタとベースとの間に第2のベースバイアス抵抗を接続し、前記第2のベースバイアス抵抗の途中の点とベースとの間に第2の容量手段を接続した。
また、前記負帰還回路は前記増幅用トランジスタのコレクタとベースとの間に接続された第2のベースバイアス抵抗と、前記第2のベースバイアス抵抗の途中の点とベースとの間に接続された第2の容量手段とからなり、前記第2の容量手段の容量値を、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに大きく、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに小さくした。
また、前記第2の容量手段をバラクタダイオードと前記バラクタダイオードの両端側にそれぞれ配置された2つのコンデンサとから構成し、エミッタが接地され、コレクタが電源にプルアップされた第2のスイッチトランジスタを設け、前記バラクタダイオードのアノードを第1の抵抗を介して前記第1のベースバイアス抵抗の途中の点に接続すると共にカソードを第2の抵抗を介して前記第2のスイッチトランジスタのコレクタに接続し、前記第2のスイッチトランジスタを、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときにオンにし、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときにオフにした。
また、前記負帰還回路は前記増幅用トランジスタのコレクタとベースとの間に接続された第2のベースバイアス抵抗と、前記第2のベースバイアス抵抗の途中の点とベースとの間に接続された第2の容量手段とからなり、前記第2のベースバイアス抵抗の抵抗値を、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに小さく、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに大きくした。
また、前記第2のベースバイアス抵抗は前記増幅用トランジスタのコレクタ側とベース側にそれぞれ配置されて相互に直列接続された第3及び第4の抵抗と、一端が前記増幅用トランジスタのコレクタに接続された第5の抵抗とを有し、エミッタが接地された第2のスイッチトランジスタと、前記第3の抵抗と前記第4の抵抗との接続点にアノードが接続され、カソードが前記第2の容量手段に接続されたスイッチダイオードとを設け、前記スイッチダイオードのカソードに前記第5の抵抗の他端を接続し、カソードを前記第2のスイッチトランジスタのコレクタに接続し、前記第2のスイッチトランジスタを、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときにオンにし、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときにオフにした。
また、前記増幅トランジスタのベースとグランドとの間に接続された第1のベースバイアス抵抗と、前記第1のベース抵抗の途中の点にコレクタが接続されると共に、エミッタが接地された第1のスイッチトランジスタとを設け、前記第1の容量手段の他端を前記第1のスイッチトランジスタのコレクタに接続し、前記第2のスイッチトランジスタのベースを前記第1のスイッチトランジスタのコレクタに接続した。
また、前記エミッタバイアス抵抗に第3の容量手段を並列に接続した。
請求項1の発明によれば、増幅用トランジスタのコレクタバイアス電流を最小のN/Fを呈する電流よりも大きな範囲で大小2通りに切り替えると共に、コレクタバイアス電流の切替に連動して負帰還回路による帰還量を切り替え、コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに帰還量を大きくし、コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに帰還量を小さくしたので、コレクタバイアス電流を大きくすると歪みが少なくなると共に、帰還量が大きくなってゲインが下がる。よって、強電界のテレビジョン信号を増幅するのに適する。また、コレクタバイアス電流を小さくすると、N/Fが改善されると共に、帰還量が小さくなってゲインが上昇する。よって、弱電界のテレビジョン信号を増幅するのに適する。
また、請求項2の発明によれば、負帰還回路は増幅用トランジスタのエミッタとグランドとの間に接続されたエミッタバイアス抵抗と、一端がエミッタバイアス抵抗の途中の点に接続された第1の容量手段とからなり、コレクタバイアス電流を小に切り替えたときにのみ第1の容量手段の他端を接地したので、帰還量を大きくすることができる。
また、請求項3の発明によれば、増幅トランジスタのベースとグランドとの間に接続された第1のベースバイアス抵抗と、第1のベース抵抗の途中の点にコレクタが接続されると共に、エミッタが接地された第1のスイッチトランジスタとを設け、第1の容量手段の他端を第1のスイッチトランジスタのコレクタに接続したので、第1のスイッチトランジスタのオン/オフによってコレクタバイアス電流と帰還量とを切り替えることができる。
また、請求項4の発明によれば、増幅用トランジスタのコレクタとベースとの間に第2のベースバイアス抵抗を接続し、第2のベースバイアス抵抗の途中の点とベースとの間に第2の容量手段を接続したので、更に帰還量を増やすことができる。
また、請求項5の発明によれば、負帰還回路は増幅用トランジスタのコレクタとベースとの間に接続された第2のベースバイアス抵抗と、第2のベースバイアス抵抗の途中の点とベースとの間に接続された第2の容量手段とからなり、第2の容量手段の容量値を、コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに大きく、コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに小さくしたので、コレクタバイアス電流の大小の切り替えに対応して帰還量も切り替えられる。
また、請求項6の発明によれば、第2の容量手段をバラクタダイオードとバラクタダイオードの両端側にそれぞれ配置された2つのコンデンサとから構成し、エミッタが接地され、コレクタが電源にプルアップされた第2のスイッチトランジスタを設け、バラクタダイオードのアノードを第1の抵抗を介して第1のベースバイアス抵抗の途中の点に接続すると共にカソードを第2の抵抗を介して第2のスイッチトランジスタのコレクタに接続し、第2のスイッチトランジスタを、コレクタバイアス電流を大に切り替えたときにオンにし、コレクタバイアス電流を小に切り替えたときにオフにしたので、第2のスイッチトランジスタをオンにしたときには第2の容量手段の容量値が大きくなって帰還量が大きくなり、第2のスイッチトランジスタをオフにしたときには第2の容量手段の容量値が小さくなって帰還量が小さくなる。
また、請求項7の発明によれば、負帰還回路は増幅用トランジスタのコレクタとベースとの間に接続された第2のベースバイアス抵抗と、第2のベースバイアス抵抗の途中の点とベースとの間に接続された第2の容量手段とからなり、第2のベースバイアス抵抗の抵抗値を、コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに小さく、コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに大きくしたので、コレクタバイアス電流の大小の切り替えに対応して帰還量も切り替えられる。
また、請求項8の発明によれば、第2のベースバイアス抵抗は増幅用トランジスタのコレクタ側とベース側にそれぞれ配置されて相互に直列接続された第3及び第4の抵抗と、一端が増幅用トランジスタのコレクタに接続された第5の抵抗とを有し、エミッタが接地された第2のスイッチトランジスタと、第3の抵抗と第4の抵抗との接続点にアノードが接続され、カソードが第2の容量手段に接続されたスイッチダイオードとを設け、スイッチダイオードのカソードに第5の抵抗の他端を接続し、カソードを第2のスイッチトランジスタのコレクタに接続し、第2のスイッチトランジスタを、コレクタバイアス電流を大に切り替えたときにオンにし、コレクタバイアス電流を小に切り替えたときにオフにしたので、第2のスイッチトランジスタをオンにしたときにはスイッチダイオードがオンとなって第2のベースバイアス抵抗の抵抗値が小さくなって帰還量が大きくなり、第2のスイッチトランジスタをオフにしたときにはスイッチダイオードがオフとなって第2のベースバイアス抵抗の抵抗値が大きくなって帰還量が小さくなる。
また、請求項9の発明によれば、増幅トランジスタのベースとグランドとの間に接続された第1のベースバイアス抵抗と、第1のベース抵抗の途中の点にコレクタが接続されると共に、エミッタが接地された第1のスイッチトランジスタとを設け、第1の容量手段の他端を第1のスイッチトランジスタのコレクタに接続し、第2のスイッチトランジスタのベースを第1のスイッチトランジスタのコレクタに接続したので、第1のスイッチトランジスタのオン/オフによって増幅用トランジスタのコレクタバイアス電流と2つの負帰還回路の帰還量とを同時に切り替えられる。
また、請求項10の発明によれば、エミッタバイアス抵抗に第3の容量手段を並列に接続したので、ゲインの周波数特性を補正できる。
本発明の広帯域増幅器を図1乃至図10を参照して説明する。図1は第1の実施形態を示し、図2及び図3はその等価回路を示す。また、図4は第2の実施形態を示し、図5及び図6はその等価回路を示す。また、図7は第3の実施形態を示し、図8及び図9はその等価回路を示す。また、図10は本発明の広帯域増幅器に使用される増幅用トランジスタのコレクタ電流に対する雑音指数(N/F)の特性図である。
先ず、図1において、増幅用トランジスタ1は、ベースが入力端子RFinに結合され、コレクタが出力端子RFoutに結合される。コレクタは負荷抵抗2によって電源Bにプルアップされる。コレクタとベースとの間には第2のベースバイアス抵抗3(直列接続された第1の抵抗3aと第2の抵抗3bとからなる)が接続される。また第2のベースバイアス抵抗3の途中の点(第3の抵抗3aと第4の抵抗3bとの接続点)が第2の容量手段4を介してベースに接続される。よって、第2のベースバイアス抵抗3と第2の容量手段4とによって第2の負帰還回路21が構成される。
また、エミッタはエミッタバイアス抵抗5(直列接続された抵抗5a、5bからなる)を介して接地される。さらに、エミッタは第3の容量手段6を介して接地される。第3の容量手段6はバイパス用として機能するものではないので、エミッタバイアス抵抗5と第3の容量手段6とによって第1の負帰還回路22が構成される。
ベースは、第1のベースバイアス抵抗7(直列接続された抵抗7a、7bからなる)を介して接地される。第1のベースバイアス抵抗7の途中の点(抵抗7aと7bとの接続点)には第1のスイッチトランジスタ8のコレクタが接続され、エミッタは接地される。そして、エミッタバイアス抵抗5の途中の点(抵抗5aと5bとの接続点)と第1のスイッチトランジスタ8のコレクタとの間に第1の容量手段9が接続される。第1の容量手段9も第2の帰還回路22の一部を構成している。第1のスイッチトランジスタ8のベースには、これをオン/オフに切り替えるための切替電圧が入力される。
図10は増幅用トランジスタ1のコレクタ電流に対する雑音指数(N/F)の特性図であり、N/Fはコレクタ電流が5mA程度で最良(最低値)を示す。また5mAを越えるとN/Fは悪化し、5mA以下に下がってもN/Fは悪化する。そして、通常は、ゲインと歪みとの観点から、コレクタ電流は10mA以上となるようにバイアスされる。
図2は、第1のスイッチトランジスタ8がオフ状態での等価回路である。この状態では、増幅用トランジスタ1には図7のA点のコレクタバイアス電流(例えば、20mA以上)が流れる。そして、コレクタとベースとの間に設けられた第2のベースバイアス抵抗3と第2の容量手段4とによって負帰還がかかり、エミッタバイアス抵抗5と第3の容量手段6とによって負帰還がかかる。
また、図3は、第1のスイッチトランジスタ8がオン状態での等価回路である。この状態では、ベースは第1のベースバイアス抵抗7の一部(7a)によって接地されるので、増幅用トランジスタ1には図7のB点のコレクタバイアス電流(例えば20mA以下、但し5mAよりも大きい)が流れる(図2よりもコレクタバイアス電流が少なくなる)。そして、コレクタとベースとの間に設けられた第2のベースバイアス抵抗3と第2の容量手段4とによって負帰還がかかると共に、エミッタバイアス抵抗5と第1の容量手段9と第3の容量手段6とによって負帰還がかかる。
図2と図3とを比較すると、図2ではコレクタバイアス電流が大きくなるので歪みが少なくなる。また、エミッタとグランドとの間のインピーダンスは、第1の容量手段9がエミッタバイアス抵抗5の一部(5b)に並列接続されることで、小さくなるので、その分だけ帰還量が大きくなってゲインが下がる。
一方、図3では、コレクタバイアス電流が少なくなるので、N/Fが改善され、エミッタでの帰還量が小さくなるのでゲインが上昇する。
このことから、図2では強電界のテレビジョン信号等を増幅するのに適し、図3では弱電界あるいは中電界のテレビジョン信号等を増幅するのに適する。
図4は第2の実施形態を示し、第2の容量手段4を2つのコンデンサ4a、4bと、これらの間に接続されたバラクタダイオード4cとから構成している。さらに、第1のスイッチトランジスタ8によって制御される第2のスイッチトランジスタ10を設け、エミッタを接地すると共に、ベースを第1のスイッチトランジスタ8のコレクタに接続し、コレクタを抵抗12によって電源にプルアップし、コレクタを第2の抵抗13によってバラクタダイオード4cのカソードに接続し、アノードを第1の抵抗14によって第2のベースバイアス抵抗3の途中の点に接続している。
この構成では、第1のスイッチトランジスタ8がオフのときは、第2のスイッチトランジスタ10がオンとなり、逆に、第1のスイッチトランジスタ8がオンの時は第2のスイッチトランジスタ10はオフとなる。図5は、第1のスイッチトランジスタ8がオフ、第2のスイッチトランジスタ10がオンのときの等価回路であり、この時はバラクタダイオード4cは順方向にバイアスされてオンするので、第2の容量手段4は2つのコンデンサ4a、4bのみとなる。また、図6は、第1のスイッチトランジスタ8がオン、第2のスイッチトランジスタ10がオフのときの等価回路であり、この時はバラクタダイオード4cは逆方向にバイアスされるので、第2の容量手段4は2つのコンデンサ4a、4bとバラクタダイオード4cとの直列回路となる。従って、図6では図5よりも帰還量が少なくなり、一層ゲインが上がる。よって、弱電界及び中電界のテレビジョン信号等の増幅に適する。
図7に示す第3の実施形態では、第2の帰還回路22の構成が図4とは異なる。すなわち、第2のベースバイアス抵抗3は、増幅トランジスタ1のコレクタに接続された第3の抵抗3aと、これに直列接続されてベースに接続された第4の抵抗3bと、一端がコレクタに接続された第5の抵抗3cとを有し、スイッチダイオード15のアノードが第3の抵抗3aと第4の抵抗3bとの接続点に接続され、カソードが第2の容量手段4に接続される。
そして、第5の抵抗3cの他端がスイッチダイオード15のカソードと第2の容量手段4との接続点に接続される。また、この接続点は第6の抵抗16を介して第2のスイッチトランジスタ10のコレクタに接続される。第2のスイッチトランジスタ10のエミッタは接地され、ベースは第1のスイッチトランジスタ8のコレクタに接続される。その他の構成は図4に示すものと同じである。
図7においても、第1のスイッチトランジスタ8と第2のスイッチトランジスタ10とのオン/オフ動作は逆となる。そして、第1のスイッチトランジスタ8がオフで第2のスイッチトランジスタ10がオンのときは、スイッチダイオード15がオンとなるので図8の等価回路となり、第2の帰還回路22は図2及び図5と同じとなる。よって、ゲインが低下する。
そして、増幅用トランジスタ1のコレクタバイアス電流が増加して歪み特性が良くなる。また、第2の帰還回路22においては第3の抵抗3aと第5の抵抗3cとが並列に接続され第4の抵抗3bとの接続点と増幅用トランジスタ1のベースとの間に第四の容量手段4が接続された形となる。その結果、帰還量が大きくなってゲインが低下する。従って、この状態では強電界のテレビジョン信号等の増幅用として好適である。
また、第1のスイッチトランジスタ8がオンで第2のスイッチトランジスタ10がオフのときは、スイッチダイオード15がオフとなるので、図9の等価回路となり、第2の帰還回路22は図3及び図6と同じとなる。よって、ゲインが上昇する。そして、増幅用トランジスタ1のコレクタバイアス電流が少なくなってN/Fが良くなる。また、第2の帰還回路22による帰還量は少なくなりゲインが上昇する。よって、この状態では弱電界のテレビジョン信号等を増幅するのに都合がよい。
本発明の広帯域増幅器の第1の実施形態を示す回路図である。 本発明の広帯域増幅器の第1の実施形態における等価回路図である。 本発明の広帯域増幅器の第1の実施形態における等価回路図である。 本発明の広帯域増幅器の第2の実施形態を示す回路図である。 本発明の広帯域増幅器の第2の実施形態における等価回路図である。 本発明の広帯域増幅器の第2の実施形態における等価回路図である。 本発明の広帯域増幅器の第3の実施形態を示す回路図である。 本発明の広帯域増幅器の第3の実施形態における等価回路図である。 本発明の広帯域増幅器の第3の実施形態における等価回路図である。 本発明の広帯域増幅器に使用する増幅用トランジスタの雑音指数特性図である。 従来の広帯域増幅器の構成を示す回路図である
符号の説明
1:増幅用トランジスタ
2:負荷抵抗
3:第2のベースバイアス抵抗
3a:第3の抵抗
3b:第4の抵抗
3c:第5の抵抗
4:第2の容量手段
4a、4b:コンデンサ
4c:バラクタダイオード
5:エミッタバイアス抵抗
6:第3の容量手段
7:第1のベースバイアス抵抗
8:第1のスイッチトランジスタ
9:第1の容量手段
10:第2のスイッチトランジスタ
12:抵抗
13:第2の抵抗
14:第1の抵抗
15:スイッチダイオード
16:第6の抵抗
21:第1の負帰還回路
22:第2の負帰還回路

Claims (10)

  1. 増幅用トランジスタと、前記増幅用トランジスタに接続された負帰還回路とを備え、前記増幅用トランジスタのコレクタバイアス電流を最小のN/Fを呈する電流よりも大きな範囲で大小2通りに切り替えると共に、前記コレクタバイアス電流の切替に連動して前記負帰還回路による帰還量を切り替え、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに前記帰還量を大きくし、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに前記帰還量を小さくしたことを特徴とする広帯域増幅器。
  2. 前記負帰還回路は前記増幅用トランジスタのエミッタとグランドとの間に接続されたエミッタバイアス抵抗と、一端が前記エミッタバイアス抵抗の途中の点に接続された第1の容量手段とからなり、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときにのみ前記第1の容量手段の他端を接地したことを特徴とする請求項1に記載の広帯域増幅器。
  3. 前記増幅トランジスタのベースとグランドとの間に接続された第1のベースバイアス抵抗と、前記第1のベース抵抗の途中の点にコレクタが接続されると共に、エミッタが接地された第1のスイッチトランジスタとを設け、前記第1の容量手段の他端を前記第1のスイッチトランジスタのコレクタに接続したことを特徴とする請求項2に記載の広帯域増幅器。
  4. 前記増幅用トランジスタのコレクタとベースとの間に第2のベースバイアス抵抗を接続し、前記第2のベースバイアス抵抗の途中の点とベースとの間に第2の容量手段を接続したことを特徴とする請求項2又は3に記載の広帯域増幅器。
  5. 前記負帰還回路は前記増幅用トランジスタのコレクタとベースとの間に接続された第2のベースバイアス抵抗と、前記第2のベースバイアス抵抗の途中の点とベースとの間に接続された第2の容量手段とからなり、前記第2の容量手段の容量値を、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに大きく、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに小さくしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の広帯域増幅器。
  6. 前記第2の容量手段をバラクタダイオードと前記バラクタダイオードの両端側にそれぞれ配置された2つのコンデンサとから構成し、エミッタが接地され、コレクタが電源にプルアップされた第2のスイッチトランジスタを設け、前記バラクタダイオードのアノードを第1の抵抗を介して前記第1のベースバイアス抵抗の途中の点に接続すると共にカソードを第2の抵抗を介して前記第2のスイッチトランジスタのコレクタに接続し、前記第2のスイッチトランジスタを、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときにオンにし、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときにオフにしたことを特徴とする請求項5に記載の広帯域増幅器。
  7. 前記負帰還回路は前記増幅用トランジスタのコレクタとベースとの間に接続された第2のベースバイアス抵抗と、前記第2のベースバイアス抵抗の途中の点とベースとの間に接続された第2の容量手段とからなり、前記第2のベースバイアス抵抗の抵抗値を、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときに小さく、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときに大きくしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の広帯域増幅器。
  8. 前記第2のベースバイアス抵抗は前記増幅用トランジスタのコレクタ側とベース側にそれぞれ配置されて相互に直列接続された第3及び第4の抵抗と、一端が前記増幅用トランジスタのコレクタに接続された第5の抵抗とを有し、エミッタが接地された第2のスイッチトランジスタと、前記第3の抵抗と前記第4の抵抗との接続点にアノードが接続され、カソードが前記第2の容量手段に接続されたスイッチダイオードとを設け、前記スイッチダイオードのカソードに前記第5の抵抗の他端を接続し、カソードを前記第2のスイッチトランジスタのコレクタに接続し、前記第2のスイッチトランジスタを、前記コレクタバイアス電流を大に切り替えたときにオンにし、前記コレクタバイアス電流を小に切り替えたときにオフにしたことを特徴とする請求項7に記載の広帯域増幅器。
  9. 前記増幅トランジスタのベースとグランドとの間に接続された第1のベースバイアス抵抗と、前記第1のベース抵抗の途中の点にコレクタが接続されると共に、エミッタが接地された第1のスイッチトランジスタとを設け、前記第1の容量手段の他端を前記第1のスイッチトランジスタのコレクタに接続し、前記第2のスイッチトランジスタのベースを前記第1のスイッチトランジスタのコレクタに接続したことを特徴とする請求項6又は8に記載の広帯域増幅器。
  10. 前記エミッタバイアス抵抗に第3の容量手段を並列に接続したことを特徴とする請求項第2乃至9の何れかに記載の広帯域増幅器。
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