JP2005347963A - 下地検出方法及び同方法を用いた画像処理装置 - Google Patents

下地検出方法及び同方法を用いた画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 下地領域の有無及びその領域を適正的確に検出できるようにする。
【解決手段】 画像データにおいて下地検出処理部にて下地が検出されると、その下地は下地除去処理部において除去される。下地検出処理部は、明度情報と2つの色度情報とに分離された画像データをビット列の上位から順に並べて1つのMビットのデータとするビット統合手段と、全画像データに対して前記Mビットの度数分布を作成する度数分布作成手段と、前記度数分布において予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値とその度数を算出する度数算出手段と、前記算出した度数と前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値に基づいて検出すべき下地領域があるか否かを判定する下地領域判定手段と、下地領域があると判定された場合に、前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値と画像データとを対比して下地領域を検出する下地領域検出手段とを備えている。
【選択図】図2

Description

この発明は、下地検出すべき画像の画像情報に基づいて度数分布を作成し、作成した度数分布を用いて下地領域を検出する下地検出方法、同方法を用いた画像処理方法、同方法を実行するプログラム、同方法を実行するプログラムが格納された記録媒体、同方法を用いた画像処理装置、および画像形成装置に関する。
従来から、画像の下地領域を検出するためにヒストグラムを作成する手段が知られている。
例えば、スキャナで読み取った画像データを明度L成分データおよび色度a,b成分データに変換し、そのL成分に対してのみ下地検出・除去処理を施す方法が提案されている(特許文献1参照。)。
また、画像読み取り手段で読み取ったカラー画像情報より下地情報を検出する際に、カラー画像情報より明度情報および彩度情報を検出し、この明度情報と彩度情報の検出結果から注目しているカラー画像情報が下地部分である度合いを示すパラメータを検出し、この検出結果に基づいて下地検出処理を制御する手段が提案されている(特許文献2参照。)。
特開平5−207280号公報 特開平8−251408号公報
しかし、上述の特許文献1の手段のように、単にL成分の明度のみで下地と判定するのでは、下地と同等の明度を持ち下地と異なる色を持つ領域まで下地と判定されてしまう場合がある。例えば、白に近いグレーの下地と黄色い画像領域を持つ原稿の場合、L成分のみで判定してしまうと、グレーの領域と黄色の領域が同一の明度の下地領域と判定され、実際には画像領域である黄色い画像領域までも下地と判定され除去されてしまう恐れがある。
同様に、特許文献2の手段では、明度情報と彩度情報を使用しているものの、色相情報を用いておらず、また、明度情報の頻度検出と彩度情報の頻度検出が独立に行われているため、正しく下地検出処理を制御できない場合がある。例えば、本来白に近いグレーの下地を検出したいにも関わらず、そのグレーと同じ明度でグレーよりもう少し彩度の高い複数の色相の画像データが存在していた場合、個々の色相毎での画素数では、グレーの下地の画素数には及ばないものの、同一彩度の複数色相として彩度情報の頻度分布が形成され、本来下地となるべき頻度最高の明度情報と頻度最高の彩度情報とはならず、複数の色相の頻度最高の彩度情報を持つ画像領域が下地として判定され除去されてしまう可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、下地領域の有無及びその領域を適正的確に検出できる下地検出方法及びその方法を用いた画像処理方法等を提供することである。
この発明は、明度情報と2つの色度情報とに分離された画像データをビット列の上位から順に並べて1つのMビットのデータとする第1ステップと、
全画像データに対して前記Mビットの度数分布を作成する第2ステップと、
前記度数分布において予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値とその度数を算出する第3ステップと、
前記算出した度数と前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値とに基づいて検出すべき下地領域があるか否かを判定する第4ステップと、
を備えることを特徴とする。
また、前記第4ステップにおいて下地領域があると判定された場合に、前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値と画像データとを対比して下地領域を検出する第5ステップを備えることを特徴とする。
さらに、前記第5ステップにおいて下地領域を検出した後に、度数分布の度数が最大となるMビット値に基づいて下地領域を除去する第6ステップと、を備えることを特徴とする。
この発明では、下地領域を次の原理で検出する。
すなわち、もし検出すべき下地領域が存在する場合には、下地領域は原稿画像の全体に存在し、したがって原稿の全画素数に対して一定以上の画素数の下地領域が存在すると考えられる。また、その下地領域は下地除去すべき対象であるべきことから、所定以下の濃度と彩度であると考えられる。したがって、上述のように濃度と彩度を含む度数分布を作成して度数が閾値以上となる階級値のMビット値を算出し、閾値以上の階級値が存在すれば、原稿の全画素数に対して一定以上の画素数の下地領域候補が存在することになる。
この発明の構成においては、画像データの明度情報と色度情報を1つのパラメータとして扱えるので、明度と色度に相関のある下地領域の有無及び下地検出が可能となる。また、検出すべき下地領域が存在するか否かがまず判定された後で下地領域が検出されるので、誤った下地検出が低減され、下地領域のみが的確に検出される。この発明で、Mビット値とは、明度情報と2つの色度情報の各々のビット数の総和をいう。例えば、元の画像データの明度情報のビット数が8ビット、2つの色度情報のビット数が各々8ビットであるなら、Mビット値は、8*3=24ビットとなる。後述のように、演算等の負担を軽減するために、元の画像データの再量子化により、このMビット値の圧縮も可能である。
この発明の実施態様では、前記第1ステップの前に、前記画像データを元のビット数よりも少ないビット数に再量子化するステップをさらに含む。
この構成においては、再量子化された画像情報に基づいて度数分布が作成されるので、度数分布の作成が簡素化され、制御に要する負担が軽減される。また、度数分布のために用いられるメモリ容量が少なくて済む。さらに、作成された度数分布に基づいて行われる下地検出の判定も簡素化される。
この発明の他の実施態様では、前記再量子化では、色度情報の再量子化ビット数を明度情報の再量子化ビット数以下とする。
この構成においては、下地領域の判定には画像データの明度情報の方が色度情報よりも精度良く検出が可能であることから、ビット数を削減する場合にはなるべく明度情報を残して、色度情報の方で、よりビット数を削減するようにすることで、精度を保ちつつ、情報量の削減が可能となる。
この発明の他の実施態様では、前記第4ステップでは、前記第3ステップで算出されたMビット値について、その全部が所定の範囲内にない場合、検出すべき下地領域がないと判定する。
この構成においては、予め下地領域として定義した色や濃度をMビットで表した際の範囲として設定しておくことで、もし、第3ステップで算出されたMビット値が下地領域として十分な領域の画素数であったとしても、それが下地と定義した色や濃度のものであるMビットの範囲外である場合には、下地領域ではないと判断でき、誤って下地領域の存在しない画像データに対して下地領域を検出してしまうことを防止できる。
この発明の他の実施態様では、前記第4ステップにおいて、前記第3ステップで算出されたMビット値について、前記所定の範囲にあるものの総和を求め、この値が所定の閾値未満である場合には、検出すべき下地領域がないと判定する。
この構成においては、度数の総和が画像データの中で下地領域候補の存在している画素数を示すことになるが、それが閾値未満である場合には、下地領域としては不十分な領域の画素数であると判断できる。これにより、誤って下地領域の存在しない画像データに対して下地領域を検出してしまうことを防止できる。
この発明の他の実施態様では、前記第4ステップでは、前記第3ステップで算出されたMビット値のうち、その値が前記所定の範囲内にあるMビット値を抽出し、その抽出したMビット値に等しい値を持つ画像データの領域を下地領域と判定する。
この発明の他の実施態様では、検出された下地領域に対して孤立領域除去処理を施して得られた領域を下地領域とするステップをさらに含む。
下地領域として検出されるべき画素がノイズによって下地領域として検出されない場合や、逆に、写真画像等の中に下地領域と同じ画像情報の画素が一部存在するとその画素が下地として検出されてしまう場合がある。この構成においては、このような孤立した一部の領域の画素は、その回りの画素の画像情報に基づいて除去される。また、一旦検出された下地領域に対して、さらに孤立領域除去処理が施される。したがって、下地領域として検出されるべき画素は下地領域として適正に検出され、下地領域でない画素は下地領域から的確に除去される。
この発明の他の実施態様では、検出された下地領域ごとの画素数を算出し、前記画素数が予め設定される所定値未満である場合にはその領域を下地領域から除去する処理を施すステップをさらに含む。
この構成においては、閉領域の画素数が所定値未満の領域は下地領域から除去されるので、予め所望の閾値を設定することによって、下地領域とは認められない小さい領域が下地領域から除去され、下地領域のみが適正に検出される。また、孤立領域除去処理が施された後にさらにこの処理が施されることで、いっそう適正に下地領域のみが検出される。
この発明の他の実施態様では、上記の下地検出方法と、この下地検出方法によって検出された下地領域について、画像として印字されないようにその領域の画像データを除去する下地除去処理ステップとを備えている。
この構成においては、上述の下地検出方法によって適正的確に検出された下地領域のみに対して下地除去処理が施されるので、文字画像や写真画像等の中に下地領域と同じ画像情報の画素が存在する場合でも、文字画像や写真画像等の中の画素は除去されることなく、下地領域の画素のみが的確に除去される。
以下に、この発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。
図1は、この発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の概略の構成を示すブロック図である。
カラー画像形成装置10は、カラー画像入力装置11、カラー画像処理装置20、およびカラー画像出力装置12を含む。カラー画像入力装置11によって入力されたRGB(R:赤、G:緑、B:青)のアナログ信号の画像データは、カラー画像処理装置20内において後述する処理が施され、CMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:黒)のデジタルカラー信号として、カラー画像出力装置12へ出力される。
カラー画像入力装置11は、この実施形態ではCCD(Charge Coupled Device )を備えたスキャナであり、原稿画像からの反射光像を、RGBのアナログ信号として読み取り、カラー画像処理装置20に出力する。カラー画像処理装置20については後述する。カラー画像出力装置12は、原稿画像の画像データを記録用紙上に出力する電子写真方式またはインクジェット方式などのプリンタである。また、カラー画像出力装置12は、ディスプレイ等の表示装置であってもよい。
カラー画像処理装置20は、A/D(アナログ/デジタル)変換部21を含む。A/D変換部21では、カラー画像入力装置11から入力されたRGBのアナログ信号が例えば8ビットのデジタル信号に変換される。A/D変換部21から出力されたRGBのデジタル信号はシェーディング補正部22に入力される。シェーディング補正部22では、入力されたRGBのデジタル信号に対して、カラー画像入力装置11の照明系、結像系、撮像系で生じた各種の歪みを取り除く処理が施される。シェーディング補正部22から出力されたRGB信号は入力階調補正部23に入力される。
入力階調補正部23では、シェーディング補正部22において各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)に対して、カラーバランスを整えるとともに、濃度信号などカラー画像処理装置20に採用されている扱い易い信号に変換する処理が施される。入力階調補正部23から出力されたRGB信号は色空間変換部24に入力される。
色空間変換部24では、RGB信号がLC1C2(L:明度、C1・C2:色度)の色空間に変換され、変換後のLC1C2信号が出力されてメモリ25に一時的に格納される。また、同時に、画像データから下地領域の有無とその領域を検出する下地検出処理部26に入力される。
下地検出処理部26では、必要に応じて、入力されたLC1C2信号を例えばL信号は8ビットから5ビットに、C1およびC2信号は8ビットから3ビットに再量子化する。そして、8ビットまたは再量子化されたLC1C2信号に基づいて画像の下地領域の有無とその領域が検出され、検出結果がメモリ25に出力され一時的に格納される。詳細については後述する。
下地検出処理部26での検出結果がメモリ25に格納されると、下地除去処理部27では、色空間変換部24から直接メモリ25に格納された画像データ(LC1C2信号)と、下地検出処理部26の検出結果とがメモリ25から読み出され、画像データ(LC1C2信号)に対して下地検出結果に基づいて下地除去処理が施される。詳細については後述する。下地除去処理部27から出力されたLC1C2信号は領域分離処理部28に入力される。
領域分離処理部28では、LC1C2信号に基づき、入力された画像中の各画素が文字領域、網点領域、写真領域の何れかに分離される。領域分離処理部28では、分離結果に基づいて、各画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号が、空間フィルタ処理部29、黒生成下色除去部32、および階調再現処理部34へと入力されるとともに、下地除去処理部27から入力されたLC1C2信号が領域識別信号に同期して空間フィルタ処理部29へ入力される。
空間フィルタ処理部29では、領域分離処理部28から入力されたLC1C2信号の画像データに対して、領域識別信号に基づきデジタルフィルタによる空間フィルタ処理が施される。これによって、空間周波数特性が補正され、カラー画像出力装置12における出力画像のぼやけや粒状性劣化が防止される。例えば、領域分離処理部28において文字領域に分離された領域は、特に黒文字または色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ処理部29において、空間フィルタ処理の一つである鮮鋭強調処理が施され高周波成分が強調される。また、領域分離処理部28において網点領域に分離された領域は、空間フィルタ処理部29において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。空間フィルタ処理部29で処理が施された画像データは変倍処理部30へ入力される。
変倍処理部30では、空間フィルタ処理が施された画像データに対し、所定倍率になるように拡大演算処理または縮小演算処理が施される。処理後のLC1C2信号は色補正部31へ入力される。
色補正部31では、入力されたLC1C2信号の画像データがCMYの色空間に変換されるとともに、カラー画像出力装置12に合わせて色補正が施される。補正後のCMY信号の画像データは黒生成下色除去部32へ入力される。
黒生成下色除去部32では、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成処理、および元のCMY信号から黒生成処理で取得されたK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理が施され、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。黒生成処理の一例を以下に示す。例えばスケルトンブラックによる黒生成を行う処理(一般的処理)では、スケルトンカーブの入出力特性をy=f(x)とし、入力されるデータをC、M、Yとし、出力されるデータをC' 、M' 、Y' 、K' とし、UCR(Under Color Removal )率をα(0<α<1)とすると、黒生成下色除去処理は以下の数式1で表わされる。
(数式1)
K' =f{min(C,M,Y)}
C' =C−αK'
M' =M−αK'
Y' =Y−αK'
黒生成下色除去部32から出力されたCMYK信号は、出力階調補正部33を介して階調再現処理部34に入力される。
階調再現処理部34では、空間フィルタ処理部29と同様に、CMYK信号の画像データに対して、領域分離処理部28から入力される領域識別信号に基づき所定の処理が施される。例えば、領域分離処理部28において文字領域に分離された領域は、特に黒文字または色文字の再現性を高めるために、階調再現処理部34において、カラー画像出力装置における高域周波数成分の再現に適するように二値化処理または多値化処理が選択されて施される。また、領域分離処理部28において網点領域に分離された領域は、出力階調補正部33において、濃度信号などの信号をカラー画像出力装置12の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理が施された後、階調再現処理部34において、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する階調再現処理(中間調生成)が施される。更に、領域分離処理部において写真領域に分離された領域は、カラー画像出力装置における階調再現性に適するように二値化処理または多値化処理が施される。
上述したカラー画像処理装置20における各処理が施された画像データは、図示しない記憶手段に一旦記憶され、所定のタイミングで読み出されてカラー画像出力装置12に入力される。また、以上の処理は図示しないCPU(Central Processing Unit )によって制御される。
なお、カラー画像処理装置20において、下地除去処理部27は下地検出処理部26の直後に配置されているが、これに限定されるものではなく、領域分離処理部28や空間フィルタ処理部29の後などでもよく、下地検出処理部26以降、色補正部31以前であればどこに配置されても構わない。
次に、この発明の特徴部分である下地検出処理部26および下地除去処理部27の構成について説明する。
図2は下地検出処理部26および下地除去処理部27の構成を示すブロック図である。 下地検出処理部26は、再量子化手段26a、ビット統合手段26b、度数分布作成手段26c、度数算出手段26d、下地領域判定手段26e、下地領域検出手段26f、および孤立領域除去手段26gを含む
色空間変換部24から出力された明度情報Lと色度情報C1、C2とからなる画像データは、メモリ25に格納されるとともに、再量子化手段26aに入力される。
再量子化手段26aでは、明度情報と色度情報とからなる画像データが、例えばL成分については8ビットから5ビットに、C1およびC2成分については各3ビットに再量子化される。再量子化された画像データは、ビット統合手段26bに出力される。
ビット統合手段26bでは、再量子化された画像データに基づいて、1つの画素情報を表す明度情報Lおよび色度情報C1、C2を、L成分5ビットC1成分3ビットC2成分3ビットの順で上位ビットから順番に並べることで、1つの11ビット画素情報データに統合する。例えば、ある1つの画素情報について、明度情報のL成分が" 11000" で、色度情報のC1成分が" 100" 、C2成分が" 110" であったとする。このとき、11ビット画素情報データは、各成分のビットデータを並べて、" 11000""100""110" ⇒" 11000100110" という11ビットデータに統合される。統合された11ビットデータは、メモリ25に格納されるとともに、度数分布作成手段26cに出力される。
度数分布作成手段26cでは、ビット統合手段26bで11ビットに統合された画素情報データを用いて11ビットで表される2048階級の度数分布を作成する。
図3に、11ビットでの度数分布の一例を示す。11ビット画素情報についての度数分布では、横軸が画素情報の11ビット階級値を示し、縦軸がそれぞれの階級値の度数を示す。図3では2048個に階級値を実際に分割した図は記載できないため、途中を省略しているが、省略されている部分はその両側の度数の範囲内で推移しているものと仮定する。
度数算出手段26dでは、度数分布作成手段26cにおいて作成された度数分布において予め定められた閾値と比較し、各度数が閾値以上の場合にその度数と階級値が算出される。図3の場合では、例えば度数のレンジの真中辺りにある一点鎖線が閾値であり、" 1572" などの度数が閾値以上の度数として階級値と共にそれぞれ算出される。
下地領域判定手段26eでは、算出された階級値のうち、予め定められた下地範囲の11ビットデータの範囲に入るものだけを残し、その階級値の度数の総和に基づいて、検出すべき下地領域があるか否かが判定される。
下地判定手段26eにおいて検出すべき下地領域があると判定された場合、下地領域検出手段26fでは、メモリ25に格納されているビット統合手段26bでビット統合化された画素情報データが読み出され、ビット統合手段26bでビット統合化された画素情報データのそれぞれの画素の階級値と、下地判定手段26eで抽出された階級値とに基づいて、画像の下地領域が検出される。
孤立領域除去手段26gでは、検出された下地領域の画素に対して、孤立領域除去処理が施され、その処理後のデータが最終的な下地領域マップデータとして出力され、メモリ25に格納される。
下地除去処理部27は、1DLUT(1次元ルックアップテーブル)作成手段27aおよび下地除去手段27bを含む。1DLUT作成手段27aは画像の下地領域を強調することによりその領域を除去しやすくするための補正手段である。この1DLUT作成手段27aでは、11ビット画素情報データの度数分布の度数が最大値となる階級値に基づいて、下地除去処理用にLC1C2各成分用の3つの1DLUTが作成され、メモリ25に格納される。
下地除去手段27bでは、明度情報Lと色度情報C1、C2とからなる画像データと、孤立領域除去手段26gからメモリ25に入力された下地領域マップデータとに基づいて、下地領域の明度情報および色度情報が各1DLUTを用いて補正処理される。これによって画像の下地領域が除去される。下地除去された画像データは領域分離処理部28に出力される。
次に、下地検出処理部における処理手順について説明する。図4は、下地検出処理部での処理手順の一部を示すフローチャートである。
まず、色空間変換部24で明度情報Lと2つの色度情報C1、C2とに分離された画像データが出力されてメモリ25に一時的に格納される。それと同時に、下地検出処理部26に1画素分ずつ入力される(S1)。ここで、入力された各画像データL、C1、C2は8ビットデータであり、0から255の値をとるものとする。また、色度情報C1、C2は本来それぞれ、−128〜+127の値をとるが、ここでは符号無しで扱えるようにC1、C2にそれぞれ128を加算して0から255の値を用いる。
次に、上記各8ビットデータに対して、明度情報Lを5ビットに、色度情報C1C2を各3ビットに再量子化する場合、入力された1画素の画像データの明度情報Lが5ビット、2つの色度情報C1、C2が3ビットに順次再量子化される(S2)。再量子化された画像データは、1画素情報を表す明度情報Lおよび色度情報C1、C2を、L成分5ビット、C1成分3ビット、C2成分3ビットの順で上位ビットから順番に並べることで、1つの11ビット画素情報データに統合される(S3)。ビット統合化された画素情報データはメモリ25に格納されるとともに、11ビット画素情報の階級値ごとの度数がカウントアップされる(S4)。そして、下地検出すべき画像の全ての画素についてS1からS4までの処理が終了したか否かが判定される(S5)。全ての画素について終了していない場合にはS1の処理に戻り、下地検出すべき画像の全ての全画素について上述の処理が繰り返される。
S5の処理において、全ての画素についてS1からS4までの処理が終了したと判定されると、作成された度数分布において、各階級値の度数と予め定められた閾値とを比較し、閾値以上の階級値を抽出する(S6)。更に、度数が閾値以上となる階級値の11ビットデータを予め定められた11ビットデータ範囲と比較し、範囲内の階級値を抽出する(S7)。
ここで、もし検出すべき下地領域が存在する場合には、下地領域は原稿画像の全体に存在し、したがって原稿の全画素数に対して一定以上の画素数の下地領域が存在すると考えられる。また、その下地領域は下地除去すべき対象であるべきことから、所定以下の濃度と彩度であると考えられる。したがって、上述のように濃度と彩度を含む度数分布を作成して度数が閾値以上となる階級値の11ビットデータを算出し、閾値以上の階級値が存在すれば、原稿の全画素数に対して一定以上の画素数の下地領域候補が存在することになり、また、11ビットデータが所定のデータ範囲内であれば、下地除去すべき対象の濃度と彩度を持つことになり、それらの画素が下地領域候補の画素であると考えられる。そして、最終的に残された階級値の度数の総和から原稿全体の画素に対する比率を算出し、下地領域としての比率を占めていることを見ることで、下地領域が存在すると判定できる。
そこで、S6とS7の両方の条件を満たす階級値の度数が下地領域としての比率を占めている場合のみ、下地領域が存在すると判定されて後段の処理に移り、逆に、S6とS7の何れか一方でも条件を満たさない、または、S6とS7の両方の条件を満たす階級値の度数が下地領域としての比率を占めていなければ下地領域は存在しないと判定され、下地検出処理は終了する(S8)。下地領域が存在すると判定された場合には、S7の処理において最終的に抽出された階級値の11ビットデータが下地領域候補の階級値となる。
次に、メモリ25に格納されている11ビットにビット統合化された画素データが1画素分ずつ読み出される(S9)。そして、読み出された画素のビット情報と、S8で下地領域候補となった階級値とがそれぞれ比較される(S10)。S9で読み出された画素データがS7で算出された下地領域候補データと一致すれば、読み出された画素は下地領域の画素であると判定されて下地領域マップデータとして" 1" がメモリ25に出力され、一致しない場合には下地領域の画素ではないと判定されて下地領域マップデータとして" 0" がメモリ25に出力される。
そして、S9からS10までの処理が全ての画素に対して終了したか否かが判定される(S11)。全ての画素に対して終了したと判定された場合は、S12の処理に進む。まだ全ての画素に対して終了していないと判定された場合にはS9の処理に戻って次の11ビット画素データが読み出され、1行分の処理が終了すると、さらに次の行の画素に移って処理を続け、最終的に全画素に対してS9からS10までの処理が行われる。
全ての画素に対してS9からS10までの処理が終了した場合は、検出された下地領域マップデータに対して孤立領域除去処理が施される(S12)。この処理では例えば、予め設定されるマスク領域内のデータをメディアンフィルタなどによって中心値で置き換える方法や、注目画素に対して所定のマスク領域が設定され、マスク領域内の" 1" と" 0" の数が比較され多数決によって多い方の値が注目画素の値に設定される方法などが用いられる。どの方法を採用するかは、最終的な下地領域検出結果をどのように扱うかによって任意に選択するとよい。例えば、1画素毎の孤立点のみを消しておけばよい場合にはメディアンフィルタを用い、ある程度の大きさの孤立領域をも除去するならば、マスク領域内の多数決による方法を用いるとよい。孤立領域除去処理が施された下地領域マップデータはメモリ25に格納される。
次に、孤立領域除去処理で除去しきれなかった誤検出の下地領域を除去し下地領域検出精度を上げるために、以下の処理が施される。下地領域であると判定された各閉領域内の画素数がカウントされ、画素数が予め設定される所定の閾値以下であれば、その領域は誤検出された下地領域であると判定され、その領域内の" 1" の値が全て" 0" に変更される(S13)。すなわち画素数が所定値以下の小さい領域は下地領域から除去される。以上で下地検出処理は終了し、次に下地除去処理に移る。
図5を参照しながら、下地除去処理について説明する。図5は下地除去処理部27での処理手順の一部を示すフローチャートである。まず、図4のS9により求められた下地領域候補で度数が最大値となる階級値に基づいて、1DLUTが作成される(S21)。次に、下地検出処理で出力された下地領域マップデータがメモリ25から入力される (S22)。そして、色空間変換部24で明度情報Lと2つの色度情報C1、C2とに分離されメモリ25に格納されていた画像データL、C1、C2が、下地除去処理部27に1画素分ずつ入力される(S23)。
入力された1画素分の画像データは下地領域マップデータに基づいて下地領域であるか否かが判定される(S24)。下地領域であると判定された場合は、明度情報Lに関してはその画素の明度情報Lとして1DLUTで補正された値が出力され、色度情報C1、C2に関しては無彩色の値(例えば128)に置き換えて出力され、これによって下地が除去される(S25)。S24において下地領域でないと判定された場合は、S25での処理が施されることなくそのままの画像データL、C1、C2が出力され、S26の処理に進む。
そして、全ての画素について上述の処理が終了したか否かが判定され(S26)、全ての画素について終了していない場合はS23の処理に戻り、全ての全画素に対して上述の処理が繰り返される。全ての画素について終了したと判定された場合は、下地除去処理が終了し、結果的に得られた画像データL、C1、C2が領域分離処理部28に出力される。
次に、図6に示すような原稿画像について下地検出処理および下地除去処理する場合を例にあげて具体的に説明する。図6は、原稿画像の一例を示す説明図である。図7は、図6に示す原稿画像の一部の画像領域における各画素の画像データを示す図であり、図7
(a)は入力された8ビットの画像データを示し、図7(b)はLを5ビットに、C1およびC2を3ビットに再量子化した画像データを示し、図7(c)は検出された下地領域マップデータを示す。
1画素分ずつ入力された8ビットの画像データL、C1、C2(図7(a)参照)は、図7(b)に示すような5ビットデータに順次再量子化される。例えば図7(a)の左上の画素の明度情報L=192が再量子化される場合は次のように処理される。" 192" を8ビット2値であらわすと、" 11000000" となる。これを3ビット右シフトすると、" 11111000" となる。そして、この値の下位5ビットの値を得るために" 00011111" との論理積を求めると、" 00011000" となり、これを10進数で表すと、図6(b)に示すように5ビットに再量子化された値" 24" が得られる。
再量子化された明度情報および色度情報の画像データはビット統合化される。例えば、図7(b)の左上の画素ではLが" 11000" (=" 24" )、C1が" 100" (=" 4" )、C2が" 100" (=" 4" )というように再量子化された後、" 11000" と" 100" と" 100" を1つのビット列に統合し、図7(b' )に示すように" 11000100100" (=" 1572" )となる。その後、この11ビットデータをメモリ25に格納すると共に、11ビットの度数分布の対応する度数をカウントアップする。そして、画像の全ての画素について階級値ごとの度数がカウントアップされることによって、図3に示すような度数分布が作成される。ここでは11ビットにビット統合化されているので、画像データの階級値は0〜2047の2048段階で表される。
図3は、図6に示す原稿画像の画像領域全体についての度数分布である。
そして、作成された度数分布の度数が予め定められた閾値以上の階級値が算出される。この場合、閾値は、例えば、原稿の全画素数に対して10%の画素数分を閾値とする。そして、この閾値と各階級値の度数を順次比較し、閾値以上と判定された階級値と度数がそれぞれレジスタに格納される。
図3の場合では、11ビットデータの階級値" 0" 、" 1024" 、" 1506" 、" 1572" 、および、" 1636" とその度数がレジスタに格納される。
更に、レジスタに格納された11ビットデータのうち、予め定められた検出したい下地領域を表す11ビットデータの範囲に含まれるかどうかを判定する。この場合、例えば、図8に示すように、予め検出したい下地領域にフラグが立っている11ビット入力1ビット出力のテーブルデータを用意しておき、レジスタに格納された11ビットデータをアドレスとして入力し、テーブルデータの出力結果をみることで、11ビットデータが下地領域候補であるかどうかを判定する。判定された結果、下地領域候補である場合のみ、レジスタにその階級値と度数を再度書き込む。図8のテーブルの例では、5ビットの明度情報が" 11000" 以上であり、3ビットの各色度情報が" 100" のときのみ下地フラグが立っているとする。これは、各情報の量子化ビット数やスキャナの読み取り特性、下地領域としての濃度の規定に応じて該当するビット情報の下地フラグを立つように設定すれば良い。そして、このテーブルに従って、例えば、" 1572" =" 11000100100" は下地フラグに、" 1" とフラグが立っているので、下地領域のデータであるというように判定される。先の5つのレジスタに格納されたデータのうち、このテーブルを使用して、最終的に抽出されるものは、" 1506" 、" 1572" 、" 1636" である。更に、下地領域と判定された階級値の度数のみの総和を取っていく。ここでは仮に、" 1506" の度数が100,000、" 1572" の度数が120,000、" 1636" の度数が80,000だったとする。そうすると、度数の総和は280,000となる。
そして、最終的に算出された度数の総和が予め設定される所定の閾値以上であれば、下地領域が存在すると判定される。逆に閾値未満であれば、下地領域は存在しないと判定され、下地領域に関する信号は出力されずに下地検出処理が終了する。この場合、予め設定される所定の閾値は、例えば、入力画像の全画素数の20%と設定されていたとすると、図6の入力画像の全画素数を1,000,000画素とした場合、その20%の200,000が閾値として設定される。先に算出された度数の総和は280,000であり、閾値の200,000を超えているので、下地領域が存在すると判定される。
下地領域が存在すると判定された場合は、メモリ25に格納されている11ビットに統合化された画素情報データが1画素分ずつ読み出される。そして、読み出された画素の11ビットデータと先に抽出された下地領域候補の11ビットデータとが、それぞれ比較される。比較結果として読み出された画素の11ビットデータが先に抽出された下地領域候補の11ビットデータと同じであれば、読み出された画素は下地領域の画素であると判定され下地領域マップデータとして" 1" がメモリ25に出力される。逆に同じでない場合には下地領域候補の画素ではないと判定されて下地領域マップデータとして" 0" がメモリ25に出力される。
そして、上述のような下地領域判定が、全ての画素に対して終了すると、後述する孤立領域除去処理に進む。
この下地判定について、図7に示す場合を例にあげて具体的に説明する。ここでは、" 1506" =" 10111100100" 、" 1572" =" 11000100100" 、" 1636" =" 11001100100" が抽出されている。これらの11ビットの値と図7(b' )の値とを比較し、各画素が下地領域の画素であるか否かが判定される。その結果、図7(c)に示すような下地領域マップデータが検出される。ここで、" 1" が下地領域の画素を示し、" 0" が下地領域でない画素を示す。
次に、検出精度を高めるために、検出された下地領域マップデータに対してさらに孤立領域除去処理が施される。孤立領域除去処理を施す具体的方法としては例えば、予め設定されるマスク領域内のデータをメディアンフィルタによって中心値で置き換える方法や、注目画素に対して所定のマスク領域が設定され、マスク領域内の" 1" と" 0" の数が比較され多数決によって多い方の値が注目画素の値に設定される方法などがある。ここでは後者の、マスク領域内の多数決による方法について具体例をあげて説明する。図9(a)は一部の画像領域における下地領域マップデータの一例を示す図であり、図9(b)は孤立領域除去処理が施された後の下地領域マップデータを示す図である。
図9(a)の下地領域マップデータにおいて例えば、上から2行目、左から2列目の画素に注目する場合、その回りの3×3画素がマスク領域として設定される。このマスク領域内では、" 1" が7つ、" 0" が2つあるので、多数決により注目画素の値は" 1" に設定される(図9(b)参照)。そして、注目画素を順次横方向にずらしていき、その行の端まで横にずらしたら、次の行に移り処理を続ける。この際、最も右端や左端に位置する画素のように、マスク領域として3×3画素分設定できない場合がある。このような場合は設定可能なマスク領域(例えば2×3画素)で同様に処理を行う。また、" 1" と" 0" とが同数の場合は、例えば注目画素の値はそのまま変更しないようにする。このようにして、図9(a)の全ての画素に対して孤立除去処理が行われると図9(b)に示す図のようになる。孤立領域除去処理された下地領域マップデータはメモリ25に格納される。
また、さらに検出精度を高めるために、下地領域であると判定された領域内の画素数をカウントし、その画素数が予め設定される所定の閾値以下であれば、下地領域から除去する処理が施される。具体的には例えば以下のように処理される。図10は、画素数が所定値以下の領域が下地領域から除去される様子を示す説明図である。例えば、図10(a)に示すように孤立領域除去処理された下地領域マップデータの左上の画素から順番に、
" 1" か" 0" かの値を判定し、" 1" が現れたらその画素から右、左、下の値を見て、いずれかに" 1" がある画素の数をカウントしていく。さらに、" 1" が存在した方向の画素に対して同様に、右、左、下の値を見ていくことで、閉じた領域内にある" 1" の数を順次カウントしていく。この数が予め設定される所定の閾値以下であれば、その領域は誤って下地領域であると判定された領域であるとして、その領域内の" 1" の値が全て
" 0" に変更される。例えば図10において、閾値を100画素という値に設定しておくと、100画素以下の領域は、下地領域として不適正であるとして、その領域内の全ての画素の値が" 0" に置き換えられる(図10(b)参照)。閾値をどの程度の値に設定するかは、実験的に様々なサンプルを参照して決定するとよい。
なお、この処理は、孤立領域除去処理で除去しきれなかった下地領域の除去に加え、最終的に残った全ての" 1" の数をカウントし、所定の閾値と比較することで、画像全体に本当に下地領域が存在するのか否かの判定に用いることもできる。下地領域が存在するのか否かの判定では例えば、画像全体の25%以下の画素にしか" 1" が存在しなかった場合には、最終的に下地領域は存在しないと判定される。
次に、下地除去処理について説明する。図11は、1DLUTのグラフである。1DLUTは、明度情報について画像の下地領域を強調することによりその領域を除去しやすくするための補正手段である。つまり、明度情報については、数値を上げる補正により、より白地(明るくなる)となるようにする。なお、色度情報については、無彩色となるようにする。これにより、下地の除去が行われることになる。
まず、レジスタに格納される11ビット画素情報のうち、度数が最大値となる11ビットデータの上位5ビットデータの階級値に基づいて、1DLUTが作成される。具体的には、まず、図11に示すように入出力がリニアになる直線(45度の角度の直線)を想定する。次に、度数が最大値となる11ビットデータの上位5ビットデータの階級値を3ビット左シフトすることで8ビットに戻し、その値から" a" の値を減じた値を直線の変化開始点とし、この" a" の値を減じた値からさらに" b" の値を加算した値を直線の変化終了点とする。そして、変化終了点の出力値を255に設定して、変化開始点から変化終了点まで直線で結び、変化終了点以降の出力値が255になるようなテーブルデータを作成する。" a" および" b" の値は、度数が最大値となる階級値や、カラー画像入力装置11およびカラー画像出力装置12の性能や、除去したい下地領域などに基づいて設定される。例えば、度数が最大値となる11ビットデータの上位5ビットデータの階級値を8ビットに戻した値が所定の閾値以上であれば、a=10、b=30が設定され、閾値未満であれば、a=20、b=40が設定される。この1DLUTはメモリ25に格納される。
例示的に具体的な数値を当てはめてさらに詳述する。まず度数が最大値となる11ビットデータの上位5ビットデータの階級値Lmaxを8ビット値に戻した値Lmax' を得る。3ビット右シフトするかまたは8を乗ずることで、数式5のように8ビット値に戻すことができる。
Lmax' =24×8=192(数式5)
そしてここでは例えば、Lmax' が200以上の値である場合には、a=10、b=10が設定され、Lmax' が199以下の値である場合には、a=15、b=40が設定される。ここではLmax' =192で199以下であるので、a=15、b=40が設定される。この" a" および" b" を用いて1DLUTを作成する場合、以下の数式6〜数式8が用いられる。
(数式6)
LUT(x)=x
(ただし、xは0〜(Lmax' −a)までの整数値)
(数式7)
LUT(x)=x×((255−(Lmax' −a))/b)
+(1−(255−(Lmax' −a))/b)×(Lmax' −a)
(ただし、xは(Lmax' −a)〜(Lmax' +(b−a))の整数値)
LUT(x)=x×((255−(Lmax' −a))/b)
+(1−(255−(Lmax' −a))/b)×(Lmax' −a)
(ただし、xは(Lmax' −a)〜(Lmax' +(b−a))の整数値)
(数式8)
LUT(x)=255
(ただし、xは(Lmax' +(b−a))〜255までの整数値)
以上の数式6〜数式8を用いて作成された1DLUTのテーブルデータを図12に示す。そして、この1DLUTのデータは、入力値xと出力値LUT(x)とが対応するように、メモリ25のメモリアドレス(LUT開始アドレス+x)に、それぞれ出力値LUT (x)の値が格納される。
次に、下地検出処理で出力された下地領域マップデータがメモリ25から入力される。そして、色空間変換部24で明度情報Lと2つの色度情報C1、C2とに分離されメモリ25に格納されていた画像データL、C1、C2が、下地除去処理部27に1画素分ずつ入力される。
入力された1画素分の画像データは下地領域マップデータに基づいて下地領域であるか否かが判定される。下地領域であると判定された場合は、以下のように処理される。明度情報Lに関しては、その画素の明度情報Lとして1DLUTで補正処理された値が出力される。すなわち、図12に示すテーブルデータに基づいて、入力値xに対応する出力値LUT(x)が出力される。色度情報C1、C2に関しては、無彩色になるように符号無しでは" 128" (符号ありでは" 0" )の値に置き換えて出力される。これによって下地領域が除去される。
下地領域マップデータに基づいて下地領域でないと判定された場合は、明度情報Lおよび色度情報C1、C2ともに、入力画像データL、C1、C2がそのまま出力される。そして、全ての画素について上述の処理が繰り返され、下地除去処理が終了する。そして、結果的に得られた画像データL、C1、C2が領域分離処理部28に出力される。
図13に、明度情報Lおよび色度情報C1、C2のそれぞれについて、下地除去処理された結果を示す。図13(a)は下地領域マップデータであり、図13(b)は明度情報Lについて下地除去処理された結果を示す図であり、図13(c)は色度情報C1について下地除去処理された結果を示す図であり、図13(d)は色度情報C2について下地除去処理された結果を示す図である。下地領域マップデータおよび1DLUTに基づいて補正処理され下地除去された状態を確認できる。
なお、上述の実施形態の下地検出処理および下地除去処理を、コンピュータにおいて実行可能なプログラムとして構成し、そのプログラムを図示しない記録媒体に格納し、CPUによって制御する構成とすることもできる。記録媒体としては、コンピュータ本体に固定的に備えられるROMやRAM、内蔵ハードディスクなどであってもよく、または、コンピュータ本体と分離可能に構成される記録媒体であってもよい。コンピュータ本体と分離可能に構成される記録媒体としては例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクや外付けハードディスク等の磁気ディスクや、CD−ROM、MO、MD、DVD等の光ディスクなどのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)や光カード等のカード系などであってもよい。あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory )、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であっても良い。これによって、下地検出処理および下地除去処理を行うプログラムを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
また、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいはプログラムを読み出し、読み出されたプログラムはコンピュータの図示しないプログラム記憶エリアにインストールされて、そのプログラムが実行される構成であってもよい。
さらに、この実施の形態においては、図示しないインターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステムに構成することも可能であり、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予めコンピュータ本体内に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであっても良い。
上述のプログラムは、この実施形態の下地検出処理や下地除去処理のみを実行するものではなく、図1に示す画像処理装置20における他の処理も含めて統括的に実行するように構成されたものであってもよい。
また、カラー画像入力装置11としては例えば、フラットベッドスキャナ、フィルムスキャナ、デジタルカメラなどが用いられる。カラー画像出力装置12としては例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイなどの画像表示装置、または処理結果を紙などに出力する電子写真方式若しくはインクジェット方式のプリンタなどが用いられる。さらに、画像形成装置10には、ネットワークを介してサーバーなどに接続するための通信手段としてのモデムなどを備えることもできる。
さらに、上述の実施形態では再量子化後のビット数を明度情報を5ビット、色度情報を3ビットとしたが、これに限定されず、検出精度やメモリ量などに応じて任意にビット数を設定すればよい。この場合、設定したビット数に応じて下地領域として検出する11ビット画素情報データの階級値の範囲を調整するとよい。また、上述の実施形態では再量子化された11ビット画素情報データを用いて下地検出処理および下地除去処理を行う場合について説明したが、再量子化せずに入力された画像データL、C1、C2をそのまま各8ビットで用いて下地検出処理および下地除去処理してもよい。更に、本実施例ではL、C1、C2を用いたが、R、G、BやC、M、Y、Kなど、他の色空間情報を用いてもかまわない。また、その際、もし再量子化する場合には、R、G、Bであれば、人間の視覚特性からGのビット数を多めに、他のR、Bのビット数をGより少なめに設定するようにすれば良い。C、M、Y、Kの場合には、利用される画像処理装置や画像形成装置に応じて、重要な要素の色情報を多めのビット数とし、その他のものを少ないビット数にするなどすれば良い。
この発明の実施形態に係るカラー画像形成装置の概略の構成を示すブロック図である。 下地検出処理部26および下地除去処理部27の構成を示すブロック図である。 11ビットでの度数分布の一例を示す図である。 下地検出処理部での処理手順の一部を示すフローチャートである。 下地除去処理部27での処理手順の一部を示すフローチャートである。 原稿画像の一例を示す説明図である。 図6に示す原稿画像の一部の画像領域における各画素の画像データを示す図である。 予め検出したい下地領域にフラグが立っているテーブルデータを示す図である。 一部の画像領域における下地領域マップデータの一例と孤立領域除去処理が施された後の下地領域マップデータを示す図である。 画素数が所定値以下の領域が下地領域から除去される様子を示す説明図である。 1DLUTのグラフである。 1DLUTのテーブルデータ示す図である 明度情報Lおよび色度情報C1、C2のそれぞれについて、下地除去処理された結果を示す図である。

Claims (16)

  1. 明度情報と2つの色度情報とに分離された画像データをビット列の上位から順に並べて1つのMビットのデータとする第1ステップと、
    全画像データに対して前記Mビットの度数分布を作成する第2ステップと、
    前記度数分布において予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値とその度数を算出する第3ステップと、
    前記算出した度数と前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値とに基づいて検出すべき下地領域があるか否かを判定する第4ステップと、を備えることを特徴とする下地検出方法。
  2. 前記第4ステップにおいて下地領域があると判定された場合に、前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値と画像データとを対比して下地領域を検出する第5ステップを備えることを特徴とする、請求項1記載の下地検出方法。
  3. 前記第5ステップにおいて下地領域を検出した後に、度数分布の度数が最大となるMビット値に基づいて下地領域を除去する第6ステップと、を備えることを特徴とする請求項2記載の下地検出方法。
  4. 前記第1ステップの前に、前記画像データを元のビット数よりも少ないビット数に再量子化するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の下地検出方法。
  5. 前記再量子化では、色度情報の再量子化ビット数を明度情報の再量子化ビット数以下とすることを特徴とする請求項4に記載の下地検出方法。
  6. 前記第4ステップでは、前記第3ステップで算出されたMビット値について、その全部が所定の範囲内にない場合、検出すべき下地領域がないと判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の下地検出方法。
  7. 前記第4ステップにおいて、前記第3ステップで算出されたMビット値について、前記所定の範囲にあるものの総和を求め、この値が所定の閾値未満である場合には、検出すべき下地領域がないと判定することを特徴とする請求項6に記載の下地検出方法。
  8. 前記第4ステップでは、前記第3ステップで算出されたMビット値のうち、その値が前記所定の範囲内にあるMビット値を抽出し、その抽出したMビット値に等しい値を持つ画像データの領域を下地領域と判定することを特徴とする請求項6に記載の下地検出方法。
  9. 検出された下地領域に対して孤立領域除去処理を施して得られた領域を下地領域とするステップをさらに含むことを特徴とする請求項2〜8のいずれかに記載の下地検出方法。
  10. 検出された下地領域ごとの画素数を算出し、前記画素数が予め設定される所定値未満である場合にはその領域を下地領域から除去する処理を施すステップをさらに含むことを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載の下地検出方法。
  11. 請求項2〜8のいずれかに記載の下地検出方法と、この下地検出方法によって検出された下地領域について、画像として印字されないようにその領域の画像データを除去する下地除去処理ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
  12. 明度情報と2つの色度情報とに分離された画像データをビット列の上位から順に並べて1つのMビットのデータとする第1ステップと、
    全画像データに対して前記Mビットの度数分布を作成する第2ステップと、
    前記度数分布において予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値とその度数を算出する第3ステップと、
    前記算出した度数と前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値に基づいて検出すべき下地領域があるか否かを判定する第4ステップと、
    前記第4ステップにおいて下地領域があると判定された場合に、前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値と画像データとを対比して下地領域を検出する第5ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  13. 明度情報と2つの色度情報とに分離された画像データをビット列の上位から順に並べて1つのMビットのデータとする第1ステップと、
    全画像データに対して前記Mビットの度数分布を作成する第2ステップと、
    前記度数分布において予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値とその度数を算出する第3ステップと、
    前記算出した度数と前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値に基づいて検出すべき下地領域があるか否かを判定する第4ステップと、
    前記第4ステップにおいて下地領域があると判定された場合に、前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値と画像データとを対比して下地領域を検出する第5ステップと、をコンピュータに実行させるプログラムをコンピュータに読み取り可能に格納したことを特徴とする記録媒体。
  14. 明度情報と2つの色度情報とに分離された画像データをビット列の上位から順に並べて1つのMビットのデータとするビット統合手段と、
    全画像データに対して前記Mビットの度数分布を作成する度数分布作成手段と、
    前記度数分布において予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値とその度数を算出する度数算出手段と、
    前記算出した度数と前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値に基づいて検出すべき下地領域があるか否かを判定する下地領域判定手段と、
    前記下地領域判定手段において下地領域があると判定された場合に、前記予め定めた閾値以上の度数を有するMビット値と画像データとを対比して仮下地領域を検出する仮下地領域検出手段と、
    前記検出された仮下地領域に対して、孤立している領域を除去する孤立除去処理を施し、これにより得られた領域を下地領域とする孤立領域除去手段と、
    前記孤立領域除去手段によって得られた下地領域について、画像として印字されないようにその下地領域の画像データを除去する下地除去処理を施す下地除去手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  15. 前記ビット統合手段で用いられる前記画像情報を元の量子化ビット数よりも少ないビット数に再量子化する再量子化手段をさらに備えることを特徴とする請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 請求項14または15に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置において下地除去処理が行われる対象となる画像データを入力する入力手段と、
    前記画像処理装置によって前記下地除去処理を含む画像処理が行われた画像を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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US7889917B2 (en) 2006-09-06 2011-02-15 Murata Machinery, Ltd. Device and method for image color determination
JP2013211678A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Brother Ind Ltd 画像処理装置
JP2017046177A (ja) * 2015-08-26 2017-03-02 キヤノン株式会社 画像処理装置とその制御方法、及びプログラム
JP7391824B2 (ja) 2020-12-03 2023-12-05 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

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