JP2005347955A - 信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1のフレームレートの動画像データを第2のフレームレートの動画像データに変換する変換部102と、前記動画像データを画像間の相関を用いて高能率符号化する符号化103とを有する信号処理装置であって、前記変換部102は、所定の割合で直前の画像を繰り返す複製画像を挿入し、前記符号化部103は、前記変換部102により挿入された複製画像を除去しても、前記第2のフレームレートの動画像データを前記第1のフレームレートの動画像データに変換する際に、画像間相関を保持することが可能な態様で前記複製画像を符号化する。
【選択図】 図1
Description
図6において、901〜910は1秒あたり約24フレームの映像のフィールド列である。このフィールド列を1秒あたり約30フレームに変換したフィールド列が911〜922である。
従って、2−3プルダウン後にMPEG符号化された映像信号からMPEG符号化された形態の24フレームの映像信号を得るためには、30フレーム毎秒のまま一旦復号し、復号後に挿入したフレームを除去し、再度符号化する必要がある。そのため、膨大な処理時間を要する上に、再符号化による画質劣化を免れない問題点があった。
また、本発明の他の特徴とするところは、前記制御手段は、前記挿入されたフレームを前記第1のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化手段を制御することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記変換手段は、直前のフレームの画像と同じ画像を前記新たなフレームとして挿入し、前記制御手段は、前記新たに挿入したフレームあるいはその直前のフレームの少なくとも一方を、前記第1のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化手段を制御することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記変換手段は、直前のフレームの画像と同じ画像を前記新たなフレームとして挿入し、前記制御手段は、前記新たに挿入したフレーム及びその直前のフレームの両方を、前記第2のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化手段を制御することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記変換手段は、直前のフレームの画像と同じ画像を前記新たなフレームとして挿入し、前記制御手段は、前記新たに挿入したフレームあるいはその直前のフレームの少なくとも一方を、前記フレーム間予測符号化にて符号化するよう前記符号化手段を制御することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記符号化手段は、MPEG符号化を行い、前記第1のフレームタイプはBピクチャ、前記第2のフレームタイプはIピクチャまたはPピクチャとすることを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記符号化手段が出力する符号化信号列を記録媒体に記録及び再生する記録再生手段と、記録媒体から再生された符号化信号列を受け取り、前記新たに挿入したフレームあるいはその直前のフレームのいずれか一方に相当するデータを前記符号化信号列から除去して出力する出力手段とを有することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記出力手段は、符号化信号列中のタイムスタンプ情報を書き換え、前記第1のフレームレートに適合する符号化信号列として出力することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記符号化手段は、前記出力手段が除去すべき画像を識別するフラグ情報を符号化信号列中に付加することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、前記符号化手段は、前記変換手段の変換単位とするフレーム数の整数倍のフレーム毎にGOPを生成することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴によれば、30フレーム毎秒への変換で生じる冗長フレームを、画像間相関における参照を受けない画像タイプ(Bピクチャ)として符号化するようにしたので、ストリームから除去しても参照関係を壊さず、容易に24フレーム毎秒ストリームに再変換可能である。
また、本発明の他の構成によれば、30フレーム毎秒への変換で生じる冗長フレームとその直前のフレームの両方を、画像間相関における参照を受ける画像タイプ(IピクチャまたはPピクチャ)として連続して符号化するようにしたので、一方をストリームから除去しても参照関係を壊さず、24フレーム毎秒ストリームに容易に変換することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態における装置のブロック構成図を示している。図1において、101は映像信号入力端子、102は変換部、103は符号化部、104は記録媒体105への読み書きをアクセスする記録再生部、105は書き込み可能なディスクや磁気テープ等の記録媒体、106はストリームを出力端子107へ出力する出力部、107はIEEE1394やUSBなどの出力端子、108は各ブロックを制御する制御部108である。
図5において、1は装置全体の制御を司るCPU、2はBIOSやブートプログラムを記憶しているROM、3はワークエリアとして使用するRAMである。4はOS、並びに実施の形態における符号化、並びに、変換にかかる制御プログラム、更には、各ストリームを記憶保持する記憶装置(ハードディスク等)である。5は映画で用いるフィルム素材を順次読取る映像入力部である。
次に、本発明の信号処理装置及び信号処理方法の第2の実施の形態を説明する。本第2の実施の形態におけるブロック構成は前記第1の実施の形態を示す図1と同じである。以下、第1の実施の形態と動作の異なる変換部、出力部、制御部108を中心に説明する。
続いて、本発明の第3の実施の形態を説明する。本第3の実施の形態におけるブロック構成は前記第1の実施の形態を示す図1と同じである。以下、第1の実施の形態と動作の異なる変換部、出力部、制御部を中心に説明する。
以上のように、後で除去しうる複製画像をPピクチャとする構成も本発明の適応範囲である。
以上、第1〜第3実施の形態を説明したが、先に説明したように、実施の形態における機能実現手段は、映像入力手段(撮像手段)を有する撮像装置に限らず、パーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置でもって実現できることは明らかである。すなわち、本発明はコンピュータ用のユーティリティアプリケーションプログラムをもその範疇とする。また、通常、コンピュータプログラムは、CDROM等のコンピュータ可読記憶媒体に記憶され、それをコンピュータにセットし、システムにコピーもしくはインストールすることで実行可能となるわけであるから、かかるコンピュータ可読記憶媒体をもその範疇とするのは明らかである。
102 変換部
103 符号化部
104 記録再生部
105 記録媒体
106 出力部
107出力端子
108 制御部
Claims (22)
- 第1のフレームレートの第1の動画像データに対し、所定のタイミングで新たなフレームを挿入することにより第2のフレームレートの第2の動画像データに変換する変換手段と、
前記変換手段から出力された第2の動画像データを、フレーム間予測符号化において参照されない第1のフレームタイプと参照される第2のフレームタイプとに分類し、フレーム内符号化とフレーム間予測符号化とを選択的に用いて符号化する符号化手段と、
前記第2の動画像データのうち、前記変換手段により挿入されたフレームを特定のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする信号処理装置。 - 前記制御手段は、前記挿入されたフレームを前記第1のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
- 前記変換手段は、直前のフレームの画像と同じ画像を前記新たなフレームとして挿入し、前記制御手段は、前記新たに挿入したフレームあるいはその直前のフレームの少なくとも一方を、前記第1のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
- 前記変換手段は、直前のフレームの画像と同じ画像を前記新たなフレームとして挿入し、前記制御手段は、前記新たに挿入したフレーム及びその直前のフレームの両方を、前記第2のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
- 前記変換手段は、直前のフレームの画像と同じ画像を前記新たなフレームとして挿入し、前記制御手段は、前記新たに挿入したフレームあるいはその直前のフレームの少なくとも一方を、前記フレーム間予測符号化にて符号化するよう前記符号化手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置。
- 前記符号化手段は、MPEG符号化を行い、前記第1のフレームタイプはBピクチャ、前記第2のフレームタイプはIピクチャまたはPピクチャとすることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の信号処理装置。
- 前記符号化手段が出力する符号化信号列を記録媒体に記録及び再生する記録再生手段と、記録媒体から再生された符号化信号列を受け取り、前記新たに挿入したフレームあるいはその直前のフレームのいずれか一方に相当するデータを前記符号化信号列から除去して出力する出力手段とを有することを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の信号処理装置。
- 前記出力手段は、符号化信号列中のタイムスタンプ情報を書き換え、前記第1のフレームレートに適合する符号化信号列として出力することを特徴とする請求項7に記載の信号処理装置。
- 前記符号化手段は、前記出力手段が除去すべき画像を識別するフラグ情報を符号化信号列中に付加することを特徴とする7または8に記載の信号処理装置。
- 前記符号化手段は、前記変換手段の変換単位とするフレーム数の整数倍のフレーム毎にGOPを生成することを特徴とする請求項6記載の信号処理装置。
- 第1のフレームレートの第1の動画像データに対し、所定のタイミングで新たなフレームを挿入することにより第2のフレームレートの第2の動画像データに変換する変換工程と、
前記変換工程から出力された第2の動画像データを、フレーム間予測符号化において参照されない第1のフレームタイプと参照される第2のフレームタイプとに分類し、フレーム内符号化とフレーム間予測符号化とを選択的に用いて符号化する符号化工程と、
前記第2の動画像データのうち、前記変換工程により挿入されたフレームを特定のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化工程を制御する制御工程とを有することを特徴とする信号処理方法。 - 前記制御工程は、前記挿入されたフレームを前記第1のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化工程を制御することを特徴とする請求項11に記載の信号処理方法。
- 前記変換工程は、直前のフレームの画像と同じ画像を前記新たなフレームとして挿入し、前記制御工程は、前記新たに挿入したフレームあるいはその直前のフレームの少なくとも一方を、前記第1のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化工程を制御することを特徴とする請求項11に記載の信号処理方法。
- 前記変換工程は、直前のフレームの画像と同じ画像を前記新たなフレームとして挿入し、前記制御工程は、前記新たに挿入したフレーム及びその直前のフレームの両方を、前記第2のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化工程を制御することを特徴とする請求項11に記載の信号処理方法。
- 前記変換工程は、直前のフレームの画像と同じ画像を前記新たなフレームとして挿入し、前記制御工程は、前記新たに挿入したフレームあるいはその直前のフレームの少なくとも一方を、前記フレーム間予測符号化にて符号化するよう前記符号化工程を制御することを特徴とする請求項11に記載の信号処理方法。
- 前記符号化工程は、MPEG符号化を行い、前記第1のフレームタイプはBピクチャ、前記第2のフレームタイプはIピクチャまたはPピクチャとすることを特徴とする請求項11〜15の何れか1項に記載の信号処理方法。
- 前記符号化工程が出力する符号化信号列を記録媒体に記録及び再生する記録再生工程と、記録媒体から再生された符号化信号列を受け取り、前記新たに挿入したフレームあるいはその直前のフレームのいずれか一方に相当するデータを前記符号化信号列から除去して出力する出力工程とを有することを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の信号処理方法。
- 前記出力工程は、符号化信号列中のタイムスタンプ情報を書き換え、前記第1のフレームレートに適合する符号化信号列として出力することを特徴とする請求項17に記載の信号処理方法。
- 前記符号化工程は、前記出力工程が除去すべき画像を識別するフラグ情報を符号化信号列中に付加することを特徴とする17または18に記載の信号処理方法。
- 前記符号化工程は、前記変換工程の変換単位とするフレーム数の整数倍のフレーム毎にGOPを生成することを特徴とする請求項16記載の信号処理方法。
- 第1のフレームレートの第1の動画像データに対し、所定のタイミングで新たなフレームを挿入することにより第2のフレームレートの第2の動画像データに変換する変換工程と、
前記変換工程から出力された第2の動画像データを、フレーム間予測符号化において参照されない第1のフレームタイプと参照される第2のフレームタイプとに分類し、フレーム内符号化とフレーム間予測符号化とを選択的に用いて符号化する符号化工程と、
前記第2の動画像データのうち、前記変換工程により挿入されたフレームを特定のフレームタイプに分類して符号化するよう前記符号化工程を制御する制御工程とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 前記請求項21に記載のコンピュータプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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