JP2005347864A - 車両の外観画像表示装置及び車両撮像装置 - Google Patents

車両の外観画像表示装置及び車両撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 乗員が車両状態を確認するのに必要な外観画像を、車両周囲の撮像装置を介して取得し得る外観画像表示装置及びそのための車両撮像装置を提供する。
【解決手段】 乗員が外観画像の表示指令を入力した表示対象車両2Aにおいては、自車両を撮像すべき方向に呼出信号を送信することにより、自車両を周囲から撮像可能な周囲車両2Bを呼び出し(110) 、周囲車両2Bから応答信号が送信されてくると(120:YES) 、周囲車両のカメラ位置を認識して(160) 、カメラ位置が自車両を撮像可能な位置になると(160:YES) 、周囲車両2Bに撮像指令を送信する(180) 。すると、周囲車両2Bは、搭載したカメラを介して表示対象車両2Aを撮像し(360) 、撮像画像を送信する(370) ので、表示対象車両2Aは、その撮像画像を受信して表示する(190,200) 。このため、表示対象車両2Aの乗員は、車両走行中にランプ類の点灯状態や積荷の積載状態等を確認できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両乗員が車外に出ることなく車両の外側の状態を確認するのに好適な外観画像表示装置、及び、この装置に車両の外観画像を提供する車両撮像装置に関する。
従来より、車両には、運転者が車両の後方を確認したり、車両を道路上の白線に沿って走行させる走行制御を行うために、車両の後方や前方の画像を撮像する撮像装置を搭載したものが知られている。
また、このように車両に搭載された撮像装置を車両外部から利用するシステムとして、情報センタ側で、撮像装置を搭載した車両から位置情報を取得することにより、その車両の位置情報を常時管理し、使用者が情報センタに欲しい画像の場所を登録すると、情報センタ側で、その場所を通過しようとしている車両を検出して、その車両に搭載された撮像装置から車両周囲の画像を取得し、その取得した撮像画像を使用者に提供するようにしたシステムが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
そして、このシステムによれば、使用者は、所望の画像をその場所に出向くことなく速やかに取得することができるようになり、画像を要求する使用者にとって、極めて利便性のよいシステムとなり、逆に、画像を提供する車両の所有者にとっては、画像を提供することにより使用者から金銭等の見返りを受けることができるため、撮像装置の使用価値を高めることができる。
特開2003−198905号公報
ところで、車両乗員は、ヘッドライト、テールライト、ブレーキランプ、といったランプ類の点灯状態や、荷台への荷物の積載状態等を、車両の走行中に確認したくなることがある。このような場合、乗員は、車両を路肩に止め、車両から降りて、車両状態を確認することになるが、こうした確認作業を路肩で行うのは危険であるし、また、車両を路肩に止めることができないこともある。
一方、こうした確認作業は、車両の外観画像を取得できれば、車両を停車させることなく行うことができることから、外観画像を取得するために、上述した従来のシステムを利用することが考えられる。
つまり、車両側から情報センタに、自車両の現在位置の画像を取得するように要求することで、センタ装置に、自車両周囲に位置して自車両を外部から撮像可能な車両を検出させ、その車両から自車両の外観画像を取得させるのである。
しかしながら、このようにセンタ装置を介して自車両の外観画像を取得するには、自車両の現在位置を検出してセンタ装置に送信する装置を設ける必要があり、しかも、自車両の現在位置は、時々刻々と変化するため、センタ装置側では、画像を要求してきた車両の位置変化を予測しつつ、その車両を撮像可能な周囲車両を探索しなければならず、その探索に時間がかかるという問題がある。
また、車両に搭載される現在位置検出装置としては、通常、GPS(Global Positioning System)受信装置が使用されるが、GPS受信装置による車両位置検出では、画像を要求した車両付近に、撮像装置を搭載した車両が存在することは検出できても、その車両が画像を要求した車両を撮像可能な位置にいるか否かを正確に判定することはできず、場合によっては、画像を要求した車両に不要な画像を提供してしまう、という問題もある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、車両乗員が車両状態を確認するのに必要な外観画像を、その車両の周囲に存在する撮像装置を利用して確実に取得することのできる外観画像表示装置及び車両撮像装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の車両の外観画像表示装置には、自車両の周囲に位置する車両撮像装置との間で無線通信を行うための通信手段と、外部操作によって各種指令を入力するための入力手段と、外観画像を表示するための表示手段とが備えられる。
そして、入力手段を介して外観画像の表示指令が入力されると、検出手段が、通信手段を介して自車両の周囲に車両撮像装置を呼び出すための呼出信号を送信し、呼出信号送信後に、呼出信号に対する応答信号が通信手段にて受信されたか否かを判断することにより、周囲に自車両を撮像可能な車両撮像装置が存在するか否かを判定する。
また、この検出手段にて自車両の周囲に車両撮像装置が存在すると判定されると、画像取得手段が、通信手段を介して車両撮像装置に撮像指令を送信することにより、車両撮像装置に自車両の外観画像を撮像させ、その後、車両撮像装置から送信されてくる撮像画像を通信手段を介して取得し、表示制御手段が、その取得された撮像画像を、自車両の外観画像として表示手段に表示する。
このように、本発明の外観画像表示装置は、自車両の周囲に位置する車両撮像装置との間で直接無線通信を行うことによって、車両撮像装置から自車両の外観画像を取得することから、上述した従来システムを利用して自車両の外観画像を情報センタを介して取得するようにした場合(つまり、自車両の現在位置を検出して情報センタに送信するようにした場合)に比べて、装置構成を簡単にすることができる。
また、本発明の外観画像表示装置では、自車両を撮像するのに用いる車両撮像装置を、この車両撮像装置との間の無線通信によって検出するので、上述した従来システムを利用する場合に比べて、自車両を撮像可能な車両撮像装置をより正確に検出することができるようになり、その撮像装置から自車両の外観画像をより確実に取得することが可能となる。
そして、本発明の外観画像表示装置は、入力手段を介して外観画像の表示指令が入力されると、周囲の車両撮像装置から自車両の外観画像を取得して、表示手段に表示することから、使用者は、車両の走行中であっても、車両を停車させることなく、表示手段に表示された外観画像から自車両の外観を確認できるようになる。
ここで、通信手段は、自車両の周囲に位置する車両撮像装置との間で無線通信を行うことができればよく、無線通信のための通信媒体としては、電波であっても或いは光であってもよいが、より好ましくは、請求項2に記載のように、遮蔽物が存在しない見通し範囲内でのみ通信相手との通信が可能となる波長の電波(例えば、周波数がMHz帯若しくはそれ以上の電波)若しくは光を利用するようにするとよい。
つまり、通信手段が無線通信に利用する電波の周波数が低い場合には、車両周囲に位置する物体(車両や障害物)が存在しても、その物体にて遮蔽(換言すれば反射)されることなく、その物体よりも外側に位置する車両撮像装置に届いてしまうことがある。そしてこの場合には、車両撮像装置が、自車両を直接撮像できないにもかかわらず、応答信号を送信してくることになるので、最終的に得られる撮像画像は、自車両の外観画像ではない画像になってしまう。
しかし、請求項2に記載のように、通信手段が無線通信に利用する通信媒体として、遮蔽物が存在しない見通し範囲内でのみ通信相手との通信が可能となる波長が短い電波(より具体的には、例えば、ETC(Electronic Toll Collection System)等で路車間通信に利用されるDSRC(狭域通信)用の電波)、若しくは、赤外線等の光通信に用いられる光信号を利用するようにすれば、車両を見通せる位置に存在し、自車両の外観を確実に撮像し得る車両撮像装置だけと無線通信を行うことができるようになり、画像取得手段が、自車両の外観を撮像することのできない車両撮像装置に対して、撮像指令を送信してしまうのを防止できる。
また、このように、通信手段が無線通信に利用する通信媒体を、遮蔽物が存在しない見通し範囲内でのみ通信相手との通信が可能となる波長の電波若しくは光に設定した場合には、請求項3に記載のように、通信手段がその通信媒体を送受信するのに利用する送受信素子(具体的にはアンテナ若しくは投受光素子)を、自車両の前方、後方、若しくは側方に位置する車両撮像装置との間で無線通信できるように、自車両の前方、後方、左側方、及び、右側方の少なくとも一カ所に配置するようにすればよい。
つまり、自車両周囲の車両撮像装置を利用して撮像すべき外観画像が、自車両を前方から見た画像であれば、通信媒体の送受信素子を自車両の前方位置に配置して、通信手段が、自車両の前方に位置する車両撮像装置との間で無線通信できるようにすればよく、車両撮像装置を利用して撮像すべき外観画像が、自車両を後方から見た画像であれば、通信媒体の送受信素子を自車両の後方位置に配置して、通信手段が、自車両の後方に位置する車両撮像装置との間で無線通信できるようにすればよく、車両撮像装置を利用して撮像すべき外観画像が、自車両を側方から見た画像であれば、通信媒体の送受信素子を自車両の左側方若しくは右側方に配置して、通信手段が、自車両の左側方若しくは右側方に位置する車両撮像装置との間で無線通信できるようにすればよい。
また、通信手段が自車両周囲の車両撮像装置との間の無線通信に利用する送受信素子は、請求項4に記載のように、車両撮像装置を利用して撮像すべき外観画像に応じて、自車両の前方、後方、左側方、及び、右側方の少なくとも2カ所以上に配置するようにしてもよいが、この場合には、検出手段に、送受信素子選択手段を設け、この送受信素子選択手段が、入力手段から入力される選択指令に従い、複数箇所に配置された送受信素子の中の一つを、通信手段が車両撮像装置との間で無線通信するのに使用する送受信素子として選択するようにするとよい。
つまり、このようにすれば、使用者は、入力手段を介して、外観画像を撮像すべき車両撮像装置の自車両に対する位置、延いては、自車両周囲の車両撮像装置から取得すべき外観画像の撮像方向を指定することができるようになり、当該外観画像表示装置の使い勝手をより向上することが可能となる。
また次に、送受信素子選択手段は、使用者が入力手段を介して指定してきた送受信素子を、通信手段が自車両周囲の車両撮像装置との間の無線通信に利用する送受信素子として設定できればよく、例えば、使用者が入力手段を介して外観画像の表示指令を入力した際に、この表示指令と同時若しくはこの表示指令に続けて入力手段から入力される選択指令に従って、検出手段が自車両周囲の車両撮像装置を呼び出す前に送受信素子を選択するようにしてもよく、或いは、検出手段が自車両に搭載された全ての送受信素子を利用して自車両周囲の車両撮像装置を呼び出した後に入力手段から入力される選択指令に従って、外観画像を取得するのに利用する送受信素子を選択するようにしてもよい。
そして、このうちの後者のようにするには、送受新素子選択手段を、請求項5に記載のように構成すればよい。
すなわち、請求項5に記載の外観画像表示装置において、送受信素子選択手段は、まず、入力手段を介して外観画像の表示指令が入力された際に、通信手段の全ての送受信素子から呼出信号を送信させ、その呼出信号の送信後に通信手段にて受信された応答信号があれば、その応答信号に含まれる車両撮像装置の識別情報を、応答信号を受信した送受信素子の配置位置を表す情報と共に使用者に報知する。
そして、その報知後に入力手段から入力される選択指令に従い、その後、通信手段が車両撮像装置との間で無線通信するのに使用する送受信素子を選択し、その選択した送受信素子に対応した車両撮像装置を外観画像を取得する通信相手として特定する。
このため、請求項5に記載の外観画像表示装置によれば、自車両を撮像可能な車両撮像装置が自車両の前後左右に複数存在する場合に、使用者は、外観画像表示装置から報知される車両撮像装置の識別情報に基づき、自車両の外観画像を撮像させる車両撮像装置を選択することができるようになる。
ところで、本発明(請求項1〜請求項5)の外観画像表示装置において、検出手段は、自車両周囲の車両撮像装置との間で呼出信号と応答信号を送受信することで、自車両周囲の車両撮像装置を検出するものであることから、その検出した車両撮像装置が、実際に自車両を撮像可能な位置にあるか否かは判定できない。
そこで、本発明(請求項1〜請求項5)の外観画像表示装置には、更に、請求項6に記載のように、検出手段にて自車両の周囲に車両撮像装置が存在すると判定されると、その車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるか否かを判定し、車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるときに画像取得手段を動作させる位置判定手段を設けるようにするとよい。
つまり、このようにすれば、車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるときに限って画像取得手段を動作させて、その車両撮像装置から自車両の撮像画像を取得することができるようになり、車両撮像装置が自車両の周囲に存在しても、その車両撮像装置によって自車両を良好に撮像することができないような場合に、画像取得手段、延いては、自車両周囲の車両撮像装置を、不必要に動作させてしまうのを防止できる。
なお、位置判定手段としては、請求項6に記載のように、自車両に搭載された撮像装置を介して車両撮像装置を撮像し、その撮像画像から、車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるか否かを判定するように構成するか、若しくは、請求項8に記載のように、自車両に搭載された距離測定装置を介して、自車両と車両撮像装置との間の距離を測定し、その測定結果から、車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるか否かを判定するように構成するとよい。
また次に、上記請求項6〜請求項8に記載のように、位置判定手段を設けた場合には、画像取得手段、延いては、自車両周囲の車両撮像装置を、不必要に動作させてしまうのを防止し、車両撮像装置からは、自車両を撮像した画像をより確実に取得することができるが、請求項9に記載のように、車両撮像装置が動画を撮像可能に構成されており、画像取得手段は、車両撮像装置から動画データを取得し、表示制御手段は、その取得した動画データに基づき、表示手段に動画を表示させるように構成されている場合には、必ずしも位置判定手段を設ける必要はない。
つまり、請求項9に記載の外観画像表示装置では、表示手段に、自車両周囲の車両撮像装置が撮像した撮像画像をリアルタイムで表示することができるため、使用者(この場合運転者)は、車両の運転操作によって、表示手段への表示画像を確認しながら自車両と車両撮像装置との相対位置を調整することにより、車両状態を確認することができるようになる。
なお、請求項9に記載の外観画像表示装置において、車両の通常走行中に、自車両と車両撮像装置との相対位置を調整しつつ、車両状態を確認できるようにするには、車両撮像装置は、自車両以外の車両に搭載され、その車両が自車両と同一方向に走行している必要はある。
つまり、本発明(請求項1〜請求項9)の外観画像表示装置において、自車両の外観画像を取得するのに用いる車両撮像装置は、当該外観画像表示装置が搭載された車両(自車両)とは別の車両に搭載されていても、或いは、車両が走行する道路に沿って配置されていてもよいが、上記のように自車両の通常走行中に自車両と車両撮像装置との相対位置を調整できるようにするには、車両撮像装置は自車両と同一方向に走行している他の車両に搭載されている必要はある。
ところで、請求項6〜請求項8に記載の装置のように、位置判定手段を設けて、車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるときに限って画像取得手段を動作させるようにしても、或いは、請求項9に記載の装置のように、表示手段に、車両撮像装置から取得した動画を表示するようにしても、車両撮像装置による画像の撮像条件(具体的には撮像方向や撮像画像の倍率等)が、自車両を撮像し得る撮像条件に設定されていなければ、使用者が車両状態を確認するのに適した外観画像を取得することができない。
そこで、自車両周囲の車両撮像装置を利用して、使用者が車両状態を確認するのに適した外観画像を取得できるようにするには、請求項10に記載のように、更に、取得画像調整手段を設けるようにするとよい。
すなわち、請求項10に記載の外観画像表示装置において、取得画像調整手段は、表示制御手段が表示手段に自車両の撮像画像を表示させているときに、入力手段から、自車両の撮像方向を含む撮像条件の変更指令が入力されると、その変更指令を通信手段を介して車両撮像装置に送信することにより、車両撮像装置に対して自車両の撮像条件を変更させ、その後、画像取得手段に対して、車両撮像装置から撮像条件変更後の撮像画像を取得させる。
このため、請求項10に記載の外観画像表示装置によれば、使用者は、入力手段を操作して、撮像条件の変更指令を入力することにより、表示手段に表示される画像を、車両状態を確認するのに適した画像に変更させることができるようになり、当該装置の使い勝手をより向上することが可能となる。
一方、請求項11に記載の発明は、周囲画像を撮像する撮像手段を備え、請求項1〜請求項10の何れかに記載の車両の外観画像表示装置から撮像指令を受けると、撮像手段を介して外観画像表示装置を搭載した車両を撮像して、その撮像画像を外観画像表示装置に送信する車両撮像装置に関する。
そして、この車両撮像装置においては、通信手段にて外観画像表示装置から送信された呼出信号が受信されると、応答手段が、通信手段を介して、その呼出信号を送信してきた外観画像表示装置に対して応答信号を送信する。また、応答手段が通信手段を介して応答信号を送信した後、通信手段にて、外観画像表示装置から送信された撮像指令が受信されると、画像送信手段が、撮像手段を介して周囲の車両を撮像し、その撮像画像を通信手段を介して外観画像表示装置に送信する。
従って、この車両撮像装置によれば、外観画像表示装置からの要求に従い、外観画像表示装置が搭載された車両の画像を撮像して、その撮像画像を、外観画像表示装置に提供することができるようになり、請求項1〜請求項10の何れかに記載の外観画像表示装置と組み合わせることにより、車両の外観画像撮像システムを構築することができるようになる。
なお、この車両撮像装置に設けられる通信手段としては、外観画像表示装置の通信手段との間で無線通信できればよく、外観画像表示装置側の通信手段が、無線通信のための通信媒体として、遮蔽物が存在しない見通し範囲内でのみ通信相手との通信が可能となる波長の電波若しくは光を利用するように構成されている場合には、請求項12に記載のように、当該車両撮像装置の通信手段についても、通信媒体として、遮蔽物が存在しない見通し範囲内でのみ通信相手との通信が可能となる波長の電波若しくは光を利用するように構成すればよい。
そして、通信手段をこのように構成すれば、当該車両撮像装置と、請求項2に記載の機能を有する外観画像表示装置とを組み合わせることにより、外観画像表示装置側で自車両を撮像可能な車両撮像装置をより良好に検出し得る外観画像撮像システムを構築することができるようになる。
また次に、応答手段が通信手段を介して送信する応答信号には、請求項13に記載のように、外観画像表示装置側で使用者が当該車両撮像装置を識別するのに要する識別情報を含めるようにするとよい。
そして、このようにすれば、当該車両撮像装置と請求項5に記載の機能を有する外観画像表示装置とを組み合わせることにより、外観画像表示装置側で、使用者が複数の車両撮像装置の中から外観画像を撮像させるのに適した車両撮像装置を選択し得る外観画像撮像システムを構築することができるようになる。
また、請求項14に記載の車両撮像装置のように、撮像手段を、周囲画像を動画として連続的に撮像可能に構成し、画像送信手段を、撮像手段から連続的に出力される画像を動画データとして外観画像表示装置に送信するように構成すれば、当該車両撮像装置と、請求項9に記載の機能を有する外観画像表示装置とを組み合わせることにより、外観画像表示装置側で、表示手段に自車両の画像を動画として表示可能な外観画像撮像システムを構築することができるようになり、上述した請求項9と同様の効果を得ることができる。
一方、請求項10に記載の外観画像表示装置と、本発明(請求項11〜請求項14)の車両撮像装置とを組み合わせることにより、外観画像撮像システムを構築する際には、請求項15に記載の車両撮像装置のように、画像送信手段が前記撮像手段による撮像画像を送信した後、通信手段にて、外観画像表示装置から送信された撮像条件の変更指令が受信されると、その変更指令に従い、撮像手段による周囲画像の撮像方向を含む撮像条件を変更する撮像条件変更手段を設けるようにすればよい。
すなわち、本発明(請求項11〜請求項14)の車両撮像装置に、請求項15に記載の撮像条件変更手段を設けるようにすれば、外観画像表示装置側で使用者が入力した撮像条件の変更指令に従い、撮像手段による周囲画像の撮像条件が自動で変更されることになり、使用者は、外観画像表示装置側で表示される画像を、自車状態を確認するのに適した画像に容易に変更させることができるようになる。
なお、上述した本発明(請求項11〜請求項15)の車両撮像装置と、請求項1〜請求項10の何れかに記載の外観画像表示装置とを用いて、外観画像撮像システムを構築する場合、車両撮像装置は、請求項16に記載のように、撮像手段として、車両が走行する道路に沿って配置された道路状況監視用の撮像装置を備え、その監視用撮像装置と共に道路に沿って配置されていてもよく、或いは、請求項17に記載のように、撮像手段として、車両周囲の画像を撮像するために車両に搭載された撮像装置を備え、この撮像装置と共に車両に搭載されていてもよい。
また、請求項17に記載のように車両撮像装置を車両に搭載する場合、その車両には、請求項18に記載のように、請求項1〜請求項10の何れかに記載の車両の外観画像表示装置が搭載されていてもよい。
そして、この場合、車両撮像装置は、自車両に搭載された外観画像表示装置と共通の通信手段を介して、他の車両に搭載された外観画像表示装置との間で無線通信することにより、他の車両を撮像して、その撮像画像を送信するように構成すればよい。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明が適用された第1実施形態の車両の外観画像撮像システム及びこのシステムを構成している車両の内部構成を表す説明図である。
図1(a)に示す如く、本実施形態の外観画像撮像システムは、車両の走行中に乗員から外観画像の表示指令が入力された際に、その車両(以下、表示対象車両という)2Aから、自車両を撮像可能な周囲の車両(以下、周囲車両ともいう)2Bの一つに、撮像指令を送信することで、周囲車両2Bに対して自車両を撮像させ、その後、その画像を撮像した周囲車両2Bが撮像画像を表示対象車両2Aに送信することで、表示対象車両2Aが、自車両の撮像画像を周囲車両2Bから取得し、その取得した撮像画像(つまり自車両の外観画像)を運転席近傍に配置された液晶表示パネル等からなる表示部4に表示するようにしたものである。
そして、本実施形態では、外観画像撮像システムを構成する全ての車両2が、表示対象車両2A及び周囲車両2Bの何れにもなり得るように構成されている。
すなわち、図1(b)に示すように、本実施形態の外観画像撮像システムを構成する各車両2には、撮像方向が車両2の前方、後方、左側方、右側方となるようにそれぞれ配置された4つのカメラ6f、6b、6l、6rと、車両2の前方、後方、左側方、右側方の各位置に配置された4つのアンテナ8f、8b、8l、8rと、これら各アンテナ8f、8b、8l、8rを介して自車両2の周囲に位置する他の車両2との間で無線通信を行う通信ECU10と、運転者等の使用者が手動操作によって各種指令を入力するために表示部4の近傍に配置された操作部5と、操作部5から外観画像の表示指令が入力されると、通信ECU10を介して周囲車両2Bとの間で無線通信を行うことで、周囲車両2Bから自車両2の外観画像を取得し、その画像を表示部4に表示する画像表示ECU12と、通信ECU10がアンテナ8f、8b、8l、8rの何れかを介して他の車両2からの撮像指令を受信すると、カメラ制御部14を介して、撮像指令を送信してきた車両2(つまり表示対象車両2A)の方向を向いているカメラ6(詳しくは、カメラ6f、6b、6l、6rの何れか一つ)を動作させて、そのカメラ6から表示対象車両2Aの撮像画像を取得し、その取得した撮像画像を、通信ECU10から表示対象車両2Aとの無線通信が可能なアンテナ8(詳しくは、アンテナ8f、8b、8l、8rの何れか一つ)を介して送信させる周辺監視ECU16と、が備えられている。
なお、本実施形態において、カメラ6及びアンテナ8は、それぞれ、本発明の撮像手段及び送受信素子に相当するものであり、これら各部の符号6,8に付与した添え字f、b、l、rは、それぞれ、車両2の前方、後方、左側方、右側方、を表している。
また、各アンテナ8は、車両2側から見通し可能な位置に存在する他の車両2との間で無線通信を行うためのものであり、本実施形態では、通信手段としての通信ECU10が、このアンテナ8を介して、ETC等で路車間通信に利用されるDSRC(狭域通信)用の電波を送受信することにより、他の車両2に搭載された通信ECUとの間で各種情報を送受信する。
一方、通信ECU10、画像表示ECU12、周辺監視ECU16は、それぞれ、マイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置であり、これら各ECU10、12、16は、車両に搭載された他の電子制御装置(ECU)と共に、車両に配線された通信線Lにそれぞれ接続されている。そして、各ECU10、12、16は、通信線Lを介して、他のECUとの間で、制御に必要な各種情報を送受信する。
また、周辺監視ECU16は、例えば、車両2の後退走行時には、後方のカメラ6bにて撮像された後方画像を表示部4に表示させる後方監視制御を実行し、車両2がオートクルーズモードに設定された際には、前方のカメラ6fにて撮像された前方画像を処理することにより道路上の白線位置や障害物を認識し、その認識結果を車両の操舵制御や速度制御を行う他のECUに送信する前方監視制御を実行し、車両2の駐車時には、車両2に接近してきた不審者を左右側方のカメラ8l、8rで撮像して、車両2のドアが不正操作されると、その撮像画像を記憶したり、通信ECU10を介して外部の監視センタに送信する監視制御を実行する。
そして、車両2の走行中に他の車両2から呼出信号が送信されてくると、周辺監視ECU16は、その呼出信号を送信してきた車両方向のカメラ6は使用可能であるか否か(つまり他の制御のためにカメラ6が使用されていないか否か)を判定し、そのカメラ6が使用可能であるときに、他の車両2を撮像して、その撮像画像を通信ECU10から送信する撮像制御を実行する。
また、各カメラ6は、撮像方向や撮像画像の倍率等の撮像条件をカメラ制御部14を介して変更できるようにされており、周辺監視ECU16は、制御内容に応じて、カメラ制御部14を介して各カメラ6の撮像条件を設定する。
次に、車両2を表示対象車両2Aとして機能させるために画像表示ECU12にて実行される画像表示処理、及び、車両2を周囲車両2Bとして機能させるために周辺監視ECU16にて実行される車両撮像処理を、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、図2の左欄に示す画像表示処理は、使用者が操作部5を介して外観画像の表示指令を入力した際に、画像表示ECU12にて実行される処理である。
そして、この画像表示処理が開始されると、まずS100(Sはステップを表す)にて、表示対象車両2Aである自車両2を、車両の前方、後方、左側方、右側方の何れの方向から撮像させるかを使用者に選択させるための選択メニューを表示部4に表示し、その後、使用者が選択メニューに沿って操作部5を操作することにより自車両2の撮像方向を指定するのを受け付ける、撮像方向の受付処理を実行する。
そして、この受付処理が終了すると、続くS110に移行し、通信ECU10を介して、使用者が指定した撮像方向(車両の前方、後方、左側方、又は右側方)に配置されたアンテナ8から呼出信号を送信させる。
一方、周辺監視ECU16では、図2の右欄に示す車両撮像処理がメインルーチンの一つとして周期的に実行されている。
そして、この車両撮像処理では、S310にて、車両外部から送信されてきた呼出信号が通信ECU10にて受信されたか否かを判定し、呼出信号が受信されていなければ、そのまま当該処理を終了し、逆に、呼出信号が受信されていれば、S320にて、その呼出信号を受信したアンテナ8の位置から、呼出信号を送信してきた表示対象車両2Aが自車両2の前後左右の何れの方向に位置するのかを判定した後、続くS330にて、その判定方向を向いたカメラ6が現在使用可能であるか否か(つまり表示対象車両2Aを撮像可能か否か)を判断し、表示対象車両2Aを撮像できない場合には、そのまま当該処理を終了し、逆に、表示対象車両2Aを撮像できる場合には、S340に移行し、通信ECU10を介して、呼出信号を受信したアンテナ8から応答信号を送信させる。
従って、表示対象車両2Aにおいて、上記S110の処理によって、使用者が指定した撮像方向に配置されたアンテナ8から呼出信号を送信させた際に、その呼出信号の送信方向に他の車両2が存在し、しかも、その車両2が、表示対象車両2Aを撮像可能であれば、その車両2から表示対象車両2Aに向けて、応答信号が送信されることになる。
このため、画像表示処理において、S110にて呼出信号を送信させた後は、S120にて、その送信方向に位置する周囲車両2Bから送信された応答信号が通信ECU10にて受信されたか否かを判断し、応答信号が受信されていなければ、再度S110に移行することにより、周囲車両2Bから応答信号が送信されてくるまで、呼出信号を繰り返し送信する。
次に、S120にて、通信ECU10にて、周囲車両2Bからの応答信号が受信されたと判断すると、続くS130にて、周囲車両2Bにて自車両2を「撮像可能」である旨を使用者に報知した後、S140に移行し、周辺監視ECU16を介して、応答信号を送信してきた周囲車両2B方向に向いている(換言すれば自車両2の撮像方向に配置されている)自車両2のカメラ6を駆動することにより、周囲車両2Bを含む周囲画像を撮像させ、その撮像された周囲画像を取得する。
また、続くS150では、S140にて取得した周囲画像を解析することにより、周囲車両2Bのカメラ位置を認識し、続くS160にて、周囲車両2Bのカメラ位置は、自車両2の外観を正常に撮像可能な位置にあるか否かを判断する。
そして、S160にて、周囲車両2Bのカメラは自車両を正常に撮像可能な位置にないと判断すると、再度S140に移行して、S140〜S160の処理を実行し、逆に、S160にて、周囲車両2Bのカメラは自車両を正常に撮像可能な位置にあると判断すると、周囲車両2Bによる自車両2の撮像を開始する旨を使用者に報知した後、S180に移行する。
ここで、S140〜S170の処理は、表示対象車両2Aである自車両2と、自車両2の外観を撮像させる周囲車両2Bとの相対位置を、運転者の運転操作によって、最適位置に調整させるための処理である。
つまり、上記のように、S130にて「撮像可能」を報知した後、周囲車両2Bのカメラ位置が自車両2を正常に撮像し得る位置になった時点で「撮像開始」を報知するようにすれば、運転者は、「撮像開始」が報知されるまでは、周囲車両2Bに対する自車両2の位置が悪く、撮像できないことを知ることができる。この結果、運転者は、「撮像開始」が報知されるまで、自車両2の運転操作によって、周囲車両2Bに対する自車両2の位置を調整することになる。
なお、S170やS130における報知処理では、運転者等の使用者に「撮像可能」或いは「撮像開始」を報知するが、この報知処理は、予め設定された報知音若しくは音声メッセージにより音で報知するようにしてもよく、或いは、表示ランプ等からなるインジケータや表示部4の表示画面を利用して視覚的に報知するようにしてもよく、これらの組み合わせで報知するようにしてもよい。
次に、S170にて、使用者に「撮像開始」を報知した後は、S180に移行し、通信ECU10を介して、応答信号を送信してきた周囲車両2Bに向けて撮像指令を送信する。そして、続くS190では、その後、周囲車両2Bから送信されてくる画像データを受信し、続くS200にて、その受信した画像データに基づき、表示部4に受信画像を表示する。
つまり、周囲車両2B側で実行される車両撮像処理では、S340にて応答信号を送信した後は、S350にて、応答信号の送信先である表示対象車両2Aから送信される撮像指令が通信ECU10にて受信されるのを待ち、通信ECU10にて、撮像指令が受信されると、S360に移行し、周辺監視ECU16を介して、表示対象車両2A方向に向いているカメラ6を駆動することにより、表示対象車両2Aを含む周囲画像を撮像させて、その撮像画像を取得し、続くS370にて、その取得した撮像画像の画像データを、通信ECU10から表示対象車両2Aに向けて送信させる。
このため、表示対象車両2A側で実行される画像表示処理では、自車両2を撮像可能な周囲車両2Bに対して撮像指令を送信することで、周囲車両2Bに対して自車両を撮像させ、その撮像画像を周囲車両2Bから取得して、表示部4に表示するのである。
次に、表示対象車両2A側で実行される画像表示処理において、S200にて、周囲車両2Bから取得した自車両2の外観画像を表示部4に表示した後は、S210にて、使用者が操作部5を介して外観画像の表示終了指令を入力したか否かを判断する。
そして、操作部5から表示終了指令が入力されていれば、S240に移行して、表示部4への受信画像の表示を終了すると共に、通信ECU10から周囲車両2Bに向けて撮像終了指令を送信させた後、当該処理を終了する。
また、S210にて、操作部5から表示終了指令が入力されていないと判断された場合には、S220に移行して、使用者が操作部5を介して、周囲車両2B側で外観画像を撮像したカメラ6に対する撮像条件の変更指令を入力したか否かを判断する。
そして、操作部5から撮像条件変更指令が入力されていれば、S230に移行して、表示部4への受信画像の表示を終了する共に、その入力された撮像条件変更指令を通信ECU10から周囲車両2Bに向けて送信させた後、再度S140に移行する。また、逆に、操作部5から撮像条件変更指令が入力されていなければ、再度S210に移行する。
一方、周囲車両2B側で実行される車両撮像処理では、S370にて画像データを送信した後は、S380にて、通信ECU10にて表示対象車両2Aから送信された撮像終了指令が受信されたか否かを判断し、撮像終了指令が受信されていれば、そのまま当該処理を終了する。
また、S380にて、撮像終了指令は受信されていないと判断された場合には、S390に移行し、今度は、通信ECU10にて表示対象車両2Aから送信された撮像条件変更指令が受信されたか否かを判断し、撮像条件変更指令が受信されていなければ、再度S380に移行する。
そして、S390にて、撮像条件変更指令が受信されたと判断された場合には、S400に移行し、その受信した撮像条件変更指令に従い、カメラ制御部14を介して、表示対象車両2Aの撮像に使用しているカメラ6の撮像条件(具体的には、カメラ6の向きや撮像画像の倍率等)を変更し、再度S350に移行する。
以上説明したように、本実施形態の外観画像撮像システムにおいては、当該システムを構成している任意の車両2で、使用者が操作部5を介して外観画像の表示指令を入力すると、その車両2に搭載された画像表示ECU12が、画像表示処理を実行することにより、表示対象車両2Aとなった自車両2を撮像可能な周囲車両2Bを呼び出し、この呼び出しに応答してきた周囲車両2Bに対して、自車両2を撮像させて、その撮像画像を取得し、表示部4に表示する。
従って、本実施形態の外観画像撮像システムによれば、表示対象車両が情報センタを経由して周囲車両から自車両の外観画像を取得するようにした場合に比べて、車載装置の構成を簡単にすることができる。
また、表示対象車両2Aにおいて、周囲車両2Bから自車両2の外観画像を取得して表示部4に表示させるには、使用者は、操作部5を操作して外観画像の表示指令を入力し、周囲車両2Bのカメラ6にて自車両2を撮像できるように、運転操作によって自車両2と周囲車両2Bとの相対位置を調整するだけでよく、しかも、自車両2が走行中であっても、周囲車両2Bから自車両2の外観画像を取得して、表示部4に表示することができることから、使用者は、その表示画像から車両状態を極めて簡単に確認することができる。
また、表示対象車両2A側で、表示部4に周囲車両2Bから取得した画像を表示した際、その表示画像から車両状態を確認することができないことも考えられるが、このような場合、使用者は、操作部5を操作することによって、その表示画像に対する撮像条件の変更指令を入力すればよい。
つまり、本実施形態では、表示対象車両2A側で、操作部5から自車両2(つまり表示対象車両2A)を撮像するカメラの撮像条件の変更指令が入力されると、その変更指令を、表示対象車両2Aから周囲車両2Bの周辺監視ECU16に転送し、周囲車両2B側で、表示対象車両2Aの撮像に用いたカメラ6の撮像条件を、使用者が入力した変更指令に従い変更し、その後、再度、表示対象車両2Aの撮像及び表示のための処理を実行するようにされているため、使用者は、所望の外観画像を見ることができる。
なお、本実施形態において、本発明の外観画像表示装置としての機能は、主として画像表示ECU12にて実現されており、この画像表示ECU12において実行される画像表示処理の内、S100〜S130の処理は、本発明の検出手段に相当し、その内のS100の処理は、本発明の送信素子選択手段に相当する。同じく、S140〜S170の処理は、本発明の位置判定手段に相当し、S180及びS190の処理は、本発明の画像取得手段に相当し、S200の処理は、本発明の表示制御手段に相当し、S220及び230の処理は、本発明の取得画像調整手段に相当する。
また、本発明の車両撮像装置としての機能は、主として、周辺監視ECU16とこれに接続されたカメラ制御部14及びカメラ6にて実現されており、周辺監視ECU16にて実行される車両撮像処理の内、S310〜S340の処理は、本発明の応答手段に相当し、S350〜S380の処理は、本発明の画像送信手段に相当し、S390及びS400の処理は、本発明の撮像条件変更手段に相当する。
[第2実施形態]
ところで、上記実施形態では、表示対象車両2Aにおいて、使用者は、外観画像の表示指令を入力した直後に、周囲車両2Bによる自車両2の撮像方向を指定するようにされているが、使用者が外観画像の表示指令を入力した際には、画像表示ECU12が実行する画像表示処理にて、自車両2を撮像可能な全ての周囲車両2Bを検出し、これら各周囲車両2Bの情報を使用者に提示して、自車両2の撮像に利用する周囲車両2Bを使用者に選択させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示対象車両2Aにおいて、自車両2を撮像させる周囲車両2Bを撮像し、その撮像画像から周囲車両2Bのカメラ位置を認識して、カメラ位置が自車両2を撮像するのに適した正常位置にあるか否かを判定し、カメラ位置が正常位置にあるときに「撮像開始」を報知することで、運転者に対して、周囲車両2Bに対する自車両2の位置を調整させるようにしている。
しかし、表示対象車両2Aが、周囲車両2Bから自車両2を撮像した動画データを取得して、表示部4に自車両2を撮像した動画をリアルタイムで表示するようにすれば、運転者は、その表示画像を確認しながら自車両2と周囲車両2Bとの相対位置を調整することができることから、上記実施形態におけるカメラ位置の判定処理(具体的にはS140〜S160の処理)を不要にすることができる。
そこで、次に本発明の第2実施形態として、表示対象車両2A側での使用者による周囲車両2Bの選択動作を上記のように変更し、且つ、表示部4への画像表示を動画表示に変更した場合に、表示対象車両2A側の画像表示ECU12にて実行される画像表示処理、及び、周囲車両2B側の周辺監視ECU16にて実行される車両撮像処理について、図3に示すフローチャートに沿って説明する。
図3に示すように、画像表示処理では、まずS115にて、通信ECU10を介して、自車両2に搭載された全てのアンテナ8f、8b、8l、8rから呼出信号を送信させ、続くS125にて、所定時間の間、通信ECU10にて周囲車両2Bからの応答信号が受信されたか否かを判断することにより、自車両2の周囲に位置し、且つ自車両2を撮像可能な全ての周囲車両2Bからの応答信号が受信されるのを待つ。
一方、周囲車両2Bの周辺監視ECUにて実行される画像表示処理は、上記実施形態と同様に、S310〜S330の処理が実行されるが、S330にて表示対象車両2Aを撮像できると判断されてから応答信号を送信する際には、S345にて、車種、塗装色、ナンバープレートの番号、といった自車両2を識別するための車両情報を含む応答信号を送信するようにされている。
そして、表示対象車両2A側で実行される画像表示処理では、S125にて応答信号が受信されたと判断すると、S135に移行して、その受信された全ての応答信号に含まれる車両情報と各応答信号を受信したアンテナ8の位置情報との一覧を、撮像可能車両の選択画像として表示部4に表示し、続くS165では、使用者が操作部5の操作によって選択画像内に表示されている周囲車両2Bの一つを選択したか否かを判断することにより、自車両2の撮像に利用する周囲車両2Bが選択されるのを待つ。
また、S165にて、自車両2の撮像に利用する周囲車両2Bが選択されたと判断すると、S185に移行し、通信ECU10から、その選択された周囲車両2Bに対して、撮像指令を送信させる。
なお、この撮像指令の送信には、送信対象となる周囲車両2Bの方向に配置されたアンテナ8が利用される。また、表示部4への選択画像の表示中に、操作部5を介して、周囲車両2Bの検索指令が入力された際には、再度S115の処理が実行される。
一方、周囲車両2B側で実行される車両撮像処理では、S350にて、表示対象車両2Aからの撮像指令が通信ECU10にて受信されたと判断すると、S365に移行して、周辺監視ECU16を介して、表示対象車両2A方向に向いているカメラ6による動画の撮像を開始させ、続くS375にて、そのカメラ6からの動画データを周辺監視ECU16から通信ECU10に転送させることにより、その動画データを通信ECU10から表示対象車両2Aに向けて送信させる。
このため、表示対象車両2A側で実行される画像表示処理では、S185にて撮像指令を送信した後は、S205に移行して、通信ECU10を介して周囲車両2Bから送信された動画データを受信し、その受信した動画データに基づき、表示部4に動画を表示させる。
また、画像表示処理では、S205にて表示部4に動画を表示させているとき、S210にて、定期的に、使用者が操作部5を介して外観画像の表示終了指令を入力したか否かを判断し、操作部5から表示終了指令が入力されていれば、S240に移行して、表示部4への受信画像(動画)の表示を終了すると共に、通信ECU10から周囲車両2Bに向けて撮像終了指令を送信させた後、当該処理を終了する。
また、S210にて、操作部5から表示終了指令が入力されていないと判断された場合には、S220に移行して、使用者が操作部5を介して、周囲車両2B側で外観画像を撮像したカメラ6に対する撮像条件の変更指令を入力したか否かを判断する。
そして、操作部5から撮像条件変更指令が入力されていれば、S235に移行して、その入力された撮像条件変更指令を通信ECU10から周囲車両2Bに向けて送信させた後、再度S205に移行し、逆に、操作部5から撮像条件変更指令が入力されていなければ、そのままS205に移行する。
一方、周囲車両2B側で実行される車両撮像処理では、S375にて動画データを送信した後は、上記実施形態と同様に、S380、S390、S400の処理を実行するが、S380にて、表示対象車両2Aから送信された撮像終了指令が受信されたと判断した場合には、S410にて、周辺監視ECU16に対して動画の撮像を停止させた後、当該処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、表示対象車両2Aにおいて、画像表示ECU12が画像表示処理を開始した直後には、車両の前後左右全ての方向に呼出信号を送信することにより、自車両2を周囲から撮像可能な全ての周囲車両2Bを検出し、その検出した周囲車両2Bの車両情報を使用者に報知することで、使用者が、自車両2の撮像に利用する周囲車両2B(換言すれば自車両2の撮像方向)を選択できるようにされている。
このため、使用者が自車両2の撮像に利用する周囲車両2Bを選択することにより自車両2の撮像方向を設定した際には、その設定した撮像方向から自車両2を撮像した画像を速やかに取得することができるようになる。
つまり、上述した第1実施形態では、使用者が自車両2の撮像方向を設定した後、その方向に位置して自車両2を撮像可能な周囲車両2Bを検出することから、その周囲車両2Bから自車両2の外観画像を取得するのに時間がかかるが、本第2実施形態では、自車両を撮像可能な全ての周囲車両2Bを検出してから、使用者に対して、自車両2を撮像するのに利用する周囲車両2Bを選択させることから、使用者の選択動作後に自車両2の外観画像を取得するのに要する時間を短くすることができるようになるのである。
また、本実施形態では、表示対象車両2A側の画像表示ECU12は、周囲車両2Bから自車両を撮像した動画データを取得し、その取得した動画データに基づき、表示部4に自車両の外観画像をリアルタイムで表示することから、使用者(この場合運転者)は、その表示画像から車両状態(ランプ類の点灯状態、積荷の積載状態等)を確認できるように、自車両2の周囲車両2Bとの相対位置を調整することができる。
よって、本実施形態によれば、第1実施形態におけるカメラ位置の判定処理(S140〜S160の処理)を実行することなく、運転者に対して、自車両2の周囲車両2Bとの相対位置を調整させることができるようになる。
[変形例]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内にて種々の態様を採ることができる。
例えば、第1実施形態では、表示対象車両2Aにおいて、周囲車両2Bが自車両2を撮像可能か否かを判定するために、周囲車両2Bを撮像して、その撮像画像を解析することにより、周囲車両2Bのカメラ位置が自車両2を撮像するのに適した位置にあるか否かを判定するようにしたが、こうした位置判定手段としての機能は、例えば、車両2に、先行車両や後方障害物までの距離を測定するための距離測定装置(レーザレーダ等)が搭載されているような場合には、この距離測定装置を利用して周囲車両2B迄の距離を測定し、その測定距離が自車両2を撮像するのに適した距離になっているか否かを判断するようにしても、実現できる。
また、上記各実施形態では、外観画像撮像システムを構成する車両2は、表示対象車両2Aとしても、また周囲車両2Bとしても、動作するものとして説明したが、この内の一方の車両2A又は2Bとして動作する車両を利用しても、上記各実施形態の外観画像撮像システムを構築できる。
具体的には、表示対象車両2Aとして動作し得る車両を構成するには、本発明の外観画像表示装置としての機能を実現する構成要素である、表示部4、操作部5、アンテナ8、通信ECU10、及び、画像表示ECU12を、車両に搭載すればよく、逆に、周囲車両2Bとして動作し得る車両を構成するには、本発明の車両撮像装置としての機能を実現する構成要素である、カメラ6、アンテナ8、通信ECU10、カメラ制御部14、周辺監視ECU16を車両に搭載するようにすればよい。
また、上記各実施形態では、車両2には、車両2の前後左右を監視できるように4つのカメラ6が搭載されているものとして説明したが、例えば、車両2の前後を監視するために2台のカメラを搭載した車両であっても、車両2の後方又は前方を監視するために1台のカメラを搭載した車両であっても、本発明の車両撮像装置としての機能を実現できる。
また同様に、上記各実施形態では、車両2には、その前後左右に4つのアンテナ8が搭載されるものとして説明したが、このアンテナ8の数や配置位置についても、アンテナの指向特性や表示部4に表示させる外観画像の種類に応じて適宜設定すれば良い。
なお、図1(b)において、カメラ6は車両2の天井部分に配置されているように記載されているが、カメラ6の配置位置についても適宜設定すれば良く、例えば、車両の左右側方を撮像するカメラであれば、車両2のドアミラーに装着することができる。
一方、上記各実施形態では、表示対象車両2Aに外観画像を提供する車両撮像装置は、車両2に搭載されるものとして説明したが、車両撮像装置としては、図1(a)に点線で示すように、車両2の走行道路に沿って道路の路肩(或いは上方)に設置された道路状況監視用の撮像装置30を利用することもできる。
つまり、道路状況監視用の撮像装置30に、路車間通信用の通信手段(アンテナ、通信ECU等)を設け、車両側から送信された撮像指令を受信した際に、道路画像を撮像して、撮像指令を送信してきた車両に撮像画像を送信するようにしても、表示対象車両2Aに外観画像を提供することができる。
また、上記各実施形態では、通信ECU10は、電波を放射するアンテナ8を利用して無線通信を行うものとして説明したが、例えば、赤外光等の光を送受信する光通信用の通信モジュールを利用して無線通信を行うようにしてもよい。
第1実施形態の車両の外観画像撮像システム及びこのシステムを構成している車両の内部構成を表す説明図である。 第1実施形態の画像表示ECUにて実行される画像表示処理及び周辺監視ECUにて実行される車両撮像処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の画像表示ECUにて実行される画像表示処理及び周辺監視ECUにて実行される車両撮像処理を表すフローチャートである。
符号の説明
2…車両、2A…表示対象車両、2B…周囲車両、4…表示部、5…操作部、6(6f、6b、6l、6r)…カメラ、8(8f、8b、8l、8r)…アンテナ、10…通信ECU、12…画像表示ECU、14…カメラ制御部、16…周辺監視ECU、L…通信線、30…撮像装置。

Claims (18)

  1. 車両に搭載され、自車両の周囲に位置して自車両を周囲から撮像可能な車両撮像装置との間で無線通信を行うことによって、該車両撮像装置から自車両の外観画像を取得し、該取得した外観画像を表示する車両の外観画像表示装置であって、
    前記車両撮像装置との間で無線通信を行うための通信手段と、
    外部操作によって各種指令を入力するための入力手段と、
    前記外観画像を表示するための表示手段と、
    前記入力手段を介して外観画像の表示指令が入力されると、前記通信手段を介して自車両の周囲に前記車両撮像装置を呼び出すための呼出信号を送信し、該呼出信号送信後に、該呼出信号に対する応答信号が前記通信手段にて受信されたか否かを判断することにより、自車両の周囲に前記車両撮像装置が存在するか否かを判定する検出手段と、
    該検出手段にて自車両の周囲に前記車両撮像装置が存在すると判定されると、前記通信手段を介して前記車両撮像装置に撮像指令を送信することにより、前記車両撮像装置に自車両の外観画像を撮像させ、その後、前記車両撮像装置から送信されてくる撮像画像を前記通信手段を介して取得する画像取得手段と、
    該画像取得手段にて取得された撮像画像を、自車両の外観画像として前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の外観画像表示装置。
  2. 前記通信手段は、前記車両撮像装置との間で無線通信を行うための通信媒体として、遮蔽物が存在しない見通し範囲内でのみ通信相手との通信が可能となる波長の電波若しくは光を利用することを特徴とする請求項1に記載の車両の外観画像表示装置。
  3. 前記通信手段は、自車両の前方、後方、若しくは側方に位置する車両撮像装置との間で無線通信できるように、自車両の前方、後方、左側方、及び、右側方の少なくとも一カ所に配置された通信媒体送受信用の送受信素子を備えたことを特徴とする請求項2に記載の車両の外観画像表示装置。
  4. 前記通信手段は、前記送受信素子として、自車両の前方、後方、左側方、及び、右側方の少なくとも2カ所以上に配置された複数の送受信素子を備え、
    前記検出手段は、前記入力手段から入力される選択指令に従い、前記複数箇所に配置された送受信素子の中の一つを、前記通信手段が前記車両撮像装置との間で無線通信するのに使用する送受信素子として選択する送受信素子選択手段、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の車両の外観画像表示装置。
  5. 前記送受信素子選択手段は、前記入力手段を介して外観画像の表示指令が入力されると、前記通信手段の全ての送受信素子から呼出信号を送信させ、該呼出信号の送信後に前記通信手段にて受信された応答信号があれば、該応答信号に含まれる車両撮像装置の識別情報を、該応答信号を受信した送受信素子の配置位置を表す情報と共に使用者に報知し、該報知後に前記入力手段から入力される選択指令に従い、その後前記通信手段が車両撮像装置との間で無線通信するのに使用する送受信素子を選択すると共に、該選択した送受信素子に対応した車両撮像装置を、外観画像を取得する通信相手として特定することを特徴とする請求項4に記載の車両の外観画像表示装置。
  6. 前記検出手段にて自車両の周囲に前記車両撮像装置が存在すると判定されると、該車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるか否かを判定し、車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるときに、前記画像取得手段を動作させる位置判定手段、を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の車両の外観画像表示装置。
  7. 前記位置判定手段は、自車両に搭載された撮像装置を介して前記車両撮像装置を撮像し、該撮像画像から、前記車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の車両の外観画像表示装置。
  8. 前記位置判定手段は、自車両に搭載された距離測定装置を介して、自車両と前記車両撮像装置との間の距離を測定し、該測定結果から、前記車両撮像装置が自車両を撮像可能な位置にあるか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の車両の外観画像表示装置。
  9. 前記車両撮像装置は、動画を撮像可能に構成されており、
    前記画像取得手段は、前記車両撮像装置から動画データを取得し、
    前記表示制御手段は、該画像取得手段が取得した動画データに基づき前記表示手段に動画を表示させることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の車両の外観画像表示装置。
  10. 前記表示制御手段が前記表示手段に自車両の撮像画像を表示させているときに、前記入力手段から、自車両の撮像方向を含む撮像条件の変更指令が入力されると、該変更指令を前記通信手段を介して前記車両撮像装置に送信することにより、前記車両撮像装置に対して自車両の撮像条件を変更させ、その後、前記画像取得手段に対して、前記車両撮像装置から撮像条件変更後の撮像画像を取得させる取得画像調整手段、を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項9の何れかに記載の車両の外観画像表示装置。
  11. 周囲画像を撮像する撮像手段を備え、請求項1〜請求項10の何れかに記載の車両の外観画像表示装置から撮像指令を受けると、前記撮像手段を介して前記外観画像表示装置を搭載した車両を撮像して、該撮像画像を前記外観画像表示装置に送信する車両撮像装置であって、
    前記外観画像表示装置との間で無線通信を行うための通信手段と、
    該通信手段にて前記外観画像表示装置から送信された呼出信号が受信されると、該呼出信号を送信してきた外観画像表示装置に対して、前記通信手段を介して応答信号を送信する応答手段と、
    該応答手段が前記通信手段を介して応答信号を送信した後、前記通信手段にて、前記外観画像表示装置から送信された撮像指令が受信されると、前記撮像手段を介して、周囲の車両を撮像し、該撮像画像を前記通信手段を介して前記外観画像表示装置に送信する画像送信手段と、
    を備えたことを特徴とする車両撮像装置。
  12. 前記通信手段は、前記外観画像表示装置との間で無線通信を行うための通信媒体として、遮蔽物が存在しない見通し範囲内でのみ通信相手との通信が可能となる波長の電波若しくは光を利用することを特徴とする請求項11に記載の車両撮像装置。
  13. 前記応答手段が前記通信手段を介して送信する応答信号は、前記外観画像表示装置側で使用者が当該車両撮像装置を識別するのに要する識別情報を含むことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の車両撮像装置。
  14. 前記撮像手段は、周囲画像を動画として連続的に撮像可能に構成されており、
    前記画像送信手段は、該撮像手段から連続的に出力される画像を動画データとして前記外観画像表示装置に送信することを特徴とする請求項11〜請求項13の何れかに記載の車両撮像装置。
  15. 前記画像送信手段が前記撮像手段による撮像画像を送信した後、前記通信手段にて、前記外観画像表示装置から送信された撮像条件の変更指令が受信されると、該変更指令に従い、前記撮像手段による周囲画像の撮像方向を含む撮像条件を変更する撮像条件変更手段、を備えたことを特徴とする請求項11〜請求項14の何れかに記載の車両撮像装置。
  16. 前記撮像手段は、車両が走行する道路に沿って配置された道路状況監視用の撮像装置であり、当該車両撮像装置は、該監視用撮像装置と共に道路に沿って配置されていることを特徴とする請求項11〜請求項15の何れかに記載の車両撮像装置。
  17. 前記撮像手段は、車両周囲の画像を撮像するために車両に搭載された撮像装置であり、当該車両撮像装置は、該撮像装置と共に車両に搭載されていることを特徴とする請求項11〜請求項15の何れかに記載の車両撮像装置。
  18. 当該車両撮像装置は、請求項1〜請求項10の何れかに記載の車両の外観画像表示装置と共に車両に搭載されており、該外観画像表示装置と共通の通信手段を介して、他の車両に搭載された外観画像表示装置との間で無線通信することにより、他の車両の外観画像を撮像して、該撮像画像を送信することを特徴とする請求項17に記載の車両撮像装置。
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