JP2005347635A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面電極チップを用いて安価で生産性に優れた構造を有し、かつ通信特性にも優れたRFIDタグを提供する。
【解決手段】整流回路部50、クロック回路部51、ロジック回路部52及びメモリ回路部53を含む無線通信用の両面電極チップ10と送受信アンテナとを備え、両面電極チップ10は、半導体素子が形成された回路面上に形成された第1の外部電極12と、第1の外部電極12と送受信アンテナとを電気的に接続するために第1の外部電極12上に形成された導電性バンプ13と、回路面と対向する面上に形成された第2の外部電極14と、送受信アンテナを構成しかつ第1の外部電極12及び第2の外部電極14にそれぞれ接続される第1及び第2の導体21,22とを有し、導電性バンプ13は、少なくとも、整流回路部50及びクロック回路部51を含むアナログ回路部の内、導電性バンプ13との間に電気的不要結合が生じ得る領域を選択的に除く領域に形成されている
【選択図】図4

Description

本発明は、ICチップを搭載した非接触式固体識別装置に関して、安価で生産性に優れ、かつ良好な通信特性を得るのに好適な半導体装置に関する。
近年、RFID(Radio Frequency Identification)タグを用いる非接触式個体識別システムは、物のライフサイクル全体を管理するシステムとして、製造、物流、販売、リサイクルのすべての業態で注目されている。特にUHF波やマイクロ波を用いる電波方式のRFIDタグは、ICチップに外部アンテナを取り付けた構造で数メートルの通信距離が可能であるという特徴によって注目されており、現在、大量の商品の物流管理や製造物履歴管理等を目的にシステムの構築が進められている。
マイクロ波を用いる電波方式のRFIDタグとしては、例えば、株式会社日立製作所と株式会社ルネサステクノロジ社によって開発されたTCP(Tape Carrier Package)型インレットを用いたものが知られている。
また、その他のインレット構造として、例えば、株式会社日立製作所の宇佐美により、外部電極が表裏面に1個ずつ形成されたICチップにおいて、各々の面に形成された各外部電極にダイポールアンテナを接続するガラスダイオード・パッケージ構造が開発されている(特許文献1参照)。さらに、宇佐美らにより、上記2個の外部電極が表裏面に形成されたICチップ(以下、両面電極チップ)を励振スリット型ダイポールアンテナに実装する際に、アンテナによって ICチップの外部電極を挟み込む構造が開発されている(特許文献2参照)。励振スリットを有するダイポールアンテナ構造は、このスリットの幅及び長さを変えることで、アンテナのインピーダンスとICチップの入力インピーダンスとを整合することが可能であり、良好な通信特性を得ることができる。
特開2002−269520号公報 特開2004−127230号公報
RFIDタグを用いた非接触式個体識別システムで大量の商品の物流及び物品管理を実現するためには、商品の1つ1つにRFIDタグを取り付ける必要があり、そのためには通信特性に優れたRFIDの安価かつ大量な生産が不可欠となる。
しかしながら、信号の入出力用の2個の外部電極が同一面内に形成されたICチップを前記の励振スリット型ダイポールアンテナに実装する場合には、ICチップの2個の外部電極を励振スリットの各々の側に接続する必要があるため、一般にはICチップの2個の外部電極がスリットを跨いだ位置に配置され、ICチップとアンテナを精度良く位置合わせしなければならない。そのため、従来はTAB(Tape Automated Bonding)工法を用いてICチップを1個ずつアンテナに実装していたが、この工法ではダイシングフィルムからの真空吸着等のハンドリングや、アンテナとの位置合わせに時間がかかるという課題がある。またICチップを小型化する場合にはこれらの課題がさらに大きくなるため、安価かつ大量な生産の妨げとなる。
一方、アンテナによって両面電極チップの2個の外部電極を挟み込む構造を用いれば、ICチップとアンテナの高精度な位置合わせが不要となり、さらにチップの小型化に対しても何ら支障が生じないため、安価なRFIDタグの生産方法として有効である。
この工法における課題は、両面電極チップの回路面上の外部電極とアンテナとを電気的に接続する導電性バンプを、外部電極以外の半導体素子領域にまで形成すると、導電性バンプと両面電極チップ内部の半導体素子からなる回路との間に電気的な不要結合が生じ、電力の損失やクロストークノイズ等の発生により通信特性が低下することにある。特に両面電極チップ内部のアナログ回路は、振幅が連続的に変化するアナログ信号を処理するために、電圧の変化やノイズの影響を受けやすく、数μmの絶縁膜を介してバンプと近接した場合には通信特性の低下は避けられない。
本発明は、前記に鑑みてなされたものであり、両面電極チップを用いて安価で生産性に優れた構造を有し、かつ通信特性にも優れたRFIDタグを提供するものである。
すなわち、本発明は以下の通りである。
第1に、整流回路部、クロック回路部、ロジック回路部及びメモリ回路部を含む無線通信用のICチップと送受信アンテナとを有する半導体装置において、前記ICチップは半導体素子が形成された回路面上に形成された第1の外部電極と、前記第1の外部電極と前記送受信アンテナとを電気的に接続するために前記第1の外部電極上に形成された導電性バンプと、前記回路面と対向する面上に形成された第2の外部電極と、前記送受信アンテナを構成しかつ前記第1の外部電極及び第2の外部電極にそれぞれ接続される第1の導体及び第2の導体とを有し、前記導電性バンプは、少なくとも、前記整流回路部及びクロック回路部を含むアナログ回路部の内、前記導電性バンプとの間に電気的不要結合が生じ得る領域を選択的に除く領域に形成されていることを特徴とする。
第2に、整流回路部、クロック回路部、ロジック回路部及びメモリ回路部を含む無線通信用のICチップと送受信アンテナとを有する半導体装置において、前記ICチップは半導体素子が形成された回路面上に形成された第1の外部電極と、前記第1の外部電極と前記送受信アンテナとを電気的に接続するために前記第1の外部電極上に形成された導電性バンプと、前記回路面上に形成された電気的接続に寄与しない少なくとも1個以上の導電性ダミーバンプと、前記回路面と対向する面上に形成された第2の外部電極と、前記送受信アンテナを構成しかつ前記第1の外部電極及び第2の外部電極にそれぞれ接続される第1の導体及び第2の導体とを有し、前記導電性バンプ及び前記導電性ダミーバンプは、少なくとも、前記整流回路部及びクロック回路部を含むアナログ回路部の内、前記導電性バンプ及び前記導電性ダミーバンプとの間に電気的不要結合が生じ得る領域を選択的に除く領域に形成されていることを特徴とする。
第3に、整流回路部、クロック回路部、ロジック回路部及びメモリ回路部を含む無線通信用のICチップと送受信アンテナとを有する半導体装置において、前記ICチップは半導体素子が形成された回路面上に形成された第1の外部電極と、前記第1の外部電極と前記送受信アンテナとを電気的に接続するために前記第1の外部電極上に形成された導電性バンプと、前記回路面上に形成された少なくとも1個以上の非導電性ダミーバンプと、前記回路面と対向する面上に形成された第2の外部電極と、前記送受信アンテナを構成しかつ前記第1の外部電極及び第2の外部電極にそれぞれ接続される第1の導体及び第2の導体とを有し、前記導電性バンプは、少なくとも、前記整流回路部及びクロック回路部を含むアナログ回路部の内、前記導電性バンプとの間に電気的不要結合が生じ得る領域を選択的に除く領域に形成されていることを特徴とする。
第4に、整流回路部、クロック回路部、ロジック回路部及びメモリ回路部を含む無線通信用のICチップと送受信アンテナとを有する半導体装置において、前記ICチップは半導体素子が形成された回路面上に形成された第1の外部電極と、前記第1の外部電極と前記送受信アンテナとを電気的に接続するために前記第1の外部電極上に形成された導電性バンプと、前記回路面と対向する面上に形成された第2の外部電極と、前記送受信アンテナを構成しかつ前記第1の外部電極及び第2の外部電極にそれぞれ接続される第1の導体及び第2の導体とを有し、前記ICチップの前記回路面と前記導電性バンプとの間に形成される絶縁膜の厚みが15μm以上であることを特徴とする。ここで、絶縁膜の厚みは、10μm以上が好ましく、15μm以上がより好ましい。
第5に、前記半導体装置において、前記導電性バンプが金で構成され、その高さが5μmから40μmの範囲にあることを特徴とする。
第6に、前記半導体装置において、前記導電性バンプと送受信アンテナを構成する前記第1もしくは第2の導体との電気的接続と、前記第2の外部電極と送受信アンテナを構成する前記第2もしくは第1の導体との電気的接続と、前記送受信アンテナを構成する前記第1の導体と前記第2の導体との電気的接続の少なくとも1つが、導電性接着剤または異方導電性接着剤を介して行われることを特徴とする。
第7に、前記半導体装置において、前記第2の外部電極は前記ICチップのSiベース基板の加工面で構成されることを特徴とする。
本発明の半導体装置によれば、次のような効果を得ることができる。整流回路部、クロック回路部、ロジック回路部及びメモリ回路部を含む無線通信用のICチップの回路面内に形成された第1の外部電極上に導電性バンプが形成され、回路面と対向する面に第2の外部電極が形成された両面電極チップの各々の電極を、アンテナを構成する第1及び第2の導体で挟み込んだ構造の半導体装置において、第1の外部電極上の導電性バンプを少なくとも、整流回路部及びクロック回路部を含むアナログ回路部の内、導電性バンプとの間に電気的不要結合が生じ得る領域を選択的に除く領域に形成すること、もしくは回路面と導電性バンプとの間に形成される絶縁膜を15μm以上とすることによって、ICチップとアンテナとの高精度の位置合わせが不要であり、かつICチップのアナログ回路と導電性バンプとの間の電気的不要結合を抑制できる安価で生産性に優れ、良好な通信特性が得られるRFIDタグ用インレットを実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
本実施の形態の半導体装置は、ICチップの両面に各々の外部電極を備えた両面電極チップと、第1及び第2の2つの導体からなる送受信アンテナによって構成されている。図1に本実施の形態の半導体装置であるRFIDタグ用インレットの一例であり、送受信アンテナとなる励振スリット型ダイポールアンテナに両面電極チップを実装したインレットを上面から見た概略図を示す。アンテナは第1の導体21と第2の導体22から構成されており、これら2つの導体21,22はA部で両面電極チップ10を挟み込む構造で電気的に接続されており、B部では2つの導体21,22が接続されている。第1の導体21には、励振スリット25が形成されており、この励振スリット25の幅及び長さを変えることでアンテナと両面電極チップ10のインピーダンスを整合することが可能である。
図2に、図1のC−C’の断面概略図を示す。両面電極チップ10は半導体素子からなる回路面11と回路面11内に形成された第1の外部電極12と、第1の外部電極12上に形成された導電性バンプ13と、回路面11と対向する面に形成された第2の外部電極14から構成されている。両面電極チップ10は導電性バンプ13と第2の外部電極14によって、異方導電性接着剤40に含有される導電粒子41を介してアンテナを構成する第1の導体21と第2の導体22に各々接続されている。なお、図2には両面電極チップ10の導電性バンプ13が第2の導体22と、第2の外部電極14が第1の導体21と接続された構造を示したが、両面電極チップ10の上下面が反転した構造であっても、インレットの性能に変わりはない。また、第1の導体21と第2の導体22は各々第1のベース基材23と第2のベース基材24に支持されている構成を示したが、ベース基材23,24はなくてもよい。
図1及び図2に示したアンテナによって両面電極チップ10の2個の外部電極13,14を挟み込んで接続する構造を用いれば、両面電極チップ10チップ10とアンテナの高精度な位置合わせが不要となり、さらに両面電極チップ10の小型化に対しても何ら支障が生じないため、安価なRFIDタグの生産を実現できる。
図3は本実施の形態の半導体装置の回路構成例を示すブロック図である。本実施の形態の半導体装置の使用例はRFIDタグ用インレットであり、アンテナ20、整流回路50、クロック回路51、ロジック回路52、メモリ回路53などから構成される。アンテナ20から入力された電磁波は、整流回路50において整流されて直流電圧を発生する。クロック回路51は電磁波に乗せられてきた信号からクロックを抽出するものであり、ロジック回路52はデータの書き込みや読み出し等を制御する。メモリ回路53はカウンタ、デコーダ、メモリセル等から構成される。
また、両面電極チップ10の内部回路は、振幅が連続的に変化するアナログ信号によって動作する、整流回路50、クロック回路51の如きアナログ回路と、アナログ信号を0と1に変換したディジタル信号によって動作する、ロジック回路52、メモリ回路53の如きディジタル回路から構成される。
両面電極チップ10の内部回路が動作するとき、内部回路と導電性バンプ13が近接していると、両者の間に電気的な不要結合が生じ、電力の損失やクロストークノイズ等が発生することで通信特性が低下する。特に両面電極チップ10内部のアナログ回路は、電圧の変化やノイズの影響を受けやすく、数μmの絶縁膜を介して導電性バンプ13と近接した場合には通信特性の低下は避けられないことから、本実施の形態の半導体装置では、この電気的不要結合の影響を抑制するために、電気的不要結合を生じ得るアナログ回路領域上を除く領域に選択的に導電性バンプ13を形成すること、もしくは内部回路と導電性バンプ13との間に形成する絶縁膜を15μm以上とすることを特徴とする。
図4に、本実施の形態の半導体装置を構成する両面電極チップの実施の形態の第1の例として、回路領域の外に導電性バンプと導電性ダミーバンプを形成した両面電極チップを示す。図4(a)に両面電極チップ10を導電性バンプ13面から見た平面図を、図4(b)には図4(a)のD−D’部の断面図を示す。図4に示す導電性バンプ13は、回路面11内の第1の外部電極12上に形成され、絶縁膜16の第1の外部電極12上に形成された開口部を介して第1の外部電極12と接続されている。また、アンテナと導電性バンプ13を接続する際に両面電極チップ10とアンテナとの平行性を保つために、両面電極チップ10の内部回路とアンテナとの電気的接続には寄与しない3個の導電性ダミーバンプ15が回路領域の外に形成されている。図4(b)から、内部回路と導電性バンプ13が断面構造的に重なっておらず、電気的に大きな不要結合が生じないことがわかる。
後述する図10には、比較のために回路領域全体に導電性バンプを形成した従来構造の例を示す。図10(a)に両面電極チップ110を導電性バンプ118面から見た平面図を、図10(b)には図10(a)のI−I’部の断面図を示す。図10(a)に示す従来構造の導電性バンプ118は、両面電極チップ110のほぼ全面に形成されており、絶縁膜116の第1の外部電極112上に形成された開口部を介して第1の外部電極113と接続されている。図10(b)から、導電性バンプ118と、整流回路部150、クロック回路部151、ロジック回路部152及びメモリ回路153の如き内部回路の回路面111とは絶縁膜116を介して断面構造的に重なっている。一般的な半導体チップの絶縁膜はスパッタにて形成され、その厚みは1μmから数μm程度と、高周波で動作する電気信号の相関を遮断するには非常に薄いことから、導電性バンプ118と内部回路との間には電気的な不要結合が発生する。
図5には、本実施の形態の半導体装置を構成する両面電極チップの実施の形態の第2の例として、導電性バンプを第1の外部電極上から回路領域には重ならない領域に拡大して形成し、回路領域の外及びディジタル回路からなるロジック回路及びメモリ回路の領域の一部に導電性ダミーバンプを形成した両面電極チップを示す。図5(a)に両面電極チップ10を導電性バンプ13面から見た平面図を、図5(b)には図5(a)のE−E’部の断面図を示す。図5に示す導電性バンプ13は、回路面11内の第1の外部電極12上から回路領域には重ならない領域に拡大して形成され、絶縁膜16の第1の外部電極12上に形成された開口部を介して第1の外部電極12と接続されている。また、アンテナと導電性バンプ13を接続する際に両面電極チップ10とアンテナとの平行性を保つために、両面電極チップ10の内部回路とアンテナとの接続には寄与しない1個の導電性ダミーバンプ15が、回路領域の外及びディジタル回路からなるロジック回路及びメモリ回路の領域の一部に形成されている。
導電性ダミーバンプ15もアンテナを構成する導体を介して導電性バンプ13と同じ電位になるために、絶縁膜16を介して内部回路の回路面11と電気的な不要結合を生じ得るが、ディジタル信号によって動作するロジック回路及びメモリ回路上であればその影響は小さい。
図5に示した第2の例によれば、まず、導電性バンプ13を拡大することによって、導電性バンプ13とアンテナとの接続面積が増大し、接続抵抗の減少及び接続信頼性の向上が期待できる。また、導電性ダミーバンプ15を拡大することによって、導電性バンプ13と合わせたバンプ面積が増大し、例えばアンテナを構成する2つの導体21,22と、それらに挟み込まれた両面電極チップ10の導電性バンプ13面及び回路面と対向する面の全面に金蒸着等によって形成された第2の外部電極14とを異方導電性接着剤を介して一括して接続する際に、2つの接続面の圧着圧力の差が小さくなるために、良好な接続状態を得ることができる。
図6には、本実施の形態の半導体装置を構成する両面電極チップの実施の形態の第3の例として、導電性バンプを第1の外部電極上から回路領域の外及びディジタル回路からなるロジック回路及びメモリ回路の領域の一部に拡大し、ロの字型に形成した両面電極チップを示す。図6(a)に両面電極チップ10を導電性バンプ13面から見た平面図を、図6(b)には図6(a)のF−F’部の断面図を示す。図6に示す導電性バンプ13は、回路面11内の第1の外部電極12上から回路領域には重ならない領域及びディジタル回路からなるロジック回路及びメモリ回路の領域の一部に拡大して形成され、絶縁膜16の第1の外部電極12上に形成された開口部を介して第1の外部電極12と接続されている。
図6に示した第3の例によれば、導電性バンプ13を両面電極チップ10の周囲に拡大することによって、第2の例で示した構造以上にバンプとアンテナとの接続面積が増大し、接続抵抗の減少及び接続信頼性の向上がより一層期待できる。また、両面電極チップ10とアンテナを接続する際の平行性を保てる点や、例えばアンテナと両面電極チップ10の2つの接続面とを異方導電性接着剤を介して一括して接続する際の圧着圧力の差が小さくできる点においても、良好な接続状態を得ることができる。
図7には、本実施の形態の半導体装置を構成する両面電極チップの実施の形態の第4の例として、導電性バンプを第1の外部電極上から回路領域には重ならない領域に拡大して形成し、アナログ回路領域を含む領域の一部に非導電性ダミーバンプを形成した両面電極チップを示す。図7(a)に両面電極チップ10を導電性バンプ13面から見た平面図を、図7(b)には図7(a)のG−G’部の断面図を示す。図7に示す導電性バンプ13は、回路面内の第1の外部電極12上から回路領域には重ならない領域に拡大して形成され、絶縁膜16の第1の外部電極12上に形成された開口部を介して第1の外部電極12と接続されている。また、アンテナと導電性バンプ13を接続する際に両面電極チップ10とアンテナとの平行性を保つために、非導電性ダミーバンプ17が、回路領域を含む領域の一部に形成されている。
図7に示した第4の例によれば、図5に示した第2の例と同様に、導電性バンプ13を拡大することによって、バンプとアンテナとの接続面積が増大し、接続抵抗の減少及び接続信頼性の向上が期待できる。また、非導電性ダミーバンプ17を両面電極チップ10の回路面に形成すれば、非導電性ダミーバンプ17と両面電極チップ10の内部回路との電気的不要結合を生じることなく、両面電極チップ10とアンテナを接続する際の平行性を保てる点や、例えばアンテナと両面電極チップ10の2つの接続面とを異方導電性接着剤を介して一括して接続する際の圧着圧力の差が小さくできる点においても、良好な接続状態を得ることができる。
図8には、本実施の形態の半導体装置を構成する両面電極チップの実施の形態の第5の例を構成する両面電極チップを示す。図8(a)に両面電極チップ10を導電性バンプ13面から見た平面図を、図8(b)には図8(a)のH−H’部の断面図を示す。図8(a)に示すように導電性バンプ13は従来の導電性バンプ118(図10)と同様に、第1の外部電極12上からアナログ回路領域を含む両面電極チップ10のほぼ全面に形成されている。一方、図8(b)に示すように、整流回路50、クロック回路51、ロジック回路52及びメモリ回路53の如き回路面11と導電性バンプ13との間に形成された絶縁膜16は、ポリイミド樹脂等をコーティングすることによって15μm以上の厚みで形成されている。
図8に示した第5の例によれば、後述の図10に示す従来の構造と同様に、導電性バンプを両面電極チップ10のほぼ全面に形成することによって、バンプとアンテナとの接続面積が増大し、接続抵抗の減少及び接続信頼性の向上が期待でき、かつ両面電極チップ10とアンテナを接続する際の平行性を保てる点や、例えばアンテナと両面電極チップ10の2つの接続面とを異方導電性接着剤を介して一括して接続する際の圧着圧力の差が小さくできる点においても、良好な接続状態を得ることができる。また、内部回路の回路面11と導電性バンプ13との間に介在する絶縁膜を従来構造の1μmから数μmの厚みに比べ、15μm以上と厚くしたことで、両者の間の電気的不要結合を抑制できる。
前記第1から第5の例において、両面電極チップ10の導電性バンプ13面及び第2の外部電極14面のうちのどちらがアンテナを構成する第1の導体21に接続しても、また、両面電極チップ10が回路面の方向に回転しても半導体装置としての性能に変わりはなく、両面電極チップ10を特定の方向に並べる必要がないため、本実施の形態の構造は大量生産を実現する上で好適である。
前記第1から第5の例において、両面電極チップ10とアンテナを構成する第1及び第2の2つの導体21,22との接続部及びアンテナを構成する2つの導体21,22の接続部の少なくとも1つは、導電性接着剤または異方導電性接着剤を介して形成される。前記導電性接着剤は熱硬化性のマトリクス樹脂と、粒状もしくはりん片状もしくは針状の金属片を含有する。また、前記異方導電性接着剤はマトリクス樹脂と、金属粒子もしくは表面に金属層が形成された有機樹脂粒子からなる導電性粒子を含有する。両面電極チップ10とアンテナもしくはアンテナを構成する2つの導体21,22を加熱圧着する際に、マトリクス樹脂40中に含有される金属片もしくは導電性粒子41が各導体21,22に密着した状態で固定されるため、良好な電気的接続を得ることができる。特に、アンテナを構成する2つの導体21,22の間の両面電極チップ10の周囲を充填するのに十分な樹脂量をもつ異方導電性接着剤を用いれば、電気的接続と同時に両面電極チップ10の封止効果が得られ、高い信頼性を実現する上で好適である。
前記第1から第5の例において、アンテナを構成する第1及び第2の2つの導体21,22のうち、少なくとも励振スリットを形成する第1の導体21はアルミニウムもしくは銅であることが、エッチングや打ち抜き加工による良好なアンテナ回路加工性と低コスト性を実現する上で好ましい。
また、アンテナを構成する2つの導体21,22は、金属板単体や、薄い金属層が有機樹脂または紙からなるベース基材に支持されたものでもよい。本実施の形態の半導体装置をRFIDタグ用インレットの形態で使用する際には、導体21,22が有機樹脂または紙からなるベース基材23,24で支持されていることが、アンテナを保護してショート等を防止する点で好ましい。特にポリエチレンテレフタレート(PET)は低コストインレットを実現する上で好適である。
すなわち、本実施の形態の半導体装置は、整流回路部50、クロック回路部51、ロジック回路部52、メモリ回路部53を含む無線通信用のICチップと送受信アンテナとを有する半導体装置であって、前記両面電極チップ10は半導体素子が形成された回路面11上に形成された第1の外部電極12と、前記第1の外部電極12と前記送受信アンテナとを電気的に接続するために第1の外部電極12上に形成された導電性バンプ13と、前記回路面11と対向する面上に形成された第2の外部電極14と、アンテナを構成しかつ前記第1の外部電極12及び第2の外部電極14に接続される第1の導体21及び第2の導体22とを有し、前記導電性バンプ13は、少なくとも、前記整流回路部50、クロック回路部51を含むアナログ回路部の内、前記導電性バンプ13との間に電気的不要結合が生じ得る領域を選択的に除く領域に形成されていること、もしくは前記回路面11と前記導電性バンプ13との間に形成される絶縁膜16が15μm以上であることを特徴とする半導体装置である。
図1から図8を用いて説明したように、両面電極チップ10がアンテナを構成する2つの導体21,22に挟み込まれた構造を持ち、両面電極チップ10の回路面上に形成された導電性バンプ13と内部回路の回路面11との間の電気的不要結合を抑制することによって、安価で生産性に優れ、かつ良好な通信特性を持つRFIDタグ用インレットが実現できる。
以下、本発明の好適な実施例について図面を用いてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
実施例1を図4に示す両面電極チップのバンプ配置図及び図9に示す工程図を用いて説明する。
まず、図4に示すように、整流回路50、クロック回路51、ロジック回路52、メモリ回路53、回路面内の外部電極12等を含む縦横各480μmの両面電極チップ10の左上の外部電極12が形成された回路面上の領域に金による縦横各65μmの導電性バンプ13と、回路が形成されていない領域に金による縦横各65μmの3つの導電性ダミーバンプ15を両面電極チップの4隅に形成した。各々のバンプの高さは15μmであり、めっきにて形成した。(図9(a))
次に、アルミニウム箔による第1の導体21とポリエチレンテレフタレート基材23を貼り合わせた基材を用意し、塩化鉄溶液を用いて所定の寸法に励振スリットをエッチング加工した第1の回路層を作製した。ポリエチレンテレフタレート基材23に支持された第1の導体は、アンテナを構成する。(図9(b))
次に、第1の導体21の両面電極チップ10を実装する所定の位置に、マトリクス樹脂40中に導電性粒子41を含有する異方導電性接着フィルム(AC−2056T−45、日立化成工業(株)製)を仮接着した。(図9(c))
次に、第1の導体21上の異方導電性接着フィルム上の所定の位置に両面電極チップ10を仮固定した。(図9(d))
次に、アルミニウム箔による第2の導体22とポリエチレンテレフタレート基材24を貼り合わせた基材による第2の回路層のアルミニウム箔面の所定の位置にマトリクス樹脂40中に導電性粒子41を含有する異方導電性接着フィルム(AC−2056T−45、日立化成工業(株)製)を仮接着した、アンテナを構成する第2の導体21を用意し、異方導電性フィルム面が両面電極チップ10と対向する向きで重ね、さらに第2の導体22の上から両面電極チップ10の厚みに等しい突起を形成した圧着ヘッド60を所定の位置に合わせた。(図9(e))
次に、圧着ヘッド90を降下し、温度180℃、荷重2Nの条件で20秒間圧着し、図8(f)に示す構造を得た。
以上の工程にて得たRFIDタグ用インレットを、RFIDタグリーダ(MRJ300、出力300mW、日立国際電気(株)製)とRFIDタグリーダ用アンテナ(円形1パッチ直線偏波アンテナ、日立国際電気(株)製)を用いて通信距離を測定したところ、260mmの最大通信距離を得た。
<実施例2>
実施例2を図5に示す両面電極チップのバンプ配置図及び図9に示す工程図を用いて説明する。
まず、図5に示すように、整流回路50、クロック回路51、ロジック回路52、メモリ回路53、回路面内の外部電極12等を含む縦横各480μmの両面電極チップ10の上部の外部電極12が形成された領域及び回路が形成されていない領域に金による縦65μm、横400μmの導電性バンプ13と、両面電極チップ10下部の回路が形成されていない領域とロジック回路及びメモリ回路が形成された領域の一部の縦150μm、横400μmの範囲に金による凹型の導電性ダミーバンプ15を形成した。各々のバンプの高さは15μmであり、めっきにて形成した。(図9(a))
以下、図9に従い、圧着条件を温度180℃、荷重3.5N、圧着時間20秒とした他は第1の実施例と同じ工程でRFIDタグ用インレットを作製した。
以上の工程にて得たインレットを、実施例1と同じリーダ及びアンテナを用いて通信距離を測定したところ、255mmの最大通信距離を得た。
<実施例3>
実施例3を図6に示す両面電極チップのバンプ配置図及び図9に示す工程図を用いて説明する。
まず、図6に示すように、整流回路50、クロック回路51、ロジック回路52、メモリ回路53、回路面内の外部電極12等を含む縦横各480μmの両面電極チップ10の上部の外部電極12が形成された領域及び回路が形成されていない領域とロジック回路及びメモリ回路が形成された領域の一部の縦420μm、横400μmの範囲に金によるロの字型の導電性バンプ13を形成した。バンプの高さは15μmであり、めっきにて形成した。(図9(a))
以下、図9に従い、圧着条件を温度180℃、荷重4.5N、圧着時間20秒とした他は第1の実施例と同じ工程でRFIDタグ用インレットを作製した。
以上の工程にて得たインレットを、実施例1と同じリーダ及びアンテナを用いて通信距離を測定したところ、255mmの最大通信距離を得た。
<実施例4>
実施例4を図7に示す両面電極チップのバンプ配置図及び図9に示す工程図を用いて説明する。
まず、図7に示すように、整流回路50、クロック回路51、ロジック回路52、メモリ回路53、回路面内の外部電極等を含む縦横各480μmの両面電極チップ10の上部の外部電極12が形成された領域及び回路が形成されていない領域に金による縦65μm、横400μmの導電性バンプ13を形成した。バンプの高さは15μmであり、めっきにて形成した。
次に、チップ下部の各回路が形成された領域を含む縦300μm、横400μmの範囲に球状の二酸化珪素フィラーを含有したエポキシ樹脂をディスペンサを用いてポッティングし、続いて150℃、1時間の条件で硬化し、非導電性ダミーバンプ17を形成した。非導電性ダミーバンプ17の最大高さは20μmであった。(図9(a))
以下、図9に従い、圧着条件を温度180℃、荷重4.5N、圧着時間20秒とした他は実施例1と同じ工程でRFIDタグ用インレットを作製した。
以上の工程にて得たインレットを、第1の実施例と同じリーダ及びアンテナを用いて通信距離を測定したところ、260mmの最大通信距離を得た。
<比較例>
比較例を図10に示す両面電極チップのバンプ配置図及び図9に示す工程図を用いて説明する。
まず、図10に示すように、整流回路150、クロック回路151、ロジック回路152、メモリ回路153、回路面内の外部電極等を含む縦横各480μmの両面電極チップ110の上部の外部電極112が形成された領域及び各回路が形成された領域を含む縦横各400μmの範囲に金による導電性バンプ113を形成した。バンプの高さは15μmであり、めっきにて形成した。(図9(a))
以下、図9に従い、圧着条件を温度180℃、荷重4.5N、圧着時間20秒とした他は第1の実施例と同じ工程でRFIDタグ用インレットを作製した。
以上の工程にて得たインレットを、実施例1と同じリーダ及びアンテナを用いて通信距離を測定したところ、200mmの最大通信距離を得た。
第1から第4の実施の形態及び比較例の結果を表1にまとめて示す。
Figure 2005347635
本実施の形態の半導体装置の構造を示す平面図である。 本実施の形態の半導体装置の構造を示す断面図である。 本実施の形態の半導体装置の回路構成例を示すブロック図である。 本実施の形態の第1の例の両面電極チップのバンプ配置を示す図である。 本実施の形態の第2の例の両面電極チップのバンプ配置を示す図である。 本実施の形態の第3の例の両面電極チップのバンプ配置を示す図である。 本実施の形態の第4の例の両面電極チップのバンプ配置を示す図である。 本実施の形態の第5の例の両面電極チップのバンプ配置を示す図である。 本実施の形態の半導体装置の製造工程を説明するための図である。 従来の両面電極チップのバンプ配置を示す図である。
符号の説明
10:両面電極チップ
11:両面電極チップの内部回路
12:第1の外部電極
13:導電性バンプ
14:第2の外部電極
15:導電性ダミーバンプ
16:絶縁膜
17:非導電性ダミーバンプ
18:導電性バンプ
20:アンテナ
21:アンテナを構成する第1の導体
22:アンテナを構成する第2の導体
23:第1の導体を支持するベース基材
24:第2の導体を支持するベース基材
25:第1の導体に形成された励振スリット
40:異方導電性接着剤
41:導電性粒子
50:整流回路
51:クロック回路
52:ロジック回路
53:メモリ回路
60:圧着ヘッド

Claims (7)

  1. 整流回路部、クロック回路部、ロジック回路部及びメモリ回路部を含む無線通信用のICチップと送受信アンテナとを有する半導体装置において、
    前記ICチップは、半導体素子が形成された回路面上に形成された第1の外部電極と、前記第1の外部電極と前記送受信アンテナとを電気的に接続するために前記第1の外部電極上に形成された導電性バンプと、前記回路面と対向する面上に形成された第2の外部電極と、前記送受信アンテナを構成しかつ前記第1の外部電極及び第2の外部電極にそれぞれ接続される第1の導体及び第2の導体とを有し、前記導電性バンプは、少なくとも、前記整流回路部及びクロック回路部を含むアナログ回路部の内、前記導電性バンプとの間に電気的不要結合が生じ得る領域を選択的に除く領域に形成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 整流回路部、クロック回路部、ロジック回路部及びメモリ回路部を含む無線通信用のICチップと送受信アンテナとを有する半導体装置において、
    前記ICチップは、半導体素子が形成された回路面上に形成された第1の外部電極と、前記第1の外部電極と前記送受信アンテナとを電気的に接続するために前記第1の外部電極上に形成された導電性バンプと、前記回路面上に形成された電気的接続に寄与しない少なくとも1個以上の導電性ダミーバンプと、前記回路面と対向する面上に形成された第2の外部電極と、前記送受信アンテナを構成しかつ前記第1の外部電極及び第2の外部電極にそれぞれ接続される第1の導体及び第2の導体とを有し、前記導電性バンプ及び前記導電性ダミーバンプは、少なくとも、前記整流回路部及びクロック回路を含むアナログ回路部の内、前記導電性バンプ及び前記導電性ダミーバンプとの間に電気的不要結合が生じ得る領域を選択的に除く領域に形成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  3. 整流回路部、クロック回路部、ロジック回路部及びメモリ回路部を含む無線通信用のICチップと送受信アンテナとを有する半導体装置において、
    前記ICチップは、半導体素子が形成された回路面上に形成された第1の外部電極と、前記第1の外部電極と前記送受信アンテナとを電気的に接続するために前記第1の外部電極上に形成された導電性バンプと、前記回路面上に形成された少なくとも1個以上の非導電性ダミーバンプと、前記回路面と対向する面上に形成された第2の外部電極と、前記送受信アンテナを構成しかつ前記第1の外部電極及び第2の外部電極にそれぞれ接続される第1の導体及び第2の導体とを有し、前記導電性バンプは、少なくとも、前記整流回路部及びクロック回路部を含むアナログ回路部の内、前記導電性バンプとの間に電気的不要結合が生じ得る領域を選択的に除く領域に形成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  4. 整流回路部、クロック回路部、ロジック回路部及びメモリ回路部を含む無線通信用のICチップと送受信アンテナとを有する半導体装置において、
    前記ICチップは、半導体素子が形成された回路面上に形成された第1の外部電極と、前記第1の外部電極と前記送受信アンテナとを電気的に接続するために前記第1の外部電極上に形成された導電性バンプと、前記回路面と対向する面上に形成された第2の外部電極と、前記送受信アンテナを構成しかつ前記第1の外部電極及び第2の外部電極にそれぞれ接続される第1の導体及び第2の導体とを有し、前記ICチップの前記回路面と前記導電性バンプとの間に形成される絶縁膜の厚みが15μm以上であること
    を特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の半導体装置において、前記導電性バンプが金で構成され、その高さが5μmから40μmの範囲にあることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置において、前記導電性バンプと前記送受信アンテナを構成する前記第1もしくは第2の導体との電気的接続と、前記第2の外部電極と前記送受信アンテナを構成する前記第2もしくは第1の導体との電気的接続と、前記送受信アンテナを構成する前記第1の導体と前記第2の導体との電気的接続の少なくとも1つが、導電性接着剤または異方導電性接着剤を介して行われることを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の半導体装置において、前記第2の外部電極は前記ICチップのSiベース基板の加工面で構成されることを特徴とする半導体装置。
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