JP4449477B2 - 電子インレット - Google Patents

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Description

本発明は、IC素子を搭載した非接触式個体識別装置に関して、薄型で機械的強度に優れ、かつ良好な通信特性を得ることができる電子インレットに関する。
近年、RFID(Radio Frequency Identification)タグを用いる非接触式個体識別システムは、物のライフサイクル全体を管理するシステムとして製造、物流、販売の全ての業態で注目されている。特に、2.45GHzのマイクロ波を用いる電波方式のRFIDタグは、IC素子に外部アンテナを取り付けた構造で数メートルの通信距離が可能であるという特徴によって注目されており、現在、大量の商品の物流及び物品管理や製造物履歴管理等を目的にシステムの構築が進められている。
マイクロ波を用いる電波方式のRFIDタグとしては、例えば、株式会社日立製作所と株式会社ルネサステクノロジ社によって開発されたTCP(Tape Carrier Package)型インレットを用いたものが知られており、TCP型インレットの製造は、ポリイミド基材と銅アンテナ回路を連続して形成したテープキャリヤに、同一面上に全ての電極が形成されたIC素子を1個ずつ実装するTAB(Tape Automated Bonding)工法が採用されている(非特許文献1参照)。
その他のインレット構造としては、例えば、株式会社日立製作所の宇佐美により、IC素子の電極が向かい合った1組の各々の面に1個ずつ形成されたIC素子において、各々の面に形成された各電極にダイポールアンテナを接続するガラスダイオード・パッケージ構造が開発されている(特許文献1参照)。また、宇佐美らにより、上記2個の電極がIC素子の向かい合った1組の各々の面に1個ずつ形成されたIC素子を励振スリット型ダイポールアンテナに実装する際に、アンテナによって前記IC素子の向かい合った1組の各々の面に1個ずつ形成された各電極を挟む、サンドイッチ・アンテナ構造が開発されている(非特許文献2参照)。さらに本発明と同一の発明者によって、サンドイッチ・アンテナ構造を用いた安価で大量生産性に優れたインレットの製造方法が出願されている。
これらのインレットをラベルや薄型ケースに格納することでRFIDタグとしての使用が可能になるが、広範囲かつ柔軟な実用性を実現するため、薄型で機械的強度に優れ、かつ良好な通信特性を得ることができるインレットが求められている。
特開2002−269520号公報 香山 晋、成瀬 邦彦「VLSIパッケージング技術(上)、(下)」、日経BP社、1993年 ISSCC Digest of Technical Papers, pp.398-399, 2003年
RFIDタグを用いた非接触式個体識別システムで大量の商品の物流及び物品管理を実現するためには、商品の1つ1つにRFIDタグを取り付ける必要があり、そのためには実装性の良い薄型で、かつ、機械的強度に優れたRFIDタグの大量かつ安価な生産が不可欠となる。
しかしながら、ガラスダイオード・パッケージ構造は封止にIC素子の外寸以上のガラスパイプを使用することから、IC素子の厚みまで薄型化することは困難であり、また、サンドイッチ・アンテナ構造では薄型化が可能であるものの、機械的強度を向上するためにアンテナをベース基材によって支持すれば、インレットを構成する部材は積層構造となるため、インレットの厚みは厚くなってしまう。すなわち、インレットの薄型化と機械的強度の両立は大きな課題となっている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、薄型で機械的強度に優れ、かつ良好な通信特性を得ることができる電子インレットを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る電子インレットは、両面に電極が形成されたIC素子と、スリットが形成され、このスリットの一方の側に前記IC素子を、他方の側に接続部材を実装し、送受信アンテナとして動作する第一と、前記スリットを跨いで、前記IC素子と第一の回路層とを前記接続部材を介して電気的に接続する短絡板として動作する第二の回路層と、前記第一の回路層と第ニの回路層とを電気的に接続する接続部材とを含む電子インレットであって前記第一の回路層と第ニの回路層が、前記IC素子と接続部材のそれぞれを挟み込んで実装することにより、前記IC素子の一方の電極と前記第一の回路層と、前記IC素子の他方の電極と前記第二の回路層と、前記第一及び第二の回路層と前記接続部材とがそれぞれ電気的に接続されているものである。
前記電子インレットにおいて、前記第一の回路層は、この第一の回路層を支持するベース基材とアンテナ回路とを含み、このベース基材は、前記第一の回路のアンテナ回路に対して、前記IC素子及び前記接続部材と同一の側に形成され、前記IC素子及び前記接続部材とは前記ベース基材に設けられた開口部において接続することが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記第二の回路層は、この第二の回路層を支持するベース基材と金属箔とを含むことが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記第二の回路層のベース基材は、前記第二の回路層の金属層に対して、前記IC素子及び前記接続部材と同一の側に設けられ、前記IC素子及び前記接続部材は、前記ベース基材に設けられた開口部において接続することが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記接続部材は、片状もしくは球状の金属からなることが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記接続部材は、片状もしくは球状のはんだからなることが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記接続部材は、表面に金属層を形成した片状もしくは球状の絶縁性無機材料からなることが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記絶縁性無機材料は、厚みが前記IC素子の厚みの0.8〜1.2倍の範囲にある珪素片からなることが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記接続部材は、表面に金属層を形成した片状もしくは球状の有機材料からなることが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記第一及び第二の回路層の少なくとも一方の導電層は、アルミニウム箔もしくは銅箔もしくは導電性インキであることが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記第一及び第二の回路層の少なくとも一方は、有機樹脂からなるベース基材に支持されており、前記有機樹脂は、塩化ビニル樹脂(PVC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート樹脂(PC)、2軸延伸ポリエステル(O−PET)、ポリイミド樹脂から選択されることが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記第一及び第二の回路層の少なくとも一つは、紙からなるベース基材に支持されていることが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記第一のベース基材は、前記IC素子及び前記接続部材を接続するための開口部が独立して設けられていることが好ましい。
前記電子インレットにおいて、前記IC素子の一方の電極と前記第一の回路層、前記IC素子の他方の電極と前記第二の回路層、前記接続部材と前記第一の回路層、前記接続部材と前記第二の回路層、前記第一の回路層と前記第二の回路層の各々の接続は、導電性接着剤もしくは異方導電性接着剤もしくは融着による金属接合もしくは超音波印加による金属接合もしくは圧着接合から選択されることが好ましい。
本発明によると、薄型で機械的強度に優れ、かつ良好な通信特性が得られる電子インレットを実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
本実施の形態における電子インレットは、両面に電極が形成されたIC素子と、スリットが形成され、送受信アンテナとして動作する第一の回路層と、前記IC素子と前記第一の回路層とを電気的に接続する短絡板(接続板)として動作する第二の回路層とを含むものである。
前記電子インレットは、本実施の形態の製造方法を用いたRFIDタグ用インレットである。図1(a)はRFIDタグ用インレットを上面から見た概略図である。また、図1(b)は図1(a)のA−A’部の断面概略図である。図1を用いて、前記インレットの構造を簡単に説明する。
図1において、(a)に示すように第一の回路層20にはスリット1が形成されており、スリット1の両側には各々IC素子10と接続部材50を実装するために、第一の回路層20のベース基材22の開口部23が設けられている。スリット1の一方の側のベース基材22の開口部23にIC素子10が、また他方の側のベース基材22の開口部23には接続部材50が実装されている。さらにスリット1を跨いでIC素子10と接続部材50を電気的に接続するための第二の回路層30が配置されている。
断面構造については、図1(b)に示すように、前記IC素子10の向かい合った1組の各々の面(両面)には、第1の電極12及び第2の電極13が各々形成されている。前記IC素子10は第1の電極12によって、ベース基材22及びアンテナ回路21で構成される第一の回路層20に第1の接続部2において、異方導電性接着剤層40に含有される導電粒子41を介して接続されている。同様に、ベース基材32及び金属箔31で構成される第二の回路層30と前記IC素子10の第2の電極13が第2の接続部3で、第二の回路層30と接続部材50が第3の接続部4で、また、接続部材50と第一の回路層20が第4の接続部5において、異方導電性接着剤層40に含有される導電粒子41を介して各々接続されている。前記IC素子10の第2の電極13と接続部材50は、第二の回路層30を介して第一の回路層20に形成されたスリット1を跨いで接続される構造となる。すなわち、前記IC素子10の第1の電極12と第2の電極13は、第1の接続部2、アンテナ回路21、接続部材50の第4の接続部5および第3の接続部4、第二の回路層30の金属箔31および第2の接続部3を介して電気的に接続される。また、第一の回路層20と第二の回路層30および接続部材50の空隙は、異方導電性接着剤層40のマトリクス樹脂42によって封止されている。なお、図1では第一の回路層20にベース基材22を使用した構造を示したが、ベース基材22を省略した構造であっても電子インレットの性能に変化はない。
次に、前記電子インレットの構造について例をあげて、図面を用いて説明する。
本実施の形態における前記電子インレットの構造の第1の例について図2を用いて説明する。
電極12,13が向かい合った1組の各々の面(両面)に形成されたIC素子10と、第一の回路層20と、前記IC素子10と前記第一の回路層20とを電気的に接続する第二の回路層30と接続部材50とを含む電子インレットの構造において、図2に示すように、電極が向かい合った1組の各々の面に形成されたIC素子10と、スリット1が形成された第一の回路層20と、前記IC素子10と前記第一の回路層20とを電気的に接続する第二の回路層30と接続部材50とを含む電子インレットにおいて、前記第一の回路層20と第二の回路層30で前記IC素子10と前記接続部材50を挟み込んで実装することにより薄型であること、を少なくとも有するものである。
また、本実施の形態における前記電子インレットの構造の第2の例は、図3に示すように、電極12,13が向かい合った1組の各々の面(両面)に形成されたIC素子10と、第一の回路層20と、前記IC素子10と前記第一の回路層20とを電気的に接続する第二の回路層30と接続部材50とを含む電子インレットにおいて、第一の回路層20のベース基材22をIC素子10及び接続部材50と同一の側に形成し、IC素子10及び接続部材50をベース基材22の開口部23に実装することにより、薄型で機械的強度に優れた構造であること、を少なくとも有するものである。
また、本実施の形態における前記電子インレットの構造の第3の例は、図1に示すように、電極12,13が向かい合った1組の各々の面(両面)に形成されたIC素子10と、第一の回路層20と、前記IC素子10と前記第一の回路層20とを電気的に接続する第二の回路層30と接続部材50とを含む電子インレットにおいて、第一の回路層20及び第二の回路層30のベース基材22,32をIC素子10及び接続部材50と同一の側に形成し、IC素子10及び接続部材50をベース基材22,32の開口部23,33に実装することにより、薄型で更に機械的強度に優れた構造であること、を少なくとも有するものである。
また、本実施の形態における前記電子インレットの構造の第4の例は、図4に示すように、電極12,13が向かい合った1組の各々の面(両面)に形成されたIC素子10と、第一の回路層20と、前記IC素子10と前記第一の回路層20とを電気的に接続する第二の回路層30と接続部材50とを含む電子インレットにおいて、第一の回路層20のベース基材22をIC素子10及び接続部材50と同一の側に形成し、IC素子10及び接続部材50をベース基材22の開口部23に実装し、第二の回路層30のベース基材32をIC素子10及び接続部50材と反対側に形成することにより、薄型で機械的強度に優れた構造であること、を少なくとも有するものである。
また、本実施の形態における前記電子インレットの構造の第5の例は、図5に示すように、電極12,13が向かい合った1組の各々の面(両面)に形成されたIC素子10と、前記IC素子10と第一の回路層20とを電気的に接続する第二の回路層30と接続部材50とを含む電子インレットにおいて、第一の回路層20のベース基材22をIC素子10と同一の側に形成し、IC素子10をベース基材22の開口部に実装し、導電性の箔で構成された第二の回路層30を異方導電性接着剤が含有する導電粒子41を介して電気的に接続することにより、薄型で機械的強度に優れた構造であること、を少なくとも有するものである。
前記第1〜第4の例において、接続部材としては、片状もしくは球状の金属を用いることができる。片状もしくは球状の金属としては、はんだ等の合金を用いることもできる。
また、前記第1〜第4の例において、接続部材50としては、表面に金属層を形成した片状もしくは球状の絶縁性無機材料を用いることができる。特に、厚みがIC素子の厚みの0.8〜1.2倍の範囲にある珪素片の表面に金属層を形成したものを用いれば、第一及び第二の回路層とほぼ平行な構造となり、平坦な圧着ヘッド等で圧着を行う場合には好適である。
また、前記第1〜第4の例において、接続部材50としては、金属層を形成した片状もしくは球状の有機材料を用いることができる。
接続部材50として片状の金属あるいは表面に金属層が形成された絶縁性無機材料もしくは有機材料を用いる場合に、IC素子10よりも弾性率が小さく厚みが1〜2倍程度の範囲で大きいものを用いれば、第一の回路層20とIC素子10と接続部材50と第二の回路層30を平坦な圧着ヘッドによって一括して接続する場合に、接続部材50がIC素子10の厚みまで潰れた状態で接続固定することが可能であり、生産性を向上するのに好適である。
第5の例においては、接続部材50として第一の回路層20と第二の回路層30とを接続するための異方導電性接着剤に含有される導電粒子41を用いたものであり、接続部材50を別に準備し、実装する工程を省くことができ、低コスト化にも好適である。ただし、一般に導電粒子41の大きさは、異方性を確保するために数ミクロンから10ミクロン程度であり、IC素子10の厚みより小さいことから、IC素子10の搭載部と導電粒子41による接続部に段差が生じ、平坦な圧着ヘッドで第一の回路層20とIC素子10と接続部材50と第二の回路層30とを一括して圧着することは困難となる。
第1〜第5の例において、第一の回路層20および第二の回路層30の少なくとも一つにアルミニウム箔もしくは銅箔もしくは導電性インキを用いることができる。
第2〜第5の例において、第一の回路層20もしくは第二の回路層30を支持するベース基材22,32として、塩化ビニル樹脂(PVC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート樹脂(PC)、2軸延伸ポリエステル(O−PET)、ポリイミド樹脂等の有機樹脂を用いることができる。また、ベース基材22,32は紙であっても良い。
第2〜第5の例において、第一の回路層20もしくは第二の回路層30を支持するベース基材22,32に設けるIC素子10と前接続部材50を実装するための開口部23,33は、各々独立して形成することができる。また、両者を同一の開口部23,33内に実装しても良い。
第1〜第5の例において、IC素子10の電極12,13と第一の回路層20、IC素子10の電極と第二の回路層30、接続部材50と第一の回路層20、接続部材50と第二の回路層30、第一の回路層20と第二の回路層30の各々の電気的接続は、非導電性接着剤、導電性接着剤、異方導電性接着剤、融着による金属接合、超音波印加による金属接合もしくは圧着接合等から選択することができる。特に、異方導電性接着剤を用いれば、電気的接続と封止を同時に行うことができ、生産性を向上するのに好適である。
即ち、本実施の形態の電子インレットの構造は、電極が向かい合った1組の各々の面(両面)に形成されたIC素子10と、第一の回路層20と、前記IC素子10と前記第一の回路層20とを電気的に接続する第二の回路層30と接続部材50を含む電子インレットにおいて、前記第一の回路層20と前記第二の回路層30で前記IC素子10と前記接続部材50を挟み込んで実装すること、第一の回路層20もしくは第二の回路層30のベース基材をIC素子10及び接続部材50と同一の側に形成し、IC素子10及び接続部材50をベース基材の開口部23,33に実装することで、薄型でかつ機械的強度に優れた電子インレットを実現することができる。
以下、本発明の好適な実施例について図面を用いてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<第1の実施の形態>
以下、図2を用いて、第1の実施の形態を説明する。図2(b)は図2(a)のA−A’部の断面概略図である。
まず、(a)に示すように、厚み30μmのアルミニウム箔をプレス機にて打ち抜き加工し、第一の回路層20を形成する。第一の回路層20の幅を3.0mm、スリット1の幅を0.5mmとした。
次に、第一の回路層20のアンテナ回路21上の所定の位置に、幅2mmの異方導電性接着フィルム(AC−2052P−45(日立化成工業(株)製)を80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がして異方導電性接着剤層40を形成した。
次に、両面に電極12,13を形成した厚み150μmのIC素子10をアンテナ回路21上の所定の位置に位置合わせし、仮固定した。
次に、厚み140μmのシリコンチップの全面に厚み5ミクロンの無電解ニッケルめっきと厚み0.02ミクロンの無電解金めっきを施し、総厚み150ミクロンのめっきコートシリコンチップを準備した。このめっきコートシリコンチップを、接続部材50としてアンテナ回路21上の所定の位置に位置合わせし、仮固定した。
次に、厚み30μm、幅2mmのアルミニウム箔面上に、アルミニウム箔と同幅の異方導電性フィルムを80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がし、異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30とした後、前記異方導電性接着剤層40がIC素子10及び接続部材50に対向する向きで、第一の回路層20と所定の位置に合わせ、仮固定した。
次に、異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30側から圧着ヘッドを降下し、圧力12MPa、温度180℃、加熱時間15秒の条件で、前記異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30を第一の回路層20上のIC素子10及び接続部材50及びアンテナ回路21に対して所定の位置に一括して加熱圧着するとともに、第一の回路層20と第二の回路層30との空隙を封止した。
以上の工程にて、図2に示す形状のインレットを得た。インレットの総厚みを測定した結果、206ミクロンであった。また、インレット作製後の状態と、IC素子10の接続部の一方及び他方の面に半径1.5mmのロッドを用いて10Nの荷重を100回繰り返し印加した後に通信特性を測定したところ、大きな変化はなかった。
<第2の実施の形態>
以下、図3を用いて、第2の実施の形態を説明する。図3(b)は図3(a)のA−A’部の断面概略図である。
まず、(a)に示すように、厚み50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)によるベース基材22にIC素子10及び接続部材50を実装するための開口部23をプレス機にて打ち抜き加工し、厚み30μmのアルミニウム箔を接着剤を用いて貼り合わせたテープ状基材を準備した。続いてテープ基材のアルミニウム箔面にはアンテナ回路のパターンを、またベース基材22面には全面にエッチングレジストをスクリーン印刷にて形成した後、エッチング液に塩化第二鉄水溶液を用いてアンテナ回路21を形成し、エッチングレジストを除去した。ここで、第一の回路層20の幅は3.0mm、スリット1の幅を0.5mmとした。
次に、アンテナ回路21上の所定の位置に、幅2mmの異方導電性接着フィルム(AC−2052P−45(日立化成工業(株)製)を80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がして異方導電性接着剤層40を形成した。
次に、両面に電極12,13を形成した厚み150μmのIC素子10をアンテナ回路21上の所定のベース基材22の開口部23に位置合わせし、仮固定した。
次に、厚み140μmのシリコンチップの全面に厚み5ミクロンの無電解ニッケルめっきと厚み0.02ミクロンの無電解金めっきを施し、総厚み150ミクロンのめっきコートシリコンチップを準備した。このめっきコートシリコンチップを接続部材50としてアンテナ回路21上の所定の開口部23に位置合わせし、仮固定した。
次に、厚み30μm、幅2mmのアルミニウム箔面上に、アルミニウム箔と同幅の異方導電性フィルムを80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がし、異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30とした後、前記異方導電性接着剤層40がIC素子10及び接続部材50に対向する向きで、第一の回路層20と所定の位置に合わせ、仮固定した。
次に、異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30側から圧着ヘッドを降下し、圧力12MPa、温度180℃、加熱時間15秒の条件で、前記異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30を第一の回路層20上のIC素子10及び接続部材50及びアンテナ回路21に対して所定の位置に一括して加熱圧着するとともに、第一の回路層20と第二の回路層30との空隙を封止した。
以上の工程にて、図3に示す形状のインレットを得た。インレットの総厚みを測定した結果、207ミクロンであった。また、インレット作製後の状態と、IC素子10の接続部の一方及び他方の面に半径1.5mmのロッドを用いて10Nの荷重を100回繰り返し印加した後に通信特性を測定したところ、大きな変化はなかった。
<第3の実施の形態>
以下、図1を用いて、第3の実施の形態を説明する。図1(b)は図1(a)のA−A’部の断面概略図である。
まず、(a)に示すように、厚み50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)によるベース基材22にIC素子10及び接続部材50を実装するための開口部23をプレス機にて打ち抜き加工し、厚み30μmのアルミニウム箔を接着剤を用いて貼り合わせたテープ状基材を準備した。続いてテープ基材のアルミニウム箔面にはアンテナ回路のパターンを、またベース基材22面には全面にエッチングレジストをスクリーン印刷にて形成した後、エッチング液に塩化第二鉄水溶液を用いてアンテナ回路21を形成し、エッチングレジストを除去した。ここで、第一の回路層20の幅は3.0mm、スリット1の幅を0.5mmとした。
次に、アンテナ回路21上の所定の位置に、幅2mmの異方導電性接着フィルム(AC−2052P−45(日立化成工業(株)製)を80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がして異方導電性接着剤層40を形成した。
次に、両面に電極12,13を形成した厚み150μmのIC素子10をアンテナ回路21上の所定のベース基材22の開口部23に位置合わせし、仮固定した。
次に、厚み140μmのシリコンチップの全面に厚み5ミクロンの無電解ニッケルめっきと厚み0.02ミクロンの無電解金めっきを施し、総厚み150ミクロンのめっきコートシリコンチップを準備した。このめっきコートシリコンチップを接続部材50としてアンテナ回路21上の所定のベース基材22の開口部23に位置合わせし、仮固定した。
次に、厚み50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)によるベース基材32にIC素子10及び接続部材50を第二の回路層30に接続するための開口部33をプレス機にて打ち抜き加工し、厚み30μmのアルミニウム箔を接着剤を用いて貼り合わせた、幅2mmのテープ状基材を準備した。続いて、ベース基材32面上に、テープ状基材と同幅の異方導電性フィルムを80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がし、異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30とした後、前記異方導電性接着剤層40がIC素子10及び接続部材50に対向する向きで、IC素子10及び接続部材50がベース基材32の開口部33に収まるように所定の位置に合わせ、仮固定した。
次に、異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30側から圧着ヘッドを降下し、圧力12MPa、温度180℃、加熱時間15秒の条件で、前記異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30を第一の回路層20上のIC素子10及び接続部材50及びアンテナ回路21に対して所定の位置に一括して加熱圧着するとともに、第一の回路層20と第二の回路層30との空隙を封止した。
以上の工程にて、図1に示す形状のインレットを得た。インレットの総厚みを測定した結果、208ミクロンであった。また、インレット作製後の状態と、IC素子10の接続部の一方及び他方の面に半径1.5mmのロッドを用いて10Nの荷重を100回繰り返し印加した後に通信特性を測定したところ、大きな変化はなかった。
<第4の実施の形態>
接続部材50として、直径200μmで組成がSn−3.5Agのはんだボールを用いた以外は第3の実施の形態と全く同じ構成で、異方導電性接着剤層40付きの第一の回路層20とIC素子10と接続部材50と異方導電性接着剤層40付き第二の回路層30を位置合わせし、続いて加熱圧着を行い、インレットを得た。
インレットの総厚みを測定した結果、208ミクロンであった。また、インレット作製後の状態と、IC素子10の接続部の一方及び他方の面に半径1.5mmのロッドを用いて10Nの荷重を100回繰り返し印加した後に通信特性を測定したところ、大きな変化はなかった。
<第5の実施の形態>
以下、図4を用いて、第4の実施の形態を説明する。図4(b)は図4(a)のA−A’部の断面概略図である。
まず、(a)に示すように、厚み50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)によるベース基材22にIC素子10及び接続部材50を実装するための開口部23をプレス機にて打ち抜き加工し、厚み30μmのアルミニウム箔を接着剤を用いて貼り合わせたテープ状基材を準備した。続いてテープ基材のアルミニウム箔面にはアンテナ回路のパターンを、またベース基材22面には全面にエッチングレジストをスクリーン印刷にて形成した後、エッチング液に塩化第二鉄水溶液を用いてアンテナ回路21を形成し、エッチングレジストを除去した。ここで、第一の回路層20の幅は3.0mm、スリット1の幅を0.5mmとした。
次に、アンテナ回路21上の所定の位置に、幅2mmの異方導電性接着フィルム(AC−2052P−45(日立化成工業(株)製)を80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がして異方導電性接着剤層40を形成した。
次に、両面に電極12,13を形成した厚み150μmのIC素子10をアンテナ回路21上の所定のベース基材22の開口部23に位置合わせし、仮固定した。
次に、厚み140μmのシリコンチップの全面に厚み5ミクロンの無電解ニッケルめっきと厚み0.02ミクロンの無電解金めっきを施し、総厚み150ミクロンのめっきコートシリコンチップを準備した。このめっきコートシリコンチップを接続部材50としてアンテナ回路21上の所定のベース基材22の開口部23に位置合わせし、仮固定した。
次に、厚み30μmのポリエチレンテレフタレート(PET)によるベース基材32に厚み9μmのアルミニウム箔を接着剤にて貼り合わせた、幅2mmのテープ状基材のアルミニウム箔面上に、テープ基材と同幅の異方導電性接着フィルムを80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がし、異方導電性接着剤層40付き第二の回路層30とした後、前記異方導電性接着剤層40がIC素子10及び接続部材50に対向する向きで第一の回路層20の所定の位置に合わせ、仮固定した。
次に、異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30側から圧着ヘッドを降下し、圧力12MPa、温度180℃、加熱時間15秒の条件で、前記異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30を第一の回路層20上のIC素子10及び接続部材50及びアンテナ回路21に対して所定の位置に一括して加熱圧着するとともに、第一の回路層20と第二の回路層30との空隙を封止した。
以上の工程にて、図4に示す形状のインレットを得た。インレットの総厚みを測定した結果、215ミクロンであった。また、インレット作製後の状態と、IC素子20の接続部の一方及び他方の面に半径1.5mmのロッドを用いて10Nの荷重を100回繰り返し印加した後に通信特性を測定したところ、大きな変化はなかった。
<第6の実施の形態>
以下、図5を用いて、第4の実施の形態を説明する。図5(b)は図5(a)のA−A’部の断面概略図である。
まず、(a)に示すように、厚み50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)によるベース基材22にIC素子10及び接続部材40を実装するための開口部23をプレス機にて打ち抜き加工し、厚み30μmのアルミニウム箔を接着剤を用いて貼り合わせたテープ状基材を準備した。続いてテープ基材のアルミニウム箔面にはアンテナ回路のパターンを、またベース基材22面には全面にエッチングレジストをスクリーン印刷にて形成した後、エッチング液に塩化第二鉄水溶液を用いてアンテナ回路21を形成し、エッチングレジストを除去した。ここで、第一の回路層20の幅は3.0mm、スリット1の幅を0.5mmとした。
次に、アンテナ回路21上の所定の位置に、幅2mmの異方導電性接着フィルム(AC−2052P−45(日立化成工業(株)製)を80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がして異方導電性接着剤層40を形成した。
次に、両面に電極12,13を形成した厚み150μmのIC素子10をアンテナ回路21上の所定のベース基材22の開口部23に位置合わせし、仮固定した。
次に、厚み30μm、幅2mmのアルミニウム箔面上に、アルミニウム箔と同幅の異方導電性フィルムを80℃でラミネートし、セパレータフィルムを剥がし、異方導電性接着剤層40付き第二の回路層30とした後、前記異方導電性接着剤層40がIC素子10及び接続部材50に対向する向きで、第一の回路層20と所定の位置に合わせ、仮固定した。
次に、異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30側から圧着ヘッドを降下し、圧力12MPa、温度180℃、加熱時間15秒の条件で、前記異方導電性接着剤層40付きの第二の回路層30を第一の回路層20上のIC素子10及び接続部材50及びアンテナ回路21に対して所定の位置に一括して加熱圧着するとともに、第一の回路層20と第二の回路層30との空隙を封止した。圧着ヘッドの圧着面には、IC素子10の厚み分の突起を所定の位置に形成してある。
以上の工程にて、図5に示す形状のインレットを得た。インレットの総厚みを測定した結果、206ミクロンであった。また、インレット作製後の状態と、IC素子10の接続部の一方及び他方の面に半径1.5mmのロッドを用いて10Nの荷重を100回繰り返し印加した後に通信特性を測定したところ、大きな変化はなかった。
<比較例>
以下、図6を用いて、比較例を説明する。
まず、厚み50μmのポリイミドによるベース基材22に厚み18μmの銅箔を貼り合わせたテープ状の第一の回路層20と、2個の電極12が同一の面に形成された厚み150μmのIC素子10を準備し、TAB工法を用いて第一の回路層20上の所定の位置にIC素子10を実装した。
次に、IC素子10と第一の回路層20との接続部及びIC素子10の側面を液状封止材45を用いて封止した。
以上の工程にて、図7に示す形状のTCP型インレットを得た。インレットの総厚みを測定した結果、209ミクロンであった。また、インレット作製後の状態と、IC素子10の第一の回路層20への実装面と反対側に半径1.5mmのロッドを用いて10Nの荷重を10回繰り返し印加した後に通信特性を測定したところ、通信不良となった。
以上の実施例及び比較例の結果をまとめて表1に示す。
Figure 0004449477
本発明の第1の実施の形態を説明するためのインレット構造図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するためのインレット構造図である。 本発明の第3の実施の形態を説明するためのインレット構造図である。 本発明の第5の実施の形態を説明するためのインレット構造図である。 本発明の第6の実施の形態を説明するためのインレット構造図である。 比較例を説明するためのインレット構造図である。
符号の説明
1:スリット
2:第1の接続部
3:第2の接続部
4:第3の接続部
5:第4の接続部
10:IC素子
11:IC素子本体
12、13:電極
20:アンテナ基板
21:アンテナ回路
22:ベース基材
23:ベース基材開口部
30:第二の回路層
31:金属箔
32:ベース基材
33:ベース基材開口部
40:異方導電性接着剤層
41:導電粒子
42:マトリクス樹脂
45:封止材
50:接続部材

Claims (14)

  1. 両面に電極が形成されたIC素子と、
    スリットが形成され、このスリットの一方の側に前記IC素子を、他方の側に接続部材を実装し、送受信アンテナとして動作する第一の回路層と、
    前記スリットを跨いで、前記IC素子と第一の回路層とを前記接続部材を介して電気的に接続する短絡板として動作する第二の回路層と、
    前記第一の回路層と第二の回路層とを電気的に接続する接続部材とを含む電子インレットであって、
    前記第一の回路層と第ニの回路層が、前記IC素子と接続部材のそれぞれを挟み込んで実装することにより、
    前記IC素子の一方の電極と前記第一の回路層と、前記IC素子の他方の電極と前記第二の回路層と、前記第一及び第二の回路層と前記接続部材とがそれぞれ電気的に接続されていること
    を特徴とする電子インレット。
  2. 請求項1に記載の電子インレットにおいて、
    前記第一の回路層は、この第一の回路層を支持するベース基材とアンテナ回路とを含み、
    このベース基材は、前記第一の回路層のアンテナ回路に対して、前記IC素子及び前記接続部材と同一の側に形成され、
    前記IC素子及び前記接続部材とは前記ベース基材に設けられた開口部において接続すること特徴とする電子インレット。
  3. 請求項1又は2に記載の電子インレットにおいて、
    前記第二の回路層は、この第二の回路層を支持するベース基材と金属箔とを含むことを特徴とする電子インレット。
  4. 請求項3に記載の電子インレットにおいて、
    前記第二の回路層のベース基材は、前記第二の回路層の金属層に対して、前記IC素子及び前記接続部材と同一の側に設けられ、前記IC素子及び前記接続部材は、前記ベース基材に設けられた開口部において接続することを特徴とする電子インレット。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子インレットにおいて、
    前記接続部材は、片状もしくは球状の金属からなることを特徴とする電子インレット。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子インレットにおいて、
    前記接続部材は、片状もしくは球状のはんだからなることを特徴とする電子インレット。
  7. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子インレットにおいて、
    前記接続部材は、表面に金属層を形成した片状もしくは球状の絶縁性無機材料からなることを特徴とする電子インレット。
  8. 請求項7に記載の電子インレットにおいて、
    前記絶縁性無機材料は、厚みが前記IC素子の厚みの0.8〜1.2倍の範囲にある珪素片からなることを特徴とする電子インレット。
  9. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電子インレットにおいて、
    前記接続部材は、表面に金属層を形成した片状もしくは球状の有機材料からなることを特徴とする電子インレット。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の電子インレットにおいて、
    前記第一及び第二の回路層の少なくとも一方の導電層は、アルミニウム箔もしくは銅箔もしくは導電性インキであることを特徴とする電子インレット。
  11. 請求項1乃至10に記載の電子インレットにおいて、
    前記第一及び第二の回路層の少なくとも一方は、有機樹脂からなるベース基材に支持されており、前記有機樹脂は、塩化ビニル樹脂(PVC)、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリエチレンテレフタレート(PETG)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート樹脂(PC)、2軸延伸ポリエステル(O−PET)、ポリイミド樹脂から選択されることを特徴とする電子インレット。
  12. 請求項1乃至10のいずれかに記載の電子インレットにおいて、
    前記第一及び第二の回路層の少なくとも一つは、紙からなるベース基材に支持されていることを特徴とする電子インレット。
  13. 請求項2乃至12のいずれかに記載の電子インレットにおいて、
    前記第一のベース基材は、前記IC素子及び前記接続部材を接続するための開口部が独立して設けられていることを特徴とする電子インレット。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載の電子インレットにおいて、
    前記IC素子の一方の電極と前記第一の回路層、前記IC素子の他方の電極と前記第二の回路層、前記接続部材と前記第一の回路層、前記接続部材と前記第二の回路層、前記第一の回路層と前記第二の回路層の各々の接続は、導電性接着剤もしくは異方導電性接着剤もしくは融着による金属接合もしくは超音波印加による金属接合もしくは圧着接合から選択されることを特徴とする電子インレット。
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