JP2005347541A - チップ部品の回路基板への実装構造 - Google Patents
チップ部品の回路基板への実装構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005347541A JP2005347541A JP2004165837A JP2004165837A JP2005347541A JP 2005347541 A JP2005347541 A JP 2005347541A JP 2004165837 A JP2004165837 A JP 2004165837A JP 2004165837 A JP2004165837 A JP 2004165837A JP 2005347541 A JP2005347541 A JP 2005347541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- chip component
- electrode
- dummy
- pad electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
【課題】半田付けによりチップ部品を回路基板の表面へ実装するチップ部品の回路基板への実装構造であって、製造時にツームストーン現象の不具合が発生し難く、安価に製造することができ、半田付け部の熱疲労寿命が高い実装構造を提供する。
【解決手段】チップ部品40の回路基板50と対向する表面において、両端部に設けられた電極40cの間の位置にダミー電極40dが形成され、回路基板50の表面において、電極40cに接続するためのパッド電極50b、およびダミー電極40dに接続するためのダミーパッド電極50cが、それぞれ、チップ部品40の当該回路基板50への投影領域から突出するように形成され、電極40cをパッド電極50bへ、ダミー電極40dをダミーパッド電極50cへ、それぞれ、半田30,31により固定してなる実装構造100とする。
【選択図】 図1
【解決手段】チップ部品40の回路基板50と対向する表面において、両端部に設けられた電極40cの間の位置にダミー電極40dが形成され、回路基板50の表面において、電極40cに接続するためのパッド電極50b、およびダミー電極40dに接続するためのダミーパッド電極50cが、それぞれ、チップ部品40の当該回路基板50への投影領域から突出するように形成され、電極40cをパッド電極50bへ、ダミー電極40dをダミーパッド電極50cへ、それぞれ、半田30,31により固定してなる実装構造100とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、チップ部品の回路基板への実装構造に関するものである。
図6(a),(b)と図7(a),(b)に、表面実装タイプのチップ部品の回路基板への従来の一般的な実装構造90,91を示す。図6(a)および図7(a)は、チップ部品10の底面における電極と回路基板のパッド電極の配置関係を示す模式的な平面図である。図6(b)および図7(b)は、それぞれ、図6(a)の一点鎖線A−Aおよび図7(a)の一点鎖線B−Bにおける、チップ部品の回路基板への実装構造を示す模式的な断面図である。
図6(a),(b)に示すように、チップ抵抗やチップコンデンサ等の表面実装タイプのチップ部品10は、一般的に、両端部に電気接続するための電極10cが設けられている。従来の一般的な実装構造90においては、図6(b)に示すように、チップ部品10の電極10cと回路基板20の表面に形成されたパッド電極20bを、半田30を用いて半田付けする。これにより、チップ部品10が回路基板20に固定されると共に、チップ部品10が回路基板20のパッド電極20bに電気接続される。尚、図6(b)では、チップ部品10としてチップ抵抗の例が示されており、符号10aが絶縁基体を示しており、符号10bが抵抗層を示している。また、符号20aは、回路基板20の絶縁基体である。
図7(a),(b)の実装構造91では、チップ部品と配線の配置密度を上げて回路基板21を小型化するため、配線20cが2つのパッド電極20bの間に配置され、チップ部品10が配線20cを跨いでパッド電極20bに半田付けされている。
一方、表面実装タイプのチップ部品の回路基板への別の実装構造が、実開平3−99466号公報(特許文献1)に開示されている。
図8(a),(b)に、特許文献1に開示された実装構造92を示す。図8(a)は、チップ部品11の模式的な底面図であり、図8(b)は、チップ部品11の回路基板24への実装構造を示す模式的な断面図である。
図8(a),(b)に示す実装構造92は、超音波等の激しい振動がチップ部品11に加えられた時に、チップ部品11におけるクラックの発生を防止することを目的とした実装構造である。このために、図8(a),(b)に示す実装構造92では、チップ部品11に外部電極12とその内部に形成されるダミー電極13を設け、外部電極12は回路基板14上のパッド電極15へ、ダミー電極13は回路基板14上のダミー電極16へそれぞれ固定している。これにより、超音波等の激しい振動が加えられた時に、チップ部品11に生じる応力を分散して低減することができ、チップ部品11におけるクラックの発生を防止することができる。
実開平3−99466号公報
従来の図6(b)および図7(b)に示す実装構造90,91では、2つのパッド電極20b上に塗布される半田30の量が異なったり、半田30の溶融時に2つのパッド電極20bに温度差があったりすると、ツームストーン現象の不具合が発生し易い。
図9(a)は、ツームストーン現象の不具合が発生した時の様子を示す斜視図である。ツームストーン現象は、半田30の溶融が2つのパッド電極20bで不均衡となった時に発生する現象で、半田30の表面張力により、チップ部品10がツームストーンのように立ち上がる現象である。
また、図6(b)および図7(b)に示す実装構造90,91は、厳しい温度環境下で長時間使用すると、回路基板20,21とチップ部品10の熱膨張差によって、半田付け部にクラックが発生し易い。この半田付け部に発生したクラックは、長期間の使用による熱疲労で伸展するため、最終的には電気的なオープン不良が発生する。
図9(b)は、半田付け部にクラックが発生した時の様子を示す模式的な断面図である。
特許文献1に開示された図8(a),(b)に示す実装構造92は、上記のツームストーン現象による不具合発生や半田付け部におけるクラックの伸展の抑制に対して、ある程度の効果を発揮すると思われる。しかしながら、図8(a),(b)の実装構造92は、超音波等の激しい振動に対するチップ部品11でのクラック発生防止を目的としたものであり、上記の半田付け部における問題に対して、実装構造92は最適構造とはなっていない。
また、図8(a),(b)に示す実装構造92においては、チップ部品11のダミー電極13と回路基板14のダミー電極17の半田付け部がチップ部品11の下部に隠れてしまう。このため、半田付けの良否は外観検査で確認できず、透過X線装置等を用いる必要があり、製造コストが増大してしまう。
そこで本発明は、半田付けによりチップ部品を回路基板の表面へ実装するチップ部品の回路基板への実装構造であって、製造時にツームストーン現象の不具合が発生し難く、安価に製造することができ、半田付け部の熱疲労寿命が高い実装構造を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、両端部に電気接続するための電極が設けられたチップ部品を、回路基板の表面へ実装するチップ部品の回路基板への実装構造であって、前記チップ部品の前記回路基板と対向する表面において、前記両端部に設けられた電極の間の位置に、当該チップ部品の電気特性に影響を与えないダミー電極が形成され、前記回路基板の表面において、前記電極に接続するためのパッド電極、および前記ダミー電極に接続するためのダミーパッド電極が、それぞれ、前記チップ部品の当該回路基板への投影領域から突出するように形成され、前記電極を前記パッド電極へ、前記ダミー電極を前記ダミーパッド電極へ、それぞれ、半田により固定してなることを特徴としている。
上記の実装構造では、チップ部品の両端部に設けられた電極が回路基板のパッド電極へ半田付けされるだけでなく、2つの電極間に形成されたダミー電極が回路基板のダミーパッド電極へ半田付けされる。この場合には、ダミー電極とダミーパッド電極の半田付け部が無い場合に較べて、チップ部品と回路基板の熱膨張差による応力が分散される。これによって、各電極の半田付け部におけるクラックの発生が抑制される。また、半田付けされたチップ部品と回路基板の間に形成される空隙の長さは、ダミー電極とダミーパッド電極の半田付け部が無い場合に較べて、短くなっている。従って、一旦クラックが発生しても、その伸展を抑制することができる。
また、上記の実装構造では、両端の電極の間に位置するダミー電極とダミーパッド電極間の溶融半田は、その表面張力によって、チップ部品を回路基板側に引き付ける。これらの効果によって、ツームストーン現象の発生が抑制される。尚、ダミー電極とダミーパッド電極間の溶融半田は、その表面張力によってチップ部品の位置決め効果ももたらすため、チップ部品の半田付け位置精度も向上する。
さらに、上記の実装構造では、回路基板のパッド電極およびダミーパッド電極が、それぞれ、チップ部品の当該回路基板への投影領域から突出するように形成されている。半田溶融時には、この投影領域から突出したパッド電極およびダミーパッド電極の部分にも、半田が流れる。このため、半田付け後に回路基板を上方から外観検査することで、突出部分に流れ出た半田から半田付けの良否を容易に確認することができる。
以上のようにして、上記のチップ部品の回路基板への実装構造は、製造時にツームストーン現象の不具合が発生し難く、安価に製造することができ、半田付け部の熱疲労寿命が高い実装構造とすることができる。
請求項2に記載のように、前記ダミー電極は、前記チップ部品の前記回路基板と対向する表面の外周の一部を含んで形成されてなることが好ましい。
これによれば、半田溶融時には、ダミー電極における上記外周の一部分にも、半田が流れる。従って、半田付け後の回路基板の上方からの外観検査によって、回路基板側だけでなく、チップ部品側においても、ダミー電極とダミーパッド電極を接続する半田付けの良否を確認することができる。
請求項3に記載のように、前記ダミー電極は、前記チップ部品の前記回路基板と対向する表面の外周における2つの対向する部分を含んで形成されてなることが好ましい。
これにより、半田溶融時にはその表面張力を均等にチップ部品に作用させて、チップ部品の位置決め効果をより効果的に発揮させることができ、半田付け後にはチップ部品と回路基板の熱膨張差による応力をより分散させることができる。
請求項4に記載のように、前記ダミーパッド電極は、前記ダミー電極の当該回路基板への投影領域を含んで形成されてなることが好ましい。
これによれば、半田溶融時には、ダミー電極の回路基板への投影領域を含んで形成された広いダミーパッド電極へ、溶けた半田が流れ広がる。このため、その表面張力によって、前述したツームストーン現象の発生をより効果的に抑制し、また、チップ部品の位置決め効果をより効果的に発揮させることができる。
請求項5に記載の発明は、前記ダミーパッド電極が、当該回路基板に設けられた配線と一体的に形成されてなることを特徴としている。
これによれば、例えば、チップ部品がチップ抵抗のように発熱部品である場合においても、チップ部品の自己発熱による熱を、ダミー電極、半田、ダミーパッド電極、およびダミーパッド電極と一体的に形成されてなる配線を介して、放熱することができる。これによって、各電極の半田付け部におけるクラックの発生がより抑制されると共に、一旦クラックが発生しても、その伸展をより抑制することができる。
請求項6に記載の発明は、前記ダミー電極が、複数個に分離されて形成されてなることを特徴としている。また、請求項7に記載の発明は、前記ダミーパッド電極が、複数個に分離されて形成されてなることを特徴としている。
上記のように、ダミー電極やダミーパッド電極を複数個に分離して形成し、それぞれ半田付けすることで、チップ部品と回路基板の熱膨張差による応力をより分散させることができる。これによって、半田付け部の熱疲労寿命をより高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図に基づいて説明する。
図1(a)〜(c)に、本発明におけるチップ部品40の回路基板50への実装構造100を示す。図1(a)は、チップ部品の底面における電極と回路基板のパッド電極の配置関係を示す模式的な平面図である。図1(b)は、図1(a)の一点鎖線C−Cにおけるチップ部品の回路基板への実装構造を示す模式的な断面図であり、図1(c)は、図1(a)の一点鎖線D−Dにおけるチップ部品の回路基板への実装構造を示す模式的な断面図である。
チップ部品40には、両端部に電気接続するための電極40cが設けられている。表面実装タイプのチップ部品40は、チップ抵抗やチップコンデンサ等、いずれの表面実装タイプのチップ部品であってもよい。図1(b),(c)では、チップ部品40としてチップ抵抗の例が示されており、符号40aが絶縁基体を示しており、符号40bが抵抗層を示している。図1(a)〜(c)に示すチップ部品40には、両端部の電極40cの他にも、回路基板50と対向する表面において、両端部に設けられた電極40cの間の位置に、チップ部品40の電気特性に影響を与えないダミー電極40dが形成されている。
図1(a)には、チップ部品40の回路基板50への投影領域が実線で示されており、チップ部品40の底面における電極40cとダミー電極40dが破線で示されている。図1(a)および図1(c)からわかるように、チップ部品40のダミー電極40dは、チップ部品40の回路基板50と対向する表面(底面)の外周における2つの対向する部分を含んで形成されている。言い換えれば、ダミー電極40dは、図1(a)の実線に対応するチップ部品40の底面のD−D方向における両端部(角部)を含んで形成されている。
一方、回路基板50の表面には、チップ部品40の電極40cに接続するためのパッド電極50b、およびダミー電極40dに接続するためのダミーパッド電極50cが、それぞれ形成されている。図1(a)には、回路基板50のパッド電極50bとダミーパッド電極50cが点線で示されている。図1(a)からわかるように、パッド電極50bとダミーパッド電極50cは、それぞれ、図中の実線で示したチップ部品40の回路基板50への投影領域から突出するように形成されている。また、ダミーパッド電極50dは、図1(a)の破線で示したダミー電極40dの回路基板50への投影領域を含んで形成されている。
本発明の実装構造100においては、図1(b)に示すように、チップ部品40の電極40cが、回路基板50のパッド電極50bへ半田30により固定される。これにより、チップ部品40が、回路基板50のパッド電極50bに電気接続される。また、図1(b),(c)に示すように、チップ部品40のダミー電極40dが、回路基板50のダミーパッド電極50cへ半田31により固定される。尚、図1(b),(c)における符号50aは、回路基板50の絶縁基体である。
図1(a)〜(c)に示す実装構造100では、チップ部品40の両端部に設けられた電極40cが、回路基板50のパッド電極50bへ半田付けされるだけでなく、2つの電極40c間に形成されたダミー電極40dが、回路基板50のダミーパッド電極50cへ半田付けされる。この場合には、図6と図7に示す実装構造90,91のようなダミー電極40dとダミーパッド電極50cの半田付け部が無い場合に較べて、チップ部品40(の絶縁基体40a)と回路基板50(の絶縁基体50a)の熱膨張差による応力が分散される。これによって、各電極40c,40d,50b,50cの半田付け部におけるクラックの発生が抑制される。また、図1(b)に両端矢印で示した半田付けされたチップ部品40と回路基板40の間に形成される空隙の長さLは、ダミー電極40dとダミーパッド電極50cの半田付け部が無い場合に較べて、短くなっている。従って、一旦クラックが発生しても、その伸展を抑制することができる。
また、両端の電極40c,50bの間に位置するダミー電極40dとダミーパッド電極50c間の溶融半田31は、その表面張力によって、チップ部品40を回路基板50側に引き付ける。これらの効果によって、図9(a)に示したツームストーン現象の発生が抑制される。尚、ダミー電極40dとダミーパッド電極50c間の溶融半田31は、その表面張力によってチップ部品40の位置決め効果ももたらすため、チップ部品40の半田付け位置精度も向上する。
さらに、図1(a)〜(c)の実装構造100では、回路基板50のパッド電極50bおよびダミーパッド電極50dが、それぞれ、図1(a)に実線で示したチップ部品40の回路基板50への投影領域から突出するように形成されている。半田溶融時には、この投影領域から突出したパッド電極50bおよびダミーパッド電極50cの部分にも、半田30,31が流れる。また、チップ部品40のダミー電極40dは、チップ部品40の回路基板50と対向する表面(底面)の外周における2つの対向する部分を含んで形成されている。半田溶融時には、このダミー電極40dにおける上記外周の部分にも、図1(c)に示すように半田31が流れる。これにより、半田溶融時にはその表面張力を均等にチップ部品40に作用させて、チップ部品40の位置決め効果をより効果的に発揮させることができ、半田付け後にはチップ部品40と回路基板50の熱膨張差による応力をより分散させることができる。
さらに、ダミーパッド電極50dは、図1(a)の破線で示したダミー電極40dの回路基板50への投影領域を含んで形成されている。半田溶融時には、ダミー電極40dの回路基板50への投影領域を含んで形成された広いダミーパッド電極50cへ、溶けた半田31が流れ広がる。このため、その表面張力によって、前述したツームストーン現象の発生をより効果的に抑制し、また、チップ部品40の位置決め効果をより効果的に発揮させることができる。
図1(a)〜(c)の実装構造100では、半田付け後に回路基板50を上方から外観検査することで、突出部分に流れ出た半田30,31から半田付けの良否を容易に確認することができる。また、ダミー電極40dにおける上記外周の部分にも半田31が流れるため、回路基板50側だけでなくチップ部品40側においても、ダミー電極40dとダミーパッド電極50cを接続する半田付けの良否を確認することができる。
以上のようにして、図1(a)〜(c)に示すチップ部品40の回路基板50への実装構造100は、製造時にツームストーン現象の不具合が発生し難く、安価に製造することができ、半田付け部の熱疲労寿命が高い実装構造とすることができる。
図2(a)〜(c)に、本発明におけるチップ部品40の回路基板51への別の実装構造101を示す。図2(a)は、チップ部品の底面における電極と回路基板のパッド電極の配置関係を示す模式的な平面図である。図2(b)は、図2(a)の一点鎖線E−Eにおけるチップ部品の回路基板への実装構造を示す模式的な断面図であり、図2(c)は、図2(a)の一点鎖線F−Fにおけるチップ部品の回路基板への実装構造を示す模式的な断面図である。尚、図2(a)〜(c)に示す実装構造101において、図1(a)〜(c)に示す実装構造100と同じ部分については、同じ符号を付した。
図2(a)〜(c)の実装構造101におけるチップ部品40は、図1(a)〜(c)の実装構造100におけるチップ部品40と同じものである。
一方、図2(a)〜(c)の実装構造101におけるダミーパッド電極50dは、図2(a),(c)に示すように、回路基板51に設けられた配線50eと一体的に形成されている点で、図1(a)〜(c)に示す実装構造100と異なっている。これによって、例えば、チップ部品40がチップ抵抗のように発熱部品である場合においても、チップ部品40の自己発熱による熱を、ダミー電極40d、半田31、ダミーパッド電極50d、およびダミーパッド電極50dと一体的に形成された配線50eを介して、放熱することができる。これによって、各電極40c,40d,50b,50dの半田付け部におけるクラックの発生がより抑制されると共に、一旦クラックが発生しても、その伸展をより抑制することができる。
図1と図2の実装構造100,101で示したチップ部品40におけるダミー電極は、回路基板と対向する表面において、両端部に設けられた電極40cの間の位置し、チップ部品40の電気特性に影響を与えないものであれば、任意の形態をとることができる。
図3(a)〜(c)は、チップ部品の底面におけるダミー電極の各種形態を示す模式的な平面図である。
図3(a)のチップ部品40におけるダミー電極40dは、図1と図2の実装構造100,101で示したダミー電極と同じものである。一方、図3(b)と図3(c)のチップ部品41,42におけるダミー電極41d,42dは、図3(a)のチップ部品40におけるダミー電極40dと異なり、2個に分離されて形成されている。図3(b)の各ダミー電極41dは矩形形状であり、図3(c)の各ダミー電極42dはチップ部品42の外周部分を除いて曲線で囲まれた形状に形成されている。尚、いずれのダミー電極40d〜42dも、チップ部品40〜42の回路基板と対向する表面(底面)の外周における2つの対向する部分を含んで形成されている。
また、図1と図2の実装構造100,101で示した回路基板50,51におけるダミーパッド電極も、チップ部品の当該回路基板50,51への投影領域から突出するように形成され、チップ部品のダミー電極と半田付けできるものであれば、任意の形態をとることができる。
図4(a)〜(c)および図5(a)〜(c)は、回路基板のダミーパッド電極の各種形態を示す模式的な平面図である。
図4(a)の回路基板50におけるダミーパッド電極50cは、図1の実装構造100で示したダミーパッド電極と同じものである。一方、図4(b)と図4(c)の回路基板52,53におけるダミーパッド電極52c,53cは、図4(a)の回路基板50におけるダミーパッド電極50cと異なり、2個に分離されて形成されている。図4(b)の各ダミーパッド電極52cは矩形形状であり、図4(c)の各ダミーパッド電極53cは一部曲線で囲まれた形状に形成されている。
図4(a)〜(c)に示す回路基板50,52,53のダミーパッド電極50c,52c,53cは、図3(a)〜(c)に示すチップ部品40〜42のダミー電極40d〜42dに対してそれぞれ好適な形態となっており、いずれのダミーパッド電極50c,52c,53cも、それぞれ、図3(a)〜(c)に示すダミー電極40d〜42dの当該回路基板50,52,53への投影領域を含むようにして形成される。
図5(a)〜(c)の回路基板51,54,55では、それぞれ、ダミーパッド電極50d,54d,55dと配線50e,54e,55eが一体的に形成されている。尚、各ダミーパッド電極50d,54d,55dの下部に、スルーホールやビアホールを配置するようにしてもよい。
90〜92,100,101 実装構造
10,11,40〜42 チップ部品
10c,12,40c 電極
13,40d〜42d ダミー電極
14,20,21,50〜55 回路基板
15,20b,50b パッド電極
16,50c,52c,53c,50d,54d,55d ダミーパッド電極
20c,50e,54e,55e 配線
10,11,40〜42 チップ部品
10c,12,40c 電極
13,40d〜42d ダミー電極
14,20,21,50〜55 回路基板
15,20b,50b パッド電極
16,50c,52c,53c,50d,54d,55d ダミーパッド電極
20c,50e,54e,55e 配線
Claims (7)
- 両端部に電気接続するための電極が設けられたチップ部品を、回路基板の表面へ実装するチップ部品の回路基板への実装構造であって、
前記チップ部品の前記回路基板と対向する表面において、前記両端部に設けられた電極の間の位置に、当該チップ部品の電気特性に影響を与えないダミー電極が形成され、
前記回路基板の表面において、前記電極に接続するためのパッド電極、および前記ダミー電極に接続するためのダミーパッド電極が、それぞれ、前記チップ部品の当該回路基板への投影領域から突出するように形成され、
前記電極を前記パッド電極へ、前記ダミー電極を前記ダミーパッド電極へ、それぞれ、半田により固定してなることを特徴とするチップ部品の回路基板への実装構造。 - 前記ダミー電極が、前記チップ部品の前記回路基板と対向する表面の外周の一部を含んで形成されてなることを特徴とする請求項1に記載のチップ部品の回路基板への実装構造。
- 前記ダミー電極が、前記チップ部品の前記回路基板と対向する表面の外周における2つの対向する部分を含んで形成されてなることを特徴とする請求項2に記載のチップ部品の回路基板への実装構造。
- 前記ダミーパッド電極が、前記ダミー電極の当該回路基板への投影領域を含んで形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のチップ部品の回路基板への実装構造。
- 前記ダミーパッド電極が、当該回路基板に設けられた配線と一体的に形成されてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のチップ部品の回路基板への実装構造。
- 前記ダミー電極が、複数個に分離されて形成されてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のチップ部品の回路基板への実装構造。
- 前記ダミーパッド電極が、複数個に分離されて形成されてなることを特徴とする請求項6に記載のチップ部品の回路基板への実装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004165837A JP2005347541A (ja) | 2004-06-03 | 2004-06-03 | チップ部品の回路基板への実装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004165837A JP2005347541A (ja) | 2004-06-03 | 2004-06-03 | チップ部品の回路基板への実装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005347541A true JP2005347541A (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=35499624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004165837A Pending JP2005347541A (ja) | 2004-06-03 | 2004-06-03 | チップ部品の回路基板への実装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005347541A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009130147A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Shinko Electric Ind Co Ltd | チップ状電子部品およびチップ状電子部品の実装方法 |
CN105208792A (zh) * | 2015-08-07 | 2015-12-30 | 深圳崇达多层线路板有限公司 | 一种改善元件立碑现象的pcb制作方法 |
-
2004
- 2004-06-03 JP JP2004165837A patent/JP2005347541A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009130147A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Shinko Electric Ind Co Ltd | チップ状電子部品およびチップ状電子部品の実装方法 |
CN105208792A (zh) * | 2015-08-07 | 2015-12-30 | 深圳崇达多层线路板有限公司 | 一种改善元件立碑现象的pcb制作方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009016451A (ja) | 配線回路基板と電子部品との接続構造 | |
JP4433058B2 (ja) | 電子装置及びその製造方法 | |
JP2008060182A (ja) | 車載用電子回路装置 | |
JP4752367B2 (ja) | 多層配線基板 | |
JP2007109836A (ja) | プリント配線板 | |
JPWO2019012849A1 (ja) | 電子回路基板 | |
JP4821710B2 (ja) | プリント配線板 | |
JP2005347541A (ja) | チップ部品の回路基板への実装構造 | |
JP2008306052A (ja) | 回路基板及び電子機器 | |
JP2005203616A (ja) | チップ部品実装構造及びチップ部品実装方法 | |
JP2007250815A (ja) | フレキシブルプリント基板及びそれを用いた電子部品実装回路 | |
JP2008205101A (ja) | 電子部品実装基板の製造方法及び電子部品実装基板 | |
JP2008288359A (ja) | プリント基板 | |
JP2007227510A (ja) | 半導体装置 | |
JP2007123531A (ja) | プリント配線基板及びこれを用いたプリント回路基板 | |
JP2014165235A (ja) | 回路基板及び接続構造 | |
JP6091824B2 (ja) | 回路基板の表面実装構造、該表面実装構造を備えたプリント基板 | |
JP2005294632A (ja) | 表面実装素子の半田付け構造 | |
JP2002026482A (ja) | 電子部品の実装構造 | |
JP2008078565A (ja) | 集合基板、及び回路基板 | |
JP2018037614A (ja) | 回路装置 | |
JP6171898B2 (ja) | 電子装置及びその製造方法 | |
JP6060722B2 (ja) | 電子部品 | |
JP5059966B2 (ja) | プリント基板とプリント基板を備える電子装置 | |
JP6523784B2 (ja) | プリント配線板、プリント基板、プリント配線板の製造方法、プリント基板の製造方法 |