JP2014165235A - 回路基板及び接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子部品及び当該電子部品に接続される回路基板の大型化及び製造コストを抑制することができる回路基板を提供する。
【解決手段】回路基板1は、基板2と、基板2を貫通すると共に電子部品6の端子61が挿入されて半田付けされる第1のスルーホール3と、を有し、回路基板1は、第1のスルーホール3から所定距離D離間して配置された検査用導通部4を備え、検査用導通部4は、基板2において電子部品6が実装される側の主面21に設けられている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電子部品の端子と半田付けして接続される回路基板、及び、当該回路基板と当該電子部品との接続構造に関するものである。
電子部品本体が有するはんだ付け対象リードの近傍に、当該はんだ付け対象リードと電気的に分断されているチェックピンを設け、当該チェックピンと電気的に接続されたチェックリードを用いることにより、目視検査できない部分において、はんだ付け対象リードの周囲に形成されるフィレットの良否を判断する検査方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−270553号公報
上記の技術において、当該チェックリードは、はんだ付け対象リードと同方向に延出していると共に、当該はんだ付け対象リードとの対として設ける必要がある。このため、部品本体に設けるリードの総数は倍増し、電子部品及び回路基板が大型化すると共に、電子部品及び回路基板の製造コストが増加するという問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、電子部品及び当該電子部品に接続される回路基板の大型化及び製造コストを抑制することができる回路基板、及び接続構造を提供することである。
本発明は、回路基板における電子部品が実装される側の主面に、当該電子部品の端子が挿入されるスルーホールから所定距離離間して検査用導通部を設けたことにより上記課題を解決する。
本発明によれば、電子部品の実装時において、端子の周囲に半田フィレットが正常に形成されると、当該検査用導通部と端子とが電気的に接続される。これにより、端子と検査用導通部との間の電気的な導通の有無を確認し、回路基板における電子部品の実装側に半田フィレットが正常に形成されているか否かを判別することができるため、回路基板並びに当該回路基板に接続される電子部品の大型化の抑制、及び製造コストの抑制を図ることができる。
図1は、本発明の第1実施形態における実装前の回路基板を示す断面図である。 図2は、本発明の第1実施形態における実装時の回路基板を示す断面図である。 図3(A)及び図3(B)は本発明の第1実施形態における実装後の回路基板を示す断面図であり、図3(A)は半田付けが正常に行われた場合の図であり、図3(B)は半田付けが正常に行われていない場合の図である。 図4は、本発明の第1実施形態における回路基板の平面図である。 図5は、本発明の第1実施形態における回路基板のランド部の第1変形例を示す平面図である。 図6は、本発明の第1実施形態における回路基板のランド部の第2変形例を示す平面図である。 図7は、本発明の第1実施形態における回路基板のランド部の第3変形例を示す断面図である。 図8(A)及び図8(B)は本発明の第1実施形態における回路基板のランド部の第4変形例を示す図であり、図8(A)は平面図であり、図8(B)は図8(A)のVIIIB−VIIIB線に沿った断面図である。 図9は、本発明の第1実施形態における回路基板の第1変形例を示す断面図である。 図10(A)及び図10(B)は本発明の第1実施形態における回路基板の絶縁膜の変形例を示す図であり、図10(A)は平面図であり、図10(B)は図10(A)のXB−XB線に沿った断面図である。 図11は、本発明の第2実施形態における回路基板を示す断面図である。 図12は、図11のXII部の拡大図である。 図13は、本発明の第2実施形態における回路基板の第1変形例を示す断面図である。 図14(A)〜図14(C)は本発明の第2実施形態における回路基板の第2変形例を示す断面図であり、図14(A)は規定部材が少量の場合を示す図であり、図14(B)は規定部材が中程度の量の場合を示す図であり、図14(C)は規定部材が多量の場合を示す図である。 図15は、本発明の第2実施形態における回路基板の第3変形例を示す断面図である。 図16は、本発明の第2実施形態における回路基板の第4変形例を示す断面図である。 図17は、本発明の第2実施形態における回路基板の第5変形例を示す断面図である。 図18は、本発明の第2実施形態における回路基板の第6変形例を示す断面図である。 図19は、本発明の第1実施形態における回路基板の第2変形例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<<第1実施形態>>
図1〜図3(B)は本実施形態における回路基板の実装前後を示す断面図であり、図4は本実施形態における回路基板を示す平面図であり、図5〜図8(B)は本実施形態におけるランド部の変形例を示す平面図又は断面図であり、図9は本実施形態における検査用導通部の変形例を示す断面図であり、図10(A)及び図10(B)は本実施形態における絶縁膜の変形例を示す平面図又は断面図である。
本実施形態における回路基板1は、リードやバス等の端子61を備えた電子部品6が半田付けによって実装される回路基板であり、図1に示すように、基板2と、基板2に設けられたスルーホール3と、基板2において電子部品6が実装される側(図中の上側)の主面21に形成された検査用導通部4と、基板2及び検査用導通部4を覆う絶縁膜5と、を備えている。
基板2は、例えば、ポリイミド等のフレキシブル基板や、ガラスエポキシ等のリジッド基板から構成されている。また、基板2には、回路基板1に実装される電子部品6の端子61と対応する位置に、当該基板2の主面21及び主面22の間を貫通するスルーホール3が設けられている。
スルーホール3は、図1及び図2に示すように、電子部品6の端子61の径よりも大きな内径を有しており、当該端子61を挿入することが可能となっている。このスルーホール3の内壁は、めっきにより銅等の金属層を有している。また、スルーホール3において電子部品6が実装される側(図中の上側)の開口周縁にはランド部31が形成されていると共に、スルーホール3の図中下側の開口周縁にもランド部32が設けられている。これらのランド部31、32は、銅等から形成されていると共に、基板2の主面21、22に形成されている配線パターン(不図示)に接続されている。
なお、回路基板2に形成されるスルーホール3の位置や数は、当該回路基板2に実装される電子部品6の端子61の位置や数とそれぞれ対応していればよく、特に限定されない。本実施形態におけるスルーホール3が本発明の第1のスルーホールの一例に相当する。
検査用導通部4は、図1及び図4に示すように、基板2において実装される電子部品6と対向する側の主面21に設けられた配線部40から構成されており、銅等の導電性材料から形成されている。検査用導通部4を基板2上に形成する方法としては、サブトラクティブ法、セミアディティブ法、及びフルアディティブ法等を例示することができる。この検査用導通部4は、図4に示すように、スルーホール3の径よりも小さい幅を有しており、基板2の側部23に配置されている端部42からスルーホール3の略中央に向かって延在するように形成されている。なお、検査用導通部の形状は特に限定されない。
また、検査用導通部4の端部41はスルーホール3のランド部31と対向していると共に、当該端部41は、ランド部31から距離D離れて配置されている。この距離Dは、電子部品6の実装時において、当該電子部品6の端子61がスルーホール3に挿入された状態で当該端子61から半田が濡れ広がり、適切な半田フィレット71が端子61の周囲に形成された場合に、当該端子61と端部41とが当該半田フィレット71によって接続されるような距離となっている(図3(A)参照)。端部41とランド部31との間の距離Dは、ランド部31の径や端部41の配置を変えることによって調整され、これにより、ランド部31と検査用導通部4の端部41との間における半田7の濡れ広がりやすさを最適化することができるようになっている。なお、本実施形態における距離Dが、本発明の所定距離の一例に相当する。
本実施形態における回路基板1の表面には、耐熱性絶縁シート等から構成される絶縁膜5が設けられており、端部41、42を除き、この絶縁膜5によって基板2及び検査用導通部4が覆われている。一方、スルーホール3及び検査用導通部4の端部41、42には当該絶縁膜5が設けられておらず、当該スルーホール3及び検査用導通部4の端部41、42は絶縁膜5からそれぞれ露出している。
このような回路基板1に電子部品6を実装する際は、例えばフロー方式によって半田付けを行う場合、図1に示すように、回路基板1の主面21側から当該電子部品6の端子61をスルーホール3にまず挿入する。そして、この状態で端子61の先端611側から図2中の矢印方向に沿って溶融半田7が供給され、端子61とスルーホール3との間を当該溶融半田7が濡れ広がる。その後、当該半田7が凝固することにより、端子61がスルーホール3に固定されると共に電気的に接続される。なお、上記のフロー方式に代えて、リフロー方式により半田付けを行ってもよい。
この場合において、所定の条件(半田の供給量や温度プロファイル等)で半田付けした場合に、半田付けが正常に行われた場合には、図3(A)に示すように、電子部品6が実装される側(図中の上側。以下、単に実装側とも称する。)、及び、端子61の先端611が表出している側(図中の下側。以下、単に表出側とも称する。)における端子61の周囲に半田フィレット71が形成される。一方、端子61とスルーホール3との半田付けが正常に行われていない場合には、図3(B)に示すように、表出側にのみ半田フィレット71が形成され、実装側には半田フィレット71が充分に形成されていない状態となる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
電子部品6を回路基板1に実装する際は、上述したように、電子部品6の端子61と回路基板1のスルーホール3との間に半田7が供給される。この際に、表出側に形成される半田フィレットの有無は目視観察によって判定することができるものの、実装側の半田フィレットの有無については、電子部品6と回路基板1との間の間隙が狭いため、目視観察によっては判定をすることができない場合がある。
この点、本実施形態における回路基板1の実装側には、スルーホール3のランド部31から所定距離D離れた位置に検査用導通部4が設けられている。そして、この所定距離Dは、実装側において半田フィレット71が正常に形成された際に、当該半田フィレット71が達することが可能な距離となっている。このため、実装側に半田フィレット71が正常に形成された場合には、図3(A)に示すように、当該半田フィレット71によって電子部品6の端子61と検査用導通部4とが電気的に接続される。
そして、この検査用導通部4は、基板2の側部23において端部42を有している。これにより、端子61と検査用導通部4の端部42との間の電気的な導通の有無を、オープン・ショート試験装置等を用いて確認することにより、実装側に半田フィレットが正常に形成されているか否かを判別することができる。なお、スルーホール3のランド31、32に接続された配線パターン(不図示)を介して、当該スルーホール3と検査用導通部4との間における電気的な導通の有無を確認することにより、実装側の半田フィレットの状態を判別してもよい。
また、検査用導通部4は、回路基板1における実装側の主面21に沿って形成されている。このため、実装側に形成される半田フィレットの有無を判定するために、電子部品6にチェックピンやチェックリード(特許文献1参照)を設ける必要はなく、当該チェックリードを接続するためのスルーホールを回路基板1に設ける必要もない。これにより、回路基板1及び当該回路基板1に接続される電子部品6の製造コストを低減することができる。また、同時に、回路基板1及び電子部品6の大型化を抑制することができる。
さらに、チェックリードや、当該チェックリードを接続するためのスルーホールが不要であることにより、実装時において、当該回路基板のスルーホールに挿入しなければならない端子の総数の増加を抑制することができる。このため、回路基板1への電子部品6の実装性を向上させることができる。
また、特許文献1に示すようなチェックリードを用いる検査においては、はんだ付け対象リードの周囲に形成される半田フィレットの有無を、チェックリードを介して間接的に判定を行わなければならない。このため、当該チェックリード及びはんだ付け対象リードが、共に適切に接続されていなければ良好な検査結果を得ることができない。つまり、チェックリードと回路基板との接続が適切に行われていない場合は、はんだ付け対象リードと回路基板との接続に問題が無い場合であっても、検査結果としては接続不良となる場合がある。
この点において、本実施形態における回路基板1では、検査用導通部4を用いて、端子61の周囲に形成される実装側の半田フィレット71の有無を直接判定することができる。これにより、端子61とスルーホール3とが正常に半田付けされているにも関わらず接続不良の判定がなされてしまうことは無く、当該回路基板1及び電子部品6を備えた製品の生産性を向上させることができる。
また、検査用導通部4の端部41とランド部31との間の距離Dを調整することにより、実装する電子部品の種類や基板の濡れ性等に応じて、半田フィレットの検出条件を任意に設定することができる。
なお、本実施形態におけるランド部31の形状は、図4に示すように、スルーホール3の開口に沿って略一定の幅を有しているが、特にこれに限定されない。例えば、図5に示すランド部31Bのように、検査用導通部4Bの端部41と対向する位置にスルーホール3の径方向に沿って切り欠かれた切欠き311を有していてもよい。また、図6に示すランド部31Cのように、検査用導通部4Cの端部41と対向する位置に、スルーホール3の略中央に向かって凹状となる凹部312を有していてもよい。これらの場合においても、上記と同様の効果を得ることができる。なお、本例における凹部312が本発明の切欠きの一例に相当する。
また、回路基板1が有するランド部は、図7に示すランド部31Dのような形状を有していてもよい。すなわち、ランド部31Dが、検査用導通部4の端部41と対向する部分において、当該端部41側に向かって低くなる傾斜面313を有していてもよい。この場合には、上記の効果に加え、当該傾斜面313によって、電子部品6の実装時における実装側の半田の濡れ広がりやすさを向上させることができる。
また、回路基板1が有するランド部が、図8(A)及び図8(B)に示すランド部31Eのような形状を有していてもよい。すなわち、ランド部31Eが、検査用導通部4Dの端部41と対向する位置にスルーホール3の径方向に沿って切り欠かれた切欠き314を有していると共に、当該切欠き314の内部に検査用導通部4Dの端部41が位置している。そして、この場合に、当該切欠き314の周辺において端部41に向かって低くなる傾斜面315を有していてもよい。本例においても、上記の効果に加え、当該傾斜面315によって、電子部品6の実装時における実装側の半田の濡れ広がりやすさを向上させることができる。なお、本例では、検査用導通部4Dと切欠き部314との間の距離Dが本発明の所定距離の一例に相当する。
さらに、図9に示すように、実装前の回路基板において、検査用導通部4の端部41に半田411を設けていてもよい。この場合には、実装時において、電子部品6の端子61とスルーホール3とを半田付けする際に用いる半田が、当該半田411との接触により瞬時に端部41上に濡れ広がることが可能となる。
また、図10(A)及び図10(B)に示す絶縁膜5Bのように、ランド部31において検査用導通部4の端部41と対向する部分、及び当該端部41が、連続して露出している露出部51を有していてもよい。この場合には、ランド部31と絶縁膜との間の凹凸が無くなるため、電子部品6の実装時において半田がより濡れ広がりやすくなる。
<<第2実施形態>>
本実施形態における回路基板1Bは、図11及び図12に示すように、検査用導通部4Bの構成が、第1実施形態の回路基板1における検査用導通部4と異なる。それ以外については、第1実施形態と同様であるので、第1実施形態と相違する部分についてのみ説明し、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図11は本実施形態における回路基板1Bを示す断面図であり、図12は図11におけるXII部の拡大図であり、図13〜図18は本実施形態における回路基板の変形例を示す断面図である。
本実施形態における検査用導通部4Bは、図11及び図12に示すように、基板2の主面21上に形成された配線部43と、当該配線部の端部431から主面21の法線方向(図中の上方)に向かって起立する起立部44と、当該起立部44からランド部31の上方に向かって延在する突出部45と、を有している。
本実施形態において、配線部43、起立部44、及び突出部45は、銅等の材料から構成されている。起立部44及び突出部45は、配線部43と同程度の幅を有していると共に、当該突出部45の先端451は、ランド部31の幅の略中央まで延在している。また、この突出部45は、ランド部31から距離H上方に位置している。この距離Hは、電子部品6の実装時において、回路基板1の実装側に半田フィレットが正常に形成された際に、当該半田フィレットが達することが可能な距離となっている。なお、起立部44の形状、突出部45の形状、及び突出部45の先端451の位置は、特に上記に限定されない。本実施形態における距離Hが本発明における所定距離の一例に相当する。
なお、起立部44及び突出部45の構成は特に限定されない。例えば、図13に示す検査用導通部4Cの様な構成としてもよい。具体的には、まず、配線部43の端部431からランド部31が有する幅の略中央までの長さを有するチップ抵抗や0Ω抵抗等の導電部材を突出部45Bとして用意する。次いで、当該突出部45Bの図中右端452が配線部43の端部431と対応するように配置し、当該突出部45Bの右端452と配線部43の端部431との間を半田等で固定することにより起立部44Bを形成する。この際に、突出部45Bの先端451がランド部31から図中の上方に距離H離れて配置されるようにする。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、実装される電子部品の端子と検査用導通部4Bとの間の電気的な導通の有無を確認することによって、実装側に半田フィレットが正常に形成されているか否かを判別することができる。
また、本実施形態においても、実装する電子部品にチェックピンやチェックリード(特許文献1参照)を設ける必要がなく、当該チェックリードを接続するためのスルーホールを回路基板1Bに設ける必要もない。このため、回路基板1B及び当該回路基板1Bに接続される電子部品の製造コストを低減すると共に、回路基板1B及び当該電子部品の大型化を抑制することができる。
さらに、実装時において、回路基板のスルーホールに挿入しなければならない端子の総数の増加を抑制することができることにより、回路基板1Bへの電子部品の実装性を向上させることができる。
また、本実施形態においても、電子部品及び回路基板1Bが正常に半田付けされているにも関わらず接続不良の判定がなされてしまうことは無いため、回路基板1B及び当該回路基板1Bに実装される電子部品を備えた製品の生産性を向上させることができる。
また、ランド部31と突出部45との間の距離Hを調整することにより、実装する電子部品の種類や基板の濡れ性等に応じて、半田フィレットの検出条件を任意に設定することができる。
なお、回路基板の構成を、図14に示すような構成としてもよい。具体的には、上述した検査用導通部4Cに突出部45Bの略中央において、ランド部31から当該突出部45Bの高さを規定する規定部材46を設けてもよい。このような規定部材46としては、接着剤等の塗布剤を例示することができる。図14(A)〜図14(C)に示す例では、図14(B)における規定部材46bの量Vaは図14(A)における規定部材46aの量Vbよりも多くなっており(Va<Vb)、図14(C)における規定部材46cの量Vcは図14(B)における規定部材46bの量Vbよりも多くなっている(Vb<Vc)。これにより、図14(B)におけるランド部31と突出部45Bとの間の距離Hbは図14(A)におけるランド部31と突出部45Bとの間の距離Haよりも長くなっており(Ha<Hb)、同様に、図14(C)におけるランド部31と突出部45Bとの間の距離Hcは図14(B)におけるランド部31と突出部45Bとの間の距離Hbよりも長くなっている(Hb<Hc)。このように、規定部材46の量を調節することによって、突出部45Bの高さHを所望の高さに容易に設定することができる。
上記の場合において、図15に示す突出部45Cのようにしてもよい。すなわち、突出部45Cの図中下側に、基板2に向かって凸状となる凸部453を設け、当該凸部453が、ランド部31と端部431との間の絶縁膜5に接触することにより、突出部45Cの先端451とランド部31との間の距離Hが規定される。この場合においては、当該凸部453の高さを調整することにより、突出部45Cの先端451とランド部31との間の距離Hを調整することができる。なお、本例の凸部453が本発明の規定部材の一例に相当する。
また、回路基板1等の製造時に用いる部材を用いて規定部材46Bを構成してもよい。図16に示す例では、基板2の主面21に、まず、銅層461を形成する。次いで、当該銅層461の図中上側に絶縁膜層462を形成し、当該絶縁膜層462の図中上側にシルク層463を形成する。本例においては、これらの三層461〜463を規定部材46Bとして用いているが、規定部材を構成する層数や層構成は特にこれに限定されない。この場合においても、規定部材46Bの層数や層構成を調節することにより、突出部45Bの先端451とランド部31との間の距離Hを調整することができる。
また、図17に示すように、突出部45Bの先端451とランド部31との間に絶縁物質を介装することにより規定部材46Cを構成してもよい。絶縁物質としては、回路基板の製造時に通常使用する絶縁材料が好ましく、このような絶縁材料として、接着剤等の塗布剤や、シルク、レジスト等を例示することができる。また、図18に示すように、突出部45Bの図中下側の略全面に絶縁材を介装することにより規定部材46Dを構成すると共に、当該突出部45Bの図中右端を半田47で配線部43と接続してもよい。絶縁材としては、耐熱性を有する材料が好ましく、このような絶縁材として、エポキシ樹脂やポリフェニレンサルファイド樹脂、セラミックス等を例示することができる。これらの場合においても、規定部材46C、46Dの量や厚さを調節することにより、突出部45Bの先端451とランド部31との間の距離Hを調整することができる。
さらに、これら場合においては、実装時等に突出部45Bの先端451がランド部31に接触して電気的に接続されることにより、半田フィレットが正常に形成されていない製品(すなわち、適切に電子部品の接続が行われていない製品)が結果的に良品として判定されてしまうのを防ぐことができる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、図19に示す回路基板1Cのように、基板2Bを貫通する第2のスルーホール33を当該基板2B上の任意の位置に設けると共に、当該第2のスルーホール33を検査用導通部4の端部42と接続してもよい。この場合には、検査用導通部4と端子61との接続状態を、当該第2のスルーホール33を介して回路基板1Cの表出側から基板2Bの任意の位置で確認することができる。これにより、接続確認時における作業性を向上させることができる。
1、1B、1C・・・回路基板
2、2B・・・基板
21・・・主面
3、33・・・スルーホール
31、31B、31C、31D・・・ランド部
311、314・・・切欠き
312・・・凹部
313、315・・・傾斜面
4・・・検査用導通部
41・・・端部
40、43・・・配線部
45、45B、45C・・・突出部
46、46a〜46c、46B、46C・・・規定部材
5、5B・・・絶縁膜
51・・・露出部
6・・・電子部品
61・・・端子

Claims (15)

  1. 基板と、前記基板を貫通すると共に電子部品の端子が挿入されて半田付けされる第1のスルーホールと、を有する回路基板であって、
    前記回路基板は、前記第1のスルーホールから所定距離離間して配置された検査用導通部を備え、
    前記検査用導通部は、前記基板において前記電子部品が実装される側の主面に設けられていることを特徴とする回路基板。
  2. 請求項1に記載の回路基板であって、
    前記検査用導通部は、前記主面上に形成された配線部を有し、
    前記配線部の端部は、前記第1のスルーホールに対向していることを特徴とする回路基板。
  3. 請求項2に記載の回路基板であって、
    前記第1のスルーホールは、前記主面に設けられたランド部を備え、
    前記ランド部は、前記端部に対向する部分に切欠きを有し、
    前記端部は、前記切欠きから前記所定距離離間していることを特徴とする回路基板。
  4. 請求項3に記載の回路基板であって、
    前記端部は、前記切欠きの内部に位置しており、
    前記ランド部は、前記切欠きの周辺において前記端部に向かうに従って低くなる傾斜面を有することを特徴とする回路基板。
  5. 請求項2に記載の回路基板であって、
    前記第1のスルーホールは、前記主面に設けられたランド部を備え、
    前記ランド部は、前記端部に向かうに従って低くなる傾斜面を有し、
    前記端部は、前記ランド部から前記所定距離離間していることを特徴とする回路基板。
  6. 請求項2〜5の何れか1項に記載の回路基板であって、
    前記回路基板は、前記端部に設けられた半田をさらに有することを特徴とする回路基板。
  7. 請求項2に記載の回路基板であって、
    前記第1のスルーホールは、前記主面に設けられたランド部を備え、
    前記検査用導通部は、前記端部から前記ランド部の上方に突出する突出部を有し、
    前記突出部は、前記ランド部から前記所定距離離間していることを特徴とする回路基板。
  8. 請求項7に記載の回路基板であって、
    前記突出部は、前記配線部から独立して設けられた導通部材から構成されていることを特徴とする回路基板。
  9. 請求項7又は8に記載の回路基板であって、
    前記回路基板は、前記主面と、前記突出部と、の間に設けられ、前記所定距離を規定する規定部材をさらに備え
    前記規定部材は、前記端部と、前記ランド部と、の間に位置していることを特徴とする回路基板。
  10. 請求項9に記載の回路基板であって、
    前記規定部材は、前記突出部と一体的に形成されていることを特徴とする回路基板。
  11. 請求項7又は8に記載の回路基板であって、
    前記回路基板は、前記ランド部と、前記突出部と、の間に設けられ、前記所定距離を規定する規定部材をさらに備えていることを特徴とする回路基板。
  12. 請求項2〜11の何れか1項に記載の回路基板であって、
    前記回路基板は、前記電子部品が実装される側に設けられ、前記主面及び前記検査用導通部を覆う絶縁膜をさらに備え、
    前記絶縁膜は、前記第1のスルーホールと、前記端部と、を連続して露出させる露出部を有することを特徴とする回路基板。
  13. 請求項1〜12の何れか1項に記載の回路基板であって、
    前記回路基板は、前記基板を貫通すると共に前記検査用導通部と接続された第2のスルーホールをさらに備えたことを特徴とする回路基板。
  14. 請求項1〜13の何れか1項に記載の回路基板と、前記電子部品と、が半田付けされた接続構造であって、
    前記電子部品と、前記回路基板と、の間に形成された半田フィレットは、前記検査用導通部まで達していることを特徴とする接続構造。
  15. 請求項14に記載の接続構造であって、
    前記所定距離は、所定条件下で半田付けが正常に行われた場合において、前記電子部品の端子と、前記検査用導通部と、が前記半田フィレットにより接続される距離であることを特徴とする接続構造。
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CN109379843A (zh) * 2018-12-10 2019-02-22 浪潮(北京)电子信息产业有限公司 一种电力设备及其基于smt的电路装置

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