JP2005347389A - 半導体装置、半導体装置の製造方法および半導体装置の検査方法 - Google Patents

半導体装置、半導体装置の製造方法および半導体装置の検査方法 Download PDF

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啓司 三木
Minoru Fujisaku
実 藤作
Hiroki Naraoka
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Abstract

【課題】チップサイズや品種によらず、治工具類や製造条件を共通化して製造コストの低減や製造リードタイムの短縮が可能な半導体ウェハの外部接続端子配列構造ならびに半導体ウェハとその製造方法および半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】少なくとも1つの半導体素子が形成された半導体基板と、前記半導体基板上に形成されかつ半導体素子と電気的に接続された素子電極と、素子電極と電気的に接続された金属バンプ19とを備えた半導体チップが複数形成された半導体ウェハ10において、金属バンプ19のピッチを、半導体ウェハ10の全面にわたって、X方向およびY方向に等ピッチとなるように設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウェハ上に外部接続端子を形成したのちにチップ状に分割されてなる半導体装置、半導体装置の製造方法および半導体装置の検査方法に関するものである。
近年、情報通信機器や事務用電子機器の小型化および高機能化が進むことに伴って、これらの電子機器に搭載される半導体集積回路装置等の半導体装置に対して、半導体装置の小型化と共に、入出力のための外部端子の数を増加することが要求されている。
このような要求を実現する技術として、半導体装置を半導体チップと同等の大きさに形成できるように外部接続端子を配置するCSP(Chip Scale Package)技術やTABテープと呼ばれる薄膜状の配線基板を用いるT−BGA(Tape-Ball Grid Array)技術の開発が進んでいる。
以下に、従来技術の一例として、半導体チップの電極を外部と接続するための配線および外部接続端子を、半導体ウェハの状態で形成するウェハレベルCSP技術について、図面を参照しながら説明する。
図14(a)および図14(b)は従来の半導体ウェハを示し、図15および図16は図14に示す従来の半導体ウェハをチップ状に分割してなる半導体装置を示している。図14(a)は半導体ウェハ全体の外部電極端子の配列を示した平面図であり、図14(b)は図14(a)のE−E’線部で切り取られる部分の拡大平面図である。図15は表面の部材を部分的に剥がした状態を示す斜視図であり、図16は図15におけるF−F’線部の断面図である。
図15および図16に示すように、半導体チップ101上には、半導体チップ101の電極である素子電極102と該素子電極102の上側を開口する保護膜(パッシベーション膜)103とが形成されている。保護膜103の上には、素子電極102の上側に開口部を有する第1の絶縁膜104を介して、一方の端部が素子電極102と接続され、他方の端部がランド107と接続された金属配線層106が形成されている。前記金属配線層106は、例えばスパッタ法によって形成されたTi等のバリアメタルおよびCu等の下部金属膜で構成される105a、およびその上方に電気めっき法によって形成されたCuなどの上部金属膜105bによって構成されている。また、金属配線層106の上を含む第1の絶縁膜104の上にはランド107の上に開口部を有する第2の絶縁膜108が形成されており、第2の絶縁膜108の開口部には、ランド107と接続される金属バンプ109が形成されている。
従来例の半導体装置では、半導体チップ101の素子電極102を金属配線層106およびランド107を介して金属バンプ109と接続することにより、金属バンプ109を外部接続端子として利用することができる。このため、金属バンプ109を半導体チップ101の主面上に配置することにより半導体チップ101と同等の大きさの半導体装置が実現されている。
また、図14(a)および図14(b)に示すように、従来例の半導体装置を、チップ状に分割する前の半導体ウェハ100の状態は、外部接続端子として金属バンプ109が半導体チップ101上の所定位置にピッチPで配置されている。
特開平5−267302号公報
前記半導体装置においては、外部接続端子の配列構造は、半導体チップ101のチップサイズや品種によってそのピッチPおよび外部接続端子数は異なるため、外部接続端子のピッチPが同一の場合でも、半導体ウェハの状態における外部接続端子の配列構造は、品種ごとに異なったものとなり、品種が変わる場合には外部接続端子形成用のマスク等の治工具類はそれぞれに対応したものを作製する必要があった。
また、半導体ウェハ上に外部接続端子を形成した後に、ウェハ状態で半導体チップの特性検査等の電気的検査を行う場合においても、品種が変わるたびに外部接続端子の配列に対応したプローブカードを作成する必要があった。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであり、半導体ウェハ上に外部接続端子を形成したのちにチップ状に分割されてなる半導体装置の外部接続端子の配列構造に関するものであり、特に、チップサイズや品種によらず、治工具類や製造条件を共通化して製造コストの低減や製造リードタイムの短縮が可能な半導体ウェハの外部接続端子配列構造ならびに半導体ウェハとその製造方法および半導体装置の製造方法を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、少なくとも1つの半導体素子が形成された半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、かつ前記半導体素子と電気的に接続された素子電極とを備えた半導体チップが、半導体ウェハ上に複数形成された半導体装置において、前記素子電極間のピッチが、前記半導体ウェハの全面にわたって、X方向、Y方向でそれぞれ一定となるように設定したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、少なくとも1つの半導体素子が形成された半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、かつ前記半導体素子と電気的に接続された素子電極と、前記素子電極と電気的に接続された外部接続端子とを備えた半導体チップが半導体ウェハ上に複数形成された半導体装置において、前記外部接続端子間のピッチが、前記半導体ウェハの全面にわたって、X方向、Y方向でそれぞれ一定となるように設定したことを特徴とする。
請求項1,2に係る発明のように構成することにより、チップサイズや品種によらず、外部接続端子配列構造はX方向のピッチおよびY方向のピッチによって定まり、治工具類の共通化が可能になるので、製造コストを下げることができる。また、治工具類の共通化により、製造条件についても共通化できるので、工程管理が容易になり、歩留まりの向上や製造リードタイムの短縮が可能となる。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記外部接続端子が、金属バンプからなることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記外部接続端子が、前記素子電極の直上に形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記外部接続端子と前記素子電極の電気的接続が、前記素子電極に接続された接続配線を介して行われることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、半導体ウェハが半導体チップごとに分割されてなることを特徴とする。
このように構成することにより、前記半導体ウェハをさらにチップ状に分割することにより、前記外部接続端子配列構造を有するウェハレベルCSPが製造できる。
請求項7に係る発明は、少なくとも1つの半導体素子が形成された半導体基板上に、半導体素子と電気的に接続された素子電極を形成する第1の工程と、前記素子電極を覆うように絶縁膜を形成する第2の工程と、前記絶縁膜上に前記素子電極の少なくとも一部を露出させる開口部を形成する第3の工程と、前記絶縁膜上に前記開口部を介して、前記素子電極と一端を接続し、前記絶縁膜上に前記開口部を介して、前記素子電極と一端を接続し、前記絶縁膜上に接続配線を引き回す第4の工程とを有し、前記接続配線の他端と前記外部接続端子を前記半導体ウェハの全面にわたって、X方向、Y方向でそれぞれ一定となる位置で接続することを特徴とする。
このように構成することにより、本発明にかかる外部接続端子配列構造を有する半導体ウェハを製造する際に使用する、めっきレジスト形成用フォトマスクもしくは金属バンプ印刷用メタルマスクもしくはボール搭載用フラックス供給治具およびボール吸着治具等の各種の治具を、チップサイズや品種によらず共通化することが可能になるので、製造コストが低減でき、製造条件についても共通化が可能になるので、歩留まり向上や製造リードタイム短縮を図ることができる。
請求項8に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項に係る発明の半導体装置における素子電極または外部接続端子にプローブ針をあてて行う半導体装置の検査方法において、X方向、Y方向でそれぞれ一定となるようにピッチを設定した前記プローブ針を用いて行うことを特徴とする。
このように構成することにより、プローブカードを用いて、チップサイズや品種によらず、電気特性検査を行うことが可能となる。すなわち、チップサイズが小さい場合には、引き出されたピンの組み合わせを変更するのみで複数の前記半導体チップの電気特性を同時に測定することが可能となり、製造コストの低減および製造リードタイムの短縮を図ることが可能になる。
本発明によれば、素子電極または外部接続端子間のピッチが、前記半導体ウェハの全面にわたって、X方向、Y方向でそれぞれ一定となるような配列構造を有することにより、このような外部接続端子配列構造を有する半導体ウェハならびに前記半導体ウェハを分割してなる半導体装置の製造過程において、チップサイズや品種によらず、治工具類を共通化できるので、製造コストが低減できる。また、製造条件の共通化も可能となるので、歩留まり向上や製造リードタイム短縮を図ることができる。
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施形態における半導体装置を有する半導体ウェハを示し、図2および図3は図1に示す半導体ウェハをチップ状に分割してなる半導体装置を示すものである。図1(a)は半導体ウェハ全体の外部接続端子の配列構造を示した平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A’線部で切り取られる部分の拡大平面図である。図中1点鎖線は半導体チップ間の境界を示している。図2は表面の部材を部分的にはがした状態を示す斜視図であり、図3は図2におけるB−B’線部の断面図である。
図2および図3に示すように、半導体チップ11上には、半導体チップ11の電極である素子電極12と該素子電極12の上側を開口するチッ化シリコンからなる保護膜(パッシベーション膜)13とが形成されている。保護膜13の上には、素子電極12の上側に開口部を有する感光性絶縁材料からなる第1の絶縁膜14を介して、一方の端部が素子電極12と接続され、他方の端部がCuからなるランド17と接続された金属配線層16が形成されている。前記金属配線層16は、スパッタ法によって形成されたTiからなるバリアメタル、およびCuからなる下部金属膜15a、およびその上方に電気めっき法によって形成されたCuからなる上部金属膜15bによって構成されている。また、前記金属配線層16の上を含む第1の絶縁膜14の上にはランド17の上に開口部を有する熱硬化性のエポキシ樹脂からなる第2の絶縁膜18が形成されており、第2の絶縁膜18の開口部には、ランド17と接続される印刷法によるはんだ金属バンプ19が形成されている。
図1に示す半導体ウェハ10では、半導体チップ11の素子電極12を金属配線層16およびランド17を介して金属バンプ19と接続することにより、金属バンプ19を外部接続端子として利用することができる。このため、金属バンプ19を半導体チップ11の主面上に配置し、その後チップ状に分割することにより半導体チップ11と同等の大きさの半導体装置が実現されている。
また、図1(a)および図1(b)に示すように、チップ状に分割する前の半導体ウェハ10の状態においては、外部接続端子として金属バンプ19が半導体ウェハ10の全面にわたって、X方向にはピッチPx=0.5mm、Y方向にはピッチPy=0.5mmで配置されている。
なお、第1の絶縁膜14を構成する材料は感光性絶縁材料に限られず、絶縁性を有する材料であればよい。また、バリアメタルを構成する材料はTiに限られず、保護膜13との強い密着性を有し、下部金属膜15aのエッチング液に対するバリア性を有する材料であれば良く、例えばTiWやCr等を用いても良い。また、下部金属膜15aおよび上部金属膜15bおよびランド17を構成する材料はCuに限られず、導電性を有する材料であれば良く、それぞれが異なる導電性材料により構成されていても良い。また、上部金属膜15bおよびランド17は、一工程で形成しても良いし、別々の工程で形成しても良い。また、第2の絶縁膜18についても熱硬化性エポキシ樹脂に限られず、絶縁性を有する材料であれば良く、例えば第1の絶縁膜14と同一の感光性絶縁材料でも良い。また、外部接続端子は印刷法によるはんだ金属バンプに限られず、電気めっき法によるはんだ金属バンプでもよいし、ボール搭載法によってはんだ金属バンプを形成してもよい。
次に、第1の実施形態の外部接続端子配列構造の特徴について図面を参照しながら説明する。
図4(a)および図4(b)は、図1(a)および図1(b)に示した、本実施形態における半導体ウェハの外部接続端子配列構造を、別のチップサイズの半導体チップが複数個形成された半導体ウェハの、図1(a)におけるA−A’線部で切り取られる部分に対応する部分を拡大した平面図である。図中1点鎖線は隣り合う半導体チップ間の境界を示している。図1(a)では、7×7の外部接続端子を持つ半導体チップが、図4(a)では3×4の外部接続端子を持つ半導体チップが、さらに図4(b)では5×5の外部接続端子を持つ半導体チップが、それぞれ複数個形成されている。このため、ウェハの周辺部分では、チップサイズによって無効となる領域に違いが生じるが、外部接続端子の配列はいずれも同一であるので、半導体ウェハ10上での外部接続端子配列構造は同一となる。したがって、本実施形態によれば、外部接続端子形成の際に用いる治工具類はチップサイズや品種によらず、同一のものを使用できる。
具体的には、前記外部接続端子として金属バンプ19を形成する方法が、電解めっき法の場合にはめっきレジスト形成用フォトマスクが、印刷法の場合には印刷用メタルマスクが、ボール搭載法の場合にはフラックス供給治具およびボール吸着治具が、それぞれ共通化することが可能になる。
次に、本発明の第2の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図5(a)および図5(b)は本発明の第2の実施形態における半導体装置を有する半導体ウェハを示し、図6および図7は本発明にかかる前記半導体ウェハをチップ状に分割してなる半導体装置を示すものである。図5(a)は半導体ウェハ全体の外部接続端子の配列構造を示した平面図であり、図5(b)は図5(a)のC−C’線部で切り取られる部分の拡大平面図である。図中1点鎖線は隣り合う半導体チップ間の境界を示している。図6は表面の部材を部分的に剥がした状態を示す斜視図であり、図7は図6におけるD−D’線部の断面構成を示している。
図6および図7に示すように、半導体チップ11上には、半導体チップ11の電極である素子電極12と該素子電極12の上側を開口するチッ化シリコンからなる保護膜(パッシベーション膜)13とが形成されている。保護膜13の上には、素子電極12の上側に開口部を有する感光性絶縁材料からなる絶縁膜14’を介して、前記素子電極12の直上に形成された金属層16’が形成されている。前記金属層16’は、スパッタ法によって形成されたTiからなるバリアメタル、Cuからなる下部金属膜15a、およびその上方に電気めっき法によって形成されたCuからなる上部金属膜15bによって構成されている。また、前記金属層16’の直上には電気めっき法によるはんだ金属バンプ19が形成されている。
前記第2の実施形態の半導体ウェハ10では、半導体チップ11の素子電極12を金属層16’を介してはんだ金属バンプ19と接続することにより、金属バンプ19を外部接続端子として利用することができる。このため、金属バンプ19を半導体チップ11の主面上に配置し、その後チップ状に分割することにより半導体チップ11と同等の大きさの半導体装置が実現されている。
また、図6に示すように、素子電極14’は半導体ウェハ10の全面にわたって、X方向およびY方向に等ピッチで配置されている。そのため、図5(a)および図5(b)に示すように、前記第2の実施形態の半導体ウェハを、チップ状に分割する前の半導体ウェハ10の状態は、外部接続端子として金属バンプ19が半導体ウェハ10の全面にわたって等ピッチで配置されている。例えば、X方向にはピッチPx=0.40mm、Y方向にはピッチPy=0.45mmで配置されている。
なお、第1の絶縁膜14’を構成する材料は感光性絶縁材料に限られず、絶縁性を有する材料であればよい。また、バリアメタルを構成する材料はTiに限られず、保護膜13との強い密着性を有し、下部金属膜15aのエッチング液に対するバリア性を有する材料であれば良く、例えばTiWやCr等を用いても良い。また、下部金属膜15aおよび上部金属膜15bを構成する材料はCuに限られず、導電性を有する材料であれば良く、それぞれが異なる導電性材料により構成されていても良い。また、上部金属膜15bは、一工程で形成しても良いし、別々の工程で形成しても良い。また、外部接続端子はめっき法による半田金属バンプに限られず、印刷法やボール搭載法によるはんだ金属バンプでもよいし、電気めっき法による金バンプでもよい。
前記第2の実施形態における半導体ウェハの外部接続端子配列構造の特徴については、前記第1の実施形態における半導体ウェハの外部接続端子配列構造の特徴と同様であり、半導体ウェハ10上での外部接続端子配列構造はチップサイズや品種によらず同一となることから、外部接続端子形成の際に用いる治工具類は同一のものを使用できる。
具体的には、前記外部接続端子として金属バンプを形成する方法が、電解めっき法の場合にはめっきレジスト形成用フォトマスクが、印刷法の場合には印刷用メタルマスクが、ボール搭載法の場合にはフラックス供給治具およびボール吸着治具が、それぞれ共通化することが可能になる。また、前記外部接続端子配列構造を有する半導体ウェハを、前記外部接続端子配列構造を有するプローブカードを使用して電気特性検査を行う場合、測定プログラムの変更のみで種々のチップサイズや品種に対して同一のプローブガードを共通化することが可能になる。
次に、本発明にかかる外部接続端子配列構造を有する前記第1の実施形態にかかる半導体ウェハならびに半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図8(a)〜図8(e)、図9(a)〜図9(e)および図10(a)〜図10(d)は、本発明の第1の実施形態における半導体装置の製造方法を示しており、図2のA−A’線における工程順の断面構成を示している。
まず、図8(a)に示すように、複数の半導体チップ11が形成された半導体ウェハ10の主面上に、素子電極12を形成する。
次に、図8(b)に示すように、半導体ウェハ10の主面上に、素子電極12上に開口部を有するように保護膜(パッシベーション膜)13を形成する。
次に、図8(c)に示すように、半導体ウェハ10の主面上に、素子電極12上に開口部を有するように、第1の絶縁膜14を形成する。
次に、図8(d)に示すように、前記開口部の内部を含む、第1の絶縁膜14上に、スパッタリング法によりチタンからなるバリアメタル、およびCuからな下部金属膜15aを形成する。なお、下部金属膜15aの形成は、スパッタリング法に限らず、真空蒸着法、CVD法または無電解めっき法等を用いても良い。また、バリアメタルに用いる材料はチタンに限られず、TiWまたはCrを用いても良い。
次に、図8(e)に示すように、下部金属膜15a上の全面にポジ型またはネガ型の感光性レジスト材料を塗布し、所定の形状を有するマスクを用いて露光、現像することにより配線の形状を開口するめっきレジスト膜20を形成する。
次に、図9(a)に示すように、めっきレジスト膜20をマスクとして用いた電解めっき法により、下部金属膜15aをシードとしてCuからなる上部金属膜15bを形成する。
次に、図9(b)に示すように、めっきレジスト膜20を分解して除去する。
次に、図9(c)に示すように、下部金属膜15aおよび上部金属膜15b上にドライフィルムレジスト21を形成し、ランド17に対応する部分に開口部を設ける。
次に、図9(d)に示すように、ドライフィルムレジスト膜21をマスクとして用いた電気めっき法により、下部金属膜15aおよび上部金属膜15bをシードとしてCuからなるランド17を形成する。
次に、図9(e)に示すように、ドライフィルムレジスト膜21を分解して除去する。
次に、図10(a)に示すように、まず、塩化第二鉄溶液を用いてウエットエッチングを行う。これにより、上部金属膜15bおよび該上部金属層15bの間に露出する下部金属膜15aが溶解されるが、下部金属膜15aと比べて上部金属膜15bは十分な厚さを有しており、下部金属膜15aが上部金属膜15bよりも先に除去される。なお、ウエットエッチングに用いるエッチング液は塩化第二鉄溶液に限られず、硫酸と過酸化水素との混合液等からなり銅を溶解できるエッチング液であればよい。
その後、チタンを溶解するエッチング液としてEDTA(エチレンジアミン四酢酸塩)溶液を用いてバリアメタルを除去して第1の絶縁膜14を露出させる。これにより、バリアメタル、下部金属膜15aおよび上部金属膜15bが積層された金属配線層16ならびにランド17が形成される。
次に、図10(b)に示すように、半導体ウェハ10の主面上に、ランド17の上部に金属面が露出するように、熱硬化性のエポキシ樹脂を用いて第2の絶縁膜18を形成する。
次に、図10(c)に示すように、ランド17の上部に前記外部接続端子配列構造に対応してパターニングされた印刷用メタルマスクを用いて、印刷リフロー法によって外部接続端子であるはんだ金属バンプ19を形成する。なお、外部接続端子である金属バンプ19を形成する方法は、前記外部接続端子配列構造に対応してパターニングされためっきレジスト形成用フォトマスクを用いた電気めっき法でもよいし、前記外部接続端子配列構造に対応して作製したフラックス転写治具およびボール搭載治具を使用したボール搭載リフロー法でもよい。
その後、図10(d)に示すように前記外部接続端子配列構造を有する半導体ウェハ10をチップ状態にダイシングすることにより前記第1の実施形態における半導体ウェハならびに半導体装置を得ることができる。
次に、本発明にかかる外部接続端子配列構造を有する前記第2の実施形態にかかる半導体装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図11(a)〜図11(d)、図12(a)〜図12(d)および図13(a)〜図13(d)は、第2の実施形態における半導体装置の製造方法を示しており、図6のD−D’線における工程順の断面構成を示している。
まず、図11(a)に示すように、複数の半導体チップ11が形成された半導体ウェハ10の主面上に、素子電極12を形成する。
次に、図11(b)に示すように、半導体ウェハ10の主面上に、素子電極12上に開口部を有するように保護膜(パッシベーション膜)13を形成する。
次に、図11(c)に示すように、半導体ウェハ10の主面上に、素子電極12上に開口部を有するように、絶縁膜14’を形成する。
次に、図11(d)に示すように、前記開口部の内部を含む、絶縁膜上に、スパッタリング法によりチタンからなるバリアメタル、Cuからなる下部金属膜15aを形成する。なお、バリアメタルおよび下部金属膜15aの形成は、スパッタリング法に限らず、真空蒸着法、CVD法または無電解めっき法等を用いても良い。また、バリアメタルに用いる材料はチタンに限られず、TiWまたはCrを用いても良い。
次に、図12(a)に示すように、バリアメタルと下部金属膜15aによって構成される膜上の全面にポジ型またはネガ型の感光性レジスト材料を塗布し、本発明にかかる外部接続端子配列構造を有するフォトマスクを用いて露光、現像することにより前記外部接続端子配列の形状を開口するめっきレジスト膜20を形成する。
次に、図12(b)に示すように、めっきレジスト膜20をマスクとして用いた電解めっき法により、下部金属膜15aをシードとしてCuからなる上部金属膜15bを形成する。
次に、図12(c)に示すように、めっきレジスト膜20をマスクとして用いた電解めっき法によりはんだ金属バンプ19を形成する。
次に、図12(d)に示すように、めっきレジスト膜20を分解して除去する。
次に、図13(a)に示すように、まず、塩化第二鉄溶液を用いてウエットエッチングを行う。これにより、上部金属膜15bおよび該上部金属層15bの間に露出する下部金属膜15aが溶解されるが、下部金属膜15aと比べて上部金属膜15bは十分な厚さを有しており、下部金属膜15aが上部金属膜15bよりも先に除去される。なお、ウエットエッチングに用いるエッチング液は塩化第二鉄溶液に限られず、硫酸と過酸化水素との混合液等からなり銅を溶解できるエッチング液であればよい。
その後、チタンを溶解するエッチング液としてEDTA(エチレンジアミン四酢酸塩)溶液を用いてバリアメタルを除去して第1の絶縁膜14を露出する。これにより、バリアメタルおよび下部金属膜15aからなる膜、上部金属膜15bおよびはんだ金属バンプ19が積層された、金属バンプ構造が形成される。
次に、図13(b)に示すように、リフローを行い、はんだを再溶融させ、外部接続端子として機能する金属バンプ19を形成することにより、第2の実施形態にかかる半導体ウェハを得ることができる。
なお、外部接続端子である金属バンプ19を形成する方法は、前記外部接続端子配列構造に対応してパターニングされた印刷用メタルマスクを用いた印刷リフロー法でもよいし、前記外部接続端子配列構造に対応して作製したフラックス転写治具およびボール搭載治具を使用したボール搭載リフロー法でもよい。
次に、図13(c)に示すように、前記外部接続端子配列に対応したクラウン型プローブピンが形成されたプローブカード22を使用して、半導体ウェハ10に形成された半導体チップ11の電気特性検査を行う。プローブカード22には引き出すことが可能な最大のピン数が配置されており、チップサイズが小さい場合には、引き出されたピンの組み合わせを変更することが可能である。
次に、図13(d)に示すように、前記外部接続端子配列構造を有する半導体ウェハ10をチップ状態にダイシングすることにより前記第2の実施形態にかかる半導体装置を得ることができる。
このように金属バンプが19がX方向およびY方向に等ピッチで配置されているため、X方向またはY方向のピッチに対応して直線状に、あるいはマトリクス状にプローブピンを配置してなるプローブカードを用いて、チップサイズや品種によらず、電気特性検査を行うことが可能となる。すなわち、チップサイズが小さい場合には、引き出されたピンの組み合わせを変更するのみで複数の前記半導体チップの電気特性を同時に測定することが可能となり、製造コストの低減および製造リードタイムの短縮を図ることが可能になる。
本発明によれば、半導体ウェハならびに半導体装置の製造過程において、外部接続端子形成や電気特性検査の際に使用する治工具類を共通化することができ、製造コストの低減や歩留まり向上、製造リードタイムの短縮を図るための手段として有用である。
(a)は本発明の第1の実施形態における半導体装置を有する半導体ウェハ全体の外部接続端子の配列構造を示す平面図、(b)は(a)におけるA−A’線部で切り取られる部分の拡大平面図 本発明の第1の実施形態における半導体装置の表面の部材を部分的に剥がした状態を示す斜視図 図2におけるB−B’線部の断面図 本発明の第1の実施形態にかかる半導体ウェハの外部接続端子の配列構造のうち(a)は図1(b)に示す半導体チップと異なるチップサイズの半導体チップが形成されている状態を示す平面図、(b)は図1(b)および図4(a)に示す半導体チップと異なるチップサイズの半導体チップが形成されている状態を示す平面図 (a)は本発明の第2の実施形態における半導体装置を有する半導体ウェハ全体の外部接続端子の配列構造を示す平面図、(b)は(a)におけるC−C’線部で切り取られる部分の拡大平面図 本発明の第2の実施形態における半導体装置の表面部材を部分的に剥がした状態を示す斜視図 図6におけるD−D’線部の断面図 本発明の第1の実施形態における半導体装置の製造方法を示す、図1におけるA−A’線部における工程順の構成断面図 図8に示す工程の次工程を示す、図1におけるA−A’線部における工程順の構成断面図 図9に示す工程の次工程を示す、図1におけるA−A’線部における工程順の構成断面図 本発明の第2の実施形態における半導体装置の製造方法を示す、図6におけるD−D’線部における工程順の構成断面図 図11に示す工程の次工程を示す、図6におけるD−D’線部における工程順の構成断面図 図12に示す工程の次工程を示す、図6におけるD−D’線部における工程順の構成断面図 (a)は従来例にかかる半導体ウェハにおけるウェハ全体の外部接続端子の配列構造を示す平面図、(b)は(a)におけるE−E’線部で切り取られる部分の拡大平面図 従来例にかかる半導体装置の表面部材を部分的にはがした状態を示す斜視図 図15におけるF−F’線部の断面図
符号の説明
10 半導体ウェハ
11 半導体チップ
12 素子電極
13 保護膜(パッシベーション膜)
14 第1の絶縁膜
14’ 絶縁膜
15a 下部金属膜
15b 上部金属膜
16 金属配線層
16’ 金属層
17 ランド
18 第2の絶縁膜
19 金属バンプ
20 めっきレジスト膜
21 ドライフィルムレジスト膜
22 プローブカード

Claims (8)

  1. 少なくとも1つの半導体素子が形成された半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、かつ前記半導体素子と電気的に接続された素子電極とを備えた半導体チップが半導体ウェハ上に複数形成された半導体装置において、
    前記素子電極間のピッチが、前記半導体ウェハの全面にわたって、X方向、Y方向でそれぞれ一定となるように設定したことを特徴とする半導体装置。
  2. 少なくとも1つの半導体素子が形成された半導体基板と、前記半導体基板上に形成され、かつ前記半導体素子と電気的に接続された素子電極と、前記素子電極と電気的に接続された外部接続端子とを備えた半導体チップが半導体ウェハ上に複数形成された半導体装置において、
    前記外部接続端子間のピッチが、前記半導体ウェハの全面にわたって、X方向、Y方向でそれぞれ一定となるように設定したことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記外部接続端子が、金属バンプからなることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記外部接続端子が、前記素子電極の直上に形成されていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  5. 前記外部接続端子と前記素子電極の電気的接続が、前記素子電極に接続された接続配線を介して行われることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  6. 半導体ウェハが半導体チップごとに分割されてなることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  7. 少なくとも1つの半導体素子が形成された半導体基板上に、半導体素子と電気的に接続された素子電極を形成する第1の工程と、
    前記素子電極を覆うように絶縁膜を形成する第2の工程と、
    前記絶縁膜上に前記素子電極の少なくとも一部を露出させる開口部を形成する第3の工程と、
    前記絶縁膜上に前記開口部を介して、前記素子電極と一端を接続し、前記絶縁膜上に接続配線を引き回す第4の工程とを有し、
    前記接続配線の他端と前記外部接続端子を前記半導体ウェハの全面にわたって、X方向、Y方向でそれぞれ一定となる位置で接続することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項記載の半導体装置における素子電極または外部接続端子にプローブ針をあてて行う半導体装置の検査方法において、X方向、Y方向でそれぞれ一定となるようにピッチを設定した前記プローブ針を用いて行うことを特徴とする半導体装置の検査方法。
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