JP2005347033A - 押釦スイッチ用キーシートの製造方法及び押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法 - Google Patents

押釦スイッチ用キーシートの製造方法及び押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 遮光層を突出部のより際付近まで形成させることができる押釦スイッチ用キーシートの製造方法及び押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法を提供する。
【解決手段】 押釦スイッチ1のキーシート2は、透光性材料で形成されると共に、上面2aに突出部8を有している。キートップ3は、透明な材料で形成され、突出部8の上面8aよりも広い下面3bを有し、その下面3bに文字、記号、又は図形が印刷された印刷部17を有している。治具21を用いて、吸引路23を負圧状態とし、薄肉可動部11を変形させて、突出部8の上面8aがキーシート2の上面2aと略面一とする。その状態で、キーシート2の上面2aに、遮光層18をスクリーン印刷によって形成する。次いで、突出部8の上面8aの全面に接着剤31を塗布し、突出部8の上面8aとキートップ3の下面3bとを接着により固着する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、各種電気機器等に使用される押釦スイッチ用キーシートの製造方法及び押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法に関する。
従来、各種電気機器等に使用される押釦スイッチにおいては、キートップを押下することにより電気機器で実行される機能を分かりやすくする目的で、キートップに文字や図形等が印刷されている。
このような押釦スイッチとしては、例えば、キートップとキーシートとの間に、文字や図形等が形成された印刷部を配置させ、キーシートの下側からキートップに向けて光を照射することにより、印刷部に形成された文字や図形等がキートップの上方から見て視覚的に際立つようにするものがある。この種の押釦スイッチにおいては、印刷部の文字や図形等が照光されて目立つように、キーシートの上面のうち、キートップが配置された部分を除く上面には、キーシートの下側からの光を遮光する遮光層が形成されている。
このような遮光層を形成する方法としては、様々な方法が提案されている。例えば、突出部を有するキーシートにおいて、キーシートの上面に遮光層を形成する場合、遮光層を形成しない領域にマスキング紙をかけ、スプレー塗装によって遮光層を形成する方法がある。ところが、上記のマスキング紙を用いてスプレー塗装により遮光層を形成する方法では、マスキング紙が必要となるなど、生産性や歩留まりが低下し、生産コストがかさむ等の問題があった。そこで、突出部以外のキーシートの上面にスクリーン印刷によって遮光層を形成する方法も提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−242854号公報 (段落[0007]−[0008]、図9,図10等)
しかしながら、突出部を有するキーシートにおいて、キーシートの上面に、スクリーン印刷により遮光層を形成する場合には、突出部が障害となって、突出部の周囲には、スクリーン印刷を形成することができない領域が相当生じてしまう。そのため、その領域から光が漏れてしまい、印刷部に形成された文字や図形等の視認性が悪化してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、遮光層を突出部のより際付近まで形成させることができる押釦スイッチ用キーシートの製造方法及び押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る押釦スイッチ用キーシートの製造方法は、透光性を有する材料で形成された押釦スイッチ用キーシートの製造方法であって、キーシートの上面から突き出した突出部の上面がキーシートの上面と略面一となるように、突出部に連なる薄肉可動部を変形させる第1のステップと、キーシートの上面に、遮光層を形成させる第2のステップとを含むことを特徴とする。
この押釦スイッチ用キーシートの製造方法によれば、第1のステップにおいて、薄肉可動部を変形させて突出部の上面をキーシートの上面と略面一にするため、突出部がキーシートの上面から突出しない状態となり、遮光層を形成させるうえで突出部が障害とならなくなる。そのうえで、第2のステップにおいて、キーシートの上面に遮光層を形成させるため、キーシートの上面には、突出部のより際付近まで遮光層を形成することができる。このように遮光層を形成すれば、キーシートの裏面からキートップに向けて照光すると、突出部が確実に照光されると共に、突出部周囲におけるキーシート上面からの光の漏れは低減される。したがって、例えば、文字、記号、又は図形が印刷された印刷部を有するキートップを突出部に固着した場合、遮光層によってキーシートの上面に照光された光は遮光され、突出部の周囲におけるキーシートの上面からの光漏れが低減されるため、印刷部の文字、記号、又は図形は際立って見やすくなる。
また、上記の第2のステップにおいては、遮光層をスクリーン印刷又はパッド印刷により形成させると良い。これらのスクリーン印刷又はパッド印刷によって、確実に遮光層を形成させることができる。
このような押釦スイッチ用キーシートの製造方法においては、第1のステップにおいて、キーシートの下面側に治具を当接させて、薄肉可動部と治具との間に形成された空間を負圧にすることで、薄肉可動部を変形させることが好ましい。この方法によれば、突出部の上面をキーシートの上面と略面一とした状態を安定的に維持することができ、確実に遮光層を形成することができる。
また、本発明に係る押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法は、透光性を有する材料で形成されると共に、上面に突出部を有するキーシートと、透光性を有する材料で形成され、文字、記号、又は図形が印刷された印刷部を有すると共に、突出部の上面の縁部から突出部の上面の全周にわたってはみ出した面を有するキートップとを備える押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法であって、突出部の上面がキーシートの上面と略面一となるように、突出部に連なる薄肉可動部を変形させる第1のステップと、キーシートの上面に、遮光層を形成させる第2のステップと、突出部の上面の全面に接着剤を塗布して、突出部の上面とキートップの上記面とを接着することにより、キートップをキーシートに固着させる第3のステップとを含むことを特徴とする。
この押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法によれば、第1のステップにおいて、薄肉可動部を変形させて突出部の上面をキーシートの上面と略面一にするため、突出部がキーシートの上面から突出しない状態となり、遮光層を形成させるうえで突出部が障害とならなくなる。そのうえで、第2のステップにおいて、キーシートの上面に遮光層を形成させるため、キーシートの上面には、突出部のより際付近まで遮光層を形成することができる。このように遮光層を形成させれば、キーシートの裏面からキートップに向けて照光すると、突出部が確実に照光されると共に、突出部の周囲におけるキーシートの上面からの光の漏れは低減される。したがって、印刷部が照光されて文字、記号、又は図形は際立って見やすくなる。また、キートップの面は、突出部の上面の縁部から突出部の上面の全周にわたってはみ出しているため、キートップを突出部に配置すると、突出部の側方において上方にキートップの面が存在する空間が形成される。したがって、突出部の上面の全面に接着剤を塗布して、キートップを突出部に接着した時に、接着剤が突出部の上面からはみ出したとしても(オーバーフロー)、そのはみ出した接着剤は、突出部の側方において上方にキートップの面が存在する空間に露出し、突出部の側面に垂れる状態となる。すなわち、突出部の側方の空間が、はみ出した接着剤の収容空間(バッファ空間)となり、この空間から接着剤が露出しないように収容することができる。このようにして、接着剤は収容空間から露出しなくなるため、接着剤に埃等が付着してキーシートが汚れることは殆どなくなるため、好ましい。また、その接着剤は治具等にも付着しなくなる。さらには、キートップの上方からキートップを見ても、はみ出した接着剤が目立たなくなるため、外観上好ましい。
また、この押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法において、第2のステップでは、遮光層をスクリーン印刷又はパッド印刷により形成させると良い。これらのスクリーン印刷、又はパッド印刷によって、確実に遮光層を形成させることができる。
また、第1のステップにおいて、キーシートの下面側に治具を当接させて、薄肉可動部と治具との間に形成された空間を負圧にすることで、薄肉可動部を変形させることが好ましい。この方法によれば、突出部の上面をキーシートの上面と略面一とした状態を安定的に維持することができ、確実に遮光層を形成することができる。
本発明によれば、突出部を有するキーシートの上面において、遮光層を突出部のより際付近まで形成させることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る押釦スイッチ用キーシートの製造方法及び押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法の実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
[ 押釦スイッチの構成 ]
図1は押釦スイッチ1の斜視図を示し、図2は押釦スイッチ1の断面図を示している。図1及び図2に示すように、押釦スイッチ1は、キーシート2、キートップ3、クリック部材4、基板6、及び光源7から構成される。
キーシート2は、シリコーンゴム製の透光性エラストマーで形成されている。このキーシート2の上面2aには、キートップ3を固着するための突出部8が複数個形成されている。これらの突出部8は円柱状に形成され、突出部8の上面8aは平らとなっている。ここで、突出部8の直径をAとする。
また、キーシート2の突出部8の裏側には、クリック部材4を収容するための凹部9が形成されている。この凹部9は、突出部8に対して同心円筒状に形成されており、凹部9の直径は突出部8の直径Aよりも大きく形成されている。この形状により、突出部8の下部には、突出部8に連なる円環状の薄肉可動部11が形成されている。薄肉可動部11は、突出部8上に固着されるキートップ3が押圧されると、突出部8が下方に移動するように変形する。また、キートップ3からの押圧が解除されると、薄肉可動部11は、自らの復元力により元の形状に復帰する。
凹部9の上面には、クリック部材4を押圧するために、下方に向けて突出するプッシャー部12が形成されている。また、凹部9,9間におけるキーシート2の下部は、基板6に当接されるベース部13が形成され、このベース部13の下面2bには、光源7を収容するための光源収容部14が形成されている。
キートップ3は、ポリカーボネート等の透光性、透明性を有する樹脂で形成され、キーシート2の突出部8に固着される。このキートップ3の下側縁部には、水平方向に突出するフランジ部3aが形成されている。そして、このフランジ部3aの上方にアッパーカバー16の縁部が位置して、キートップ3が離脱しないように、アッパーカバー16が取り付けられる。また、キートップ3の下部の直径Bは、突出部8の直径Aよりも大きく形成されている。そのため、キートップ3の下面3bは、突出部8の上面8aの縁部から突出部8の上面8aの全周にわたって側方に向かってはみ出している。
このキートップ3の下面3bには、文字、記号、又は図形が印刷された印刷部17が形成されており、この印刷部17は、キートップ3の下面3bと同じ大きさである。印刷された文字、記号、又は図形は、例えば、各キートップ3を押下することにより電気機器で実行される機能を示すものである。ここで、印刷部17は、背景部分が遮光材料で印刷されて、文字部分、記号部分、又は図形部分は型抜き状となっていてもよく、或いは、文字部分、記号部分、又は図形部分と背景部分とが透光性のある異なる色彩で印刷されたものであってもよい。また、印刷された図形は、模様や色彩であってもよい。なお、この印刷部17は、スクリーン印刷により印刷されたものであるが、パッド印刷等によって形成されてもよい。このように印刷部17が形成されているキートップ3は、キーシート2の突出部8の上面8aに接着されて、キーシート2に固着される。
基板6には、キートップ3の押下を検出するためのクリック部材4と、キートップ3に形成された印刷部17をキーシート2の下側から照光するための光源7が配置されている。そして、クリック部材4はキーシート2の凹部9に収容され、光源7はキーシート2の光源収容部14に収容されるように、基板6上にキーシート2が配置される。このとき、凹部9内において、クリック部材4は、プッシャー部12の下方に位置する。また、光源7としてはLEDが好ましい。
また、キーシート2の上面2aには、光源7からの光を遮光するための遮光層18が形成されている。突出部8の上面8aには遮光層は形成されない。これにより、光源7から光が照射された状態で、上方からキーシート2を見ると、キーシート2の上面2aは遮光層18によって遮光されているが、キートップ3は照光されるので、印刷部17の文字、記号、図形等は際立って見える。この遮光層18は、例えば、スクリーン印刷により形成される。
[ キートップ付きキーシートの製造方法 ]
次に、キートップ付きキーシート2の製造方法について説明する。図3は、キーシート2の上面2aに遮光層18を形成するステップを示している。
図3(a)に示すように、キーシート2の上面2aに遮光層18を形成するには、キーシート2を載置するための治具21を用いる。この治具21は、キーシート2がはめ込まれるキーシート受部22と、吸引路23が形成された吸引ベース部24とからなる。キーシート受部22には、キーシート2のベース部13が密着してはめ込まれるベース部装着部26が形成されていると共に、キーシート2の薄肉可動部11を吸引するための吸引部27が形成されている。この吸引部27は、側面が内側に湾曲した逆円錐台形をしている。さらに、キーシート受部22には、各吸引部27と同心状に、貫通孔28が形成されている。この貫通孔28は、吸引ベース部24の吸引路23と吸引部27とを連通する。また、キーシート受部22には、吸引部27と同心状に、薄肉可動部11が吸引部27に吸引されたときにプッシャー部12が装填される円筒状に窪んだプッシャー受部29が形成されている。
このような治具21に、キーシート2のベース部13をキーシート受部22のベース部装着部26に装着して、キーシート2を載置する。このとき、薄肉可動部11の裏側において、キーシート2の下面2bと吸引部27との間に空間Sが形成される。この空間Sは、貫通孔28によって吸引路23に連通されている。
図3(b)に示すように、吸引装置(図示せず)を用いて、吸引路23内にある空気を吸引し、吸引路23内を負圧にする。すると、薄肉可動部11は変形して突出部8と共に瞬時に下方へ移動し、薄肉可動部11は吸引部27の側面に密着すると共に、キーシート2のプッシャー部12が治具21のプッシャー受部29に嵌った状態となる。このとき、突出部8の上面8aは、キーシート2の上面2aと略同一平面上に位置し、略面一となる。
この吸引路23内の負圧状態を安定的に維持したうえで、キーシート2の上面2aに遮光層18をスクリーン印刷により形成する。このとき、突出部8の上面8aはキーシート2の上面2aと略面一になっているため、突出部8がキーシート2の上面2aから突出していない状態であり、遮光層18を形成するうえで突出部8は障害とならなくなる。そのため、キーシート2の上面2aに遮光層18を形成する際、突出部8の際付近まで遮光層18を形成することができる。
遮光層18を形成した後、吸引路23内の負圧状態を解除する。すると、薄肉可動部11は、その復元力により元の状態に復帰する。そして、図3(c)に示すように、キーシート2を治具21から取り出す。さらに、熱風乾燥炉又は赤外線炉によって、遮光層18を乾燥硬化させる。乾燥条件は、例えば、200℃で30分程度がよい。或いは、遮光層18を指触乾燥させた後、本乾燥を行っても良い。なお、薄肉可動部11が復元力により元の状態に復帰することで、薄肉可動部11上に形成された遮光層18は変形するが、スクリーン印刷に採用できるインクであれば、その変形に十分耐えうる。
次いで、キートップ3のキーシート2に対する固着方法について、図2を参照して説明する。突出部8の上面8aの全面に接着剤31を塗布して、突出部8の上面8aとキートップ3の下面3bに印刷された印刷部17とを接着することにより、キートップ3をキーシート2に固着する。
このとき、キートップ3の下面3b及びその下面3bに印刷された印刷部17は、突出部8の上面8aよりも広く、突出部8の上面8aの全周にわたって側方に向かってはみ出しているため、キートップ3を突出部8に配置すると、突出部8の側方において上方にキートップ3の下面3bが存在する空間Pが形成される。したがって、突出部8の上面8aの全面に接着剤31を塗布して、キートップ3を突出部8に接着した時に、接着剤31が突出部8の上面からはみ出したとしても(オーバーフロー)、そのはみ出した接着剤31は、突出部8の側方における空間Pに露出し、突出部8の側面8bに垂れる状態となる。すなわち、突出部8の側方の空間Pが、はみ出した接着剤31の収容空間(バッファ空間)となり、この空間Pから接着剤31が露出しないように収容することができる。
以上のようにして製造されたキートップ付きキーシート2においては、突出部8の際付近まで遮光層18を形成することができるため、光源収容部14に収容された光源7からキートップ3に向けて照光しても、キーシート2の上面2aに形成された遮光層18によって遮光され、印刷部17が照光されると共に、突出部8の周囲におけるキーシート2の上面2aからの光漏れが低減される。したがって、キートップ3の上方から見て、印刷部17の文字、記号、又は図形が際立って見やすくなる。
また、突出部8の側方にある空間Pからは、接着剤31は露出しないようにできるため、突出部8の上面8aからはみ出した接着剤31に埃等が付着してキーシート2が汚れることは殆どなくなるため、好ましい。また、接着剤31は治具等にも付着しなくなるため好ましい。さらに、キートップ3の上方からキートップ3を見ても、はみ出した接着剤31は目立たなくなるため、外観上好ましい。
<第2の実施形態>
次に、図4を参照して第2の実施形態について説明する。第2の実施形態において、第1の実施形態と異なるのは、突出部8の上面8aをキーシート2の上面2aと略面一にする方法である。したがって、その方法を主に説明する。なお、第2の実施形態においては、第1の実施形態における同一又は同等の要素に同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
図4は、突出部8の上面8aをキーシート2の上面2aと略面一にして、キーシート2の上面2aに遮光層18を形成した状態を示す断面図である。図4に示すように、シリコーン樹脂等で形成された微粘着性シート33を用いる。すなわち、キーシート2の下面2bを微粘着性シート33に当接するように、キーシート2を微粘着性シート33に載置する。そして、突出部8を下方に押圧して、プッシャー部12の端面12aを微粘着性シート33に当接する。すると、プッシャー部12の端面12aは微粘着性シート33に付着するため、突出部8の上面8aは、キーシート2の上面2aと略面一となる。この状態になると、突出部8は、キーシート2の上面2aから突出しなくなるため、遮光層18を形成するうえで突出部8は障害とならない。そこで、突出部8の際付近まで遮光層18をスクリーン印刷により形成する。その後の遮光層18の乾燥、及びキートップ3のキーシート2への接着は、第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、突出部8の際付近まで遮光層18を形成することができるため、突出部8周囲におけるキーシート2の上面2aからの光漏れが低減されて、印刷部17の文字、記号、又は図形は際立って見やすくなる。
以上、本発明を各実施形態に基づき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態において、印刷部17は、キートップ3の下面3bに印刷されていたが、その代わりに、キートップ3の上面3cに印刷されていてもよい。この場合、キートップ3には透光性があれば良い。或いは、キートップ3の上面3c及び下面3bに印刷されていてもよい。また、上記実施形態において、遮光層18は、スクリーン印刷により形成したが、パッド印刷等により形成してもよい。キーシート2は透光性があればよく、半透光性であってもよい。薄肉可動部11は、円錐状のドーム形状であってもよい。また、キートップ3や突出部8の形状は、円柱状に限られず、角柱など別の形状であってもよい。
本発明に係る押釦スイッチの第1の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す押釦スイッチの断面図である。 図1に示すキーシートの上面に遮光層を形成するステップを示しており、図3(a)は、治具にキーシートを載置した状態の断面図を示し、図3(b)は、突出部の上面をキーシートの上面と略面一にして、遮光層を形成した状態の断面図を示し、図3(c)は、治具から取り出されたキーシートの断面図を示す。 第2の実施形態における、突出部の上面をキーシートの上面と略面一にした状態を示す断面図である。
符号の説明
1…押釦スイッチ、2…キーシート、2a…キーシートの上面、2b…キーシートの下面、3…キートップ、3b…キートップの下面、3c…キートップの上面、8…突出部、8a…突出部の上面、8b…突出部の下面、11…薄肉可動部、17…印刷部、18…遮光層、21…治具、31…接着剤、S…空間。

Claims (6)

  1. 透光性を有する材料で形成された押釦スイッチ用キーシートの製造方法において、
    前記キーシートの上面から突き出した突出部の上面が前記キーシートの上面と略面一となるように、前記突出部に連なる薄肉可動部を変形させる第1のステップと、
    前記キーシートの上面に、遮光層を形成させる第2のステップとを含むことを特徴とする押釦スイッチ用キーシートの製造方法。
  2. 前記第2のステップにおいて、前記遮光層をスクリーン印刷又はパッド印刷により形成させることを特徴とする請求項1に記載の押釦スイッチ用キーシートの製造方法。
  3. 前記第1のステップにおいて、前記キーシートの下面側に治具を当接させて、前記薄肉可動部と前記治具との間に形成された空間を負圧にすることで、前記薄肉可動部を変形させることを特徴とする請求項1又は2に記載の押釦スイッチ用キーシートの製造方法。
  4. 透光性を有する材料で形成されると共に、上面に突出部を有するキーシートと、透光性を有する材料で形成され、文字、記号、又は図形が印刷された印刷部を有すると共に、前記突出部の上面の縁部から前記突出部の上面の全周にわたってはみ出した面を有するキートップとを備える押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法において、
    前記突出部の上面が前記キーシートの上面と略面一となるように、前記突出部に連なる薄肉可動部を変形させる第1のステップと、
    前記キーシートの上面に、遮光層を形成させる第2のステップと、
    前記突出部の上面の全面に接着剤を塗布して、前記突出部の上面と前記キートップの前記面とを接着することにより、前記キートップを前記キーシートに固着させる第3のステップとを含むことを特徴とする押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法。
  5. 前記第2のステップにおいて、前記遮光層をスクリーン印刷又はパッド印刷により形成させることを特徴とする請求項4に記載の押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法。
  6. 前記第1のステップにおいて、前記キーシートの下面側に治具を当接させて、前記薄肉可動部と前記治具との間に形成された空間を負圧にすることで、前記薄肉可動部を変形させることを特徴とする請求項4又は5に記載の押釦スイッチ用キートップ付きキーシートの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013171874A1 (ja) * 2012-05-17 2013-11-21 オムロン株式会社 押しボタンスイッチ
KR101773469B1 (ko) * 2016-02-11 2017-09-12 한국알프스 주식회사 외력 감응형 스위치 모듈 및 그 제어 방법

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