JP2005346888A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓋体をヒンジ回りに回動して開閉するディスク装置でディスクの装着及び取り出しの手扱い操作を容易なものとする。
【解決手段】 蓋体11が開の状態のとき、装置本体12に持ち上がるように付勢された下ディスクガイド21と、蓋体11に垂下するように付勢された上ディスクガイド22とで形成される開口部の交点X1,X2と、奥ディスクガイド23の隅部23eの3点でディスク3を支持しながら押し込むようにし、ディスク3のターンテーブル14aへの装着位置まで押し込み終わると、第1の摺動ガイド15のラッチ機構15aで奥ディスクガイド23が係止され、この状態で蓋体11を閉止できるようにし、蓋体11を開操作すると、奥ディスクガイド23の係止が解除されて,ディスク3が取り出し容易な位置まで押出すようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、光ディスクなどのディスク状記録媒体の再生などを行うディスク装置に関し、特にディスクの着脱のための蓋体を有するディスク装置のディスク挿入機構に関する。
従来、コンパクトディスクなどのディスク状記録媒体を再生するためのポータブルなディスク再生装置が各種実用化されている。なお、以下の説明では、ディスク状記録媒体全般を単にディスク、また、ディスク再生装置を単にディスク装置と述べる。
ディスクを使用したディスク装置として、例えば、図12及び図13に示すような形態の電子機器が知られている。この電子機器は、音楽CD(compact disc)の再生などのディスクに予め記録されている情報の読出し(再生)を行うことができるもので、駆動源としてバッテリ及びAC電源を用いることができ、携帯状態で音楽CD再生装置として使用できるようにした、いわゆるポータブル型のディスク装置である。
このディスク装置110は、図12及び図13に示すように、蓋体111と装置本体112から構成され、蓋体111は、装置本体112の一端に図示しないヒンジにより開閉自在に設けられる。そして、図13に示すように、ヒンジと装置本体112のターンテーブル114aに対し、略反対の前面側にロック解除ボタン113が設けられ、このロック解除ボタン113と係合するように蓋体111に閉止リブ111aが設けられる。
ディスク3の装着は、先ずロック解除ボタン113を押し、閉止リブ111aを装置本体112との係合から解除して蓋体111を開けた状態とし、ターンテーブル114aの上にディスク3を装着するための作業空間を確保し、次に、装置本体112の略中央に配設される図示しないディスク駆動機構のターンテーブル114aに人手で載置する。このとき、ターンテーブル114aの上部に一体に設けられるディスクチャック114bにディスク3のセンターホール3aを押し入れ、このディスクチャック114bに設けられている複数の把持爪によりディスク3をターンテーブル114aに固定するようにしていた。
また、ディスク3をディスク装置110から外すときは、先ず、図12に示すように、ディスク3の外周の下側の縁辺3bに指を掛けて持ち上げ、ディスク3をディスクチャック114bから外した後、さらにディスク3のセンターホール3aに指を掛け、ディスク3の外周とセンターホール3aとでディスク3を把持し、次に、ディスク3の裏面をディスクチャック114bや装置本体112の外筐の周縁に接触しないように注意しながら取り出していた。
そして、このようにしてディスク3を着脱できるようにするため、装置本体112の前面側に、ディスク3の外周に指を掛けるための切欠き112aによるスペースを設けるようにしていた。
なお、従来知られているこの種のディスク装置としては、特許文献1に開示されているようなものがある。
特開平11−144445号公報(2頁,図4)
しかしながら、この種のディスク装置は、近年小型化が図られており、例えば図12及び図13例のディスク装置110では、装置本体112の前面側に、ディスク3の外周の下側に設けられる、指を掛けるための切欠き112aによるスペースを十分大きく確保することができず、ディスク3の取り出しにおける作業性が良好なものとは言えなかった。すなわち、例えば、図12に示した指fでディスク3の外周をもつ必要があるが、装置の小型化により必ずしも持ち易い状態とは言えなかった。
本発明はかかる点に鑑み、ディスク装置の外筐とディスクとの寸法余裕が少なくてもディスクの着脱における作業性が良好なディスク装置を提案することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明は、ディスク状記録媒体が回転自在に保持されるターンテーブルを備え、このターンテーブルに保持されたディスク状記録媒体を着脱するための蓋体が装置本体にヒンジを支点として開閉自在に取付けられたディスク装置において、蓋体の開動作に連動して、ターンテーブルに保持されたディスク状記録媒体をターンテーブルから外して偏心した位置に移動させるガイド部材を備えたものである。
このように構成したディスク装置によれば、ディスク状記録媒体が装着された状態で蓋体を開けると、ディスク状記録媒体がガイド部材によりターンテーブルから外れた位置に配される。
本発明によれば、ディスク状記録媒体が回転自在に保持されるターンテーブルを備え、このターンテーブルに保持されたディスク状記録媒体を着脱するための蓋体が装置本体にヒンジを支点として開閉自在に取付けられたディスク装置において、蓋体の開動作に連動して、ターンテーブルに保持されたディスク状記録媒体をターンテーブルから外して偏心した位置に移動させるガイド部材を備えたので、ディスク状記録媒体が装着された状態で蓋体を開けると、ディスク状記録媒体がガイド部材によりターンテーブルから外れた位置に配され、ディスク状記録媒体をターンテーブルから外す手間が省け操作性が向上するとともに、ユーザーがディスク状記録媒体を自らの手でターンテーブルから外さなくてよくなるため、ディスク状記録媒体を外すために必要な装置本体とディスク状記録媒体との間の余分な指掛けのスペースを確保する必要が無くなる。
この場合、ガイド部材として、ディスク状記録媒体を装置本体と蓋体との間で挟持する第1及び第2のガイド部材と、この第1及び第2のガイド部材で挟持されたディスク状記録媒体の外周を押出す第3のガイド部材とを備えたので、ディスク状記録媒体を第1,第2及び第3のガイド部材で安定に支持した状態でターンテーブルから外れた位置に配することができる。
また、第1,第2及び第3のガイド部材は、蓋体を閉じた状態のとき、ターンテーブルに保持されたディスク状記録媒体と接触しない位置に収納されるので、ディスク状記録媒体の再生がこれらと干渉することなく行うことができる。
以下、本発明のディスク装置を実施するための一実施の形態の例を図1〜図9を参照して説明する。
先ず、本例のディスク装置の全体形状を、図1〜図5を参照して説明する。
図1は、ディスク装置の構成を示し、蓋体が開の状態で蓋体を透視して示した斜視図で、図2は、図1の断面模式図である。図3は、ディスク装置の構成を説明するため、蓋体と奥ディスクガイドを装置本体から外して示した斜視図であり、図4は、ディスク装置の構成を示し、図4Aは蓋体が閉の状態で蓋体を透視して示した上面図で、図4Bは側断面図である。図5は、ターンテーブルにおけるディスクの保持状態を示す断面図である。
本例のディスク装置は、直径12cm程度のコンパクトディスクと称される光ディスクをターンテーブルに装着し、記録又は再生を行うものである。
図1及び図2に示すように、ディスク装置10の蓋体11を開状態とすることで、ディスク3の着脱が行え、記録又は再生を行うときには図4A及びBに示すように蓋体11を閉状態とする。
図1,図2及び図4に示す本例のディスク装置10は、ディスク3の挿入の際にディスク3のガイドを設けるようにするとともに、ターンテーブル14aの上でのディスク3の保持をクランプ19による押え込みで行うようにしたものである。ターンテーブル14aに保持されたディスク3は、光学ピックアップ(図示せず)により再生を行う。
ディスク装置10は、蓋体11と装置本体12から構成され、図1に示す右側の奥に設けられるヒンジ18により蓋体11が開閉自在とされている。ここで、蓋体11と装置本体12が連結されるヒンジ18の回動軸には、図示しない付勢ばねが組み込まれ、図2に示す矢印Cの方向に付勢し、蓋体11を開の方向に付勢している。
蓋体11には、図3に示すように、その略中央にクランプ19と、クランプ19に対しヒンジ18の反対側に、上辺が蓋体11に固定され、例えばL字型に突出した形状とした閉止リブ11aとを設け、後述のオープンつまみ13と係合するようにする。
クランプ19は、図3に示すように、円板状の軟質プラスチックなどで形成され蓋体11の内側に回転自在に配設されるもので、中央に円形の凹部が形成されるとともに、内部に永久磁石が一体に埋設されている。そして、ターンテーブル14aにおけるディスク3の保持状態を示す断面図5に示すように、蓋体11に一体に設けたクランプ支持部11-1に、クランプ19が遊び余裕をもって保持されている。また、中央の円形の凹部は、ターンテーブル14a中央の後述のディスクホールド14cに係合する形状に形成される。
また、装置本体12には、図3に示すように、その略中央には図示しないスピンドルモータ14(図5参照)とその軸に直結してターンテーブル14aを設け、ターンテーブル14aに対しヒンジ18の反対側に閉止手段であるオープンつまみ13を設ける。
オープンつまみ13は、その上面に長穴が設けられ、装置本体12の前側にスライド自在に取り付けられる。そして、蓋体11が閉じられ、閉止リブ11aが装置本体12のオープンつまみ13の長穴に挿入されたとき穴の端部に引っ掛かることにより蓋体11と装置本体12が閉止され、オープンつまみ13を僅か横方向にずらすことで、この引っ掛かりが解除され、ヒンジ18の回動軸に組み込まれた付勢ばねにより蓋体11が開の状態となる。
ターンテーブル14aは、図3に示すように、鉄などの強磁性体の金属円板に弾性をもつ樹脂がライニングされ、中央にディスク3のセンターホール3aと係合する低い円柱状のディスクホールド14cが設けられる。そして、ディスクホールド14cは、円柱の上縁辺が面取りされ、略上半分が台形状に成形される。
そして、ディスク3がターンテーブル14aに載置され、蓋体11が閉の状態のとき、図5に示すように、ターンテーブル14aのディスクホールド14cとクランプ19の円形の凹部とでディスク3を挟持し、ディスク3に傷を付けずに保持するとともにターンテーブル14aの回転運動を損なわないようにしている。なお、このとき、クランプ19の永久磁石の吸着力によって、ディスク3がターンテーブル14aに押し付けられ、ディスク3ががたなく固定できるようにしている。
ディスク装置10には、図1及び図2に示すように、装置本体12に設けられる第1のディスクガイドである下ディスクガイド21と、蓋体11に設けられる第2のディスクガイドである上ディスクガイド22と、装置本体12に設けられる第1の摺動ガイド15と、蓋体に設けられる第2の摺動ガイド16と、これら第1の摺動ガイド15と第2の摺動ガイド16とに両端部が回動自在に係合される第3のディスクガイドである奥ディスクガイド23と、第1の摺動ガイド15のヒンジ18の側の端15-2近くに設けられるラッチ機構15aなどが備えられている。
下ディスクガイド21は、図1及び図4Aに示すように、プラスチックなどの薄板で略線対称に形成されるもので、その形状を先ず略台形とし、台形の2つの斜辺を曲線21b,21cで形成し、そして台形の下底辺にV字状に切り込みを入れV字状の凹部21aを設ける。
そして、下底辺のV字状の凹部21aの両端に下ディスクガイド21の主面21-1に略垂直で板状の突片21-2,21-3を一体に形成する。2つの突片21-2,21-3は、互いの面が略平行となり、その間隔をディスク3の外径より大きめの寸法で、高さを蓋体11の閉の状態で蓋体11内面と装置本体12の上面12-1との間隙を所定寸法に保つように形成される(図4B参照)。
また、下ディスクガイド21の上底辺には、回動の軸を挿通するための孔21-4が設けられ、装置本体12の上面12-1のターンテーブル14aとオープンつまみ13との間に設けた軸がこの孔21-4に挿通され、回動自在に配設される。
なお、下ディスクガイド21は、図2に示すように、装置本体12の上面12-1とねじりコイルバネ12bで連結され、図示の矢印Aで示す反時計回り方向に付勢されている。また、下ディスクガイド21の2つの曲線21b,21c形状とした辺は、ディスク装置10を上方から蓋体11を透視して見た図4Aに示すように、ディスク3の外径の曲率よりも大きく形成される。
上ディスクガイド22は、図1に示すように、高弾性を有するピアノ線などを防錆処理した金属の線材を曲げ加工して形成されるものである。
上ディスクガイド22は、図4A及び図6Aに示すように、略線対称に形成されるものであり、先ず1本の金属線の中央に設けた直線部22hの両側から、この直線部22hに直交するように略同じ長さの直線部22a-1,22a-2を設け大きなコの字部を形成する。
そして、直線部22a-1,22a-2の端部からさらにコの字と略同一面上で外に広がるような角度をもって略同じ長さの直線部22b-1,22b-2を設ける。この直線部22b-1と直線部22b-2とがなす角度は、図4Aに示すように、下ディスクガイド21のV字状の凹部21aの角度と略同じになるように形成する。
そして、直線部22b-1の端に小さいコの字状部22c、直線部22b-2の端に小さいコの字状部22dを形成し、この2つコの字状部22c,22dの端から下ディスクガイド21の2つの曲線21b,21cの辺よりも大きな曲率の曲線部22e,22fを形成する。
それから、この曲線部22e,22fの端から直線部22g-1,22g-2を形成して上ディスクガイド22の主な曲げ加工がなされる。
なお、以下では、直線部22g-1,曲線部22e,直線部22g-2及び曲線部22fをサポート部22-2、直線部22b-1,22a-1,22h,22a-2及び22b-2をガイド部22-1と述べる。
このように曲げ加工された後、上ディスクガイド22はさらに形状を次のように微調整する。
先ず、上ディスクガイド22は、図4Aに示すように、コの字形状部22c,22d以外のガイド部22-1とサポート部22-2とが略同一平面上に載るように調整され、コの字形状部22c,22dがこの平面に対して略直立するように曲げ部を調整する。
また、コの字形状部22c,22dは、2つのコの字で形成される面が略同一面上に載るように調整されたのち、直線部22g-1,22g-2に略平行とし、その内法間隔を上述の下ディスクガイド21の突片21-2と突片21-3の間隔と略同一の寸法とし、さらに高さを蓋体11の閉の状態で蓋体11内面と装置本体12の上面12-1との間隙を所定寸法に保つように調整される(図4B参照)。
そして、サポート部22-2の、直線部22g-1,22g-2が同一軸で、ガイド部22-1の直線部22hに対して略平行となり、直線部22a-1と直線部22a-2とが略平行となり、直線部22a-1に対し直線部22b-1がなす角度と直線部22a-2に対し直線部22b-2がなす角度が略同じになるように略線対称に整形する。これにより、ガイド部22-1の直線部22b-1と直線部22b-2とにより、図6Aの2点鎖線で示す逆V字状の凹部22jが形成される。
さらに、上ディスクガイド22は、図6Bに示すように、サポート部22-2に対して、図6Aに示す内側に配されるガイド部22-1を、コの字形状部22c,22dの回りに角度Φをなすようにねじる。
このように整形された上ディスクガイド22は、ガイド部22-1とサポート部22-2との角度Φを小さくすると逆方向に付勢力が生じるものとなる。
それから、上ディスクガイド22は、図1及び図4Aに示すように、上ディスクガイド22のガイド部22-1の直線部22g-1,22g-2(図6A及びC参照)を、蓋体11のクランプ19と閉止リブ11aとの間に設けられたヒンジ部材29-1,29-2の円筒部に回動自在に挿通する。
このように蓋体11に組み込まれた上ディスクガイド22は、蓋体11が開の状態の図2に示すように、金属の線材の曲げ加工により付与された付勢力により、図2に示す矢印Bの垂下する(時計回り)方向に付勢され、コの字形状部22c,22dが、装置本体12の上面に当接するようになされる。なお、上ディスクガイド22の付勢力は、下ディスクガイド21を付勢するねじりコイルバネ12bの付勢力よりも小さくなるように曲げ加工のときに角度Φが調節される。
第1の摺動ガイド15は、図3及び図4Aに示すように、装置本体12の上面12-1に設けられるものである。そして、詳細は図示しない対物レンズ、半導体レーザ、光学系、アクチュエータ、プリント配線基板、駆動軸などからなるメカドライブ機構30との干渉を避けるように、このメカドライブ機構30の図4Aに示す左側に配設され、長さをターンテーブル14aの略中心からヒンジ18の近くまでとして、ヒンジ18の回動軸に略直交する向きに設けられる。
また、第1の摺動ガイド15には、後述する奥ディスクガイド23の突起片23aが摺動自在に設けられるが、この奥ディスクガイド23をヒンジ18の側からターンテーブル14aの方向に付勢できるようにする図示しない付勢手段が組み込まれる。
さらに、図2に示すように、この第1の摺動ガイド15のヒンジ18の側の端15-2の近くには、ラッチ機構15aが設けられる。このラッチ機構15aは、一度第1の操作により機構内の係止手段を作動させると第2の操作を加えない限り第1の操作後の状態を保ち、第2の操作により係止手段が開放されるように作動するものである。
そして、後述する奥ディスクガイド23がラッチ機構15aに当接したとき、略その位置で奥ディスクガイド23を係止できるようにし、この位置から僅か奥側に奥ディスクガイド23を押すことでラッチ機構15aを係止から解除するようになされる。なお、このラッチ機構15aの一例としては、実開昭58−1484160号公報に開示されているものがある。
第2の摺動ガイド16は、図3及び図4Aに示すように、蓋体11に設けられるものである。そして、蓋体11を透視して上から見た図4Aに示すように、クランプ19との干渉を避けるように、メカドライブ機構30の図4Aに示す右側に配設され、クランプ19の中心を第2の摺動ガイド16の略中央としてヒンジ18側の奥の端16-2から手前の端16-1までの範囲で移動でき、第1の摺動ガイド15と略平行に設けられるものである。そして、この第2の摺動ガイド16には、後述する奥ディスクガイド23の突起片23bが回動自在かつ摺動自在に配設される。
奥ディスクガイド23は、図7に示すような形状をなし、上述の第1の摺動ガイド15および第2の摺動ガイド16に、その両端部が摺動自在に配設されるものである。
奥ディスクガイド23は、図7Aに示すように、例えばプラスチック素材で断面が矩形の棒を略1/4円弧形状に成形し、図7Bに示すように、両端に突起片23aと突起片23bを上下に一体に設けたものである。ここで、形成される円弧の曲率半径は、図4Aに示す第1の摺動ガイド15と第2の摺動ガイド16との距離と略同じ大きさとしたものである。
この奥ディスクガイド23の、図7Cに示す下側に設けられる長い突起片23aには孔23cが穿孔され、図7Cに示す上側に設けられる短い突起片23bには孔23dが穿孔され、孔23cと孔23dの中心軸が略平行となるようになされる。
そして、奥ディスクガイド23の、一端の突起片23aの孔23bには、第1の摺動ガイド15と摺動自在に係合する係合ピン15cが配設され、他端の突起片23bには、第2の摺動ガイド16と摺動自在に係合する係合ピン16aが配設される。
このように構成されたディスク装置は、図3に示すように、先ず、装置本体12側に、第1の摺動ガイド15を配設してから、オープンつまみ13、ターンテーブル14a、メカドライブ機構30、及びラッチ機構15aを組み込み、さらに下ディスクガイド21を回動自在に設ける。
そして、蓋体11側に、第2の摺動ガイド15を配設してから、閉止リブ11aとクランプ19とを組み込み、さらに上ディスクガイド22を回動自在に設ける。
そして、奥ディスクガイド23の一端の突起片23aに設けた係合ピン15cを、装置本体12の第1の摺動ガイド15に摺動自在に設け、奥ディスクガイド23の他端の突起片23bに設けた係合ピン16aを、蓋体11の第2の摺動ガイド16に摺動自在に設ける。
そして、蓋体11と装置本体12とを開閉自在とする回動軸を挿通してヒンジ18を構成する(図1,図2及び図4A参照)。
次に、このように構成される本例のディスク装置10のディスク3の挿入及び取り出しの動作を説明する。
先ず、蓋体11が閉止されている状態におけるディスク装置10を、図4及び図5を参照して説明する。
この閉止の状態では、ディスク装置10は、図4A及びBに示すように、上ディスクガイド22の直線部22a-1が第2の摺動ガイド16との干渉からの逃げ部を構成するとともに、下ディスクガイド21の突片21-2,21-3の上端が蓋体11の内面と当接し、上ディスクガイド22のコの字形状部22c,22dが装置本体12の上面12-1と当接して、蓋体11と装置本体12との間隙に所定の空間を形成するようにしている。
そして、ディスク3が未装着の状態では、図4A及びBの実線に示すように、奥ディスクガイド23がターンテーブル14aに近づいた前進の位置となり、ターンテーブル14aのディスクホールド14cとクランプ19の円形の凹部が係合するようになされる。
また、ディスク3が装着状態では、図4A及びBの2点鎖線で示すように、奥ディスクガイド23が後退の位置となり、上述のようにターンテーブル14aのディスクホールド14cとクランプ19とでディスク3を回転自在に挟持(図5参照)する。
次に、蓋体11が開の状態におけるディスク3の挿入動作を図8〜図9を参照して説明する。
図8は、ディスク装置10の側断面模式図であり、図8Aは蓋体11の開直後、図8Bはディスク3の挿入当初、図8Cはディスク3の挿入完了、図8Dはディスク3が装着され蓋体11閉の状態を示している。なお、図8で、上ディスクガイド22は、簡単のためサポート部22-2は示さず、ガイド部22-1のみをヒンジ29とともに示す。
また、図9は、図2に示す矢視Eの方向から見たディスク装置10の正面斜視図であり、図9Aは蓋体11の開直後、図9Bはディスク3の挿入当初、図9Cはディスク3の挿入完了の状態を示している。
先ず、蓋体11が開直後の状態を、図8A及び図9Aを参照して説明する。図8Aに示すように、下ディスクガイド21は、ねじりコイルバネ12b(図2参照)により図の矢印Aの方向に付勢されて回動し、V字状の凹部21jと両端の突片21-2,21-3が持ち上がった状態となる。一方、上ディスクガイド22は、曲げ加工により付与された付勢力及び上ディスクガイド22の自重により、図8Aに示す図の矢印Bの方向に付勢されて回動し、装置本体12の上面12-1に当接した状態となる。
また、奥ディスクガイド23は、その突起片23aが第1の摺動ガイド15に組み込まれている付勢手段によりターンテーブル14aの方向に付勢されているため、側断面図8Aに示すように、一端の突起片23aがヒンジ18から遠い第1摺動ガイド15の端部15-1の近くに移動し、他端の突起片23bもヒンジ18から遠い第2摺動ガイド16の端部16-1の近くに配される。
このとき、図9Aに示すように、上方に付勢される下ディスクガイド21のV字状の凹部21aと、垂下する方向に付勢される上ディスクガイド22の逆V字凹部のガイド部22-1とにより、上下のディスクガイド21,22がV字凹部の縁辺で交差し、図9Aの斜線で示す略菱形の開口部が形成され、左右に2つの略「く」の字状の交点X1,X2(距離D1)をもつものとなる。
そして、図8A及び図9Aに示す蓋体11の開直後の開口部の交点X1,X2に対し、ディスク3の外周縁辺を押し当て、開口部を広げるようにしてディスク3を挿入する。
このとき、下ディスクガイド21の付勢力(図8Aの矢印A方向)を上ディスクガイド22の付勢力(図8Aの矢印B方向)よりも大きなものとしているため、下ディスクガイド21は殆ど動かず、上ディスクガイド22のみを大きく反時計方向に回動させながらディスク3の挿入操作が行われる。
次に、ディスク3の挿入当初の状態を、図8B及び図9Bを参照して説明する。
図8Bの2点鎖線で示すように、ディスク3を挿入すると、奥ディスクガイド23の下面23-1(図7B参照)にディスク3の先端付近の縁辺が接し、それからさらにディスク3を押すと、図8Bの実線で示すように、この下面23-1を滑り下りてディスク3の縁辺が、奥ディスクガイド23の隅部23eに当接して滑りが止まり係止された状態となる。
そして、ディスク3は、交点X1,X2による2つの略「く」の字状のガイドと奥ディスクガイド23の隅部23eとの3点により姿勢が支持されるものとなる。
このとき、図9Bに示すように、交点X1,X2間は図9Aと比べ大きく距離がD2(D2>D1)となるように広がるものとなる。そして、上下のディスクガイド21,22で形成される開口部の2つの略「く」の字状の交点X1,X2でディスク3がガイドされるため、データ記録面やタイトル面に上下のディスクガイド21,22、ターンテーブル14aなどと接触することがない。
次に、ディスク3の挿入完了の状態を、図8C及び図9Cを参照して説明する。
図8Cに示すように、ディスク3を、奥ディスクガイド23の隅部23eに当接させた状態で、第1の摺動ガイドに設けた図示しない付勢手段に抗してディスク装着位置付近まで押し込むと、奥ディスクガイド23の一端の突起片23aが第1の摺動ガイド15のヒンジ18側の端15-2付近まで後退し、そこでラッチ機構15aと係合して係止した状態となり、他端の突起片23bが第2の摺動ガイド16のヒンジ18側の端16-2付近まで後退する。
なお、図8Cに示す奥ディスクガイド23の係止位置は、蓋体11を閉じて、ターンテーブル14aのディスクホールド14cに、ディスク3のセンターホール3aが入った際にディスク外周と、奥ディスクガイド23の間に若干の隙間が生ずる位置に設定される。
このとき、図9Cに示すように、交点X1,X2間は、ディスク3の外径よりも僅かに大きい距離D3(D3>D2)まで広がり、上下のディスクガイド21,22で形成される開口部の交点X1,X2でディスク3がガイドされるとともに、下ディスクガイド21の突片21-2,21-3と上ディスクガイド22のコの字形状部22c、22dとがディスク3の挿入における横方向のガイドとなる。そして、ディスク3のデータ記録面やタイトル面に上下のディスクガイド21,22、ターンテーブル14aなどと接触することなく挿入を行うことができる。
なお、このときディスク3の厚さにより上下のディスクガイド21,22による開口部は上下方向に押し広げられ、開口部の交点X1,X2は、ディスク3の外径の外側に配されるようになる。このため、交点X1,X2は、下ディスクガイド21の突片21-2,21-3と上ディスクガイド22のコの字形状部22c、22dとの重なり部に形成され、距離D3は突片21-2,21-3の内法間隔となる。
次に、ディスク3が装着され蓋体11閉の状態を、図8Dを参照して説明する。
図8Dに示すように、ディスク3が図8Cに示す装着位置まで押し込んだあと、蓋体11を閉じることにより、蓋体11を閉止するとともにディスク3を装着状態とすることができる。
すなわち、ヒンジ18、下ディスクガイド21及び上ディスクガイド22の付勢力に抗して蓋体11を閉じると、奥ディスクガイド23は 突起片23aが係合ピン15c回りに回動できるので、図8Dに示すように、蓋体11を閉止すると同時にディスク3をターンテーブル14aに装着状態とすることができる。このとき、蓋体11に設けられるリブ11-2は蓋体11が閉じられるとき、ディスク3をディスク装置10の内側に押し込み、呼込み作用を行うようにしている。
また、このとき蓋体11の手扱いによる閉止操作により、クランプ19の円形の凹部がターンテーブル14aのディスクホールド14cを覆い、ディスク3を回転自在に保持している。なお、蓋体11はヒンジ18の回りに回動し、ターンテーブル14aのディスクホールド14cに対し、クランプ19が回動しながら覆うようになされるため、上述のように、ディスクホールド14cの略上半分が台形状に成形され呼込みテーパーとしている。
そして、下ディスクガイド21の2つの突片21-2,21-3の上端が蓋体11の内面に当接し、上ディスクガイド22の2つのコの字形状部22c,22dの中間部材22c-2,22d-2が装置本体12の上面12-1に当接することにより、ディスク3の回転時にディスク3とこれらの部材が干渉することのないように構成されている。
ディスク装置10は、通常はこの図8Dに示す蓋体11が閉止の状態でディスク3に記録されているデータを再生(読み出し)する。
次に、蓋体11を開けるときの動作を説明する。
ディスク3の交換などのために蓋体11を開けるときの動作は、先ず、図1に示すオープンつまみ13を横にスライドして、蓋体11の閉止リブ11aを閉止状態から開放する。そうすると、ヒンジ18に組込まれている図示しない付勢ばねにより、蓋体11が開の状態となる(図8C参照)。
そして、蓋体11の開き角度に応じ、先ず、ターンテーブル14a上のディスクホールド14cからディスク3が外れ、次に下ディスクガイド21がディスク3を持ち上げる。そして、蓋体11が開ききる少し手前でその角度をトリガーとして、奥ディスクガイド23の一端の突起片23aを係止していたラッチ機構15aが解除され、第1の摺動ガイド15に組み込まれている図示しない付勢手段の付勢力により、図8Cから図8Bに示す位置までの奥ディスクガイド23の移動とともにディスク3が押し出される。このとき、奥ディスクガイド23の一端の突起片23aが、装置本体12の第1の摺動ガイド16の端16-1の近くまで移動し、ディスク3を蓋体11の開放側に押し出ようになされる(図8Bの実線のディスク3)。
本例のディスク装置10によれば、ディスク3のターンテーブル14aへの装着のとき、上下のディスクガイド21,22で形成される略菱形の開口部の2つの略「く」の字状の交点X1,X2で、ディスク3の挿入のときの左右のガイドとし、奥ディスクガイド23の下面23-1及び隅部23eで挿入時のディスク3の姿勢を支持するようになされるため、挿入が簡便となるだけでなく、ディスク3の記録面に傷をつけるおそれを大幅に低減することができる。
すなわち、従来のディスク装置におけるディスク挿入操作では、指でディスク3をターンテーブルと略平行となるように把持して、ディスク3の裏面をターンテーブル14aの中央の突起と干渉させないようにしてディスク装着位置まで挿入していたが、本例のディスク装置10では、ディスク3は、下ディスクガイド21と上ディスクガイド22とで形成された開口部に向かって斜め方向から挿入し、奥ディスクガイド23の隅部23eに当接させた状態で押し込むと、ラッチ機構15aで係止された位置がディスク3の装着位置となり、この状態で蓋体11を閉じるだけでディスク3の装着を行うことができるため、ディスク3の挿入操作が極めて簡便となる。
また、ディスク3の取り出しも、蓋体11を開けるだけでディスク3がターンテーブル14aから外れ、下ディスクガイド21により、所定量装置本体12の上面12-1から浮き上がり、他部位と干渉することなく手扱いし易い位置まで出てくるので、ディスク3をターンテーブル14aから外す手間が省け、操作性が向上し取扱いが極めて簡便なものとすることができる。
さらに、ユーザーがディスク3をターンテーブル14aから手扱いで外す必要がないので、ディスク3を外すために必要な指掛けのスペースを確保する必要が無くなり、デザイン上の制約を無くすことができる。
なお、上述図1〜図9例では、上ディスクガイド22を、蓋体11に組み込んだときに付勢力を生じるように、金属の線材を曲げ加工し、図6に示すような形状としたものであるが、これに限らず、例えば図10に示すように、軟質のプラスチックで成形してもよい。
図10A〜Cは、プラスチック成形で作製した上ディスクガイド32の三面図を示し、図10Aは正面図、図10Bは下面図、図10Cは左側面図であり、図10Dは斜視図である。
この上ディスクガイド32は、ガイド部32a、固定部32b、突起32c、32dおよびヒンジ部32-1がモールド成形などにより一体に形成されるものである。このとき、ガイド部32aと固定部32bとの角度を、例えば略90°となるように形成する。
そして、ガイド部32aと固定部32bとを略同一面とした状態で、ディスク装置の蓋体11に固定部32bを取付け、上ディスクガイド32をヒンジ部32-1の回りに回動自在とする。このようにすることにより突起32c、32dを装置本体12の上面12-1に当接させる方向に、上ディスクガイド32のガイド部32aを付勢するようにできる。そして、上述例と同様に、上ディスクガイド32と下ディスクガイド21とによる開口部の2つの交点をディスク3挿入時のガイドとすることができる。
また、下ディスクガイドは、上述図1〜図9例ではV字状の凹部21aを有するプラスチックなどの略台形の薄板としたが、これの代わりに、図11に示す下ディスクガイド31のように、金属の線材を曲げ加工してV字状凹部を形成するようにした構造でもよい。図11では、金属線の直線部31b,31c,31dでY字形状を作ったあと、Y字の縦棒の直線部31dに直交するように金属の円筒管である直管31eを設ける。そして、この直管31eの一端31e-1からY字の上端となる端31b-1に曲線部31fを設け、他端31e-2からY字の上端となる端31c-1に曲線部31gを設け、主フレームを形成する。
この主フレームの形成のとき、線材の接合部では上部に溶接ばりなど凸部を残さないようにするとともに、接合後にこれらの線材で形成される面が略平面をなすように調整する。
それから、主フレームの曲線部31f,31gの端31b-1,31c-1の側に、この主フレームの平面に垂直に突起31-2,31-3を設けて下ディスクガイド31とする。ここで突起31-2,31-3は金属線で矩形状に曲げ加工したものであっても金属、あるいはプラスチックなどの板であってもよい。
そして、この下ディスクガイド31の直管31eに回動の軸を挿通して、その両端にヒンジを設けて装置本体12に設けるようにすればよい。
すなわち、本例のディスク装置10では、ディスク3は、下ディスクガイドと上ディスクガイドとで形成された開口部に向かって斜め方向から挿入されるため、この挿入方向に突出がなければディスク3の下面に傷などを生じさせることなくディスク3の挿入を行うことができる。
すなわち、下ディスクガイドと上ディスクガイドとにより開口部が形成され、下ディスクガイドによって開口部が装置本体12の上面12-1からある程度の高さに保持されるように構成してあれば、ディスク3とディスク装置10の内部部材との干渉は回避でき、挿入時の操作の改善を図ることができる。
したがって、上記要件を満たせば、例えば下ディスクガイド21の上面21-1は平面である必要もなく、また、V字部縁辺も曲線状として形成されていてもよい。また、下ディスクガイド31においても、主フレームの線部31dは上に凸あるいは下に凸であっても極端に大きな凹凸の形状でない限りよく、V字部の縁辺の線部31b,31cも曲線状に形成されていてもよい。さらに、薄板状に上ディスクガイドを形成してもよい。
また、奥ディスクガイド23は、1/4円弧状とし、第1の摺動ガイド15と第2の摺動ガイド16を、ディスクドライブ機構30の図4Aに示す両側に配するようにしたが、これに限らず、ディスクドライブ機構30のいずれかの側に配設し、奥ディスクガイド23を直線状の棒として両端に突起片を設けるようにしてもよいものである。
本発明のディスク装置は、上述例に限ることなく本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成をとり得ることは勿論である。例えば、上述例ではポータブル型のディスク装置に適用したが、その他据置型のディスク装置にも適用可能である。また、上述例では再生装置に適用したが、同様の蓋体を備えたディスク装置であれば記録装置にも適用可能である。
本発明の一実施の形態によるディスク装置の構成を示し、開状態での蓋体を透視して示した斜視図である。 本発明の一実施の形態によるディスク装置の構成を示し、開状態での側断面模式図である。 本発明の一実施の形態によるディスク装置の構成を説明するため蓋体と奥ディスクガイドを装置本体から外して示した説明斜視図である。 本発明の一実施の形態によるディスク装置の構成を示し、閉の状態での蓋体を透視して示した上面図である。 本発明の一実施の形態によるディスク装置のターンテーブルにおけるディスクの保持状態を示す断面図である。 本発明の一実施の形態によるディスク装置の上ディスクガイドの三面図を示し、Aは正面図、Bは側面図、Cは下面図である。 本発明の一実施の形態によるディスク装置の奥ディスクガイドの三面図を示し、Aは正面図、Bは側面図、Cは下面図である。 本発明の一実施の形態によるディスク装置の側断面模式図であり、Aは蓋体の開直後、Bはディスクの挿入始め、Cはディスクの挿入完了、Dはディスクが装着され蓋体閉の状態である。 本発明の一実施の形態によるディスク装置の、図2に示す矢視Eの方向から見たディスク装置の正面斜視図であり、Aは蓋体開直後、Bはディスクの挿入直後、Cはディスクの挿入完了の状態である。 本発明の他の実施の形態によるディスク装置の上ディスクガイドを示し、Aは正面図、Bは下面図、Cは左側面図であり、Dは斜視図である。 本発明の他の実施の形態によるディスク装置の下ディスクガイドの斜視図である。 従来のディスク装置の側方からの外観図である。 従来のディスク装置の斜め上方からの斜視図である。
符号の説明
3…ディスク、10…ディスク装置、11…蓋体、12装置本体、14a…ターンテーブル、15…第1の摺動ガイド、15a…ラッチ機構、16…第2の摺動ガイド、21…下ディスクガイド、22…上ディスクガイド、23…奥ディスクガイド、23e…隅部、X1,X2…交点

Claims (3)

  1. ディスク状記録媒体が回転自在に保持されるターンテーブルを備え、前記ターンテーブルに保持されたディスク状記録媒体を着脱するための蓋体が装置本体にヒンジを支点として開閉自在に取付けられたディスク装置において、
    前記蓋体の開動作に連動して、前記ターンテーブルに保持されたディスク状記録媒体を前記ターンテーブルから外して偏心した位置に移動させるガイド部材を備えた
    ことを特徴とするディスク装置。
  2. 請求項1に記載のディスク装置において、
    前記ガイド部材として、
    前記ディスク状記録媒体を前記装置本体と前記蓋体との間で挟持する第1及び第2のガイド部材と、
    前記第1及び第2のガイド部材で挟持された前記ディスク状記録媒体の外周を押し出す第3のガイド部材とを備えた
    ことを特徴とするディスク装置。
  3. 請求項2に記載のディスク装置において、
    前記第1,第2及び第3のガイド部材は、前記蓋体を閉じた状態のとき、前記ターンテーブルに保持された前記ディスク状記録媒体と接触しない位置に収納される
    ことを特徴とするディスク装置。
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