JP2005346777A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スポット径の調節と光結合効率の維持の両立を図った光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ディスクの開口絞りに、第1、第2の波長で開口が異なり、かつ前記第2の波長における前記光ディスクの径方向の開口が周方向の開口より小さいものを用いる。径方向での開口を小さくすることで径方向でのビームのスポット径を大きくし、トラックに垂直な方向での光ディスクのバラツキによるトラッキングエラー信号等の影響を低減する。また、径方向での開口を接線方向での開口より大きくすることで、開口の面積、ひいては光結合効率の低下を制限することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ディスク装置に関する。
光ディスク再生装置には、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の複数種別の光ディスク(光記録媒体)の再生を可能とするため、複数の波長の光を出射する光源を備えるものがある。
ここで、2つの発光点から異なる波長のレーザ光を出射する2波長半導体レーザを用いて異なる種類の光ディスクを記録、再生する技術が公開されている(特許文献1参照)。
特開2004−5802
2波長半導体レーザを用いた光ディスク装置でCDとDVDの双方を記録、再生しようとすると、CD用、DVD用それぞれのレーザ光がほぼ同一の光路をとり、コリメータレンズや対物レンズが共通となる。この結果、CD用、DVD用いずれの光学系でも光学倍率が実質的に等しくなる。
このため、CDとDVDの双方で性能を確保することが困難となる。例えば、DVDでの性能を落とさないように光学系を設計した場合、この光学系はCD用としては光学倍率が高くなりすぎることになる。即ち、CD上でのレーザ光のスポット径が小さくなり、分解能が高くなりすぎることから、光ディスクのバラツキに対する許容範囲が狭くなる。
このための対策として、CDとDVDとで開口絞りの開口を変え、CDでの開口数NAをDVDでの開口数NAよりも小さくすることが考えられる。このようにすると、CD上でのレーザ光のスポット径が大きくなり、光ディスクのバラツキに対する許容範囲を広げることができる。
しかしながら、開口数NAを小さくすることは光の損失が大きくなることを意味し、光結合効率の低下を招く。
上記に鑑み、本発明はスポット径の調節と光結合効率の維持の両立を図った光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る光ディスク装置は、第1のレーザ光を出射する第1の光源と、前記第1のレーザ光より波長の長い第2のレーザ光を出射する第2の光源と、前記第1、第2の光源から出射されたレーザ光を光ディスクに集光する対物レンズと、前記第1、第2の光源と、前記対物レンズとの間に配置され、前記第1、第2の波長で開口が異なり、かつ前記第2の波長における前記光ディスクの径方向の開口が周方向の開口より小さい開口絞りを具備することを特徴とする。
光ディスクの開口絞りに、第1、第2の波長で開口が異なり、かつ第2の波長において光ディスクの径方向の開口が周方向の開口より小さいものを用いる。径方向での開口を小さくすることで径方向でのビームのスポット径を大きくし、トラックに垂直な方向での光ディスクのバラツキによるトラッキングエラー信号等の影響を低減できる。また、径方向での開口を接線方向での開口より大きくすることで、開口の面積、ひいては光結合効率の低下を制限することができる。
本発明によればスポット径の調節と光結合効率の維持の両立を図った光ディスク装置を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置10を示す模式図である。
光ディスク再生装置10は、光ピックアップ20,光ピックアップ駆動部30を備え、規格の異なる複数の光ディスクD(DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)等)からの情報の読み出しを行う。
光ディスクDは、ディスクモータMによって回転される。光ディスクDのトラックに沿った情報の記録、再生を行うためである。
光ディスクDは、同心円状または螺旋状のトラックを有し、このトラック上に情報の記録、再生が行われる。このとき、トラックに略直交する方向が光ディスクDの径方向Drであり、トラックの接線方向が光ディスクDの接線方向(タンジェンシャル方向、周方向)Dtである。
光ピックアップ20は、レーザダイオードLD、グレーティング21,ビームスプリッタBS、コリメータレンズL1、開口絞り22,対物レンズL2、アクチュエータ23,検出レンズL3、フォトダイオードPDを有し、光ディスクDからの情報の読み出しを行う。
光ピックアップ駆動部30は,光ピックアップ20全体を移動(シーク等)するためのアクチュエータである。
レーザ光源たるレーザダイオードLDは、第1の波長(λ1)の第1のレーザ光、および第2の波長(λ2)の第2のレーザ光をそれぞれ出射する。即ち、レーザダイオードLDは2つの波長のレーザ光をそれぞれ出射する第1,第2の光源を合体したものと考えることができる。
なお、第1、第2の波長の例として、DVDの再生のための波長650nm、CDの再生のための波長780nmを挙げることができる。
グレーティング21は,入射する第1、第2のレーザ光を回折する回折格子である。グレーティング21によって第1、第2のレーザ光それぞれを回折して、メインビーム(0次回折光)と2つのサブビーム(±1次回折光)に分割し、トラッキングエラー信号(差動プッシュプル信号:DPP信号)の生成に利用できる。
ビームスプリッタBSは、所定の偏光方向の光を通過し、この偏光方向と直交する偏光方向の光を反射する偏光素子であり、レーザダイオードLDから入射する第1、第2のレーザ光を透過し、光ディスクDで反射された第1、第2のレーザ光を反射するように設定されている。
コリメータレンズL1は、ビームスプリッタBSから出射された第1、第2のレーザ光を平行光に変換し、光ディスクDから反射された第1、第2のレーザ光を収束光に変換する光学素子である。
開口絞り22は、第1、第2のレーザ光のビームを絞るための光学素子である。なお、この詳細は後述する。
対物レンズL2は、第1、第2のレーザ光を光ディスクDに集光し、光ディスクDから反射されたレーザ光を平行光に変換するための光学素子である。
アクチュエータ22は、対物レンズL2を前後方向および光ディスクDの径方向に移動させ、第1、第2のレーザ光の焦点合わせ(フォーカシング)、スポット位置の調節(トラッキング)を行う。
検出レンズL3は、第1、第2のレーザ光をフォトダイオードPDに集光するための光学素子である。
受光素子たるフォトダイオードPDは、光ディスクDで反射された第1、第2のレーザ光を検出し、光ディスクDからの情報の読み出しを行うための素子である。
フォトダイオードPDは、レーザ光がグレーティング21によってメインビームと2つのサブビームに分割されていることに対応して、これら3つのビームそれぞれを独立に検出できるように検出領域が区分されている。3つのビームそれぞれを検出し、演算することで、差動プッシュプル法(DPP法)によるトラッキングエラー信号(差動プッシュプル信号:DPP信号)の生成がなされる。
(光ピックアップ20の動作)
光ピックアップ20の動作を説明する。ここで、第1、第2のレーザ光は、光ディスクDの種別等に応じてそのどちらか一方のみが出射されるのが通例であるが、判り易さのために第1、第2のレーザ光を対比して説明する。
(1)レーザダイオードLDから出射された第1、第2のレーザ光は、グレーティング21によって3つのビームに分割される。
3つのビームは、ビームスプリッタBSを透過し、コリメータレンズL1に入射して、平行光に変換される。
(2)その後、第1、第2のレーザ光は、開口絞り22を通過し、対物レンズL2に入射し、光ディスクD上に集光される。例えば、第1のレーザ光はDVDに第2のレーザ光はCDに集光される。ここで、開口絞り22によって光ディスクD上に形成されるビームスポットの形状、スポット径が調節される。
(3)光ディスクDで反射された第1、第2のレーザ光は対物レンズL2、コリメータレンズL1を経て、ビームスプリッタBSを透過する。
(4)ビームスプリッタBSを透過した第1、第2のレーザ光は、検出レンズL3を経て、フォトダイオードPDに入射する。フォトダイオードPDから3つのビームに対応する信号が出力され、この3つの出力を演算することでDPP信号が生成され、光ピックアップ20のトラッキング制御を行える。
(開口絞り22の詳細)
図2(A),(B)は、第1、第2の波長それぞれに対する開口絞り22の開口の形状を表す模式図である。開口絞り22は、第1、第2の波長それぞれで開口数のみならず、開口の形状も異なっている。
図2(A)で判るように、第1の波長での開口絞り22の開口は、円形である。即ち、光ディスクDの径方向Dr,接線方向Dtのいずれにおいても等しい開口数NA1(NA:Numerical Aperture)を有する。
これに対して、第2の波長での開口絞り22の開口は、光ディスクDの接線方向Dtでは円形であるが、径方向Drでは径方向Drに直交する直線状となり、開口が制限されている。即ち、光ディスクDの径方向Drでの開口数NA2rが、接線方向Dtでの開口数NA2rより小さくなっている。
このように径方向Drでの開口数NA2rを接線方向Dtでの開口数NA2rより小さくしたのは、次のような理由からである。
(1)光結合効率、即ち、レーザダイオードLDから出射されたレーザ光の利用効率を大きくするには開口数NAが大きい方が好ましい。
(2)光ディスクDのバラツキ(記録されるピットの大きさのバラツキ、光ディスクDの反り、装着時の機械的ズレ)に対する許容範囲を広げるには、ビームスポットの大きさをある程度大きくすることが好ましい。ビームスポットの大きさをある程度大きくすることで、ピットの大きさのバラツキがトラッキングエラー信号に与える影響が小さくなるからである。ビームスポットの大きさを大きくすることは開口数NAを小さくすることを意味する。
この(1)、(2)の条件は一見両立しないように見える。しかしながら、開口絞り22の開口数を径方向Drと接線方向Dtとで変えることを考えると両立しうるのである。
(3)光結合効率を確保するには、必ずしも円開口でなくとも開口の面積が確保されれば良い。
(4)トラッキングエラーへの開口の影響を考えると、トラックに垂直な方向、即ち、径方向Drでスポット径の大きさが確保されれば良く。これは、径方向Drでの開口数NArが小さいことを意味する。
(5)トラック上からの情報の読み取りを考えると、トラックに沿った方向、即ち、接線方向Dtでスポット径の大きさが小さい方が好ましく。これは接線方向Dtでの開口数NAtが大きいことを意味する。
以上のように、(3)〜(5)を考慮すると、径方向Drでの開口数NA2rを接線方向Dtでの開口数NA2rより小さくすることで、光結合効率をそれほど落とさずに、光ディスクDのバラツキに対する許容範囲を確保できることが判る。
本実施形態では、第2の波長での開口の形状を径方向Drで直線状、接線方向Dtで円形状としている(以下、この形状を「Iカット」と称する)。径方向Drでの開口数NA2rを接線方向Dtでの開口数NA2rより小さくする形状には、このIカット以外にも、例えば、楕円開口が考えられる。
Iカット開口、楕円開口は、いずれも(3)〜(5)の条件の下、開口絞り22の開口の形状として利用することが可能である。
但し、Iカット開口は楕円開口と比較すると、レーザ強度分布との整合性、即ち、レーザ光のビーム中心と開口の中心との位置合わせが容易である点に優れる利点がある。
開口絞り22の開口の形状を第1、第2の波長で変化させるのは、機械的な機構を用いて行うことができる。例えば、開口絞りを2つ用意しておき、レーザダイオードLDから出射されるレーザ光の波長の切替に対応して開口絞りを交換することで行える。
この他に、光学的な手法を用いて開口絞り22の開口の形状を変化させることができる。
図3は、開口絞り22の構成例を表す模式図である。
開口絞り22は、第1の部材221,第2の部材222から構成され、Iカット形状の開口223を有する。
第1の部材は、第1、第2の波長のいずれでも透光性を有しない光学部材であり、開口223および第2の部材222との境界が円形状となっている。これに対して、第2の部材222は、第1の波長では透光性を有し、第2の波長では透光性を有しない光学部材であり、開口223がそのまま開口となる。
第2の部材222は、第2の波長の光を吸収または反射することでその通過を阻止することができる。例えば、第2の部材222に第1の波長の光を通過し、第2の波長の光を吸収する波長選択性のフィルタを用いることができる。また、第2の部材222に第1の波長の光を通過し、第2の波長の光を回折するホログラムを用いることができる。
第1の波長のレーザ光は、第1の部材221を通過しないが第2の部材222を通過することから、第1の波長から見た開口は開口223および第2の部材222との境界の双方を含む円形となる。第2の波長のレーザ光は、第1の部材221、第2の部材222の双方を通過しないことから、第2の波長から見た開口は開口223の形状そのもののIカット形状となる。
図4は、開口絞り22の効果をシミュレーションで確認したものであり、ビームスポットの光の強度分布を等高線(正確には等強度線)で表している。図4の横方向が径方向Drで、縦方向が接線方向Dtである。
ここで、図4(A),(B),(C)それぞれは以下のような条件である。
(A)開口の形状:円形、光学系の倍率:4.0倍、開口数NA(A):0.50
(B)開口の形状:円形、光学系の倍率:6.9倍、開口数NA(B):0.51
(C)開口の形状:Iカット、光学系の倍率:6.9倍、接線方向Dtでの開口数NAr(C):0.51、径方向Drでの開口数NAr(C):0.45
シミュレーションの結果での接線方向でのビームスポット径(直径)Lt、径方向でのビームスポット径(直径)Lr、およびその差(Lr−Lt)は以下のとおりである。
(A)Lt(A):1309nm,Lr(A):1465nm,(Lr−Lt)(A):156nm
(B)Lt(B):1281nm,Lr(B):1329nm,(Lr−Lt)(B): 48nm
(C)Lt(C):1281nm,Lr(C):1389nm,(Lr−Lt)(C):108nm
条件(A)は通常のCDに対応する設計であり、光学系の倍率が小さいことから条件(B),(C)のものよりスポット径Lr、Ltが大きくなっている。
また、レーザダイオードLDからの出射光の強度分布を反映して、径方向でのスポット径Lrが接線方向でのスポット径Ltよりも大きくなっている。レーザダイオードLDが端面発光であることから、レーザダイオードLDから出射されるレーザ光のビームの断面は円形ではなく、むしろ楕円形のような細長い形状をしている。この楕円の長軸を光ディスクDの径方向Drと対応させていることから、径方向でのスポット径Lrが接線方向でのスポット径Ltよりも大きくなっている。
条件(B)は通常のDVDに対応する設計であり、光学系の倍率が条件(A)より大きいことから条件(A)の場合よりもスポット径Lt、Lrが小さくなっている。
また、条件(A)と同様に、レーザダイオードLDからの出射光の強度分布を反映して、径方向でのスポット径Lrが接線方向でのスポット径Ltよりも大きくなっている。
但し、その影響は光学倍率が大きいこと(結果として、回折の影響が大きくなる)等の関係で、条件(A)に比べて限定されている。
条件(C)は通常のDVDと共通する光学系でのCDの記録再生を考慮した設計である。このため、条件(B)と光学系の倍率が同一となるようにしている。
光学系の倍率と接線方向Dtでの開口数NAtの双方が条件(B)と同一であることを反映して、接線方向でのスポット径Ltが条件(B)の場合と同一になっている。
これに対して、径方向Drでの開口数が条件(B)の場合よりも小さいことを反映して、径方向でのスポット径Lrが条件(B)の場合よりも拡大されている。
以上のように、条件(B)、(C)を比較すると、DVDとCDとで同一の光学系として(光学倍率がほぼ同一)、CDにおいて径方向での開口数を接線方向での開口数よりも小さくすることで、径方向でのスポット径Lrを拡大できることが判る。このとき、接線方向での開口数が保持されていることから、径方向、接線方向の双方で開口数を小さくした場合に比べて、光結合効率(光の利用効率)の低下は限定的なものとなる
図5は、Iカット開口、円開口の開口絞り22を用いて、CDを再生した場合のCD(光ディスクD)の傾き(スキュー)とジッタの対応関係を表すグラフである。
グラフの横軸がCDの傾き(単位:分)を、縦軸がジッタの相対値(CDに傾きがない場合とのジッタの差)を表す。実線のグラフがIカット開口であり、破線が円開口である。
図5ではIカット開口と円開口それぞれで3つのラインが表されている。これはIカット開口と円開口それぞれで3つずつの開口絞り22のサンプルを作成し、実験を行ったことによる。
本図から、Iカット開口の方がCDの傾きに対してジッタの変化量が抑制されていることが判る。
また、CDに傾きがない場合でのジッタの大きさでは、Iカットの場合は円形の場合と劣らない結果が得られた。
以上の結果は次のように説明することができる。
CDに傾きがない場合には、接線方向Dtでのスポット径LtをIカット開口、円開口で同一としたことに対応して、ジッタ量もIカット開口、円開口でほぼ同一となる。
CDに傾きがある場合には、Iカット開口での径方向Drでのスポット径Lrが円開口での径方向スポット径Lrより大きいことに起因して、Iカット開口でのジッタの変化量が円開口でのジッタの変化量より小さくなっている。これは、径方向スポット径Lrが大きいと、フォトダイオードPDによる信号生成をより安定して行える(マージンが広がる)ことによる。径方向スポット径Lrが大きいと、開口絞り22を通過する光ディスクDからの反射光中に含まれる信号成分が大きくなるからである。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張、変更可能であり、拡張、変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係る光ディスク再生装置10を示す模式図である。 開口絞りの開口の形状を表す模式図である。 開口絞りの構成例を表す模式図である。 ビームスポットの光の強度分布を等高線(正確には等強度線)で表した図である。 光ディスクDの傾きとジッタの対応関係を表すグラフである。
符号の説明
10…光ディスク再生装置、M…ディスクモータ、20…光ピックアップ、LD…レーザダイオード、BS…ビームスプリッタ、L1…コリメータレンズ、L2…対物レンズ、L3…検出レンズ、PD…フォトダイオード、21…グレーティング、22…アクチュエータ、22…開口絞り、221…第1の部材、222…第2の部材、223…開口、23…アクチュエータ、30…光ピックアップ駆動部

Claims (2)

  1. 第1のレーザ光を出射する第1の光源と、
    前記第1のレーザ光より波長の長い第2のレーザ光を出射する第2の光源と、
    前記第1、第2の光源から出射されたレーザ光を光ディスクに集光する対物レンズと、
    前記第1、第2の光源と、前記対物レンズとの間に配置され、前記第1、第2の波長で開口が異なり、かつ前記第2の波長において前記光ディスクの径方向の開口が周方向の開口より小さい開口絞り
    を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記第2の波長における開口絞りの開口の形状が前記光ディスクの径方向で直線形状であり、前記周方向で円形状である
    ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
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