JP3048464B2 - 光学式情報記録媒体およびその再生装置 - Google Patents

光学式情報記録媒体およびその再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式情報記録媒体と
その再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式情報記録媒体(以下、「光ディス
ク」という)の記録情報を読み出すには、光ピックアッ
プと呼ばれる光学系を用いており、対物レンズによって
レーザー光をスポット状に絞り込んで光ディスク上に照
射し、ピットと呼ばれる光ディスクのへこみで強度変調
を受けて反射されてくる反射光を再び対物レンズによっ
て集め、この反射光の光強度を光検出器で光電変換する
ことにより行なっている。
【0003】図12に従来の光ディスク再生装置の光ピ
ックアップの構成を、また、図13に復調回路の構成を
それぞれ示す。図12において、51は光源となる半導
体レーザー、52はハーフミラー、53は対物レンズ、
54は光検出器、55は光ディスクである。また、図1
3において、61は光検出器54の出力信号をパルス列
信号に変換するリミッタ回路、62は各パルスのパルス
幅を計測するパルス幅検出器、63は定められた処理手
順に従って元のディジタルデータを復調するデータ復調
器である。
【0004】光ディスク55に記録される各ピットの長
さは、図11に例示するように、基準クロックの単位周
期(以下「基準クロック単位」という)をTとすると
き、その整数倍となるように選ばれており、光ピックア
ップの光検出器54から出力された信号はリミッタ回路
61で振幅の中心レベルでスライスされ、パルス列信号
に変換される。そして、このパルス列信号はパルス幅検
出器62で各パルスのパルス幅を検出され、データタ復
調器63でそのパルス幅が基準クロック単位Tの何倍に
相当するものであるかを調べることにより元のデータが
復調される。
【0005】従来の光ピックアップの対物レンズ53は
円形開口とされている。このような円形開口を採用した
光ピックアップの空間周波数伝達特性(Modulation Tra
nsfer Function、以下「MTF特性」という)は、図1
4に示すようなものとなる。従来の光ピックアップを用
いた場合、無収差の光学系の再生信号をg0 、実際の再
生信号をgとすると、i番目のスライス交点ui で光学
系の不完全さによる波形歪み Δg(ui )=g(ui )−g0 (ui ) (1) が発生する。
【0006】上記波形歪みΔg(ui )が発生すると、
信号波形には時間軸方向のずれ、すなわちジッタが発生
する。このジッタ量は ΔJ(ui )=−Δg(ui )/g0 ’(ui ) (2) で与えられる。ここに、g0 ' ( ui )はg0 のui
置における勾配である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、光ピ
ックアップの不完全さによる波形歪みによってジッタが
発生するが、このジッタ量は、前記(2)式から明らか
なように、勾配g0 ’に逆比例する。したがって、図1
4のようなMTF特性の光ピックアップを用い、その出
力信号のパルス幅を時間軸だけから判断するようにした
場合、勾配g0 ’があまり小さな値とならない低い空間
周波数領域までしか信号を入れることができず、さら
に、記録システムとしては、このようなジッタが発生し
ても復調された信号に読み誤りが発生することのないよ
うに、パルス幅の量子化ステップを与える基準クロック
単位TをT>2ΔJにとってやる必要があった。
【0008】前記のように空間周波数が制限を受ける
と、制限以下の空間周波数領域で入れられるビット長の
種類が制限されるとともに、基準クロック単位Tも小さ
くできないので、高密度記録が困難であるという問題が
生じる。例えば、コンパクトディスクとして知られてい
るCDシステムの場合、使用できる空間周波数は、空間
周波数伝達特性のカットオフ周波数の約1/2以下の周
波数領域であり、最短ピット長3Tから最大ピット長1
1Tまでの9種類のピットしか用いることができないも
のとなっている。
【0009】本発明は前記事情に基づきなされたもの
で、その目的とするところは、従来の光ディスクよりも
多種類のピットを用いて高密度に記録しまた再生するこ
とのできる光学式情報記録媒体とその再生装置を提供す
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の光学式情報記録媒体は、再生系のMTF特
性のカットオフ周波数以下の全周波数帯域をその帯域特
性に対応して複数の帯域に分割し、該分割した各帯域毎
にそれぞれ複数の空間周波数を割り当てることにより得
られる複数のピット長を用いて情報を記録したことを特
徴とするものである。
【0011】また、本発明の光学式情報記録媒体再生装
置は、前記光学式情報記録媒体を再生するための光学式
情報記録媒体再生装置であって、光学式記録媒体から記
録情報を読みだす光ピックアップと、該光ピックアップ
から出力される再生信号のパルス幅と振幅値とから元の
データを復調する信号復調手段とを備え、前記光ピック
アップは、特定の周波数位置において1つまたは複数の
ピークを持つようなMTF特性とされていることを特徴
とするものである。
【0012】
【作用】本発明の光学式情報記録媒体は、再生系のMT
F特性のカットオフ周波数以下の全周波数帯域を利用し
て記録用のピット長を設定している。このため、極めて
多種類のピットを用いて情報を記録することができ、従
来の光ディスクに比べて高密度記録が可能となる。ま
た、本発明の光学式情報記録媒体再生装置は、光学式情
報記録媒体から読み出された信号をそのパルス幅と振幅
値の2つを用いて復調する。このため、時間軸のみから
ビット長を検出する従来の装置に比べてジッタに対する
許容度が高く、高密度記録された多種類のピット長を誤
りなく再生することができる。
【0013】
【実施例】図1に本発明になる再生装置の光ピックアッ
プの第1実施例を示す。図中、1は光源となる半導体レ
ーザー、2はコリメータレンズ、3は半導体レーザー1
の光を信号変調方向に制限する第1の開口絞り、4は光
ディスクへの入射光と光ディスクからの反射光を分離す
るハーフミラー、5は対物レンズ、6は情報を記録され
た光ディスク、7は光ディスクからの反射光の開口を制
限する第2の開口絞り、8は焦点検出のための非点収差
を与えるマルチレンズ、9は光検出器である。
【0014】図2に前記実施例における第1の開口絞り
3と第2の開口絞り7の開口パターンを示す。図2
(A)に示す第1の開口絞り3の開口パターンは矩形状
の1つのスリット10からなり、また、図2(B)に示
す第2の開口絞り7の開口パターンは矩形状の複数個の
スリット11からなる。なお、図2(A)中の符号13
で示す円は、半導体レーザー1からコリメータレンズ2
を通って送られてくるレーザー光の光束を表している。
【0015】ところで、光ピックアップのMTF特性は
その瞳の開口パターンによって変わることが知られてい
る。図1の第1の開口絞り3と第2の開口絞り7がとも
に同径の円形開口である場合には、そのMTF特性は図
14に示した従来のものと同じ特性となるが、第1の開
口絞り3の開口パターンを図2(A)のように単一のス
リット状とし、第2の開口絞り7の開口パターンを図2
(B)のように3個のスリット状にすると、光ビックア
ップ全体としてのMTF特性は図3に示すようなものと
なる。
【0016】なぜなら、図2(A)(B)のような開口
パターンにすると、或る特定の空間周波数によって回折
された光が特に効率よくスリット部分を通り抜け、光検
出器9へと導くからである。ここで、図3のMTF特性
におけるカットオフ周波数は、図1の光ピックアップの
実質的な開口数をNA、使用するレーザー光の波長をλ
とするとき、2NA/λで与えられる。
【0017】なお、図2において、開口絞り3,7の中
心部を開口部とするか、あるいは遮光部とするかによっ
て空間周波数が0の光(直流成分)が再生されるか否か
が決まる。本発明はどちらの場合でも適用可能である
が、以下においては、図2(A)(B)に示した中心部
を開口部とされた開口絞りを用いた場合について説明す
る。中心部を開口部とした場合のMTF特性は、前述し
た図3に示すものとなる。
【0018】本発明の光ディスクで用いるピットの長さ
は、MTF特性に対応して大まかにいくつかのグループ
に分類し、さらに、それぞれのグループ内においていく
つかに分別することにより設定される。例えば、図3の
MTF特性の場合を例にとると、図4に示すように、カ
ットオフ周波数2NA/λ以下の全帯域をMTF特性の
山と谷の位置を境界として〜の5つの帯域に分割
し、さらに、この分割した各帯域〜内でそれぞれ5
つの空間周波数を対応づけることにより、全部で25種
類のピット長を設定している。
【0019】なお、図4の例の場合、25種類のピット
は、再生時のレベル判定を簡単とするため、それぞれ5
つのレベルL1 〜L5 に対応する位置の空間周波数が採
用されている。この25種類のピットを用いて記録され
た光ディスク6の記録情報は、図1の光ピックアップを
用いて図3に示すMTF特性で読み出され、光検出器9
で光電変換された後、復調回路へ送られる。
【0020】図5に本発明になる再生装置の復調回路の
第1実施例を示す。図中、21は可変増幅器、22はロ
ーパスフィルタ(LPF)、23はリミッタ回路、24
はパルス幅検出器、25はパルス幅量子化回路、26は
ピークレベル検出器、27はレベル量子化器、28はデ
ータ復調器、29、誤差検出器、30はオートゲインコ
ントロール回路である。
【0021】光検出器9からの信号は、まず可変増幅器
21で増幅された後、ローパスフィルタ22でカットオ
フ周波数以上の雑音成分が除去される。ローパスフィル
タ22の出力は二つに分岐され、一つはリミッタ回路2
3へ、一つはピークレベル検出器26へ送られる。
【0022】リミッタ回路23へ送られた信号は、リミ
ッタ回路23においてレベル中心位置でスライスされ、
矩形波からなるパルス列信号に変換される。このパルス
列信号はパルス幅検出器24において各パルスのパルス
幅を検出され、量子化器25で量子化された後、データ
復調器28へ送られる。
【0023】一方、ピークレベル検出器26へ送られた
信号は、ピークレベル検出器26でピークレベルを検出
される。このとき、各記録ピットの空間周波数は、図4
に示したように、その強度が5つのレベルL1 〜L5
いずれかになるように設定されているので、次に、この
レベルをレベル量子化器27で量子化し、データ復調器
28へ送る。
【0024】データ復調器28は、前記パルス幅量子化
器25から送られてくるパルス幅の値と、前記レベル量
子化器27から送られてくる信号のピークレベルの値と
を用いて、そのピットが図4のMTF特性のどの帯域の
どのレベルに対応するピット長に対応するものであるか
を判断し、予め定めた処理手順に従って元のディジタル
データを復調する。
【0025】前記復調に際しては、パルス幅量子化器2
5から出力されるパルス幅によって当該パルスが図4の
MTF特性の〜のどの分割帯域に入っているかを判
定できれば、あとはレベル量子化器27から出力される
ピークレベル値を用いて当該帯域内のどの空間周波数に
該当するピットであるかを正確に判断することができ
る。
【0026】したがって、パルス幅量子化のための単位
ステップを与える基準クロックの周波数を従来の基準ク
ロックの周波数よりも低くとることができ、この結果、
許容可能なジッタの値もそれだけ大きくすることができ
る。なお、量子化器25における量子化は、空間周波数
の値によってその量子化ステップを変えるいわゆる非直
線量子化であっても構わない。
【0027】なお、光ディスクから読み出される信号の
レベル(振幅)は、再生系が持つ雑音や光ピックアップ
の不完全さによる波形歪みのために変動するが、前記ピ
ークレベルの検出においてこの影響が問題とならないよ
うに、各レベル間のレベル差を設定する必要がある。前
記実施例では、図4中に示すように、5つのレベルL 1
〜L5 を採用している。
【0028】また、図5の復調回路の場合、レベル量子
化器27でレベル量子化を行なう際に、実際の信号のレ
ベルが本来再生されるべき正しい信号レベルと比べてど
れくらいの平均誤差をもったものであるかを知ることが
できるので、これから誤差を最小とするように増幅レベ
ルを変えることが可能である。
【0029】したがって、図5中に示すように、誤差検
出器29とオートゲインコントロール回路30を付設
し、誤差検出器89で前記誤差の検出を行ない、その結
果を用いてオートゲインコントロール回路30で可変増
幅器21の増幅率を制御してやれば、図4のMTF特性
に沿った正確な復調処理を実現することができる。
【0030】前記制御をより簡単に行なうには、可変増
幅器21の出力の平均値を設定値と比較してやってもよ
い。また、可変増幅器21の増幅率を変化させるのでは
なく、光ピックアップの半導体レーザー1の発光強度を
変化させるようにしてもよい。
【0031】本発明の第2実施例を図6および図7に示
す。図6の光ピックアップは、第1実施例(図1)とほ
とんど同じ構成になるが、第1実施例における第2の開
口絞り7をなくし、この第2の開口絞り7の役割を光検
出器13の受光面形状に持たせるようにした点で異なっ
ている。
【0032】前記光検出器13の検出面形状を図7の復
調回路中に示した。光検出器13の検出面には、スリッ
ト状の5個の光検出素子141 〜145 が所定の間隔を
おいて配置されている。この光検出素子141 〜145
が、第1実施例の第2の開口絞り7に対応しているが、
各光検出素子から信号を独立に取り出せるようになって
いる点で第1実施例のものと異なっている。この光検出
器13は、例えば非点収差による最小錯乱円位置のよう
に、遠視野像の位置に置かれている。
【0033】図7の復調回路は、同一回路構成になる3
つのレベル検出回路331 〜333が設けられており、
各レベル検出回路は、それぞれ、ローパスフィルタ(L
PF)34、ピークレベル検出器35、レベル量子化器
36から構成されている。
【0034】第1のレベル検出回路331 には、光検出
素子143 の出力信号が入力されている。第2のレベル
検出回路332 には、光検出素子142 と144 の出力
信号が加算器37で加算されて入力されている。また、
第3のレベル検出回路333には、光検出素子141
145 の出力信号が加算器38で加算されて入力されて
いる。
【0035】なお、この第2実施例の場合は、各レベル
検出回路331 〜333 に入力される信号の空間周波数
帯域は、光検出器13の光検出素子141 〜145 の位
置によって自動的に決まるので、第1実施例における帯
域判別のためのリミッタ回路23,パルス幅検出回路2
4およびパルス幅量子化回路25は不要となる。
【0036】空間周波数帯域に対応したいずれかのレベ
ル検出回路331 〜333 に入力した信号は、ローパス
フィルタ34でカットオフ周波数以上の雑音成分を除去
された後、ピークレベル検出器35によってそのピーク
値が検出され、レベル量子化器36で量子化された後、
データ復調器39へ出力される。
【0037】データ復調器39は、3つのレベル検出回
路331 〜333 のいずれから信号が入力したかによっ
ていずれの周波数帯域であるかを判定するとともに、そ
のピーク値によってその周波数帯域内のどの空間周波数
に該当するピット長であるかを判断し、予め定めた処理
手順に従って元のディジタルデータを復調する。
【0038】なお、この第2実施例の場合も、図5中に
示した誤差検出器29,オートゲインコントロール回路
30からなる増幅率制御手段を付加することができる。
また、第2実施例では、光検出器13の各光検出素子1
1 〜145 の間の中間部を光を検出しない遮光部分と
しているが、この部分も光検出部とすれば、図8に示す
ようなMTF特性とすることができる。この図8のMT
F特性の場合も、前記と同様にして本発明を適用できる
ことは勿論である。
【0039】以上説明した実施例では、図4に示したよ
うに、MTF特性のレベルをL1 〜L5 の5つに分割し
た場合について述べたが、本発明はこのレベル数が2つ
以上であれば適用可能である。また、開口絞りの開口パ
ターンは、図2に示したような矩形に限らず、円形、楕
円形など用いても構成することができる。この場合のM
TF特性は、図3に示した三角波形状ではなく、正弦波
に近い形状となる。
【0040】また、第2実施例において、第2の開口絞
りを兼ねた光検出器13の検出面形状の最も簡単な形と
しては、図9に示す2分割のものとすることができる。
図9中、141 ,142 は2分割された光検出素子、1
5は光ディスクからの反射光の光束である。この2つの
光検出素子141 ,142 の出力の差分を取ると、その
MTF特性は、図10に示すようにカットオフ周波数の
約1/2の位置でピークを示す山形となることが知られ
ている。したがって、この図10のMTF特性を用いて
本発明を実現するには、中央のピーク位置を境界とし
て、カットオフ周波数以下の全帯域を2つの帯域に分
け、それぞれの帯域内において各レベルに対応する空間
周波数を設定すればよい。
【0041】また、本発明の再生装置に用いる復調回路
の構成は、前述した図5および図7のものに限定される
ものではなく、例えば、最初に、光検出器から送られて
くる信号をすべてディジタル信号に変換してから、すべ
ての処理をディジタル処理によって行なうなど、様々な
構成が可能である。本発明は、光ディスクに記録された
ピット信号を再生系のMTF特性に基づいて復調するも
のであれば、回路構成の如何にかかわらず適用できるも
のである。
【0042】さらに、前記実施例では、光ピックアップ
として、光源から射出されたレーザー光を一度平行光に
直し、これを対物レンズで絞り込むようにした、いわゆ
る無限大倍率光学系を構成し、この光学系の平行光束部
分に開口絞りを配置するようにしたが、開口絞りを配置
する位置はレンズの集光点以外であればどこであっても
よい。また、収束する光束位置に開口絞りを配置すれ
ば、光源から射出されたレーザー光を平行光としないで
そのまま用いる、いわゆる有限系の光学系を構成するこ
とも可能である。また、レーザー光源やハーフミラーな
どの配置や形状などに関しても様々な変更が可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明の光学式情報記録媒体によるときは、再生系のM
TF特性のカットオフ周波数以下の全帯域を利用してピ
ット長を設定しているので、極めて多種類のピットを用
いて情報を記録することができ、従来の光ディスクに比
べて高密度記録が可能となる。
【0044】また、本発明の光学式情報記録媒体再生装
置によるときは、前記光学式情報記録媒体から読み出さ
れた信号をそのパルス幅と振幅値の2つを用いて復調す
るので、時間軸だけからビット長を検出する従来の装置
に比べてジッタに対する許容度が高く、高密度記録され
た多種類のピットを誤りなく再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる再生装置の光ピックアップの第1
実施例を示す図である。
【図2】第1実施例の開口パターンを示す図である。
【図3】第1実施例のMTF特性を示す図である
【図4】第1実施例の空間周波数の割り当て例を示す図
である。
【図5】本発明になる再生装置の復調回路の第1実施例
を示す図である。
【図6】本発明になる再生装置の光ピックアップの第2
実施例を示す図である。
【図7】本発明になる再生装置の復調回路の第2実施例
を示す図である。
【図8】光検出器の検出面形状を変えた場合のMTF特
性を示す図である。
【図9】2分割型の光検出器の例を示す図である。
【図10】2分割型光検出器を用いた場合のMTF特性
を示す図である。
【図11】従来の光ディスクの記録ピットの例を示す図
である。
【図12】従来の再生装置の光ピックアップの構成を示
す図である。
【図13】従来の再生装置の復調回路の構成を示す図で
ある。
【図14】従来の光ピックアップのMTF特性を示す図
である。
【符号の説明】
1 半導体レーザー 3 第1の開口絞り 5 対物レンズ 6 光ディスク 7 第2の開口絞り 9 光検出器 10 スリット 11 スリット 13 光検出器 141 〜145 光検出素子 23 リミッタ回路 24 パルス幅検出器 26 ピークレベル検出器 28 データ復調器 331 〜333 レベル検出回路 35 ピークレベル検出器 38 加算器 39 加算器 39 データ復調器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生系の空間周波数伝達特性のカットオ
    フ周波数以下の全周波数帯域をその帯域特性に対応して
    複数の帯域に分割し、該分割した各帯域毎にそれぞれ複
    数の空間周波数を割り当てることにより得られる複数の
    ピット長を用いて情報を記録したことを特徴とする光学
    式情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光学式情報記録媒体を再
    生するための光学式情報記録媒体再生装置であって、 光学式記録媒体から記録情報を読みだす光ピックアップ
    と、 該光ピックアップから出力される再生信号のパルス幅と
    振幅値とから元のデータを復調する信号復調手段とを備
    え、 前記光ピックアップは、特定の周波数位置において1つ
    または複数のピークを持つような空間周波数伝達特性と
    されていることを特徴とする光学式情報記録媒体再生装
    置。
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