JP2005346218A - データバックアップ装置 - Google Patents

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恭之 近田
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Abstract

【課題】 オペレータの操作性を低下させることなく、自動的にデータのバックアップを実行する。
【解決手段】 格納場所10内のデータを格納場所20内に複製する複製処理を、所定のタイミングで、コンピュータ30に実行させることによりデータのバックアップを行う。中断推測部40は、コンピュータ30の状態が、操作入力が所定時間途絶える、あるいは、CPU負荷や通信負荷が所定レベル以下になる、などの推測条件Cに合致した場合、オペレータMによる作業が中断したとの推測を行う。バックアップ制御部50は、この中断推測が行われたときに、コンピュータ30に対してバックアップ処理の実行を指示する。コンピュータ30の状態が、推測条件Cに合致しなくなった場合、中断推測部40は、オペレータMによる作業が再開したとの推測を行う。バックアップ制御部50は、この再開推測が行われたときに、バックアップ処理の中止を指示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データバックアップ装置に関し、特に、オペレータの作業対象となるコンピュータについて、自動的にデータのバックアップ処理を実行するデータバックアップ装置に関する。
コンピュータを利用するにあたって、データのバックアップ作業は非常に重要な事項である。特に、業務用コンピュータを利用する上では、定期的にデータをバックアップする作業が不可欠になる。バックアップ用データを格納するデータ記録媒体としては、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなど、様々なものが利用されているが、バックアップの基本原理は、同一の情報を複数の記録媒体に格納しておくことにある。したがって、バックアップ作業の本質は、バックアップ対象となるデータを、1つの格納場所から別な格納場所に複製する複製処理に他ならない。
通常、コンピュータのOSプログラムには、所望のファイルを複製するためのコピーコマンドが含まれており、オペレータは、このコピーコマンドを実行させることにより、随時、任意のファイルに対するバックアップ作業を行うことができる。また、アプリケーションプログラムによっては、ボタン1つでバックアップ作業を実行する機能を備えるものもある。
しかしながら、重要なバックアップ作業を、逐次、オペレータの指示に委ねることは、実用上、好ましくない。オペレータにとって、バックアップ対象となるデータを確認し、当該データについてのバックアップ操作を行う作業は、きわめて煩雑な作業であり、失念する可能性も少なくない。このため、バックアップ作業を自動的に実行するデータバックアップ装置が普及している。一般的な自動データバックアップ装置は、コンピュータに、専用のバックアップ用アプリケーションプログラムを組み込むことにより構築され、予め設定した所定のスケジュールに基づいて、予め設定した所定のデータに対するバックアップ処理を自動的に実行する機能を有している。たとえば、下記の特許文献1,2には、スケジューリング機能を備えた自動データバックアップ装置が開示されている。
特開2001−249851号公報 特開2003−263354号公報
上述したように、一般的な自動データバックアップ装置は、たとえば、毎晩深夜12時とか、コンピュータのシステムを終了する直前とか、予め設定したスケジュールに従って、所定の対象データについてのバックアップ処理を自動的に実行する機能を有している。したがって、オペレータは、バックアップ作業に関しては何ら意識する必要はなく、データバックアップ装置に一任することができる。
しかしながら、このようなオペレータの意識と無関係に実行されるバックアップ処理は、コンピュータの操作性を低下させる要因になる。パソコンなどの一般的なコンピュータには、1つあるいはせいぜい2つ程度のCPUしか組み込まれていない。したがって、バックアップ実行中は、CPUにデータの複製処理を行うための大きな負荷がかかり、別な処理の実行速度にも遅延が生じることになる。
もちろん、自動データバックアップのスケジュールは、通常、深夜など、オペレータが作業していないと思われる時間帯に設定されることになるが、たまたまその時間帯にオペレータが作業中であった場合、自動バックアップ処理の開始により、オペレータの指示に対するコンピュータの応答が遅れがちになり、操作性が急激に低下することになる。しかも、このような操作性の低下は、オペレータが全く予期していない時に、突然、発生することになるため、オペレータに与える不快感はかなり大きい。
そこで本発明は、オペレータの操作性を低下させることなく、自動的にデータのバックアップを実行することが可能なデータバックアップ装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明の第1の態様は、第1の格納場所に格納されているデータを第2の格納場所に複製する複製処理を、所定のタイミングで、コンピュータに実行させることにより、データのバックアップを行うデータバックアップ装置において、
コンピュータに対するオペレータの作業が中断していることを、所定の推測条件に基づいて推測する中断推測部と、
この中断推測部によって中断推測が行われていることを条件として、コンピュータに、所定のバックアップ対象データに関する複製処理の実行指示を与えるバックアップ制御部と、
を設けるようにしたものである。
(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係るデータバックアップ装置において、
中断推測部が、所定の推測条件が満たされなくなったときに、オペレータの作業が再開したものと推測する機能を更に有し、
バックアップ制御部が、中断推測部による再開推測が行われたときに、実行中の複製処理を所定のタイミングで中止する中止指示を与える機能を更に有するようにしたものである。
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1または第2の態様に係るデータバックアップ装置において、
中断推測部が、コンピュータ用入力機器に対する操作入力を監視する機能を有し、所定時間にわたって入力機器に対する操作入力が無いことを推測条件として、中断推測を行うようにしたものである。
(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1または第2の態様に係るデータバックアップ装置において、
中断推測部が、コンピュータに組み込まれているスクリーンセーバープログラムの起動状態を監視する機能を有し、スクリーンセーバープログラムが起動中であること、もしくは、スクリーンセーバープログラムが起動中であり、かつ、起動してから所定時間経過していることを推測条件として、中断推測を行うようにしたものである。
(5) 本発明の第5の態様は、上述の第1または第2の態様に係るデータバックアップ装置において、
中断推測部が、コンピュータに組み込まれているCPUの負荷を監視する機能を有し、当該負荷が所定レベル以下であることを推測条件として、中断推測を行うようにしたものである。
(6) 本発明の第6の態様は、上述の第1または第2の態様に係るデータバックアップ装置において、
中断推測部が、コンピュータに接続されている通信回線上の通信負荷を監視する機能を有し、当該負荷が所定レベル以下であることを推測条件として、中断推測を行うようにしたものである。
(7) 本発明の第7の態様は、上述の第1または第2の態様に係るデータバックアップ装置において、
中断推測部が、コンピュータ用入力機器に対する操作入力を監視する機能と、コンピュータに対して与えられるプリント命令を監視する機能とを有し、プリント命令が与えられた時点から所定時間が経過しており、かつ、入力機器に対する操作入力が無いことを推測条件として、中断推測を行うようにしたものである。
(8) 本発明の第8の態様は、上述の第1〜第7の態様に係るデータバックアップ装置において、
オペレータごとに設定された固有のパラメータを記録した情報記録媒体に記録されているパラメータを読み出し、これを中断推測部に伝達するパラメータ読出部を更に設け、
中断推測部が、パラメータに応じて定まる推測条件に基づいて中断推測を行うようにしたものである。
(9) 本発明の第9の態様は、第1の格納場所に格納されているデータを第2の格納場所に複製する複製処理を、コンピュータに実行させることにより、データのバックアップを行うデータバックアップ装置において、
コンピュータに組み込まれているCPUの負荷を監視するCPU負荷監視部と、
CPUの負荷が大きいときには、単位時間あたりのデータ転送量が小さくなり、負荷が小さいときには、単位時間あたりのデータ転送量が大きくなるように、コンピュータに、所定のバックアップ対象データに関する複製処理の実行指示を与えるバックアップ制御部と、
を設けるようにしたものである。
(10) 本発明の第10の態様は、第1の格納場所に格納されているデータを第2の格納場所に複製する複製処理を、コンピュータに実行させることにより、データのバックアップを行うデータバックアップ装置において、
コンピュータに接続されている通信回線上の通信負荷を監視する通信負荷監視部と、
通信負荷が大きいときには、単位時間あたりのデータ転送量が小さくなり、通信負荷が小さいときには、単位時間あたりのデータ転送量が大きくなるように、コンピュータに、所定のバックアップ対象データに関する複製処理の実行指示を与えるバックアップ制御部と、
を設けるようにしたものである。
(11) 本発明の第11の態様は、上述の第1〜第10の態様に係るデータバックアップ装置において、
バックアップ対象データを、ボリューム単位、フォルダ単位、ファイル単位、もしくはこれらの一部を構成するデータ単位で、予め設定する対象データ設定部を更に設け、
バックアップ制御部が、対象データ設定部に設定されているバックアップ対象データについて複製処理の実行指示を与えるようにしたものである。
(12) 本発明の第12の態様は、上述の第1〜第11の態様に係るデータバックアップ装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムを用意し、当該プログラムをコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録して配付できるようにしたものである。
本発明に係るデータバックアップ装置では、コンピュータに対するオペレータの作業状況を推測し、その推測結果に応じた態様でバックアップ処理が自動的に行われるため、オペレータの操作性を低下させることなく、自動的にデータのバックアップを実行することが可能になる。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。
<<< §1.第1の実施形態の基本構成および基本動作 >>>
本発明の第1の着眼点は、コンピュータに対するオペレータの作業が中断している時間帯に、バックアップ処理を自動的に実行する、という点にある。前述したように、従来の一般的な自動データバックアップ装置では、たとえば、深夜12時というように、予め定められた時間帯に自動的にバックアップ処理を実行する仕組となっているため、オペレータが作業中であるにもかかわらず、バックアップ処理が実行されてしまう可能性があり、操作性の低下を招いていた。ここで述べる第1の着眼点によれば、バックアップ処理は、オペレータの作業が中断している時間帯に行われるため、バックアップ処理により、操作性に影響が及ぶことはなくなる。
もっとも、コンピュータに対するオペレータの作業が進行中であるのか、中断しているのかを、厳密に判断することは非常に困難である。そこで、本発明では、予め所定の推測条件を設定しておき、この推測条件を満たす状況にあれば、オペレータの作業が中断しているものと推測し、バックアップ処理の実行を許可する、という形態をとっている。具体的な推測条件については、後に詳述する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデータバックアップ装置を組み込んだコンピュータシステムのブロック図である。このシステムは、図示のとおり、第1の格納場所10、第2の格納場所20、コンピュータ30、中断推測部40、バックアップ制御部50、対象データ設定部60なる各ブロックで示す構成要素から構成されている。
ここで、第1の格納場所10および第2の格納場所20は、いずれもコンピュータ30によってアクセス可能な記憶装置からなる構成要素である。図示の例では、第1の格納場所10は、2台の記憶装置V1,V2からなり、第2の格納場所20は、3台の記憶装置V3,V4,V5からなる。各記憶装置V1〜V5は、コンピュータ30によって、それぞれ独立したボリュームとして認識される記憶装置であり、この例では、いずれもハードディスクによって構成されている。もちろん、各記憶装置は、必ずしもハードディスクによって構成する必要はなく、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなど、様々な装置によって構成することができる。
なお、図示の例において、5台の記憶装置V1〜V5を、第1の格納場所10および第2の格納場所20に分けて示したのは、バックアップ処理の動作を明確にするための便宜である。すなわち、第1の格納場所10、第2の格納場所20、コンピュータ30からなるシステムは、バックアップ機能を備えた一般的なコンピュータシステムであり、第1の格納場所10は、コンピュータ30の主たる記憶場所として機能し、第2の格納場所20は、データのバックアップ用の記憶場所として機能する。結局、このコンピュータシステムにおけるデータのバックアップ処理とは、第1の格納場所10に格納されているデータを第2の格納場所20に複製する複製処理ということができる。
本発明に係るデータバックアップ装置は、このようなデータのバックアップ処理を自動的に実行するための装置であり、中断推測部40、バックアップ制御部50、対象データ設定部60の各構成要素から構成されている。要するに、このデータバックアップ装置は、第1の格納場所10に格納されているデータを第2の格納場所20に複製する複製処理を、所定のタイミングで、コンピュータ30に実行させることにより、データのバックアップを行う装置ということになる。
なお、本発明に係るデータバックアップ装置の実体は、ソフトウエアプログラムであり、図1に示す中断推測部40、バックアップ制御部50、対象データ設定部60なる構成要素は、実際には、ソフトウエアプログラムによって実現される構成要素ということになる。したがって、本発明に係るデータバックアップ装置は、一般的なコンピュータに、自動バックアップ処理用のアプリケーションプログラム(中断推測部40、バックアップ制御部50、対象データ設定部60として機能するプログラム)を組み込むことによって実現される装置である。このアプリケーションプログラムは、ネットワークを介して配付したり、CD−ROMなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録した状態で配付したりすることが可能であり、単体として経済価値を有する特許法上の物である。
結局、図1に示されているコンピュータシステム全体は、一般的なコンピュータに、自動バックアップ処理用のアプリケーションプログラムを組み込むことによって構成されるシステムである。たとえば、市販の汎用パソコンに、本発明に係る自動バックアップ処理用のアプリケーションプログラムをインストールすれば、当該汎用パソコンは、図1に示されているコンピュータシステムとして機能することになる。
このように、図1に1つのブロックとして示されているコンピュータ30は、一般的な意味での「コンピュータ」とは若干異なっている。通常、パソコンなどをさす「コンピュータ」という文言は、ハードディスクなどの記憶装置や、そこにインストールされているアプリケーションプログラムを含めたシステム全体を意味する言葉として用いられている。これに対して、図1に示されているコンピュータ30は、一般的な意味での「コンピュータ」から、バックアップに関与する記憶装置の部分(第1の格納場所10および第2の格納場所20の部分)と、自動バックアップ処理用アプリケーションプログラムの部分(中断推測部40、バックアップ制御部50、対象データ設定部60の部分)とを除外した部分を意味している。
なお、第1の格納場所10および第2の格納場所20は、必ずしもコンピュータ30に直接接続されている記憶装置によって構成する必要はなく、ネットワークを介して間接的に接続されている記憶装置によって構成してもかまわない。一般に、業務用のコンピュータシステムでは、ネットワークを介したバックアップ形態が採られることが少なくない。このようなバックアップ形態では、第1の格納場所10は、コンピュータ30に直接接続された記憶装置(コンピュータの筐体に内蔵されている記憶装置や、USBなどのバスを利用して外付けされている記憶装置など)によって構成され、第2の格納場所20は、ネットワークを介してアクセス可能な別なコンピュータに接続された記憶装置によって構成されるのが一般的である。
続いて、本発明に係るデータバックアップ装置を構成する中断推測部40、バックアップ制御部50、対象データ設定部60の機能を順に説明する。
まず、中断推測部40は、コンピュータ30に対するオペレータMの作業が中断していることを、所定の推測条件Cに基づいて推測する機能を有する。本願において、「中断推測部40によって中断推測が行われている状態」とは、中断推測部40がコンピュータ30の動作を監視した結果、所定の推測条件Cが満足されていると判断できる状態を意味し、オペレータMがコンピュータ30に対する作業を中断しているであろう、と判断できる状態を意味する。具体的に、どのような推測条件Cを用意しておき、どのような方法で中断推測を行うか、という手法については、§2で述べることにする。
一方、バックアップ制御部50は、この中断推測部40によって中断推測が行われていることを条件として、コンピュータ30に、所定のバックアップ対象データに関する複製処理の実行指示を与える機能を有する。要するに、バックアップ制御部50は、コンピュータ30がバックアップ処理を実行すべきタイミングを指示する役割を果たす。
中断推測部40によって中断推測が行われていることは、バックアップ制御部50から複製処理の実行指示が出されるための必要条件であるが、必ずしも十分条件である必要はない。別言すれば、バックアップ制御部50は、中断推測部40が中断推測を行わない限り、コンピュータ30に対して複製処理の実行指示を出すことはないが、逆に、中断推測部40が中断推測を行ったとしても、必ずしも複製処理の実行指示を出すわけではない。具体的には、バックアップ制御部50内にも、実行指示を出すための何らかの条件設定をしておき(たとえば、毎正時になったら実行指示を出すとか、バックアップ対象データの内容が更新されていれば実行指示を出すとか、任意の条件設定を行うことができる)、当該条件が満足され、かつ、中断推測部40が中断推測をしている場合に、実行指示を出すような仕組にしておけばよい。
対象データ設定部60は、バックアップ対象を予め設定するための構成要素である。図示の例の場合、バックアップ対象となるデータは、第1の格納場所10に格納されている所定のデータであり、バックアップ処理の実行により、当該バックアップ対象データが、第2の格納場所20へと複製されることになる。対象データ設定部60は、このバックアップ対象データを、ボリューム単位、フォルダ単位、ファイル単位、もしくはこれらの一部を構成するデータ単位で、予め設定する機能を有している。バックアップ制御部50は、この対象データ設定部60に設定されているバックアップ対象データについて、複製処理の実行指示を与えることになる。
たとえば、図示の例の場合、記憶装置V2というボリューム単位でバックアップ対象を設定しておけば、当該ボリューム内のすべてのデータがバックアップ対象となり、バックアップ制御部50からの実行指示により、たとえば、第2の格納場所20内の記憶装置V3へそっくり複製されることになる。同様に、第1の格納場所10内の特定のフォルダや特定のファイルをバックアップ対象として設定しておけば、当該フォルダやファイル内のデータが第2の格納場所20へと複製されることになる。
なお、過去にバックアップ処理を行った特定のファイルに対して、内容を更新する処理が行われた場合、当該ファイル全体を再度複製してバックアップする代わりに、更新された一部のデータのみを複製するバックアップ処理(いわゆる差分バックアップ)を行うことも少なくない。本発明に係るデータバックアップ装置においても、もちろん、このような差分バックアップを行うことが可能である。このような差分バックアップの設定も、対象データ設定部60に設定しておけばよい。
ところで、中断推測部40は、上述した中断推測を行った後に、推測条件Cが満たされなくなったときには、オペレータMの作業が再開したものと推測する機能を有している。バックアップ制御部50は、中断推測部40による再開推測が行われたときには、実行中の複製処理を所定のタイミングで中止する中止指示を与える機能を有している。ここで、中断推測部40による再開推測が行われたときに、直ちに中止指示を与えるようにしてもかまわないが、実用上は、ファイル単位で中止指示を与えるようにするのが好ましい。すなわち、中断推測部40による再開推測が行われた場合であっても、その時点で複製処理が行われているファイルについては、そのまま複製処理が完了するまで処理を継続させ、それ以降に複製予定となっているファイルについては、複製処理を中止するようにすればよい。
このように、図1に示す実施形態では、バックアップ処理は、中断推測部40による中断推測が行われたときに限って実行されることになるので、推測が正しい限り、オペレータの作業中にバックアップ処理が実行されることはなくなり、オペレータの操作性を低下させる事態を防ぐことができる。
<<< §2.具体的な推測条件 >>>
前述したとおり、中断推測部40による中断推測とは、オペレータMがコンピュータ30に対する作業を中断しているであろう、という推測を意味しており、中断推測部40は、コンピュータ30の動作を監視した結果、所定の推測条件Cが満足されているか否かによって、この中断推測を行うことになる。そこで、ここでは、中断推測部40による中断推測の具体的な手法をいくつか述べることにする。
(1) 操作入力を監視する手法
図2は、操作入力を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。この実施例では、中断推測部40に、コンピュータ用入力機器31に対する操作入力を監視する機能をもたせておき、推測条件C1として、所定時間にわたってこのコンピュータ用入力機器31に対する操作入力が無い、という条件を設定しておく。コンピュータ用入力機器31としては、マウスやキーボードが用いられるのが一般的である。たとえば、10分間にわたってマウスもしくはキーボードに対する操作入力が無い、という推測条件C1を設定しておけば、オペレータMが最後にマウスもしくはキーボードを操作してから10分経過した時点で、当該推測条件C1が満足されたことになり、中断推測部40による中断推測が行われ、バックアップ制御部50へと伝えられる。
この操作入力を監視する手法は、本発明を実施する上で非常に汎用性の高い手法であり、また、実効性の高い手法である。オペレータMは、コンピュータ30に対する作業中は、所定の頻度でマウスやキーボードなどの入力機器31への操作入力を行うのが一般的である。したがって、たとえば、10分間にわたってマウスもしくはキーボードに対する操作入力が無い場合、オペレータMは、コンピュータ30に対する作業を中断している蓋然性が極めて高く、この時点でバックアップ処理を実施しても、オペレータMの操作性を損なう危険性は少ない。
もちろん、この手法によって中断推測が行われた後、再びオペレータMによって入力機器31に対する操作入力が再開された場合、推測条件C1が満足されなくなるので、中断推測部40による再開推測がバックアップ制御部50へと伝達されることになる。その結果、バックアップ処理が実行されていたとしても、所定のタイミングで中止指示が出されることになる。したがって、操作性が一時的に低下した状態になったとしても、やがて正常な状態に復帰することになる。
(2) スクリーンセーバープログラムの起動状態を監視する手法
図3は、スクリーンセーバープログラムの起動状態を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。この実施例では、中断推測部40に、コンピュータ30に組み込まれているスクリーンセーバープログラム32の起動状態を監視する機能をもたせておき、推測条件C2として、このスクリーンセーバープログラム32が起動中である、という条件を設定しておく。この推測条件C2は、上述した推測条件C1とほぼ等価な条件になる。現在市販されている一般的なパソコンのOSシステムには、スクリーンセーバープログラム32が組み込まれている。一般的なスクリーンセーバープログラム32は、オペレータからの操作入力が所定時間なかった場合に起動するように設定されており、スクリーンセーバープログラム32が起動した場合、オペレータが作業を中断している蓋然性が高く、スクリーンセーバープログラム32が起動中である、という推測条件C2は、中断推測を行う条件として非常に有用である。
なお、実用上は、スクリーンセーバープログラム32が起動中であり、かつ、起動してから所定時間経過している、という推測条件C3を用いる方が好ましい。これは、万一、スクリーンセーバープログラム32が起動し始めた時に、オペレータが作業中であった場合に対処できるようにするためである。たとえば、所定時間として1分間という時間設定をしておけば、スクリーンセーバープログラム32が起動し始めてから1分経過した後に中断推測が行われることになる。通常、オペレータは、作業中に急にスクリーンセーバープログラム32が起動し始めた場合、あわててマウスやキーボードを操作し、スクリーンセーバープログラム32の動作を解除する行動をとるであろう。上記推測条件C3を用いれば、そのような場合、誤った中断推測が行われることを防ぐことができる。
(3) CPUの負荷を監視する手法
図4は、CPUの負荷を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。この実施例では、中断推測部40に、コンピュータ30に組み込まれているCPU33の負荷を監視する機能をもたせておき、推測条件C4として、当該負荷が所定レベル以下である、という条件を設定しておく。CPU33の負荷は、オペレータから指示された処理を実行している最中は高くなり、処理を完了した後は低くなる。したがって、CPU33の負荷が所定レベル以下を維持している場合は、オペレータが作業を中断している状態であると推測することが可能である。逆に、負荷が所定レベルを越えた場合には、オペレータの作業が再開したと推測することが可能である。したがって、CPU33の負荷が所定レベル以下になったときにバックアップ処理を実行する、という手法は、極めて論理的な手法である。
なお、CPU33の負荷を評価する際には、所定期間内の平均値をとるようにするのが好ましい。これは、CPU33の負荷の値が比較的急激に変動する性質をもっているためである。実用上は、たとえば、3分間の負荷の平均値が所定レベル以下になったか否かを評価して中断推測を行う、といった手法を採るのが好ましい。
(4) 通信負荷を監視する手法
図5は、通信負荷を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。この実施例では、中断推測部40に、コンピュータ30内の通信部34に接続されている通信回線上の通信負荷を監視する機能をもたせておき、推測条件C5として、当該通信負荷が所定レベル以下である、という条件を設定しておく。通信負荷は、オペレータからの指示により、通信部34が外部と通信している最中は高くなり、通信を完了した後は低くなる。したがって、コンピュータ30が、専ら通信の用途に利用される装置であった場合(たとえば、Webブラウザを主たるアプリケーションプログラムとして利用するコンピュータの場合)、通信負荷が所定レベル以下を維持している場合は、オペレータが作業を中断している状態であると推測することが可能である。逆に、負荷が所定レベルを越えた場合には、オペレータの作業が再開したと推測することが可能である。したがって、通信負荷が所定レベル以下になったときにバックアップ処理を実行する、という手法は、極めて論理的な手法である。なお、ここでも通信負荷を評価する際には、所定期間内の平均値をとるようにするのが好ましい。
(5) プリント命令を監視する手法
図6は、プリント命令を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。この実施例では、中断推測部40に、コンピュータ用入力機器31に対する操作入力を監視する機能と、コンピュータ30に対して与えられるプリント命令を監視する機能とをもたせておき、推測条件C6として、プリント命令が与えられた時点から所定時間が経過しており、かつ、入力機器31に対する操作入力が無い、という条件を設定しておく。なお、図示のプリント命令実行部35は、コンピュータ30内のプリント命令実行機能を1つのブロックとして具現化して示したものであり、実際には、このプリント命令実行部35は、プリント処理を行うためのソフトウエアとして用意されている。
この手法は、オペレータMがコンピュータ30に対してプリント命令を与えた場合、プリンターによる印字が行われることになるので、オペレータMは、プリンターから出力された用紙を取りにゆくために、一時的にコンピュータ30の前から退席するであろう、という推定に基づいている。すなわち、プリント命令が与えられた時点から所定時間が経過しており、かつ、入力機器31に対する操作入力が無い、という推測条件C6が満たされる状況は、オペレータMが、印字された用紙を取りにゆくために、コンピュータ30のもとを離れて作業を中断している蓋然性が高い。したがって、この時間帯を利用して、バックアップ処理を実行する、という手法は、極めて論理的な手法である。
なお、推測条件として、プリント命令が与えられること、あるいは、プリント命令が与えられた時点から所定時間が経過すること、という条件を設定することも可能であるが、オペレータが複数のファイルに対して連続してプリント命令を与え、印字された各用紙をまとめて取りに行く、というような状況もあり得るので、実用上は、上述した推測条件C6のような条件設定を行うのが好ましい。
(6) パラメータに応じて異なる推測条件を設定する変形例
図7は、パラメータに応じて異なる推測条件を設定する変形例を説明するブロック図である。ここで述べる手法は、これまで述べてきた種々の手法のいずれにも適用可能な変形例である。上述したように、中断推測部40内には、様々な推測条件を設定することができるが、この推測条件には、所定時間や負荷レベルなど、所定の数値が含まれており、この数値をどの程度の値に設定するかは、中断推測の確実性を左右する重大なファクターになる。たとえば、上述の(1) で述べた操作入力を監視する手法の場合、操作入力が無かった所定時間を5分間に設定するか、10分間に設定するか、によって、中断推測の確実性は変わってくる。また、上述の(3) で述べたCPUの負荷を監視する手法の場合、閾値となる負荷レベルの値をどの程度に設定するかによって、中断推測の確実性は変わってくる。
実際、推測条件に含まれるこれらの数値の最適値は、個々のオペレータによるコンピュータ30の利用形態によって変わるファクターである。たとえば、文字入力の速度が極めて早いワープロオペレータがコンピュータ30を利用する場合、キーボードに対する入力操作が短時間でも途絶えれば、コンピュータ30に対する作業を中断したと判断することは妥当であろう。しかし、企画書の文章を頭の中で草稿しながらコンピュータ30を利用するオペレータの場合、ある程度の時間、キーボードに対する入力操作が途絶えたとしても、コンピュータ30に対する作業を中断したと判断することは早計である。同様に、CPUに極度の負担を与える三次元グラフィックソフトを利用するオペレータと、CPUの負担が少ないテキスト入力を行うオペレータとでは、CPUの負荷を監視する手法を採る場合、CPUの負荷レベルに関して異なる設定を行うべきであろう。
このような要望に対処するため、図7に示す変形例では、パラメータ読出部70を更に付加する構成を採っている。この変形例を実施する場合、個々のオペレータごとに、それぞれ情報記録媒体を用意しておく。ここで用意する情報記録媒体としては、たとえばICカードなどの携帯型の記録媒体を用いるのが好ましい。各オペレータごとに用意した情報記録媒体には、それぞれ各オペレータごとに設定された固有のパラメータを記録しておくようにする。そして、コンピュータ30を利用する際には、各オペレータは、この情報記録媒体を、パラメータ読出部70に接続する準備操作を行うようにする。
パラメータ読出部70は、この情報記録媒体に記録されているパラメータを読み出し、これを中断推測部40に伝達する処理を行う。中断推測部40は、伝達されたパラメータに応じて定まる推測条件に基づいて中断推測を行うことになる。たとえば、中断推測を行うために操作入力を監視する手法を採る場合、推測条件としては、所定時間にわたってコンピュータ用入力機器31に対する操作入力が無い、という条件が設定されることになるが、この推測条件における「所定時間」を、個々のオペレータごとに用意される情報記録媒体に固有のパラメータとして記録しておくようにすればよい。
図7に示す例では、オペレータM1用の情報記録媒体には、固有のパラメータP1(たとえば、所定時間=3分間)が記録されている。同様に、別なオペレータM2用の情報記録媒体には、別な固有のパラメータP2(たとえば、所定時間=5分間)が記録されている。このように、コンピュータ30を操作するオペレータごとに、推測条件の数値パラメータを異ならせるようにすれば、個々のオペレータごとに適切な中断推測が可能になる。
<<< §3.第2の実施形態の基本構成および基本動作 >>>
これまで述べてきた第1の実施形態の着眼点は、コンピュータに対するオペレータの作業が中断しているか否かを推測し、中断していると推測された場合に、バックアップ処理を自動的に実行する、という点にある。これに対して、ここで述べる第2の実施形態の着眼点は、若干異なっている。すなわち、この第2の実施形態の着眼点は、コンピュータ30のCPUの負荷あるいは通信負荷を監視し、この負荷に応じたデータ転送量でバックアップを行う、という点にある。
図8は、この第2の実施形態の一例に係るデータバックアップ装置を組み込んだコンピュータシステムのブロック図である。このシステムにおける第1の格納場所10、第2の格納場所20、コンピュータ30、対象データ設定部60は、図1に示すシステムの各構成要素と同一である。一方、CPU負荷監視部80は、コンピュータ30に組み込まれているCPU33の負荷を監視する機能をもった構成要素であり、バックアップ制御部85は、CPU負荷監視部80によって得られたCPUの負荷に応じて、バックアップ処理の制御を行う構成要素である。具体的には、バックアップ制御部85は、CPUの負荷が大きいときには、単位時間あたりのデータ転送量が小さくなり、負荷が小さいときには、単位時間あたりのデータ転送量が大きくなるように、コンピュータ30に、所定のバックアップ対象データに関する複製処理の実行指示を与える。
結局、この図8に示す実施例では、CPU33の負荷を一定に保つ方向へのフィードバック制御が行われることになる。すなわち、オペレータMがコンピュータ30に対して、重い処理を実行させている間は、当該処理によるCPU33の負荷は大きくなるので、バックアップ制御部85は、単位時間あたりのデータ転送量が小さくなるようなバックアップ処理を実行する。その結果、バックアップ作業によるCPU33の負荷は軽減される。逆に、オペレータMがコンピュータ30に対して、軽い処理を実行させている間は、当該処理によるCPU33の負荷は小さくなるので、バックアップ制御部85は、単位時間あたりのデータ転送量が大きくなるようなバックアップ処理を実行する。その結果、バックアップ作業によるCPU33の負荷は重くなる。
このようなフィードバック制御を行うことにより、全体的に見れば、オペレータMの操作性をできるだけ阻害しないように、かつ、効率的なバックアップ作業を行うことが可能になる。
一方、図9は、この第2の実施形態の別な一例に係るデータバックアップ装置を組み込んだコンピュータシステムのブロック図である。このシステムにおける第1の格納場所10、第2の格納場所20、コンピュータ30、対象データ設定部60は、やはり図1に示すシステムの各構成要素と同一である。一方、通信負荷監視部90は、コンピュータ30内の通信部34に接続されている通信回線上の通信負荷を監視する機能をもった構成要素であり、バックアップ制御部95は、通信負荷監視部90によって得られた通信負荷に応じて、バックアップ処理の制御を行う構成要素である。具体的には、バックアップ制御部95は、通信負荷が大きいときには、単位時間あたりのデータ転送量が小さくなり、通信負荷が小さいときには、単位時間あたりのデータ転送量が大きくなるように、コンピュータ30に、所定のバックアップ対象データに関する複製処理の実行指示を与える。
この実施例は、第2の格納場所20がネットワークを介して接続された記憶装置から構成されている場合に有効である。この場合、第2の格納場所20へのデータの複製処理は、通信部34から通信回線を介してデータを転送する処理ということになるが、この図9に示す実施例では、通信負荷を一定に保つ方向へのフィードバック制御が行われることになる。すなわち、オペレータMがコンピュータ30に対して、通信負荷の重い処理を実行させている間は、当該処理による通信負荷は大きくなるので、バックアップ制御部95は、単位時間あたりのデータ転送量が小さくなるようなバックアップ処理を実行する。その結果、バックアップ作業による通信負荷は軽減される。逆に、オペレータMがコンピュータ30に対して、通信負荷が軽い処理を実行させている間は、当該処理による通信負荷は小さくなるので、バックアップ制御部95は、単位時間あたりのデータ転送量が大きくなるようなバックアップ処理を実行する。その結果、バックアップ作業による通信負荷は重くなる。
このようなフィードバック制御を行うことにより、全体的に見れば、オペレータMの操作性をできるだけ阻害しないように、かつ、効率的なバックアップ作業を行うことが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係るデータバックアップ装置を組み込んだコンピュータシステムのブロック図である。 操作入力を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。 スクリーンセーバープログラムの起動状態を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。 CPUの負荷を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。 通信負荷を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。 プリント命令を監視する手法により中断推測を行う実施例を説明するブロック図である。 パラメータに応じて異なる推測条件を設定する変形例を説明するブロック図である。 本発明の第2の実施形態の一例に係るデータバックアップ装置を組み込んだコンピュータシステムのブロック図である。 本発明の第2の実施形態の別な一例に係るデータバックアップ装置を組み込んだコンピュータシステムのブロック図である。
符号の説明
10…第1の格納場所
20…第2の格納場所
30…コンピュータ
31…コンピュータ用入力機器(マウス・キーボード)
32…スクリーンセーバープログラム
33…CPU
34…通信部
35…プリント命令実行部
40…中断推測部
50…バックアップ制御部
60…対象データ設定部
70…パラメータ読出部
80…CPU負荷監視部
85…バックアップ制御部
90…通信負荷監視部
95…バックアップ制御部
C,C1〜C6…推測条件
M,M1…オペレータ
P1…パラメータ
V1〜V5…記憶装置(ボリューム)

Claims (12)

  1. 第1の格納場所に格納されているデータを第2の格納場所に複製する複製処理を、所定のタイミングで、コンピュータに実行させることにより、データのバックアップを行うデータバックアップ装置であって、
    前記コンピュータに対するオペレータの作業が中断していることを、所定の推測条件に基づいて推測する中断推測部と、
    前記中断推測部によって中断推測が行われていることを条件として、前記コンピュータに、所定のバックアップ対象データに関する前記複製処理の実行指示を与えるバックアップ制御部と、
    を備えることを特徴とするデータバックアップ装置。
  2. 請求項1に記載のデータバックアップ装置において、
    中断推測部が、所定の推測条件が満たされなくなったときに、オペレータの作業が再開したものと推測する機能を更に有し、
    前記バックアップ制御部が、前記中断推測部による再開推測が行われたときに、実行中の複製処理を所定のタイミングで中止する中止指示を与える機能を更に有することを特徴とするデータバックアップ装置。
  3. 請求項1または2に記載のデータバックアップ装置において、
    中断推測部が、コンピュータ用入力機器に対する操作入力を監視する機能を有し、所定時間にわたって前記入力機器に対する操作入力が無いことを推測条件として、中断推測を行うことを特徴とするデータバックアップ装置。
  4. 請求項1または2に記載のデータバックアップ装置において、
    中断推測部が、コンピュータに組み込まれているスクリーンセーバープログラムの起動状態を監視する機能を有し、前記スクリーンセーバープログラムが起動中であること、もしくは、前記スクリーンセーバープログラムが起動中であり、かつ、起動してから所定時間経過していることを推測条件として、中断推測を行うことを特徴とするデータバックアップ装置。
  5. 請求項1または2に記載のデータバックアップ装置において、
    中断推測部が、コンピュータに組み込まれているCPUの負荷を監視する機能を有し、当該負荷が所定レベル以下であることを推測条件として、中断推測を行うことを特徴とするデータバックアップ装置。
  6. 請求項1または2に記載のデータバックアップ装置において、
    中断推測部が、コンピュータに接続されている通信回線上の通信負荷を監視する機能を有し、当該負荷が所定レベル以下であることを推測条件として、中断推測を行うことを特徴とするデータバックアップ装置。
  7. 請求項1または2に記載のデータバックアップ装置において、
    中断推測部が、コンピュータ用入力機器に対する操作入力を監視する機能と、コンピュータに対して与えられるプリント命令を監視する機能とを有し、プリント命令が与えられた時点から所定時間が経過しており、かつ、前記入力機器に対する操作入力が無いことを推測条件として、中断推測を行うことを特徴とするデータバックアップ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のデータバックアップ装置において、
    オペレータごとに設定された固有のパラメータを記録した情報記録媒体に記録されているパラメータを読み出し、これを中断推測部に伝達するパラメータ読出部を更に備え、
    中断推測部が、前記パラメータに応じて定まる推測条件に基づいて中断推測を行うことを特徴とするデータバックアップ装置。
  9. 第1の格納場所に格納されているデータを第2の格納場所に複製する複製処理を、コンピュータに実行させることにより、データのバックアップを行うデータバックアップ装置であって、
    前記コンピュータに組み込まれているCPUの負荷を監視するCPU負荷監視部と、
    前記負荷が大きいときには、単位時間あたりのデータ転送量が小さくなり、前記負荷が小さいときには、単位時間あたりのデータ転送量が大きくなるように、前記コンピュータに、所定のバックアップ対象データに関する前記複製処理の実行指示を与えるバックアップ制御部と、
    を備えることを特徴とするデータバックアップ装置。
  10. 第1の格納場所に格納されているデータを第2の格納場所に複製する複製処理を、コンピュータに実行させることにより、データのバックアップを行うデータバックアップ装置であって、
    前記コンピュータに接続されている通信回線上の通信負荷を監視する通信負荷監視部と、
    前記負荷が大きいときには、単位時間あたりのデータ転送量が小さくなり、前記負荷が小さいときには、単位時間あたりのデータ転送量が大きくなるように、前記コンピュータに、所定のバックアップ対象データに関する前記複製処理の実行指示を与えるバックアップ制御部と、
    を備えることを特徴とするデータバックアップ装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のデータバックアップ装置において、
    バックアップ対象データを、ボリューム単位、フォルダ単位、ファイル単位、もしくはこれらの一部を構成するデータ単位で、予め設定する対象データ設定部を更に備え、
    バックアップ制御部が、前記対象データ設定部に設定されているバックアップ対象データについて複製処理の実行指示を与えることを特徴とするデータバックアップ装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載のデータバックアップ装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムもしくは当該プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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