JP2005345941A - 画像形成装置 - Google Patents

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厚史 西端
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田中  誠
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Abstract

【課題】回収ボックスの満タン検知のタイミングが早まるの防ぎ、回収ボックスの容量を最大限に活用して廃現像剤を蓄積することができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】作像エンジンから排出される廃現像剤(廃トナー72と廃キャリア73)を回収してこれを貯蔵する回収ボックス50と、該回収ボックス50内に設けられたパイプ(パイプ部材)65と、該パイプ65内部での廃現像剤の有無を検知する光透過型センサ(検知手段)62とを有する画像形成装置において、前記廃現像剤の前記パイプ65内への進入を抑制するための第2のパイプ(現像剤抑制手段)71を設ける。ここで、パイプ65と第2のパイプ71との間に形成される隙間A,Bを1〜10mmに設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、感光体を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来のタンデム型カラーレーザビームプリンタを図9に基づいて説明する(特許文献1参照)。
図9は従来のタンデム型カラーレーザビームプリンタの縦断面図であり、図示のレーザビームプリンタは、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各色毎にトナー像を形成する4基の作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkを備えるとともに、各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkからトナー像が一次転写される中間転写ベルト(ITB)20を備え、この中間転写ベルト20に多重転写されたトナー像を記録シートPに二次転写してフルカラー画像を形成するよう構成されている。
上記中間転写ベルト20は、無端状に形成され、一対のベルト搬送ローラ21,22に架け回されており、図示矢線方向に回動しながら各色の作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkで形成されたトナー像の一次転写を受けるように構成されている。又、この中間転写ベルト20を挟んで一方のベルト搬送ローラ21と対向する位置には二次転写ローラ30が配設されており、記録シートPは、互いに圧接される転写ローラ30と中問転写ベルト20との間に挿通され、中間転写ベルト20からトナー像の二次転写を受けるようになっている。ここで、ベルト搬送ローラ21は、転写ローラ30のバックアップローラとして機能している。

一方、反対側に位置するベルト搬送ローラ22と対向する位置には、中間転写ベルト30のベルトクリーナ23が配設され、二次転写後に中間転写ベルト20に残留付着したトナーをベルトクリーナ23によって中間転写ベルト20上から除去するように構成されている。そして、ベルトクリーナ23によって除去された残留トナーは、廃トナーとしてオーガ23aによりフロント側(図9の紙面手前側)へ搬送され、後述する回収ボックスに落とし込まれるようになっている。
又、中問転写ベルト20の下側には、前述した4基の作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkが並列的に配設されており、各色の画情報に応じて形成したトナー像を中間転写ベルト20に一次転写するようになっている。これら4基の作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkは、中間転写ベルト20の回動方向に沿ってイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの順に配設されており、最も頻繁に使用されるであろうブラックの作像エンジン10Bkが最も二次転写位置の近傍に配置されている。これによりブラックのファーストプリントアウトタイム(FCOT)を早くすることができる。

又、これらの作像エンジンエンジン10Y,10M,10C,10Bkの下方には、各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkに具備された感光体ドラム11を画情報に応じて露光するラスタ走査ユニット40が配設されている。
上記ラスタ走査ユニット40は、全ての作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkに共用されており、各色の画情報に応じて変調されたレーザ光Bmを発する4基の半導体レーザ(図示せず)と、高速回転してこれら4本のレーザ光Bmを感光体ドラム11の軸方向に沿って走査する1基のポリゴンミラー41とを備えている。そして、ポリゴンミラー41によって走査された各レーザ光Bmは、ミラー(図示せず)によって反射されながら所定の経路を進んだ後、ラスタ走査ユニット40の上部に設けられた各走査窓42を通過して各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkの感光体ドラム11を露光するようになっている。
又、各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkは、感光体ドラム11と、この感光体ドラム11を一様な背景部電位にまで帯電させる帯電ローラ12と、前記レーザ光Bmの露光によって感光体ドラム11上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器13と、トナー像を中間転写ベルト20に転写した後の感光体ドラム11の表面から残留トナーや紙粉を除去するドラムクリーナ14をそれぞれ備えており、感光体ドラム11上に各色の画情報に応じたトナー像を形成し得るように構成されている。
前記現像器13は、トナーとキャリアが混合された二成分現像剤を用いるタイプのものであり、経時劣化に伴う現像剤の入れ換えのメインテナンスを省略するため、不図示の補給カートリッジからトナーとキャリアとが混合された現像剤を補給し、劣化した現像剤を自動的に排出する所謂トリクル現像方式が採用されている。
そして、各現像器13においては、オーガ13aのリヤ側(図9の紙面奥側)から新たな現像剤が補給され、オーガ13aのフロント側へ劣化現像剤が排出されるように構成されている。又、各ドラムクリーナ14によって除去された残留トナーは、廃トナーとして不図示のオーガによってフロント側へ排出されるようになっている。そして、各現像器13から排出された劣化現像剤とドラムクリーナ14から排出された廃トナーは、後述する回収ボックスに直接落とし込まれるように構成されている。
更に、各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkの感光体ドラム11と対向する位置には、中間転写ベルト20を挟むようにして一次転写ローラ15Y,15M,15C,15Bkが配設されており、これらの転写ローラ15Y,15M,15C,15Bkに対して所定の転写バイアス電圧を印加することにより、感光体ドラム11と転写ローラ15Y,15M,15C,15Bkとの間に電界が形成され、感光体ドラム11上で電荷を帯びているトナー像がクーロン力で中間転写ベルト20に転写されるようになっている。
一方、記録シートPは、プリンタ筐体1の下部に収納された給紙カセット2からプリンタ筐体1の内部、具体的には中間転写ベルト20と二次転写ローラ30とが接する二次転写位置へ供給される。上記給紙カセット2は、プリンタ筐体1のフロント側からプリンタ筐体1の下部に押し込んでセットするように構成されており、セットされた給紙カセット2の上部には、該給紙カセット2内に収容された記録シートPを引き出すためのピックアップローラ24及び給紙ローラ25が並設されている。又、給紙ローラ25と対向する位置には、記録シートPの重送を防止するリタードローラ26が配設されている。
プリンタ筐体1の内部における記録シートPの搬送経路27は、プリンタ筐体1の左側面に沿って略垂直に設けられており、プリンタ筐体1の底部に位置する給紙カセット2から引き出された記録シートPは、このシート搬送経路27を上昇し、前述の二次転写位置においてトナー像の転写を受けた後、二次転写位置の真上に設けられた定着器3へと送られる。そして、定着器3によってトナー像の定着を受けた記録シートPは、排出ローラ28を経て、プリンタ筐体1の上部に設けられた排紙トレイ1aにフェイスダウン状態で排出される。尚、図9において、29は二次転写位置に対する記録シートPの突入タイミングを制御するレジストレーションローラである。
而して、以上のように構成されたカラーレーザビームプリンタによるフルカラー画像の形成に当たっては、先ず、各色の画情報に応じてラスタ走査ユニット40が各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkの感光体ドラム11を所定のタイミングで露光し、これによって各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkの感光体ドラム11上には画情報に応じたトナー像が形成される。そして、各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkで形成されたトナー像は、回動する中間転写ベルト20に対して順次転写され、この中間転写ベルト20上には各色トナー像が重なり合った多重トナー像が形成される。
一方、記録シートPは、所定のタイミングで給紙カセット2から送り出され、中間転写ベルト20上に一次転写されたトナー像が二次転写位置に達するタイミングと同期して、二次転写ローラ30と中間転写ベルト20との間に挿通される。これにより、中間転写ベルト20上の多重トナー像は、記録シートPに二次転写される。そして、二次転写がなされた記録シートPは、定着器3によってトナー像の定着がなされ、これによって記録シートP上にフルカラー画像が形成される。
このように構成されたカラーレーザビームプリンタにおいては、ベルトクリーナ23及び各ドラムクリーナ14から排出される廃トナー、各現像器13から排出される劣化現像剤は、全て図10及び図11に示す同一の回収ボックス50に落とし込まれるよう構成されている。
ここで、図10は上記回収ボックス50をフロント側の上方から見た斜視図、図11は同回収ボックス50をリヤ側の下方から見た斜視図であり、回収ボックス50は、並列的に配列されたイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各作像エンジンジン10Y,10M,10C,10Bkのフロント側の僅かに下方に設けられており、各ドラムクリーナ14及び各現像器13からフロント側へ向けて排出された廃トナー又は劣化現像剤が、何ら搬送部材を経ることなく、当該回収ボックス50に直接落とし込まれるようになっている。又、ベルトクリーナ23は、イエローの作像エンジン10Yに隣接していることから、このベルトクリーナ23から排出される廃トナーも上記回収ボックス50に対して直接落とし込まれるようになっている。
ところで、回収ボックス50は、廃トナーを内部空間に貯蔵するボックス本体51と、このボックス本体51を上部から閉塞する蓋部材52とを備え、外観上は細長い略矩形状に形成されており、その長さはブラックの作像エンジン10Bkのドラムクリーナ14からベルトクリーナ23までの距離に略匹敵し、この回収ボックス50をプリンタ筐体1に装着した際に、該回収ボックス50が各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bk及びベルトクリーナ23のフロント側に位置し、廃トナーや劣化現像剤を当該回収ボックス50内に直接排出し得るようになっている。
上記蓋部材52の上部には長手方向に沿って5つの回収口53(IBT),53(Y),53(M),53(C),53(Bk)が開設されており、この回収ボックス50をプリンタ筐体1に装着すると、各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkのドラムクリーナ14及びベルトクリーナ23からフロント側へ突出した連結パイプ(図示せず)がこれらの回収口53(IBT),53(Y),53(M),53(C),53(Bk)に連結され、ドラムクリーナ14及びベルトクリーナ23から排出された廃トナーが回収ボックス50内に落とし込まれるようになっている。ここで、5つの回収口53(IBT),53(Y),53(M),53(C),53(Bk)の位置は、図6の右側からベルトクリーナ23、イエロードラムクリーナ14(Y)、マゼンタドラムクリーナ14(M)、シアンドラムクリーナ14(C)、ブラックドラムクリーナ14(Bk)の位置にそれぞれ対応している。
又、図11に示すように、蓋部材52のリヤ側の側壁には4つの回収口54(Y),54(M),54(C),54(Bk)が開設されている。これらは各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkの現像器13から排出される劣化現像剤の回収口であり、やはりこの回収ボックス50をプリンタ筐体1に装着すると、各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkの現像器13からフロント側へ突出した連結パイプ(図示せず)がこれらの回収口54(Y),54(M),54(C),54(Bk)に挿入され、トリクル方式を採用する現像器13から排出された劣化現像剤が回収ボックス50内に落とし込まれるようになっている。ここで、4つの回収口54(Y),54(M),54(C),54(Bk)は、図11の右側から、ブラック現像器13(Bk)、シアン現像器13(C)、マゼンタ現像器13(M)、イエロー現像器13(Y)に対応している。
回収ボックス50は、並列的に配列された作像エンジン10Y,10M,10C,10Bk及びベルトクリーナ23の側でこれらに架け渡されるようにして設けられているため、各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkのドラムクリーナ14やベルトクリーナ23から排出される廃トナー、延ては各作像エンジン10Y,10M,10C,10Bkの現像器13から排出される劣化現像剤までも、この回収ボックス50に対して直接落とし込む構成になっている。
一方、図12は蓋部材52を取り除いた回収ボックス50を上方から見た様子を示す斜視図である。
蓋部材52の回収口53,54から回収ボックス50内に落とし込まれた廃トナー72と廃キャリア73は、ボックス本体51の内部空間に貯留される。このため、廃トナー72と廃キャリア73の収容上限はボックス本体51の上部開口までであり、ボックス本体51に廃トナー72と廃キャリア73が一杯に収容された時点で回収ボックス50を交換する必要が生じる。
又、ボックス本体51の上部には、長手方向に沿って搬送部材であるオーガ55が設けられている。このオーガ55は、ボックス本体51の左右側壁を跨ぐようにして設けられており、ボックス本体51に落とし込まれた廃現像剤(廃トナー72と廃キャリア73)や劣化現像剤が回収口53,54の直下で山となり、その頂上が回収ボックス50の収容上限を越えた場合に、オーガ55が劣化現像剤の収容上限を超えた部分を崩して搬送するように構成されている。尚、図12に示されたボックス本体51は、紙面の手前側がベルトクリーナ23の回収口53(IBT)に対応し、紙面の奥側がブラックのドラムクリーナ14(Bk)の回収口53(Bk)に対応している。
一方、回収ボックス50には、廃現像剤及び劣化現像剤によってボックス本体51が満杯になったことを知らせるための検知部が設けられている。図11に示すように、ボックス本体51の底部には透明な箱状のトナー収容部61が突設されており、廃現像剤がボックス本体51内の所定のレベルにまで堆積すると、トナー収容部61に廃現像剤が入り込むように構成されている。このトナー収容部61は、回収ボックス50をプリンタ筐体1に対して装着した際に、プリンタ筐体1側に設けられた光透過型センサ62の発光部と受光部との間に入り込むようになっている。又、ボックス本体51内には、図12に示すように、前記トナー収容部61に対応して底部からパイプ65が立設されており、ボックス本体51内に堆積した廃現像剤が上記パイプ65の高さを越えない限り、廃現像剤がトナー収容部61に入り込まないようになっている。従って、堆積した廃現像剤がパイプ65の高さを越えると、パイプ65を伝わって廃現像剤がトナー収容部61に入り込み、光透過型センサ62の発光部と受光部との間が廃現像剤によって遮られ、センサ62の信号が変化することになる。これにより、廃現像剤がボックス本体51内の所定のレベルにまで堆積したか否かを把握することができるようになっている。
特開2002−148884号公報
しかしながら、従来の構成では以下のような問題があった。
即ち、図13に示すように、回収ボックス50内の廃現像剤の剤面が不均一になる場合がある。
従って、回収ボックス50のボックス本体51が完全に満タンになる前に、廃現像剤の剤面がパイプ65に達してしまい、光透過型センサ62による満タン検知のタイミングが早まってしまうことがあった。その結果、ボックス本体51内にデッドスペースDが発生し、容器容量を最大限に活用することができなかった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、回収ボックスの満タン検知のタイミングが早まるの防ぎ、回収ボックスの容量を最大限に活用して廃現像剤を蓄積することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、作像エンジンから排出される廃現像剤を回収してこれを貯蔵する回収ボックスと、該回収ボックス内に設けられたパイプ部材と、該パイプ部材内部での廃現像剤の有無を検知する検知手段とを有する画像形成装置において、前記廃現像剤の前記パイプ部材内への進入を抑制するための現像剤抑制手段を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記回収ボックス内の前記パイプ部材と対向する位置に第2のパイプ部材を前記パイプ部材の上端開口部を上方から覆うように設け、両パイプ部材を上下方向にオーバーラップさせたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記パイプ部材と前記第2のパイプ部材との間に形成される隙間を1〜10mmに設定したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記パイプ部材又は前記第2パイプ部材の少なくとも一方をテーパー形状に成形したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記テーパー形状のテーパー角度を1〜45度に設定したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記パイプ部材の開口部の開口面積Fの内径面積Gに対する比F/Gを1/100〜3/4に設定したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記パイプ部材の開口面と前記回収ボックスの内壁で形成される隙間を1〜10mmに設定したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記パイプ部材の廃現像剤が進入する開口部に、廃現像剤が進入しない方向の磁界路を形成する磁界路形成手段を設けたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明において、前記磁界路形成手段を磁性体で構成するとともに、該磁性体の磁性量を2〜1000ミリテスラに設定したことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項8記載の発明において、前記パイプ部材の開口部と前記磁界路形成手段との距離を2〜20mmに設定したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、廃現像剤のパイプ部材への進入を抑制することによって、回収ボックス内が廃現像剤で充分満タンになったときに、パイプ部材内部に現像剤を進入させて満タン検知を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、パイプ部材と対向する位置に第2のパイプ部材を設け、両パイプ部材を上下方向にオーバーラップさせ、所定の隙間をもって配置することによって、回収ボックス内が廃現像剤で充分満タンとなり、回収ボックス内の圧力が所定圧力に達したときに前記隙間を経由して廃現像剤をパイプ部材の内部に侵入させることができる。
請求項3記載の発明によれば、両パイプ部材の隙間を1〜10mmに設定することによって、廃現像剤が詰まることなく隙間を流れることができる。
請求項4記載の発明によれば、パイプ部材をテーパー形状にすることによって、回収ボックス内の圧力がたとえ小さくても現像剤が流れ易くなる。
請求項5記載の発明によれば、回収ボックスの充填率を下げることなく、現像剤が両パイプ部材の隙間を流れることができる。
請求項6記載の発明によれば、パイプ部材の開口部への現像剤の進入をしにくくすることで、現像剤詰まり等を起こすことなく、回収ボックスの充填率を高く保つことができる。
請求項7記載の発明によれば、パイプ部材開口面と回収ボックスの内壁で形成される隙間を1〜10mmに設定することにより、廃現像剤が詰まることなく隙間を流れることができる。
請求項8記載の発明によれば、磁界路形成手段によって形成される磁界路によって、パイプ部材に進入する廃現像剤を堰止めて制限することができる。
請求項9記載の発明によれば、回収ボックス内の圧力が所定値に満たない現像剤を磁界路形成手段によって形成される磁界路によって堰止めることができ、圧力が所定値に達すると、磁界路が廃現像剤によって破られて該廃現像剤のパイプ部材への進入が許容される。
請求項10記載の発明によれば、廃現像剤が隙間に詰まることなく流れるとともに、磁性体の磁力で形成される磁界路の面積を適正に保つことができる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は回収ボックス50の部分断面図であり、回収ボックス50は、ボックス本体51の上部に着脱可能な蓋部材52を被着して構成されている。尚、図1においては、図13に示したものと同一要素には同一符号を付している。
本実施の形態では、蓋部材52の内壁のパイプ65と対向する部位に第2のパイプ部材71をパイプ65の上端開口部を上方から覆うように設けている。
上記第2のパイプ部材71の内径は、パイプ65の外径よりも大きく設定されており、両パイプ65,71は上下方向にオーバーラップしつつ、この内径と外径の差によって所定の隙間Aをもって配置されている。又、パイプ65の先端と蓋部材52の間にも所定の隙間Bが設けられている。ここで、両隙間A,Bは1〜10mm程度に設定されている。この結果、廃トナー72と廃キャリア73で満タンになり、回収ボックス50内の圧力が所定の値に達するまではトナー72とキャリア73がパイプ65の先端に達しない構成になっている。最終的にその圧力が所定値を超えたとき、つまり回収ボックス50が満タンになったときに、この圧力によって廃トナー72又は廃キャリアー73が回収ボックス50の内部から押し出され、前記隙間A,Bを通ってパイプ65に進入する。
又、図2に隙間A,Bと回収ボックス50の現像剤充填率との関係を示す。
ここで、充填率100%というのは、回収ボックス50が完全に満タンになっていることを指す。
図2から分かるように、隙間A,Bが1〜10mmであれば充填率を100%に保つことができる。隙間が1mm未満の場合は充填率が無限大、つまり廃現像剤が隙間A,Bで詰まり、満タン検知できない状態である。又、隙間A,Bが10mmを超えてしまうと、両隙間A,Bでの現像剤の流れが良くなり過ぎ、回収ボックス50が充分満タンになる前に現像剤(廃トナー71と廃キャリア72)が光透過型センサ62の位置に落下し、満タン検知に至ってしまう。
その他の構成は従来例と同じである。
しかし、本構成では、流動性の悪い現像剤を使用した場合、回収ボックス50内の圧力が不足し、前記隙間A,Bで現像剤が詰まってしまう可能性がある。
この問題を対策すべく更なる改善案を次に提案する。
更なる改善案は、図3に示すように、第1のパイプ65と第2のパイプ71の形状をテーパー形状にすることで、同様の隙間C,Dでの現像剤(廃トナー71と廃キャリア72)の流れ易さを適正にするものである。
両パイプ65,71のテーパー角度をEとしたとき、この角度Eと回収ボックス50の充填率との関係を図4に示す。
ここで、図4において○のプロットは、隙間C,Dが1mmのデータ。□のプロットは隙間C,Dが10mmのデータである。何れもテーパー角度Eが1〜45度であれば、充填率を100%に保つことができる。テーパー角度Eが1度未満の場合は、隙間C,Dで現像剤詰まりを起して満タン検知を行うことができない。
テーパー角度Eが45度を超えてしまうと、逆に隙間C,Dでの現像剤の流れが良過ぎて回収ボックス50内が充分満タンになる前に満タン検知を行ってしまう。
以上の構成により、回収ボックス50内が廃トナー72と廃キャリアー73で充分満タンとなり、回収ボックス50内の所定の圧力が発生するまで満タン検知が行われない。
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
図3は本実施の形態に係る回収ボックス50の部分断面図であり、本図においても、図1に示したものと同一要素には同一符号を付している。
本実施の形態では、パイプ65の開口部65aの開口面積Fを従来より小さくしている。開口部65aの開口面積Fとパイプ65の内径面積Gの面積比F/Gは1/100〜3/4とに設定されている。
又、蓋部材52の内壁とパイプ65の先端部との距離Hは1〜10mmに設定されている。
ここで、前記面積比F/Gと回収ボックス50の充填率との関係を図6に示す。
図6において、○のプロットは隙間Hが1mmのもの、□のプロットは10mmのものである。
図6から分かるように、面積比F/Gが1/100(0.01)未満になると、現像剤が隙間Hやパイプ65の開口部65aで詰まり、満タン検知ができなくなる。
逆に、面積比F/Gが3/4(0.75)を超えてしまうと回収ボックス50が充分に満タンになる前に、現像剤がパイプ65の内部に進入して満タン検知を早めてしまう。
従って、隙間Hと面積比F/Gは先に規定した値が最適となる。その他の構成は従来例と同じである。
以上の構成により、実施の形態1より簡単な構成で同様の効果を得ることができる。
又、本実施の形態では、実施の形態1のようにパイプ65やパイプ71の周方向の寸法精度を厳しく管理する必要がなく、高さ方向の寸法精度だけを管理すれば良い。
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
図7は本実施の形態に係る回収ボックス50の部分断面図である。
本実施の形態では、パイプ65と対向する蓋部材52の内壁にN,S極の磁性体74をパイプ形に設けている。この磁性体74の外径はパイプ65の外径とほぼ同一の大きさとする。
又、パイプ65の開口部と磁性体74との距離Hは1〜20mm程度に設定されている。
本構成により、一部の廃キャリア73は磁性体74の下に溜まり、これがパイプ65の先端部を塞ぐ膜状のキャリア蓋75となるため、回収ボックス50内に溜まった廃トナー72と大半の廃キャリア73はパイプ65に入らないように遮断されることになる。その後、画像形成装置本体の耐久が進み、回収ボックス50が満タンになって所定圧力に達すると、前記キャリア蓋75が回収ボックス50内の廃トナー72と大半の廃キャリア73に押されて決壊するため、これにより満タン検知がなされる。

ここで、磁性体74の磁性量と回収ボックス50の充填率との関係を図8に示す。図8の縦軸は廃トナー72及び廃キャリアー73による充填率、横軸は磁性体74の磁性量である。
図8において、○のプロットは隙間Hが1mmの場合、□のプロットは20mmの場合である。
何れの場合も磁性体74の磁性量が2ミリテスラ未満では廃キャリア73の磁性体74への付着が充分でなく、現像剤(廃トナー72と廃キャリア73)を遮断できないでパイプ65内に進入させてしまう。磁性体74の磁性量が2〜1000ミリテスラであれば、該磁性体74への廃キャリア73の付着が充分となり、該廃キャリア73の壁を作ることができる。特に、1000ミリテスラでは回収ボックス50の充填率が最も高い。これにより充填量が完全に満タンになったときにパイプ65内に廃トナー72と廃キャリア73が進入する。
又、磁性体74の磁性量が1000ガウスを超えてしまうと、キャリア蓋75の強度が高くなり過ぎて、現像剤(廃トナー72と廃キャリア73)の圧力でキャリア蓋75を決壊させることができなくなる。その他の構成は従来例と同じである。
以上の構成により、回収ボックス50内が廃トナー72で充分満タンとなり、回収ボックス50内に所定の圧力が発生し、廃キャリア73を押し退けてパイプ65内に廃トナー72が入り、光透過型センサ62が検知するまで満タン検知が行われない。
又、本実施の形態では、パイプ65に進入してくる現像剤(廃トナー72と廃キャリア73)の規制手段として磁性体74の磁力を利用するため、実施の形態1のようにパイプ65やパイプ71の周方向の寸法精度を厳しく管理する必要がなく、高さ方向の寸法精度だけを管理すれば良い。
本発明は、作像エンジンから排出される廃現像剤を回収してこれを貯蔵する回収ボックスと、該回収ボックス内に設けられたパイプ部材と、該パイプ部材内部での廃現像剤の有無を検知する検知手段とを有する画像形成装置に対して適用可能である。
本発明の実施の形態1に係る回収ボックスの部分断面図である。 本発明の実施の形態1における隙間と充填率との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1の別形態を示す回収ボックスの部分断面である。 本発明の実施の形態1の別形態におけるパイプテーパー角度と充填率との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る回収ボックスの部分断面図である。 本発明の実施の形態2における面積比F/Gと充填率との関係を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る回収ボックスの部分断面図である。 本発明の実施の形態3における磁性体磁性量と容器充填率との関係を示す図である。 従来例の画像形成装置(タンデム型カラーレーザビームプリンタ)の縦断面図である。 従来の回収ボックスの上斜視図である。 従来の回収ボックスの下斜視図である。 従来の回収ボックスのボックス本体の斜視図である。 従来の回収ボックスの部分断面図である。
符号の説明
10Y,10M,10C,10Bk 作像エンジン
50 回収ボックス
51 ボックス本体
52 蓋部材
62 光透過型センサ(検知手段)
65 第1のパイプ(パイプ部材)
71 第2のパイプ(第2のパイプ部材)
72 廃トナー
73 廃キャリア
74 磁界路形成手段(磁性体)
75 キャリア蓋(磁界路)
A〜D 隙間
E テーパー角度
F 開口面積
G 内径面積
H 距離

Claims (10)

  1. 作像エンジンから排出される廃現像剤を回収してこれを貯蔵する回収ボックスと、該回収ボックス内に設けられたパイプ部材と、該パイプ部材内部での廃現像剤の有無を検知する検知手段とを有する画像形成装置において、
    前記廃現像剤の前記パイプ部材内への進入を抑制するための現像剤抑制手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回収ボックス内の前記パイプ部材と対向する位置に第2のパイプ部材を前記パイプ部材の上端開口部を上方から覆うように設け、両パイプ部材を上下方向にオーバーラップさせたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記パイプ部材と前記第2のパイプ部材との間に形成される隙間を1〜10mmに設定したことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記パイプ部材又は前記第2パイプ部材の少なくとも一方をテーパー形状に成形したことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記テーパー形状のテーパー角度を1〜45度に設定したことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記パイプ部材の開口部の開口面積Fの内径面積Gに対する比F/Gを1/100〜3/4に設定したことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記パイプ部材の開口面と前記回収ボックスの内壁で形成される隙間を1〜10mmに設定したことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記パイプ部材の廃現像剤が進入する開口部に、廃現像剤が進入しない方向の磁界路を形成する磁界路形成手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記磁界路形成手段を磁性体で構成するとともに、該磁性体の磁性量を2〜1000ミリテスラに設定したことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記パイプ部材の開口部と前記磁界路形成手段との距離を2〜20mmに設定したことを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
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