JP2005345637A - クリーニングブレード及びその製造方法並びに画像形成装置のクリーニング方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ポリウレタン弾性体は2官能のポリオール化合物(分子量Mp,配合量Wp)、ジイソシアネート化合物(分子量Mi,配合量Wi)、少なくとも1種の3官能以上の架橋剤(分子量Mt,配合量Wt)、及び2官能の鎖延長剤(分子量Md,配合量Wd)を構成成分とするものであり、Mcが、2000<Mc≦8000であり、ハードセグメント量Hsが29重量%以上32重量%以下であるクリーニングブレードとする。
Mc=(Wi+Wp+Wt+Wd)/(Wt/Mt);Hs(重量%)=100[Wi−1.5Mi(Wt/Mt)+Wd]/(Wi+Wp+Wt+Wd)
【選択図】なし
Description
前記ポリウレタン弾性体は2官能のポリオール化合物(分子量Mp,配合量Wp)、ジイソシアネート化合物(分子量Mi,配合量Wi)、少なくとも1種の3官能以上の架橋剤(分子量Mt,配合量Wt)、及び2官能の鎖延長剤(分子量Md,配合量Wd)を構成成分とするものであり、式(数5)にて定義されるMcが、
2000<Mc≦8000
であり、
下記式(数6)にて定義されるハードセグメント量Hsが29重量%以上32重量%以下であることを特徴とする。
(数5)及び(数6)は、
(数5)
Mc=(Wi+Wp+Wt+Wd)/(Wt/Mt)
(数6)
Hs(重量%)
=100[Wi−1.5Mi(Wt/Mt)+Wd]/(Wi+Wp+Wt+Wd)
である。
前記ポリウレタン弾性体を、2官能のポリオール化合物(分子量Mp,配合量Wp)、ジイソシアネート化合物(分子量Mi,配合量Wi)、少なくとも1種の3官能以上の架橋剤(分子量Mt,配合量Wt)、及び2官能の鎖延長剤(分子量Md,配合量Wd)を反応させて形成する重合工程を有し、上記した式(数5)にて定義されるMcが、
2000<Mc≦8000
であり、
上記した式(数6)にて定義されるハードセグメント量Hsが29重量%以上32重量%以下であることを特徴とする。
Wt/Mt=Σ(Wtj/Mtj)
として計算する。
(実施例1)
2官能のポリエステルポリオール化合物であるプラクセル220N(ポリε−カプロラクトンポリオール;数平均分子量2000;ダイセル化学工業製)56.88gに対して4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)43.12gを添加し、窒素気流中にて80℃にて3時間反応させてNCO基末端擬似プレポリマーを得た。
プラクセル220Nを86.36gとMDIを43.12g添加し、窒素気流中にて80℃にて3時間反応させてNCO基末端完全プレポリマーを作製し、硬化剤成分として架橋剤であるTMP3.12g及び鎖延長剤であるBDを7.21g混合した組成物を使用して実施例1と同様にしてクリーニングブレード2を接着したクリーニングユニットを作製した。
硬化剤成分としてプラクセル220を23.08g、TMPを2.98g及びBDを7.72g混合した組成物である硬化剤成分を使用した点以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレード3を接着したクリーニングブレードユニットを作製した。
硬化剤成分としてプラクセル220を26.40g、TMPを3.67g及びBDを6.88g混合した組成物である硬化剤成分を使用した点以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレード4を接着したクリーニングブレードユニットを作製した。
硬化剤成分としてプラクセル220を36.99g、TMPを2.47g及びBDを7.62g混合した組成物である硬化剤成分を使用した点以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレード5を接着したクリーニングブレードユニットを作製した。
硬化剤成分としてプラクセル220を23.08g、TMPを2.98g及びBDを7.72g混合した組成物である硬化剤成分を使用した点以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレード6を接着したクリーニングブレードユニットを作製した。
硬化剤成分としてプラクセル220を33.47g、TMPを1.93g及びBDを8.79g混合した組成物である硬化剤成分を使用した点以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレード7を接着したクリーニングブレードユニットを作製した。
硬化剤成分としてプラクセル220を52.76g、TMPを2.18g及びBDを7.12g混合した組成物である硬化剤成分を使用した点以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレード8を接着したクリーニングブレードユニットを作製した。
硬化剤成分としてプラクセル220を41.70g、TMPを1.72g及びBDを8.55g混合した組成物である硬化剤成分を使用した点以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレード9を接着したクリーニングブレードユニットを作製した。
硬化剤成分としてプラクセル220を15.15g、TMPを3.39g及びBDを7.68g混合した組成物である硬化剤成分を使用した点以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレード10を接着したクリーニングブレードユニットを作製した。
プラクセル220Nを105.24gとMDIを43.12g添加し、窒素気流中にて80℃にて3時間反応させてNCO基末端完全プレポリマーを作製し、硬化剤成分としてTMPを2.66g及びBDを7.48g混合した組成物である硬化剤成分を使用した点以外は実施例2と同様にしてクリーニングブレード11を接着したクリーニングブレードユニットを作製した。
硬化剤成分としてプラクセル220を12.16g、TMPを8.70g及びBDを2.46g混合した組成物である硬化剤成分を使用した以外は実施例1と同様にしてクリーニングブレードを製造しようとしたが、円筒状金型に反応性組成物をキャスティングするポリウレタン弾性体シートの成形がうまく行えなかった。
重合体トナーであるカラートナーを使用したIPSIO COLOR 8000(リコー)に実施例1〜4、比較例1〜4のクリーニングブレードユニットを装着し、2000枚の画像再生実験を行った。画像再生実験後にクリーニングブレードの感光体と当接する稜線(エッジ)部を光学顕微鏡又はレーザー顕微鏡により観察した。クリーニングブレード稜線部の摩耗量が10μm以下のものを耐摩耗性について「良好」、10μmを超えるものを「不良」と評価した。また同時に該稜線部に欠けが発生しているかどうかも評価し、欠けが全く発生していないものを耐欠け性について「◎」、小さな欠けがあるが、画像上問題のない程度のものを「○」、欠けが大きくて画像に問題が発生したものを「×」と表示した。表1にMc,Hsの計算結果と評価結果を併せて示した。
Claims (5)
- 静電転写プロセスを利用した画像形成装置に使用するポリウレタン弾性体からなるクリーニングブレードであって、
前記ポリウレタン弾性体は2官能のポリオール化合物(分子量Mp,配合量Wp)、ジイソシアネート化合物(分子量Mi,配合量Wi)、少なくとも1種の3官能以上の架橋剤(分子量Mt,配合量Wt)、及び2官能の鎖延長剤(分子量Md,配合量Wd)を構成成分とするものであり、式(数1)にて定義されるMcが、
2000<Mc≦8000
であり、
下記式(数2)にて定義されるハードセグメント量Hsが29.0重量%以上32.0重量%以下であることを特徴とするクリーニングブレード。
(数1)
Mc=(Wi+Wp+Wt+Wd)/(Wt/Mt)
(数2)
Hs(重量%)
=100[Wi−1.5Mi(Wt/Mt)+Wd]/(Wi+Wp+Wt+Wd) - 前記ポリオール化合物がポリエステルポリオールである請求項1に記載のクリーニングブレード。
- 静電転写プロセスを利用した画像形成装置に使用するポリウレタン弾性体からなるクリーニングブレードの製造方法であって、
前記ポリウレタン弾性体を、2官能のポリオール化合物(分子量Mp,配合量Wp)、ジイソシアネート化合物(分子量Mi,配合量Wi)、少なくとも1種の3官能以上の架橋剤(分子量Mt,配合量Wt)、及び2官能の鎖延長剤(分子量Md,配合量Wd)を反応させて形成する重合工程を有し、式(数3)にて定義されるMcが、
2000<Mc≦8000
であり、
下記式(数4)にて定義されるハードセグメント量Hsが29.0重量%以上32.0重量%以下であることを特徴とするクリーニングブレードの製造方法。
(数3)
Mc=(Wi+Wp+Wt+Wd)/(Wt/Mt)
(数4)
Hs(重量%)
=100[Wi−1.5Mi(Wt/Mt)+Wd]/(Wi+Wp+Wt+Wd) - 前記ポリオール化合物がポリエステルポリオールである請求項3に記載のクリーニングブレードの製造方法。
- 請求項1又は2に記載のクリーニングブレードを使用した画像形成装置のクリーニング方法。
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