JP2005345370A - 界面検出装置及び方法、並びに体積計測装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡素で汎用性の高い小型で安価な装置構成により、簡素で汎用性の高い装置構成により、容器に収容された血清の界面位置を高精度に検出し、これに基づいて血清の体積を高精度に計測する。
【解決手段】 検体液12が収容された採血管11に対して光を照射する光照射手段2と、光検出器である一対の受光手段21,22を有して界面検出装置が構成されており、受光手段21,22により測定された反射光強度の変化に基づいて検体液12の所定の液体である血清14の上下の各界面位置を検出する、このとき、メニスカス14aからの反射光が殆ど受光手段22でのみ検出されることを利用する。そして、検出された各界面位置の値を用いて血清14の体積を計測する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被検体として例えば検体液となる血液を対象とし、容器(採血管)の中で分離剤を介して血清と血餅とに分離した検体液について、血清等の界面を検出する界面検出装置及び方法、並びに血清等の体積を計測する体積計測装置及び方法に関する。
従来、被検者から採取した血液中の血清量を計測する方法として、以下に示す方法が提案されている。
この方法では、先ず採取した血液を分離剤と共に採血管内に収容して検体液とする。次いで、この検体液を容器に入れた状態で遠心分離機にかけて遠心分離を行い、分離剤を介した血清及び血餅の2種類の液体に分離させる。その後、この検体液中の血清量を計測する。
検体液中の血清量を計測する具体的な方法としては、検体液の画像を採血管の側面からCCDカメラ等を用いて取得し、画像処理を行うことにより検体液中の血清量を計測する方法、採血管内の検体液の静電容量を静電容量センサを用いて測定し、この静電容量の変化により検体液中の界面位置を検出して、この界面位置により血清量を計測する方法等の各種の方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開平11−37845号公報 特開2001−108506号公報 特開2001−165752号公報
しかしながら、前述のような各種の計測方法のうち、CCDカメラ等を用いて画像を取得する方法にあっては、画像処理により界面位置を検出する構成を採ることに起因して、光源からの照射光ムラや光照射角度の影響を受け易い。そのため、採血管内に収容された液体にメニスカスが発生している場合には、採血管内の検体液中の血清量を精度良く計測することが困難となる。またこの場合、画像処理の装置構成は比較的複雑であることから、装置が大型化し価格が高くなるという問題がある。
また、静電容量センサを用いて計測する方法にあっては、CCDカメラ等を用いた場合のように、採血管の表面のラベルによって計測精度が影響を受けるようなことはないが、静電容量センサと容器との距離によって静電容量センサの出力信号が大きく変化するため、CCDカメラ等を用いて界面位置を検出する構成と同様に、採血管内に収容された液体にメニスカスが発生している場合には、当該距離を高精度で制御する必要があり、計測装置全体の構造が複雑化し、装置が大型化して装置価格が高くなるという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡素で汎用性の高い小型で安価な装置構成により、容器に収容された少なくとも2種類の液体のうち、特にメニスカスを形成する所定の液体の界面位置を高精度に検出することを可能とする界面検出装置及び方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、簡素で汎用性の高い小型で安価な装置構成により、容器に収容された少なくとも2種類の液体のうち、特にメニスカスを形成する所定の液体の体積を高精度に計測することを可能とする体積計測装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討の結果、以下に示す発明の諸態様に想到した。
本発明の界面検出装置は、上下に分離した状態で容器に収容されている少なくとも2種類の液体のうち、前記容器の内壁面との間でメニスカスを形成する所定の液体の界面を検出する界面検出装置であって、前記容器に対して光を照射する光照射手段と、前記光照射手段を挟む上下位置に配置されてなり、前記容器の表面及び前記液体の表面からの反射光を受光する一対の受光手段と、前記所定の液体のメニスカスの表面における反射光の受光強度が、一方の前記受光手段と他方の前記受光手段とで異なることを利用して、前記所定の液体の界面を検出する界面検出手段とを含む。
本発明の界面検出装置の一態様は、前記容器と前記光照射手段及び前記受光手段とを相対的に移動させる移動手段を含む。
本発明の界面検出装置の一態様では、前記少なくとも2種類の液体は分離剤を介して分離してなる血清及び血餅であり、前記所定の液体は前記血清である。
本発明の界面検出装置の一態様では、前記光照射手段から照射される光が可視光又は赤外光である。
本発明の体積計測装置は、前記界面検出装置と、前記界面検出手段により検出された前記所定の液体の上下の前記界面間の間隔と予め求められた前記容器の寸法とに基づき、前記所定の液体の体積を計測する体積計測手段とを含む。
本発明の界面検出方法は、上下に分離した状態で容器に収容されている少なくとも2種類の液体のうち、前記容器の内壁面との間でメニスカスを形成する所定の液体の界面を検出する界面検出方法であって、光照射手段により前記容器に対して光を照射する手順と、前記光照射手段を挟む上下位置に一対の受光手段を配置し、前記各受光手段により前記容器の表面及び前記液体の表面からの反射光を受光する手順と、前記所定の液体のメニスカスの表面における反射光の受光強度が、一方の前記受光手段と他方の前記受光手段とで異なることを利用して、前記所定の液体の界面を検出する手順とを含む。
本発明の体積計測方法は、上下に分離した状態で容器に収容されている少なくとも2種類の液体のうち、前記容器の内壁面との間でメニスカスを形成する所定の液体の体積を計測する体積計測方法であって、上述の界面検出方法の各手順に加え、検出された前記所定の液体の上下の前記界面間の間隔と予め求められた前記容器の寸法とに基づき、前記所定の液体の体積を計測する手順とを含む。
本発明の界面検出装置及び方法によれば、簡素で汎用性の高い小型で安価な装置構成により、容器に収容された少なくとも2種類の液体のうち、特にメニスカスを形成する所定の液体の界面を高精度に検出することが可能となる。
本発明の体積計測装置及び方法によれば、簡素で汎用性の高い小型で安価な装置構成により、容器に収容された少なくとも2種類の液体のうち、特にメニスカスを形成する所定の液体の体積を高精度に計測することが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、検体液が収容された採血管を示す概略図、図2は、本発明の実施形態における体積計測装置の主要構成を示す概略図、図3は、体積計測装置による界面検出時の様子を示す概略図、図4は、血清のメニスカス部分における光照射及び反射の様子を示す概略図、図5は、本発明の実施形態における体積計測方法を手順に従って示すフロー図、図6は、図2に示す体積計測装置により検出された界面位置の検出結果を示す特性図である。
本実施形態では、被検体として被検者から採取した血液を対象とする。血液は、図1に示すように、分離剤13を介して上下に血清14と血餅15とが分離してなる検体液12として採血管11内に収容されている。この検体液12は、採取した血液を分離剤13と共に採血管11内に収容し、遠心分離機(不図示)にかけて遠心分離を実行することにより、血餅15、分離剤13及び血清14の順に比重が大きいことから、分離剤13を介して上下に血清14と血餅15とに分離してなるものである。血清14の上部には空気16が充填されている。このように、採血管11内で血清14と血餅15とが上下方向に分離することにより、各液体の界面位置の検出をより容易に行うことができる。本実施形態では、検体液12のうち血清14が界面位置の検出及び体積計測の対象となる所定の液体である。
採血管11は、試験管等のように下端が閉塞された円筒状をなすものであって、例えば後述する移動手段5により上下方向及び左右方向に移動可能に支持される。採血管11は、可視光や赤外光等を透過可能な材質、例えば無色透明のガラス、樹脂等から形成されている。
本実施形態では、採血管11にはラベル等が貼付されていないことが望ましい。しかしながら、採血管11の表面において空気16から検体液12にかけて連続して露出する部分が有れば、即ち例えば採血管11の表面をその円周に沿って略完全に覆うようなラベル等でなければ、当該連続した露出部位を光照射の対象とすることができるため、ラベル等が貼付されていても良い。採血管11の表面に貼付されるラベルの一例を図2に示す。ここでは、採血管11の表面に、紙、樹脂等からなる半透明のラベル17が貼付されており、ラベル17には、必要に応じて、被験者等に関する各種情報が文字、記号、バーコード等として印刷又は手書きによって付されている。ラベル17の材質は特に制限されるものではない。
(体積計測装置の構成)
本実施形態の体積計測装置1は、図2及び図3に示すように、検体液12が収容された採血管11に対して光を照射する光照射手段2と、採血管11の表面及び検体液12の表面からの反射光を受光する光検出器である受光部3と、受光部3により受光された反射光の強度に基づき、所定の液体である血清14の界面位置を検出する界面検出手段4と、採血管11を光照射手段2に対して上下方向に相対的に移動させる移動手段5と、界面検出手段4により検出された界面位置に基づき、所定の液体である血清14の体積を計測する体積計測手段6と備えて構成されている。ここでは、光照射手段2、受光部3、界面検出手段4及び移動手段5から所定の液体の界面を検出する界面検出装置が構成され、これに体積計測手段6が付加されて体積計測装置1が構成される。
光照射手段2は、発光源2aが採血管11と対向するように所定距離をもって配置されるものであり、可視光、赤外光等を照射する機能を有するものであれば、特に制限されるものではなく、可視光を照射するものとして例えば一般的に汎用されている安価で小型のLED等が適用可能である。
受光部3は、光検出器である一対の受光手段21,22を有して構成されており、光照射手段2を挟む上下位置、即ち移動手段5により配置される採血管11の長手方向に沿って受光手段21,22が設けられてなるものである。本実施形態では、光照射手段2及び受光手段21,22が上記の位置に固定配置されており、これらに対して移動手段5の駆動により採血管11が上下方向に移動する。具体的には、図3に示すように、光照射手段2からの照射光の中心方向をL1とし(以下、単に照射光L1と記す)、照射光L1が到達する採血管11の表面部位を起点として、反時計回りに角度θ1をなす反射光の中心方向L2(以下、単に反射光L2と記す)の所定位置に受光手段21が配置される、同様に、時計回りに角度θ2をなす反射光の中心方向L3(以下、単に反射光L3と記す)の所定位置に受光手段22が配置される。ここでは、後述する血清14のメニスカス14aの接触角を考慮して、例えばθ1=θ2=45°とすることが好ましい。受光手段21,22は、光検出機能を有するものであれば、特に制限されるものではなく、例えば一般的に汎用されている安価で小型のフォトダイオード等が適用可能である。
界面検出手段4は、受光手段21,22に接続されており、受光手段21,22に受光し検出された反射光の強度を電気信号に変換する信号生成回路23と、信号生成回路23からの電気信号を増幅する増幅回路24と、増幅回路24からの電気信号に基づいて所定の液体の界面位置を特定し、特定結果の電気信号を出力する演算回路25とを備えて構成されている。
移動手段5は、図2(図3では移動手段5を一部のみ示す)に示すように、一対の爪41a,41bを有し、これらの爪41a,41bを用いて採血管11の上端部を挟持する支持部42と、支持部42を図中矢印Zで示す方向に移動させる移動部43及び図中矢印Yで示す方向に移動させる移動部44、及び移動部43,44を矢印Xで示す方向に移動させる移動部(不図示)を有する移動機構45と、移動機構45の近傍に配置されており、複数の採血管11を収容可能な供給ステーション46(図2にのみ示す)とを備えて構成されている。なおここでは、所定位置に固定された受光手段21,22に対して採血管11を移動させる場合を例示したが、逆に所定位置に固定された採血管11に対して光照射手段2及び受光手段21,22を一体として移動させるように、移動手段を構成しても良い。
体積計測手段6は、演算回路25に接続されており、所定の液体の体積を算出する体積算出手段26と、予め測定しておいた(既知である)採血管11の内腔部の横断面積(内径寸法)の情報を記憶する記憶手段27とを備えて構成されている。体積算出手段26は、演算回路25からの電気信号に基づく血清14の上下の各界面位置(又は各界面間距離)と、記憶手段27に記憶されている前記横断面積(内径寸法)とを用いて、血清14の体積を算出する。
(体積計測方法)
以下、上述のように構成されてなる体積計測装置1を用いて、採血管11内に収容された検体液12の血清14の体積を計測する方法について、図3〜図6を用いて説明する。
図5に示すように、先ず、採血管11内に被検者から採取した血液と分離剤13とを検体液12として収容し、この検体液12を収容した採血管11を遠心分離機にかけて遠心分離を実行する。この遠心分離により、図1に示すように、採血管11内の検体液12が分離剤13を介した血清14と血餅15とに分離する(ステップS1)。
続いて、各々検体液12が収容された複数の採血管11が収納された供給ステーション46内から所定の採血管11を移動手段5により移動させ、所定位置に配置する(ステップS2)。具体的には、採血管11の上端部を支持部42の爪41a,41bを用いて挟持し、移動機構45による上下方向及び左右方向への駆動により、光照射手段2及びこれを挟んで上下位置に配置された受光手段21,22と採血管11の長手方向とが略平行となるように、当該採血管11を配置する。そして、移動部43の駆動により採血管11を光照射手段2及び受光手段21,22に対して上下方向に平行移動(走査)させつつ、光照射手段2から採血管11に向けて光を照射する(ステップS3)。
このとき、光照射手段2からの照射光は、図3に示すように、採血管11の外壁面11a及び内壁面11bと接する検体液12の表面において反射又は散乱(以下、単に反射と記す)し、その反射光L2が受光手段21に、反射光L3が受光手段22にそれぞれ入射し受光される(ステップS4)。なお、図示の便宜上、図3においては内壁面11bと接する液体表面(図示の例では血清14の表面)において反射する様子のみを示す。
ここで、受光手段21,22は光照射手段2の上下方向の対称位置に配置されているため、検体液12を構成する各液体の界面が照射光L1と略平行であれば、採血管11を上下方向に走査させた際に反射光L2,L3は略同一の光強度で受光手段21,22に受光され、受光手段21,22で略同一の光強度変化が検知される。分離剤13及び血餅15の各界面は照射光L1と略平行であるため上記の説明が該当するが、血清14の空気16との界面では、血清14の内壁面11bとの濡れ性により、図3の円内に示す部分拡大図及び図4に示すように、当該界面にメニスカス14aが形成される。このメニスカス14aは、図4のように内壁面11bとの間で接触角θ3を有するため、メニスカス14aにおける反射光強度は受光手段21と受光手段22とで大きく異なる。具体的には、メニスカス14aにおける反射光は受光手段22の方向のもの、即ち殆ど反射光L3のみであり、反射光L2は殆ど無視し得る程度となる。従ってこの場合、受光手段22でのみ反射光が検知され、受光手段21では(殆ど)検知されないことになる。
続いて、受光手段21,22により検知された光強度変化を信号生成回路23によりそれぞれ電気信号に変換し、これらの電気信号を増幅回路24により増幅した後、この電気信号を演算回路25により処理し、血清14の上下の界面位置を検出する(ステップS5)。
増幅回路24により増幅された各電気信号を図6に示す。図6では、血清14のメニスカス14aを強調して示している。ここで、採血管11の外壁面11aからの反射光強度は採血管11の全体を通して略一定値を示す。そして、光照射手段2及び受光手段21,22により、空気16、血清14(メニスカス14aを除く)及び血餅15を走査したときには、これらの各液体表面からの反射光強度には大きな差異はなく、従って受光手段21,22で検知する反射光強度は受光手段21,22で略同一の一定値を示す。これに対して、血清14のメニスカス14aを走査したときには、上述のようにメニスカス14a表面からの反射光を殆ど受光手段22でのみ受光するため、受光手段21では殆ど反射光強度の変化を示さないが、受光手段22では反射光強度が急峻な増加を示す。また、分離剤13を走査したときには、分離剤13表面では光散乱が他の液体に比べて大きいため、受光手段21,22で共に反射光強度の増加を示す。
演算回路25では、このような反射光強度の性質を利用して、受光手段21,22で共に反射光強度の増加を検知した場合には、その電気信号からこれが分離剤13に相当することが認識される。また、受光手段22のみで反射光強度の増加を検知した場合には、その電気信号からこれがメニスカス14aに相当することが認識される。そして、分離剤13であると認識された場合には、図6中の破線cのように電気信号と血清14の下界面(血清14の分離剤13との界面)とを対応付ける。また、メニスカス14aであると認識された場合には、図6中の破線a,bのように電気信号とメニスカス14aの上部及び下部とを対応付ける。ここで、メニスカス14aに相当する血清量が極めて少ないものであることから、破線bに示すメニスカス14aの下部の位置を血清14の上界面(血清14の空気16との界面)と見なす。この場合、破線a,bの中間のピークに相当する部位を血清14の上界面と見なしても良い。なお、図6では、分離剤13の血餅15との界面についても血清14と同様に、その位置を対応付ける破線dを合わせて図示する。
続いて、体積計測手段6における体積算出手段26の作動により、演算回路25からの血清14の上下の各界面位置を示す電気信号に基づいて各界面位置間の距離を算出し、当該算出結果の値と、予め測定されて記憶手段27に記憶されている採血管11の内腔部の横断面積(内径寸法)とを積算することにより、血清14の体積を算出する(ステップS6)。これにより、容易且つ正確に血清14の体積を算出する(計測)することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、簡素で汎用性の高い小型で安価な装置構成により、採血管11に収容された検体液12のうち特にメニスカスを形成する所定の液体(ここでは血清14)の界面位置を高精度に検出することが可能となる。
また、簡素で汎用性の高い小型で安価な装置構成により、採血管11に収容された検体液12のうち特にメニスカスを形成する所定の液体(ここでは血清14)の体積を高精度に計測することが可能となる。
検体液が収容された採血管を示す概略図である。 本発明の実施形態における体積計測装置の主要構成を示す概略図である。 体積計測装置による界面検出時の様子を示す概略図である。 血清のメニスカス部分における光照射及び反射の様子を示す概略図である。 本発明の実施形態における体積計測方法を手順に従って示すフロー図である。 図2に示す体積計測装置により検出された界面位置の検出結果を示す特性図である。
符号の説明
1 体積計測装置
2 光照射手段
3 受光部
4 界面検出手段
5 移動手段
6 体積計測手段
11 採血管
12 検体液
13 分離剤
14 血清
15 血餅
16 空気
17 ラベル
21,22 受光手段
23 信号生成回路
24 増幅回路
25 演算回路
26 体積算出手段
27 記憶手段
41a,41b 爪
42 支持部
43,44 移動部
45 移動機構
46 供給ステーション

Claims (7)

  1. 上下に分離した状態で容器に収容されている少なくとも2種類の液体のうち、前記容器の内壁面との間でメニスカスを形成する所定の液体の界面を検出する界面検出装置であって、
    前記容器に対して光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段を挟む上下位置に配置されてなり、前記容器の表面及び前記液体の表面からの反射光を受光する一対の受光手段と、
    前記所定の液体のメニスカスの表面における反射光の受光強度が、一方の前記受光手段と他方の前記受光手段とで異なることを利用して、前記所定の液体の界面を検出する界面検出手段と、
    を含むことを特徴とする界面検出装置。
  2. 前記容器と前記光照射手段及び前記受光手段とを相対的に移動させる移動手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の界面検出装置。
  3. 前記少なくとも2種類の液体は分離剤を介して分離してなる血清及び血餅であり、前記所定の液体は前記血清であることを特徴とする請求項1又は2に記載の界面検出装置。
  4. 前記光照射手段から照射される光が可視光又は赤外光であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の界面検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の界面検出装置と、
    前記界面検出手段により検出された前記所定の液体の上下の前記界面間の間隔と予め求められた前記容器の寸法とに基づき、前記所定の液体の体積を計測する体積計測手段と
    を含むことを特徴とする体積計測装置。
  6. 上下に分離した状態で容器に収容されている少なくとも2種類の液体のうち、前記容器の内壁面との間でメニスカスを形成する所定の液体の界面を検出する界面検出方法であって、
    光照射手段により前記容器に対して光を照射する手順と、
    前記光照射手段を挟む上下位置に一対の受光手段を配置し、前記各受光手段により前記容器の表面及び前記液体の表面からの反射光を受光する手順と、
    前記所定の液体のメニスカスの表面における反射光の受光強度が、一方の前記受光手段と他方の前記受光手段とで異なることを利用して、前記所定の液体の界面を検出する手順と、
    を含むことを特徴とする界面検出方法。
  7. 上下に分離した状態で容器に収容されている少なくとも2種類の液体のうち、前記容器の内壁面との間でメニスカスを形成する所定の液体の体積を計測する体積計測方法であって、
    光照射手段により前記容器に対して光を照射する手順と、
    前記光照射手段を挟む上下位置に一対の受光手段を配置し、前記各受光手段により前記容器の表面及び前記液体の表面からの反射光を受光する手順と、
    前記所定の液体のメニスカスの表面における反射光の受光強度が、一方の前記受光手段と他方の前記受光手段とで異なることを利用して、前記所定の液体の界面を検出する手順と、
    検出された前記所定の液体の上下の前記界面間の間隔と予め求められた前記容器の寸法とに基づき、前記所定の液体の体積を計測する手順と、
    を含むことを特徴とする体積計測方法。
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