JP2005344678A - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Yoshinori Takahashi
Minehiro Murata
峰啓 村田
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Abstract

【課題】 本発明は、エンジン側の制御だけで排ガスを所望の温度に容易に昇温し、高温排気ガスでエンジンの制御装置の機能低下を抑制する処理をEGR装置が熱害を受けることなく、実施できるエンジンの制御装置を提供することにある。
【解決手段】排気通路Exと吸気通路Iとを接続し冷却器28を備えた第1EGR通路18と、第1EGR通路と並列に配設され冷却器を備えない第2EGR通路23と、第1EGR通路と第2EGR通路とを切換るEGR弁34と、排気浄化装置29と、排ガス温度を上昇させる排ガス温度上昇手段A1と、排気浄化装置の昇温制御を判定する温度上昇制御判定手段A2と、排気浄化装置の昇温制御が必要な場合に排ガス温度上昇手段A1を作動させると共にEGR弁34(24)を駆動させて第1EGR通路を閉鎖し第2のEGR通路にEGRガスを導入する制御手段A3とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの排気浄化装置に関し、特に、排気浄化装置の再生処理にかかわるエンジンの制御装置に関する。
従来、エンジンはその排気を無害化して排出するため、排気路に各エンジンの排出する排気ガス特性に応じた排気ガス処理装置であるフィルタや触媒等を装着し、更に、排気ガス再循環装置(EGR装置)により排気ガスを燃焼室に還流させてNOxの排出を抑制する等の各種方法を採用している。
例えば、特開2002−309987号公報(特許文献1)に開示のエンジンの排気脱硝装置では、エンジンの排気通路にNOx吸収剤を配置すると共に、流れる排気ガスを燃焼室に還流させる排気ガス再循環装置(EGR装置)を設けている。NOx吸収剤は通常状態ではNOxを吸収し、排ガスの空燃比がリッチになるとNOxを放出し、CO及びHCによりNOxを還元する。排ガスの空燃比をリッチにするときには、EGR制御弁を開弁して排気を再循環させ、吸入空気量を減少させると共に、噴射燃料を増大させて空燃比をリッチにし、同時に、エンジン出力トルクが変化しないように、燃料噴射量をさらに増量するようにしてリッチ運転を促進している。ここでのEGR装置は互いに並列配備される一対のEGR通路を設け、通常運転時の少量EGR制御と、大流量でのEGR制御をそれぞれ実施することで、NOxの排出量の低減と、NOx吸蔵還元触媒の還元処理時のリッチ運転を低抵抗で行えるようにしている。これによって、特許文献1の技術では、EGR運転域の拡大と大量EGRを用いてのエンジンからの排出NOxを減らすことを可能とし、NOx吸蔵触媒の小型化を容易に図れるようにしている。
特開2002−309987号公報
このように、特許文献1の技術では通常使用の小流量のEGR経路に加えて、リッチ運転時用の大型EGRバルブを用いた大流量のバイパス経路を併用し、大量EGRを用いてエンジンからの排出NOxを減らすことにより、NOx吸蔵触媒の小型化を図っている。
しかし、特許文献1では吸蔵したNOxを還元する際にEGR増大制御、吸気絞り弁の閉制御、タービン通路の絞り制御を実施しているが、このようなリッチ運転処理ではリッチ化には有効であるが、排気ガス温度の大きな上昇は達成されない。
このため、エンジンの制御装置の機能低下を抑制する処理、例えば、NOx吸蔵還元触媒の硫黄被毒によるNOx吸蔵性能の低下を防止するために行うSパージにおいて、十分な高温排気ガス(触媒温度:600℃以上)によるリッチ雰囲気下での触媒より硫黄をとばす処理が必要であるような場合、排気ガス温度の昇温が十分でなく、特許文献1の技術ではSパージに採用することはきない。また、特許文献1の技術ではSパージを考慮しての高温EGRガスの還流を考慮していないので、エンジン、特に、EGR装置自体の熱害を回避することもできない。
本発明は以上のような課題に基づきなされたもので、目的とするところは、昇温制御時にEGR装置の熱害を回避しながら、排気浄化装置をエンジン側の制御だけで所望の温度に容易に昇温し、高温排ガスでエンジンの制御装置の機能低下を抑制する処理を容易に実施できるエンジンの制御装置を提供することにある。
この発明の請求項1に係るエンジンの制御装置は、エンジンの排気通路と吸気通路とを接続し流通するガスを冷却する冷却器を備えた第1のEGR通路と、上記第1のEGR通路と並列に配設されEGRクーラーを備えない第2のEGR通路と、EGRガスの流通を上記第1のEGR通路と第2のEGR通路とを切換可能に配置されたEGR弁と、エンジンの排気通路に配置された排気浄化装置と、エンジンから排出される排ガス温度を上昇させる排ガス温度上昇手段と、上記排気浄化装置の昇温制御を要するか否かを判定する温度上昇制御判定手段と、温度上昇制御判定手段により排気浄化装置の昇温制御が必要と判定された場合に、排ガス温度上昇手段を作動させると共に上記EGR弁を駆動させて第1のEGR通路を閉鎖し第2のEGR通路にEGRガスを導入する制御手段と、を具備することを特徴とする。
この発明の請求項2は請求項1記載のエンジンの制御装置において、排ガス温度上昇手段は、吸気通路に介装された吸気絞り弁を閉作動させる手段と、燃料噴射装置により噴射される燃料の噴射時期の遅角と噴射量の増量とを行う燃料噴射制御手段と、可変容量過給機のタービン入口面積を減少させる過給機制御手段を有することを特徴とする。
この発明の請求項3は請求項2記載のエンジンの制御装置において、上記燃料噴射制御手段が主燃料噴射の噴射時期を遅角させるとともに当該主燃料噴射に先立ち燃料の噴射を行うパイロット噴射を実施することを特徴とする。
この発明の請求項4は請求項1乃至請求項3記載のエンジンの制御装置において、上記排気浄化装置は排ガスの空燃比がリーン状態の時にNOxを吸蔵し、リッチ状態の時にNOxを還元処理するNOx吸蔵触媒であり、上記温度上昇制御判定出手段は、NOx吸蔵触媒に対する硫黄成分の吸蔵量を算出する手段を備え、上記NOx吸蔵触媒に吸蔵されたS成分が所定量に達した場合に昇温制御を要すると判定することを特徴とする。
この発明の請求項5は請求項1乃至請求項3記載のエンジンの制御装置において、上記排気浄化装置が排気中の微粒子を捕集するフィルタであり、上記温度上昇制御判定出手段は、上記フィルタにおける排気微粒子の堆積量を算出する手段を備え、上記フィルタに堆積した排気微粒子が所定量に達した場合に昇温制御を要すると判定することを特徴とする。
この発明の請求項6は請求項1乃至請求項5記載のエンジンの制御装置において、排ガス温度上昇手段にて排気浄化装置上流の排ガス温度を600〜700℃の範囲に昇温することを特徴とする。
この発明によれば、昇温制御時にEGR装置の熱害を回避しながら、排気浄化装置をエンジン側の制御だけで所望の温度に容易に昇温できる。
更に、この発明によれば、排気浄化装置の昇温が可能になるとともに、A/Fをリッチ化でき、NOx触媒のSパージに有利となる。また、DPFの場合は、A/Fのリッチ化によりPMの過燃焼の抑制が期待できる。
更に、この発明によれば、主噴射を遅角した場合にパイロット噴射することにより、安定した燃焼状態にて、所望の温度まで昇温できる。
更に、この発明によれば、NOx吸蔵触媒におけるSパージをEGR装置の熱害を防止しながら容易に実施可能となる。
更に、この発明によれば、DPFの再生をEGR装置の熱害を防止しながら容易に実施可能となる。
更に、この発明によれば、排気浄化装置上流の排ガス温度を600〜700℃の範囲に昇温するので確実に排気浄化装置の再生が可能となる。
以下、本発明の一実施形態としてのエンジンの制御装置を備えたディーゼルエンジン(以後単にエンジンと記す)1を説明する。
エンジン1は直列に4つの燃焼室2を配備し、各燃焼室2には直接燃料を噴射する燃料噴射弁3が設けられている。ここで燃料タンク4の燃料(軽油)は高圧燃料噴射ポンプ5で加圧されてコモンレール6(蓄圧室)に圧送され、コモンレール6から燃料噴射弁3を介し各気筒内に噴射され、これらが燃料噴射装置を構成する。ここでの燃料噴射弁3は後述のECU7から出力される燃料制御信号に応じてその燃料噴射量Qnと噴射時期Tnが制御される。
各燃焼室2の一側より延びる不図示の吸気ポートは吸気マニホールド8に連通し、同吸気マニホールド8に過給機12のコンプレッサ17を介し吸気路Iを形成する給気管9が接続される。この給気管9はエアクリーナ11より吸入した吸気をコンプレッサ17で加圧し、コンプレッサ17からの吸気の吸気量を吸気絞り弁である吸気スロットル弁33で調整し、吸気の冷却をインタークーラ13で行ってから吸気マニホールド8に導入している。なお、吸気スロットル弁33のアクチュエータ331は後述のエンジンコントロールユニット(ECU)7により駆動制御される。
各燃焼室2の他側より延びる不図示の排気ポートは排気マニホールド15に連通し、同排気マニホールド15には過給機12のタービン20を介して排気路Exを形成する排気管16が接続される。なお、過給機12はそのタービン20の外周に環状配備され、アクチュエータ201により同時作動される多数の可動翼片(不図示)を備え、多数の可動翼片によりタービン20が受ける排気ガス流量を可変調整可能な可変容量過給機(VGターボ)としての機能を備える。アクチュエータ201は後述のエンジンコントロールユニット7により駆動制御される。
給気管9の吸気マニホールド8近傍部位と、排気マニホールド15の排気タービン20の上流側部位のEGRガス取入れ口21とは、EGR装置10の一対の互いに並列配備される第1、第2排気再循環通路(以後、単に第1、第2EGR通路と記す)18、23により接続されている。
第1EGR通路18と第2EGR通路23とはEGRガス取入れ口21に対し、その下流側の分岐部に配備される三方電磁弁である三方EGR弁24(以後単にEGR弁と記する)を介して並列接続され、給気管9の吸気マニホールド8近傍部位に共に下流端側を合流させるように形成されている。
EGR弁24は後述のエンジンコントロールユニット7により駆動制御され、通常のオフ時にEGRガス取入れ口21のEGRガスを第1EGR通路18に、オン時に第2EGR通路23に導くように切換え制御される。なお、第1EGR通路18には流路の開口面積を調整可能な後述のエンジンコントロールユニット7により駆動制御される流量制御弁34(以後単に、流量制御弁と記する)と、再循環ガスクーラ28とが介装されている。
EGR装置10のEGRガス取入れ口21より下流に過給機12のタービン20が配備され、比較的高温のEGRガスがEGRガス取入れ口21に流入するように形成されている。
更に、排気管16には、NOxの量を検出するNOxセンサ27と触媒コンバータ29と不図示のマフラーとがこの順に配設されている。
排気浄化装置である触媒コンバータ29はそのケーシング291内に長手方向に沿ってNOx吸蔵還元触媒31と、ディーゼルパティキュレートフィルタ(以後単にDPFと記す)32とをこの順に収容する。
NOx吸蔵還元触媒31はその担体311がコージェライト製であり、排気を外部に排出する排気路Exの中心線L1の方向(軸方向)に連続形成される多数の直状の流通孔である流通路rとを有するハニカム構造を成す。担体311の各流通路rはその両端部が開放され、排気ガスを容易に通過させることができる。同触媒担体311の全表面域にはNOx吸蔵還元触媒31が離脱不可に担持される。
ここでNOx吸蔵還元触媒31は、カリウムK、ナトリウムNa等のアルカリ金属、バリウムBa、カルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタンLa、セリウムCeのような希土類から選ばれた少なくとも一つの成分と、白金Ptのような貴金属とを担持したものである。NOx吸蔵還元触媒31は流入する排気ガスの空燃比がリーンのときに、排気中のNOx(NO、NO)を吸収し、流入排気ガスがリッチになると吸収したNOxを放出するNOxの吸放出作用を行う。
このようなNOx吸蔵還元触媒31は、排気中の酸素濃度が増大すると(すなわち排気の空燃比がリーン空燃比になると)、これら酸素は白金Pt上で排気中のNOx(NOが主成分)と酸化反応を起してNOが生成される。また、流入排気中のNOは白金Pt上で更に酸化されつつ吸収剤としての酸化バリウムBaOと結合しながら吸収剤内に拡散する。このため、リーン雰囲気下では排気中のNOxがNOx吸蔵還元触媒31内に吸収されるようになる。
また、流入排気中の酸素濃度が低下すると(すなわち、排気の空燃比が低下すると)、白金Pt上でのNO生成量が減少するため、反応が逆方向に進むようになり、吸収剤内のNOxはNOの形でNOx吸蔵還元触媒31から放出されるようになる。この場合、排気中にHC、CO等の成分が存在すると白金Pt上でこれらの成分によりNOがNに還元される。
本実施形態では、エンジン1はディーゼル機関のため排気は通常リーン空燃比であり、NOx吸蔵還元触媒31は排気中のNOxを吸収する。しかし、NOx吸蔵還元触媒31に吸収されたNOx量が増大すると吸収剤(BaO等)が飽和してしまい、排気中のNOxを吸収できなくなるので、後述するように、NOx吸蔵還元触媒31に吸収されたNOx量が飽和する前時期に後述するように強制的にリッチ雰囲気を形成して、NOx吸蔵還元触媒31からNOxを放出させ、還元浄化するようにしている。また、NOx吸蔵還元触媒31は燃料中に含まれているS成分から生成されるSOxをも吸蔵してしまう性質があり、SOxの吸蔵量が多くなると触媒の浄化性能が低下してしまうという問題がある。しかし、吸蔵されたSOxは、排ガスがリッチ状態で、且つ高温担状態にすることで除去できることが分かっている。
ここで、DPF32はその担体321が多孔質の炭化珪素製でフィルタとして製作され、多数の貫通孔rsが形成され、断面がハニカム構造を成している。担体321の各貫通孔rsは中心線L1の方向の一端または他端のうち一方がプラグrpにより閉塞されており、一端が閉塞された貫通孔rs1と他端が閉塞された貫通孔rs2とが交互に隣接して配置されている。このため、排気管16からの排気は一端が開放された貫通孔rs2に流入し、貫通孔相互を隔てる多孔質の隔壁wを通過して他端が開放された貫通孔rs1に流入し、他端からDPF17外に流出できる。この際、排気中に含まれるパティキュレートPMは排気が多孔質の隔壁wを通過する際に捕集され、所定温度(500〜600℃)を上回る高温排気ガスが適時に流入した際に焼却除去される。
車両にはエンジン制御手段であるエンジンコントロールユニット(以後単にECU7と記す)が設けられている。
ECU7の不図示の入力ポートには、不図示のクランク軸近傍に配置された回転数センサ25からクランク軸一定回転角毎にパルス信号が入力され、エンジン回転数Neの算出及び噴射時期の算出に利用されている。不図示のアクセルペダルに配置したアクセル開度センサ26から運転者のアクセルペダル踏込み量(アクセル開度)θaを表す信号が入力される。排気管16にはNOx濃度信号を出力するNOxセンサ27が配備され、NOx濃度信号がECU7の入力ポートに入力されている。
一方、ECU7の不図示の出力ポートは、各気筒への燃料噴射量Qn及び燃料噴射時期Tnを制御するために、燃料噴射回路(ドライバー)22を介して各気筒の燃料噴射弁3に接続され、しかも、高圧燃料ポンプ5に図示しない駆動回路を介して接続され、高圧燃料ポンプ5からコモンレール6への燃料圧送量を制御している。
ECU7はエンジン制御を実施し、特に、エンジン1の排気浄化装置にのみ着目した場合、エンジン1から排出される排ガス温度Tgを上昇させる排ガス温度上昇手段A1と、排気浄化装置(NOx吸蔵還元触媒31とDPF32)の昇温制御を要するか否かを判定する温度上昇制御判定手段A2と、制御手段A3とを備える。
制御手段A3は温度上昇制御判定手段A2により排気浄化装置の昇温制御が必要と判定され、昇温指令Suが発せられた場合に、排ガス温度上昇手段A1を作動させると共にEGR制御手段A31を駆動する。EGR制御手段A31はEGR弁24、34を駆動させて第1のEGR通路18を閉鎖し第2のEGR通路23にEGRガスを導入するよう制御する。なお、EGR制御手段A31は基本機能として、EGR弁24のオフ時に流量制御弁34の弁開度信号βgを受けた際に、流量制御弁34のアクチュエータを介し指令相当の開度に流量制御弁34を切換え、これによって通常運転域では50%以下のEGR率で排気ガス還流制御が成され、定常運転でのNOx低減を図っている。
更に、排ガス温度上昇手段A1は吸気通路Iに介装された吸気絞り弁である吸気スロットル弁33を閉作動させる吸気絞り作動手段A11と、燃料噴射装置30による主噴射時期Tn1、Tn2(図3(a)、(b)参照)の遅角−ΔTおよび噴射量Qnの増量とを行う燃料噴射制御手段A12と、可変容量過給機(VGターボ)12のタービン入口面積を減少させる過給機制御手段A13を備えている。
なお、吸気絞り作動手段A11は基本機能として吸気スロットル弁33の開度θsを吸気絞り弁開度信号を受けた際に、指令相当の開度に吸気スロットル弁33を切換え制御する。
燃料噴射制御手段A12は基本機能として、アクセル開度センサ26と回転数センサ25とで検出されたアクセル開度θaとエンジン回転数Neとに基づいて基本燃料噴射量Q0と基本燃料噴射時期T0を算出し、この基本燃料噴射量Q0に機関運転状態に応じた補正を加えてエンジンの燃料噴射量Qnを設定し、基本噴射時期T0にエンジン運転状態に応じた補正を加えてエンジンの燃料噴射時期Tnを設定する。その上で、燃料噴射ドライバ22に燃料噴射量Qnと燃料噴射時期Tnをセットし、燃料噴射制御する。
温度上昇制御判定手段A2はNOx吸蔵触媒31に対する硫黄成分の吸蔵量ΣQSを算出する硫黄吸蔵量算出手段A21を備え、NOx吸蔵触媒31に吸蔵されたS成分が所定量SLimitに達した場合に昇温制御を要すると判定し、昇温指令Suを発っする。ここで、温度上昇制御判定手段A2は車両の走行距離あるいは燃料消費量QfがS成分堆積量に対応することに基づき燃料消費量Qfを積算する。この燃料消費量Qfの増加に応じてカウント量tn(単位走行距離あるいはエンジンの燃料消費量Qfの単位燃料消費量相当のカウント量)がエンジンの作動時間中に順次積算され、積算値(ΣQS←ΣQS+tn)を順次更新して最新のS成分堆積量相当値を求めることとなる。
このようなエンジンの制御装置の作動をECU7の行う図6のSパージ昇温制御ルーチンに沿って説明する。なお、このSパージ制御ルーチンは不図示のメインルーチンの途中の所定時期における割り込み制御としてなされる。
ECU7はエンジン1の不図示のキースイッチがオンし、ステップs1に達すると、現在までのエンジンの燃料消費量Qf相当のS成分積算値ΣQS(←ΣQS+tn)を順次更新して求める。
次いで、ステップs2では最新の積算値ΣQSが所定の閾値SLimitを上回るか否か判断し、上回る前はステップs3で通常運転指令Snを発し、これに応じて最新の運転情報に基づく燃料噴射制御を図4(a−1)に示す通常燃料処理マップmap1nを用いて行う。ここでは、通常燃料噴射量Qn1(=主噴射量qm)、通常燃料噴射時期Tn1(=主噴射時期)をNe、θaより演算し、これら燃料制御信号を燃料噴射ドライバ22に発し、これにより各燃料噴射弁3を主噴射mj(図3(a)参照)での噴射制御をする。
更に、ここではエンジン回転数Neとアクセル開度θa相当の通常EGRバルブ開度を図4(b−1)に示す通常EGRバルブ開度マップmap2nにより算出し、通常EGRバルブ開度βg1に流量制御34を切換え、NOx低減を定常運転域で図る。
更に、ここではエンジン回転数Neとアクセル開度θa相当の通常吸気スロットル開度マップ(図4(c−1)に示す)map3nを用い、通常スロットル開度θs1を算出し、同開度に切換え保持する。
更に、ここではエンジン回転数Neとアクセル開度θa相当の通常VGターボマップ(図4(d−1)に示す)map4nを用い、同マップによりタービン側ベーンの開度γ1を通常開度に切換え保持する。
このようなステップs1〜ステップs3の通常運転指令Sn1の運転中において、排気ガスは触媒コンバータ29に流入する。
なお、不図示のメインルーチンの途中で、DPF32は排気ガス中に含まれるパティキュレートPMを捕集し、排気ガス温度が所定温度(500〜600℃)を上回る運転域に達した際に流入した高温排気ガスで焼却除去される。
再度、ステップs2に戻り、最新の積算値ΣQSが所定の閾値SLimitを上回ると、ステップs4で昇温指令Suを発し、これに応じて最新の運転情報に基づく昇温燃料処理マップmap1hを用いて行う。
ここでは、図4(a−2)に示すように、昇温燃料噴射量Qn2(=パイロット噴射量qp+主噴射量qmL)、昇温燃料噴射時期Tn2(パイロット噴射時期Tp、主噴射時期Tn2(=Tn1―ΔT))を演算し、これら燃料制御信号を燃料噴射ドライバ22に発し、これにより各燃料噴射弁3を噴射制御をする。ここで、通常運転指令Sn時には、図3(a)に示す主噴射mjのみの場合であっても昇温指令Su時に切り換わると図3(b)に示すように、主噴射mjLに先駆けパイロット噴射pjを実行する。このパイロット噴射pjは所定時期Tpに実行され、これに加え主噴射時期Tn2が−ΔTだけ遅角処理される。なお、パイロット噴射を行わず、主噴射時期のみを遅角するようにしても良い。
しかも、昇温燃料噴射量Qn2はパイロット噴射量qp分に加え、主噴射量qmL(アクセル開度θa等により増減する)自体が通常燃料噴射量Qn1(=qm)より増量され、昇温燃料噴射量Qn2は通常燃料噴射量Qn1の1.3〜1.5倍に増量修正される。ここでは、主噴射時期Tn2の遅角処理と昇温燃料噴射量Qn2の増量修正によって各燃焼室2より排気マニホールド15に排出される排気ガスの温度上昇を確実に図ることができる。
なお、ここではステップs3の通常燃料噴射時期Tn1、通常燃料噴射量Qn1より、ステップs4の昇温燃料噴射時期Tn2、昇温燃料噴射量Qn2に切換えられるが、この切換え時においては、図5(a)に示すようなランプ制御が所定切換え時間tcをかけて実行される。即ち、ここでは、通常燃料噴射時期Tn1が昇温燃料噴射時期Tn2に経時的に遅角幅ΔT/δtずつ遅角補正されることとなる。同じく通常燃料噴射量Qn1が昇温燃料噴射量Qn2に経時的に増量幅ΔQ/δtずつ増量補正されることとなる。このような燃料噴射量、燃料噴射時期のランプ制御により、切換えショックを低減できる。
次いで、ステップs5に達すると、ここでは、昇温指令Suに応じて、EGR弁24をオンして第1EGR通路18を閉じ、第2EGR通路23を全開し、EGR量を通常時より、大幅に増大させる。これにより、EGRガスの流量増、EGRガスの温度上昇を図る。ここで第1EGR通路18を閉じるので、EGRクーラー28によるEGRガスの温度低下を防止でき、この点でもEGRガスの温度上昇を図ることとなる。ここでも、通常EGR量より昇温EGR量への換えが図5(b)に示すようなランプ制御によりなされ、これにより、切換え時間tc2をかけて増量幅Δg/δtずつ通常EGR経路開度βg1より最大EGR経路開度βgmaxへの増量切換えが実行され、切換えショックを低減できる。
次いで、ステップs6に達すると、ここでは、昇温指令Suに応じて、吸気絞り弁(吸気スロットル弁)の開度θs2をエンジン回転数Neとアクセル開度θa相当の昇温時吸気スロットル開度マップ(図4(c−2)に示す)map3hを用い、絞り量増となるよう閉作動させ、吸気絞りによる排気温度の上昇と排ガスのリッチ化を図る。ここでも、通常吸気絞り量θs1より昇温吸気絞り量θs2への切換えが図5(c)に示すようなランプ制御によりなされ、これにより、切換え時間tc3をかけて絞り幅Δθs/δtずつ通常開度θs1より昇温開度θs2への絞り切換えが実行され、切換えショックを低減できる。
次いで、ステップs7に達すると、ここでは、昇温指令Suに応じて、エンジン回転数Neとアクセル開度θa相当の昇温VGターボマップ(図4(d−2)に示す)map4hによるタービン側ベーンの開度γを絞り量−dγで修正できる量に設定し、タービン側ベーンの開度βを通常ベーン開度γ1より昇温絞り開度γ2に絞り(−dγ)修正させ、過給機タービン20を排気絞り手段として機能させ、排気絞りによる排気温度の上昇と重なるリッチ化を図る。ここでも、通常ベーン開度γ1より昇温絞り開度γ2(=γ1−dγ)への換えが図5(d)に示すようなランプ制御によりなされ、これにより、切換え時間tc4をかけて減量幅−dγ/δtずつ通常ベーン開度γ1より昇温絞り開度γ2への絞り−dγ切換えが実行され、切換えショックを低減できる。
このように昇温指令Suに応じてステップs4〜ステップs7の切換えがなされることで、各燃焼室より排気マニホールドに排出される排気ガスの温度が上昇され、通常時の排気マニホールド温度であるタービン入口温度が通常運転時より大幅に上昇し、例えば、通常時に400℃程度であったものが、650〜700℃にまで上昇される。
この昇温指令Suでの運転時において、温度650〜700℃の排気ガスの流入を受け、昇温燃料噴射量Qn2が通常燃料噴射量Qn1の1.3〜1.5倍に増量修正されるとともに吸入空気量の低減により、リッチ運転がなされる。このため、NOx吸蔵還元触媒31に付着している硫黄成分は十分に高温化した排気ガスを用いて容易に排除でき、しかもNOx吸蔵還元触媒31に吸着されていたNOxもこれを放出、および還元浄化することができる。
ステップs7の後のステップs8では所定の待ち時間Tw、例えば20分の経過を待ち、経過後はステップs9でステップs7の昇温絞り開度γ2を通常ベーン開度γ1にランプ制御で戻し処理し、ステップs6での昇温吸気絞り量θs2を通常吸気絞り量θs1にランプ制御で戻し処理し、ステップs5での最大EGR経路開度βgmaxを通常EGR経路開度βg1にランプ制御で戻し処理し、ステップs4での昇温燃料噴射時期Tn2及び昇温燃料噴射量Qn2を通常燃料噴射時期Tn1および通常燃料噴射量Qn1にランプ制御で戻し処理し、ステップs10でΣQSのクリア処理をしてメインルーチンに戻る。
図1のエンジンの制御装置によれば、昇温指令Su時に排気マニホールド温度であるタービン入口温度Ttを通常運転時より大幅に上昇(650〜700℃に)させるにあたり、主噴射mjLを遅角Δjさせ、その主噴射mjLに先駆けパイロット噴射pjを実行し、通常燃料噴射量Qn1をその1.3〜1.5倍の昇温燃料噴射量Qn2に増量修正すると共に吸入空気量低減した。このため、より排気ガスの昇温が可能になるとともに、A/Fをリッチ化でき、NOx触媒のSパージに有利となる。
更に、ここでは、通常噴射を遅角Δjした上に、主噴射mjLに先駆けパイロット噴射pjを実行することにより、安定した燃焼状態を確保して排気ガス温度を確実に上昇させることが可能となる。
更に、第1EGR通路18を閉じて昇温を図るので、EGRクーラ28側に過度に高い高温ガスが流入せず、EGR装置の熱害を防止しつつ、NOx触媒のSパージが実施可能となる。
このように昇温指令Su時にECU7によるエンジン側の制御のみで、容易に排気通路Exに排出される排気ガスの温度を大幅上昇させることができ、同昇温された排気ガスでNOx吸蔵還元触媒31の硫黄成分を排除し、NOx吸蔵還元触媒31の硫黄被毒によるNOx吸蔵性能低下を防止できる。
更に、ここでは、可変容量過給機12のタービン側ベーンの開度γを通常開度γ1より昇温絞り開度γ2に減少させ、タービン入口面積を減少させるので、排気ガスが絞られ、更なるタービン入口の排気ガス温度の上昇が可能となる。しかも、その際、VGターボ12を絞って、噴射時期Tn2を遅角させているので、ターボ12の仕事量は増大し(コンプレッサが回っている)、EGR率、新気質量流量は通常運転時と変わらず、結果として噴射量の増大によりλ(空気過剰率)が低下する。従って、スモークの悪化を抑えながらNOx吸蔵触媒31のリッチ運転が可能となる。
図1の制御装置では吸気マニホールド8近傍部位と、排気マニホールド15の排気タービン12の上流側部位(EGRガス取入れ口21)とを一対のEGR通路18、23により接続し、EGR弁24の切換えで、何れか一方にEGRガスを還流させていたが、場合により、図7に示すように、一対のEGR通路18、23のそれぞれにEGR弁34a、24aを配備した構成を採っても良い。この場合、EGR弁34aは開度可変式の電磁弁で、EGR弁24aは開閉弁で良い。この場合もECU7により流量制御弁34とEGR弁24の場合とほぼ同様に開閉制御し、同様の作用効果が得られる。
図1のエンジンの制御装置は走行距離またはS成分堆積量相当値である積算値(ΣQS←ΣQS+tn)が所定の閾値SLimitに達した時に昇温指令Scを発し、排気ガス温度上昇を図り、昇温された高温のEGRガスでNOx吸蔵還元触媒31の硫黄成分を飛ばしていたが、これに代えて、DPF32のパティキュレート再燃焼装置として本発明を適用しても良い。
この場合も図1のエンジンの制御装置とほぼ同様の制御機能を備えたECU7を用い、その場合、温度昇温制御判定手段A2がDPF32のPm堆積量算出手段A22(図2中に2点鎖線で示した)としての機能を備えることとなる。この場合、図1のエンジンの制御装置と同様の処理(DPF再生制御ルーチンを図8に示した)がなされる。即ち、ステップs1’ではDPFPm堆積量算出手段A22として、例えばDPF32に対するパティキュレートPMの堆積量ΣQPMをDPF32の前圧p1と後圧p2を圧力センサ41、42で検出する。即ち、DPF32の差圧ΔP(=p1−p2)の増加に応じてカウント量tn’がエンジン作動中に順次積算され、積算値(ΣQPM←ΣQPM+tn’)を順次更新して最新のパティキュレート堆積相当値を求めることとなる。
ステップs2’では、このデータに応じたΣQPMが所定の閾値PMLimitに達したか否か判断し、NOではステップs3の処理を、達した場合にステップs4に進み、昇温指令Suを発し、以下は図1のエンジンの制御装置と同様の処理(DPF再生制御ルーチンを図8に示した)を実行し、その時の排気ガス温度の上昇を図り、昇温された高温排気ガス(500〜600℃)でDPF32の捕獲しているパティキュレートPMを再燃焼させる処理を行なう。この場合も、昇温指令Su時にECU7によるエンジン1側の制御のみで、容易に排気ガスの温度を上昇させることができ、同昇温された排気ガスをDPF32に導き、その高温の排気ガスによりパティキュレートの焼却を容易に行うことが可能となる。この場合も、第1EGR通路18を閉鎖するのでEGRクーラー28側に過度の高温排気ガスが流入せずEGR装置の熱害を防止しながらDPF32の再生を容易に実施できる。
上述のところにおいて、エンジンの制御装置は、排気系の排気ガスを吸気系に還流させる排気ガス再循環装置と、過給機とを装備するディーゼルエンジンに適用されていたが、過給機に代えて排気絞り弁を装備するディーゼルエンジンに適用されてもよい。
本発明の一実施形態にかかるエンジンの制御装置の全体概略構成図である。 図1の排気浄化装置のECUの機能ブロック図である。 図1の排気浄化装置の燃料噴射モードを示し、(a)は主噴射のみのモード、(b)はパイロット噴射+主噴射モードの説明図である。 図1の排気浄化装置のECUが用いる演算マップで、燃料噴射量及び時期、EGR通路開度、スロットル開度、ターボベーン開度の通常時マップを(a−1)、(b−1)、(c−1)、(d−1)に、昇温時マップを(a−2)、(b−2)、(c−2)、(d−2)に示す。 図1の排気浄化装置のECUが行うランプ制御説明線図で(a)は燃料噴射量及び時期、(b)はEGR通路開度、(c)はスロットル開度、(d)はターボベーン開度のランプ制御特性を示す。 図1の排気浄化装置のECUが行う排気ガス温度昇温制御ルーチンのフローチャートである。 図1の排気浄化装置のEGRバルブの変形例を説明する図である。 本発明の他の実施形態で用いる排気浄化装置のECUが行う排気ガス温度昇温制御ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン
7 ECU
10 EGR装置
24 三方EGR弁
28 EGRクーラー(冷却器)
31 NOx吸蔵還元触媒
32 DPF
33 吸気スロットル
34 EGR弁
41、42 圧力センサ
Δp 差圧
βg EGR弁開度
βg2 EGR経路昇温開度
βgmax 最大EGR経路開度
θs 吸気スロットル弁開度
A1 排ガス温度上昇手段
A2 温度上昇制御判定手段
A3 制御手段
A11 吸気絞り作動手段
A12 燃料噴射制御手段
A13 過給機制御手段
A21 硫黄吸蔵量算出手段
A22 DPFPm堆積量算出手段
Ex 排気通路
I 吸気通路
ΣQS 積算値
SLimit 閾値
Qn 燃料噴射量
Tn 燃料噴射時期

Claims (6)

  1. エンジンの排気通路と吸気通路とを接続し流通するガスを冷却する冷却器を備えた第1のEGR通路と、
    上記第1のEGR通路と並列に配設されEGRクーラーを備えない第2のEGR通路と、
    EGRガスの流通を上記第1のEGR通路と第2のEGR通路とを切換可能に配置されたEGR弁と、
    エンジンの排気通路に配置された排気浄化装置と、
    エンジンから排出される排ガス温度を上昇させる排ガス温度上昇手段と、
    上記排気浄化装置の昇温制御を要するか否かを判定する温度上昇制御判定手段と、
    温度上昇制御判定手段により排気浄化装置の昇温制御が必要と判定された場合に、排ガス温度上昇手段を作動させると共に上記EGR弁を駆動させて第1のEGR通路を閉鎖し第2のEGR通路にEGRガスを導入する制御手段と、
    を具備するエンジンの制御装置。
  2. 請求項1記載のエンジンの制御装置において、
    排ガス温度上昇手段は、吸気通路に介装された吸気絞り弁を閉作動させる手段と、燃料噴射装置により噴射される燃料の噴射時期の遅角と噴射量の増量とを行う燃料噴射制御手段と、可変容量過給機のタービン入口面積を減少させる過給機制御手段を有することを特徴とするエンジンの制御装置。
  3. 請求項2記載のエンジンの制御装置において、
    上記燃料噴射制御手段が主燃料噴射の噴射時期を遅角させるとともに当該主燃料噴射に先立ち燃料の噴射を行うパイロット噴射を実施することを特徴とするエンジンの制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3記載のエンジンの制御装置において、
    上記排気浄化装置は排ガスの空燃比がリーン状態の時にNOxを吸蔵し、リッチ状態の時にNOxを還元処理するNOx吸蔵触媒であり、
    上記温度上昇制御判定出手段は、NOx吸蔵触媒に対する硫黄成分の吸蔵量を算出する手段を備え、上記NOx吸蔵触媒に吸蔵されたS成分が所定量に達した場合に昇温制御を要すると判定することを特徴とするエンジンの制御装置。
  5. 請求項1乃至請求項3記載のエンジンの制御装置において、
    上記排気浄化装置が排気中の微粒子を捕集するフィルタであり、上記温度上昇制御判定出手段は、上記フィルタにおける排気微粒子の堆積量を算出する手段を備え、上記フィルタに堆積した排気微粒子が所定量に達した場合に昇温制御を要すると判定することを特徴とするエンジンの制御装置。
  6. 請求項1乃至請求項5記載のエンジンの制御装置において、
    排ガス温度上昇手段にて排気浄化装置上流の排ガス温度を500〜700℃の範囲に昇温することを特徴とするエンジンの制御装置。
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