JP2005076508A - エンジンの排気還流装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】還流させる排気の通路として、排気タービン上流の排気通路と、吸気絞り弁下流の吸気通路とを連通させる第1の通路と、排気タービン下流の排気通路と、吸気コンプレッサ上流の吸気通路とを連通させる第2の通路とを備えるエンジンの排気還流装置において、排気のディポジット成分が還流されることを防止する。
【解決手段】空気過剰率λを検出し、使用される排気還流通路を検出したλに応じて切り換える。検出したλが所定値λ1以上であるときは、第1の通路を選択し、検出したλがこの値未満であるときは、第2の通路を選択する。所定値λ1は、HC及びパティキュレート等のディポジット成分の多少を判別するための値に設定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、エンジンの排気還流装置に関し、詳細には、ターボチャージャを備えるエンジンに設けられ、還流させる排気の通路として、ターボチャージャのタービンよりも上流側の排気通路と、吸気絞り弁よりも下流側の吸気通路とを連通させる第1の通路と、パティキュレートフィルタ等の排気処理装置よりも下流側の排気通路と、ターボチャージャのコンプレッサよりも上流側の吸気通路とを連通させる第2の通路とを備える排気還流装置に関する。
エンジンの排気還流装置として、次の2つのものが知られている。
第1は、ターボチャージャと、ターボチャージャのコンプレッサよりも下流側の吸気通路に設置された吸気絞り弁と、ターボチャージャのタービンよりも下流側の排気通路に設置された排気処理装置とを備えるエンジンに設けられ、還流させる排気の通路として、ターボチャージャのタービンよりも上流側の排気通路と、吸気絞り弁よりも下流側の吸気通路とを連通させる1つの通路のみを備えるものである(特許文献1)。この排気還流装置では、常にこの唯一の排気還流通路により排気を還流させる。
第2は、ターボチャージャ及び吸気絞り弁を同様に備えるエンジンに設けられ、還流させる排気の通路として、ターボチャージャのタービンよりも上流側の排気通路と、吸気絞り弁よりも下流側の吸気通路とを連通させる第1の通路と、ターボチャージャのタービンよりも下流側の排気通路と、ターボチャージャのコンプレッサよりも上流側の吸気通路とを連通させる第2の通路とを備えるものである(特許文献2)。この排気還流装置では、第1及び第2のいずれの排気還流通路によるかをエンジンの負荷に応じて決定し、低負荷時に第1の通路により、高負荷時に第2の通路により排気を還流させることが可能である。
特開2002−371901号公報(段落番号0026) 特開2000−130265号公報(段落番号0025,0069)
しかしながら、上記の2つの排気還流装置には、次のような共通した問題がある。現在、ディーゼルエンジン等の希薄燃焼エンジンに適用される排気処理装置として、NOxトラップ触媒が知られている。このNOxトラップ触媒は、酸化雰囲気のもとで窒素酸化物(以下「NOx」という。)をトラップし、排気からNOxを除去するものである。NOxトラップ触媒は、規定量を超える量のNOxをトラップするとそれ以上のNOxを充分にトラップすることができず、排気中のNOxの多くを通過させてしまう。このため、NOxトラップ触媒は、定期的にトラップしているNOxを処理し、再生させる必要がある。NOxトラップ触媒の再生は、一般的に吸入空気の過剰率を低下させて排気の空燃比をリッチに転じ、NOxトラップ触媒内に還元雰囲気を形成することにより行う。ここで、吸入空気の過剰率を低下させると、これに伴って炭化水素(以下「HC」という。)やパティキュレートといった排気のディポジット成分が増加する。従って、上記の第1の排気還流装置では、再生時に排気を還流させようとすると、増加したディポジット成分が排気とともに唯一の排気還流通路、さらに吸気通路に流入し、排気還流制御弁や吸気弁に付着するため、これらの弁の作動不良を起こすおそれがある。他方、第2の排気還流装置では、第1及び第2のいずれの排気還流通路によるかをエンジンの負荷に応じて決定するため、低負荷時に再生を行う必要が生じた場合に、同様に排気還流制御弁等の作動不良を起こすおそれがある。
本発明は、還流させる排気の通路として、ターボチャージャのタービンよりも上流側の排気通路と、吸気絞り弁よりも下流側の吸気通路とを連通させる第1の通路と、ターボチャージャのタービンよりも下流側の排気通路と、ターボチャージャのコンプレッサよりも上流側の吸気通路とを連通させる第2の通路とを備えるエンジンの排気還流装置において、排気とともにディポジット成分が還流されることによる不具合を防止することを目的とする。
本発明は、ターボチャージャと、ターボチャージャのコンプレッサよりも下流側の吸気通路に設置された吸気絞り弁と、ターボチャージャのタービンよりも下流側の排気通路に設置され、排気の特定成分を除去又は浄化する排気処理装置とを備えるエンジンに設けられる排気還流装置を提供する。本発明に係る装置は、ターボチャージャのタービンよりも上流側の排気通路と、吸気絞り弁よりも下流側の吸気通路とを連通させる第1の排気還流通路と、排気処理装置よりも下流側の排気通路と、ターボチャージャのコンプレッサよりも上流側の吸気通路とを連通させる第2の排気還流通路と、第1の排気還流通路に設置され、この通路の排気流量を制御する第1の排気還流制御弁と、第2の排気還流通路に設置され、この通路の排気流量を制御する第2の排気還流制御弁と、第1の排気還流制御弁の開度及び第2の排気還流制御弁の開度を制御するコントローラとを含んで構成される。本発明に係る装置は、還流させる排気の通路をコントローラにより切り換え、吸入空気の過剰率が所定値以上となるときは、第2の排気還流制御弁を閉じて第1の排気還流通路により排気を還流させ、吸入空気の過剰率がこの値未満となるときは、第1の排気還流制御弁を閉じて第2の排気還流通路により排気を還流させる。
本発明によれば、第1及び第2のいずれの排気還流通路によるかを吸入空気の過剰率に応じて決定し、吸入空気の過剰率が高く、排気のディポジット成分が少ないときに第1の排気還流通路により排気を還流させ、吸入空気の過剰率が低く、排気のディポジット成分が多いときに第2の排気還流通路により排気を還流させる。このため、排気のディポジット成分が少ないときは、比較的短い第1の排気還流通路により的確な量の排気を還流させることができ、ディポジット成分が多いときは、排気処理装置によりディポジット成分を除去又は浄化した後の排気を還流させ、排気還流制御弁等の作動不良の発生を防止することができる。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車載ディーゼルエンジン(以下「エンジン」という。)1の構成を示している。
吸気通路11の導入部には、図示しないエアクリーナが取り付けられており、エアクリーナにより吸入空気中の粉塵が除去される。吸気通路11には、可変ノズル型のターボチャージャ12のコンプレッサ12aが介装されており、コンプレッサ12aにより吸入空気が圧縮されて送り出される。コンプレッサ12aの下流には、インタークーラ13が設置されており、インタークーラ13により圧縮された吸入空気が冷却される。インタークーラ13を通過した吸入空気は、サージタンク14に流入し、マニホールド部で各気筒に分配される。サージタンク14の上流には、吸気絞り弁15が設置されている。吸気絞り弁15は、アクチュエータ151により開度が制御され、アクチュエータ151は、後述するコントローラとしての電子制御ユニット41からの信号に応じて作動する。
エンジン本体において、シリンダヘッドには、インジェクタ21が気筒毎に設置されている。インジェクタ21は、電子制御ユニット41からの信号に応じて作動する。図示しない燃料ポンプにより送り出された燃料は、コモンレール22を介してインジェクタ21に供給され、インジェクタ21により燃焼室内に噴射される。インジェクタ21による噴射は、複数回に分けて行われる。インジェクタ21による噴射には、動力を発生させるためのメイン噴射と、メイン噴射よりも遅角させて行われるポスト噴射とが含まれる。ポスト噴射の実施により排気温度が上昇する。
排気通路31には、マニホールド部の下流にターボチャージャ12のタービン12bが介装されている。排気によりタービン12bが駆動されることで、コンプレッサ12aが回転する。タービン12bの可動ベーン121は、アクチュエータ122と接続されており、アクチュエータ122により角度が制御される。タービン12bの下流には、上流側から順に酸化触媒32、NOxトラップ触媒33及びディーゼルパティキュレートフィルタ34が設置されている。酸化触媒32は、貴金属を担持しており、排気中のHC及び一酸化炭素(以下「CO」という。)を浄化する。NOxトラップ触媒33は、排気の空燃比に応じて性質を異にし、排気の空燃比がリーンであるときに排気中のNOxをトラップし、これがリッチであるときにトラップしているNOxを放出する。NOxは、放出される際に排気に含まれるHC等の還元剤により浄化される。NOxトラップ触媒33は、NOx以外に排気に含まれる硫黄分もトラップする。ディーゼルパティキュレートフィルタ34は、セラミック等を素材とした多孔質のフィルタエレメントを含んで構成される。排気がフィルタエレメントによりろ過され、排気からパティキュレートが除去される。
また、排気通路31は、2つのEGR管35,36により吸気通路11と接続されている。第1のEGR管35は、ターボチャージャ12のタービン12bよりも上流側の排気通路31aと、サージタンク14とを接続しており、第1の排気還流通路を形成する。第2のEGR管36は、ディーゼルパティキュレートフィルタ34よりも下流側の排気通路31bと、ターボチャージャ12のコンプレッサ12aよりも上流側の吸気通路11aとを接続しており、第2の排気還流通路を形成する。第1のEGR管35には、第1の排気還流制御弁(以下「第1のEGR弁」という。)37が介装されている。第1のEGR弁37は、アクチュエータ371に接続されており、アクチュエータ371により開度が制御される。第2のEGR管36には、第2の排気還流制御弁(以下「第2のEGR弁」という。)38が介装されている。第2のEGR弁38は、アクチュエータ381に接続されており、アクチュエータ381により開度が制御される。
排気通路31において、酸化触媒32の上流には、吸入空気の過剰率(以下「空気過剰率」という。)λを検出するための酸素センサ51が設置されている。本実施形態に関し、この酸素センサ51は、排気のHC濃度を検出するHCセンサ61又は排気のNOx濃度を検出するNOxセンサ62で代用することができる。HCセンサ61は、酸化触媒32の上流に設置し、NOxセンサ62は、酸化触媒32とNOxトラップ触媒33との間に設置する。NOxセンサ62の出力からエンジン1のスモーク排出量の多少を判断することができる。これら排気のHC濃度及びエンジン1のスモーク排出量は、吸入空気の過剰率に相関する量である。NOxトラップ触媒33とディーゼルパティキュレートフィルタ34との間には、エンジン1の背圧Pexhを検出するための圧力センサ52が設置されている。NOxトラップ触媒33には、NOxトラップ触媒33のベッド温度(以下「触媒温度」という。)Tnoxを検出するための温度センサ53が設置されている。ディーゼルパティキュレートフィルタ34には、ディーゼルパティキュレートフィルタ34のベッド温度(以下「フィルタ温度」という。)Tdpfを検出するための温度センサ54が設置されている。また、外気の空気圧力Paを検出するための圧力センサ55、クランク角センサ56及びアクセルセンサ57が設置されている。各センサの出力は、電子制御ユニット(以下「ECU」という。)41に入力される。ECU41は、クランク角センサ56の出力に基づいてエンジン回転数Neを演算し、アクセルセンサ57の出力に基づいてアクセル開度APOを演算する。
以下に、ECU41の動作をフローチャートにより説明する。
図2は、再生判定ルーチンのフローチャートを示している。
S101では、エンジン回転数Ne、メイン噴射による燃料噴射量(以下「メイン噴射量」という。)Qm及び排気圧力Pexhを読み込む。メイン噴射量Qmは、別に設けられる燃料噴射量演算ルーチンにおいて、エンジン回転数Ne及びアクセル開度APOに応じた値に設定される。
S102では、NOxトラップ量NOXを検出する。NOxトラップ量NOXは、NOxトラップ触媒33にトラップされているNOxの量であり、エンジン回転数Neの積算値として下式(1)により算出する。符号n−1は、このルーチンを前回に実行した際に算出した値であることを示し、Δtは、このルーチンの実行周期を示す。NOxトラップ量NOXは、自動車がある一定の距離を走行するたびに所定量ずつ加算する方法で算出することもできる。
NOX=NOXn-1+Ne×Δt ・・・(1)
S103では、硫黄分トラップ量SOXを検出する。硫黄分トラップ量SOXは、NOxトラップ触媒33にトラップされている硫黄分の量であり、NOxトラップ量NOXと同様に、エンジン回転数Neの積算値として下式(2)により算出する。
SOX=SOXn-1+Ne×Δt ・・・(2)
S104では、パティキュレート堆積量PMを検出する。パティキュレート堆積量PMは、ディーゼルパティキュレートフィルタ34に堆積しているパティキュレートの量であり、ディーゼルパティキュレートフィルタ34の上流における排気圧力Pexhで近似する。パティキュレート堆積量PMは、エンジン回転数Neや走行距離に基づいてエンジン1から単位時間当たりに排出されるパティキュレートの量を演算し、これを積算して算出することもできる。
S105では、フラグFregが0であるか否かを判定する。Fregは、通常は0に設定されており、ディーゼルパティキュレートフィルタ34を再生させるPM再生を行う時期に至ったものと判定されたときに1に切り換えられる。Fregが0であるときは、S106へ進み、0でないときは、図6に示すフローチャートのS301へ進む。
S106では、フラグFdesulが0であるか否かを判定する。Fdesulは、通常は0に設定されており、NOxトラップ触媒33からトラップしている硫黄分を放出させる被毒解除を行う時期に至ったものと判定されたときに1に切り換えられる。Fdesulが0であるときは、S107へ進み、0でないときは、図10に示すフローチャートのS401へ進む。
S107では、フラグFspが0であるか否かを判定する。Fspは、通常は0に設定されており、NOxトラップ触媒33からトラップしているNOxを放出させるNOx再生を行う時期に至ったものと判定されたときに1に切り換えられる。Fspが0であるときは、S108へ進み、0でないときは、図11に示すフローチャートのS501へ進む。
S108では、フラグFrecが0であるか否かを判定する。Frecは、通常は0に設定されており、PM再生又は被毒解除が終了したときに一時的に1に切り換えられる。Frecが0であるときは、S109へ進み、0でないときは、図12に示すフローチャートのS601へ進む。
S109では、パティキュレート堆積量PMが規定量PM1に達したか否かを判定する。この判定は、規定量PM1のパティキュレートが堆積したときに運転状態に応じて得られるエンジン1の背圧Pexh1と、圧力センサ52により検出された排気圧力Pexhとの比較により行う。Pexh1は、エンジン回転数Ne及びメイン噴射量Qmにより図3に示すマップを検索して算出し、エンジン回転数Neが高く、かつメイン噴射量Qmが多いときほど大きな値に設定される。排気圧力PexhがPexh1以上であり、パティキュレート堆積量PMがPM1に達したものと判定したときは、図14に示すフローチャートのS701へ進み、達していないときは、S110へ進む。PM再生が不要に繰り返されることを防止するため、前回に行われたPM再生が終了してからの累積走行距離を演算し、これが所定距離に達していることを前提としてもよい。図14に示すフローチャートのS701では、PM再生を行う時期に至ったものとして、フラグFregを1に設定する。
S110では、硫黄分トラップ量SOXが所定量SOX1に達したか否かを判定する。SOX1に達したときは、図15に示すフローチャートのS801へ進み、達していないときは、S111へ進む。図15に示すフローチャートのS801では、被毒解除を行う時期に至ったものとして、フラグFdesulを1に設定する。
S111では、NOxトラップ量NOXが所定量NOX1に達したか否かを判定する。NOX1に達したときは、図16に示すフローチャートのS901へ進み、達していないときは、このルーチンをリターンする。図16に示すフローチャートのS901では、NOx再生を行う時期に至ったものとして、フラグFspを1に設定する。
図4は、排気還流制御ルーチンのフローチャートである。
S201では、エンジン回転数Ne、メイン噴射量Qm、空気過剰率λ及び空気圧力Paを読み込む。
S202では、目標EGR率tRegrを演算する。目標EGR率tRegrの演算は、読み込んだNe及びQmにより図5に示すマップを検索して目標EGR率基本値tRegr0を算出し、算出したtRegr0を空気圧力Paに応じて補正することにより行う。目標EGR率基本値tRegr0は、エンジン回転数Neが低く、かつメイン噴射量Qmが少ないときほど大きな値に設定される。また、目標EGR率基本値tRegr0の補正は、空気圧力Paが低いときほど大きな値の係数を乗算することにより行う。結果として、目標EGR率tRegrは、空気圧力Paが低いときほど大きな値として算出される。なお、空気圧力Paは、外気の空気密度を示す指標として検出されるものであり、そのような指標として他のパラメータが採用されてもよい。
S203では、空気過剰率λが所定値λ1以上であるか否かを判定する。所定値λ1は、HCやパティキュレートといった排気のディポジット成分が多いか、少ないかを判別するための値として、たとえば1.3に設定される。空気過剰率λがλ1以上であるときは、排気のディポジット成分が少ないものとしてS204へ進み、空気過剰率λがλ1未満であるときは、排気のディポジット成分が多いものとしてS206へ進む。なお、酸素センサ51をHCセンサ61又はNOxセンサ62で代用した場合は、HCセンサ61により所定値以上のHC濃度が検出されたときに排気のディポジット成分が多いものと判定し、NOxセンサ62により所定値以下のNOx濃度が検出され、エンジン1のスモーク排出量が所定値以上であると判断されるときに排気のディポジット成分が多いものと判定する。また、空気過剰率λ、HC濃度及びスモーク排出量のうち複数を組み合わせて排気のディポジット成分の多少を判別してもよい。
S204では、目標EGR率tRegrに基づいて第1のEGR弁37の目標開度(以下「第1の目標EGR弁開度」という。)tAegr1を演算する。第1の目標EGR弁開度tAegr1の演算は、目標EGR率tRegrと目標吸入空気量tQacとを乗算して目標EGRガス量tQegrを算出し、算出したtQegrを達成するためのEGR弁開度を第1の目標EGR弁開度tAegr1として算出することにより行う。なお、このステップにおいて、第2のEGR弁38の目標開度tAegr2は、0に設定される。
S205では、第1の目標EGR弁開度tAegr1に対応する第1のEGR弁37の目標ステップSTEP1を算出し、算出したSTEP1をアクチュエータ371に出力する。
S206では、所定値λ1未満の空気過剰率λが継続して所定時間tsl以上検出されたか否かを判定する。そのようなλが検出されたときは、S207へ進み、検出されないうちは、S204へ進む。
S207では、目標EGR率tRegrに基づいて第1の目標EGR弁開度tAegr1と同様に第2のEGR弁38の目標開度(以下「第2の目標EGR弁開度」という。)tAegr2を演算する。なお、このステップにおいて、第1の目標EGR弁開度tAegr1は、0に設定される。
S208では、第2の目標EGR弁開度tAegr2に対応する第2のEGR弁38の目標ステップSTEP2を算出し、算出したSTEP2をアクチュエータ381に出力する。
図6は、PM再生ルーチンのフローチャートを示している。ディーゼルパティキュレートフィルタ34の再生は、排気温度を上昇させ、堆積しているパティキュレートを燃焼させることによる。本実施形態では、インジェクタ21によりポスト噴射を行い、排気温度を上昇させる。これによりディーゼルパティキュレートフィルタ34の温度がパティキュレートを燃焼させることのできる温度に上昇する。
S301では、フィルタ温度Tdpfを読み込む。
S302では、空気過剰率λをディーゼルパティキュレートフィルタ34に堆積しているパティキュレートの量に応じた値tλregに制御する。空気過剰率λは、吸気絞り弁15及びEGR弁37,38(本実施形態では、第2のEGR弁38による。)を作動させて制御する。ECU41は、パティキュレート堆積量PMにより図7に示すテーブルを検索し、PM再生時における目標空気過剰率tλreg(=1〜1.3)を算出する。目標空気過剰率tλregは、パティキュレート堆積量PMが多いときほど小さな値に設定される。ECU41は、エンジン回転数Ne及びメイン噴射量Qmにより図8に示すマップを検索し、ストイキに相当する空気過剰率を与える基準吸入空気量tQac0を読み出す。読み出したtQac0と目標空気過剰率tλregとを乗算してPM再生時における目標吸入空気量tQacを算出し、吸気絞り弁15を算出したtQacに応じた開度に制御する。実際の空気過剰率λのtλregに対するズレは、酸素センサ51の出力をフィードバックして第2のEGR弁38の開度を制御することにより調整する。
S303では、フィルタ温度Tdpfが目標範囲の下限T1以上であるか否かを判定する。T1以上であるときは、S304へ進み、T1よりも低いときは、S309へ進む。S309では、ポスト噴射による燃料噴射量(以下「ポスト噴射量」という。)を所定量増加させ、排気温度を上昇させる。ECU41は、エンジン回転数Ne及びメイン噴射量Qmにより図9に示すマップを検索してポスト噴射量の補正値ΔPOSTを算出し、ポスト噴射量に加算する。ポスト噴射量が変化すると、排気の空燃比が変化し、目標空気過剰率tλregから実質的に乖離する。ECU41は、吸気絞り弁15を作動させて空気過剰率λを調整し、フィルタ温度Tdpfの変化を抑制する。
S304では、フィルタ温度Tdpfが目標範囲の上限T2以下であるか否かを判定する。T2以下であるときは、S305へ進み、T2よりも高いときは、S310へ進む。S310では、前述同様にポスト噴射量の補正値ΔPOSTを設定し、これをポスト噴射量から減算して排気温度を低下させる。
S305では、S309又はS310により補正した噴射量によるポスト噴射を実施した後、所定時間t1が経過したか否かを判定する。t1が経過したときは、S306へ進み、t1が経過していないときは、このルーチンをリターンする。ポスト噴射の実施から所定時間t1が経過するまでの間にパティキュレートが焼却される。
S306では、PM再生が終了したものと判断し、ポスト噴射を停止し、排気温度を通常温度に復帰させる。
S307では、フラグFregを0に設定するとともに、パティキュレート堆積量PMを0に設定する。
S308では、フラグFrecを1に設定し、ディーゼルパティキュレートフィルタ34の故障を回避するのための制御を行う。パティキュレートに燃え残りが存在するときは、空気過剰率λを即時に通常値に復帰させたとすると、この燃え残りが急速に燃焼し、ディーゼルパティキュレートフィルタ34に過大な熱負荷をかけ、故障を来すおそれがあるためである。
図10は、被毒解除ルーチンのフローチャートを示している。
S401では、触媒温度Tnoxを読み込む。
S402では、空気過剰率λをストイキに制御する。空気過剰率λは、吸気絞り弁15及び第2のEGR弁38を作動させて制御する。ECU41は、図8に示すマップを検索してストイキに相当する空気過剰率を与える目標吸入空気量tQac(=tQac0)を算出し、これが達成されるように吸気絞り弁15を制御する。
S403では、触媒温度Tnoxが所定温度T3以上であるか否かを判定する。NOxトラップ触媒33からトラップしている硫黄分を放出させるには、排気中の還元剤を増加させてNOxトラップ触媒内に還元雰囲気を形成するだけでなく、NOxトラップ触媒33を加熱し、硫黄分の分解を促す必要がある。触媒成分として、たとえばBa系のものを用いたNOxトラップ触媒33では、600℃以上の温度に加熱する。触媒温度TnoxがT3以上であるときは、S404ヘ進み、T3よりも低いときは、S408ヘ進む。S408では、インジェクタ21によりポスト噴射を行い、排気温度を上昇させる。ポスト噴射の実施により空気過剰率λが変化するが、ECU41は、吸気絞り弁15を作動させ、吸入空気量を調節することによりこの変化を補償する。
S404では、ポスト噴射を実施した後、所定時間t2が経過したか否かを判定する。t2が経過したときは、S405へ進み、t2が経過していないときは、このルーチンをリターンする。ポスト噴射の実施から所定時間t2が経過するまでの間に硫黄分が分解され、放出される。硫黄分は、放出される際に排気中の還元剤により浄化される。
S405では、被毒解除が終了したものと判断して空気過剰率λを通常値に復帰させるとともに、フラグFdesulを0に設定し、硫黄分トラップ量SOXを0に設定する。
S406では、NOxトラップ量NOXを0に設定する。被毒解除を行うことにより空気過剰率λがストイキに制御されると、硫黄分とともにNOxも放出され、NOx再生が同時に行われるためである。
S407では、フラグFrecを1に設定する。被毒解除が終了した時点の高温下で空気過剰率λを即時に通常値に復帰させたとすると、ディーゼルパティキュレートフィルタ34に堆積しているパティキュレートが急速に燃焼し、ディーゼルパティキュレートフィルタ34に過大な熱負荷をかけるおそれがあるためである。
図11は、NOx再生ルーチンのフローチャートを示している。
S501では、空気過剰率λをNOx再生のために設定された目標空気過剰率tλspに制御する。NOx再生時における目標空気過剰率tλapは、リッチを示すものとして、たとえば0.9に設定される。
S502では、NOx再生を開始した後、所定時間t3が経過したか否かを判定する。t3が経過したときは、S503へ進み、t3が経過していないときは、このルーチンをリターンする。所定時間t3が経過するまでにトラップされているNOxが分解され、NOxトラップ触媒33から放出される。NOxは、放出される際に排気中の還元剤により浄化される。
S503は、NOx再生が終了したものと判断して空気過剰率λを通常値に復帰させるとともに、フラグFspを0に設定し、NOxトラップ量NOXを0に設定する。
図12は、故障回避ルーチンのフローチャートを示している。
S601では、フィルタ温度Tdpfを読み込む。
S602では、ディーゼルパティキュレートフィルタ34が高温であり、燃え残りのパティキュレートが急速に燃焼することを防止するため、空気過剰率λを故障回避時における目標空気過剰率tλrecに制御する。目標空気過剰率tλrecは、1.4以下のリーンを示す値に設定する。ECU41は、エンジン回転数Ne及びメイン噴射量Qmにより図13に示すマップを検索し、目標吸入空気量tQacを設定する。酸素センサ51の出力をフィードバックさせ、目標空気過剰率tλrecを達成する。
S603では、フィルタ温度Tdpfが所定温度T4以下であるか否かを判定する。T4以下であるときは、S604へ進み、T4よりも高いときは、このルーチンをリターンする。
S604では、燃え残りのパティキュレートが急速に燃焼するおそれが解除されたものと判断して空気過剰率λを通常値に復帰させるとともに、フラグFrecを0に設定する。
本実施形態では、図4に示すフローチャートのS201の空気過剰率λを読み込む機能が空気過剰率検出手段を、同ステップのエンジン回転数Ne、メイン噴射量Qm及び空気圧力Paを読み込む機能が運転状態検出手段を構成する。また、図4に示すフローチャートのS203〜208が開度制御手段を構成する。
本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
第1に、本実施形態では、目標EGR率tRegrを達成するに際し、空気過剰率λが所定値λ1以上であるときは、第1のEGR管35を介して排気を還流させ、空気過剰率λがこの値未満であるときは、第2のEGR管36を介して排気を還流させることとした。これにより空気過剰率λが高く、排気のディポジット成分が少ないときは、比較的短い第1のEGR管35を介することにより目標EGR率tRegrを精度よく達成することができる。他方、空気過剰率λが低く、排気のディポジット成分が多いときは、ディーゼルパティキュレートフィルタ34によりディポジット成分が除去された後の排気が還流されることになるので、EGR弁37,38及び吸気弁へのディポジット成分の付着を防止することができる。
第2に、本実施形態では、目標EGR率tRegrを外気の空気圧力Paに応じて補正することとした。これによりエンジン1から排出されるNOxの量を減少させることができるが、同時にエンジン1から排出されるパティキュレートの量が増加する。本実施形態によれば、このようなパティキュレート排出量の増加に対し、ディーゼルパティキュレートフィルタ34の下流で開口する第2のEGR管36を介して排気を還流させることになるので、増加したパティキュレートが排気とともに還流されるのを防止することができる。
第3に、本実施形態では、空気過剰率λが所定値λ1未満である状態が所定時間tsl以上継続しているときに限り第2のEGR管36を介して排気を還流させることとした(S206)。これにより使用されるEGR管が頻繁に切り換えられるのを防止し、排気を安定して還流させることができる。
なお、第1のEGR管35を介して排気を還流させる第1の状態と、第2のEGR管36を介して排気を還流させる第2の状態とを切り換えるときは、両者の状態におけるEGRの応答性の違いを考慮して第1及び第2のEGR弁37,38の開度を制御するとよい。たとえば第1の状態から第2の状態への切り換えでは、図17に示すように第1のEGR弁37の閉速度を第2のEGR弁38の開速度よりも遅く設定し、第2のEGR弁38が第1のEGR弁37よりも早く目標ステップに到達するように設定する。これにより使用されるEGR管を切り換える際に、目標EGR率tRegrに対するズレが発生するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るディーゼルエンジンの構成 再生判定ルーチンのフローチャート NOx再生時期判定値Pexh1のマップ 排気還流制御ルーチンのフローチャート 目標EGR率Regrのマップ PM再生ルーチンのフローチャート PM再生時目標空気過剰率tλregのテーブル ストイキ運転時目標吸入空気量tQac0のマップ ポスト噴射量補正値ΔPOSTのマップ 被毒解除ルーチンのフローチャート NOx再生ルーチンのフローチャート 故障回避ルーチンのフローチャート 故障回避時目標吸入空気量tQacのマップ PM再生フラグ設定ルーチンのフローチャート 被毒解除フラグ設定ルーチンのフローチャート NOx再生フラグ設定ルーチンのフローチャート 排気還流モードの切換時における各EGR弁の目標ステップに対する位置の変化
符号の説明
1…ディーゼルエンジン、11…吸気通路、12…可変ノズルターボチャージャ、12a…コンプレッサ、12b…タービン、14…サージタンク、15…吸気絞り弁、21…インジェクタ、22…コモンレール、31…排気通路、32…酸化触媒、33…NOxトラップ触媒、34…ディーゼルパティキュレートフィルタ、35…第1のEGR管、36…第2のEGR管、37…第1のEGR弁、38…第2のEGR弁、41…電子制御ユニット、51…酸素センサ、52…排気圧力センサ、53…触媒温度センサ、54…フィルタ温度センサ、55…空気圧力センサ、56…クランク角センサ、57…アクセルセンサ、61…HCセンサ、62…NOxセンサ。

Claims (14)

  1. ターボチャージャと、
    ターボチャージャのコンプレッサよりも下流側の吸気通路に設置された吸気絞り弁と、
    ターボチャージャのタービンよりも下流側の排気通路に設置され、排気の特定成分を除去又は浄化する排気処理装置と、を備えるエンジンに設けられ、
    ターボチャージャのタービンよりも上流側の排気通路と、吸気絞り弁よりも下流側の吸気通路とを連通させる第1の排気還流通路と、
    排気処理装置よりも下流側の排気通路と、ターボチャージャのコンプレッサよりも上流側の吸気通路とを連通させる第2の排気還流通路と、
    第1の排気還流通路に設置され、この通路の排気流量を制御する第1の排気還流制御弁と、
    第2の排気還流通路に設置され、この通路の排気流量を制御する第2の排気還流制御弁と、
    第1の排気還流制御弁の開度及び第2の排気還流制御弁の開度を制御するコントローラと、を含んで構成され、
    還流させる排気の通路がコントローラにより切り換えられ、吸入空気の過剰率が所定値以上となるときは、第2の排気還流制御弁が閉じて第1の排気還流通路により排気を還流させ、吸入空気の過剰率がこの値未満となるときは、第1の排気還流制御弁が閉じて第2の排気還流通路により排気を還流させるエンジンの排気還流装置。
  2. ターボチャージャと、
    ターボチャージャのコンプレッサよりも下流側の吸気通路に設置された吸気絞り弁と、
    ターボチャージャのタービンよりも下流側の排気通路に設置され、排気の特定成分を除去又は浄化する排気処理装置と、を備えるエンジンに設けられ、
    ターボチャージャのタービンよりも上流側の排気通路と、吸気絞り弁よりも下流側の吸気通路とを連通させる第1の排気還流通路と、
    排気処理装置よりも下流側の排気通路と、ターボチャージャのコンプレッサよりも上流側の吸気通路とを連通させる第2の排気還流通路と、
    第1の排気還流通路に設置され、この通路の排気流量を制御する第1の排気還流制御弁と、
    第2の排気還流通路に設置され、この通路の排気流量を制御する第2の排気還流制御弁と、
    吸入空気の過剰率又はこれに相関する量を空気過剰率として検出する空気過剰率検出手段と、
    検出した空気過剰率に基づいて第1の排気還流制御弁の開度及び第2の排気還流制御弁の開度を制御する開度制御手段と、を含んで構成されるエンジンの排気還流装置。
  3. 排気還流モードとして、第1の排気還流通路により排気を還流させる第1の排気還流モードと、第2の排気還流通路により排気を還流させる第2の排気還流モードとが設定され、
    開度制御手段は、検出した空気過剰率に応じて第1の排気還流モードと、第2の排気還流モードとの間で排気還流モードを切り換え、選択した排気還流モードに応じて第1及び第2の排気還流制御弁の開度を制御する請求項2に記載のエンジンの排気還流装置。
  4. 開度制御手段は、検出した空気過剰率により吸入空気の過剰率が所定値以上であると判断されるときに第1の排気還流モードを選択し、検出した空気過剰率により吸入空気の過剰率がこの値未満であると判断されるときに第2の排気還流モードを選択する請求項3に記載のエンジンの排気還流装置。
  5. 前記所定値が1.3である請求項4に記載のエンジンの排気還流装置。
  6. 開度制御手段は、吸入空気の過剰率が継続して所定時間以上、前記所定値未満であるときに第2の排気還流モードを選択する請求項4又は5に記載のエンジンの排気還流装置。
  7. エンジンの運転状態又は運転条件を検出する運転状態検出手段を更に含んで構成され、
    開度制御手段は、各排気還流モードにおいて、第1及び第2の排気還流制御弁の開度を検出したエンジンの運転状態又は運転条件に応じた開度に制御する請求項2〜6のいずれかに記載のエンジンの排気還流装置。
  8. エンジンの運転条件として外気の空気密度を含む請求項7に記載のエンジンの排気還流装置。
  9. 運転状態検出手段は、空気密度を示す指標として空気圧力を検出する請求項8に記載のエンジンの排気還流装置。
  10. 空気過剰率検出手段は、前記過剰率に相関する量として排気のHC濃度を検出する請求項2〜9のいずれかに記載のエンジンの排気還流装置。
  11. 空気過剰率検出手段は、前記過剰率に相関する量としてエンジンのスモーク排出量を検出する請求項2〜9のいずれかに記載のエンジンの排気還流装置。
  12. 排気処理装置としてパティキュレートフィルタを備えるエンジンに設けられる請求項2〜11のいずれかに記載のエンジンの排気還流装置。
  13. 排気処理装置としてパティキュレートフィルタに加え、パティキュレートフィルタよりも上流側の排気通路に設置されたNOxトラップ触媒を備えるエンジンに設けられる請求項12に記載のエンジンの排気還流装置。
  14. ディーゼルエンジンに設けられる請求項2〜13のいずれかに記載のエンジンの排気還流装置。
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