JP2005343693A - 紙幣搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ベルトとローラとで挟持して紙幣を搬送する両面形式の遊技機島に組み込まれる紙幣搬送装置において、搬送レール内で生じたジャム紙幣の発見の際の視認性を向上させる。
【解決手段】 帯電防止剤を含有させることによって黒色となった搬送ベルト5に、黒または暗褐色以外の色にて着色する。搬送レール2および紙幣導入機構3の本体は単一の透明材料で作られており、遊技機島の奥の暗い中でジャム紙幣を発見したときに、着色された搬送ベルト5によってジャム紙幣との前後の位置関係が見極めやすくなるので、ジャム障害が手前側の遊技機列で生じたものか、反対側の遊技機列で生じたものか判別でき、取り除き作業が迅速かつ効率的に行えるようになる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の遊技機を並列させて形成した両面形式の遊技機設置島に組み込まれる紙幣搬送装置に関し、特にベルトとローラとで挟持して搬送する紙幣搬送装置に関する。
パチンコ台やスロットマシンに代表される遊技機は、複数の遊技機を横一列に並列させた遊技機列として形成される。通常は、さらに二列の遊技機列が背中合わせに配置されて両面形式の遊技機設置島に形成される。遊技機設置島の上部には、たとえば下から順に、遊技媒体収納箱(いわゆる、ドル箱)置き場、遊技情報などを表示するランプ板、幕板などが載置される。そして、このような遊技機設置島が一つのユニットとなって、遊技ホール内にレイアウトされる。
遊技機設置島を自動化・省人化を推し進めた構成とする場合には、遊技媒体自動循環装置や紙幣搬送装置などの装置が遊技機設置島に組み込まれる。このうち、遊技媒体自動循環装置は、ゲーム済みとなったパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を回収して自動的に遊技機に補給する循環システムである。また、紙幣搬送装置は、遊技客がゲームを行うために、遊技機に隣接して適所に配備される遊技媒体貸機(たとえば台間玉貸機や台間メダル貸機)に投入した紙幣を搬送して紙幣収納庫に収納する装置である。
紙幣搬送装置には、遊技機設置島の中央部を長手方向に貫いて、紙幣を搬送するためのレールが備えられている。より詳しくは、たとえば背中合わせにされた遊技機列の上に載置される前記ドル箱置き場同士の背面に形成した空隙部を利用して設置される。したがって、紙幣を立てた状態で搬送する構成とするのが、スペースをとらず、広いドル箱置き場が確保できる点から有利である。
具体的には、搬送ベルトと、これに沿って並列させた搬送ローラとの間に紙幣を挟持して順次繰り出す方法が実用化されている。搬送ベルトには、一般的にエンドレスなゴム製丸ベルトが使用され、遊技機設置島の両端に配設されて垂直回転するプーリ間に掛け渡された搬送ベルトの往復の移動部分のうち、片一方の側の移動部分が利用される。この移動部分に、搬送ベルトを挟んで両サイドから対向して当接させた一対の搬送ローラを長手方向に並設することでもって、両面形式の遊技機設置島の両面に適応する紙幣搬送装置が構築されたことになる。
搬送レールには、紙幣を横長に置いて立てた状態で、上と下とから紙幣の長辺部が嵌挿する搬送溝部が備わっている。この搬送溝部は、通過する紙幣の前面を覆う側壁板と、紙幣の背面側に設けられる仕切り片とによって溝状に形成されたものであり、背中合わせに配置された遊技機列の双方から対称的に形成される。さらに、紙幣搬送レールには、紙幣導入機構が付設されている。この紙幣搬送装置は、遊技客が遊技媒体と交換する目的で遊技媒体貸機に投入した紙幣を引き込み、搬送レールに送り込んで合流させる機能を有するものである。そして、これら搬送レールや紙幣導入機構の本体は、ジャムなどの不具合を監視し発見しやすいように、透明な材料によって作られている。
特許文献1には、上記の如き紙幣搬送装置が開示されている。この特許文献によれば、紙幣搬送レール(特許文献1の紙幣搬送装置BC)は透明材料で作られているので、搬送路に紙幣がジャムしたとき、遊技ホールの係員は、遊技機の前扉を開放することによりジャム紙幣を容易に発見するこができる。しかしながら、ジャム紙幣が手前側の遊技機列にあるのか反対側の遊技機列にあるのかが判別しにくいため、取り除き作業に着手してはじめて分かることになる。そして、ジャム紙幣が反対側にあることが分かった場合には、改めて反対側の遊技機の前扉を開放して取り除くという作業を行わなければならない。この問題を解消するために、一方側の搬送路形成部材の上下の仕切り片(特許文献1では案内縁24a,24b)は、少なくとも一方が部分搬送路を搬送される紙幣の一部を隠蔽するため、不透明または有色透明に形成したことを特徴としている。すなわち、ジャム紙幣を視認したときに、隠蔽箇所の存在の有無によって、紙幣の所在が手前側か反対側かが明らかにできるとするものである。
特開平11−349175号公報
本発明は、紙幣詰まりの発生原因の一つである静電気の発生を抑えるために帯電防止剤を含有させ、これに伴って黒色を呈するようになったエンドレスベルトに着色を施すことによって、ジャム紙幣を発見し易くすることを目的としている。したがって、解決すべき発明の主要な課題は上記引例と同じであるが、その手法が異なるものである。また、上記引例技術のように、不透明または有色透明の材料を透明材料の一部に代えて使用するという方法は、製造時の工程やコストを増やすことになる。本発明は、それよりも手間のかからない手段でもって対処しようとするものである。
本発明は、上記の如き課題に鑑みなされたもので、横並びさせた遊技機列を背中合わせに配置して両面形式の遊技機設置島が形成され、前記遊技機設置島には中央部を長手方向に貫いて紙幣の搬送レールが配設され、前記搬送レールには紙幣導入機構が適所に付設されており、前記搬送レールには、横長にして立てた状態の紙幣を上下から嵌挿する搬送溝部が形成されるとともに、上下の中間位置には前記搬送溝部に沿って一方向に移動するエンドレスベルトが配設され、前記エンドレスベルトに当接させた搬送ローラを所定の間隔でもって並列させることにより、前記エンドレスベルトと前記搬送ローラとの間に前記紙幣が挟持されて順次繰り出されるように構成され、前記紙幣導入機構には、前記エンドレスベルトに当接させたプーリを駆動源として回転する回転駒が装着され、前記回転駒が、紙幣導入口より導入される紙幣を引き込み、合流口より前記搬送レールへと送り出す作用を有するように構成されてなる紙幣搬送装置において、前記エンドレスベルトは、帯電防止剤を含有するとともに、黒または暗褐色以外の色を有して形成されることを特徴とする。さらに、前記エンドレスベルトは、蛍光色または反射作用のある色彩物を有していることを特徴とする。
本発明において、紙幣搬送装置の主要部分が透明材料によって形成されているので、搬送途中で生じたジャム紙幣を発見することの容易性は従来と同様である。しかしながら、ジャム紙幣が手前側の遊技機列にあるのか反対側の遊技機列にあるのかの判別については、搬送路に特別な細工を施さずとも、遊技機設置島の中間部を貫いて掛け渡された搬送ベルトとの前後関係から判別することは可能である。ただし、遊技機設置島の奥の方は暗いため、静電気の発生を抑制するために含有させた帯電防止剤によって黒色となったベルトでは、ベルトとジャム紙幣との前後の位置関係が識別しにくかった。
本発明の黒または暗褐色以外の色を有したベルトとすることによって、ジャム紙幣との前後の位置関係が見やすくなり、識別性が向上したものとなる。これをさらに蛍光色または反射作用のある色彩物を有したものとすることにより、識別性は一層高くなる。搬送レールの本体は、透明材料一種類を用いて型によって一度に成型することができ、余分な製造コストの増大を避けることができる。既設の紙幣搬送装置に対しても、搬送ベルトを交換するだけで済むので、容易に改善することができる。
次に、本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。図1〜図5は、本発明に関わる紙幣搬送装置を示したものであって、図1は紙幣搬送装置全体の正面図、図2はその平面図である。図3は図1における搬送レールの一部拡大図、図4は搬送ローラ部において搬送レールを縦に切断したときの断面図、図5は一部断面を交えた紙幣導入機構の平面図である。
まず、本発明の紙幣搬送装置の全体の概要について説明する。紙幣搬送装置1は、図1および図2に示すように、主要な部分が、搬送レール2およびこれに付設された紙幣導入機構3とによって構成されてなるものである。そして、図2に示すように、複数の遊技機(たとえば、スロットマシンS)が横一列に並設されて遊技機列が形成され、この遊技機列の二列が、搬送レール2を挟む形で両側に背中合わせの状態で配置されて、両面形式の遊技機設置島として構成されている。
これらの遊技機がスロットマシンSである場合について説明すると、搬送レール2は、たとえば遊技機設置島の上部に載置されたドル箱置き場(図示せず)の裏側付近に設置される。この場合、ドル箱置き場を形成する前面が開口した筐体の奥にある背面板は着脱可能に形成され、この背面板を取り外すことによって紙幣搬送装置1が視認できるようになっている。また、遊技機設置島には、スロットマシンSに隣接して挟まれるように遊技媒体貸機(台間メダル貸機M)が設置されている。台間メダル貸機MはスロットマシンSに比べて高さが高く、搬送レール2には、台間メダル貸機Mと接続可能な位置に紙幣導入機構3が付設される。
遊技機設置島の両端部には、垂直回転する向きに複数(大小5枚)のプーリ4が配設され、これらのプーリ4の間に丸断面を有してエンドレスな搬送ベルト5が掛け渡されている。遊技機設置島の一端(図1の右端)には回転駆動モータ6が装備されていて、伝動ベルト7を介してプーリ4の一つに回転力が伝えられ、これによって搬送ベルト5が周回するようになっている。
なお、プーリ4は、遊技機設置島両端部のそれぞれにおいて、搬送ベルト5が外周に掛け渡されて回転する駆動用のプーリと、搬送ベルト5を外周側から押圧してテンションを与えるプーリとがセットとなった構成となっている。また、図1の右側下部に描かれる最も径小のプーリ4は、その近傍に回転検知センサ8のセンサ先端部が向き合って取り付けられており、紙幣搬送装置1が稼動状態にあるか否かを監視するためのものである。
ところで、本実施形態において、掛け渡された搬送ベルト5の上位移動区間5Uは、矢印Aの方向に移動するように構成されているものとする。したがって、搬送ベルト5の下位移動区間5Lは、矢印Aとは逆の方向に移動することになる。このような設定の場合、搬送されてくる紙幣を収納する紙幣収納庫(図示せず)が、たとえば、プーリ4を収納しているケースのさらに右横に付設される。
搬送レール2は、図3および図4に示すように、側壁板9と仕切り片10とによって形成される搬送溝部11を上部と下部とに具備している。側壁板9は、長方形をなす紙幣Bの短辺の幅を包含する高さを有し、通過する紙幣Bの前面側から全面に覆うように形成されるものである。側壁板9の内側には、擦過する紙幣Bが密着して滑らかな通過が損なわれることのないように、紙幣Bとの接触面積を減少させるための僅かな突条が長手方向に延伸して設けられている。
また、仕切り片10は、通過する紙幣Bの背面側に配設されるものである。そして、横長にして立てた状態の紙幣Bが、その長辺部を上下から搬送溝部11に嵌挿された状態で搬送されていく。両面形式の遊技機設置島では、紙幣搬送装置1は両面から同じように形成されるので、搬送レール2の断面形状は対称となる。
搬送レール2の基礎部分は、レール状をなす2本の金属製の搬送レール支持ビーム13が、遊技機設置島の枠体の上部と下部とに固定されたものである。仕切り板10は、この搬送レール支持ビーム13に取り付けられたものである(図示されていない)。そして、仕切り板10の水平部曲折面の側縁には切欠溝が開設されている。一方、側壁板9には、その上縁部と下縁部とに小さなT字状突起12が所定の間隔でもって上方および下方に向かって突設されている。このT字状突起12の首の部分を仕切り板10の前記切欠溝に嵌挿させることによって、側壁板9は、上下の仕切り板10の間に嵌め込まれた状態で着脱自在に支持される。
このあと、側壁板9から搬送レール支持ビーム13を貫いて別の箇所に穿設された貫通穴(図示せず)に、差し込んだ先端が縮小拡大に弾性変形するクリップ(図示せず)を挿入することによって、側壁板9はしっかりと遊技機設置島に固定される。側壁板9を取り外すときは、クリップを引き抜いてから側壁板9を手前に引っ張ればよい。
搬送レール2には、その対称に形成された断面中心と一致するように、搬送ベルト5の上位移動区間5Uが配設されている。搬送ベルト5の下位移動区間5Lは、搬送レール2に接触しないように配設されている。そして、前記上位移動区間5Uには、この上位移動区間5Uを挟んで両サイドから対向させた一対の搬送ローラ14が、搬送ベルト5に当接させた状態で配設されている。この搬送ローラ14は、自由に回転することができる丸駒からなるもので、側壁板9に開設された矩形の開口部に装備されている。
搬送ローラ14について、さらに詳しく説明すると、搬送ローラ14は、搬送レール2を正面から見たときに、その前後方向に摺動可能に形成された保持具を介して保持されたものである。そして、この保持具は、たとえばワイヤスプリングやコイルばねのような弾性部材でもって、常時、搬送ベルト5に向かって付勢されている。搬送ローラ14は、この付勢力でもって、搬送ベルト5と当接し、かつ軽く押圧するようになっている。
このような搬送ローラ14が、搬送ベルト5を挟んで対をなして配設されるとともに、搬送レール2の長手方向に関して所定の間隔をもって組み込まれる。その間隔とは、搬送ローラ14が、隣り合う前後の搬送ローラ14との間で支障なく紙幣Bをやりとりして順次繰り出すことのできる間隔である。
搬送レール2に送り込まれてくる紙幣Bは、その長辺部が上下の搬送溝部11に嵌挿されてガイドされると同時に、紙幣Bの中間部は、搬送ローラ14と搬送ベルト5とによって挟持されると同時に軽く押圧を受けている。そして、搬送ベルト5との間の摩擦力でもって、矢印Aで示される送り方向に搬送されていくのである。
さて、図1に示すように、搬送レール2には、紙幣通過センサ15が所定の間隔をおいて装着されている。この紙幣通過センサ15は、特に紙幣導入機構3の近傍に設置されるのが効果的である。紙幣通過センサ15は、支点回りに揺動可能に形成されたアーム状のアクチュエータの先端が、通過する紙幣Bと接触して揺動することにより通過を検知するものである。そして、台間メダル貸機Mから送信される紙幣投入情報と、紙幣通過センサ15によって検知される通過情報とによって紙幣の通過状況が順次把握され、その全体の流れの中での検知のタイミングでもって、紙幣が正常に搬送されているか否かが判別できるようになっている。
次に、図5を参照して、紙幣導入機構3について、概略を説明する。紙幣導入機構3は、搬送レール2の間に組み込まれるもので、搬送ベルト5の両側に配設されている。紙幣導入機構3の紙幣導入口16は、搬送ベルト5に対して垂直方向に向いて開口して台間メダル貸機Mと接続しており、台間メダル貸機Mに投入される紙幣Bを受け入れて導入路17へと導く。導入路17は、垂直方向から湾曲しながら徐々に向きを変え、搬送ベルト5の近傍で搬送方向に向かう方向に開口して形成されている。
導入路17の中間部にあって搬送方向の前方側には開口部が設けられ、回転駒18の一部が該開口部から覗いている。この回転駒18は、円筒体をなす胴部と、円簡体の外周側に突出して頂部のコーナが丸められた複数の突状部とにより形成されるものである。そして、回転駒18は、図5の下方に示される紙幣導入機構3についていえば、後述する構成によって時計回りに回転せられ、前記突状部が回転を伴って紙幣Bと接触することにより引き込み作用が働いて、搬送ベルト5の方向へと紙幣Bを誘導する。したがって、突状部には滑りの起きにくい材料を使用することが必要であり、実際には、回転駒18は、合成樹脂の円板と、たとえばゴム製の多角形板とを交互に積層して一体としたものが使用されている。本実施形態においては、この多角形板は、三角形の頂部コーナを丸めた形状のものとなっている。
回転駒18の回転軸19は、アームケース20の後端も同時に軸支しており、アームケース20は、回転軸19を中心として揺動自在に形成されている。一方、このアームケース20の先端には、搬送ローラ21が回転軸22を中心にして回転可能に装着されるとともに、アームケース20は、板バネ23によって搬送ベルト5を押圧する方向に付勢されている。回転駒18の回転軸19および搬送ローラ21の回転軸22の一端には、その外周面に軸線方向に延伸する鋸歯状の刻み目によって滑り止めが施され、双方の間に伝動ベルト24が掛け渡されている。
紙幣搬送装置1が稼動して搬送ベルト5の上位移動区間5Uが矢印Aの方向に移動するのに伴って、搬送ローラ21が時計方向に回転するようになり、もって回転駒18が時計方向に回転するようになる。なお、図5の上方に示される紙幣導入機構3については、勝手の異なる同様の構成によって、回転駒18には反時計回りの回転が与えられることになり、その結果、紙幣Bを誘導するように作用する。
以上のような構成によって、紙幣導入口16を通じて紙幣導入機構3に送り込まれた紙幣Bは、搬送レール2に合流して、駆動ベルト5と搬送ローラ14および搬送ローラ21とによって順送りに挟持されて搬送され、ついには紙幣収納庫へと収納される。紙幣搬送レール2および紙幣導入機構3の本体は、透明な合成樹脂によって形成されており、搬送の途中でジャム障害が起きたときには、たとえばドル箱置き場を形成する筐体の背面板を取り外すことにより紙幣搬送レール2および紙幣導入機構3を視認することができ、ジャム紙幣Bを発見することができるようになる。
以上のような紙幣搬送装置1において、本発明は、搬送紙幣の詰まりを防ぐために帯電防止剤を含有させて静電気の発生を抑制し、その結果、黒色を呈するようになった搬送ベルトに、黒または暗褐色以外の色を施した搬送ベルト5とする。色は、白や黄色のほか、赤系統、青系統、緑系統などの色であってもよいが、この場合は、できる限り明るく目立つ色を採用するようにする。また、これらの色が、黒系統の色の中に縞模様、水玉模様、斑模様のような状態で交じり合ったものであってもよい。
このように色付けされた搬送ベルト5とすることにより、遊技機設置島の奥の暗い中であっても、僅かな光によって、搬送ベルト5と紙幣Bとの前後の位置関係が見極めやすくなり、ジャム障害が手前の遊技機設置島で生じているのか反対側の遊技機設置島で生じているのかを容易に判別することができるようになる。
さらに、搬送ベルト5を、蛍光色または反射作用のある色彩物を有したものとする。蛍光色は僅かな光でも発光して、暗い中でも目立つ色である。また、反射作用のある色彩物とは、たとえばゴムの中に金属粉や硝子粉を混入させたものであり、僅かな光に反応して混入粉が銀色や金色に反射する。これにより、遊技機設置島の奥の暗い中で、搬送ベルト5と紙幣Bとの前後の位置関係がより一層見極めやすくなる。
なお、本発明は紙幣搬送装置としているが、紙幣に限定されるものではなく、これに代わるようなシート状媒体も含まれることは言うまでもない。また、要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。たとえば、搬送ベルトはゴムに限らず、弾性を有する合成樹脂であっても構わない。
本発明の紙幣搬送装置の外観を示す正面図である。 図1の平面図である。 図1における搬送レールの一部拡大図である。 搬送レールを搬送ローラ部において縦に切断したときの断面図である。 一部断面を交えた紙幣導入機構の平面図である。
符号の説明
1 紙幣搬送装置
2 搬送レール
3 紙幣導入機構
5 搬送ベルト
9 側壁板
10 仕切り片
11 搬送溝部
14 搬送ローラ
18 回転駒
21 搬送ローラ
22 回転駒
B 紙幣
M 台間メダル貸機
S スロットマシン

Claims (2)

  1. 横並びさせた遊技機列を背中合わせに配置して両面形式の遊技機島が形成され、前記遊技機島には中央部を長手方向に貫いて紙幣の搬送レールが配設され、前記搬送レールには紙幣導入機構が適所に付設されており、
    前記搬送レールには、横長にして立てた状態の紙幣を上下から嵌挿する搬送溝部が形成されるとともに、上下の中間位置には前記搬送溝部に沿って一方向に移動するエンドレスベルトが配設され、前記エンドレスベルトに当接させた搬送ローラを所定の間隔でもって並列させることにより、前記エンドレスベルトと前記搬送ローラとの間に前記紙幣が挟持されて順次繰り出されるように構成され、
    前記紙幣導入機構には、前記エンドレスベルトに当接させたプーリを駆動源として回転する回転駒が装着され、前記回転駒が、紙幣導入口より導入される紙幣を引き込み、合流口より前記搬送レールへと送り出す作用を有するように構成されてなる紙幣搬送装置において、
    前記エンドレスベルトは、帯電防止剤を含有するとともに、黒または暗褐色以外の色を有して形成されることを特徴とする紙幣搬送装置。
  2. 前記エンドレスベルトは、蛍光色または反射作用のある色彩物を有していることを特徴とする請求項1に記載の紙幣搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009051606A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Daito Seisakusho:Kk 紙幣搬送装置
KR101508792B1 (ko) 2009-02-05 2015-04-06 노틸러스효성 주식회사 금융자동화기기의 반송모듈

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