JP2005343691A - 自走装置をもつ昇降機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 建物の最上階に設けられた、昇降機駆動装置や、籠と、釣り合い用の錘をとりつけたワイヤー、および、機械室設備を排除し、大きい強度を要求される梁、柱など構造物の問題と、昇降筒スペースの有効活用手段を提供する。
【解決手段】 昇降用籠(2)自体に駆動装置(3)及び付属設備等を搭載させ、構造物の昇降筒躯体(14)内に設置されたガイドレール(1)を、動力車輪(5)ガイド車輪(6)などで挟み、駆動装置(3)の回転を、動力伝達装置(4)、を介して動力車輪(5)に伝達させて、構造物の昇降筒内を昇降駆動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 昇降用籠(2)自体に駆動装置(3)及び付属設備等を搭載させ、構造物の昇降筒躯体(14)内に設置されたガイドレール(1)を、動力車輪(5)ガイド車輪(6)などで挟み、駆動装置(3)の回転を、動力伝達装置(4)、を介して動力車輪(5)に伝達させて、構造物の昇降筒内を昇降駆動させる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、構造物の最上階、または、最下階などに設けられている機械室の昇降機駆動設備を、昇降用籠(2)自体に搭載させ、機械室及び、籠とともに同じ昇降筒の中にあって、籠との釣り合いをはかる錘(15)及び、その吊下げ用のワイヤー、制御用ケーブルなどを排除し、機械室の梁の強度、および、構造物の昇降筒躯体(14)に占める面積や、容積の減少をはかることを目的とした昇降機の構造に関するものである。
従来、建物の昇降設備は、最上階の機械室に駆動装置と滑車を設け、滑車に巻きつけられたワイヤーの両端に籠、及び、釣り合い用の錘を装着し、この滑車を動力で回転させて籠を昇降させている。または、最下階の機械室に油圧装置を設け、籠を押し上げている。特に、最上階の機械室に滑車を設置する方式では、中低層のビルにおいても、籠と錘のバランスを図るのに、高い技術を必要とし、高層ビルにおいては、特に吊り下げ用のワイヤーの重量の処理に苦慮しているのが現状である。
構造面でも、昇降籠の占める面積に対し、釣り合い用の錘や、制御用のケーブルの占める大きな面積が必要となり、昇降機駆動装置は、滑車を含め大型化され、その吊下げ用のワイヤーの重量も加わり、この為にも、機械室の梁は、他の梁に比べて、大きい強度を要求されている。
構造面でも、昇降籠の占める面積に対し、釣り合い用の錘や、制御用のケーブルの占める大きな面積が必要となり、昇降機駆動装置は、滑車を含め大型化され、その吊下げ用のワイヤーの重量も加わり、この為にも、機械室の梁は、他の梁に比べて、大きい強度を要求されている。
従来、建物の昇降設備は、最上階の機械室に駆動装置と滑車を設け、滑車に巻きつけられたワイヤーの両端に籠、及び、釣り合い用の錘を装着し、この滑車を動力で回転させて籠を昇降させている。特に、最上階の機械室に滑車を設置する方式では、中低層のビルにおいても、籠と錘のバランスを図るのに、高い技術を必要とし、高層ビルにおいては、特に吊り下げ用のワイヤーの重量の処理に苦慮しているのが大きな課題となっている。
構造面でも、昇降筒の占める面積のうち、釣り合い用の錘や、制御用のケーブルの占める大きな面積が必要であり、特に高層ビルにおいては、昇降機駆動装置は、滑車を含め大型化され、その吊下げ用のワイヤーの重量も加わり、機械室の梁は、他の梁に比べて、大きい強度を要求されているのが現状で、これら構造物の昇降筒の占める面積、容積の削減をはかるとともに、梁や柱に対する重量負荷の軽減を行い、構造物自体の有効活用の諸問題を、一挙に、解決するためになされたものである。
構造面でも、昇降筒の占める面積のうち、釣り合い用の錘や、制御用のケーブルの占める大きな面積が必要であり、特に高層ビルにおいては、昇降機駆動装置は、滑車を含め大型化され、その吊下げ用のワイヤーの重量も加わり、機械室の梁は、他の梁に比べて、大きい強度を要求されているのが現状で、これら構造物の昇降筒の占める面積、容積の削減をはかるとともに、梁や柱に対する重量負荷の軽減を行い、構造物自体の有効活用の諸問題を、一挙に、解決するためになされたものである。
この発明では、昇降用籠(2)自体に駆動装置(3)及び付属設備等を搭載し、構造物の昇降筒(14)内に設けられたガイドレール(1)に装着し、このガイドレール(1)に沿って、当該昇降用籠(2)を駆動昇降させようとするものである。
構造物の昇降筒躯体(14)内に昇降用籠(2)の、安定した動きを保つ為のガイドレール(1)、昇降用籠(2)自体に装着された駆動装置(3)の電源用架条(10)、および、駆動装置(3)を含む昇降用籠(2)全体の制御用信号用架条(12)を、設ける。昇降用籠(2)自体には、昇降用駆動装置(3)、動力伝達装置(4)、動力車輪(5)ガイド車輪(6)ガイドレール(1)に動力車輪の力が十分働くように押し付ける役目の押え車輪(7)、その圧力を調整する押え車輪圧力調整装置(9)、押え車輪用アーム(8)、および、動力電源、制御信号を取り込む為のそれぞれの動力電源集電靴(11)、制御信号集電靴(13)を設ける。
駆動動作として、動力車輪(5),ガイド車輪(6),及び、押え車輪用アーム(8)に取り付けられた押え車輪(7)の各車輪によってガイドレール(1)が挟まれており、押え車輪圧力調整装置(9)の緩締調整により、その挟む力は、強弱の調整ができるよう考慮されている。動力伝達装置(4)は、昇降用駆動装置(3)からの動力を動力車輪(5)にウオームギアーの如く、一方向のみに動力を伝える伝達装置であり、昇降用籠(2)の重量などによる動力車輪(5)にかかる力で昇降用駆動装置(3)を逆方向に回転させられないものとし、籠内、外の信号によりはじめて昇降用駆動装置(3)が正、または逆回転しその回転が動力伝達装置(4)を介しガイド車輪(6),押え車輪(7)と共にガイドレール(1)を挟む動力車輪(5)に伝達され昇降用籠(2)を昇降させる構造とした。
搭載される駆動装置(3)及び各車輪群は複数の組み合わせにより、ガイドレール(1)を挟さむ力は増加され、より強力な駆動力と安全性が発揮できる。
構造物の昇降筒躯体(14)内に昇降用籠(2)の、安定した動きを保つ為のガイドレール(1)、昇降用籠(2)自体に装着された駆動装置(3)の電源用架条(10)、および、駆動装置(3)を含む昇降用籠(2)全体の制御用信号用架条(12)を、設ける。昇降用籠(2)自体には、昇降用駆動装置(3)、動力伝達装置(4)、動力車輪(5)ガイド車輪(6)ガイドレール(1)に動力車輪の力が十分働くように押し付ける役目の押え車輪(7)、その圧力を調整する押え車輪圧力調整装置(9)、押え車輪用アーム(8)、および、動力電源、制御信号を取り込む為のそれぞれの動力電源集電靴(11)、制御信号集電靴(13)を設ける。
駆動動作として、動力車輪(5),ガイド車輪(6),及び、押え車輪用アーム(8)に取り付けられた押え車輪(7)の各車輪によってガイドレール(1)が挟まれており、押え車輪圧力調整装置(9)の緩締調整により、その挟む力は、強弱の調整ができるよう考慮されている。動力伝達装置(4)は、昇降用駆動装置(3)からの動力を動力車輪(5)にウオームギアーの如く、一方向のみに動力を伝える伝達装置であり、昇降用籠(2)の重量などによる動力車輪(5)にかかる力で昇降用駆動装置(3)を逆方向に回転させられないものとし、籠内、外の信号によりはじめて昇降用駆動装置(3)が正、または逆回転しその回転が動力伝達装置(4)を介しガイド車輪(6),押え車輪(7)と共にガイドレール(1)を挟む動力車輪(5)に伝達され昇降用籠(2)を昇降させる構造とした。
搭載される駆動装置(3)及び各車輪群は複数の組み合わせにより、ガイドレール(1)を挟さむ力は増加され、より強力な駆動力と安全性が発揮できる。
昇降用籠(2)自体に駆動装置(3)及び付属設備等を搭載したために、従来、昇降設備では常識であった最上階の機械室の、駆動装置と滑車と、両端に籠、及び、釣り合い用の錘を装着されたワイヤーを排除省略できるために、まず機械室を廃止、伴って機械室が設けられていたであろう箇所の床梁の軽量化が可能になり、釣り合い用の錘や、制御用のケーブルの占める面積と容積が大幅に削減し、各階の有効床面積として活用できる。
ガイドレール(1)は、従来でも昇降筒躯体(14)の側壁に固定されており、固定方法などに多少の改良を加えることで十分であり、電源用架条(10)、および、全体の制御用信号用架条(12)も同様の固定方法で架条が可能であり、損傷などの場合でも一部分の修理、交換で済ますことが可能である。
昇降用籠(2)自体の重量の変動は、駆動装置(3)及び付属設備等を搭載しているので、搭乗人数や登載貨物の重量変動のみとなるので、その対策は錘やワイヤーを用いている方式に比較し非常に容易となり、駆動装置の小型化が可能になり、動力経費の軽減を図れることは明確である。
また、昇降用籠(2)の運転駆動に関する電源の扱い、操作盤、各種信号や状況の監視などについては、特別に機械室を設ける必要は無く、一般ビルのエスカレーターの扱いと同様、容易に一般の総合監視室に設置し、行うことができる。
ガイドレール(1)は、従来でも昇降筒躯体(14)の側壁に固定されており、固定方法などに多少の改良を加えることで十分であり、電源用架条(10)、および、全体の制御用信号用架条(12)も同様の固定方法で架条が可能であり、損傷などの場合でも一部分の修理、交換で済ますことが可能である。
昇降用籠(2)自体の重量の変動は、駆動装置(3)及び付属設備等を搭載しているので、搭乗人数や登載貨物の重量変動のみとなるので、その対策は錘やワイヤーを用いている方式に比較し非常に容易となり、駆動装置の小型化が可能になり、動力経費の軽減を図れることは明確である。
また、昇降用籠(2)の運転駆動に関する電源の扱い、操作盤、各種信号や状況の監視などについては、特別に機械室を設ける必要は無く、一般ビルのエスカレーターの扱いと同様、容易に一般の総合監視室に設置し、行うことができる。
(1)ガイドレール、 (2)昇降用籠、 (3)昇降用駆動装置、 (4)動力伝達装置、 (5)動力車輪、 (6)ガイド車輪、 (7)押え車輪、 (8)押え車輪用アーム、 (9)押え車輪圧力調整装置 (10)動力電源用架条、 (11)動力電源集電靴、 (12)制御用信号用架条 (13)制御用信号集電靴、 (14)構造物昇降筒躯体、 (15)釣合用錘 (16)制御用ケーブルスペース、 (A)動力車輪軸心、 (B)ガイド車輪軸心, (C)押え車輪軸心 (D)押え車輪用アーム軸心
Claims (2)
- 自走用駆動装置(3)および、その他の付属する諸装置を直接搭載し、構造物の昇降筒躯体(14)内に設けた、ガイドレール(1)に沿って、籠との釣り合いをはかる錘、吊下げ用のワイヤー、及び、機械室の駆動装置などを用いず、独自で走行昇降出来る昇降用籠(2)を備えた昇降機設備。
- 自走用駆動装置(3)および、その他の付属する諸装置を直接搭載した昇降用籠(2)が、独自で走行昇降出来るよう、ガイドレール(1)、動力電源用架条(10)、および、制御信号用架条(12)他、必要な設備を壁面に設けた自走昇降機設備用の構造物の昇降筒躯体(14)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196108A JP2005343691A (ja) | 2004-06-05 | 2004-06-05 | 自走装置をもつ昇降機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196108A JP2005343691A (ja) | 2004-06-05 | 2004-06-05 | 自走装置をもつ昇降機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005343691A true JP2005343691A (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=35496419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004196108A Pending JP2005343691A (ja) | 2004-06-05 | 2004-06-05 | 自走装置をもつ昇降機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005343691A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109179121A (zh) * | 2018-10-08 | 2019-01-11 | 张家港市荣达建筑机械制造有限公司 | 一种用于施工升降机吊笼的调试装置 |
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2004
- 2004-06-05 JP JP2004196108A patent/JP2005343691A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109179121A (zh) * | 2018-10-08 | 2019-01-11 | 张家港市荣达建筑机械制造有限公司 | 一种用于施工升降机吊笼的调试装置 |
CN109179121B (zh) * | 2018-10-08 | 2024-03-12 | 张家港市荣达建筑机械制造有限公司 | 一种用于施工升降机吊笼的调试装置 |
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