JP2005342880A - 歯科技工用研磨作業ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】 歯科技工作業に際し発生する研磨粉や切削屑による作業室環境悪化の悪影響が防止され貴金属の能率よい回収を目的とする作業ボックスを提供する。
【解決手段】 本発明の一構成に係る作業ボックスは、研磨切削作業時自然な姿勢に適応した外形を有し、受け皿とその上部前方にカバーを設置する。前記カバーの両側に作業者の両手が差し込まれる差し込み口をとり、前面にガラスのぞき窓を設置する。研磨切削作業領域上部にカバー内吸引口を有するカバーと前記カバー内吸引口に接続された遠心分離機が前記カバーの後部に配置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、貴金属、その他の合金、プラスチックス、石膏模型、歯科陶材等の研磨や切削を手作業で行う際に研磨粉や切削屑を飛散しないように集めて貴金属は回収しその他の粉や屑を分別廃棄するのに用いられる作業ボックスに関するものである。
歯科技工は、貴金属、その他の合金、プラスチックス、石膏模型、歯科陶材等のワークをハンドピースと呼ばれる高速回転の工具を用いた手作業で研磨や切削を行うが、この作業時に研磨粉や切削屑が発生する。このような研磨粉や切削屑の飛散を防止しながら作業を行えるものとしては、(特開平08−280716)の歯科用作業カプセルや前方開放型作業ボックス(特開2003−126118)が知られている。
前者の歯科用作業カプセルは、前面部が透明で内部が透視可能な箱型のケースの両側面に、手を挿入するための差込み口が形成され、差込み口に柔軟に変形して手首と差込み口周縁との隙間を覆うシール部材が装着され、ケース前底部に配置され加工領域に向かって空気を吹き付けるエアノズルと、カプセル後部に排気装置に接続された吸引口を備えている。使用に際しては、ワークおよび工具をそれぞれに持った両手をケースの両側の差込み口から差し込んでケース内でワークの研磨や切削作業を行い、作業に伴って生じる粉塵や切削屑を吸引口に接続した吸引ホースで吸引して排出する。
他方、後者の前方開放型作業ボックスは、前者同様前面部は内部が透視できる構造となっているが、前記歯科用作業カプセルと異なり前部が開放されており、作業者の姿勢が拘束されない構造となっている。また、後部に吸引口を備え、前部からの空気を前記吸引口に導く導入溝が形成されている。
特開2003−126118号公報 特開平08−280716号公報
しかしながら、前記歯科用作業カプセルでは、前部からは空気を吹き付けるエアーノズルを、カプセルの後部には吸引口を設置しているため、吹き付ける空気の量が吸引排気量より多い場合に乱気流が起こり、ケース内に研磨粉が留まる量が増す。さらに、貴金属を含んだ浮遊性の研磨粉は回収されないまま排出および廃棄される。
また、後者の前方開放型作業ボックスについては、ケースの前面が開放されているので非浮遊性の切削屑は作業者の方へ飛散しさらに吸引口にフィルターが配置されているので使用中吸引力が低下する。また、前記歯科用作業カプセルと同様に、貴金属を含む浮遊性研磨粉の回収はできない。
さらに、前記歯科用作業カプセルおよび前方開放型作業ボックスのいずれにおいても、プラスチックスの切削屑は静電気を帯びケースに付着するため視界をさえぎることとなる。
そこで、本発明は、オリコリの力の作用による空気流を発生させることにより、効率的に研磨粉や切削屑を吸引廃棄でき、今までは回収されにくかった貴金属を含む研磨粉の回収ができ、プラスチックスの切削屑の付着を防ぐ、安全で正確な研磨切削作業のできる作業ボックスを提供することを目的とする。
従来の問題を解決するため、本発明の請求項1に係る歯科技工用研磨作業ボックスは、非浮遊性切削屑を受けるための受け皿1と、側部に作業者の両手が差し込まれる両手差込み口4を有し、前記受け皿1上部前方に伏せた状態のカバー2と、前記カバー内吸引口5と、接続された遠心分離機3が前記受け皿1上部後方に設置された作業ボックス。
また、請求項2に係る歯科技工用研磨作業ボックスは、請求項1における前記両手差込み口4を結ぶ線を底辺とする、二等辺三角形の頂点の位置に請求項1における前記カバー内吸引口5が配置されている。さらに、請求項3に係る歯科技工用研磨作業ボックスは、請求項1または2における前記遠心分離機の内壁に左回転で下向きの畝が形成されている。また、請求項4に係る歯科技工用研磨作業ボックスは、請求項1〜3のいずれかにおける前記遠心分離機下部に着脱式回収カプセル6が設置されている。
また、請求項5に係る歯科技工用研磨作業ボックスは、請求項1〜4のいずれかにおける前記カバー2にガラスのぞき窓9を有し、請求項1〜4のいずれかにおける前記ガラスのぞき窓9の下部に、イオン発生装置7が設置されている。
以上のように、本発明の作業ボックスによれば作業者がワークと工具をそれぞれ持った両方の手を前記カバー側方の両手差し込み口4から研磨作業領域に差し込まれ、研磨や切削を行うときに前記両手差し込み口4より流入した空気が前記両手差し込み口を結んだ線を底辺とした二等辺三角形の頂点の位置に配置されたカバー内吸引口5に向かい小さな竜巻が起こり、浮遊性粉塵と非浮遊性切削屑の一部は能率よく吸引排出され遠心分離機3へと送られる。
非浮遊性切削屑の多くは、前記カバーのガラスのぞき窓9下部の前壁に反射され、受け皿1にとどまる。前記遠心分離機3へ送られた研磨粉塵と切削屑は遠心分離機3の内壁面の、螺旋状の畝11の効果により、ネットやフィルターを使用することなく、能率よく下部の着脱式回収カプセル6へ回収される。
一方、空気は外部吸引機へと排気され使用中吸引力が低下することもなく、研磨物専用の着脱式回収カプセルを使用することにより、回収出来にくかった貴金属を含む微細な粉塵の回収もでき、プラスチックスや石膏等の分別回収が容易にできる。
以上のように、研磨粉塵や切削屑は一切作業室内に飛散させることなく正確で安全な研磨切削作業を行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら詳述する。図1に示すように、本発明の一実施形態に係る作業ボックスは、作業者の研磨作業姿勢に適応した外形を有している。この作業ボックスの構成は図2に示すごとく受け皿1と、前記受け皿1上部のカバー2と、遠心分離機3とを備えている。
受け皿1は、作業スペースの底壁を形成するもので、平面視で前後に長い長方形の形状を有している。カバー2は上部を形成する上壁、後部を形成する後壁および左右の側部を形成する側壁を有している。このカバー2の前壁はガラスのぞき窓9を有している。さらに、前記ガラスのぞき窓9上面には、拡大鏡10が配置されている。このカバー2は、前記受け皿1と嵌合している。
図2に示すように、カバー内部前壁ガラスのぞき窓9左右上部に照明灯8が設置されている。さらに、静電気によるプラスチックス切削屑の前記ガラスのぞき窓9への付着防止を目的として、イオン発生器7が前記ガラスのぞき窓9下部へ設置されている。
カバー2の両側に両手差込み口4が形成されている。この両手差込み口が空気取り入れ口となる。カバー2の上部にはカバー内吸引口5が配置されている。前記カバー内吸引口5は上下に位置調整機構を有している。
前記両手差込み口より流入した空気は前記カバー内吸引口5に向かいオリコリの力の作用により小さな竜巻が発生し、研磨切削により発生した粉塵は能率よく遠心分離機3に吸引排出される。
図3に示すように、前記カバー内吸引口5より吸引排出され遠心分離機3へ送られた粉塵は前記遠心分離機3の内壁に形成された螺旋状畝の効果と重力の作用により、フィルターやネットを使用することなく効率よく粉塵と空気を分離し、粉塵や切削屑は前記遠心分離機下部の着脱式回収カプセルへ強制的に回収される。よって、長時間使用しても吸引力の低下をみることなく、外部吸引機のフィルターの耐用時間の延長が可能となる。
次に、前記作業ボックスの使用方法および作用について説明する。まず、外部吸引機を駆動させて図4のカバー内吸引口5に吸引力が作用する状態とする。そののちに、作業者は義歯のようなワークとハンドピースとよばれる工具をそれぞれ持った両方の手を、カバー2の左右の両手差込み口4から差し込まれて受け皿1とカバー2とで囲まれた研磨作業領域まで挿入する。
図4のカバー2の前傾した前壁に設けられたガラスのぞき窓9および拡大鏡10を通した研磨作業領域の作業状況の詳細をみながら工具でワークの研磨や切削を行う。この作業時には図4の照明灯8からの照明光が研磨切削領域に照射される。
上述の作業状態時には、図4に示すように、前記カバー2の両側に設けられた両手差込み口4が空気取り入れ口となる。前記両手差込み口4より流入した空気は研磨切削作業領域に至り、オリコリの力の作用により小さな竜巻となり、大きな流速で流動する。しかも、両手差込み口4からカバー内部へ空気の供給がされるので、カバー内部での空気の淀む箇所がなくなる。
したがって、研磨切削作業によって発生した研磨粉や切削屑は全て効率的、かつ効果的にカバー内吸引口5から排出され外部に飛散することがない。研磨切削作業によって発生する切削屑やワークが欠けた小片などの比較的重いものは前記カバー2のガラスのぞき窓9下部の前壁に反射後落下し、受け皿1に留まり回収される。
また、作業者の両手は両手差込み口4から差し込んだ状態で図1に示すように自然な作業姿勢が保てるため、作業が行いやすくなり研磨や切削の失敗を招く恐れが少なくなり、作業者の疲労も軽減される。
また図4に示す遠心分離機3の下部着脱式カプセル6を、被研磨切削物すなわち貴金属、その他の合金、プラスチックス、石膏模型等の専用回収カプセルを使用すれば、今まで回収されにくかった貴金属を含んだ微細な浮遊性粉塵も、また石膏模型の切削粉も前記遠心分離機の性能と相まって容易に分別回収できる。
さらに、研磨切削中のワークが誤って作業者の手から脱落してもワークは下部の前記受け皿1に落下するか前記カバー内吸引口5から吸引されても前記着脱式回収カプセル6に留まるので容易に回収できる。
本発明の一実施形態に係る作業ボックスを示す使用状態時の平面断面図である。 同上の作業ボックスの受け皿1との嵌合をときカバー部および遠心分離機を浮かせた状態の斜視図である。 同上の遠心分離機部分の斜視図である。 同上の作業ボックスの空気の流れを示す左側面図である。 同上の作業ボックスの受け皿を外した状態の下方斜視図である。
符号の説明
1 受け皿
2 カバー
3 遠心分離機
4 両手差込口
5 カバー内吸引口
6 着脱式回収カプセル
7 イオン発生器
8 内部照明灯
9 ガラスのぞき窓
10 拡大鏡
11 遠心分離機内壁螺旋状畝

Claims (5)

  1. 非浮遊性切削屑を受けるための受け皿1と、側部に作業者の両手が差し込まれる両手差込み口4を有し、前記受け皿1上部前方に伏せた状態のカバー2と、前記カバー内吸引口5と,接続された遠心分離機3が前記受け皿1上部後方に設置された作業ボックス。
  2. 請求項1において、前記両手差込み口4を結ぶ線を底辺とする、二等辺三角形の頂点の位置に前記カバー内吸引口5を、配置した作業ボックス。
  3. 請求項1または2において、前記遠心分離機の内壁に左回転で下向きの畝が形成されている作業ボックス。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記遠心分離機下部に着脱式回収カプセル6が設置されている作業ボックス。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記カバー2にガラスのぞき窓9を有し、前記ガラスのぞき窓9の下部に、イオン発生装置7を設置した作業ボックス。
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