JP2005340383A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明の目的は、筐体から放射される電磁波の不要輻射を防止できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 筐体1と、筐体2を保持する保持部材9との間に導電性部材15を装着し、筐体1と2とをアース線7で接続し、筐体1と保持部材9との表面に塗装されている絶縁塗装膜のうちの導電性部材15に対向する部分によってキャパシタンスを形成し、このキャパシタンスによりハイパスフィルタを構成することで、筐体1内の制御基板6からの電磁波がアース電位に吸収されて外部に不要輻射されるのを有効に防止できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は画像形成装置に関し、例えば、一方の筐体に印字装置を内蔵し、他方の筐体にスキャナユニットを内蔵した画像形成装置に関する。
図4は従来の画像形成装置の概略の構成を示す図である。筐体1上に筐体2が設けられており、筐体1には印字装置3と電源ユニット4とが収納されている。筐体2にはスキャナユニット5と制御基板6とが設けられている。筐体1と2はアース線7によって互いに接続されており、筐体1の電源ユニット4から電源ケーブル8を介して筐体2の制御基板6に電源電圧が供給されている。
筐体1,2はそれぞれ導電体で構成されており、表面は絶縁塗装されている。制御基板6にはマイクロコンピュータなどの電子回路が搭載されており、電子回路は周波数の高いクロック信号を発生している。このため、筐体2やアース線7や電源ケーブル8がアンテナとなって電子回路からクロック信号に基づく電磁波が放射されて周辺装置に障害を起こすおそれがある。このような障害を規制するために、VCCI(情報処理装置等電磁波障害自主協議会)において、放射される電磁波の限度値を規格値以下に抑えるように定められている。
電子回路部分に関しては回路全体を遮蔽するなどの対策を施すことも可能であるが、ケーブルや筐体などからの放射は有効に防止されていないのが実情である。
これに対して、特開2002−134980号公報(特許文献1)には、筐体間を接続するケーブルの配置を考慮することで放射ノイズを減衰させる方法について記載されている。
特開2002−134980号公報(段落番号0037〜0042、図1)
しかしながら、特許文献1に記載されている方法では、ケーブルからの放射ノイズを抑制するだけであり、筐体からの放射を有効に防止することができない。
そこで、この発明の目的は、筐体から放射される電磁波の不要輻射を防止できる画像形成装置を提供することである。
この発明は、電源回路が収納され、導電体上に絶縁塗装されて形成された第1の筐体と、電源回路から電源が供給され、電磁波を発生する電子回路が搭載された制御基板が収納され、導電体上に絶縁塗装されて形成された第2の筐体と、第1の筐体の導電体および第2の筐体の導電体を接続するアース線と、第1の筐体の絶縁塗装膜上と第2の筐体の絶縁塗装膜上との間に配置される導電性部材とを備え、第1および第2の筐体の絶縁塗装膜と導電性部材との対向する部分を容量として含むハイパスフィルタを構成し、ハイパスフィルタを介して電磁波をアース電位に吸収させる。
好ましくは、第1または第2の筐体は、第1または第2の筐体を保持するために導電体上に絶縁塗装された保持部材を含み、導電性部材は保持部材と第1の筐体との間に装着され、ハイパスフィルタは保持部材の絶縁塗装膜と導電性部材との対向する部分の容量を含む。
好ましくは、絶縁塗装膜の導電性部材の対向する部分の面積は、ハイパスフィルタのために適切な容量が形成できるように、電磁波の周波数を考慮して決められる。
この発明によれば、第1および第2の筐体の絶縁塗装膜と導電性部材との対向する部分を容量として含むハイパスフィルタを構成し、ハイパスフィルタを介して電磁波をアース電位に吸収させるようにしたので、外部に不要輻射される電磁波を減少できる。
図1はこの発明の一実施形態における画像形成装置の外観斜視図であり、図2は図1に示す円の部分の要部断面図および等価回路図である。
図1において、筐体1は図4に示した印字装置3や電源ユニット4を内蔵しており、筐体2はスキャナユニット5と制御基板6とを内蔵している。筐体2は筐体1の上に設けられる。筐体1の背面側には筐体2を保持するための保持部材9,10が設けられている。筐体1の背面と保持部材9との間には導電性部材15が設けられている。
筐体1と2はアース線7によって接続されており、筐体1に内蔵されている電源ユニット4から筐体2に内蔵されているスキャナユニット5の制御基板6に電源を供給する電源ケーブル8が設けられている。
筐体1は、図2(a)に示す断面図から明らかなように、鉄板などの導電体11を折り曲げて形成されており、その表面に絶縁塗装により絶縁塗装膜12が形成されている。筐体2も同様にして導電体21を折り曲げて形成されており、保持部材9の先端部が当接する部分を除いて、絶縁塗装膜22が形成されており、保持部材9も筐体2に当接する部分を除いて導電体91上に絶縁塗装膜92が形成されている。
したがって、第1の筐体1の導電体21と保持部材9の導電体91とは電気的に接続されている。筐体1の絶縁塗装膜12のうちの導電性部材15に対向する部分13と、保持部材9の絶縁塗装膜92のうちの導電性部材15に対向する部分93は、容量としてのキャパシタンスを形成している。
導電体11と21はアース線7で接続されているので、図2(b)の等価回路で示すように、導電体11と、絶縁塗装膜12の部分13と、導電性部材15と、絶縁塗装膜92の部分93と、導電体91,21との間でハイパスフィルタ20が形成されている。
このようにハイパスフィルタ20を構成することで、筐体2内の制御基板6から放射される電磁波がハイパスフィルタ20を介して筐体1,2に流れるのでアース電位に吸収でき、電磁波が外部に不要輻射されるのを阻止することができる。
上記対向する部分13,93の面積は、電磁波の不要輻射を阻止するために、ハイパスフィルタ20のための適切な容量が形成できるように、電磁波の周波数を考慮して決められる。
図3は画像形成装置から出力される電磁波の放射電界強度を示すデータであり、(a)は不要輻射対策を施していない場合を示し、(b)はこの発明の一実施形態における不要輻射対策を施した場合のデータを示している。
図3において、各周波数に対応する読取値からケーブルロスと、アンプゲインと、アンテナファクタとを含むトータルファクタを減算した値が放射電界強度であり、限度値は規格で定められた値であり、差は放射電界強度と限度値との差である。
図3(a)において、周波数53.10MHzは、制御基板6の電子回路から発信される元発信周波数4.125MHzの第13次高調波の周波数であって、不要輻射対策を施していない場合には、限度値30dBuV/mに対して放射電界強度が27.1dBuV/mであった。これに対して、この実施形態における不要輻射対策を施すことで、図3(b)に示す周波数54.00MHzでは放射電界強度が24.8dBuV/mというように、2.3dBuV/m改善できた。
また、図3(a)に示す周波数128.0MHzは、元発信周波数16.000MHzの第8次高調波であって、不要輻射対策を施していない場合は、限度値が30dBuV/mであるのに対して放射電界強度が32.8dBuV/mであった。これに対して、この実施形態のおける不要輻射対策を施すことで、放射電界強度が22.8dBuV/mになり、10.0dBuV/m改善できた。
このように、この発明の実施形態によれば、筐体1と筐体2を保持する保持部材9との間に導電性部材15を装着することで、筐体1,2と保持部材9の表面に塗装されている絶縁塗装膜12,92のうちの導電性部材15に対向する部分13,93によってキャパシタンスを形成でき、このキャパシタンスによりハイパスフィルタ20を構成することで、電磁波をアース電位に吸収させることにより、筐体1内の制御基板6からの電磁波が外部に不要輻射されるのを有効に防止できる。
なお、上述の実施形態では、筐体1の背面と保持部材9との間に導電性部材15を装着するようにしたが、保持部材9,10を設けずに、筐体1と2との間に導電性部材15を装着しても同様の効果を奏することができる。この場合には、絶縁膜12,22のうちの導電性部材15に対向する部分がキャパシタンスを構成する。
また、筐体1と2は上下に重ねることなく、隣接して配置し、その間に導電性部材15を配置してもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明の一実施形態における画像形成装置の外観斜視図である。 図1に示す円の部分の要部断面図および等価回路図である。 この発明の一実施形態の画像形成装置における不要輻射の低減結果を示すデータである。 従来の画像形成装置の概要を示す図である。
符号の説明
1,2 筐体、3 印字装置、4 電源ユニット、5 スキャナユニット、6 制御基板、7 アース線、8 ケーブル、9,10 保持部材、11,21,91 導電体、12,22,92 絶縁塗装膜、13,93 導電性部材に対向する部分、15 導電性部材、20 ハイパスフィルタ。

Claims (3)

  1. 電源回路が収納され、導電体上に絶縁塗装されて形成された第1の筐体と、
    前記電源回路から電源が供給され、電磁波を発生する電子回路が搭載された制御基板が収納され、導電体上に絶縁塗装されて形成された第2の筐体と、
    前記第1の筐体の導電体と、前記第2の筐体の導電体とを接続するアース線と、
    前記第1の筐体の絶縁塗装膜上と前記第2の筐体の絶縁塗装膜上との間に配置される導電性部材とを備え、
    前記第1および第2の筐体の絶縁塗装膜と前記導電性部材との対向する部分を容量として含むハイパスフィルタを構成する、画像形成装置。
  2. 前記第1または第2の筐体は、前記第1または第2の筐体を保持するために導電体上に絶縁塗装された保持部材を含み、
    前記導電性部材は、前記保持部材と前記第1の筐体との間に装着され、
    前記ハイパスフィルタは、前記保持部材の絶縁塗装膜と前記導電性部材との対向する部分の容量を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記絶縁塗装膜の前記導電性部材の対向する部分の面積は、前記ハイパスフィルタのために適切な容量が形成できるように、電磁波の周波数を考慮して決められる、請求項1または2に記載の画像形成装置。
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