JP2005340001A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 同一平面上に2つの接続対象物を配置して電気的に接続する小型のコネクタを提供する。
【解決手段】 コネクタ1の略矩形筒状ハウジング2の内部に、弾性変形可能な可動コンタクト3が保持される。可動コンタクト3は、2つの接触対象物51、52と接触する第1接触端子31と第2接触端子32とを備える。可動コンタクト3は、略矩形で、第1接触端子31と第2接触端子32は、並行に配置され、それぞれの基端は略矩形枠状の接続部材33に接続されている。可動コンタクト3は、接続部材33が固定片37a〜37dを介してハウジング2に設けられた溝17、18に嵌入されることにより、ハウジング2内部に保持される。ハウジング2には、第1開口11から第1接続対象物51が挿入され、第2開口12から第2接続対象物52が挿入され、可動コンタクト3と接触してこれらの接続対象物同士が電気的に接続される。
【選択図】 図16

Description

本発明は、2つの接続対象物を電気的に接続するコネクタに関する。本発明は特に、対向する2つの開口から、2つの接続対象物をハウジング内に挿入し、これらの接続対象物を同一平面に配置して電気的に接続する中継用のコネクタに関する。
従来、電子回路を備えた電子部品などの2つの接続対象物を接続するコネクタとして、絶縁性材料で形成されたハウジングの内部に、導通性材料で形成されたコンタクトを固定したものが知られている(例えば特許文献1)。
特許文献1に開示されたコネクタは、一対の対向する板状のハウジングを備え、略直方体状で、対向する一対の端面には、それぞれ第1開口と第2開口とが形成されている。一対の板状のハウジングには、コンタクトがそれぞれ固定されている。ハウジングに固定されたコンタクトは、一枚の長尺状の金属板から形成され、長尺状の金属板の両端がベローズ状に折り曲げられることにより、第1接触部と第2接触部とが同一直線上に形成されている。第1接触部と第2接触部との間には、これらの接触部を接続する平坦部が形成されている。
第1接触部は、コネクタの第1開口側に位置し、第1開口から挿入される第1の接続対象物と接触する。一方、第2接触部は、第2開口側に位置し、第2開口から挿入される第2の接続対象物と接触する。第1接触部と第2接触部とは平坦部を介して接続されており、第1接触部と接触する第1の接続対象物と第2接触部と接触する第2接続対象物とが電気的に接続される。
ところで、上記コネクタのコンタクトは、長尺状の金属板の両端が折り曲げられたベローズ型のコンタクトであり、コンタクトの接触部は所定の弾性を確保するため、所定の長さを要する(以下、この長さを「L」とする)。
しかし、特許文献1に開示されたコネクタのコンタクトは、第1接触部と第2接触部とが同一直線上に位置するため、コンタクトの長手方向の全長は、2つの接触部の長さと平坦部の長さ(αとする)とを足したもの、すなわち2L+αとなる。このため、コンタクトの全長が長くなり、コネクタを小型化することができない。
特開2001−297843号公報
本発明は、上記課題に対し、コンタクトの全長を短くでき、小型にできるコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、以下の発明を提供する。
(1) 両端に第1開口および第2開口を有する筒状のハウジングと、このハウジング内部に保持されるコンタクトと、を備え、前記第1開口および前記第2開口のそれぞれから挿入される一対の接続対象物を電気的に接続するコネクタであって、前記コンタクトは、前記第1開口側から前記第2開口側へ向かって延びて先端側が前記第2開口から挿入される接続対象物と接触する第1接触端子と、前記第2開口側から前記第1開口側へ向かって延びて先端側が前記第1開口から挿入される接続対象物と接触する第2接触端子と、これら第1接触端子および第2接触端子を接続する接続部材と、を備え、前記第1接触端子と前記第2接触端子とは並行に配置されることを特徴とするコネクタ。
(1)記載の発明では、コネクタに設けられるコンタクトの第1接触端子と第2接触端子とは、先端がそれぞれ反対の方向に延びるように配置され、かつ、並行に配置される。第1接触端子と第2接触端子は、逆方向に配置されることにより、対向する2方向からハウジングに挿入される2つの接続対象物のそれぞれと接触する。また、第1接触端子と第2接触端子とを並行、すなわち面状に配置することにより、コンタクトの全長を短くすることができる。
ここで、本明細書において「並行に配置」するとは、同一直線上に直列配置されないことを意味し、第1接触端子と第2接触端子とは、必ずしも平行である必要ない。
第1接触端子と、第2接触端子とは、第1接触端子の基端と第2接触端子の先端がほぼ隣接し、第1接触端子の先端と第2接触端子の基端とがほぼ隣接するように配置されることが好ましい。この場合、コンタクトの全長は、これらの接触端子の長さにほぼ等しい長さ、すなわちLに近似した値となり、コンタクトの全長を短くすることができる。
コンタクトの接続部材の形状は、第1接触端子と第2接触端子との基端同士を接続できるものであれば特に限定されない。例えば、接続部材は、第1接触端子の基端から第2接触端子の基端まで屈曲することなくまっすぐに延びた1つの長尺状部材であってもよい。また、接続部材を平面視略コの字状とし、対向する2辺に第1接触端子と第2接触端子を接続してもよい。
(2) 前記ハウジング内部には、互いに対向しかつ前記第1開口から前記第2開口へ向かって延びる一対の溝が設けられ、前記コンタクトの接続部材は、略矩形枠状であり、前記第1接触端子の基端と前記第2接触端子の基端とは、前記接触部材の互いに対向する2辺部に設けられ、前記コンタクトは、前記接続部材が前記溝に嵌入されることにより、前記ハウジング内部に保持されることを特徴とする(1)に記載のコネクタ。
(2)記載の発明では、接続部材は一対の略平行な2辺部(以下「接続辺部」という)と、この接続辺部に直交する一対の辺(以下、「側辺部」という)で構成され、略矩形枠状をなす。第1接触端子と第2接触端子とは、この矩形枠の内側に側辺部に平行に配置され、基端が接続辺部に接続される。これらの接触端子が設けられた2つの接続片の両端は、側辺部と接続されているため、接続部材の撓み変形を防止できる。
また、ハウジング内部には、第1開口から第2開口側へ延びる一対の溝が設けられている。一方、接続部材を構成する矩形枠の辺部のうち、これらの溝と平行な一対の側辺部は、ハウジングの溝に嵌入され、コンタクトはハウジングに固定される。このように、コンタクトはハウジングの両側に保持されるため、ハウジング内部でのコンタクトの姿勢を安定させることができる。なお、側辺部には、外側、すなわちハウジング方向に突出する固定片を設け、この固定片をハウジングの溝に嵌入してもよいが、上記のように側辺部をハウジングに固定するようにすると、コネクタを幅方向に小型化できる。
(3) 前記第1接触端子および前記第2接触端子は、弾性変形可能であることを特徴とする(1)または(2)に記載のコネクタ。
(3)記載の発明のコンタクトは、弾性変形可能な接触端子を備えるコンタクト(以下、特に「可動コンタクト」という)である。可動コンタクトの接触端子は、接続対象物を挿入および抜去する際、揺動して接続対象物の挿抜を容易とするとともに、ハウジング内に挿入された接続対象物を押圧して、接続対象物に接圧を付与する。
可動コンタクトの第1接触端子と第2接触端子とは、後述するように、基端から先端にかけて傾斜して、基端と接続部材とが配置されている面から先端側が離れるように立ち上がることが特に好ましい。このような接触端子は、接続対象物が挿入される方向と垂直な方向に揺動し、ハウジング内部に挿入された接続対象物に接圧を付与する。
(4) 前記ハウジング内部に、前記コンタクトと対向する第2コンタクトがさらに設けられることを特徴とする(3)に記載のコネクタ。
(4)記載の発明に係るコネクタは、コンタクト(可動コンタクト)と第2コンタクトとが対向し、これらのコンタクトの間に一対の接続対象物が挿入される。一対の接続対象物の表面のうち、可動コンタクトと対向する面は、可動コンタクトと接触することにより、相手方の接続対象物と電気的に接続される。また、一対の接続対象物の他の表面であって、第2コンタクトと対向する面は、第2コンタクトと接触して相互に電気的に接続される。
このように、(4)記載の発明に係るコネクタによれば、板状の基板の両面に電子回路が形成された接続対象物同士を電気的に接続することができる。基板の両面に電子回路を備えた接続対象物としては、基板両面に電子回路が形成された両面プリント配線板がある。また、基板の片面に発光ダイオード(LED)などの発光素子を備え、基板両面にこの発光素子に電気を供給するための配線を備える光源ユニットなども含む。
(5) 前記第1接触端子および前記第2接触端子は、基端から先端に向かって傾斜して、先端側が前記第2コンタクトに接近することを特徴とする(4)記載のコネクタ。
(5)記載の発明では、第2コンタクトは、実質的に弾性変形せず、接続対象物の挿抜前後において、揺動せずに定形を保つコンタクト(以下、特に「固定コンタクト」という)とすることが好ましい。弾性変形する接触端子を備えた可動コンタクトと、弾性変形しない固定コンタクトとを対向して設け、可動コンタクトの接触端子を、先端側が固定コンタクト側に接近するように傾斜させることにより、可動コンタクトの接触端子は接続対象物を固定コンタクト側に押し上げる。固定コンタクト側に押し上げられた接続対象物は、固定コンタクトにより押し止められるため、接続対象物のハウジング内部でのがたつきを防止し、また、接続対象物を所定の位置に固定することができる。
(6) 前記第2コンタクトは、前記ハウジングに固定される板状の本体と、前記第1接触端子および前記第2接触端子の先端側に対向するように突出する一対の突起とを備えることを特徴とする(5)記載のコネクタ。
コンタクト(可動コンタクト)の第1接触端子と第2接触端子は、先端側に第2コンタクト側に突出する頂部を備えることが好ましい。また、第2コンタクトの一対の突起は、第1接触端子および第2接触端子の先端側、特にこれらの接触端子の頂部と対向する位置に形成されることが好ましい。可動コンタクトの接触端子の頂部と第2コンタクトの突起とを対向させることにより、接続対象物のがたつきや軸ずれを防止できる。
本発明によれば、コンタクトの全長を短くし、コネクタを小型化することができる。また、1つの小型のコネクタで、2つの接続対象物の2面を相互に電気的に接続できる。さらに、本発明によれば、コネクタを小型化しても、接続対象物の姿勢が不安定となることを防ぎ、接続対象物を正確な位置に配置して、電気的に接続することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。以下、同一部材については同一符号を付し、説明を省略または簡略化する。
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタ1の斜視図である。コネクタ1は、ハウジング2と、コンタクトとしての可動コンタクト3と、第2コンタクトとしての固定コンタクト4と、を備える。可動コンタクト3と、固定コンタクト4とは、ハウジング2の内部に対向する状態で保持されている。可動コンタクト3は、弾性変形可能な第1接触端子31と第2接触端子32とを備え、一方、固定コンタクト4は、実質的に弾性変形しない。
図2は、図1のコネクタ1の正面図、図3はその背面図、図4はその底面図、図5はその側面図、および、図6は蓋壁14側からコネクタ1を見た場合の平面図である。また、図7〜図12は図1のコネクタ1のハウジング2を示す図で、ハウジング2内部には、可動コンタクト3および固定コンタクト4は保持されていない。図7は、ハウジング2の正面図、図8はその背面図、および、図19は蓋壁14側からハウジング2を見た場合の平面図である。
図10は、図2の線A−Aでの断面図、図11は、図5の線B−Bでの断面図、および図12は、図5の線C−Cでの断面図である。なお、ハウジング2の底面図および側面図は、図4および図5に示すコネクタ1についての図面と同じであるため、図示を省略する。
ハウジング2は、略平行な一対の側壁15、16と、これらの側壁15、16の両端同士を接続する底壁13および蓋壁14と、を備えた略矩形筒状である。これにより、ハウジング2の両端は、第1開口11および第2開口12になっている。
以下、コネクタ1の第1開口11側を正面、第2開口12側を背面、底壁13側を底面、底壁13に対して蓋壁14を上側として説明する。また、第1開口11と第2開口12とが対向する方向をコネクタ1の長手方向、側壁15と側壁16とが対向する方向を幅方向、底壁13と蓋壁14とが対向する方向を高さ方向とする。なお、これらの用語は説明の便宜上、用いるものである。
図12に示すように、ハウジング2の側壁15、16には、ハウジング2の内側に位置する側の表面に、第1開口11から第2開口12に向かって延びる溝17、18がそれぞれ形成されている。ハウジング2の第2開口12側の端部には、後壁19が設けられている。後壁19は、図10に示すように、底壁13から起立して、溝17、18の上端縁、つまり蓋壁14側の端縁の高さまで延びている。
また、ハウジング2の側壁15、16には、第1接続対象物51と第2接続対象物52とを、ハウジング2内の所定位置に位置決めして保持するための係止構造が設けられている。具体的には、ハウジング2の側壁15には、内側の表面に突出する一対の係止片21、23が設けられ、側壁16には、同様に内側の表面に突出して係止片21、23と対向する一対の係止片22、24が設けられている。
次に、可動コンタクト3について詳細に説明する。図13は、一枚の金属板30から可動コンタクト3を切り出した図である。図14は、図13の金属板30の側面図であり、図15は、可動コンタクト3の線D−Dでの断面図である。
コンタクト3は、第1接触端子31、第2接触端子32、および接続部材33を備えている。第1接触端子31と第2接触端子32とは金属製の板ばねで構成され、どちらも基端が接続部材33に接続されている。第1接触端子31と第2接触端子32とは接続部材33を介して接続されることにより、電気的に導通する。
接続部材33は、略平行な一対の辺部(接続辺部)33c、33dと、この接続辺部の両端同士を接続する一対の辺部(側辺部)33a、33bとで構成され、略矩形枠状をなす。接続辺部33cには、第1接触端子31が設けられ、接続辺部33dには、第2接触端子32が設けられている。
第1接触端子31は、接続部材33に接続された基端において、折り目線Pに沿って折り曲げられ、先端側が接触部材33から離れる方向に立ち上げられている。同様に、第2接触端子32も、接続部材33に接続された基端において、折り目線Pに沿って屈曲され、先端側が接触部材33から離れる方向に立ち上げられている。
また、第1接触端子31と第2接触端子32の先端側は、線Rまたは線Rに沿って、基端の屈曲方向(上側)とは逆の方向(下側)に屈曲され、頂部35または頂部36を備える。第1接触端子31は頂部35で、第2接触端子32は頂部36で、それぞれ、第2接続対象物52または第1接続対象物51と接触し、これらの接続対象物に接圧を付与する。
一方、固定コンタクト4は実質的に弾性変形せず、可動コンタクト3に押し上げられるこれらの接続対象物を所定の高さに位置づける。以下、固定コンタクト4について詳細に説明する。図16は、金属板40から固定コンタクト4が切り出された状態を示す。図17は、図16の金属板40の側面図である。
固定コンタクト4は、板状の本体43と、この板状の本体43の一表面から突出して形成された一対の突起41、42とを備える。突起41と突起42とは、金属板40を打ち出し加工するなどして形成され、半球状であって、実質的に弾性変形しない。突起41は、可動コンタクト3の第1接触端子31の先端側に設けられ、頂部35に対向する位置に形成される。一方、突起42は、可動コンタクト3の第2接触端子32先端側に設けられ、頂部36と対向する位置に形成される。
図1に示すように、可動コンタクト3と固定コンタクト4とは、ハウジング2内部に対向して保持される。可動コンタクト3は、接続部材33に設けられた固定片37a、37cが溝17に嵌入され、固定片37b、37dが溝18に嵌入されることにより、ハウジング2内部に保持される。可動コンタクト3は、ハウジング2の正面側からハウジング2内部に挿入され、溝17、18に沿って第2開口12方向へ進められ、後壁19に当接して所定位置に保持される。
可動コンタクト3の第1接触端子31、第2接触端子32は、基端から先端に向かって傾斜し、両者の先端側は蓋壁14側(以下、「上側」)に向かって立ち上がっている。すなわち、第1接触端子31は、基端が第1開口11側に位置し、先端は第2開口12側および第2コンタクト4に向かって延び、底壁13側に弾性変形できる。
一方、第2接触端子32は、基端と先端とが第1接触端子31と逆方向で、第1接触端子31と並行に配置されている。具体的には、第2接触端子32の基端は第2開口12側に位置し、先端は第1開口11側および第2コンタクト4に向かって延び、底壁13側に弾性変形できる。
ここで、コネクタ1による第1接続対象物51と第2接続対象物52との電気的接続について説明する。図18は、図1のコネクタ1のハウジング2内部に、第1接続対象物51と第2接続対象物52とを挿入した状態で、図2のA−A線と平行な線でこれら接続対象物を挿入した状態のコネクタ1を切断した断面図である。また、図19は、図16と同じ状態のコネクタ1を図5のB−B線で切断した断面図である。図20は、第1接続対象物51を係止溝61に対向する側から見た側面図であり、図21は第1接続対象物51の平面図である。
第1接続対象物51と第2接続対象物52と(以下、これらをまとめて「接続対象物51、52」という場合がある)は、ほぼ同一形状の板状であり、対向する2つの表面S、Rのそれぞれに、電子回路としての配線が設けられている。接続対象物51、52の端縁は、段差が設けられて板の厚みが薄くなっており、接続対象物51、52のこの端縁がそれぞれ、第1開口11および第2開口12からハウジング2内に挿入される。
ハウジング2内に保持された接続対象物51、52は、表面S側が固定コンタクト4と接触する一方、表面B側は可動コンタクト3と接触する。これにより、第1接続対象物51の表面Sの配線と第2接続対象物の表面Sの配線とが電気的に接続され、第1接続対象物51の表面Bの配線と第2接続対象物の表面Bの配線同士が、それぞれ電気的に接続される。
すなわち、接続対象物51、52の表面Bと対向する可動コンタクト3は、第1接触端子31の頂部35が第2接続対象物52と接触し、第2接触端子32の頂部36が第1接続対象物51と接触し、これらの接続対象物51、52の配線同士を電気的に接続する。一方、接続対象物51、52の表面Sと対向する固定コンタクト4は、突起41が第1接続対象物51と接触し、突起42が第2接続端子と接触することで、これらの接続対象物51、52を電気的に接続する。このように、コネクタ1は、板状の接続対象物51、52の2表面に形成された配線をそれぞれ短絡させることができる。
また、可動コンタクト3の第1接触端子31と第2接触端子32は弾性変形可能であり、接続対象物51、52がハウジング2内に挿入される際は、これらの接続対象物51、52によって底壁13側へ押し下げられる。このため、第1接続対象物51は、第1開口11から第2開口側へハウジング2内を滑らかに移動し、第2接続対象物52は、第2開口12から第1開口11側へハウジング2内を滑らかに移動できる。
第1接触対象物51と第2接触対象物52は、ハウジング2内部のほぼ中央、すなわち、第1接触端子31および第2接触端子32の基端と先端のほぼ中間に、それぞれの先端が位置するようにハウジング2内に挿入される。この状態で、第1接触端子31は、頂部35で第2接続対象物52と接触し、板ばねの弾性によって第2接続対象物52を蓋壁14側へ押し上げる。同様に、第2接触端子32は、頂部36で第1接続対象物51と接触して、第1接触対象物51を押し上げる。
ハウジング2内には、第1接続対象物51と第2接続対象物52とを挟んで、頂部35、36に対向する位置に突起41、42が形成された固定コンタクト4が保持されている。このため、第1接触端子31に押し上げられる第2接続対象物52は、頂部35と突起41とに挟まれる。同様に、第2接触端子32に押し上げられる第1接続対象物51は、頂部36と突起42とに挟まれる。
これにより、ハウジング2内での第1接続対象物51と第2接続対象物52のがたつきを防止し、また、第1接続対象物51と第2接続対象物52の表面Sの高さを所定の位置に保持できる。このように、本発明に係るコネクタは、同一平面に2つの接続対象物を配置し、これらの接続対象物を電気的に接続するとともに、これらの接続対象物の高さを揃えることができる。
なお、第1接続対象物51には、係止片21に係止される係止溝61、および係止片22に係止される係止溝62が設けられている。同様に、第1接続対象物52には、係止片23に係止される係止溝63、および係止片24に係止される係止溝64が設けられている。図20に示すように、係止溝61は、底壁13と対向する表面B側(図20右側)の端縁から、これと対向する表面S側(図20の左側)の端縁まで連続する。係止溝62、63、64も同様に、底壁13と対向する側から蓋壁14と対向する側の縁まで連続して延びる。
上記の係止構造により、図19に示すように、第1接続対象物51は、係止溝61、62がそれぞれ、係止片21、22と嵌合することで、先端がハウジング2内のほぼ中央に位置してハウジング2内に保持される。同様に、第2接続対象物52は、係止溝63、64と係止片23、24とが嵌合することで、先端がハウジング2内のほぼ中央で第1接続対象物51の先端と当接する。このため、これらの接続対象物51、52の端縁は、ほぼ同じ長さがハウジング2内に挿入されることになる。
また、接続対象物51、52に設けられた溝17、18は表面S側から表面B側まで連続しているため、これらの接続対象物51、52は、係止片21、22、23、24に係止された状態でも、コネクタ1の高さ方向に動くことができる。このため、ハウジング2に挿入される際は、底壁13側へ接近するこれらの接続対象物51、52は、ハウジング2へ挿入された後、第1接触端子31または第2接触端子32の復元力によって蓋壁14側へ押し上げられ、蓋壁14側へ動くことができる。
本発明は、基板の両面に電子回路が形成された両面プリント基板や、基板の両面に配線が設けられた光源ユニットなどの2つの接続対象物を、同一平面に配置して電気的に接続する場合に利用できる。
本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図である。 前記コネクタの正面図である。 前記コネクタの背面図である。 前記コネクタの底面図である。 前記コネクタの側面図である。 前記コネクタの平面図である。 前記コネクタのハウジングの正面図である。 前記ハウジングの背面図である。 前記ハウジングの平面図である。 前記ハウジングの図2の線A−Aにおける断面図である。 前記ハウジングの図5の線B−Bにおける断面図である。 前記ハウジングの図5の線C−Cにおける断面図である。 前記コネクタのコンタクトが金属板から切り出された図である。 図14の金属板の側面図である。 図14のコンタクトの線D−Dにおける断面図である。 第1接続対象物と第2接続対象物とが挿入された前記コネクタを図2の線A−Aで切断した断面図である。 図16のコネクタの図5の線B−Bで切断した断面図である。 前記コネクタの第2コンタクトが金属板から切り出された図である。 図18の金属板の側面図である。 前記コネクタに挿入される第1接続対象物の側面図である。 前記第1接続対象物の平面図である。
符号の説明
1 コネクタ
2 ハウジング
3 可動コンタクト(コンタクト)
4 固定コンタクト(第2コンタクト)
11 第1開口
12 第2開口
31 第1接触端子
32 第2接触端子
33 接続部材

Claims (6)

  1. 両端に第1開口および第2開口を有する筒状のハウジングと、このハウジング内部に保持されるコンタクトと、を備え、前記第1開口および前記第2開口のそれぞれから挿入される一対の接続対象物を電気的に接続するコネクタであって、
    前記コンタクトは、前記第1開口側から前記第2開口側へ向かって延びて先端側が前記第2開口から挿入される接続対象物と接触する第1接触端子と、前記第2開口側から前記第1開口側へ向かって延びて先端側が前記第1開口から挿入される接続対象物と接触する第2接触端子と、これら第1接触端子および第2接触端子を接続する接続部材と、を備え、
    前記第1接触端子と前記第2接触端子とは並行に配置されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ハウジング内部には、互いに対向しかつ前記第1開口から前記第2開口へ向かって延びる一対の溝が設けられ、
    前記コンタクトの接続部材は、略矩形枠状であり、
    前記第1接触端子の基端と前記第2接触端子の基端とは、前記接触部材の互いに対向する2辺部に設けられ、
    前記コンタクトは、前記接続部材が前記溝に嵌入されることにより、前記ハウジング内部に保持されることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記第1接触端子および前記第2接触端子は、弾性変形可能であることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジング内部に、前記コンタクトと対向する第2コンタクトがさらに設けられることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記第1接触端子および前記第2接触端子は、基端から先端に向かって傾斜して、先端側が前記第2コンタクトに接近することを特徴とする請求項4記載のコネクタ。
  6. 前記第2コンタクトは、前記ハウジングに固定される板状の本体と、前記第1接触端子および前記第2接触端子の先端側に対向するように突出する一対の突起と、を備えることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
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