JP2005339016A - 情報処理装置および方法、記録媒体、プログラム、並びに通信システム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、プログラム、並びに通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザが作成したデータを、所望する特定のユーザだけに公開する。
【解決手段】 受信部145は、サーバから送信されてきたヘッダ情報を受信し、受信したヘッダ情報を判定部146に供給する。判定部146は、受信部145から供給されたヘッダ情報を基に、日記ファイルが添付されている電子メールがあるか否かを判定する。受信部145は、日記ファイルが添付されている電子メールがあると判定された場合、サーバから送信されてきた、日記ファイルが添付されている電子メールを受信する。本発明は、日記配信システムに適用できる。
【選択図】図6

Description

本発明は情報処理装置および方法、記録媒体、プログラム、並びに通信システムに関し、特に、特定のユーザだけに日記を公開できるようにした情報処理装置および方法、記録媒体、プログラム、並びに通信システムに関する。
近年、ユーザの日記や評論などを一般に公開する、いわゆるウェブログ(Web log)(ブログ(Blog))と称されるウェブサイト(Web site)が普及してきている。このウェブログと称されるウェブサイトは、ユーザによって運営されている。また、ウェブログと称されるウェブサイトは、ユーザの書いた日記や評論などに対して、他のユーザがコメントを追加できるようになっている。以下では、このようなウェブサイトに公開されるユーザの日記、評論、および他のユーザによって追加されたコメントなどを、単に日記と称する。
ユーザは、ウェブログなどのウェブサイトを運営する場合、専用のサーバに自己を登録し、自己が作成したウェブページ(Web page)を表示させるためのデータを、サーバあてに送信する。そして、サーバは、ユーザから送信されてきた、ウェブページを表示させるためのデータを受信し、記憶する。サーバは、記憶しているデータを基に、ユーザのウェブページを一般に公開する。
しかしながら、このようなウェブサイトの運営は、ウェブページの作成に慣れていないユーザにとっては困難であるという問題があった。
このような問題を解決する方法として、携帯電話機を用いてウェブページを作成する電子絵日記作成システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電子絵日記作成システムにおいては、携帯電話機において生成されたデータが、専用のサーバとしての電子絵日記作成装置に送信される。電子絵日記作成装置は、携帯電話機から送信されてきたデータを基に電子絵日記(データ)を作成する。そして、電子絵日記作成装置によって作成されたデータは、電子絵日記としてウェブページ上に公開される。
特開2003−173309号公報
上述したウェブログのようなものでは、ユーザが公開した日記は、不特定多数のユーザに公開されてしまい、特定の人に対してのみ公開することができないという課題があった。仮に、特許文献1で開示されていることを利用し、ユーザが簡便にウェブサイトを管理できるようにしても、この課題は解決されるものではなかった。
また、上述した特許文献1に開示されている技術においては、ウェブサイトを運営するためには、ユーザは、専用のサーバに自己を登録する必要があった。また、専用のサーバを管理(提供)する側(例えば、プロバイダ)においても、サーバを管理する手間や設備費などがかかるという問題があった。
上述したウェブログを扱うサーバや、特許文献1において開示されているサーバ(電子絵日記作成装置)は、専用のサーバを設けなくてはならず、そのサーバを管理するための手間がかかり、維持するための維持費などがかかるといった課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが作成したデータを、所望する特定のユーザだけに公開できるようにすることを目的とする。また、そのようなことを、専用のサーバを必要とせずに行えるようにすることを目的とする。
本発明の通信システムは、第1の情報処理装置が、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを生成する生成手段と、生成した電子メールを、通信網を介して、サーバあてに送信する第1の送信手段とを備え、サーバが、第1の送信手段によって送信された電子メールを受信する第1の受信手段と、第1の受信手段によって受信された電子メールを、一時的に記憶する記憶手段と、記憶している電子メールに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号または限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールの送信を要求する旨の第2の要求信号を、第2の情報処理装置から受信する要求信号受信手段と、要求信号受信手段によって、第1の要求信号が受信された場合、通信網を介して、記憶している電子メールに関係する情報を第2の情報処理装置あてに送信し、第2の要求信号が受信された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを、第2の情報処理装置あてに送信する第2の送信手段とを備え、第2の情報処理装置が、通信網を介して、第1の要求信号をサーバあてに送信する第1の要求信号送信手段と、第2の送信手段によって送信された、サーバが記憶している電子メールに関係する情報または限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを受信する第2の受信手段と、第2の受信手段によって情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを記憶しているか否かを判定する判定手段と、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを記憶していると判定された場合、通信網を介して、第2の要求信号をサーバあてに送信する第2の要求信号送信手段とを備えることを特徴とする。
サーバは、電子メールを取り扱うサーバとすることができる。
本発明の情報処理装置は、通信網を介して、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号をサーバあてに送信する第1の送信手段と、サーバから送信されてきた、情報またはデータを受信する受信手段と、受信手段によって情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶しているか否かを判定する判定手段と、判定手段により、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶していると判定された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータの送信を要求する旨の第2の要求信号をサーバあてに送信する第2の送信手段とを備えることを特徴とする。
サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報は、電子メールのヘッダ情報とし、判定手段は、ヘッダ情報に含まれ、添付されているデータがあるか否かを示す情報を参照し、サーバが一時的に記憶しているデータが、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールであるか否かを判定するようにすることができる。
情報処理装置は、電子メールを送信してきた相手を示す名前と電子メールのメールアドレスとをそれぞれ関連付けたテーブルを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されているテーブルを参照し、限定された範囲内で公開されるデータを選択するための一覧であって、相手を示す名前の一覧の画像データを生成し、その画像データを基に表示を制御する表示制御手段とをさらに設けることができる。
本発明の情報処理装置の情報処理方法は、通信網を介して、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号のサーバへの送信を制御する第1の送信制御ステップと、サーバから送信されてきた、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報またはデータの受信を制御する受信制御ステップと、受信制御ステップにおいてサーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶しているか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶していると判定された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータの送信を要求する旨の第2の要求信号のサーバへの送信を制御する第2の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体のプログラムは、通信網を介して、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号のサーバへの送信を制御する第1の送信制御ステップと、サーバから送信されてきた、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報またはデータの受信を制御する受信制御ステップと、受信制御ステップにおいてサーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶しているか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶していると判定された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータの送信を要求する旨の第2の要求信号のサーバへの送信を制御する第2の送信制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、通信網を介して、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号のサーバへの送信を制御する第1の送信制御ステップと、サーバから送信されてきた、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報またはデータの受信を制御する受信制御ステップと、受信制御ステップにおいてサーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶しているか否かを判定する判定ステップと、判定ステップにおいて、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶していると判定された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータの送信を要求する旨の第2の要求信号のサーバへの送信を制御する第2の送信制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の通信システムにおいては、第1の情報処理装置によって、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールが生成され、生成された電子メールが、通信網を介して、サーバあてに送信され、サーバによって、第1の送信手段によって送信された電子メールが受信され、第1の受信手段によって受信された電子メールが、一時的に記憶され、記憶されている電子メールに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号または限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールの送信を要求する旨の第2の要求信号が、第2の情報処理装置から受信され、要求信号受信手段によって、第1の要求信号が受信された場合、通信網を介して、記憶している電子メールに関係する情報が第2の情報処理装置あてに送信され、第2の要求信号が受信された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールが、第2の情報処理装置あてに送信され、第2の情報処理装置によって、通信網を介して、第1の要求信号がサーバあてに送信され、第2の送信手段によって送信された、サーバによって記憶されている電子メールに関係する情報または限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールが受信され、第2の受信手段によって情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを記憶しているか否かが判定され、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを記憶していると判定された場合、通信網を介して、第2の要求信号がサーバあてに送信される。
本発明の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、通信網を介して、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号がサーバあてに送信され、サーバから送信されてきた、情報またはデータが受信され、情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶しているか否かが判定され、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶していると判定された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータの送信を要求する旨の第2の要求信号がサーバあてに送信される。
ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。ネットワークを介して通信する装置は、独立した装置どうしであっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであっても良い。
また、通信とは、無線通信および有線通信は勿論、無線通信と有線通信とが混在した通信、即ち、ある区間では無線通信が行われ、他の区間では有線通信が行われるようなものであっても良い。さらに、ある装置から他の装置への通信が有線通信で行われ、他の装置からある装置への通信が無線通信で行われるようなものであっても良い。
本発明によれば、ユーザが作成したデータを、所望する特定のユーザだけに公開できる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が本明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現、追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の通信システムは、第1の情報処理装置(例えば、図1のPC13−1)が、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを生成する生成手段(例えば、図6のメール生成部143)と、生成した電子メールを、通信網(例えば、図1の通信網11)を介して、サーバ(例えば、図1のサーバ12)あてに送信する第1の送信手段(例えば、図7のステップS12の処理を実行する送信部144)とを備え、サーバが、第1の送信手段によって送信された電子メールを受信する第1の受信手段(例えば、図7のステップS21の処理を実行する通信部39)と、第1の受信手段によって受信された電子メールを、一時的に記憶する記憶手段(例えば、図2の記録部33)と、記憶している電子メールに関係する情報(例えば、図19のヘッダ情報)の送信を要求する旨の第1の要求信号または限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールの送信を要求する旨の第2の要求信号を、第2の情報処理装置から受信する要求信号受信手段(例えば、図2の通信部39)と、要求信号受信手段によって、第1の要求信号が受信された場合、通信網を介して、記憶している電子メールに関係する情報を第2の情報処理装置(例えば、図1のPC13−2)あてに送信し、第2の要求信号が受信された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを、第2の情報処理装置あてに送信する第2の送信手段(例えば、図7のステップS22の処理を実行する通信部39)とを備え、第2の情報処理装置が、通信網を介して、第1の要求信号をサーバあてに送信する第1の要求信号送信手段(例えば、図6の送信部144)と、第2の送信手段によって送信された、サーバが記憶している電子メールに関係する情報または限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを受信する第2の受信手段(例えば、図7のステップS31の処理を実行する受信部145)と、第2の受信手段によって情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを記憶しているか否かを判定する判定手段(例えば、図6の判定部146)と、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを記憶していると判定された場合、通信網を介して、第2の要求信号をサーバあてに送信する第2の要求信号送信手段(例えば、図6の送信部144)とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の情報処理装置は、通信網を介して、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報(例えば、図19のヘッダ情報)の送信を要求する旨の第1の要求信号をサーバあてに送信する第1の送信手段(例えば、図21のステップS142の処理を実行する送信部144)と、サーバから送信されてきた、情報またはデータを受信する受信手段(例えば、図6の受信部145)と、受信手段によって情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶しているか否かを判定する判定手段(例えば、図6の判定部146)と、判定手段により、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶していると判定された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータの送信を要求する旨の第2の要求信号をサーバあてに送信する第2の送信手段(例えば、図21のステップS144の処理を実行する送信部144)とを備えることを特徴とする。
請求項4に記載の情報処理装置は、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報は、電子メールのヘッダ情報とし、判定手段(例えば、図6の判定部146)は、ヘッダ情報に含まれ、添付されているデータがあるか否かを示す情報を参照し、サーバが一時的に記憶しているデータが、限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールであるか否かを判定するようにすることができる。
請求項5に記載の情報処理装置は、電子メールを送信してきた相手を示す名前と電子メールのメールアドレスとをそれぞれ関連付けたテーブル(例えば、図13のアドレステーブル231)を記憶する記憶手段(例えば、図6の日記記録部131)と、記憶手段に記憶されているテーブルを参照し、限定された範囲内で公開されるデータを選択するための一覧であって、相手を示す名前の一覧の画像データを生成し、その画像データを基に表示を制御する表示制御手段(例えば、図6の出力制御部115)とをさらに設けることができる。
請求項6に記載の情報処理装置の情報処理方法は、通信網を介して、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号のサーバへの送信を制御する第1の送信制御ステップ(例えば、図29のステップS221の処理)と、サーバから送信されてきた、サーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報またはデータの受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図29のステップS223の処理)と、受信制御ステップにおいてサーバが一時的に記憶しているデータに関係する情報が受信された場合、その情報を基に、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶しているか否かを判定する判定ステップ(例えば、図29のステップS222の処理)と、判定ステップにおいて、サーバが、限定された範囲内で公開されるデータを記憶していると判定された場合、通信網を介して、限定された範囲内で公開されるデータの送信を要求する旨の第2の要求信号のサーバへの送信を制御する第2の送信制御ステップ(例えば、図29のステップS223の処理)とを含むことを特徴とする。
なお、請求項7に記載の記録媒体および請求項8に記載のプログラムも、上述した請求項6に記載の情報処理方法と基本的に同様の処理であるため、繰り返しになるのでその説明は省略する。
本発明は、インターネットなどを介して、日記の送受信を行う、日記配信システムなどに適用できる。
図1は、本発明を適用したシステムの一実施の形態を示す図である。このシステムは、ユーザが作成した日記を、他の特定のユーザに配信するためのシステムである。
ここで、日記とは、ユーザによって作成された日記、評論、画像、または文など、その作成したユーザが特定のユーザだけに公開したいと所望するデータであるとする。
図1に示したシステムにおいては、インターネットやLAN(Local Area Network)などから構成される通信網11に、サーバ12、PC(Personal Computer)13−1、およびPC13−2が、互いにデータの授受ができるように接続されている。
PC13−1は、ユーザが作成した日記を表示させるためのデータ(以下、日記ファイルと称する)を生成し、記録すると共に、通信網11を介してサーバ12に送信する。
サーバ12は、PC13−1から送信されてきた日記ファイルを受信し、記憶する。サーバ12は、記憶した日記ファイルを、PC13−2から要求があったときに、通信網11を介して、PC13−2に送信する。サーバ12は、例えば、メールサーバなどと称され、電子メールの送受信を行うサーバを利用することができる。
PC13−2は、サーバ12から送信されてきた日記ファイルを受信し、受信した日記ファイルを記録する。以下、PC13−1およびPC13−2を個々に区別する必要のない場合、単にPC13と称する。
このようにして、PC13は、日記ファイルを生成し、生成した日記ファイルを、通信網11を介して、サーバ12に送信する。また、PC13は、サーバ12から送信されてきた日記ファイルを受信し、受信した日記ファイルを記録する。
図2は、サーバ12の構成例を示すブロック図である。
サーバ12のCPU(Central Processing Unit)31は、ROM(Read Only Memory)32、または記録部33に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)34には、CPU31が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU31、ROM32、およびRAM34は、バス35により相互に接続されている。
CPU31にはまた、バス35を介して入出力インタフェース36が接続されている。入出力インタフェース36には、キーボード、マウス、スイッチなどから構成される入力部37、ディスプレイ、スピーカ、ランプなどから構成される出力部38が接続されている。CPU31は、入力部37から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。
入出力インタフェース36に接続されている記録部33は、例えばハードディスクなどで構成され、CPU31が実行するプログラムや各種のデータを記録する。
通信部39は、通信網11を介して、PC13などの外部装置と通信する。また、通信部39を介してプログラムを取得し、記録部33に記録してもよい。
入出力インタフェース36に接続されているドライブ40は、磁気ディスク51、光ディスク52、光磁気ディスク53、或いは半導体メモリ54などが装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部33に転送され、記録される。
図3は、PC13の構成例を示すブロック図である。
PC13のCPU71は、ROM72、または記録部73に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM74には、CPU71が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU71、ROM72、およびRAM74は、バス75により相互に接続されている。
CPU71にはまた、バス75を介して入出力インタフェース76が接続されている。入出力インタフェース76には、キーボード、マウス、スイッチなどから構成される入力部77、ディスプレイ、スピーカ、ランプなどから構成される出力部78が接続されている。CPU71は、入力部77から入力される指令(以下、入力信号と称する)に対応して各種の処理を実行する。
入出力インタフェース76に接続されている記録部73は、例えばハードディスクなどで構成され、CPU71が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部79は、通信網11を介して、サーバ12などの外部装置と通信する。
また、通信部79を介してプログラムを取得し、記録部73に記録してもよい。
入出力インタフェース76に接続されているドライブ80は、磁気ディスク91、光ディスク92、光磁気ディスク93、或いは半導体メモリ94などが装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部73に転送され、記録される。
図4は、PC13が有する機能を説明するための図である。
PC13は、日記ファイルを生成し、生成した日記ファイルを、通信網11を介して、サーバ12に送信する。また、PC13は、サーバ12から送信されてきた日記ファイルを受信し、受信した日記ファイルを基に、日記を表示する。このような処理を実行するために、PC13は、図4に示したような機能を有する。
PC13は、登録制御部111、生成制御部112、通信制御部113、更新制御部114、および出力制御部115を含むように構成される。
登録制御部111は、ユーザが日記を公開する人を、アドレステーブルに記録するか、またはアドレステーブルから削除する処理を実行する機能である。なお、アドレステーブルについての詳細は後述する。
生成制御部112は、日記ファイルを生成する処理を実行する機能である。通信制御部113は、生成された日記ファイルを、通信網11を介して、サーバ12に送信する処理を実行する機能である。例えば、通信制御部113は、日記ファイルが添付されている電子メールを、通信網11を介して、サーバ12に送信することによって、日記ファイルを送信する。
また、通信制御部113は、サーバ12から送信されてきた日記ファイルを受信する。例えば、通信制御部113は、サーバ12から送信されてきた、日記ファイルが添付されている電子メールを受信することによって、日記ファイルを受信する。
更新制御部114は、受信された日記ファイルを基に、日記情報テーブルを更新する処理を実行する機能である。より詳細には、更新制御部114は、受信された日記ファイルが添付されている電子メールに含まれる、ヘッダ情報および日記ファイルを基に、日記情報テーブルを更新する。なお、日記情報テーブルについての詳細は、後述するが、日記情報テーブルには、日記を公開した人のメールアドレス、日記のタイトル、および日記を特定するためのメッセージID(Identification)などが記録されている。
出力制御部115は、日記ファイルを基に、日記を表示させる処理を実行する機能である。
図4に示した機能を実現するために、PC13の記録部73(図3)に記録され、必要に応じ、ROM72上に展開されるプログラムの構成について説明する。図5は、日記ファイルの生成、日記ファイルの送受信、および日記の表示の制御を行う、CPU71が実行するプログラムを説明する図である。
OS(Operating System)は、PC13の基本的な動作を制御するプログラムである。送受信プログラムは、日記ファイルが添付されている電子メールの送信および受信を行うプログラムである。また、データ変換プログラムは、所定の形式のデータを、日記プログラムが利用しやすい形のデータに変換するプログラムである。データ変換プログラムは、例えば、XML(Extensible Markup Language)パーサーなどである。
日記プログラムは、ユーザが日記を公開する人の記録および削除、日記ファイルの生成、日記情報テーブルの更新、並びに日記の表示の制御を行うプログラムである。
CPU71は、このような各種のプログラムを実行し、日記ファイルの生成、日記ファイルの送受信、および日記の表示の制御を行う。なお、送信プログラムおよびデータ変換プログラムは、日記プログラムに組み込まれるようにしてもよい。
図6は、図4に示した機能、および、図5に示したプログラムにより実現され、図4に示した機能のより詳細な機能の構成を示すブロック図である。
PC13は、登録制御部111、生成制御部112、通信制御部113、更新制御部114、出力制御部115、日記記録部131、および一覧表示制御部132を含むように構成される。
日記記録部131は、日記、アドレス帳、および日記の一覧などユーザが何らかの処理を実行するうえで必要となる画像であり、出力部78(図3)としてのディスプレイ上に表示される画像の画像データ(ユーザインタフェースとして、ユーザ側に提供される画像)を記録している。
また、日記記録部131は、日記を表示させる際のデータである日記ファイルやコメントファイル、アドレス帳を表示させる際のデータであるアドレステーブル、日記の一覧を表示させる際に参照されるデータである日記情報テーブルなども記録している。
日記記録部131に記録されている個々のデータについてさらに説明を加える。
アドレス帳とは、アドレステーブルに記載されている情報を基に表示される画像である。ユーザが、入力部77(図3)を操作し、出力部78(図3)としてのディスプレイ上において、日記を公開する人をアドレス帳に登録すると(登録する人を指定すると)、ユーザによって入力された情報を基に、指定された人の情報がアドレステーブルに記録される。
同様に、ユーザが入力部77(図3)を操作し、アドレス帳に登録されている人を削除すると(削除する人を指定すると)、ユーザによって入力された情報を基に、指定された人の情報がアドレステーブルから削除される。
コメントファイルにより示されるコメントとは、ユーザが公開した日記に対して、他のユーザが追加(公開)した文章や画像などのことを示す。
日記記録部131に記録されているアドレス帳などを表示させるための画像データは、登録制御部111に供給される。日記記録部131に記録されている日記を作成する場合に表示される日記作成画面およびコメントを作成する場合に表示されるコメント作成画面などを表示させるための画像データは、生成制御部112に供給される。日記記録部131に記録されている日記の一覧や日記などを表示させるための画像データは、一覧表示制御部132に供給される。
日記記録部131に記録されているアドレステーブルには、ユーザが出力部78(図3)としてのディスプレイ上において、アドレス帳に登録した人の名前、メールアドレス、および登録されている人が属しているグループの名前などが記載されている。日記記録部131に記録されているアドレステーブルは、登録制御部111に供給される。また日記記録部131に記録されるアドレステーブルは、登録制御部111から供給される。
また、日記記録部131は、日記情報テーブルも記録している。日記記録部131に記録されている日記情報テーブルは、生成制御部112および更新制御部114に供給する。日記記録部131は、生成制御部112および更新制御部114から供給された日記情報テーブルを記録する。
日記記録部131は、日記ファイルおよびコメントファイルも記録している。日記記録部131は、生成制御部112から供給された日記ファイルおよびコメントファイルを記録する。また、日記記録部131は、更新制御部114から供給された日記ファイルおよびコメントファイルを記録する。
登録制御部111は、アドレステーブルに日記を公開する人の登録およびアドレステーブルに記載されている人の削除を行う。登録制御部111は、アドレス帳などを表示させるための画像データを、日記記録部131から取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。
登録制御部111は、登録情報を生成する。ここで、登録情報とは、アドレステーブルを更新するために必要な情報であり、登録情報には、例えば、ユーザが入力部77(図3)を操作することによって入力された、アドレス帳に新しく登録する人の名前、メールアドレス、および登録される人が属するグループの名前を示す情報が含まれている。
登録制御部111は、出力部78(図3)としてのディスプレイに表示されている、アドレス帳に新しい人を登録するためのボタンが、ユーザによって操作された場合、日記記録部131からアドレステーブルを取得し、アドレス帳に新しい人を登録するためのボタンが、ユーザによって操作されていない場合、日記記録部131からアドレステーブルを取得しない。
登録制御部111は、生成した登録情報を基に、アドレステーブルを更新し、更新したアドレステーブルを日記記録部131に供給する。
登録制御部111は、削除情報も生成する。ここで、削除情報とは、アドレス帳から削除する人を示す情報である。登録制御部111は、出力部78(図3)としてのディスプレイに表示されている、指定された人をアドレス帳から削除するためのボタンが、ユーザによって操作された場合、日記記録部131からアドレステーブルを取得し、指定された人をアドレス帳から削除するためのボタンが、ユーザによって操作されていない場合、日記記録部131からアドレステーブルを取得しない。
登録制御部111は、生成した削除情報を基に、アドレステーブルを更新し、更新したアドレステーブルを日記記録部131に供給する。
また、登録制御部111は、更新制御部114から未登録通知画面の表示を要求する旨の信号が供給された場合、日記記録部131から未登録通知画面を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。ここで、未登録通知画面とは、アドレス帳に登録されていない人が公開した日記を受信した旨を、ユーザに通知するための画像である。
生成制御部112は、日記ファイルおよびコメントファイルを生成する。また、生成制御部112は、日記ファイルまたはコメントファイルが添付された電子メールを生成する。
生成制御部112は、日記作成画面およびコメント作成画面を表示させるための画像データを、日記記録部131から取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。生成制御部112は、日記ファイル生成部141、変換部142、メール生成部143を備えている。
生成制御部112の日記ファイル生成部141は、所定の形式の日記ファイルを生成する。生成制御部112は、出力部78(図3)としてのディスプレイに表示されている、日記を公開するためのボタンが操作された場合、生成された日記ファイルを日記形式のファイルに変換し、日記を公開するためのボタンは操作されていない場合、生成された日記ファイルを日記形式のファイルに変換せず、所定の処理を実行する。
生成制御部112は、日記ファイルを送信するグループを選択する。生成制御部112は、日記ファイルを送信するグループが選択された場合、日記記録部131に記録されているアドレステーブルを参照して、ヘッダ情報を生成し、日記ファイルを送信するグループは選択されていない場合、ヘッダ情報を生成せず、所定の処理を実行する。
生成制御部112は、日記記録部131から日記情報テーブルを取得する。生成制御部112は、生成されたヘッダ情報を基に、取得した日記情報テーブルを更新する。生成制御部112は、更新した日記情報テーブルおよび生成された日記ファイルを日記記録部131に供給する。
より詳細には、生成制御部112は、生成した日記ファイルと同じデータ(日記ファイル)を生成し、生成した日記ファイルおよび更新した日記情報テーブルを日記記録部131に供給する。
生成制御部112のメール生成部143は、生成したヘッダ情報および生成された日記ファイルを基に、日記ファイルが添付されている電子メールを生成する。生成制御部112は、生成された電子メールを通信制御部113に供給する。
生成制御部112の日記ファイル生成部141は、入力部77(図3)から供給された入力信号を基に、どの日記に対するコメントであるかを示す識別情報を含む、所定の形式のコメントファイルを生成する。
生成制御部112は、出力部78(図3)としてのディスプレイに表示されている、コメントを公開するためのボタンが操作されたか否かを判定する。生成制御部112の変換部142は、コメントを公開するためのボタンが操作された場合、コメントファイルを日記形式のファイルに変換し、コメントを公開するためのボタンは操作されていない場合、コメントファイルを日記形式のファイルに変換せず、他の所定の処理を実行する。
生成制御部112のメール生成部143は、生成されたコメントファイルを基に、日記記録部131に記録されているアドレステーブルを参照して、ヘッダ情報を生成する。
生成制御部112は、日記記録部131から日記情報テーブルを取得する。生成制御部112は、取得した日記情報テーブルを更新する。生成制御部112は、更新した日記情報テーブルおよび生成されたコメントファイルを日記記録部131に供給する。
より詳細には、生成制御部112は、生成したコメントファイルと同じデータ(コメントファイル)を生成し、生成したコメントファイルおよび更新した日記情報テーブルを日記記録部131に供給する。
生成制御部112のメール生成部143は、生成したヘッダ情報および生成されたコメントファイルを基に、コメントファイルが添付されている電子メールを生成する。生成制御部112は、生成された電子メールを通信制御部113に供給する。
通信制御部113は、各種のデータの送受信を制御する。通信制御部113は、各種のデータを送信する送信部144および各種のデータを受信する受信部145を備えている。
通信制御部113の送信部144は、生成制御部112から供給された、日記ファイルが添付されている電子メールおよびコメントファイルが添付されている電子メールを、通信網11を介して、サーバ12に送信する。
通信制御部113の受信部145は、更新制御部114の制御のもと、サーバ12から送信されてきたヘッダ情報を受信し、更新制御部114に供給する。また、通信制御部113の受信部145は、更新制御部114の制御のもと、サーバ12から送信されてきた、日記ファイルが添付されている電子メールおよびコメントファイルが添付されている電子メールを受信し、更新制御部114に供給する。
更新制御部114は、通信制御部113を制御し、通信制御部113にヘッダ情報を受信させる。また、更新制御部114は、通信制御部113を制御し、通信制御部113に日記ファイルが添付されている電子メールおよびコメントファイルが添付されている電子メールを受信させる。
更新制御部114は、日記記録部131が記録している日記情報テーブルを更新する。更新制御部114は、判定部146を備える。
更新制御部114は、出力部78(図3)としてのディスプレイに表示されている、日記一覧を更新するためのボタンが操作された場合、通信制御部113を制御し、ヘッダ情報を受信させ、日記一覧を更新するためのボタンは操作されていない場合、通信制御部113を制御し、ヘッダ情報の受信を抑制させる。
更新制御部114の判定部146は、通信制御部113から供給されたヘッダ情報を基に、日記ファイルが添付されている電子メールがあるか否かを判定する。更新制御部114は、更新制御部114の判定部146が、日記ファイルが添付されている電子メールがあると判定した場合、通信制御部113を制御し、日記ファイルが添付されている電子メールを受信させる。更新制御部114は、更新制御部114の判定部146が、日記ファイルが添付されている電子メールがないと判定した場合、通信制御部113を制御し、日記ファイルが添付されている電子メールの受信を抑制させる。
より詳細には、更新制御部114の判定部146は、通信制御部113から供給されたヘッダ情報を基に、日記ファイルまたはコメントファイルが添付されている電子メールがあるか否かを判定する。更新制御部114は、更新制御部114の判定部146が、日記ファイルまたはコメントファイルが添付されている電子メールがあると判定した場合、通信制御部113を制御し、日記ファイルまたはコメントファイルが添付されている電子メールを受信させる。更新制御部114は、更新制御部114の判定部146が、日記ファイルまたはコメントファイルが添付されている電子メールがないと判定した場合、通信制御部113を制御し、日記ファイルまたはコメントファイルが添付されている電子メールの受信を抑制させる。
更新制御部114は、日記記録部131に記録されているアドレステーブルを参照して、通信制御部113から供給された日記ファイルが添付されている電子メールを基に、受信された電子メールのうち、メールアドレスがアドレステーブルに記録されていないものがあるか否かを判定する。
更新制御部114は、受信された電子メールのうち、メールアドレスがアドレステーブルに記録されていないものがあると判定した場合、未登録通知画面の表示を要求する旨の信号を生成し、登録制御部111に供給し、そして日記記録部131から日記情報テーブルを取得する。また、更新制御部114は、受信された電子メールのうち、メールアドレスがアドレステーブルに記録されていないものがないと判定した場合、日記記録部131から日記情報テーブルを取得する。
更新制御部114は、通信制御部113から供給された日記ファイルが添付されている電子メールを基に、取得した日記情報テーブルを更新し、更新した日記情報テーブルを日記記録部131に供給する。
より詳細には、更新制御部114は、通信制御部113から日記ファイルが添付されている電子メールが供給された場合、その電子メールのヘッダ情報および日記ファイルを基に、取得した日記情報テーブルを更新し、更新した日記情報テーブルを日記記録部131に供給する。また、更新制御部114は、通信制御部113から、コメントファイルが添付されている電子メールが供給された場合、その電子メールのヘッダ情報およびコメントファイルを基に、取得した日記情報テーブルを更新し、更新した日記情報テーブルを日記記録部131に供給する。
更新制御部114は、出力部78(図3)としてのディスプレイに表示されている、しおりを表すアイコンを表示させるためのボタンが操作されたか否かを判定する。更新制御部114は、しおりを表すアイコンを表示させるためのボタンが操作されたと判定した場合、日記記録部131から日記情報テーブルを取得する。更新制御部114は、しおりを表すアイコンを表示させるためのボタンが操作されていないと判定した場合、日記記録部131から日記情報テーブルを取得しない。
更新制御部114は、取得した日記情報テーブルを更新し、更新した日記情報テーブルを日記記録部131に供給する。ここで、しおりを表すアイコンとは、例えば、公開された日記に対して、ユーザがコメントを作成したい場合などに、コメントを作成したい日記を識別できるように、日記一覧に表示されるアイコン(マーカ)である。なお、しおりについての詳細は、後述する。
一覧表示制御部132は、日記記録部131から供給された、日記の一覧および日記などを表示させるための画像データを出力制御部115に供給する。
一覧表示制御部132は、出力部78(図3)としてのディスプレイに表示されている、日記一覧を表示させるためのボタンが操作されたか否かを判定する。一覧表示制御部132は、日記一覧を表示させるためのボタンが操作されたと判定した場合、日記記録部131から、日記一覧を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。
一覧表示制御部132は、日記一覧を表示させるためのボタンが操作されていないと判定した場合、出力部78(図3)としてのディスプレイに表示されている、最新の日記を表示させるためのボタンが操作されたか否かを判定する。
一覧表示制御部132は、最新の日記を表示させるためのボタンが操作されたと判定した場合、日記情報テーブルが更新されたか否かを判定する。一覧表示制御部132は、日記情報テーブルが更新されたと判定した場合、日記記録部131が記録している最新の日記を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。一覧表示制御部132は、日記情報テーブルが更新されていないと判定した場合、日記情報テーブルの更新を要求する旨の信号を生成し、生成した信号を、更新制御部114に供給する。一覧表示制御部132は、日記情報テーブルが更新されてから日記記録部131から、最新の日記を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。
また、一覧表示制御部132は、最新の日記を表示させるためのボタンが操作されていないと判定した場合、出力部78(図3)としてのディスプレイに表示されているボタンのうち、ユーザによって、操作されたボタンに対応する処理を実行する。
出力制御部115は、登録制御部111、生成制御部112、および一覧表示制御部132から供給された画像データを基に、出力部78(図3)としてのディスプレイに画像を表示させる。
次に、図7のフローチャートを参照して、図1に示したシステムにおいて実行される処理について説明する。なお、図7のフローチャートを参照して説明する処理は、概略であり、各装置で行われる詳細な処理は、他のフローチャートを参照して後述する。
ステップS11において、PC13−1は、所定の形式の日記ファイルを生成する。そしてPC13−1は、ステップS12において、日記ファイルが添付されている電子メールを生成し、その生成した日記ファイルが添付されている電子メールを、通信網11を介してサーバ12に送信する。
ステップS21において、サーバ12は、PC13−1から送信されてきた日記ファイルが添付されている電子メールを受信し、記憶する。
ステップS22において、サーバ12は、PC13−2から要求があったとき、記憶している日記ファイルが添付されている電子メールを、通信網11を介してPC13−2に送信する。
ステップS31において、PC13−2は、サーバ12から送信されてきた、日記ファイルが添付されている電子メールを受信する。ステップS32において、PC13−2は、受信した日記ファイルを記録する。その記録の際、PC13−2は、受信した日記ファイルが添付されている電子メールから、日記ファイルを抽出し、抽出した日記ファイルを記録する。
なお、日記ファイルの送受信は、電子メールが利用されて行われるとして説明したが、その送受信に用いられる電子メールのメールアドレスは、日記ファイルを送受信するためだけに用いられる、日記ファイルの送受信専用のメールアドレスが用いられるようにしてもよい。また、電子メールに限らず、IP(Internet Protocol)などが用いられて、日記ファイルの送受信が行われるようにしてもよい。
このようにして、PC13−1は、日記ファイルを生成し、生成した日記ファイルを、通信網11を介してサーバ12に送信する。また、サーバ12は、PC13−1から送信されてきた日記ファイルを受信し、受信した日記ファイルを、通信網11を介してPC13−2に送信する。さらに、PC13−2は、サーバ12から送信されてきた日記ファイルを受信し、受信した日記ファイルを記録する。
このように日記ファイルを送受信することにより、予め指定されている特定のユーザのみに、日記という個人的なデータを公開することが可能となる。また、日記ファイルを電子メールを用いて送受信することにより、電子メールを送受信できる機能を有していれば、日記ファイルを送受信でき、新たなプロトコルなどを導入する必要がない。
さらに、電子メールを用いて日記ファイルを送受信することにより、サーバ12を電子メールを扱うことができる、俗にメールサーバなどと称されるサーバを適用(流用)することができ、日記ファイルを送受信するための新たなサーバを設ける必要がない。もって、サーバを新たに設置する必要がないため、その設置に係る費用を削減することができ、サーバの維持費を低減させることができる。
次に、PC13−1の処理の詳細について説明する。まず、図8のフローチャートを参照して、日記プログラムの起動の処理について説明する。
ユーザが、入力部77(図3)を操作することによって、日記プログラムの起動を指示すると、入力部77からCPU71に、所定の入力信号が供給される。CPU71は、供給された信号が、日記プログラムの起動を指示するものであると判定すると、ステップS51において、CPU71は、日記プログラムを起動させる。例えば、CPU71は、記録部73に記録されている日記プログラムを読み出し、RAM74に展開することにより、日記プログラムを起動させる。
ステップS52において、CPU71は、日記プログラムが起動されることによって、出力部78としてのディスプレイに表示された複数のボタン(図9を参照して後述する)のうち、所定のボタンが操作されたか否かを判定する。ステップS52において、ボタンが操作されたと判定された場合、ステップS53に進み、CPU71は、入力部77から供給された入力信号を基に、操作されたボタンを特定する。
ステップS54において、CPU71は、操作されたボタンに対応する処理を実行し、ステップS52に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、ステップS52において、ボタンが操作されていないと判定された場合、ステップS52に戻り、ボタンが操作されたと判定されるまで、判定の処理が繰り返される。
このようにして、CPU71は、日記プログラムを起動させ、起動された日記プログラムに基づき、操作されたボタンに対応する処理を実行する。
図9は、ステップS51において、日記プログラムの起動の処理において、CPU71が日記プログラムを起動させたときに、出力部78としてのディスプレイ上に表示される画面の一例を示す図である。
図9に示した表示画面には、ディスプレイ151上にウィンドウ161が表示されている。ウィンドウ161には、メニュー画面が表示され、メニュー画面には、ボタン171乃至ボタン176が表示される。
この画面は、日記プログラムが起動されることにより一覧表示制御部132による機能が実行可能な状態にされると、一覧表示制御部132が、図9に示したようなメニュー画面を表示させるための画像データを、日記記録部131から取得し、出力制御部115に供給する。出力制御部115は、一覧表示制御部132から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に、図9に示したようなメニュー画面を表示させる。
ユーザは、入力部77としてのマウス(不図示)を操作し、ディスプレイ151に表示されているポインタ(不図示)を移動させることによって、ボタン171乃至ボタン176のうちのいずれかのボタンを操作することができるように構成されている。
ボタン171には、“アドレス帳”の文字列が表示され、このボタン171が操作された場合、ウィンドウ161は、図10に示したようなアドレス帳のウィンドウ191に表示が切り替えられる。
ボタン172には、“日記を書く”の文字列が表示され、このボタン172が操作された場合、ウィンドウ161は、図16に示したような日記作成画面のウィンドウ261に表示が切り替えられる。
ボタン173には、“日記一覧を更新する”の文字列が表示され、このボタン173が操作された場合、公開された日記の一覧を更新するための処理(図21のフローチャートを参照して後述する)が実行される。
ボタン174には、“日記一覧”の文字列が表示され、このボタン174が操作された場合、ウィンドウ161は、図27に示した公開された日記の一覧のウィンドウ351に表示が切り替えられる。
ボタン175には、“最新の日記を見る”の文字列が表示され、ボタン175が操作された場合、ウィンドウ161は、最新の日記の一覧のウィンドウ371に表示が切り替えられる。ここで、最新の日記とは、例えば、ボタン173が操作されることによって、新たに更新された日記、ユーザがまだ一度も読んでいない日記、または所定の期間内に公開された日記を意味する。
ボタン176には、“設定”の文字列が表示され、ボタン176が操作された場合、ウィンドウ161は、各種の設定を行うための画面(不図示)に表示が切り替えられる。
図9に示したウィンドウ161の説明を続けるに、ウィンドウ161の図中右上にある、ボタン177が操作されると、ウィンドウ161が閉じられ、CPU71は、日記プログラムの実行を終了する。また、図中右側に設けられたスクロールバー178が操作されると、ウィンドウ161に表示されている画面がスクロールされ、表示されていない他の部分が表示される。
スクロールバー178に表示されているボタン181が操作されると、ウィンドウ161に表示されている画面が、操作に応じて、上方向または下方向にスクロールされる。スクロールバー178の上方に設けられたボタン182が操作されると、ウィンドウ161に表示されている画面が、上方向にスクロールされ、スクロールバー178の下方に設けられたボタン183が操作されると、ウィンドウ161に表示されている画面が、下方向にスクロールされる。
次に、図9に示した各ボタンが操作されたときの処理について説明する。まず、ボタン171が操作されたときについて説明する。
ボタン171が操作されると、ウィンドウ161は、図10で示されるアドレス帳のウィンドウ191に、その表示が切り替えられる。ボタン171が操作されると、登録制御部111は、日記記録部131からアドレス帳を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。そして、出力制御部115は、登録制御部111から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に、図10に示したようなアドレス帳を表示させる。
登録制御部111は、日記記録部131が記録しているアドレステーブルを参照して、日記記録部131が記録している画像データを基に、アドレス帳を表示させるための画像データを生成し、生成した画像データを出力制御部115に供給する。
図10に示したアドレス帳には、ユーザが日記を公開する人の名前、メールアドレス、および登録されている人が属しているグループ(日記を公開する対象となるグループ)の名前が表示される。例えば、アドレス帳には、日記を公開する人として、名前が“鈴木太郎”であり、メールアドレスが“suzuki@nikki.net”であり、属しているグループの名前が“会社”である人が登録されている。
また、ウィンドウ191には、ボタン201およびボタン202が表示される。ボタン201には、“登録する”という文字列が表示されている。このボタン201が操作されると、アドレス帳に新しい人を登録するための処理が実行される。ボタン202には、“削除する”という文字列が表示されている。このボタン202が操作されると、ウィンドウ191には、アドレス帳に登録されている人を削除するための処理が実行される。
ボタン201が操作されると、ウィンドウ191は、アドレス帳に、新しい人を登録するための画面(以下、登録画面と称する)に表示が切り替えられる。ボタン201が操作されると、登録制御部111は、日記記録部131から登録画面を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。そして、出力制御部115は、登録制御部111から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に登録画面を表示させる。
図11は、登録画面の一例を示す図である。登録画面211には、テキストボックス221乃至テキストボックス223、ボタン224、およびボタン225が表示される。
テキストボックス221乃至テキストボックス223のそれぞれには、ユーザによって、新たにアドレス帳に登録する人の名前、メールアドレス、および登録する人が属するグループの名前のそれぞれが入力される。
ボタン224には、“登録”という文字列が表示されている。このボタン224が操作されると、テキストボックス221乃至テキストボックス223のそれぞれに入力された、新たにアドレス帳に登録する人の名前、メールアドレス、および登録する人が属するグループの名前がアドレス帳に登録される(アドレステーブルに新たに追加記載される)。
ボタン225には、“キャンセル”という文字列が表示されている。このボタン225が操作されると、アドレス帳に新しい人を登録するための処理は中止され、図10で示されるアドレス帳に表示が戻される。
例えば、ユーザがアドレス帳に、名前が“鈴木太郎”であり、メールアドレスが“suzuki@nikki.net”であり、属するグループの名前が“会社”である人を登録したい場合、ユーザは、入力部77を操作して、テキストボックス221に“鈴木太郎”と入力し、テキストボックス222に“suzuki@nikki.net”と入力し、テキストボックス223に“会社”と入力してから、ボタン224を操作する。ボタン224が操作されると、例えば、新たに登録された人の名前、メールアドレス、および登録された人が属しているグループの名前が新たに追加されたアドレス帳が表示される。
図12のフローチャートを参照して、登録制御部111による登録の処理について説明する。なお前提として、図12のフローチャートの処理が実行されるのは、図10に示したようなアドレス帳がディスプレイ151上に表示され、“登録する”というボタン201が操作され、図11に示したような登録画面211が表示された状態のときであるとする。
ステップS71において、登録制御部111(図6)は、入力部77から供給された入力信号を基に、登録情報を生成する。
例えば、図11の例において、ユーザが入力部77を操作することによって、テキストボックス221に“鈴木太郎”が入力され、テキストボックス222に“suzuki@nikki.net”が入力され、テキストボックス223に“会社”が入力された場合、ステップS71において、登録制御部111は、入力部77から供給された入力信号を基に、アドレス帳に新しく登録する人名前が“鈴木太郎”であり、メールアドレスが“suzuki@nikki.net”であり、登録する人が属するグループの名前が“会社”であることを示す情報を含む登録情報を生成する。
ステップS72において、登録制御部111は、入力部77から供給された入力信号を基に、アドレス帳に新しい人を登録する際に操作されるボタン224(図11)が操作されたか否かを判定する。
ステップS72において、ボタン224が操作されたと判定された場合、ステップS73に進み、登録制御部111は、日記記録部131からアドレステーブルを取得する。
例えば、ステップS73において、登録制御部111は、日記記録部131(図6)から、図13に示したようなアドレステーブル231を取得する。図13に示したアドレステーブル231には、アドレス帳に登録されている人の名前、メールアドレス、および登録されている人が属しているグループの名前が、ぞれぞれ関連付けられて記載されている。
例えば、図13に示したアドレステーブル231には、名前が“鈴木太郎”であり、メールアドレスが“suzuki@nikki.net”であり、属しているグループの名前が“会社”である人が記録されている。
ステップS74において、登録制御部111は、生成した登録情報を基に、取得したアドレステーブル231を更新し、更新したアドレステーブル231を日記記録部131に供給し、記録させる。例えば、ステップS74において、登録制御部111は、生成した登録情報を基に、新たに登録する人の名前、メールアドレス、および登録する人が属するグループの名前を、取得したアドレステーブル231に記録することによって、アドレステーブル231を更新する。そして、その更新したアドレステーブル231を日記記録部131に供給し、記録させる。
ステップS75において、日記記録部131は、登録制御部111から供給されたアドレステーブル231を記録する。
一方、ステップS72において、アドレス帳に新しい人を登録するためのボタン224が操作されていないと判定された場合、ステップS72に戻り、アドレス帳に新しい人を登録するためのボタン224が操作されたと判定されるまで、判定の処理を繰り返す。
なお、“キャンセル”というボタン225(図11)が操作された場合、図12に示したフローチャートの処理は終了され、図10に示したウィンドウ191に表示が切り替えられる。
このようにして、登録制御部111は、登録情報を生成し、生成した登録情報を基に、アドレステーブル231を更新する。なお、ユーザがテキストボックス221乃至テキストボックス223のそれぞれに、必要な情報を入力せずにボタン224を操作した場合、“名前を入力して下さい”や“メールアドレスを入力して下さい”などの文字をディスプレイ151上に表示させるようにしてもよい。
次に、“削除する”というボタン202(図10)が操作されたときの処理について説明する。
図14は、図10に示した画面において、“削除する”というボタン202が操作された場合に、ディスプレイ151上に表示される削除画面241の一例を示す図である。
ボタン202が操作されると、登録制御部111は、日記記録部131から、登録されている人をアドレス帳から削除するための画面を表示させる画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。そして、出力制御部115は、登録制御部111から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に、登録されている人をアドレス帳から削除するための削除画面241を表示させる。
削除画面241には、アドレス帳に登録されている人の名前、メールアドレス、登録されている人が属しているグループの名前、チェックボックス251−1乃至チェックボックス251−3、ボタン252、およびボタン253が表示される。なお、図14に示した削除画面241は、3人がアドレス帳に登録されているときの画面を示している。
チェックボックス251−1乃至チェックボックス251−3のそれぞれは、図中右側に表示されている名前の人が、アドレス帳から削除される人として選択(指定)されているか否かを表している。以下、チェックボックス251−1乃至チェックボックス251−3を個々に区別する必要のない場合、単にチェックボックス251と称する。チェックボックス251は、アドレス帳に登録されている人数分だけ設けられる。
チェックボックス251の中に、バツ印が表示されている場合、図中右側に表示されている名前の人が、アドレス帳から削除される人として選択されていることを示し、チェックボックス251の中に、バツ印が表示されていない場合、右側に表示されている名前の人が、アドレス帳から削除される人として選択されていないことを示している。
図14の例において、チェックボックス251−1は、名前が“鈴木太郎”である人が、アドレス帳から削除される人として選択されているか否かを表し、チェックボックス251−1の中には、バツ印が表示されていないので、アドレス帳から削除される人として選択されていないことを示している。チェックボックス251−2は、名前が“田中次郎”である人が、アドレス帳から削除される人として選択されているか否かを表し、チェックボックス251−2の中には、バツ印が表示されているので、アドレス帳から削除される人として選択されていることを示している。
ユーザは、バツ印が表示されていないチェックボックス251を操作することによって、チェックボックス251の中にバツ印を表示させ、バツ印が表示されているチェックボックス251を操作することによって、チェックボックス251の中に表示されているバツ印を表示させないようにすることができるように構成されている。
また、ユーザによって、“削除”という文字列が表示されているボタン252が操作されると、アドレス帳から削除される人として選択(指定)されている人の名前、メールアドレス、およびグループの名前が、アドレス帳から削除される。
ボタン253には、“キャンセル”という文字列が表示され、ボタン253が操作されると、登録されている人をアドレス帳から削除するための処理(以下、削除の処理と称する)は中止され、図10で示されるアドレス帳がディスプレイ151に表示される。
登録されている人をアドレス帳から削除するための画面が表示されると、登録制御部111によって、削除の処理が実行される。削除の処理において、日記記録部131に記録されているアドレステーブル231が更新されることにより、ユーザによって選択(指定)された人が、アドレス帳から削除される。
図15のフローチャートを参照して、登録制御部111による、削除の処理について説明する。なお前提として、図15のフローチャートの処理が実行されるのは、図10に示したようなアドレス帳がディスプレイ151上に表示され、“削除する”というボタン202が操作され、図14に示したような削除画面241が表示された状態のときであるとする。
ステップS91において、登録制御部111は、入力部77から供給された入力信号を基に、削除情報を生成する。例えば、図14の例において、チェックボックス251−2が操作された場合、ステップS91において、登録制御部111は、入力部77から供給された入力信号を基に、名前が“田中次郎”である人をアドレス帳から削除することを示す削除情報を生成する。
ステップS92において、登録制御部111は、指定された人を、アドレス帳から削除するためのボタン252が操作されたか否かを判定する。
ステップS92において、指定された人を、アドレス帳から削除するためのボタン252が操作されたと判定された場合、ステップS93に進み、登録制御部111は、日記記録部131からアドレステーブル231を取得する。
ステップS94において、登録制御部111は、生成した削除情報を基に、取得したアドレステーブル231を更新し、更新したアドレステーブル231を、日記記録部131に供給する。例えば、ステップS94において、登録制御部111は、生成した削除情報を基に、取得したアドレステーブル231から、指定された人の名前、メールアドレス、および指定された人が属しているグループを削除することによって、アドレステーブル231を更新し、更新したアドレステーブル231を日記記録部131に供給する。
ステップS95において、日記記録部131は、登録制御部111から供給されたアドレステーブル231を記録し、削除の処理は終了される。
一方、ステップS92において、指定された人を、アドレス帳から削除するためのボタン252が操作されていないと判定された場合、ステップS92に戻り、指定された人を、アドレス帳から削除するためのボタン252が操作されたと判定されるまで、判定の処理を繰り返す。なお、削除の処理の実行中に、“キャンセル”というボタン253が操作された場合、削除の処理は中止される。
このようにして、登録制御部111は、削除情報を生成し、生成した削除情報を基に、アドレステーブル231を更新する。
図9に示したメニュー画面を再度参照し、説明を続ける。図9に示したメニュー画面において、“日記を書く”というボタン172が操作されると、ウィンドウ161は、図16で示す日記作成画面261に表示が切り替えられる。
ボタン172が操作されると、生成制御部112は、日記記録部131から日記作成画面261を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。そして、出力制御部115は、生成制御部112から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に日記作成画面261を表示させる。
日記作成画面261には、図16に示したようにテキストボックス271、テキストボックス272、およびボタン273乃至ボタン275が表示される。
テキストボックス271およびテキストボックス272のそれぞれは、ユーザによって、公開される日記のタイトルおよび本文が入力される。
ボタン273には、“公開”というボタン273が操作されると、日記作成画面261は、図17に示すようなユーザが日記を公開するグループを選択するための画面(以下、グループ選択画面281と称する)に切り替えられる。または、日記作成画面261の上に、グループ選択画面281が表示されるようにしても良い。
ボタン274には、”キャンセル”というボタン274が操作されると、日記を作成するための処理は中止され、図9で示すメニュー画面に表示が戻される。
また、ユーザは、ボタン275を操作し、画像を選択することによって、テキストボックス272に所望の画像を貼り付けることができるように構成されている。ボタン275には、”画像の貼り付け”という文字列が表示され、ボタン275が操作されると、例えば、ウィンドウ161には、テキストボックス272に貼り付ける画像を選択するための画面(不図示)が表示される。なおここでは、画像を例に挙げて説明するが、日記には、アバタ、映像、音声なども日記として取り扱うことができる(貼り付けることができる)ようにしても良い。
なお、ボタン172(図9)が操作された場合、ウィンドウ161にカレンダーを表示させるようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザが表示されているカレンダーから、作成する日記の日付を選択すると、選択された日付の日記を書くための日記作成画面261が表示される。
図17は、“公開”というボタン273が操作されたときに、ディスプレイ151上に表示されるグループ選択画面181の一例を示す図である。
ボタン273(図16)が操作されると、生成制御部112(図6)は、日記記録部131から、グループ選択画面281を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。そして、出力制御部115は、生成制御部112から供給された画像データを基に、ディスプレイ151にグループ選択画面281を表示させる。
グループ選択画面281には、アドレス帳に登録されているグループ、図中、チェックボックス291−1乃至チェックボックス291−3、ボタン292、およびボタン293が表示される。
チェックボックス291−1乃至チェックボックス291−3のそれぞれは、チェックボックス291−1乃至チェックボックス291−3の右側に表示されるグループのそれぞれが、日記を公開するグループとして選択されているか否かを示している。以下、チェックボックス291−1乃至チェックボックス291−3を個々に区別する必要のない場合、単にチェックボックス291と称する。
チェックボックス291の中にバツ印が表示されている場合、右側に表示されているグループが、日記を公開するグループとして選択されていることを示し、チェックボックス291の中にバツ印が表示されていない場合、右側に表示されているグループが、日記を公開するグループとして選択されていないことを示している。
例えば、チェックボックス291−1は、グループの名前が“会社”であるグループが、日記を公開するグループとして選択されているか否かを示し、チェックボックス291−2は、グループの名前が“サークル”であるグループが、日記を公開するグループとして選択されているか否かを示し、チェックボックス291−3は、グループの名前が“学校”であるグループが、日記を公開するグループとして選択されているか否かを示している。
ユーザは、バツ印が表示されていないチェックボックス291を操作することによって、チェックボックス291の中にバツ印を表示させ、バツ印が表示されているチェックボックス291を操作することによって、チェックボックス291の中に表示されているバツ印を表示させないようにする。
ボタン292には、”OK”が表示され、ボタン292が操作されると、ユーザによって作成された日記が、選択されたグループに属している人に公開される。例えば、図17に示した画面のような状態のときに、ボタン292が操作されると、ユーザが作成した日記は、グループ名が“学校”であるグループに属している人に公開される(グループ名が“学校”であるグループに属している人たちに日記が公開される処理が実行される)。
ボタン293には、”キャンセル”が表示され、ボタン293が操作されると、日記を公開するグループを選択する処理は中止され、例えば、日記作成画面261に表示が戻される。
図18のフローチャートを参照して、日記ファイルの生成にかかわる処理について説明する。前提として、図16に示したような日記作成画面261が、ディスプレイ151上に表示されているときに、図18に示したフローチャートの処理が実行されるとする。
ステップS111において、生成制御部112の日記ファイル生成部141(図6)は、入力部77から供給された入力信号を基に、所定の形式(例えば、テキスト形式、HTML(Hyper Text Markup Language)形式など)の日記ファイルを生成する。
ステップS112において、生成制御部112は、日記を公開するためのボタン273(図16)が操作されたか否かを判定する。ステップS112において、生成制御部112が、日記を公開するためのボタン273が操作されていないと判定した場合、ステップS112に処理が戻され、日記を公開するためのボタン273が操作されたと判定されるまで、判定の処理が繰り返えされる。
一方、ステップS112において、日記を公開するためのボタン273が操作されたと判定された場合、ステップS113に進み、生成制御部112の変換部142は、生成制御部112の日記ファイル生成部141が生成した日記ファイルを、日記形式のファイルに変換する。
また生成制御部112は、グループ選択画面281を表示させるための画像データを、日記記録部131から取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。そして出力制御部115は、生成制御部112から供給された画像データを基に、ディスプレイ151にグループ選択画面281を表示させる。
ステップS114において、生成制御部112は、入力部77から供給された入力信号(すなわち、ユーザにより選択されたグループ)を基に、日記ファイルを送信するグループを選択する。例えば、ステップS114において、生成制御部112は、チェックボックス291−3(図17)にバツ印が表示されている場合、入力部77から供給された入力信号を基に、日記ファイルを送信するグループとして、グループ名が“学校”であるグループを選択する。
ステップS115において、生成制御部112は、ユーザによって、日記を送信するグループが選択されたか否かを判定する。生成制御部112は、入力部77から供給された入力信号を基に、日記を送信するグループを選択するためのボタン292(図17)が操作されたか否かを判定する。
ステップS115において、生成制御部112が、日記を送信するグループが選択されていないと判定した場合、ステップS115に戻り、生成制御部112は、日記を送信するグループが選択されたと判定するまで、判定の処理を繰り返す。
一方、ステップS115において、日記を送信するグループが選択されたと判定された場合、ステップS116に進み、生成制御部112のメール生成部143は、ヘッダ情報を生成する。
例えば、ステップS116において、生成制御部112のメール生成部143は、図19で示されるヘッダ情報を生成する。
なお、図19における行番号1乃至7は、説明のために付したものであり、実際のヘッダ情報には含まれない。また、図19に示したヘッダ情報は、以下の説明のために必要な部分を示したものであり、全ての情報を図示したわけではない。よって、図19に示したヘッダ情報のみでヘッダ情報が生成されるという限定を示しているものではない。
図19において、1行目は、電子メールの差し戻し先を示し、電子メールの配信エラーが生じた場合に、1行目に示されるメールアドレス“satou@nikki.net”あてに配信エラーが生じた旨の電子メールが送信される。
2行目は、電子メールを特定するためのメッセージIDを示し、メッセージID“2004011022.Satou@nikki.net”は、電子メールに割り振られた固有のIDである。PC13は、このメッセージIDを基に、日記ファイルを特定する。
3行目は、リファレンスを示している。リファレンスには、返信元となっている全ての電子メールのメッセージIDが含まれている。すなわち、リファレンスには、所定の電子メールに対して、返信する場合、返信の元となる電子メールのメッセージIDが含まれている。従って、この場合、図19で示されるヘッダを有する電子メールは、メッセージIDが“2004011011.yamada@nikki.net”である電子メールに対する返信であることがわかる。
返信の元となる電子メールがない場合、ヘッダ情報内にリファレンスは記述されない。PC13は、リファレンスを参照することによって、電子メールに添付されているファイルが、日記ファイルであるか、またはコメントファイルであるかを判定することができる。すなわち、ヘッダ情報内にリファレンスが記述されていない場合、日記ファイルであると判定でき、ヘッダ情報内にリファレンスが記述されている場合、コメントファイルであると判定できる。
4行目は、電子メールに添付されているファイルの名前を示す。電子メールに添付されているファイルがない場合、4行目の情報は表示されない。また、PC13は、添付されているファイルの名前に含まれている添付ファイルの拡張子を基に、電子メールが、日記ファイルまたはコメントファイルが添付されている電子メールであるか否かを判定する。図19の例においては、例えば、日記形式のファイルを示す拡張子が“nikki”であるとすると、電子メールに添付されているファイルの名前が、“otukai.nikki”であり、ファイル名に含まれる拡張子が、日記ファイルであることを示す“nikki”であるから、日記ファイルが添付されている電子メールであることがわかる。
5行目は、電子メールの送信元(差出人)を示している。すなわち、5行目には、電子メールを送信した人のメールアドレス“satou@nikki.net”が示されている。6行目は、電子メールのあて先、すなわち、電子メールの送信先であるメールアドレス“yamada@nikki.net”が示されている。また、7行目には、電子メールの送信日時が示されている。
図18のフローチャートの説明に戻り、ステップS116において、図19に示したようなヘッダ情報が作成されると、ステップS117において、生成制御部112は、日記記録部131から日記情報テーブルを取得する。例えば、生成制御部112は、日記記録部131から、図20で示す日記情報テーブル301を取得する。
図20は、日記情報テーブル301を説明する図である。
日記情報テーブル301には、日記ファイルまたはコメントファイルの情報として、日記記録部131が記録している日記ファイルまたはコメントファイルを公開した人のメールアドレス、その日記またはコメントが公開された日付、タイトル、メッセージID、ヘッダ情報、およびしおり情報が記録されている。ここで、しおり情報とは、日記の一覧にしおりを表すアイコンを表示させるか否かを示す情報であり、しおり情報が“あり”は、日記の一覧にしおりを表すアイコンを表示させることを示し、しおり情報が“なし”は、日記の一覧にしおりを表すアイコンを表示させないことを示す。
図20の例において、日記情報テーブル301には、日記ファイルの1情報として、日記を公開した人のメールアドレスが“satou@nikki.net”であり、日記の日付が“7月15日”であり、日記のタイトルが“お買い物”であり、メッセージIDが“2004011022satou@nikki.net”であり、ヘッダ情報が“ヘッダ情報A”であり、しおり情報が“なし”である日記ファイルの情報が、それぞれ関連付けられて記載されている。
再び、図18のフローチャートの説明に戻り、ステップS117において、日記情報テーブル301が取得されると、ステップS118において、生成制御部112は、生成制御部112の日記ファイル生成部141が生成した日記ファイルおよび生成制御部112のメール生成部143が生成したヘッダ情報を基に、日記記録部131から取得した日記情報テーブル301を更新する。生成制御部112は、生成された日記ファイルおよび更新した日記情報テーブルを、日記記録部131に供給する。
例えば、ステップS118において、生成制御部112は、生成制御部112の日記ファイル生成部141が生成した日記ファイルおよび生成制御部112のメール生成部143が生成したヘッダ情報を基に、日記記録部131から取得した日記情報テーブル301に、ユーザのメールアドレス、生成した日記ファイルの日付、タイトル、メッセージID、ヘッダ情報、およびしおり情報を書き込むことにより日記情報テーブル301を更新する。そして、生成制御部112は、生成制御部112の日記ファイル生成部141が生成した日記ファイルと同じデータ(日記ファイル)を生成し、生成した日記ファイルおよび更新した日記情報テーブル301を、日記記録部131に供給する。
ステップS119において、日記記録部131は、生成制御部112から供給された日記ファイルおよび日記情報テーブル301を記録する。
ステップS120において、生成制御部112のメール生成部143は、日記ファイルおよびヘッダ情報を基に、日記ファイルが添付されている電子メールを生成する。生成制御部112は、生成された電子メールを送信制御部113に供給する。
ステップS121において、送信制御部113の送信部144は、生成制御部112から供給された日記ファイルが添付されている電子メールを、通信網11を介して、サーバ12に送信し、日記ファイルの生成の処理は終了する。
このようにして、生成制御部112は、日記ファイルを生成し、日記ファイルが添付されている電子メールを、通信網11を介して、サーバ12に送信する。
このように、生成された日記ファイルは、電子メールに貼付されてサーバ12に送信される。よって、電子メールに添付できる形式のデータであれば、日記ファイルは、どのような形式のデータでも良い。換言すれば、日記ファイルを作成するのに用いられるアプリケーションはどのようなものでも良く、汎用性があるものとすることができる。
次に、図9で示されるメニュー画面において、ボタン173が操作された場合について説明する。ボタン173が操作されると、更新制御部114により、日記ファイル受信の処理が行われる。
図21のフローチャートを参照して日記ファイルの受信の処理を説明する。
ステップS141において、更新制御部114(図6)は、日記一覧を更新するためのボタン173(図9)が操作されたか否かを判定する。ステップS141において、ボタン173が操作されていないと判定された場合、ステップS141に戻り、日記一覧を更新するためのボタン173が操作されたと判定されるまで、判定の処理が繰り返される。
ステップS141において、日記一覧を更新するためのボタン173が操作されたと判定された場合、ステップS142に進み、通信制御部113の受信部145(図6)は、更新制御部114の制御のもと、サーバ12に対して電子メールのヘッダ情報の供給を要求し、その要求に対応して、サーバ12(図1)から送信されてきたヘッダ情報を受信し、受信したヘッダ情報を、更新制御部114に供給する。
より詳細には、ステップS142において、更新制御部114は、ヘッダ情報の送信を要求する旨の信号を生成し、生成した信号を通信制御部113に供給する。通信制御部113の送信部144は、更新制御部114のもと、更新制御部114から供給されたヘッダ情報の送信を要求する旨の信号を、通信網11を介して、サーバ12に送信する。そして、通信制御部113の受信部145は、更新制御部114の制御のもと、サーバ12から送信されてきたヘッダ情報を受信し、受信したヘッダ情報を、更新制御部114に供給する。
ステップS143において、更新制御部114の判定部146は、通信制御部113から供給されたヘッダ情報を基に、日記ファイルが添付されている電子メールがあるか否かを判定する。例えば、ステップS143において、更新制御部114の判定部146は、通信制御部113から供給されたヘッダ情報に含まれ、添付されているファイルの名前を示す情報に含まれている拡張子を基に、日記ファイルが添付されている電子メールがあるか否かを判定する。
このステップS143における処理について説明を加えるに、例えば、図19に示したようなヘッダ情報が受信された場合、電子メールに添付されているファイルの名前を示す、4行目の“otukai.nikki”における、拡張子“nikki”を基に、日記ファイルが添付されている電子メールであるか否かを判定する。すなわち、この場合、拡張子“nikki”が、日記ファイルの拡張子であるとき、日記ファイルが添付されている電子メールであると判定され、拡張子“nikki”が、日記ファイルの拡張子でないとき、日記ファイルが添付されている電子メールでないと判定される。
ステップS143において、日記ファイルが添付されている電子メールがあると判定された場合、ステップS144に進み、通信制御部113の受信部145は、更新制御部114の制御のもと、日記ファイルが添付されている電子メールを受信し、受信した電子メールを更新制御部114に供給する。
より詳細には、ステップS144において、更新制御部114は、日記ファイルまたはコメントファイルが添付されている電子メールの送信を要求する旨の信号を生成し、生成した信号を通信制御部113に供給する。この信号には、送信を要求する電子メールのメッセージID(図19の2行目の情報)を示す情報が含まれる。
通信制御部113の送信部144は、更新制御部114の制御のもと、更新制御部114から供給された信号を、通信網11を介して、サーバ12に送信する。そして、通信制御部113の受信部145は、更新制御部114の制御のもと、サーバ12から送信されてきた日記ファイルまたはコメントファイルが添付されている電子メールを受信し、受信した電子メールを、更新制御部114に供給する。
ステップS145において、更新制御部114は、アドレステーブル231を参照して、受信された電子メールのうち、メールアドレスがアドレステーブル231に記載(記録)されていないものがあるか否かを判定する。この判定は、ヘッダ情報に含まれる、電子メールの送信元を示す情報(図19の5行目の情報)を参照することにより行われる。なお、本実施の形態においては、ステップS145における処理として、このような処理が行われるとして説明するが、ヘッダ情報を受信した時点で、このような処理を実行することは可能であるので、例えば、ステップS144の前の時点で、日記ファイルが添付されている電子メールのヘッダ情報をのみを対象として、ステップS145における処理の代わりとして行われるようにしても良い。
ステップS145において、受信された電子メールのうち、メールアドレスがアドレステーブル231に記録されていないものがあると判定された場合、更新制御部114は、未登録通知画面の表示を要求する旨の信号を生成する。そして、更新制御部114は、生成した信号およびアドレステーブル231に記録されていないメールアドレスを登録制御部111に供給し、処理は、ステップS146に進む。
ステップS146において、登録制御部111は、未登録画面の表示の処理を行う。ステップS146における未登録画面の表示の処理の詳細は、図23のフローチャートを参照して後述し、先に、図21のフローチャートの処理の説明を続ける。
一方、ステップS145において、受信された電子メールのうち、メールアドレスがアドレステーブル231に記録されていないものがないと判定された場合(既に登録されている人からの日記しか受信していないと判定された場合)、ステップS147に進み、更新制御部114は、日記記録部131から日記情報テーブル301を取得する。
ステップS148において、更新制御部114は、通信制御部113から供給された電子メールに添付されている日記ファイルおよび電子メールに含まれるヘッダ情報を用いて、日記情報テーブル301を更新し、その更新した日記情報テーブル301を、日記ファイルとともに日記記録部131に供給し、記録させる。
例えば、ステップS148において、更新制御部114は、通信制御部113から供給された電子メールに添付されている日記ファイルおよび電子メールに含まれるヘッダ情報を基に、日記記録部131から取得した日記情報テーブル301に、日記を公開した人のメールアドレス、日記ファイルの日付、タイトル、メッセージID、ヘッダ情報、およびしおり情報を書き込むことにより日記情報テーブル301を更新する。そして、更新制御部114は、日記ファイルおよび更新した日記情報テーブル301を、日記記録部131に供給する。この場合、しおり情報は“なし”に設定される。
なお、通信制御部113からコメントファイルが添付された電子メールが供給された場合、ステップS148において、更新制御部114は、通信制御部113から供給された電子メールに添付されているコメントファイルおよび電子メールに含まれるヘッダ情報を基に、日記情報テーブル301を更新し、コメントファイルおよび更新した日記情報テーブル301を日記記録部131に供給し、記憶させる。
また、日記ファイルであるか、またはコメントファイルであるかの判定は、図19を参照して説明したように、ヘッダ情報に含まれるリファレンスが記述されているか否かを基に、判定される。
ステップS149において、日記記録部131は、更新制御部114から供給された日記ファイルおよび日記情報テーブル301を記録し、日記ファイルの受信の処理は終了する。なお、上述した図21のフローチャートを参照した説明においては、日記ファイルが添付されている場合を例に挙げて説明したが、コメントファイルが添付されている場合も、日記ファイルが添付されている場合と同様に処理が行われる。
このようにして、更新制御部114は、日記ファイルまたはコメントファイルを受信する。なお、ボタン173(図9)が操作されてから日記ファイルの受信の処理が実行されると説明したが、日記プログラムが起動されたときに、自動的に(ユーザの指示によらず)日記ファイルの受信の処理が実行されるような仕組みを設けるようにしても良い。
このように、電子メールに添付されている日記ファイルを受信することによって、日記用の専用のサーバ(例えば、ブログなどを管理する際に必要となるサーバなど)を必要とすることなく、特定のユーザとの間で、日記の送受信を行うことができる。従って、専用のサーバに自己を登録する必要がない。また、電子メールで送信するため、換言すれば、メールアドレスで送信先を限定できるため、日記などの個人データを不特定多数のユーザに公開されてしまうようなこともない。
また、ヘッダ情報を基に、日記ファイルが添付されている電子メールであるか否かを判定するような構成となっているので、日記ファイルが添付されていない電子メールを、誤って受信してしまうようなことはない。換言すれば、日記とメールを混同して処理してしまうようなことを防ぐことができる。
日記ファイルの受信の処理が終了すると、更新制御部114(図6)は、日記ファイルの受信の処理が終了した旨の信号を生成し、生成した信号を一覧制御部132(図6)に供給する。一覧制御部132は、更新制御部114から、日記ファイルの受信の処理が終了した旨の信号が供給されると、日記記録部131から、日記一覧を更新した旨を通知する画面(以下、更新通知画面と称する)を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。
出力制御部115は、一覧制御部132から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に、更新通知画面を表示させる。
図22は、更新通知画面の一例を示す図である。
更新通知画面311には、“日記一覧を更新しました”という文字が表示されている。また、更新通知画面311には、ボタン312およびボタン321が表示されている。
文字“OK”が表示されているボタン321およびボタン312が操作された場合、更新通知画面311は閉じられる。
次に、図23のフローチャートを参照して、図21のステップS146の処理に対応する未登録通知画面の表示の処理を説明する。このステップS146の処理は、前段のステップS145の処理(図21)において、まず、更新制御部114(図6)から、未登録通知画面の表示を要求する旨の信号およびアドレステーブル231(図13)に記録されていないメールアドレスが、登録制御部111(図6)に供給される。そして、登録制御部111は、未登録通知画面の表示を要求する旨の信号およびアドレステーブル231に記録されていないメールアドレスが供給されると、それに応じて、未登録画面の表示の処理を実行する。
ステップS181において、登録制御部111は、日記記録部131(図6)から、未登録通知画面を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115(図6)に供給する。
ステップS182において、出力制御部115は、登録制御部111から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に未登録通知画面を表示させる。
図24は、未登録通知画面の一例を示す図である。
未登録通知画面331には、“アドレス帳に登録されていない人の日記が公開されました。アドレス帳に登録しますか?”という文字列、ボタン341、およびボタン342が表示される。
ボタン341には、“はい”という文字が表示され、ボタン341が操作された場合、未登録通知画面331は、図25で示すような登録画面221に表示が切り替えられる。
ボタン342には、“いいえ”という文字が表示され、ボタン342が操作された場合、未登録画面の表示の処理は中止され、登録通知画面331は、図9で示されるメニュー画面のウィンドウ161に表示が切り替えられる。なお、受信された新たなユーザの日記ファイルなどは、アドレス帳には登録されない状態で管理される。例えば、新たなユーザに対して、“NO NAME”などのデフォルトとしての名前が割り当てられた状態で管理されるようにしても良い。
図23のフローチャートの説明に戻り、ステップS183において、登録制御部111は、入力部77(図3)から供給された入力信号を基に、アドレス帳に登録されていない、新しい人を登録するためのボタン341(図24)が操作されたか否かを判定する。
ステップS183において、ボタン341が操作されていないと判定された場合、ステップS183に戻り、ボタン341が操作されたと判定されるまで、判定の処理が繰り返される。
ステップS183において、ボタン342(図24)が操作された場合には、例外的な処理として、未登録通知画面の表示の処理は中止され、処理は図21のステップS147の処理に進む。
ステップS183において、アドレス帳に登録されていない人を登録するためのボタン341が操作されたと判定された場合、ステップS184に進み、登録制御部111は、日記記録部131から、登録画面211を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。
より詳細には、ステップS184において、登録制御部111は、日記記録部131から、所定の画像データを取得し、取得した画像データおよび更新制御部114から供給されたメールアドレスを基に、図25で示される、テキストボックス222にメールアドレスが表示されている登録画面211を表示させるための画像データを生成し、生成した画像データを出力制御部115に供給する。
図25で示す登録画面211において、テキストボックス222には、受信された電子メールのメールアドレスのうち、アドレス帳に登録されていないメールアドレス(すなわち、更新制御部114から供給されたメールアドレス)の1つのメールアドレスが表示される。アドレス帳に登録されていないメールアドレスが複数ある場合、順次、図23のフローチャートの処理が、繰り返し行われる。
ステップS185において、出力制御部115は、登録制御部111から供給された画像データを基に、アドレス帳に登録されていないメールアドレスが表示されている登録画面211を、ディスプレイ151に表示させる。
この登録画面211は、図11に示した登録画面と同様であり、異なる部分は、メールアドレスが、既に入力された状態にあることである。よって、ステップS185において、登録画面211が表示された後の処理、すなわち、ステップS186の処理乃至ステップS190の処理のそれぞれは、図12に示したフローチャートのステップS71の処理乃至ステップS75の処理と同様なので、その説明は省略する。
このようにして、登録処理部111は、未登録通知画面331を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを、出力制御部115に供給する。そして、出力制御部115は、登録制御部111から供給された画像データを基に、未登録通知画面331を、ディスプレイ151に表示させる。また、登録制御部111は、アドレステーブル231を更新する。
このように、未登録通知画面331をディスプレイ151に表示させることによって、ユーザは、アドレス帳に登録されていない人が日記を公開したことを知ることができる。
次に、このように処理により更新された日記を閲覧する場合について説明を加える。ユーザは、日記を閲覧したいとき、図9で示すメニュー画面がウィンドウ161に表示されている状態のときに、“日記一覧”というボタン174または“最新の日記を見る”というボタン175を操作する。そのユーザの指示を受け、一覧表示制御部132は、日記一覧の表示の処理を行う。
図26のフローチャートを参照して、日記一覧の表示の処理を説明する。なお、図26におけるフローチャートの処理は、図9に示したようなメニュー画面が、ディスプレイ151上に表示されている状態のときに開始されることを前提としている。
ステップS201において、一覧表示制御部132(図6)は、入力部77(図3)から供給された入力信号を基に、日記一覧を表示させるためのボタン174(図9)が操作されたか否かを判定する。
ステップS201において、日記一覧を表示させるためのボタン174が操作されたと判定された場合、ステップS202に進み、一覧表示制御部132は、日記記録部131から、日記一覧を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。
より詳細には、ステップS202において、一覧表示制御部132は、日記記録部131(図6)から、所定の画像データを取得し、日記記録部131に記録されているアドレステーブル231(図13)を参照して、取得した画像データを基に、日記一覧を表示させるための画像データを生成し、生成した画像データを出力制御部115(図6)に供給する。
ステップS203において、出力制御部115は、一覧制御部132から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に日記一覧を表示させ、日記一覧の表示の処理は終了する。例えば、ステップS203において、出力制御部115は、一覧制御部132から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に、図27で示す日記一覧を表示させる。
すなわち、ボタン174(図9)が操作されると、ウィンドウ161(図9)は、公開された日記の一覧のウィンドウ351に表示が切り替えられる。
図27は、日記一覧のウィンドウ351の一例を示す図である。
ウィンドウ351には、アドレス帳に登録されている人の日記の一覧を選択するためのボタン361乃至ボタン364が表示されている。また、ウィンドウ351には、ボタン361乃至ボタン364の表示される順番を並べ替えるためのボタン365およびボタン367が表示されている。
ボタン361には、人および日記を連想させるような画像並びに文字“佐藤花子の日記”が表示される。ボタン361が操作されると、ウィンドウ351は、名前が“佐藤花子”である人が公開した日記の一覧を表示させるウィンドウ401(図30)に表示が切り替えられる。
ボタン362には、人および日記を連想させるような画像並びに文字“鈴木太郎の日記”が表示される。ボタン362が操作されると、ウィンドウ351は、名前が“鈴木太郎”である人が公開した日記の一覧を表示させるウィンドウ(不図示)に表示が切り替えられる。
同様に、ボタン363には、人および日記を連想させるような画像並びに文字“田中次郎の日記”が表示される。ボタン363が操作されると、ウィンドウ351は、名前が“田中次郎”である人が公開した日記の一覧を表示させるウィンドウ(不図示)に表示が切り替えられる。
ボタン364には、人および日記を連想させるような画像並びに文字“山田良子の日記”が表示される。ボタン364が操作されると、ウィンドウ351は、名前が“山田良子”である人が公開した日記の一覧を表示させるウィンドウ(不図示)に表示が切り替えられる。
また、ボタン365には、“重要度”という文字が表示される。ボタン365が操作されると、ユーザによって設定された重要度を示す順番にボタン361乃至ボタン364が並べ替えられる。したがって例えば、名前が“山田良子”である人の重要度を示す順番が1番であり、名前が“田中次郎”である人の重要度を示す順番が2番であり、名前が“鈴木太郎”である人の重要度を示す順番が3番であり、名前が“佐藤花子”である人の重要度を示す順番が4番である場合、ボタン365が操作されると、ボタン361乃至ボタン364は、上から、ボタン364、ボタン363、ボタン362、およびボタン361の順番に並び替えられる。
さらに、ボタン367には、“グループ”という文字が表示され、ボタン367が操作されると、ボタン361乃至ボタン364は、属しているグループの順番に並べ替えられる。ボタン365およびボタン367は、いわゆるソート処理を実行させるためのボタンである。
図26のフローチャートの説明に戻り、ステップS201において、日記一覧を表示するためのボタン174が操作されていないと判定された場合、ステップS204に進み、一覧表示制御部132は、最新の日記を表示させるためのボタン175(図9)が操作されたか否かを判定する。
ステップS204において、最新の日記の一覧を表示させるためのボタン175が操作されたと判定された場合、ステップS205に進み、一覧表示制御部132は、日記情報テーブル301が更新されたか否かを判定する。例えば、ステップS205において、一覧表示制御部132は、日記プログラムが起動されてから日記情報テーブル301が更新されたか否かを判定する。
または、例えば、日記情報テーブル301が更新されてから、所定の時間が経過したか否かを判定し、所定の時間が経過したと判定された場合、ステップS205においてYESと判定されるようにしても良い。所定の時間とは、1時間や1日などであり、その時間は、ユーザ側で設定できる仕組みを設けても良い。
ステップS205において、日記情報テーブル301が更新されたと判定された場合、ステップS206に進み、一覧表示制御部132は、日記記録部131から、最新の日記の一覧を表示させるための画像データを取得し、取得した画像データを出力制御部115に供給する。
より詳細には、ステップS206において、一覧表示制御部132は、日記記録部131から、所定の画像データを取得し、アドレステーブル231および日記情報テーブル301を参照して、取得した画像データを基に、最新の日記の一覧を表示させるための画像データを生成する。一覧表示制御部132は、生成した画像データを出力制御部115に供給する。
ステップS207において、出力制御部115は、一覧制御部132から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に最新の日記の一覧を表示させ、処理は終了する。例えば、ステップS207において、出力制御部115は、一覧制御部132から供給された画像データを基に、ディスプレイ151に、図28で示される最新の日記の一覧を表示させる。
すなわち、ボタン175(図9)が操作されると、ウィンドウ161(図9)は、最新の日記の一覧のウィンドウ371に表示が切り替えられる。
ここで、図28は、最新の日記の一覧の一例を示す図である。
ウィンドウ371には、最新の日記を表示させるためのボタン381およびボタン382が表示されている。
ボタン381には、人および日記を連想させるような画像並びに文字“佐藤花子の日記”が表示される。ボタン381が操作されると、ウィンドウ371は、名前が“佐藤花子”である人が公開した、最新の日記を表示するウィンドウ431(図31)に表示が切り替えられる。
同様に、ボタン382には、人および日記を連想させるような画像並びに文字“鈴木太郎の日記”が表示される。ボタン382が操作されると、ウィンドウ371は、名前が“鈴木太郎”である人が公開した、最新の日記を表示するウィンドウ(不図示)に表示が切り替えられる。
図26のフローチャートの説明に戻り、ステップS205において、日記情報テーブル301が更新されていないと判定された場合、一覧表示制御部132は、日記情報テーブル301の更新を要求する旨の信号を生成する。そして、一覧表示制御部132は、生成した信号を更新制御部114に供給し、処理はステップS208に進む。
ステップS208において、更新制御部114は、日記情報テーブルの更新の処理を行う。なお、ステップS208における日記情報テーブルの更新の処理の詳細は、図29のフローチャートを参照して後述し、先に、図26のフローチャートの処理の説明を続ける。
ステップS204において、最新の日記の一覧を表示させるためのボタン175(図9)が操作されていないと判定された場合、ステップS209に進み、一覧表示制御部132は、ディスプレイ151に表示されているボタンのうち、ユーザによって、操作されたボタン(例えば、この場合、図9のメニュー画面を参照するに、“設定”というボタン176などのボタン)に対応する処理を実行し、処理は終了する。
このようにして、一覧制御部132は、ユーザによって操作されたボタンに対応する処理(例えば、各種の設定を行うための画面を表示させるなど)を実行する。
このように、最新の日記だけの一覧(図28のウィンドウ371に表示される最新の日記の一覧)を表示させる構成とすることによって、ユーザは、簡単な操作で最新の日記を閲覧することができる。
次に、図29のフローチャートを参照して、図26のステップS208の処理に対応する、日記情報テーブルの更新の処理を説明する。このステップS208の処理は、前段のステップS205の処理(図26)において、まず、一覧表示制御部132(図6)から、日記情報テーブル301(図20)の更新を要求する旨の信号が、更新制御部114(図6)に供給される。そして、更新制御部114は、日記情報テーブル301の更新を要求する旨の信号が供給されると、それに応じて、日記情報テーブルの更新の処理を実行する。
ステップS221の処理乃至ステップS228の処理のそれぞれは、図21におけるステップS142の処理乃至ステップS149の処理のそれぞれと同様であるので、その説明は省略する。すなわち、この場合、図21におけるステップS141の処理である日記値一覧を更新するボタンが操作されたか否かの判定が行われずに、ステップS142(ステップS221)以下の処理が実行されることになる。
このようにして、更新制御部114は、図9のメニュー画面を表示するウィンドウ161において、日記プログラムが起動されてから、ボタン173よりもボタン175が先に操作された場合、ユーザの指示によらず日記情報テーブル301を更新する処理(日記情報テーブルの更新の処理)を実行する。なお、この場合においては、日記情報テーブルの更新の処理が終了しても、図22で示される、更新通知画面311は表示されない(勿論、表示させるようにしても良いが、ユーザの指示により更新が指示されたのではないので、バックグラウンドの処理として実行されるようにする)。
このように、自動的に日記情報テーブル301を更新する構成とすることにより、ユーザが日記の一覧を更新する操作を忘れた場合においても、最新の日記を表示させるためのボタン(図9のボタン175)が操作されると、最新の日記の一覧が表示される。このようにすれば、ユーザが意識しなくても、常に、ユーザに公開された最新の日記を提供することが可能となる。
図27に示した公開された日記の一覧のウィンドウ351において、アドレス帳に登録されている人の日記を選択するためのボタン361が操作された場合、ウィンドウ351は、名前が“佐藤花子”である人が公開した日記の一覧を表示させるウィンドウ401(図30)に表示が切り替えられる。以下、ウィンドウ401に表示される日記の一覧を、必要に応じて、個人の日記一覧とも称する。
なお、この場合、一覧表示制御部132(図6)は、日記記録部131(図6)から所定の画像データを取得し、日記記録部131に記録されているアドレステーブル231(図13)および日記情報テーブル301(図20)を参照して、取得した画像データを基に、名前が“佐藤花子”である人が公開した日記の一覧を表示させるための画像データを生成する。そして、一覧表示制御部132は、生成した画像データを、出力制御部115(図6)に供給し、出力制御部115は、供給された画像データを基に、ディスプレイ151に名前が“佐藤花子”である人が公開した日記の一覧を表示させる。
図30は、個人の日記一覧の一例を示す図である。
図30において、ウィンドウ401には、名前が“佐藤花子”である人が公開した日記を選択するためのボタン411乃至ボタン413、日記に対するコメントを選択するためのボタン414およびボタン415、並びにしおりを表すアイコン416が表示されている。
ボタン411には、“お買い物”および“7月15日(金)”という文字が表示され、ボタン411が操作されると、ウィンドウ401は、タイトルが“お買い物”である日記を表示するウィンドウ431(図31)に表示が切り替えられる。
また、ボタン412には、“お出かけ”および“7月14日(木)”という文字が表示され、ボタン413には、“仕事”および“7月13日(水)”という文字が表示されている。ボタン412およびボタン413が操作された場合、ウィンドウ401は、ボタン412またはボタン413に対応する日記を表示するウィンドウ(不図示)に表示が切り替えられる。
ボタン414には、“美味しそうですね”および“7月15日(金)”という文字が表示され、ボタン414が操作されると、ウィンドウ401は、タイトルが“お買い物”である日記に対するコメントとして、タイトルが“美味しそうですね”であるコメントを表示するウィンドウ(不図示)に表示が切り替わる。
同様に、ボタン415には、“いいですね”および“7月15日(金)”という文字が表示され、ボタン415が操作されると、ウィンドウ401は、タイトルが“お買い物”である日記に対するコメントとして、タイトルが“いいですね”であるコメントを表示するウィンドウ(不図示)に表示が切り替わる。
しおりを表すアイコン416は、タイトルが“お買い物”である日記をユーザが識別できるように、ボタン411の図中左側に表示されている。
ウィンドウ401において、ボタン411が操作された場合、一覧表示制御部132(図6)は、入力部77(図3)から供給された入力信号を基に、日記情報テーブル301(図20)を参照して、日記記録部131(図6)から、タイトルが“お買い物”である日記ファイルを取得し、取得した日記ファイルを出力制御部115(図6)に供給する。出力制御部115は、一覧表示制御部132から供給された日記ファイルを基に、ディスプレイ151に図31で示されるウィンドウ431を表示させる。
図31は、公開された日記の一例を示す図である。
ウィンドウ431には、タイトルが“お買い物”である日記を表す文字列(日記の本文)および画像が表示されている。
また、ウィンドウ431には、ボタン441乃至ボタン446が表示されている。
ボタン441には、“閉じる”という文字が表示され、ボタン441が操作されると、ウィンドウ431は、例えば、図30で示す名前が“佐藤花子”である人が公開した日記の一覧を表示するウィンドウ401に表示が切り替えられる。
ボタン442には、“コメントを追加する”という文字が表示され、ボタン442が操作されると、ウィンドウ431は、図32で示すコメント作成画面を表示するウィンドウ461に表示が切り替えられる。
ボタン443には、“しおり”という文字が表示され、ボタン443が操作されると、個人の日記一覧を表示させる画面において、日記を表示させるためのボタンの左側にしおりを表すアイコンが表示される。
したがって、この場合、ボタン443が操作されると、図30において、図中、タイトルが“お買い物”である日記を表示させるためのボタン411の左側にアイコン416が表示される。
また、ボタン444には、“ジャンプ”という文字が表示され、ボタン444が操作されると、公開された日記の一覧のウィンドウ351(図27)において、現在、ウィンドウ431に表示されている日記を公開した人の次に表示されている人の日記が表示される。
例えば、この場合、ウィンドウ431に表示されている日記を公開した人が“佐藤花子”であり、図27で示される公開された日記の一覧のウィンドウ351において、名前が“佐藤花子”である人の次に表示されている人の名前が“鈴木太郎”であるので、ボタン444が操作された場合、日記を表示するウィンドウ431には、名前が“鈴木太郎”である人の日記が表示される。
ボタン445には、“前”という文字が表示され、ボタン445が操作されると、ウィンドウ431には、個人の日記一覧を表示するウィンドウ401(図30)において、ウィンドウ431に表示されている日記を選択するためのボタン411の1つ前の日記を選択するためのボタン412に対応する日記が表示される。
したがって、この場合、ウィンドウ431には、タイトルが“お買い物”である日記が表示されており、図30の個人の日記一覧を表示するウィンドウ401において、タイトルが“お買い物”である日記を選択するためのボタン411の1つ前には、タイトルが“お出かけ”である日記を選択するためのボタン412が表示されているので、ウィンドウ431(図31)において、ボタン445が操作されると、ウィンドウ431には、タイトルが“お出かけ”である日記が表示される。
なお、ウィンドウ401(図30)において、ウィンドウ431に表示されている日記を選択するためのボタンの1つ前の日記を選択するためのボタンがない場合は、ボタン445が操作されても、1つ前の日記を選択するためのボタンに対応する日記は表示されない。
ボタン446には、“次”という文字が表示され、ボタン446が操作されると、ウィンドウ431には、個人の日記一覧を表示するウィンドウ401(図30)において、ウィンドウ431に表示されている日記を選択するためのボタンの次の日記を選択するためのボタンに対応する日記が表示される。
例えば、ウィンドウ431にタイトルが“お出かけ”である日記が表示されている場合、個人の日記一覧を表示するウィンドウ401(図30)において、タイトルが“お出かけ”である日記を選択するためのボタン412(図30)の1つ次には、タイトルが“お買い物”である日記を選択するためのボタン411(図30)が表示されているので、ボタン445が操作されると、ウィンドウ431には、タイトルが“お買い物”である日記が表示される。
なお、ウィンドウ401(図30)において、ウィンドウ431に表示されている日記を選択するためのボタンの次の日記を選択するためのボタンがない場合は、ボタン446が操作されても、次の日記を選択するためのボタンに対応する日記は表示されない。
また、ボタン442が操作されると、一覧表示制御部132(図6)は、日記記録部131(図6)から所定の画像データを取得する。一覧表示制御部132は、ディスプレイ151に表示させている画像データ(この場合、図31のウィンドウ431に表示されている画像を表示させるための画像データ)および取得した画像データを基に、図32で示すコメント作成画面を表示するための画像データを生成し、生成した画像データを、出力制御部115(図6)に供給する。出力制御部115は、一覧表示制御部132から供給された画像データを基に、ディスプレイ151にコメント作成画面を表示させる。
図32は、コメント作成画面の一例を示す図である。
コメント作成画面を表示するウィンドウ461には、テキストボックス471、テキストボックス472、ボタン473、およびボタン474が表示される。
テキストボックス471には、ユーザによって、コメントのタイトルが入力される。また、テキストボックス472には、ユーザによってコメントが入力される。
ボタン473には、“公開する”という文字が表示され、ボタン473が操作されると、ユーザによって作成されたコメントが公開される。
また、ボタン474には、“キャンセル”という文字が表示され、ボタン474が操作されると、コメントを作成するための処理は中止され、例えば、日記を表示するウィンドウ431(図31)に表示が戻される。
このように、図31で示す日記を表示するウィンドウ431において、ボタン442が操作されると、ウィンドウ431は、図32で示すコメント作成画面を表示するウィンドウ461に表示が切り替えられる。このとき、ウィンドウ461にコメント作成画面が表示されると、生成制御部112(図6)によってコメントファイルの生成の処理が実行される。
図33のフローチャートを参照して、コメントファイルの生成の処理を説明する。
ステップS251において、生成制御部112の日記ファイル生成部141(図6)は、入力部77(図3)から供給された入力信号を基に、どの日記に対するコメントであるかを示す識別情報を含む、所定の形式(例えば、テキスト形式、HTML形式など)のコメントファイルを生成する。
ここで、識別情報には、例えば、日記ファイルのメッセージID(図19の2行目に示される情報)が含まれる。
ステップS252において、生成制御部112(図6)は、コメントを公開するためのボタン473(図32)が操作されたか否かを判定する。ステップS252において、コメントを公開するためのボタン473が操作されていないと判定された場合、ステップS252に処理が戻され、コメントを公開するためのボタン473が操作されたと判定されるまで、判定の処理が繰り返される。
一方、ステップS252において、コメントを公開するためのボタン473が操作されたと判定された場合、ステップS253に進み、生成制御部112の変換部142(図6)は、生成制御部112の日記ファイル生成部141が生成したコメントファイルを、日記形式のファイルに変換する。
ステップS254において、生成制御部112のメール生成部143(図6)は、ヘッダ情報を生成する。例えば、ステップS254において、生成制御部112のメール生成部143は、アドレステーブル231および日記情報テーブル301を参照して、図19で示すようなヘッダ情報を生成する。
この場合、ヘッダ情報のリファレンス(図19の3行目で示される情報)には、識別情報に含まれる日記ファイルのメッセージIDが含まれ、電子メールの送信先(図19の6行目で示される情報)には、コメントが追加される日記(識別情報に含まれるメッセージIDによって特定される日記)が公開されたグループに属する人のメールアドレスが含まれる。
ステップS255において、生成制御部112は、日記記録部131から日記情報テーブル301を取得する。
ステップS256において、生成制御部112は、生成制御部112の日記ファイル生成部141が生成したコメントファイルおよび生成制御部112のメール生成部143が生成したヘッダ情報を基に、日記記録部131から取得した日記情報テーブル301を更新する。生成制御部112は、生成されたコメントファイルおよび更新した日記情報テーブル301を、日記記録部131に供給する。
例えば、ステップS256において、生成制御部112は、生成制御部112の日記ファイル生成部141が生成したコメントファイルおよび生成制御部112のメール生成部143が生成したヘッダ情報を基に、日記記録部131から取得した日記情報テーブル301に、ユーザのメールアドレス、生成したコメントファイルの日付、タイトル、メッセージID、ヘッダ情報、およびしおり情報を書き込むことにより日記情報テーブル301を更新する。そして、生成制御部112は、生成制御部112の日記ファイル生成部141が生成したコメントファイルと同じデータ(コメントファイル)を生成し、生成したコメントファイルおよび更新した日記情報テーブル301を、日記記録部131に供給する。
ステップS257において、日記記録部131は、生成制御部112から供給されたコメントファイルおよび日記情報テーブル301を記録する。
ステップS258において、生成制御部112のメール生成部143は、コメントファイルおよびヘッダ情報を基に、コメントファイルが添付されている電子メールを生成する。生成制御部112は、生成された電子メールを送信制御部113(図6)に供給する。
ステップS259において、送信制御部113の送信部144(図6)は、生成制御部112から供給されたコメントファイルが添付されている電子メールを、通信網11(図1)を介して、サーバ12(図1)に送信し、コメントファイルの生成の処理は終了する。
このようにして、生成制御部113は、コメントファイルを生成し、コメントファイルが添付されている電子メールを、通信網11を介して、サーバ12に送信する。
このように、コメントが追加される日記を表示させるための日記ファイルを特定する、メッセージIDを含むようにヘッダ情報が生成されるので、PC13(図6)は、日記ファイルとコメントファイルとを容易に識別することができる。
ところで、日記記録部131(図6)は、アドレス帳に登録されている人ごとに、日記ファイルおよびコメントファイルを記録している。
例えば、名前が“佐藤花子”である人が公開した日記を表示させるための日記ファイルおよび名前が“佐藤花子”である人が公開した日記に対して追加されたコメントを表示させるためのコメントファイルは、図34で示すように1つのフォルダに記録されている。
図34において、名前が“佐藤花子のフォルダ”であるフォルダには、名前が“佐藤花子”である人が公開した日記を表示させるための日記ファイルとして、日記ファイル491乃至日記ファイル493が記録されており、名前が“佐藤花子”である人が公開した日記に対して追加されたコメントを表示させるためのコメントファイルとして、コメントファイル494乃至コメントファイル496が記録されている。
すなわち、タイトル(ファイル名)が“お買い物”である日記ファイル491に従属するデータとして、タイトルが“おいしそうですね”であるコメントファイル494が記録されている。また、さらに、コメントファイル494に従属するデータとして、タイトルが“いいですね”であるコメントファイル495が記録されている。
換言すれば、コメントファイル494は、日記ファイル491を基に表示される日記に対するコメントを表示するためのデータであり、コメントファイル495は、コメントファイル494を基に表示されるコメントに対して、さらに追加されたコメントを表示するためのデータである。
同様に、タイトルが“お出かけ”である日記ファイル492が記録されている。さらに、タイトルが“仕事”である日記ファイル493に従属するデータとして、タイトルが“大変ですね”であるコメントファイル496が記録されている。
次に、図35のフローチャートを参照して、更新制御部114(図6)によるしおり情報の更新の処理を説明する。なお、前提として、図35のフローチャートの処理が実行されるのは、図31に示したような日記を表示するウィンドウ431がディスプレイ151に表示された状態のときであるとする。
ステップS271において、更新制御部114は、しおり表すアイコン416(図30)を表示させるためのボタン443(図31)が操作されたか否かを判定する。
ステップS271において、ボタン443が操作されていないと判定された場合、ステップS271に戻り、ボタン443が操作されたと判定されるまで、判定の処理が繰り返される。
一方、ステップS271において、ボタン443が操作されたと判定された場合、ステップS272に進み、更新制御部114は、日記記録部131(図6)から日記情報テーブル301(図20)を取得する。
ステップS273において、更新制御部114は、日記記録部131から取得した日記情報テーブル301を更新し、更新した日記情報テーブル301を日記記録部131に供給する。より詳細には、ステップS273において、更新制御部114は、日記記録部131から取得した日記情報テーブル301のしおり情報を、“あり”に設定することにより更新し、更新した日記情報テーブル301を日記記録部131に供給する。
ステップS274において、日記記録部131は、更新制御部114から供給された日記情報テーブル301を記録し、しおり情報の更新の処理は、終了する。
さらに、しおり情報について、説明を加えるに、例えば、図30で示されるボタン411に対応する日記ファイルのしおり情報が“あり”に設定されている場合、しおりを表すアイコン416が表示され、しおり情報が“なし”に設定されている場合、アイコン416は、表示されない。なお、しおり情報は、デフォルトの設定として、“なし”に設定されている。
このようにして、更新制御部114は、ユーザの操作に応じて、しおり情報を更新する。
このように、しおり情報を更新し、しおりを表すアイコン416を表示させることで、ユーザは、後で参照したい日記に対して、しおりを表すアイコン416を表示させ、他の日記と識別できるようにすることができる。
ところで、上述した構成のPC13を用いて、ユーザが、いわゆるメーラと称されるプログラムを起動させ、電子メールを受信させる場合、メーラは、電子メールに日記ファイルが添付されているか否かを判定することができない(通常、そのような機能(例えば、図21のフローチャートのステップS141乃至S144の処理を実行する機能)を有さない)ので、日記ファイルが添付されている電子メールを受信してしまう可能性がある。
このとき、受信した電子メールに添付されている日記ファイルは、PC13の機能の構成によっては、日記として表示できない恐れがある。このような事態を回避する方法として、図36Aで示すように、日記プログラムをメーラに組み込み、日記プログラムが、受信された電子メールのうち、日記ファイルが添付されている電子メールと日記ファイルが添付されていない電子メールとを識別するような構成とすることが可能である。
また、図36Bで示すように、メーラおよび日記プログラムに、日記ファイルを識別するためのプログラム(以下、識別プログラムと称する)を組み込むようにすることもできる。
この場合、ユーザがメーラを起動させて電子メールを受信させるとき、識別プログラムは、サーバ12に記憶されている電子メールのうち、日記ファイルが添付されていない電子メールを受信し、ユーザが日記プログラムを起動させて電子メールを受信させるとき、識別プログラムは、サーバ12に記憶されている電子メールのうち、日記ファイルが添付されている電子メールを受信する。
さらに、図36Cで示すように、メーラまたは日記プログラムを起動させるとともに、識別プログラムを起動させるようにすることもできる。
すなわち、ユーザがメーラを起動させ、電子メールの受信を指示した場合、メーラとともに起動する識別プログラムが、日記ファイルが添付されている電子メールと、日記ファイルが添付されていない電子メールとを識別し、サーバ12に記憶されている電子メールのうち、日記ファイルが添付されていない電子メールだけを受信する。
一方、ユーザが日記プログラムを起動させ、日記一覧の更新(日記ファイルが添付されている電子メールの受信)を指示した場合、日記プログラムとともに起動する識別プログラムが、日記ファイルが添付されている電子メールと、日記ファイルが添付されていない電子メールとを識別し、サーバ12に記憶されている電子メールのうち、日記ファイルが添付されている電子メールだけを受信する。
このようにすることで、公開された日記を表示できないという事態を回避することができる。
以上のように、PC13は、日記ファイルが添付されている電子メールを送信することにより、ユーザが作成した日記を、所望する特定のユーザだけに公開することができる。また、電子メールを用いて日記の送受信を行うことにより、専用のサーバを必要とせずに、ユーザが作成した日記を公開することができる。
本発明によれば、日記ファイルを生成するようにしたので、日記を表示することができる。また、本発明によれば、日記ファイルが添付されている電子メールを送信するようにしたので、ユーザが作成した日記を、所望する特定のユーザだけに公開することができる。さらに、本発明によれば、電子メールを用いて日記の送受信を行うようにしたので、専用のサーバを必要とせずに、ユーザが作成した日記を公開することができる。
なお、日記ファイルの送受信は、電子メールを用いて行うと説明したが、電子メールに限らず、無線通信により、日記ファイルを送受信するようにしてもよい。
また、日記プログラムをPIM(Personal Information Manager)などのプログラムに組み込むようにすることも可能である。さらに、本発明を適用した通信システムにおいて送受信されるデータは、日記ファイルに限らず、個人のスケジュールなどとしてもよい。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図3に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク91(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク92(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク93(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ94などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM72や、記録部73に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用したシステムの一実施の形態を示す図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 PCの構成例を示す図である。 PCが有する機能を説明するための図である。 CPUが実行するプログラムを説明する図である。 PCのより詳細な機能の構成を示すブロック図である。 PCによる日記ファイルの送信の処理、サーバによる日記ファイルの受信の処理、およびPCによる日記ファイルの記録の処理を説明するフローチャートである。 日記プログラムの起動の処理を説明するフローチャートである。 メニュー画面を説明するための図である。 アドレス帳を説明するための図である。 登録画面を説明するための図である。 登録の処理を説明するフローチャートである。 アドレステーブルを説明するための図である。 削除画面を説明するための図である。 削除の処理を説明するフローチャートである。 日記作成画面を説明するための図である。 グループ選択画面を説明するための図である。 日記ファイルの生成の処理を説明するフローチャートである。 ヘッダ情報を説明するための図である。 日記情報テーブルを説明するための図である。 日記ファイルの受信の処理を説明するフローチャートである。 更新通知画面を説明するための図である。 未登録通知画面の表示の処理を説明するフローチャートである。 未登録通知画面を説明するための図である。 登録画面を説明するための図である。 日記一覧の表示の処理を説明するフローチャートである。 日記の一覧のウィンドウを説明するための図である。 最新の日記の一覧のウィンドウを説明するための図である。 日記情報テーブルの更新の処理を説明するためのフローチャートである。 個人の日記一覧のウィンドウを説明するための図である。 日記を表示させるウィンドウを説明するための図である。 コメントファイルの生成の処理を説明するフローチャートである。 コメント作成画面を説明する図である。 日記ファイルが記録されているフォルダを説明するための図である。 しおり情報の更新の処理を説明するフローチャートである。 識別プログラムを説明するための図である。
符号の説明
11 通信網, 12 サーバ, 13,13−1,13−2 PC, 31 CPU, 32 ROM, 33 記録部, 34 RAM, 51 磁気ディスク, 52 光ディスク, 53 光磁気ディスク, 54 半導体メモリ, 71 CPU, 72 ROM, 73 記録部, 74 RAM, 77 入力部, 78 出力部, 79 通信部, 91 磁気ディスク, 92 光ディスク, 93 光磁気ディスク, 94 半導体メモリ, 111 登録制御部, 112 生成制御部, 113 通信制御部, 114 更新制御部, 115 出力制御部, 131 日記記録部, 132 一覧表示制御部, 141 日記ファイル生成部, 142 変換部, 143 メール生成部, 144 送信部, 145 受信部, 146 判定部

Claims (8)

  1. 通信網を介してデータを送受信する、第1の情報処理装置、第2の情報処理装置、およびサーバからなる通信システムにおいて、
    前記第1の情報処理装置は、
    限定された範囲内で公開されるデータが添付されている電子メールを生成する生成手段と、
    生成した前記電子メールを、前記通信網を介して、前記サーバあてに送信する第1の送信手段と
    を備え、
    前記サーバは、
    前記第1の送信手段によって送信された前記電子メールを受信する第1の受信手段と、
    前記第1の受信手段によって受信された前記電子メールを、一時的に記憶する記憶手段と、
    記憶している前記電子メールに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号または前記限定された範囲内で公開される前記データが添付されている前記電子メールの送信を要求する旨の第2の要求信号を、前記第2の情報処理装置から受信する要求信号受信手段と、
    前記要求信号受信手段によって、前記第1の要求信号が受信された場合、前記通信網を介して、前記情報を前記第2の情報処理装置あてに送信し、前記第2の要求信号が受信された場合、前記通信網を介して、前記限定された範囲内で公開される前記データが添付されている前記電子メールを、前記第2の情報処理装置あてに送信する第2の送信手段と
    を備え、
    前記第2の情報処理装置は、
    前記通信網を介して、前記第1の要求信号を前記サーバあてに送信する第1の要求信号送信手段と、
    前記第2の送信手段によって送信された、前記情報または前記限定された範囲内で公開される前記データが添付されている前記電子メールを受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段によって前記情報が受信された場合、その情報を基に、前記サーバが、前記限定された範囲内で公開される前記データが添付されている前記電子メールを記憶しているか否かを判定する判定手段と、
    前記サーバが、前記限定された範囲内で公開される前記データが添付されている前記電子メールを記憶していると判定された場合、前記通信網を介して、前記第2の要求信号を前記サーバあてに送信する第2の要求信号送信手段と
    を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記サーバは、電子メールを取り扱うサーバである
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. データを一時的に記憶するサーバと通信網を介して接続される情報処理装置において、
    前記通信網を介して、前記データに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号を前記サーバあてに送信する第1の送信手段と、
    前記サーバから送信されてきた、前記情報または前記データを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって前記情報が受信された場合、その情報を基に、前記サーバが、限定された範囲内で公開される前記データを記憶しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記サーバが、前記限定された範囲内で公開される前記データを記憶していると判定された場合、前記通信網を介して、前記限定された範囲内で公開される前記データの送信を要求する旨の第2の要求信号を前記サーバあてに送信する第2の送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記情報は、前記電子メールのヘッダ情報であり、
    前記判定手段は、前記ヘッダ情報に含まれ、添付されているデータがあるか否かを示す情報を参照し、前記データが、前記限定された範囲内で公開される前記データが添付されている電子メールであるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記電子メールを送信してきた相手を示す名前と前記電子メールのメールアドレスとをそれぞれ関連付けたテーブルを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記テーブルを参照し、前記限定された範囲内で公開される前記データを選択するための一覧であって、前記相手を示す名前の一覧の画像データを生成し、その画像データを基に表示を制御する表示制御手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. データを一時的に記憶するサーバと通信網を介して接続される情報処理装置の情報処理方法において、
    前記通信網を介して、前記データに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号の前記サーバへの送信を制御する第1の送信制御ステップと、
    前記サーバから送信されてきた、前記情報または前記データの受信を制御する受信制御ステップと、
    前記受信制御ステップにおいて前記情報が受信された場合、その情報を基に、前記サーバが、限定された範囲内で公開される前記データを記憶しているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記サーバが、前記限定された範囲内で公開される前記データを記憶していると判定された場合、前記通信網を介して、前記限定された範囲内で公開される前記データの送信を要求する旨の第2の要求信号の前記サーバへの送信を制御する第2の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理装置の情報処理方法。
  7. データを一時的に記憶するサーバと通信網を介して接続される情報処理装置の情報処理用のプログラムであって、
    前記通信網を介して、前記データに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号の前記サーバへの送信を制御する第1の送信制御ステップと、
    前記サーバから送信されてきた、前記情報または前記データの受信を制御する受信制御ステップと、
    前記受信制御ステップにおいて前記情報が受信された場合、その情報を基に、前記サーバが、限定された範囲内で公開される前記データを記憶しているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記サーバが、前記限定された範囲内で公開される前記データを記憶していると判定された場合、前記通信網を介して、前記限定された範囲内で公開される前記データの送信を要求する旨の第2の要求信号の前記サーバへの送信を制御する第2の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  8. データを一時的に記憶するサーバと通信網を介して接続される情報処理装置の情報処理を、コンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記通信網を介して、前記データに関係する情報の送信を要求する旨の第1の要求信号の前記サーバへの送信を制御する第1の送信制御ステップと、
    前記サーバから送信されてきた、前記情報または前記データの受信を制御する受信制御ステップと、
    前記受信制御ステップにおいて前記情報が受信された場合、その情報を基に、前記サーバが、限定された範囲内で公開される前記データを記憶しているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記サーバが、前記限定された範囲内で公開される前記データを記憶していると判定された場合、前記通信網を介して、前記限定された範囲内で公開される前記データの送信を要求する旨の第2の要求信号の前記サーバへの送信を制御する第2の送信制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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