JP2005338557A - ブレ補正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スペースを多く占有することなく、また、コストアップせずに、分解、組み立て、及び、駆動力の調整を容易に行うことができるブレ補正装置を提供する。
【解決手段】ベース部材7の前ヨーク12,17に大部分が覆われる位置にベース部材溝部7p,7q,7r,7sを設ける。同様に、ベース部材8の前ヨーク14,19に大部分が覆われる位置にベース部材溝部8p,8q,8r,8sを設ける。これらベース部材溝部に工具50を挿入することにより、前マグネット13,18、及び、後マグネット14,19の組み立て、及び、取り外しを容易に行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁力を利用したアクチュエータを備えたブレ補正装置に関するものである。
従来、この種の装置としてブレ補正光学系を光軸に略垂直な面内に、ボイスコイルモータ(VCM)等のアクチュエータでシフト移動させることによって、像のブレを補正するものが知られている(例えば、特許文献1)。
VCMには、マグネットが用いられているが、ブレ補正光学系の質量がある程度に収まっていれば、アクチュエータに要求される駆動力もあまり大きくないことから、マグネットの磁力も大きくなく、マグネットの吸引力が大きな問題となることはなかった。
しかし、ブレ補正装置において、より高い光学性能を得ようとすると、ブレ補正光学系に質量の大きいレンズを用いたり、ブレ補正時の移動量を大きくしたりする必要がある。このようにブレ補正光学系の質量を重くしたり、ブレ補正時の移動量を大きくしたりすると、ブレ補正光学系を動かすためのアクチュエータの駆動力を増す必要が生じる。
ここで、ブレ補正装置が使用できる電力には、限りがあるため、消費電力を抑えながらアクチュエータの駆動力を増加させることが望まれる。一般的に、VCMのコイル巻き数を増加して大型化すると共に、マグネットを強く、大きくすると、低消費電力であっても大きな駆動力を得ることができる。
ここで、VCMでは、マグネットを対向させて配置し、その間に配置したコイルに通電することにより駆動力を得ているが、マグネットを強く、大きくすると、駆動力を大きくすることができる反面、マグネット同士が吸引しあうことにより分解困難な方向の力が増大し、分解して他箇所の調整を行う等の作業が困難であるという問題が発生する。
また、組み立て時においても、マグネットの吸引力により作業者の手から離れて取り付け位置に衝突してしまい、周囲の部材を破壊したり変形させたりしてしまうという問題が発生する。
さらに、駆動力が狙いの値以上に大きくなると、アクチュエータの駆動制御時に発振する等の制御上の問題が生じるおそれがあり、アクチュエータの駆動力を管理する必要が生じる。
なお、上述したような問題は、従来から存在しているブレ補正装置では、発生していなかった。従来のブレ補正装置では、ブレ補正光学系が小さく軽いレンズ群で構成されており、強力なマグネットを使う必要がなかったのである。従来、ブレ補正光学系を小さく軽いレンズ群とすることができたのは、小さな駆動力でも駆動できるように、ブレ補正光学系を小さくすることを条件として光学系全体の設計を行っていたからである。
しかし、ブレ補正光学系に小さく軽いレンズ群しか使用できないという条件の下では、光学系の設計自由度が低く、撮影画質を優先した光学系の設計ができないという問題があった。
特開2001−215543号公報
本発明の課題は、スペースを多く占有することなく、また、コストアップせずに、分解、組み立て、及び、駆動力の調整を容易に行うことができるブレ補正装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、磁力を用いて被駆動部材を駆動するアクチュエータ(40,41)を有し、像のブレを補正するブレ補正装置であって、前記アクチュエータの一部を形成し、ベース部材(7,8)に配置されたマグネット(13,15,18,20)と、前記マグネットの取り付け及び/又は取り外しに使用する工具(50)を係合及び/又は挿入することができる係合部(7p,7q,7r,7s,8p,8q,8r,8s,72p,72q,72r,72s,82p,82q,82r,82s)と、を備えるブレ補正装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のブレ補正装置において、前記マグネット(13,18)は、他のマグネット(15,20)及び/又はヨーク(14,19)と対向して配置されていること、を特徴とするブレ補正装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のブレ補正装置において、前記係合部(7p,7q,7r,7s,8p,8q,8r,8s,72p,72q,72r,72s,82p,82q,82r,82s)は、前記ベース部材(7,8)に設けられた切り欠きであること、を特徴とするブレ補正装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載のブレ補正装置において、前記係合部(7p,7q,7r,7s,8p,8q,8r,8s,72p,72q,72r,72s,82p,82q,82r,82s)の切り欠きには、完成品状態において、ブレ補正装置を構成する部材が配置されていること、を特徴とするブレ補正装置である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前記マグネット(13,15,18,20)は、ヨーク(12,14,17,19)を介して前記ベース部材(7,8)に配置されており、前記係合部(7p,7q,7r,7s,8p,8q,8r,8s,72p,72q,72r,72s,82p,82q,82r,82s)は、前記ヨークに前記工具(50)を係合させることができるように設けられていること、を特徴とするブレ補正装置である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、前記マグネット(13,15,18,20)又は前記ヨーク(12,14,17,19)と前記ベース部材(7,8)との間に間隔調整部材(30)を挿入することにより対向する前記マグネット同士の間隔を変更して前記アクチュエータの駆動力を調整可能な間隔調整部材挿入部(72p,72q,72r,72s,82p,82q,82r,82s)を有し、前記間隔調整部材挿入部は、前記係合部(72p,72q,72r,72s,82p,82q,82r,82s)と前記工具との関係により対向する前記マグネット同士の間隔を空けることにより、前記間隔調整部材を挿入可能であること、を特徴とするブレ補正装置である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)マグネットの取り付け及び/又は取り外しに使用する工具を係合及び/又は挿入することができる係合部を備えるので、マグネットの分解、組み立てを容易に行うことができる。
(2)係合部は、ベース部材に設けられた切り欠きであるので、新たに空間を占有することなく、また、コストアップせずにマグネットの分解、組み立てを容易に行うことができる。
(3)係合部の切り欠きには、完成品状態において、ブレ補正装置を構成する部材が配置されているので、完成品状態においても、係合部の切り欠きにより設けられた空間を有効に利用することができ、より小型の装置とすることができる。
(4)係合部は、ヨークに工具を係合させることができるように設けられているので、作業の効率を一層高めることができる。
(5)対向するマグネット同士の間隔を変更してアクチュエータの駆動力を調整可能な間隔調整部材挿入部を有しているので、駆動力の調整を容易に行うことができる。特に、間隔調整部材挿入部を、係合部と工具との関係により対向するマグネット同士の間隔を空けることにより、間隔調整部材を挿入可能とすれば、調整作業をより簡単かつ確実に行うことができる。
分解、組み立て、及び、駆動力の調整を容易に行うことができるブレ補正装置を提供するという目的を、工具の係合部を設けるという簡単な構成によって、スペースを多く占有することなく、また、コストアップすることなく実現した。
図1は、実施例1におけるブレ補正装置を示す図である。
図2は、実施例1におけるブレ補正装置を図1と反対側から示す図である。
図3は、実施例1におけるブレ補正装置を図1及び図2中に矢印で示したA−A’断面で切断して示した図である。なお、図3には、本来断面に現れない前マグネット13及び後マグネット15についても重ねて示している。
図4は、実施例1におけるブレ補正装置を図1及び図2中に矢印で示したB−B’断面で切断して示した図である。
ブレ補正レンズ1は、レンズ枠6に固定されており、光軸Iに略直交する方向にシフト移動することにより像ブレを補正するブレ補正光学系である。
レンズ枠6は、VCM40,41によってByの方向及びBxの方向に駆動される。このレンズ枠6には、2つのコイル11,16が固定されている。
VCM40は、図3に示すように、前ヨーク12、前マグネット13、コイル11、後マグネット15、及び後ヨーク14により構成されているアクチュエータである。
前ヨーク12は、ベース部材7に固定されており、前マグネット13は、前ヨーク12上に、自己の磁力により固定されている。
後ヨーク14は、ベース部材8に固定されており、後マグネット15は、後ヨーク14上に、自己の磁力により固定されている。
コイル11は、前マグネット13と後マグネット15との間に配置されている。
これらの構成を有したVCM40は、コイル11に電流を流すことにより、コイル11にByの方向に力を受けて、ブレ補正レンズ1を駆動することができる。
同様に、VCM41は、前ヨーク17、前マグネット18、コイル16、後マグネット20、後ヨーク19により構成されているアクチュエータである。
前ヨーク17は、ベース部材7に固定されており、前マグネット18は、前ヨーク17上に、自己の磁力により固定されている。
後ヨーク19は、ベース部材8に固定されており、後マグネット20は、後ヨーク19上に、自己の磁力により固定されている。
コイル16は、前マグネット18と後マグネット20の間に配置されている。
これらの構成を有したVCM41は、コイル16に電流を流すことにより、コイル16にBxの方向に力を受けて、ブレ補正レンズ1を駆動することができる。
ブレ補正レンズ1の位置を検出するための位置センサは、図2,図3に示すスリットが設けられているスリット部材25,26とLED21,22及びPSD23,24により構成されている。
LED21,22は、ベース部材8に固定されている。
スリット部材25,26は、レンズ枠6に固定されている。
PSD23,24は、ベース部材7に固定されている。
LED21,22から発せられる光は、スリット部材25,26に設けられているスリットを通り、PSD23,24に達する。
従って、ブレ補正レンズ1の移動した位置により、PSD23,24に達する光の位置が移動し、PSD23,24の出力信号が変化する。この信号によりブレ補正レンズ1の図2におけるBy,Bx方向の位置を検出することができる。
レンズ枠6は、図2,図4に示すように、ガイド軸9にフック部6d、6eで係合しており、レンズ枠6は、ガイド軸9に対して、ガイド軸9の長手方向に移動自在である。このガイド軸9は、ガイドアーム10に回転自在に固定されている。ガイドアーム10は、図6に示すように、ベース部材7のベース軸7d,7eに、その軸回りに回転自在に固定されている。
従って、レンズ枠6は、ガイド軸9により光軸I回りの回転が規制されているが、ガイ
ド軸9の長手方向に移動可能であり、しかも、ガイド軸9がその長手方向と略直角方向に変位可能であるので、By,Bx方向の両方向に、移動可能である。
ベース部材7は、ベース部材8に対する嵌合部7hを備えている。同様に、ベース部材8は、ベース部材7に対する嵌合部8hを備えている。そして、ベース部材7は、その嵌合部7hにベース部材8の嵌合部8hが嵌合しており、固定用ビス45,46,47によりスラスト方向から固定されている。
ベース部材8がベース部材7に対して嵌合した状態で、ブレ補正レンズ1及び前述したブレ補正レンズ1を駆動する駆動機構は、ベース部材7及びベース部材8によりケーシングされた状態となる。
ブレ補正レンズ1を保持するための保持機構は、図2,図4に示す摺動受け材101,102,103と、摺動コマ201,202,203及びバネ301,302,303により構成されている。
摺動受け材101,102,103は、ブレ補正レンズ1の周囲においてベース部材7に固定されている。
摺動コマ201,202,203は、レンズ枠6に摺動受け材101,102,103それぞれに相対する位置に固定されている。摺動受け材101,102,103及び摺動コマ201,202,203は、それぞれ接触し、摺動部を構成している。
また、レンズ枠6は、レンズ枠6のバネ掛け部6a,6b,6cとベース部材7のバネ掛け部7a,7b,7cとの間に掛け渡されたバネ301,302,303によって摺動受け材101,102,103に摺動コマ201,202,203が当接する方向に支持されている。
従って、レンズ枠6は、低負荷でしかもなめらかに可動可能な状態で、光軸I方向に浮
くことなく、ベース部材7に保持されている。
次に、ベース部材溝部7p,7q,7r,7s及びベース部材溝部8p,8q,8r,8sについて説明する。
図3において、前マグネット13と後マグネット15は、引き合う関係で配置されているのが通常である。同様に、前マグネット17と後マグネット20も、引き合う関係で配置されているのが通常である。
したがってベース部材7とベース部材8との間には、前マグネット13(17)と後マグネット15(20)とが互いに引き合う吸引力によって、分離困難な方向に力がかかることになる。
図5は、ベース部材溝部7p,7q付近を拡大して示した分解斜視図である。
ベース部材7には、前ヨーク12に大部分が覆われる位置にベース部材溝部7p,7qが設けられている。
ベース部材溝部7p,7qは、ベース部材7に設けられた切り欠きであり、後述する工具50を挿入することができる係合部としての機能を有している。
ベース部材7に対して前ヨーク12を取り付けるときには、前マグネット13が吸着した状態の前ヨーク12を、図5に示すような工具50の先端部50a,50bによって支持する。ここで、工具50の先端部50aと先端部50bとの間隔は、ベース部材溝部7pとベース部材溝部7qとの間隔と同等になっている。また、先端部50a,50bは、ベース部材溝部7p,7qに挿入することができるような寸法となっている。なお、工具50の材質については、特に限定する必要はないが、鉄等のマグネットに吸着する磁性体を用いると、前ヨークの保持を容易に行うことができる。
前ヨーク12を前マグネット13ごと工具50により保持したら、その状態で、ゆっくりと前マグネット13をベース部材7に設けられた孔7tに挿入する。
このようにすることにより、仮に、前マグネット13に対向する位置に既に後マグネット15が取り付けられていても、前マグネット13と後マグネット15との強力な吸引力により前マグネット13がベース部材7に衝突するような事故を防ぐことができる。
また、組み立て後であっても、ベース部材溝部7p,7qに工具50を挿入することによって、前ヨーク12を前マグネット13ごとベース部材7から容易に取り外すことができる。
ベース部材7には、ベース部材溝部7p,7qと同様に、前ヨーク18に対応した位置にベース部材溝部7r,7sが設けられている。
また、ベース部材8には、ベース部材7と同様に、後ヨーク14に対応した位置にベース部材溝部8p,8qが設けられ、後ヨーク19に対応した位置にベース部材溝部8r,8sが設けられている。
これらのベース部材溝部7r,7s及びベース部材溝部8p,8q,8r,8sの役割は、上述のベース部材溝部7p,7qと同様である。
したがって、前ヨーク12に固定された前マグネット13と同様に、後ヨーク14上に固定された後マグネット15、前ヨーク17上に固定された前マグネット18、後ヨーク19上に固定された後マグネット20のいずれの組み立て作業、及び、取り外し作業であっても、容易に行うことができる。
図6は、実施例2におけるブレ補正装置を示す図である。
図7は、実施例2におけるブレ補正装置を図6中に矢印で示したC−C’断面で切断して示した図である。なお、図7には、本来断面に現れない前マグネット13及び後マグネット15についても重ねて示している。
実施例2は、先に説明した実施例1に、間隔調整部材30を追加した形態であるので、前述した実施例1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
実施例2におけるベース部材7,8では、実施例1におけるベース部材7,8のベース部材溝部7p,7q,7r,7s及びベース部材溝部8p,8q,8r,8sの幅を広げて、ベース部材溝部72p,72q,72r,72s及びベース部材溝部82p,82q,82r,82sとしている。これらベース部材溝部72p,72q,72r,72s及びベース部材溝部82p,82q,82r,82sは、実施例1と同様に工具50が挿入される係合部としての機能の他に、後述する間隔調整部材30を挿入する間隔調整部材挿入部としての機能も有している。
間隔調整部材30は、ベース部材溝部72p,72q,72r,72s及びベース部材溝部82p,82q,82r,82sの溝幅よりも幅が狭く、かつ、これらの溝深さよりも高さの高い部材である。
間隔調整部材30をベース部材溝部72p,72q,72r,72s及びベース部材溝部82p,82q,82r,82sに挿入した状態で、前ヨーク12,後ヨーク14,前ヨーク17,後ヨーク19をベース部材7,8に取り付けると、間隔調整部材30の無い状態と比べて、前マグネット13と後マグネット15との間隔d1、及び、前マグネット18と後マグネット20との間隔d2を広げることができる。これらマグネットの間隔を変更することにより、マグネット間に生じている磁界の強度を調整することができ、アクチュエータ40,41の駆動力を容易に調整することができる。
なお、マグネットの間隔を変更するのは、ベース部材7,8の厚さを変更しても行えるが、そのようにするには、ベース部材7,8の金型を修正する必要があり、その修正は、簡単に行うことができない。一方、本実施例のように、間隔調整部材30は、小型で簡単な形状の部材であるので、複数種類の厚さの間隔調整部材30を用意しておくことが簡単に行え、また、それらを選択的に使用することもでき、調整の自由度も高い。
なお、上述のように、本実施例のブレ補正装置では、間隔調整部材30の幅は、ベース部材溝部72p,72q,72r,72s及びベース部材溝部82p,82q,82r,82sの溝幅よりも幅が狭くなっているので、間隔調整部材30を挿入した状態であっても、ベース部材溝部72p,72q,72r,72s及びベース部材溝部82p,82q,82r,82sに工具を挿入することができる。したがって、前ヨーク12上の前マグネット13、後ヨーク14上の後マグネット15、前ヨーク17上の前マグネット18、後ヨーク19上の後マグネット20のいずれについても、組み立て作業、取り外し作業、及び間隔調整作業を容易に行うことができる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)各実施例において、ベース部材溝部7p,7q,7r,7s、及び、ベース部材溝部8p,8q,8r,8sには、工具を挿入可能なように他の部品を配置していない例を示したが、これに限らず、例えば、LED21,22及びコイル11、16の電力供給用配線や、ブレ補正光学系を所定の位置に保持するロック機構のアクチュエータ(不図示)の電力供給配線等を通したり、ブレ補正ユニットが完成した後にレンズ鏡筒内に組み込まれた状態でより大きな部品を配置したりする等、ブレ補正装置を構成する部品を配置してもよい。
(2)各実施例において、ブレ補正装置は、対向して配置されたマグネットを有している例を示したが、これに限らず、例えば、前マグネット12,17、又は、後マグネット15,20の一方のみを有し、対向する位置にヨークを有するブレ補正装置において、上記実施例と同様に溝部を設けてもよいし、対向するヨークが設けられている側に溝部等の係合部を設けてもよい。
(3)各実施例において、ベース部材7、ベース部材8の双方にベース部材溝部を設けた例を示したが、これに限らず、例えば、ベース部材7、ベース部材8のいずれか一方のみにベース部材溝部を設けてもよい。
(4)各実施例において、ベース部材7及びベース部材8にベース部材溝部をそれぞれ4箇所設けた例を示したが、これに限らず、例えば、ベース部材溝部を4箇所以上としてもよいし、4箇所以下としてもよい。
(5)各実施例において、ベース部材溝部の一部に間隔調整部材30を挿入する間隔調整部材挿入部を形成した例を示したが、これに限らず、例えば、ベース部材溝部以外の部分に間隔調整部材挿入部を設けてもよい。
(6)各実施例において、ベース部材溝部7p〜7s,8p〜8sを工具50の挿入ができる係合部として形成した例を示したが、これに限らず、例えば、前ヨーク14,19又は後ヨーク14,19の一部を曲げたり、削ったりして、工具が係合することができる形状にして係合部としてもよい。このようにすることにより、ヨークの保持をより確実に行うことができるので、作業性をより高めることができる。
実施例1におけるブレ補正装置を示す図である。 実施例1におけるブレ補正装置を図1と反対側から示す図である。 実施例1におけるブレ補正装置を図1及び図2中に矢印で示したA−A’断面で切断して示した図である。 実施例1におけるブレ補正装置を図1及び図2中に矢印で示したB−B’断面で切断して示した図である。 ベース部材溝部7p,7q付近を拡大して示した分解斜視図である。 実施例2におけるブレ補正装置を示す図である。 実施例2におけるブレ補正装置を図6中に矢印で示したC−C’断面で切断して示した図である。
符号の説明
1 ブレ補正レンズ
6 レンズ枠
7 ベース部材
7p,7q,7r,7s ベース部材溝部
72p,72q,72r,72s ベース部材溝部
8 ベース部材
8p,8q,8r,8s ベース部材溝部
82p,82q,82r,82s ベース部材溝部
11,16 コイル
12,17 前ヨーク
13,18 前マグネット
14,19 後ヨーク
15,20 後マグネット
21,22 LED
23,24 PSD
25,26 スリット部材
30 間隔調整部材
40,41 VCM
50 工具
50a,50b 先端部
101,102,103 摺動受け材
201,202,203 摺動コマ
301,302,303 バネ

Claims (6)

  1. 磁力を用いて被駆動部材を駆動するアクチュエータを有し、像のブレを補正するブレ補正装置であって、
    前記アクチュエータの一部を形成し、ベース部材に配置されたマグネットと、
    前記マグネットの取り付け及び/又は取り外しに使用する工具を係合及び/又は挿入することができる係合部と、
    を備えるブレ補正装置。
  2. 請求項1に記載のブレ補正装置において、
    前記マグネットは、他のマグネット及び/又はヨークと対向して配置されていること、
    を特徴とするブレ補正装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のブレ補正装置において、
    前記係合部は、前記ベース部材に設けられた切り欠きであること、
    を特徴とするブレ補正装置。
  4. 請求項3に記載のブレ補正装置において、
    前記係合部の切り欠きには、完成品状態において、ブレ補正装置を構成する部材が配置されていること、
    を特徴とするブレ補正装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、
    前記マグネットは、ヨークを介して前記ベース部材に配置されており、
    前記係合部は、前記ヨークに前記工具を係合させることができるように設けられていること、
    を特徴とするブレ補正装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のブレ補正装置において、
    前記マグネット又は前記ヨークと前記ベース部材との間に間隔調整部材を挿入することにより対向する前記マグネット同士の間隔を変更して前記アクチュエータの駆動力を調整可能な間隔調整部材挿入部を有し、
    前記間隔調整部材挿入部は、前記係合部と前記工具との関係により対向する前記マグネット同士の間隔を空けることにより、前記間隔調整部材を挿入可能であること、
    を特徴とするブレ補正装置。
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JP2016042146A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 リコーイメージング株式会社 像振れ補正装置および光学機器

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