JP2005338548A - 静電荷現像用トナー - Google Patents

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泰光 藤野
Mitsutoshi Nakamura
光俊 中村
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Abstract

【課題】 低温定着プロセスに用いることが出来、更には、耐熱保管性があり、しかも機械的強度が高い静電荷現像用トナーを提供する。
【解決手段】 少なくとも1種の重縮合系樹脂重合体からなる一次微粒子の分散液と、少なくとも1種の重縮合系樹脂以外の熱可塑性樹脂重合体からなる一次微粒子の分散液、及び、着色剤微粒子分散液を混合し、これを撹拌しながら塩析剤を添加して、各微粒子を凝集、融着させて製造される静電荷現像用トナーであって、融着後のトナー粒子の構造が、着色剤微粒子を含み重縮合系樹脂以外の熱可塑性樹脂重合体を含む内層と、重縮合系樹脂を含み着色剤微粒子を実質的に含有しない外層からなる、コア−シェル構造であることを特徴とする静電荷現像用トナー。
【選択図】 なし

Description

本発明は静電価現像用トナーに関する。
近年、静電荷現像用トナーの分野では、市場からの高画質化の要求に応じてそれに適した電子写真装置、及びこれに使用可能なトナーの開発が急ピッチで進められている。
例えば、高画質化に対応したトナーとしては、粒径分布がシャープであることが求められている。トナーの粒径が揃い、粒径分布をシャープにすると、個々のトナー粒子毎の現像挙動が揃うことにより、微小ドット再現性が著しく向上する。しかしながら、トナーの粒径分布をシャープにすることは容易なことではない。
対応策として、トナー粒子の形状や粒度分布を任意に制御可能なトナー製造方法が求められ、乳化重合凝集法が注目されている。この方法は、予め乳化重合により重合体一次粒子分散液を調製しておき、別途、着色剤微粒子分散液や必要に応じてワックス分散液等を調製し、これらを混合、撹拌しながら無機金属塩等の適当な凝集剤を添加して凝集させた後、加熱によって重合体樹脂を融着・融合させてトナーを得るものである。
一方、電子写真装置に対する省エネルギー化の要求も高まっている。トナーの定着プロセスに於いては大きなエネルギーが必要であり、その対応策としてトナーに対する低温定着機能が強く求められ、様々な検討がなされている(例えば、特許文献1、2参照)。
更に、複写機の高速化、及び省スペース化への時流からも、より一層の低温定着性に優れたトナーが望まれている。
トナーの定着機能に関わる熱溶融特性は、用いられるバインダー樹脂の熱物性に大きく依存しており、定着温度を下げる為には樹脂の融点や溶融粘度を下げる必要があるが、反面、耐熱保管性や機械的強度が低下する。
これに対し、トナー粒子の構造を、低融点のコア層に比較的高融点のシェル層を被覆させたいわゆるコアーシェル構造とし、定着性を維持しつつ耐熱保管性の確保を試みた例があるが、懸濁重合法によって製造されるため、高画質化に対応した粒径分布のシャープなトナーを得ることは困難である(例えば、特許文献3参照)。
また、上記実質的に含有しないとは、含有していたとしても本来の機能を発揮するに必要な量以下の量であるという意味であり、具体的には含有していたとしても通常の含有量の数質量%、またはそれ以下の量しか含有していないという意味である。
特開2003−057877号公報 特開2004−020575号公報 特開2002−091060号公報
本発明は、低温定着プロセスに用いることが出来、更には、耐熱保管性があり、しかも機械的強度が高い静電荷現像用トナーを提供することを目的とする。
本発明の目的は、少なくとも熱可塑性結着樹脂および着色剤からなるコア粒子表面に、
重縮合系樹脂からなるシェル層が形成されたコア−シェル型構造を有する静電荷現像用トナーにより達成される。
即ち、下記構成を有することにより、本発明の目的は達成される。
(請求項1)
少なくとも1種の重縮合系樹脂重合体からなる一次微粒子の分散液と、少なくとも1種の重縮合系樹脂以外の熱可塑性樹脂重合体からなる一次微粒子の分散液、及び、着色剤微粒子分散液を混合し、これを撹拌しながら塩析剤を添加して、各微粒子を凝集、融着させて製造される静電荷現像用トナーであって、融着後のトナー粒子の構造が、着色剤微粒子を含み重縮合系樹脂以外の熱可塑性樹脂重合体を含む内層と、重縮合系樹脂を含み着色剤微粒子を実質的に含有しない外層からなる、コア−シェル構造であることを特徴とする静電荷現像用トナー。
(請求項2)
前記重縮合系樹脂重合体からなる一次微粒子が、内殻を形成する重縮合系樹脂微粒子の表面に内殻樹脂とは異なる樹脂を被覆処理したカプセル化樹脂微粒子であることを特徴とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
(請求項3)
前記重縮合系樹脂が、ポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
(請求項4)
前記重縮合系樹脂のTgが55℃以上であることを特徴とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
本発明においては、コア粒子表面にシェル層を有する為、コア粒子とシェル層とで異なる機能を分離して保持することができ、結果として低温定着性と共に、耐熱保管性、及び機械的強度を有効に確保する事ができるのである。
本発明によれば、トナーの良好な耐熱保管性、機械的強度を確保しつつ、優れた低温定着性を実現できる。
本発明の静電荷現像用トナーは、少なくとも熱可塑性樹脂重合体と着色剤からなるコア粒子表面に重縮合系樹脂からなるシェル層が形成された、コア−シェル型構造のトナーである。
シェル層は重縮合系樹脂からなり、当該樹脂の種類は特に制限されないが、ポリエステル系樹脂を用いることが好ましい。これは、ポリエステル樹脂が、その構造上カルボキシル基や水酸基を有しているために分子間水素結合を形成しやすく、非溶融状態における見かけ上の分子量が大きくなる事から、樹脂を低温定着が可能な低分子量設計としても実用に足る耐熱性と機械的強度を維持できるためである。
本発明のコア−シェル化トナーの製造方法は、少なくともスチレン、アクリル系等の付加重合系樹脂の微粒子分散液、重縮合系樹脂であるポリエステル系樹脂等の親水性樹脂微粒子の分散液、及び着色剤微粒子分散液を混合した後、無機金属塩を添加して各微粒子を凝集させ、さらにこれら樹脂のTg以上、Tm近傍まで加熱することによって、水との親和性の差に基づく樹脂の相分離を起こしコア−シェル構造を形成させる。
なお、コア−シェル構造への層分離については、本発明の目的が達成できる程度に成されていればよいことはいうまでもない。
本発明に於いて、シェル層の形成に用いられる重縮合系樹脂微粒子は、未処理の重縮合系樹脂微粒子、あるいは表面層を内殻となる重縮合系樹脂とは異なる樹脂によって被覆されたカプセル化重縮合系樹脂微粒子のいずれであってもよい。コア粒子を形成する樹脂微粒子と重縮合系樹脂微粒子の表面物性(例えばζ電位等)が著しく異なり、粒子の凝集制御(ヘテロ凝集制御)が困難である場合は、重縮合系樹脂微粒子表面を他の樹脂で被覆処理することで凝集制御が可能となる。
上記重縮合系樹脂微粒子の被覆に用いられる樹脂としては、コア粒子の形成に用いた結着樹脂と同じものか、同等の表面物性を有する樹脂が好ましく用いられ、このような樹脂によって被覆されたカプセル化重縮合系樹脂微粒子を用いることで、同種樹脂同士の凝集を抑制して所望の樹脂組成のトナー粒子が調製できる。
(トナー粒子のコアを形成する重合体の一次微粒子分散液)
本発明のトナーに於いて、コア−シェル構造のトナーのコアを形成する熱可塑性重合体の一次粒子としては、(メタ)アクリル酸エステル系樹脂、及び芳香族ビニル系樹脂等のラジカル重合型樹脂等を挙げることができる。
重合体一次微粒子は、体積平均粒径が20〜250nm、好ましくは40〜200nm程度の樹脂微粒子が調製可能であれば、いかなる製造法によって製造されてもよく、乳化重合法、懸濁重合法、乳化分散法等の湿式法が適用できる。
例えば、ビニル系樹脂等のラジカル重合型樹脂の重合体一次微粒子分散液を調製する場合には、通常、乳化重合法が用いられる。
乳化重合法による重合体一次微粒子を得るための重合性単量体としては、ラジカル重合性単量体を必須の構成成分とし、また、必要に応じて架橋剤を使用することもできる。かかるラジカル重合性単量体としては、例えば芳香族系ビニル単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体等を挙げることができる。
芳香族系ビニル単量体としては、例えばスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p−クロロスチレン、p−エチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、3,4−ジクロロスチレン等のスチレン系単量体およびその誘導体が挙げられる。
(メタ)アクリル酸エステル系単量体としては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、β−ヒドロキシアクリル酸エチル、γ−アミノアクリル酸プロピル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル等が挙げられる。
樹脂の分子量を調整する為には、一般的に用いられる連鎖移動剤を用いることが可能である。用いられる連鎖移動剤としては、特に限定されるものではなく例えばオクチルメルカプタン、ドデシルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン等のメルカプタン、およびスチレンダイマー等が使用される。
本実施形態のトナーに用いられるラジカル重合開始剤は水溶性であれば適宜使用が可能である。例えば過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、4,4’−アゾビス4−シアノ吉草酸及びその塩、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)塩等のアゾ系化合物、パーオキシド化合物等が挙げられる。
更に上記ラジカル重合開始剤は、必要に応じて還元剤と組み合わせたレドックス系開始剤として使用してもよい。レドックス系開始剤を用いる事で、重合活性が上昇し重合温度の低下が図れ、更に重合時間の短縮が期待できる。
前記ラジカル重合性単量体を使用して乳化重合を行う際、使用することのできる界面活性剤としては特に限定されるものでは無いが、下記のイオン性、及びノニオン性界面活性剤が好適に用いられる。
イオン性界面活性剤としては、スルホン酸塩(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アリールアルキルポリエーテルスルホン酸ナトリウム、3,3−ジスルホンジフェニル尿素−4,4−ジアゾ−ビス−アミノ−8−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウム、オルト−カルボキシベンゼン−アゾ−ジメチルアニリン、2,2,5,5−テトラメチル−トリフェニルメタン−4,4−ジアゾ−ビス−β−ナフトール−6−スルホン酸ナトリウムなど)、硫酸エステル塩(ドデシル硫酸ナトリウム、テトラデシル硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウムなど)、脂肪酸塩(オレイン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、カプリン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、カプロン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、オレイン酸カルシウムなど)などが挙げられる。
ノニオン性界面活性剤としては、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイドとポリエチレンオキサイドの組み合わせ、ポリエチレングリコールと高級脂肪酸とのエステル、アルキルフェノールポリエチレンオキサイド、高級脂肪酸とポリエチレングリコールのエステル、高級脂肪酸とポリプロピレンオキサイドのエステル、ソルビタンエステル等をあげることができるが、必要に応じて前述したイオン性界面活性剤と併用して重合を行っても良い。
本実施形態において、ノニオン性界面活性剤は乳化重合時の乳化剤として使用される他、凝集工程における各微粒子の分散安定化、及び分散された微粒子の凝集力を調整する目的で使用される。すなわち、ノニオン性界面活性剤はその曇点以上では粒子の分散安定化力が著しく低下する為、微粒子分散液の調製時に適当な量をイオン性界面活性剤と共存させておいたり、会合系に予め適当量添加しておくことで、凝集温度の制御に基づき粒子間の凝集力を調整することが可能となり、粒子の凝集の均一性、及び効率化が実現できる。
(重縮合系樹脂微粒子分散液)
重縮合系樹脂としてはポリエステル系樹脂が好適に用いられ、アルコール成分としてエーテル化ジフェノール類を、酸成分として芳香族ジカルボン酸類を含有するものが好ましい。
上記エーテル化ジフェノール類としては、例えば、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等を挙げることができる。
また、上記エーテル化ジフェノール類とともに、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール等のジオール類、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン等を使用してもよい。
上記芳香族ジカルボン酸類としては、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族ジカルボン酸、その酸無水物またはその低級アルキルエステル等が使用可能である。
フマール酸、マレイン酸、コハク酸、炭素数4〜18のアルキルまたはアルケニルコハク酸等の脂肪族ジカルボン酸、その酸無水物またはその低級アルキルエステル等の脂肪族ジカルボン酸を使用してもよい。
また、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸(トリメリット酸)、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサンントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、これらの無水物、低級アルキルエステル等の多価カルボン酸類をポリエステル樹脂の酸価の調整、樹脂強度の向上の目的で透光性等を損なわない範囲で少量使用してもよい。本樹脂のTgは55℃以上がよい。
重縮合樹脂微粒子分散液の調製は、重縮合樹脂を非水溶性有機溶媒に溶解させた後、水系媒体中に乳化分散させる方法にて行う。
用いられる非水溶性有機溶剤は、例えばトルエン、ベンゼン、キシレン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチル、シュウ酸ジメチル、シュウ酸ジエチル、コハク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、エチレングリコールモノアセタート、ジエチレングリコールモノアセタート、エタノール、プロパノール、ブタノール、ジアセトンアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、N,N−ジメチルホルムアミド、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、2−メトキシエチルアセテート、2−エトキシエチルアセテート等が挙げられ、これらは単独あるいは二種類以上を併用して使用してもよい。
非水溶性有機溶媒に重縮合樹脂を溶解させるには、ボールミル、サンドミル、ホモミキサー、超音波ホモジナイザーなどの装置を用いることができる。
次いで上記樹脂溶液を水系媒体中に乳化分散しO/W型エマルジョンを形成する。なお、O/W型エマルジョンとは、水系媒体中に油性液体が液滴となって分散している状態の懸濁液を指す。
このような水系媒体には適当な分散安定剤を添加することが好ましい。例えばポリビニールアルコール、ゼラチン、アラビアゴム、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩、ドデシルベンゼン硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、オクチル硫酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、燐酸カルシウム、燐酸マグネシウム、燐酸アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、ベントナイト等が挙げられ、これらの分散安定剤は0.05〜3質量%使用できる。
O/W型エマルジョンを形成するためには、ホモミキサーなどの撹拌装置を用いて、樹脂溶液と水系媒体との混合系を十分に撹拌する方法を採用することができる。
次に、O/W型エマルジョンを撹拌しながら加熱して非水溶性有機溶剤を除去することにより、樹脂微粒子分散液を得ることができる。
(カプセル化重縮合系樹脂微粒子)
本発明においてシェル層を有する重縮合系樹脂微粒子として、カプセル化重縮合系樹脂微粒子を用いる場合は、次のようにしてカプセル化微粒子を調製して用いる。先ず、重縮合系樹脂を前述した乳化分散法によって体積平均粒径が20〜400nm、好ましくは40〜300nm程度の重縮合系樹脂微粒子分散液を調製し、この微粒子を内殻として、これにシード重合法、あるいは乳化重合法、乳化分散法のいずれかの方法によって形成された内殻樹脂とは異なる樹脂微粒子を付着させる事によってカプセル化重縮合系樹脂微粒子分散液を調製する。
(着色剤微粒子分散液)
本発明に於いて使用される着色剤としては、従来からモノクロやフルカラートナー用の着色剤として使用されている公知の顔料が使用可能である。例えば、カーボンブラック、アニリンブルー、カルコイルブルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロリド、銅フタロシアニン、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラック、ローズベンガル、C.I.ピグメント・レッド48:1、C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメント・レッド57:1、C.I.ピグメント・レッド184、C.I.ピグメント・イエロー97、C.I.ピグメント・イエロー12、C.I.ピグメント・イエロー17、C.I.ソルベント・イエロー162、C.I.ピグメント・イエロー180、C.I.ピグメント・イエロー185、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:3等を挙げることができる。
着色剤微粒子分散液は、着色剤を水系媒体中に分散することにより調製することができる。着色剤の分散処理は、水中で界面活性剤濃度を臨界ミセル濃度(CMC)以上にした状態で行われる。用いられる界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤やノニオン系界面活性剤が使用でき、これらを単独、あるいは適当な組成で混合して使用すればよい。着色剤の分散処理に使用する分散機は特に限定されないが、好ましくは超音波分散機、機械的ホモジナイザーや圧力式ホモジナイザー等の加圧分散機、サンドグラインダー、ダイヤモンドファインミル等の媒体型分散機が挙げられる。また、使用される界面活性剤としては、前述の界面活性剤と同様のものを挙げることができる。
本発明においてはトナー粒子に離型剤、帯電制御剤および磁性粉等が含有されていてもよい。特に、本発明のトナーをフルカラー画像形成装置において使用されるフルカラートナーとして使用する場合、およびローラ等の定着部材に塗布される離型用オイルの量が低減されたタイプの定着装置を有する画像形成装置に使用する場合、離型剤をトナー粒子に含有されるのが好ましい。
(離型剤分散液)
離型剤としてはワックスを使用する。ワックスとしては静電荷像現像用トナーの分野で公知のワックスが使用可能であり、例えば、ポリエチレンワックスおよびポリプロピレンワックス等のポリオレフィン系ワックス、カルナウバワックスおよびライスワックス等の天然ワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、パラフィン系ワックス等を挙げることができる。バインダー樹脂としてポリエステル系樹脂を用いる場合においては、分散性向上の観点から、酸化型のワックスを用いることが好ましい。
離型剤の分散処理は、前記着色剤分散液の調製と同様の方法で行うことができるが、離
型剤の添加量はバインダー樹脂100質量部に対して0.5〜12質量部、好ましくは1〜10質量部が好適である。離型剤として2種以上のワックスを使用する場合は、それらの合計量が上記範囲内であればよい。
(帯電制御剤)
帯電制御剤としては、従来から静電荷像現像用トナーの分野で帯電性を制御するために添加されている公知の帯電制御剤が使用可能である。例えば、フッ素系界面活性剤、サリチル酸金属錯体、アゾ系金属化合物のような含金属染料、マレイン酸を単量体成分として含む共重合体の如き高分子酸、第4級アンモニウム塩、ニグロシン等のアジン系染料、カーボンブラック等を使用することができる。帯電制御剤は、用いるバインダー樹脂全質量部に対し、0.01〜5質量部、好ましくは0.05〜3質量部の割合で用いればよい。
(トナーの製造方法)
本実施形態のトナー製造方法の一例としては、前記トナー粒子のコアを形成する重合体の一次微粒子分散液と、重縮合系樹脂微粒子分散液、及び着色剤微粒子分散液等を混合し、各微粒子を凝集、融着させてコア−シェル化トナー粒子を得る工程、得られたコア−シェル化トナー粒子の分散液から当該トナー粒子を濾別し、当該トナー粒子から界面活性剤などを除去する濾過・洗浄工程、洗浄処理されたトナー粒子を乾燥する乾燥工程から構成される。以下に、各工程の概要について説明する。
コア−シェル化トナー粒子を得る工程は、コアを形成する重合体の一次微粒子分散液、シェル層を形成する重縮合系樹脂の微粒子分散液、及び着色剤微粒子分散液等を水系媒体中にて混合し、各微粒子を塩析により凝集させ、さらにTg以上で加熱することにより融着させる。当該工程においては、樹脂微粒子や着色剤微粒子とともに、ワックス微粒子や荷電制御剤などの内添剤微粒子なども同時に融着させてもよい。
各微粒子を凝集、融着させる方法としては、樹脂微粒子や着色剤微粒子等が存在している水系媒体中に、アルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩等からなる塩析剤を臨界凝集濃度以上の凝集剤として添加した後、この媒体を加熱することによって行われる。
ここで用いられる塩析剤としては、アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩が挙げられ、アルカリ金属としては、リチウム、カリウム、ナトリウム等の1価の金属が、アルカリ土類金属として、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム等の2価の金属を挙げることができ、更に2価以上のアルミニウム等の塩も用いることができる。好ましくはカリウム、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム等が挙げられ、塩を構成するものとしては、塩素塩、臭素塩、沃素塩、炭酸塩、硫酸塩等が挙げられる。
コア粒子とシェル層との配合質量比、すなわちコア粒子を構成する全樹脂微粒子とシェル層を構成する重縮合系樹脂微粒子との配合質量比(コア:シェル)は(100:1〜100:50)、特に(100:5〜100:30)であることが好ましい。
シェル層の形成を確認する方法としては、エポキシ樹脂中にトナー粒子を分散・硬化させた後、ミクロトームを用いて薄片状のサンプルを切り出し、四三酸化ルテニウムを用いてトナーの染色を施し、透過型電子顕微鏡(TEM)にて確認する。
濾過・洗浄工程は、上記の工程で得られたトナー粒子の分散液から当該トナー粒子を濾別する濾過処理と、濾別されたトナー粒子から共存する界面活性剤や塩析剤などを除去する洗浄処理とを行うものである。ここで、濾過処理方法としては、遠心分離法、ヌッチェ等を使用して行う減圧濾過法、フィルタープレス等を使用して行う濾過法などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
乾燥工程は、洗浄処理されたトナー粒子を乾燥処理する工程である。この工程で使用される乾燥機としては、スプレードライヤー、真空凍結乾燥機、減圧乾燥機などを挙げることができ、静置棚乾燥機、移動式棚乾燥機、流動層乾燥機、回転式乾燥機、撹拌式乾燥機などが好ましく使用される。乾燥処理されたトナー粒子の水分は、5質量%以下であることが好ましく、更に好ましくは2質量%以下とされる。なお、乾燥処理されたトナー粒子同士が、弱い粒子間引力で凝集している場合には、当該凝集体を解砕処理してもよい。ここに、解砕処理装置としては、ジェットミル、ヘンシェルミキサー等の機械式の解砕装置を使用することができる。
以上のような工程にて製造されたトナー粒子に外添処理を施す際、用いられる外添剤としては、静電荷像現像用トナーの分野で流動性調整剤として使用されている公知の無機微粒子が使用可能であり、例えば、炭化ケイ素、炭化ホウ素、炭化チタン、炭化ジルコニウム、炭化ハフニウム、炭化バナジウム、炭化タンタル、炭化ニオブ、炭化タングステン、炭化クロム、炭化モリブテン、炭化カルシウム、ダイヤモンドカーボンラクタム等の各種炭化物、窒化ホウ素、窒化チタン、窒化ジルコニウム等の各種窒化物、ホウ化ジルコニウム等の各種ホウ化物、酸化チタン(チタニア)、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化銅、酸化アルミニウム、シリカ、コロイダルシリカ等の各種酸化物、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ストロンチウム等の各種チタン酸化合物、二硫化モリブデン等の硫化物、フッ化マグネシウム、フッ化炭素等の各種フッ化物、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の各種金属石鹸、滑石、ベントナイト等の各種非磁性無機微粒子を単独あるいは組み合わせて用いることができる。
無機微粒子、特にシリカ、酸化チタン、アルミナ、酸化亜鉛等は、シランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、シリコーンオイル、シリコーンワニス等の従来から使用されている疎水化処理剤、さらにはフッ素系シランカップリング剤、またはフッ素系シリコーンオイル、さらにアミノ基や第4級アンモニウム塩基を有するカップリング剤、変性シリコーンオイル等の処理剤を用いて公知の方法で表面処理されていることが好ましい。
外添剤として使用される無機微粒子の平均1次粒径は5〜100nm、好ましくは10〜50nm、より好ましくは20〜40nmである。
有機微粒子としては、クリーニング助剤等の目的で乳化重合法、ソープフリー乳化重合法、非水分散重合法等の湿式重合法、気相法等により造粒した、スチレン系、(メタ)アクリル系、ベンゾグアナミン、メラミン、テフロン(登録商標)、シリコン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の微粒子を用いることができる。
本実施形態のトナーはフルカラー画像形成装置において使用されるフルカラートナーとして使用されても、またはモノクロ画像形成装置において使用されるモノクロトナーとして使用されてもよい。
(画像形成に用いられる装置)
本発明のトナーは、いかなるタイプの定着装置を有する画像形成装置に使用されてもよいが、ローラ等の定着部材に塗布される離型用オイルの量が低減されたタイプの定着装置、すなわち離型用オイルの塗布量が4mg/m2以下の定着装置、特に離型用オイルを塗布しないタイプの定着装置を有する画像形成装置に使用されることが好ましい。
以下、実施例をもって本実施形態のトナーについて詳細に説明する。なお、本文中「部」とは「質量部」を示す。
(ワックス分散液(1)の調製)
蒸留水680部、カルナウバワックス(セラリカ野田社製)180部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ネオゲンSC、第一工業製薬社製)17部を混合し、高圧せん断をかけて乳化分散させワックス微粒子分散液を得た。ワックス微粒子の粒径を動的光散乱粒度分布測定装置、ELS−800(大塚電子工業社製)を用いて測定した所、平均粒径は110nmであった。
(ワックス分散液(2)の調製)
蒸留水680部、ペンタエリスリトールエステル(ユニスターH476 日本油脂社製)180部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ネオゲンSC;第一工業製薬社製)17部を混合し、高圧せん断をかけて乳化分散させワックス微粒子分散液を得た。ワックス微粒子の粒径を動的光散乱粒度分布測定装置、ELS−800(大塚電子工業社製)を用いて測定した所、平均粒径は130nmであった。
(着色剤微粒子分散液(1)の調製)
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ネオゲンSC;第一工業製薬社製)10部を蒸留水180部に溶解させ、これに着色剤微粒子としてカーボンブラック(リーガル330R;キャボット社製)25部を加えて分散させ、着色剤微粒子分散液(1)を得た。分散させたカーボンブラックの粒径を動的光散乱粒度分布測定装置、ELS−800(大塚電子工業社製)を用いて測定した所、平均粒径は106nmであった。
(着色剤微粒子分散液(2)の調製)
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ネオゲンSC;第一工業製薬社製)10部を蒸留水180部に溶解させ、これに着色剤微粒子としてシアン顔料(銅フタロシアニンB15:3;大日精化社製)25部を加えて分散させ、着色剤微粒子分散液(2)を得た。分散させた着色剤微粒子の粒径を動的光散乱粒度分布測定装置、ELS−800(大塚電子工業社製)を用いて測定した所、平均粒径は110nmであった。
(重合体一次微粒子分散液(1)の調製)
撹拌装置、冷却管、温度センサーを備えた反応器に、蒸留水450部、ドデシル硫酸ナトリウム0.56部を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら80℃に昇温した後、これに1質量%過硫酸カリウム水溶液120部を添加した。次に、下記組成のモノマー混合液1を1.5時間かけて添加した後、更に2時間保持し重合を完結させた。重合反応終了後、内容物を室温まで冷却し、乳白色の重合体一次微粒子分散液を得た。重合体の質量平均分子量は11,000、Tgは48℃、Tmは88℃、動的光散乱粒度分布測定装置(ELS−800;大塚電子工業社製)で測定した平均粒径は120nmであった。
〔モノマー混合液1〕
スチレン 105部
アクリル酸ブチル 50部
n−オクチルメルカプタン 6部
(樹脂粒子およびトナーの物性測定方法)
なお、樹脂粒子および、後記するトナーの物性測定方法は下記の如く行った。
・ガラス転移温度Tg
示差走査熱量計(DSC−200:セイコー電子社製)を用い、測定する試料10mgを精密に秤量して、これをアルミニウムパンに入れ、リファレンスとしてアルミナをアルミニウムパンに入れたものを用い、昇温速度30℃/minで常温から200℃まで昇温させた後、これを冷却し、昇温速度10℃/minで20〜120℃の間で測定を行い、この昇温過程で30〜90℃の範囲におけるメイン吸熱ピークのショルダー値をガラス転移点とした。
・軟化点Tm
フローテスター(CFT−500:島津製作所社製)を用い、測定する試料1.0gを秤量し、径1.0mm×長さ1.0mmのダイを使用し、昇温速度3.0℃/min、予熱時間180秒、荷重30kg、測定温度範囲60〜180℃の条件で測定を行い、上記の試料が1/2流出したときの温度を軟化点とした。
・分子量
ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(807−IT型:日本分光工業社製)を用いて測定した。カラム温度を40℃に保ちながら、キャリア溶媒としてテトラヒドロフランを1kg/cm2で流し、測定する試料30mgをテトラヒドロフラン20mlに溶解し、この溶液0.5mgを上記のキャリア溶媒とともに装置内に導入して、ポリスチレン換算により求めた。
・トナーの体積平均粒径
体積平均粒径(D50)は、コールターマルチサイザーII(コールタカウンタ社製)を用いて、アパチャーチューブ50μmを用いて測定した。
(重合体一次微粒子分散液(2)の調製)
撹拌装置、冷却管、温度センサーを備えた反応器に、蒸留水450部、ドデシル硫酸
ナトリウム0.56部を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら80℃に昇温した後、これに1質量%過硫酸カリウム水溶液120部を添加した。次に、下記組成のモノマー混合液2を1.5時間かけて添加した後、更に2時間保持し重合を完結させた。重合反応終了後、内容物を室温まで冷却し、乳白色の重合体一次微粒子分散液を得た。重合体の質量平均分子量は9,800、Tgは45℃、Tmは79℃、動的光散乱粒度分布測定装置(ELS−800 ; 大塚電子工業社製)で測定した平均粒径は110nmであった。
〔モノマー混合液2〕
スチレン 102部
アクリル酸ブチル 58部
n−オクチルメルカプタン 8部
(ポリエステル樹脂微粒子分散液(1)の調製)
撹拌機、蒸留塔、温度計および窒素導入管を取り付けたガラス製4つ口フラスコに、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物9モル、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物1モル、テレフタル酸8モル、コハク酸1モルの比率で仕込んだ。これをマントルヒーター中、窒素気流下にて180℃まで昇温し、そこで酸およびアルコール成分の総仕込量に対して0.14質量%の重合開始剤(ジブチル錫オキシド)を加え、撹拌しながら加熱することにより反応させた。反応の進行は、酸価を測定することにより追跡し、所定の酸価に達した時点で反応を終了させて、重量平均分子量が11,000、Tgが59℃、Tmが95℃、酸価が30.1のポリエステル樹脂Aを得た。
次に、ビーカー内に上記ポリエステル樹脂A 20部、酢酸エチル70部、MEK30部を入れ、TKホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて10000rpmで撹拌し、均一に溶解させてポリエステル樹脂溶液を調製した。
一方、450部のイオン交換水に分散剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)0.5質量%とポリビニルアルコール0.5質量%を溶解し水系媒体を調製し、前記ポリエステル樹脂溶液を、TKホモミキサーを用いて上記水系媒体中に懸濁させてO/W型エマルジョンを形成した。この時TKホモミキサーの回転数は12000rpmで30分間撹拌を行った。この後TKホモミキサーの回転数200rpmで撹拌しながら加熱して混合溶剤を除去し、体積平均粒径120nmのポリエステル樹脂微粒子分散液(1)を得た。
(カプセル化ポリエステル樹脂微粒子分散液(1)の調製)
撹拌機、蒸留塔、温度計、および窒素導入管を取り付けたガラス製4つ口フラスコに、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物9モル、ビスフェノールAエチレンオキサイド付加物4モル、テレフタル酸5モル、コハク酸9モルの比率で仕込んだ。これをマントルヒーター中、窒素気流下にて180℃まで昇温し、そこで酸およびアルコール成分の総仕込量に対して0.14質量%の重合開始剤(ジブチル錫オキシド)を加え、撹拌しながら加熱することにより反応させた。反応の進行は、酸価を測定することにより追跡し、所定の酸価に達した時点で反応を終了させて、重量平均分子量が11,500、Tgが57℃、Tmが98℃、酸価が13.6のポリエステル樹脂Bを得た。
次に、ビーカー内にポリエステル樹脂B20部、酢酸エチル70部、MEK30部を入れ、TKホモミキサー(特殊機化工業社製)を用いて10000rpmで撹拌し、均一に溶解させてポリエステル樹脂溶液を調製した。
一方、450部のイオン交換水に分散剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム)0.5質量%とポリビニルアルコール0.5質量%を溶解し水系媒体を調製し、前記ポリエステル樹脂溶液を、TKホモミキサーを用いて上記水系媒体中に懸濁させてO/W型エマルジョンを形成した。この時TKホモミキサーの回転数は12000rpmで30分間撹拌を行った。この後TKホモミキサーの回転数200rpmで撹拌しながら加熱して混合溶剤を除去し、体積平均粒径120nmのポリエステル樹脂微粒子分散液を得た。
次に、撹拌装置、冷却管、温度センサーを備えた反応器に上記ポリエステル樹脂微粒子分散液を仕込み、窒素気流下で撹拌しながら80℃に昇温した後、これに1質量%過硫酸カリウム水溶液12部を添加した。次に、下記組成のモノマー混合液3を1時間かけて添加した後、更に2時間保持し重合を完結させた。重合反応終了後、内容物を室温まで冷却し、乳白色のカプセル化重縮合系樹脂微粒子分散液を得た。動的光散乱粒度分布測定装置(ELS−800 ; 大塚電子工業社製)で測定した平均粒径は130nmであった。
〔モノマー混合液3〕
スチレン 1.2部
アクリル酸ブチル 0.4部
n−オクチルメルカプタン 0.03部
〈実施例1〉
撹拌装置、冷却管、温度センサーを備えた反応器に、重合体一次粒子分散液(1)240部、ポリエステル樹脂微粒子分散液(1)50部、ワックス分散液(1)13.6部、着色剤微粒子分散液(1)24部、アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC;第一工業薬品社製)5部、及び蒸留水240部とを仕込み、撹拌しながら2モル/L(リットル)水酸化ナトリウム水溶液を添加して混合分散液のpHを10.0に調整した。次に、これに50質量%塩化マグネシウム水溶液40部を添加した後、撹拌しながら70℃に昇温して0.5時間保持した後、80℃まで昇温して1.5時間保持し、20質量%塩化ナトリウム水溶液120gを添加してから85℃に昇温して更に1時間保持した。その後、内容物を室温まで冷却し、溶液の濾過、得られた固形分の蒸留水への再懸濁処理といった洗浄処理を数回繰り返し、乾燥させる事によって体積平均粒径4.6μmのトナー粒子1を得た。このトナー粒子100質量部に対して、疎水性シリカ(H−2000;クラリアント社製)0.5質量部と、酸化チタン(STT30A:チタン工業社製)1.0質量部、チタン酸ストロンチウム(平均粒径0.2μm)1.0質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで(周速40m/sec、60秒間)混合処理した後、目開き90μmの篩でふるい、トナーを得た。
〈実施例2〉
実施例1において、着色剤微粒子分散液(1)を用いる代わりに、着色剤微粒子分散液(2)を用いて同様の操作により、体積平均粒径4.3μmのトナー粒子2を得た。このトナー粒子100質量部に対して、疎水性シリカ(H−2000;クラリアント社製)0.5質量部と、酸化チタン(STT30A:チタン工業社製)1.0質量部、チタン酸ストロンチウム(平均粒径0.2μm)1.0質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで(周速40m/sec、60秒間)混合処理した後、目開き90μmの篩でふるい、トナーを得た。
〈実施例3〉
実施例1において、ワックス分散液(1)を用いる代わりに、ワックス分散液(2)を用いて同様の操作により、体積平均粒径4.4μmのトナー粒子3を得た。このトナー粒子100質量部に対して、疎水性シリカ(H−2000;クラリアント社製)0.5質量部と、酸化チタン(STT30A:チタン工業社製)1.0質量部、チタン酸ストロンチウム(平均粒径0.2μm)1.0質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで(周速40m/sec、60秒間)混合処理した後、目開き90μmの篩でふるい、トナーを得た。
〈実施例4〉
実施例1において、ポリエステル樹脂微粒子分散液(1)を用いる代わりに、カプセル化樹脂微粒子分散液(1)を用いて同様の操作により、体積平均粒径4.6μmのトナー粒子4を得た。このトナー粒子100質量部に対して、疎水性シリカ(H−2000;クラリアント社製)0.5質量部と、酸化チタン(STT30A:チタン工業社製)1.0質量部、チタン酸ストロンチウム(平均粒径0.2μm)1.0質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで(周速40m/sec、60秒間)混合処理した後、目開き90μmの篩でふるい、トナーを得た。
〈実施例5〉
実施例2において、ポリエステル樹脂微粒子分散液(1)を用いる代わりに、カプセル化樹脂微粒子分散液(1)を用いて同様の操作により、体積平均粒径4.2μmのトナー粒子5を得た。このトナー粒子100質量部に対して、疎水性シリカ(H−2000;クラリアント社製)0.5質量部と、酸化チタン(STT30A:チタン工業社製)1.0質量部、チタン酸ストロンチウム(平均粒径0.2μm)1.0質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで(周速40m/sec、60秒間)混合処理した後、目開き90μmの篩でふるい、トナーを得た。
〈比較例1〉
撹拌装置、冷却管、温度センサーを備えた反応器に、重合体一次粒子分散液(1)288部、ワックス分散液(1)13.6部、着色剤微粒子分散液(1)24部、及び蒸留水240部とを仕込み、撹拌しながら2モル/L水酸化ナトリウム水溶液を添加して混合分散液のpHを10.0に調整した。次に、これに50質量%塩化マグネシウム水溶液40部を添加した後、撹拌しながら70℃に昇温して1.5時間保持し、続いて、20質量%塩化ナトリウム水溶液120部を添加してから80℃に昇温し、更に1時間保持した。その後、内容物を室温まで冷却し、溶液の濾過、得られた固形分の蒸留水への再懸濁処理といった洗浄処理を数回繰り返し、乾燥させる事によって体積平均粒径4.4μmのトナー粒子6得た。このトナー粒子100質量部に対して、疎水性シリカ(H−2000;クラリアント社製)0.5質量部と、酸化チタン(STT30A:チタン工業社製)1.0質量部、チタン酸ストロンチウム(平均粒径0.2μm)1.0質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで(周速40m/sec、60秒間)混合処理した後、目開き90μmの篩でふるい、トナーを得た。
〈比較例2〉
比較例1において、重合体一次微粒子分散液(1)を用いる代わりに、重合体一次微粒子分散液(2)を用いて同様の操作により、体積平均粒径4.2μmのトナー粒子7を得た。このトナー粒子100質量部に対して、疎水性シリカ(H−2000;クラリアント社製)0.5質量部と、酸化チタン(STT30A:チタン工業社製)1.0質量部、チタン酸ストロンチウム(平均粒径0.2μm)1.0質量部を添加し、ヘンシェルミキサーで(周速40m/sec、60秒間)混合処理した後、目開き90μmの篩でふるい、トナーを得た。
(バインダ型キャリアの製造)
上記実施例ならびに比較例で得られたトナーを2成分系現像剤として評価に供するため、バインダ型キャリアを製造した。
ポリエステル系樹脂(花王社製:NE−1110)100質量部、磁性粒子(マグネタイト;EPT−1000:戸田工業社製)700質量部およびカーボンブラック(モーガルL;キャボット社製)2質量部をヘンシェルミキサーで十分混合し、二軸押出混練機でシリンダ部180℃、シリンダヘッド部170℃に設定し、溶融混練した。この混練物を冷却し、その後、ハンマーミルで粗粉砕し、ジェット粉砕機で微粉砕、分級して、体積平均粒径40μmのバインダ型キャリアを得た。
(トナー特性評価方法)
・耐熱性
トナー10gを50℃の高温下で24時間放置した後、トナーを目視観察して評価した。
○:凝集物は全く見られなかった
△:凝集物は10個未満存在した
×:凝集物は10個以上存在した
以下の評価においては、トナーとキャリアとをトナー濃度が6質量%となるように混合して得られた現像剤を用いた。
・定着性
定着性は耐剥離性および耐オフセット性の評価結果から総合的に評価した。
○:全ての項目の結果が「◎」または「○」であった
△:「◎」または「○」のほかに「△」が含まれていた
×:少なくとも1つの「×」が含まれていた
「耐剥離性」
定着温度を80〜130℃の範囲で2℃刻みで変化させながら、オイルレス定着器を備えたデジタル複写機(DIALTA Di350;コニカミノルタ社製)にて、1.5cm×1.5cmのベタ画像(付着量2.0mg/cm2)をとり、それぞれの画像を真中から2つに折り曲げてその画像の耐剥離性を目視にて評価した。画像が若干剥離した時の定着温度と全く剥離しない下限の定着温度との間の温度を定着下限温度とした。
◎:定着下限温度が102℃未満であった
○:定着下限温度が102℃以上、106℃未満であった
△:定着下限温度が106℃以上、112℃未満であった
×:定着下限温度が112℃以上であった
「耐オフセット性」
デジタル複写機(DIALTA Di350;コニカミノルタ社製)の定着システム速度を1/2にして、定着温度を90℃〜150℃の範囲において5℃刻みで変化させながらハーフトーン画像をとり、オフセットの状態を目視で観察し、高温オフセットが発生する温度(オフセット温度)を評価した。
◎:オフセット温度が128℃以上であった
○:オフセット温度が120℃以上、128℃未満であった
△:オフセット温度が115℃以上、120℃未満であった
×:オフセット温度が115℃未満であった
・耐ストレス性
耐ストレス性は、デジタル複写機(DIALTA Di350;コニカミノルタ社製)にて10万枚の実写を行った。トナーの連続使用により、圧潰または摩滅したトナー粒子が有機光導電体の表面に薄層状に付着する現象の有無によって評価した。
○:付着物は全く見られなかった
△:付着物ややあるが、実用可能範囲内であった
×:付着物が感光体1本当たり10個以上存在し、実用上問題となる
Figure 2005338548
表1より、本発明内の実施例1〜5はいずれの特性評価でも良い結果が得られることがわかる。

Claims (4)

  1. 少なくとも1種の重縮合系樹脂重合体からなる一次微粒子の分散液と、少なくとも1種の重縮合系樹脂以外の熱可塑性樹脂重合体からなる一次微粒子の分散液、及び、着色剤微粒子分散液を混合し、これを撹拌しながら塩析剤を添加して、各微粒子を凝集、融着させて製造される静電荷現像用トナーであって、融着後のトナー粒子の構造が、着色剤微粒子を含み重縮合系樹脂以外の熱可塑性樹脂重合体を含む内層と、重縮合系樹脂を含み着色剤微粒子を実質的に含有しない外層からなる、コア−シェル構造であることを特徴とする静電荷現像用トナー。
  2. 前記重縮合系樹脂重合体からなる一次微粒子が、内殻を形成する重縮合系樹脂微粒子の表面に内殻樹脂とは異なる樹脂を被覆処理したカプセル化樹脂微粒子であることを特徴とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
  3. 前記重縮合系樹脂が、ポリエステル系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
  4. 前記重縮合系樹脂のTgが55℃以上であることを特徴とする請求項1記載の静電荷現像用トナー。
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