JP2005337679A - 冷蔵庫 - Google Patents

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恭史 柿田
Haruyoshi Yamamoto
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Abstract

【課題】圧縮機の起動に関し、起動時に回転数を可変することで、圧縮機内部共鳴音を防止することを目的とする。
【解決手段】圧縮機の起動時、すなわち、負荷感知手段110又は電源投入検知装置210又は除霜終了検知装置220が圧縮機起動条件を検知した場合において、前記初期運転周波数設定手段100により圧縮機の初期運転周波数F0を設定し(A1)、運転周波数制御手段150に圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度(T1)を感知して出力する(A2)ことで、運転周波数制御手段150により初期運転周波数をF1もしくはF2に可変させて(A3)、圧縮機駆動手段160 により圧縮機を駆動させ(A4)、圧縮機内空間温度検知装置190が圧縮機安定圧力温度(T2)を感知することで、冷媒と圧縮機本体の共鳴音を回避することができる。これにより、圧縮機起動時の騒音低減が図れる。
【選択図】図4

Description

本発明は、シェル内が低圧のレシプロタイプで回転数が可変するインバータ圧縮機を適用する冷蔵庫の騒音低減に関するものである。
近年、冷蔵庫は省エネおよび高負荷時冷却性能の確保のため、圧縮機の回転数を冷蔵庫の負荷状態に応じて可変させるインバータタイプが主流となっている。
一般に、圧縮機はモータがある回転数になると圧縮機本体とで共振現象が発生して騒音および振動が発生する。特に、インバータ冷蔵庫においては回転数が様々に変化するので、この共振現象も発生しやすい。また、圧縮機は信頼性面よりシェル内が低圧のレシプロタイプが主に使われているが、この場合、シェルとシェル内部空間とで気柱共鳴現象が起こり耳障りな騒音が発生する場合がある。この気柱共鳴現象は、シェルの形状とシェル内部空間の温度・圧力条件のバランスで発生するが、圧縮機の回転数が可変するインバータタイプの場合、シェル内部空間の温度・圧力条件の変化が起こりやすく共鳴発生の可能性も高い。
このため、回転数変化時の変化率を意図的に変化させて共振の発生を防止するような制御が設けられていた。(例えば、特許文献1参照)
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
図1は、従来の冷蔵庫の制御装置の構成を示したブロック図である。図1に示すように、従来の冷蔵庫の制御装置は、冷蔵庫内部又は圧縮機の温度を感知して冷蔵庫の負荷状態を感知する負荷検知手段110と、前記負荷検知手段110から感知された負荷により冷蔵庫の状態を判断した後、現在の運転周波数を決定する現在運転周波数決定手段120と、既設定された共振周波数を貯蔵する共振周波数格納手段130と、圧縮機の初期起動時の運転周波数(f0)を設定する初期運転周波数設定手段100と、前記現在運転周波数決定手段及び初期運転周波数設定手段100からそれぞれ入力された現在の運転周波数(fc1)と初期起動時の運転周波数(f0)間に前記共振周波数格納手段130から入力された共振周波数帯域(以下、共振帯域共振(fr1)と称す)が存在するかを判定する共振帯域判定手段140と、該共振帯域判定手段140の判定結果に従い、前記現在運転周波数決定手段120から決定された現在の運転周波数(fc)を可変して出力する運転周波数制御手段150と、該運転周波数制御手段150から出力された運転周波数により圧縮機を駆動させる圧縮機駆動手段160とを備えて構成されている。 以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作を図2の従来の冷蔵庫の制御装置のフローチャートに従い説明する。
図2に示したように、冷蔵庫の初期起動時に、前記初期運転周波数設定手段100により圧縮機の初期運転周波数(f0)を設定し、前記共振周波数格納手段130に共振帯域(fr1)を設定した(S1)後、前記負荷感知手段110から冷蔵庫の内部又は圧縮機の温度(図示せず)(負荷:T1)を感知して出力する(S2)と、前記現在運転周波数決定手段120では前記出力(T1)を受けて冷蔵庫内部の負荷状態により現在周波数(fc)を決定し(S3)、再び初期起動時の圧縮機の運転周波数(f0:例えば、55Hz)と現在の運転周波数(fc:例えば、49Hz)間に共振帯域(fr1)が存在するかを判断し(S4)、該判断結果、共振帯域(fr1)が前記初期起動時の圧縮機の運転周波数(f0)と現在の周波数(fc)間に存在すると、運転周波数制御手段150の可変速度設定手段(図示せず)により速度増加率(t)に急激に可変させて(S5)、現在の運転周波数(fc)を共振帯域から迅速に外れるようにした(例えば、37Hz)後、圧縮機駆動手段160により圧縮機を駆動させ、前記第4段階(S4)の判断結果、共振帯域(fr1)が前記初期起動時の圧縮機の運転周波数(f0)と現在の周波数(fc)間に存在しないと、現在の状態に圧縮機を駆動して(S6)共振周波数回避制御を終了する。
特許第3291284号公報
しかしながら上記従来の制御では、圧縮機停止から圧縮機が初期起動時の運転周波数で運転する間、圧縮機内部空間の温度・圧力が急激に変化するため、初期周波数において圧縮機内部空間が安定するまで、圧縮機内部空間共振が起きる課題がある。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、圧縮初期起動時から圧縮機内部空間安定時まで共振帯域を持たなく、初期起動時に静音化できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、冷媒は炭化水素を主成分とし、電動要素と、電動要素により駆動されガス吸入口を前記密閉容器内に開口した圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した圧縮機と、前記電動要素を駆動制御する制御手段と、あらかじめ設定した一つまたは複数の回転数から前記電動要素の回転数を選択する回転数選択手段を備え、選択された圧縮機回転数を圧縮機起動開始から、圧縮機内空間温度検知装置を用いて、一定時間変化させるものであり、圧縮機内空間温度を検知し、圧縮機内部温度及び冷媒密度を推測することで、圧力変動の大きい一定時間だけ回転数を変化させるものである。
また、本発明の冷蔵庫は、冷媒は炭化水素を主成分とし、電動要素と、電動要素により駆動されガス吸入口を前記密閉容器内に開口した圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した圧縮機と、前記電動要素を駆動制御する制御手段と、あらかじめ設定した一つまたは複数の回転数から前記電動要素の回転数を選択する回転数選択手段を備え、選択された圧縮機回転数を圧縮機起動開始から、外気温度検知装置を用いて、一定時間変化させるものであり、圧縮機起動時に圧力変動が大きいので、制御装置から駆動開始の指示が出る際に、外気温度を検知し、圧縮機内部温度及び冷媒密度を推測することで、圧力変動の大きい一定時間だけ回転数を変化させるものである。
本発明の冷蔵庫は、圧縮機内空間温度検知装置を用いて冷媒の状態を制御し、冷媒と圧縮機本体の共鳴音を回避することができ、圧縮機起動時の騒音低減が図れる。
また本発明の冷蔵庫は、外気温度検知装置を用いて冷媒の状態を制御し、冷媒と圧縮機本体の共鳴音を回避することができ、さらに圧縮機内部に検知装置を必要としないため、圧縮機からの冷媒の漏れを防止でき、安価につくることができる。
請求項1に記載の発明は、冷媒は炭化水素を主成分とし、電動要素と、電動要素により駆動されガス吸入口を前記密閉容器内に開口した圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した圧縮機と、前記電動要素を駆動制御する制御手段と、あらかじめ設定した一つまたは複数の回転数から前記電動要素の回転数を選択する回転数選択手段を備え、選択された圧縮機回転数を圧縮機起動開始から、圧縮機内空間温度検知装置を用いて、一定時間変化させるものであり、圧縮機内空間温度を検知し、圧縮機内部温度及び冷媒密度を推測することで、圧力変動の大きい一定時間だけ回転数を変化させ、冷媒と圧縮機本体の共鳴音を回避することができる。
請求項2に記載の発明は、冷媒は炭化水素を主成分とし、電動要素と、電動要素により駆動されガス吸入口を前記密閉容器内に開口した圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した圧縮機と、前記電動要素を駆動制御する制御手段と、あらかじめ設定した一つまたは複数の回転数から前記電動要素の回転数を選択する回転数選択手段を備え、選択された圧縮機回転数を圧縮機起動開始から、外気温度検知装置を用いて、一定時間変化させるものであり、圧縮機起動時に圧力変動が大きいので、制御装置から駆動開始の指示が出る際に、外気温度を検知し、圧縮機内部温度及び冷媒密度を推測することで、圧力変動の大きい一定時間だけ回転数を変化させ、冷媒と圧縮機本体の共鳴音を回避することができ、さらに圧縮機内部に検知装置を必要としないため、圧縮機からの冷媒の漏れを防止でき、安価につくることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、選択回転数が最小回転数の場合は回転数を高回転側へ変化させるものであり、制御装置から駆動開始の指示が出る際に、最低回転数を選択した場合に圧縮機の回転数を高回転側に変化させることで、給油改善を図ることができ、さらに圧縮機耐久性を上げられる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、選択回転数が最大回転数の場合は回転数を低回転側へ変化させるものであり、制御装置から駆動開始の指示が出る際に、最大回転数を選択した場合に圧縮機の回転数を低回転側に変化させることで、圧縮機の耐久性及び信頼性を高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、選択回転数を複数回変化させるものであり、圧力変動の大きい一定時間に、圧縮機内部温度毎に、圧力変動の区間を分けて、回転数を複数回変化させることで、冷媒と圧縮機振動を緻密に制御し、共鳴音を回避することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、電源投入時または除霜終了後の圧縮機起動は回転数変化時間を延長させるものであり、圧力変動が大きく、変動時間が長い、電源投入時及び除霜時に圧縮機回転数の変化時間を長くすることで、冷媒の圧力変動の少ない時間まで、圧縮機本体との共鳴音を回避することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、電源投入時または除霜終了後の圧縮機起動は回転数変化時間を複数回行うものであり、圧力変動が大きく、変動時間が長い、電源投入時及び除霜時に圧縮機回転数を複数回変化させることで、冷媒と圧縮機振動を緻密に制御し、共鳴音を回避することができ、また、変動幅の増大による、共鳴点の再一致を防ぐことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、電源投入時または除霜終了後の圧縮機起動にのみ回転数変化を行うものであり、圧力変動が大きく、変動時間が長い、電源投入時及び除霜時にのみ圧縮機回転数の変化を行うことで、冷媒と圧縮機本体との共鳴音を回避することができ、また、圧力変動が少量の際に起こる、共鳴点の再一致を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の冷蔵庫の圧縮機の起動時の制御を示したブロック図であり、図2は同実施の形態による冷蔵庫の起動時のフローチャートであり、図3は同実施の形態による冷蔵庫の圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図である。以下、本発明の実施の形態について図面に添って説明する。本発明に係るインバータ冷蔵庫の冷媒は炭化水素を主成分とし、電動要素と、電動要素により駆動されガス吸入口を前記密閉容器内に開口した圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した圧縮機を備えている。(圧縮機の構成要素に対応する図は省略)
そして、共振周波数制御装置は、図1に示したように、冷蔵庫内部又は圧縮機の温度を感知して冷蔵庫の負荷状態を感知する負荷感知手段110と、前記負荷感知手段110から感知された負荷により冷蔵庫の状態を判断した後、現在の運転周波数を決定する現在運転周波数決定手段120と、圧縮機の初期起動時の運転周波数F0を設定する初期運転周波数設定手段100と、圧縮機内空間温度検知装置190と、前記現在運転周波数決定手段120及び、圧縮機内空間温度検知装置190の判断結果に従い、前記現在運転周波数決定手段120から決定された初期運転周波数数F0を可変して出力する運転周波数制御手段150と、前記運転周波数制御手段150から出力された運転周波数により圧縮機を駆動させる圧縮機駆動手段160とを備えて構成されている。
以下、このように構成された本発明に係るインバータ冷蔵庫の初期運転周波数の可変制御について説明する。図2に示すように、圧縮機の起動時、すなわち、負荷感知手段110又は電源投入検知装置210又は除霜終了検知装置220が圧縮機起動条件を検知した場合において、前記初期運転周波数設定手段100により圧縮機の初期運転周波数F0を設定し(A1)、運転周波数制御手段150に圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度(T1)を感知して出力する(A2)ことで、運転周波数制御手段150により初期運転周波数をF1もしくはF2に可変させて(A3)、圧縮機駆動手段160により圧縮機を駆動させ(A4)、圧縮機内空間温度検知装置190が圧縮機安定圧力温度(T2)を感知することで、前記初期運転周波数設定手段100により設定した初期運転周波数F0に圧縮機を可変して(A5)、本発明に係るインバータ冷蔵庫の初期運転周波数を終了する。
上記制御により、選択された圧縮機回転数を圧縮機起動開始から、圧縮機内空間温度検知装置を用いて、一定時間変化させるものであり、圧縮機内空間温度を検知し、圧縮機内部温度及び冷媒密度を推測することで、圧力変動の大きい一定時間だけ回転数を変化させ、冷媒と圧縮機本体の共鳴音を回避することができる。これにより、圧縮機起動時の騒音低減が図れる。
但し、前記判断結果が前記初期起動時の圧縮機の運転周波数は共振周波数に存在しないと、判断した時は可変制御を行わない。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2の冷蔵庫の圧縮機の起動時の制御を示したブロック図であり、図5は同実施の形態による冷蔵庫の起動時のフローチャートであり、図6は同実施の形態による冷蔵庫の圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図である。以下、本発明の実施の形態について図面に添って説明する。
本発明に係るインバータ冷蔵庫の共振周波数制御装置においては、図4に示したように、冷蔵庫内部又は圧縮機の温度を感知して冷蔵庫の負荷状態を感知する負荷感知手段110と、前記負荷感知手段110から感知された負荷により冷蔵庫の状態を判断した後、現在の運転周波数を決定する現在運転周波数決定手段120と、圧縮機の初期起動時の運転周波数F0を設定する初期運転周波数設定手段100と、外気温度検知装置200と、前記現在運転周波数決定手段120及び、外気温度検知装置200の判断結果に従い、前記現在運転周波数決定手段120から決定された初期運転周波数F0を可変して出力する運転周波数制御手段150と、該運転周波数制御手段150から出力された運転周波数により圧縮機を駆動させる圧縮機駆動手段160とを備えて構成されている。
以下、このように構成された本発明に係るインバータ冷蔵庫の初期運転周波数の可変制御について説明する。図5に示したように、圧縮機の起動時、すなわち、負荷感知手段110又は電源投入検知装置210又は除霜終了検知装置220が圧縮機起動条件を検知した場合において、前記初期運転周波数設定手段100により圧縮機の初期運転周波数F0を設定し(A1)、運転周波数制御手段150に外気温度検知装置200の検知温度を感知して出力する(A6)ことで、運転周波数制御手段150により初期運転周波数をF1もしくはF2に可変させて(A3)、圧縮機駆動手段160により圧縮機を駆動させ(A4)、一定時間(イ)経過後に前記初期運転周波数設定手段100により設定した初期運転周波数F0に圧縮機を可変して(A7)、本発明に係るインバータ冷蔵庫の初期運転周波数を終了する。
上記制御により、圧縮機起動時に圧力変動が大きいので、制御装置から駆動開始の指示が出る際に、外気温度を検知し、圧縮機内部温度及び冷媒密度を推測することで、圧力変動の大きい一定時間だけ回転数を変化させ、冷媒と圧縮機本体の共鳴音を回避することができ、さらに圧縮機内部に検知装置を必要としないため、圧縮機からの冷媒の漏れを防止でき、安価につくることができる。
但し、前記判断結果が前記初期起動時の圧縮機の運転周波数は共振周波数に存在しないと、判断した時は可変制御を行わない。
(実施の形態3)
図7は本発明の実施の形態3による冷蔵庫の起動時のフローチャートであり、図8は同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示す図である。なお、実施の形態1または2と同一構成については同一符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図7において(Q1)の判断時、すなわち初期運転周波数設定手段100により圧縮機の初期運転周波数F0を設定するとき(A1)に、圧縮機の最低設定回転数FMINを選んだ場合は、運転周波数制御手段150に圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度(A2)又は外気温度検知装置200の検知温度を感知して出力する(A6)ことで、運転周波数制御手段150により初期運転周波数を可周波数F1に変化させて(A3MIN)、圧縮機駆動手段160 により圧縮機を駆動させる(A4)。この時、可変する周波数F1は初期運転周波数F0より大きい値とする。
上記制御により、制御装置から駆動開始の指示が出る際に、最低回転数を選択した場合に圧縮機の回転数を高回転側に変化させることで、給油改善を図ることができ、さらに圧縮機耐久性を上げられる。
(実施の形態4)
図9は本発明の実施の形態4による冷蔵庫の起動時のフローチャートであり、図10は同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図である。なお、実施の形態1または2と同一構成については同一符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図9において(Q2)の判断時、すなわち初期運転周波数設定手段100により圧縮機の初期運転周波数F0を設定するとき(A1)に、圧縮機の最高設定回転数FMAXを選んだ場合は、運転周波数制御手段150に圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度(A2)又は外気温度検知装置200の検知温度を感知して出力する(A6)ことで、運転周波数制御手段150により初期運転周波数を可周波数F1に変化させて(A3MAX)、圧縮機駆動手段160により圧縮機を駆動させる(A4)。この時、可変する周波数F1は初期運転周波数F0より小さい値とする。
上記制御により、制御装置から駆動開始の指示が出る際に、最大回転数を選択した場合に圧縮機の回転数を低回転側に変化させることで、圧縮機の耐久性及び信頼性を高めることができる。
(実施の形態5)
図11は本発明の実施の形態5による冷蔵庫の起動時のフローチャートであり、図12は同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図である。なお、実施の形態1と同一構成については同一符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図11において、冷蔵庫の初期起動時に、初期運転周波数設定手段100により圧縮機の初期運転周波数F0を設定し(A1)、運転周波数制御手段150に圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度(T1)を出力する(A2)または、外気温度検知装置200の検知温度を感知して出力する(A6)ことで、運転周波数制御手段150により初期運転周波数をF1もしくはF2として可変させて(A3)、圧縮機駆動手段160により圧縮機を駆動させ(A4)、圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度が圧縮機安定途中圧力温度(T´1)または一定時間(ロ)に達したとき、運転周波数制御手段150により周波数F1もしくはF2を周波数F´1もしくはF´2に可変させて(A8またはA9)、圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度が圧縮機安定圧力温度(T2)または一定時間(ハ)を感知することで、前記初期運転周波数設定手段100により設定した初期運転周波数F0に圧縮機を駆動して(A5またはA9)、本発明に係るインバータ冷蔵庫の初期運転周波数を終了する。なお、圧縮機内空間安定途中温度(T´1)または一定時間(ロ)に達したときの周波数の可変は複数回行うことを可能としている。
上記制御により、圧力変動の大きい一定時間に、圧縮機内部温度毎に、圧力変動の区間を分けて、回転数を複数回変化させることで、冷媒と圧縮機振動を緻密に制御し、共鳴音を回避することができる。
(実施の形態6)
図13は本発明の実施の形態6による冷蔵庫の起動時のフローチャートであり、図14は同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図である。なお、実施の形態2と同一構成については同一符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
実施の形態1において説明した可変制御において、電源投入検知装置210または除霜終了検知装置220によって圧縮機起動条件が検知された場合(Q3)に限り、一定時間(イ)経過後を一定時間(ニ)に延長するものとする。
上記制御により、圧力変動が大きく、変動時間が長い、電源投入時及び除霜時に圧縮機回転数の変化時間を長くすることで、冷媒の圧力変動の少ない時間まで、圧縮機本体との共鳴音を回避することができる。
(実施の形態7)
図15は本発明の実施の形態7による冷蔵庫の起動時のフローチャートであり、図16は同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図である。なお、実施の形態1または2と同一構成については同一符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
実施の形態1または2において説明した可変制御において、電源投入検知装置210または除霜終了検知装置220によって圧縮機起動条件が検知された場合(Q3)に限り、1度目の圧縮機初期起動時に、運転周波数制御手段150に圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度(T1)を出力する(A2)または、外気温度検知装置200の検知温度を感知して出力する(A6)ことで、運転周波数制御手段150により初期運転周波数をF1もしくはF2に可変させ(A3)、圧縮機駆動手段160により圧縮機を駆動させ(A4)、圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度が圧縮機安定途中圧力温度(T´1)に達したとき、又は一定時間(ロ)経過後に、運転周波数制御手段150により周波数F1もしくはF2を周波数F´1もしくはF´2に可変させて(A8)、圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度が圧縮機安定圧力温度(T2)を感知する、又は一定時間(ハ)経過後に、前記初期運転周波数設定手段100により設定した初期運転周波数F0に圧縮機を駆動して(A5又はA10)、本発明に係るインバータ冷蔵庫の初期運転周波数を終了する。なお、圧縮機内空間安定途中温度(T´1)に達したとき、または一定時間(ロ)経過後の周波数の可変は複数温度または複数時間でも行うことを可能とする。
上記制御により、圧力変動が大きく、変動時間が長い、電源投入時及び除霜時に圧縮機回転数を複数回変化させることで、冷媒と圧縮機振動を緻密に制御し、共鳴音を回避することができ、また、変動幅の増大による、共鳴点の再一致を防ぐことができる。
(実施の形態8)
図17は本発明の実施の形態8による冷蔵庫の起動時のフローチャートである。なお、実施の形態1または2と同一構成については同一符号を付してその説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
実施の形態1または2において説明した可変制御において、電源投入検知装置210または除霜終了検知装置220によって圧縮機起動条件が検知された場合(Q3)に限り、1度目の圧縮機初期起動時に、運転周波数制御手段150に圧縮機内空間温度検知装置190の検知温度(T1)を出力する(A2)または、外気温度検知装置200の検知温度を感知して出力する(A6)ことで、運転周波数制御手段150により初期運転周波数をF1もしくはF2に可変させるものとする。(A3)
上記制御により、圧力変動が大きく、変動時間が長い、電源投入時及び除霜時にのみ圧縮機回転数の変化を行うことで、冷媒と圧縮機本体との共鳴音を回避することができ、また、圧力変動が少量の際に起こる、共鳴点の再一致を防ぐことができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、冷媒と圧縮機本体の共鳴音を回避することができ、圧縮機起動時の騒音低減が図れるので、圧縮機を備えた冷凍装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の冷蔵庫の圧縮機の起動時の制御を示したブロック図 同実施の形態による冷蔵庫の起動時のフローチャート 同実施の形態による冷蔵庫の圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図 本発明の実施の形態2の冷蔵庫の圧縮機の起動時の制御を示したブロック図 同実施の形態による冷蔵庫の起動時のフローチャート 同実施の形態による冷蔵庫の圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図 本発明の実施の形態3による冷蔵庫の起動時のフローチャート 同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示す図 本発明の実施の形態4による冷蔵庫の起動時のフローチャート 同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図 本発明の実施の形態5による冷蔵庫の起動時のフローチャート 同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図 本発明の実施の形態6による冷蔵庫の起動時のフローチャート 同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図 本発明の実施の形態7による冷蔵庫の起動時のフローチャート 同実施の形態による圧縮機起動時の回転数の時間変化を示した図 本発明の実施の形態8による冷蔵庫の起動時のフローチャート 従来の冷蔵庫の制御装置の構成を示したブロック図 従来の冷蔵庫の制御装置のフローチャート
符号の説明
150 運転周波数制御手段
160 圧縮機駆動手段
190 圧縮機内空間温度検知装置
200 外気温度検知装置

Claims (8)

  1. 冷媒は炭化水素を主成分とし、電動要素と、電動要素により駆動されガス吸入口を前記密閉容器内に開口した圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した圧縮機と、前記電動要素を駆動制御する制御手段と、あらかじめ設定した一つまたは複数の回転数から前記電動要素の回転数を選択する回転数選択手段を備え、選択された圧縮機回転数を圧縮機起動開始から、圧縮機内空間温度検知装置を用いて、一定時間変化させる冷蔵庫。
  2. 冷媒は炭化水素を主成分とし、電動要素と、電動要素により駆動されガス吸入口を前記密閉容器内に開口した圧縮要素と、前記電動要素および前記圧縮要素を収容した圧縮機と、前記電動要素を駆動制御する制御手段と、あらかじめ設定した一つまたは複数の回転数から前記電動要素の回転数を選択する回転数選択手段を備え、選択された圧縮機回転数を圧縮機起動開始から、外気温度検知装置を用いて、一定時間変化させる冷蔵庫。
  3. 選択回転数が最小回転数の場合は回転数を高回転側へ変化させる請求項1または2記載の冷蔵庫。
  4. 選択回転数が最大回転数の場合は回転数を低回転側へ変化させる請求項1または2記載の冷蔵庫。
  5. 選択回転数を複数回変化させる請求項1または2記載の冷蔵庫。
  6. 電源投入時または除霜終了後の圧縮機起動は回転数変化時間を延長させる請求項2記載の冷蔵庫。
  7. 電源投入時または除霜終了後の圧縮機起動は回転数変化時間を複数回行う請求項1または2記載の冷蔵庫。
  8. 電源投入時または除霜終了後の圧縮機起動にのみ回転数変化を行う請求項1または2記載の冷蔵庫。
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