JP2005337549A - フィルタユニットと、それを備えた空調装置。 - Google Patents
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Abstract
【課題】 紫外線ランプと、光触媒フィルター濾材との距離を近接させて、紫外線が強度を保ちながら照射されるようにする一方、濾材による流路抵抗を低減して静穏な運転を行うことのできる空気清浄機を提供することを目的とする。
【解決手段】 前記光触媒フィルターユニット6を、光触媒フィルター7と、これの前後に配設された一対の紫外線遮光部材9と、紫外線ランプ8と、これらの上下に設けられた反射板10とから構成し、前記光触媒フィルター7の濾材を、縦長矩形状に形成された不織布を、空気の流路方向と所定の角度を有して平行となるように並べて形成し、同濾材の側縁に半円弧状の切欠き7aを複数設け、同切欠き7a内に、前記紫外線ランプ8を空気の流路方向と直交するように横設する。
【選択図】図2
【解決手段】 前記光触媒フィルターユニット6を、光触媒フィルター7と、これの前後に配設された一対の紫外線遮光部材9と、紫外線ランプ8と、これらの上下に設けられた反射板10とから構成し、前記光触媒フィルター7の濾材を、縦長矩形状に形成された不織布を、空気の流路方向と所定の角度を有して平行となるように並べて形成し、同濾材の側縁に半円弧状の切欠き7aを複数設け、同切欠き7a内に、前記紫外線ランプ8を空気の流路方向と直交するように横設する。
【選択図】図2
Description
本発明は、空調装置としての空気清浄機に関わり、より詳細には、フィルタによる通風抵抗を極力低減するとともに、紫外線ランプとフィルタとの距離を縮めて強度の高い紫外線がフィルタに照射されるようにした構成に関する。
従来の空気清浄機は、例えば図5で示すように、縦長状の筐体30下部に吸込口31を設け、上部に吹出口32を設けている。前記吸込口31にはプレフィルタ33が装着され、同吸込口31と前記吹出口32とを繋ぐ空気流路には、HEPAフィルタあるいはULPAフィルタ等の高効率フィルタからなる集塵フィルタ34と、同集塵フィルタ34の前後に配置された紫外線ランプ35と、前記吹出口32に臨むように送風ファン36が設けられており、又、前記集塵フィルタ34と、紫外線ランプ35の前後には、紫外線の外部への漏洩を防止する、例えば鎧戸状に形成された紫外線遮光部材37が設けられている(例えば特許文献1参照)。
前記吸込口31から吸込まれた室内の空気は、前記プレフィルタ33により粒径の比較的粗い塵埃を除去され、次に、前記集塵フィルタ34により粒径の細かい塵埃及び細菌、雑菌類を吸着除去され、清浄化された空気となって前記送風ファン36により前記吹出口32から再び室内に送出されるようになっている。又、前記集塵フィルタ34に付着した細菌及び雑菌は、前記紫外線ランプ35から照射される紫外線により殺菌処理されるようになっている。
前記集塵フィルタ34は、図5(B)で示すように、HEPAフィルタあるいはULPAフィルタ等の濾材34aをプリーツ状に形成し、前記紫外線ランプ35を同濾材34aのプリーツ方向と直交するように配置することにより、同紫外線ランプ35からの紫外線が濾材34a面に均一に照射され、円滑に殺菌処理を行うようになっている。
しかしながら、前記紫外線ランプ35が所定の距離を介して前記集塵フィルタ34の前後に配置されていることにより、紫外線の強度が若干損なわれるとともに、前記集塵フィルタ34がプリーツ状に形成されていることにより、通過する空気の通風抵抗となって騒音等を生じる問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、紫外線ランプと、フィルタ面との距離を極力縮小して、高強度の紫外線がフィルタ面に照射されるようにする一方、フィルタによる通風抵抗を低減して騒音等の発生を防止できる空気清浄機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、通過する空気中の塵埃を除去するフィルタにおいて、同フィルタを、通風方向と所定の角度を有して並べられた複数の濾材から形成してなる。又、前記濾材の側縁に紫外線ランプを配設する切欠きを設けた構成となっている。又、前記フィルタの一側あるいは両側に、紫外線遮光部材を配設した構成となっている。又、前記フィルタの上下方向に、紫外線を反射する反射板を配設した構成となっている。又、吸込口と吹出口とを備え、通風方向と所定の角度を有して並べられた複数の濾材からなるフィルタと、同フィルタの切欠き内に位置する紫外線ランプとを設けて空調装置を構成してなる。
本発明によると、前記光触媒フィルタユニットを、光触媒を担持した光触媒フィルタと、これの前後に配設された一対の紫外線遮光部材と、紫外線ランプと、これらの上下に設けられた反射板とから構成し、前記光触媒フィルタの濾材を、通風方向と所定の角度を有して平行となるように、多数枚平行して並べることにより、通風抵抗を極力低減して騒音の発生を防止し静穏な運転を行える一方、前記光触媒フィルタに設けられた切欠き内に前記紫外線ランプを配置することにより、より強度の高い紫外線が前記光触媒フィルタの濾材に照射されることになり、殺菌処理と脱臭処理とがより効率的に行えるようになっている。又、前記反射板により上下方向に照射された紫外線が反射され、濾材に照射されることにより、紫外線の漏洩を防止しながら処理効率を高めるようになっている。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気清浄機を示す断面図であり、図2はその要部断面図である。図3及び図4は要部斜視図である。
本発明による空気清浄機は、図1の断面図で示すように、後面が開放されたフロントパネルと前面が開放されたリアパネルとを接合して本体を構成し、同本体の前面に、上下に形成された桟からなる吸込口1を形成するとともに、上面後部に、同様に複数の桟からなる吹出口2を形成している。同本体内は流入口を穿設した仕切板により前後に区画され、区画された後部にはファンモータ4により駆動される送風ファン3が設けられている。
前記仕切板に区画された前部には、前記吸込口1側から順次、プレフィルタ5と光触媒フィルタユニット6が設けられており、前記プレフィルタ5は、前記吸込口1から吸込まれた空気に含有される比較的粒径の粗い塵埃を補集吸着するようになっている。前記光触媒フィルタユニット6は、図1及び図2の拡大図で示すように、光触媒フィルタ7と、これの前後に配設された一対の紫外線遮光部材9と、前記光触媒フィルタ7に設けられた上下一対の切欠き内に配置された紫外線ランプ8と、これらの上下に設けられた反射板10とからなっている。
前記光触媒フィルタ7は、図3(A)及び図3(B)で示すように、縦長矩形状に形成されたポリエステル系等からなる不織布を、空気の通風方向と所定の角度θ°を有して平行となるように、多数枚平行して並べることにより形成され、前後両側縁に半円弧状の切欠き7aを複数設けている。前記紫外線ランプ8は、空気の通風方向と直交するように前記切欠き7a内に横方向に架設され、図示しない電源部から高電圧を印加されることにより、周囲に紫外線を照射するようになっている。
ポリエステル系等の不織布からなる前記光触媒フィルタ7は、その表面又は内部に、酸化チタン、酸化亜鉛、あるいは酸化タングステン等の光触媒を担持しており、これら光触媒は紫外線の照射を受けると、化学反応により水酸基ラジカルを発生させるようになっている。水酸基ラジカルは有機物の分子結合を切断する機能を備えており、例えばアンモニア、アセトアルデヒト等の臭気成分を分解して無臭成分に変換させることができるようになっている。
前記紫外線ランプ8は、殺菌効果を有する波長約254nm(ナノメートル)の紫外線と、脱臭効果を有する波長185nmの紫外線を照射するようになっており、前記光触媒フィルタ7の表面に補集捕獲された殺菌あるいは雑菌は、波長約254nmの紫外線により殺菌処理されるようになっている。又、波長185nmの紫外線が前記光触媒フィルタ7の表面に照射されると、付着した臭気成分は上記した光触媒反応により分解されるようになっている。
前記光触媒フィルタ7の前後に配設された前記紫外線遮光部材9は、図4の斜視図で示すように、約10〜30μm程度の薄肉のアルミ箔からなり前後面が開放された正六角筒状のセル9bを平方インチ当たり500〜1000個程度、連続的に接合させて所謂ハニカム状に形成されている。同セル9bの内壁面には紫外線を吸収するフッソ系樹脂材からなる黒色塗料の紫外線吸収部材が塗布されており、又、同セル9bが細径の正六角筒状に形成されていることにより、その長手方向の中心軸から約10度以上の斜めの角度で入射してきた紫外線は、セル内部で反射を繰り返すことにより前記紫外線吸収部材に次第に吸収され、減衰して外部への漏洩を防止されるようになっている。又、同外線遮光部材9の前記紫外線ランプ8に対向する面には、図2で示すように、これに角度10度未満で入射する紫外線が外部に漏洩することを防止する遮断板9aが設けられている。
又、前記光触媒フィルタ7の上下方向には、アルミ材あるいはステンレス材等からなる凹面状に形成された反射板10が相対向するように設けられており、前記紫外線ランプ8から上下方向に照射された紫外線は、図2の矢印で示すように、前記光触媒フィルタ7に向かって反射するようになっている。
次に、動作について説明する。前記吸込口1から吸込まれた空気は、前記プレフィルタにより比較的粒径の粗い塵埃を除去され、続いて前記光触媒フィルタ7により比較的粒径の細かい塵埃と、細菌あるいは雑菌を捕獲されるとともに、含有する臭気成分を吸着され、清浄化された空気となって前記送風ファン3により前記吹出口2から再び室内に送出されるようになっている。この際、前記光触媒フィルタ7の濾材が空気の流れと平行して並べられていることにより、濾材の間を空気がすり抜けるように流れ、流路抵抗を極力低減して騒音の発生を防止し静穏な運転を行えるようになっている。又、所定の角度を有して並べられた濾材の表面を空気が通過する間に、塵埃と臭気成分等を効率よく吸着することができるようになっている。
前記紫外線ランプ8が点灯すると紫外線が前記光触媒フィルタ7に向かい照射され、これに吸着された細菌あるいは雑菌に対し殺菌処理が行われる一方、同光触媒フィルタ7に担持された酸化チタン等の光触媒反応により付着した臭気成分が分解されるようになっている。この際、前記紫外線ランプ8が前記光触媒フィルタ7の切欠き7a内に複数配置され、濾材と前記紫外線ランプ8とが極力近接して設けられていることにより、より強度の高い紫外線が前記光触媒フィルタ7の濾材表面に照射されることになり、殺菌処理と脱臭処理とがより効率的に行えるようになっている。又、前記反射板10により上下方向に照射された紫外線が反射され、濾材に照射されることにより、紫外線の漏洩を防止しながら処理効率を高めるようになっている。
1 吸込口
2 吹出口
3 送風ファン
4 ファンモータ
5 プレフィルタ
6 光触媒フィルタユニット
7 光触媒フィルタ
7a 切欠き
8 紫外線ランプ
9 紫外線遮光部材
9a 遮断板
9b セル
10 反射板
2 吹出口
3 送風ファン
4 ファンモータ
5 プレフィルタ
6 光触媒フィルタユニット
7 光触媒フィルタ
7a 切欠き
8 紫外線ランプ
9 紫外線遮光部材
9a 遮断板
9b セル
10 反射板
Claims (5)
- 通過する空気中の塵埃を除去するフィルターにおいて、
同フィルタを、通風方向に対し所定の角度を有した複数の濾材から形成してなることを特徴とするフィルタ。 - 前記濾材の側縁に紫外線ランプを配設する切欠きを設けてなることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ。
- 一側あるいは両側に、紫外線遮光部材を配設してなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィルタ。
- 上下方向に、紫外線を反射する反射板を配設してなることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載のフィルタ。
- 吸込口と吹出口とを備え、通風方向と所定の角度を有して並べられた複数の濾材からなるフィルタと、同フィルタの切欠き内に位置する紫外線ランプとを設けてなることを特徴とする空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004155162A JP2005337549A (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | フィルタユニットと、それを備えた空調装置。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004155162A JP2005337549A (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | フィルタユニットと、それを備えた空調装置。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005337549A true JP2005337549A (ja) | 2005-12-08 |
Family
ID=35491317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004155162A Pending JP2005337549A (ja) | 2004-05-25 | 2004-05-25 | フィルタユニットと、それを備えた空調装置。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005337549A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105618452A (zh) * | 2014-11-07 | 2016-06-01 | 太王次世代技术股份有限公司 | 集尘板 |
DE102017220338A1 (de) * | 2017-11-15 | 2019-05-16 | Osram Gmbh | Vorrichtung und klimaanlage |
EP4093449A4 (en) * | 2020-01-23 | 2024-02-21 | Aerus Medical Llc | AIR PURIFICATION AND STERILIZATION UNIT |
-
2004
- 2004-05-25 JP JP2004155162A patent/JP2005337549A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102017220338A1 (de) * | 2017-11-15 | 2019-05-16 | Osram Gmbh | Vorrichtung und klimaanlage |
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