JP2005337187A - 可変周波数消音システム - Google Patents
可変周波数消音システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005337187A JP2005337187A JP2004160397A JP2004160397A JP2005337187A JP 2005337187 A JP2005337187 A JP 2005337187A JP 2004160397 A JP2004160397 A JP 2004160397A JP 2004160397 A JP2004160397 A JP 2004160397A JP 2005337187 A JP2005337187 A JP 2005337187A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- resonator
- fixed
- variable frequency
- engine speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
Abstract
【解決手段】 車両用エンジン回転数に応じて発生変化するエンジン吸気系騒音をエンジン回転数検出装置20と演算処理装置30と可変周波数共鳴型レゾネータ装置40により回転数に応じて所望の騒音周波数を選択的に消音する可変周波数消音システムであって、可変周波数共鳴型レゾネータ装置40が消音する周波数の制御を車室内の人が変更できるよう切換機能60を備える、可変周波数消音システム10。
【選択図】 図1
Description
従来のレゾネータの目的が静粛性を重視した吸気騒音の低減(狙いの騒音レベル以下にすること)であるので、任意のエンジン回転数で騒音レベルを下げる場合、その回転数で最もレベルの大きい周波数成分を下げるように設定する。その結果、運転手を含めた乗員にとって静粛性は感じられる。
本発明の目的は、運転手を含めた乗員のその時々の気分によって、好みの吸気音(車室内音)を選択できる可変周波数消音システムを提供することにある。
(1) 車両用エンジン回転数に応じて発生変化するエンジン吸気系騒音をエンジン回転数検出装置と演算処理装置と可変周波数共鳴型レゾネータ装置により回転数に応じて所望の騒音周波数を選択的に消音する可変周波数消音システムであって、
前記可変周波数共鳴型レゾネータ装置が消音する周波数の制御を車室内の人が変更できるよう切換機能を備える、可変周波数消音システム。
固定首壁43は、共鳴部42内に位置する。固定首壁43は、共鳴部42に固定されている。固定首壁43は、周波数可変レゾネータ41の首部の一部を構成する。
固定首壁43は、図3、図4に示すように、固定首壁A43aと、固定首壁B43bとを、有する。
固定首壁B43bの形状は、平板形状である。固定首壁B43bは、固定首壁A43aと一体に形成されるか、または、固定首壁A43aと別体に形成されて固定首壁A43aに固定して取付けられる。固定首壁B43bは、半円筒形状の固定首壁A43aの周方向一辺から、固定首壁A43aの半径方向に中心Pまで延びている。
周波数固定レゾネータ44は、周波数可変レゾネータ41の首部の一部を構成する。周波数固定レゾネータ44と固定首壁43とで、周波数可変レゾネータ41の首部を構成する。
円筒部44cは、中心Pを中心とする半円筒形状である。
第1の半円部44dは、円筒部44cの軸方向一端(開口42a側端)に配置されている。第1の半円部44dは、開口42aと同じ(ほぼ同じを含む)形状であり、中心Pを中心とする半円状である。第1の半円部44dが開口42aと同じ形状であるので、周波数固定レゾネータ44が中心Pまわりに回転する角度が増えるにつれて、開口42aの大きさが小さくなる。穴44aは、第1の半円部44dに設けられている。
第2の半円部44eは、円筒部44cの軸方向他端に配置されている。第2の半円部44eは、開口42aと同じ(またはほぼ同じ)形状であり、中心Pを中心とする半円状である。
平板部44fは、円筒部44cと第1の半円部44dと第2の半円部44eとで形成される空間の開口を塞ぐ。
円筒部44cと第1の半円部44dと第2の半円部44eと平板部44fとで囲まれる空間から、穴44aと延び部44bとで構成される首部部分を除いた部分が、周波数固定レゾネータ44の共鳴室である。
回転角検出部46は、周波数固定レゾネータ44の回転角を検出しその信号を演算処理装置30にフィードバックする。
図1に示すように、回転数検出装置20がエンジン50の回転数を検出し、その信号を演算処理装置30に送る。また、回転角検出部46が周波数固定レゾネータ44の回転角を検出しその信号を演算処理装置30にフィードバックする。演算処理装置30は、回転数検出装置20からの信号に基づき周波数固定レゾネータ44の回転角を決め、その角度と回転角検出部46で検出された周波数固定レゾネータ44の角度(移動前の角度)との差分を決め、駆動アクチュエータ45をどれだけ動かすかを決める。駆動アクチュエータ45(モーター)は、演算処理装置30からの信号に基づいて回転する。モーターが回転することにより周波数固定レゾネータ44が回動する。
周波数固定レゾネータ44の角度が狙い値にあるとき、周波数可変レゾネータ41は共振することで所望の騒音周波数を消音する。なお、消音される周波数以外のいずれかの周波数においては、反共振を起こし逆に音が大きくなる。
また、周波数固定レゾネータ44の角度が狙い値にあるとき、周波数固定レゾネータ44の穴44aが開口42aに重なっており、周波数固定レゾネータ44は一定の周波数で発生する騒音を消音する。
その結果、エンジン回転数に応じて所望の騒音周波数を選択的に消音することで、変化幅A内で自由に騒音レベルを制御することが可能である。
また、変化幅A内でエンジン回転数に比例して(エンジン回転数が高くなるにしたがって)、吸気騒音が直線的に大きくなるような吸気騒音の目標を定め(図9参照)、その目標に一致するようエンジン回転数に対する消音周波数(周波数固定レゾネータ44の角度)を図10に示すように制御した。その結果、図11に示すように、エンジン回転数に対して比例して、吸気騒音が直線的またはほぼ直線的に大きくなるリニアな吸気音特性が得られる(リニア感効果重視制御)。
その結果、エンジン回転数に応じて所望の騒音周波数を選択的に消音することで、変化幅B内で自由に割合を制御することが可能である。
この変化幅B内でエンジン回転数に比例して(エンジン回転数が高くなるにしたがって)、低い周波数の割合が直線的に小さくなるように目標を定め(図13参照)、その目標に一致するようエンジン回転数に対する消音周波数(周波数固定レゾネータ44の角度)を図14に示すように制御した。
その結果、図15に示すように、エンジン回転数に対して比例して、低い周波数の割合が直線的またはほぼ直線的に小さくなるような特性が得られる(音色効果重視制御)。
切換機能60を備えているので、不特定多数の人、あるいは一人の人のその時々の気分によって、好みの吸気音(静粛性あるいは運転している感じ等のいろいろな吸気音(車室内音))が選択可能となる。
f=(c/2π){S/(L・V)}1/2・・・・・(a)
ただし、
f(Hz):消音周波数
c:音速
L:首部長さ
V:容積
S:首部断面積
である。
本発明実施例では、周波数固定レゾネータ44が固定首壁43に対して動くと、固定首壁43が共鳴部42内で囲むスペースに周波数固定レゾネータ44が入り込む量が変化する。そのため、周波数可変レゾネータ41の首部断面積が小さくなるにつれて(大きくなるにつれて)、周波数可変レゾネータ41の共鳴部42の容積は逆に大きくなる(小さくなる)。すなわち、上記(a)式の右辺の分子が小さくなるにつれて(大きくなるにつれて)、上記(a)式の右辺の分母が逆に大きくなる(小さくなる)。したがって、首部断面積だけあるいは容積だけを可変とする場合に比べて、消音周波数の可変幅が大きく、所望の消音周波数に素早く応答することができる。
また、周波数固定レゾネータ44を回動させることで首部断面積と容積を変えることができるので、複数個の首部形状は不要である。そのため、複数個の首部形状を持つ場合に比べて、省スペース化をはかることができる。
20 回転数検出装置
30 演算処理装置
40 可変周波数共鳴型レゾネータ装置
41 周波数可変レゾネータ
42 共鳴部
42a 共鳴部の開口
43 固定首壁
44 周波数固定レゾネータ
44a 周波数固定レゾネータの穴
44b 周波数固定レゾネータの延び部
45 駆動アクチュエータ
46 回転角検出部
50 エンジン
60 切換機能
0
Claims (1)
- 車両用エンジン回転数に応じて発生変化するエンジン吸気系騒音をエンジン回転数検出装置と演算処理装置と可変周波数共鳴型レゾネータ装置により回転数に応じて所望の騒音周波数を選択的に消音する可変周波数消音システムであって、
前記可変周波数共鳴型レゾネータ装置が消音する周波数の制御を車室内の人が変更できるよう切換機能を備える、可変周波数消音システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004160397A JP2005337187A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 可変周波数消音システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004160397A JP2005337187A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 可変周波数消音システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005337187A true JP2005337187A (ja) | 2005-12-08 |
Family
ID=35491024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004160397A Pending JP2005337187A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 可変周波数消音システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005337187A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017110615A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | 内燃機関の吸気音低減装置 |
CN115217696A (zh) * | 2022-07-01 | 2022-10-21 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 噪声控制方法、装置以及车辆制造方法 |
-
2004
- 2004-05-31 JP JP2004160397A patent/JP2005337187A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017110615A (ja) * | 2015-12-18 | 2017-06-22 | 株式会社マーレ フィルターシステムズ | 内燃機関の吸気音低減装置 |
CN115217696A (zh) * | 2022-07-01 | 2022-10-21 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 噪声控制方法、装置以及车辆制造方法 |
CN115217696B (zh) * | 2022-07-01 | 2024-03-01 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 噪声控制方法、装置以及车辆制造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4341608B2 (ja) | エンジン音制御装置 | |
US8384528B2 (en) | Method and apparatus for selectively varying motor vehicle sounds | |
EP1582733B1 (en) | Systems and methods for controlling acoustical damping | |
JP2009036185A (ja) | 内燃機関の消音器 | |
KR20220022294A (ko) | 엔진 배기음 주행 모드 연동 방법 및 스마트 차량 배기 시스템 | |
JP2005337187A (ja) | 可変周波数消音システム | |
JP2004293365A (ja) | 音圧制御装置 | |
JP4476130B2 (ja) | 車両用の吸気管 | |
JP2005330893A (ja) | 可変周波数消音システム | |
JP2005330894A (ja) | 可変周波数消音システム | |
JP4342348B2 (ja) | 複合型可変周波数消音システム | |
JPH08123429A (ja) | 吸音装置 | |
EP1865186B1 (en) | Improvements in or Relating to Vehicle Noise | |
JP2008062718A (ja) | 車室内音制御装置 | |
JPH03222854A (ja) | 吸気音制御装置 | |
JPH07219560A (ja) | 能動型騒音制御装置 | |
JPS61129414A (ja) | 適応型消音装置 | |
JPS60182348A (ja) | エンジンの吸気音低減装置 | |
JP2006250076A (ja) | 車両制御装置 | |
JP4251064B2 (ja) | 音調整装置 | |
JPH01273816A (ja) | 可変共鳴型消音器の最適制御法 | |
KR100476215B1 (ko) | 튜닝 주파수 가변형 댐핑장치 | |
JP2007290427A (ja) | 車両用音響装置 | |
JP2007231882A (ja) | 吸音機能を持つ通気装置 | |
JP2006306309A (ja) | 車室内音制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070222 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20090618 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20090618 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090929 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090930 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100302 |