JP2005336845A - 温水洗浄便座 - Google Patents

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航 留高
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和嗣 林
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Abstract

【課題】 トイレに簡単に静電霧化装置を配設可能にし、しかも静電霧化装置に自動的に給水可能にして利便性を向上させた温水洗浄便座を提供する。
【解決手段】 便器ボウルの開口縁に載置する便座部2と、便座部2に腰を下ろした使用者の局部に温水を噴射させて洗浄を行う洗浄部9とを備えた温水洗浄便座1である。ミスト噴霧を行う静電霧化装置8を備える。洗浄部9への給水経路10から分岐した分岐経路17によって静電霧化装置8に給水する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温水洗浄便座に関するものである。
近年、静電霧化装置で噴霧されるナノサイズのミストには臭い成分を強力に吸着する作用を有していることが認知されるようになり、これにしたがい脱臭機器として静電霧化装置が徐々に普及するようになってきている。たとえば、特許文献1には室内空気を脱臭するために空気清浄機に静電霧化装置を付設したものが開示されている。ところで、住居空間で臭いが気になる場所としては一番にトイレが挙げられる。トイレにはハニカム触媒や吸着材などを用いた脱臭手段が一般的に採用されているのが現状ではあるが、将来的には静電霧化装置がトイレの脱臭機器として採用されるのが望まれている。
なお、静電霧化装置でのミスト噴霧は水に高電圧を印加して分裂させることで行われるのであり、ミスト噴霧を継続して行わせるにはミストの元となる水を切らしてはならず、つまりミストの元となる水を静電霧化装置に適宜補充しなければならない。このミストの元となる水の静電霧化装置への補給は現状では使用者の手作業に頼っており、この作業が煩雑であって静電霧化装置の利便性は良好とは言い難いものであった。
特開2003−79714号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、トイレに簡単に静電霧化装置を配設可能にし、しかも静電霧化装置に自動的に給水可能にして利便性を向上させた温水洗浄便座を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る温水洗浄便座は、便器ボウルの開口縁に載置する便座部2と、便座部2に腰を下ろした使用者の局部に温水を噴射させて洗浄を行う洗浄部9とを備えた温水洗浄便座1において、ミスト噴霧を行う静電霧化装置8を備え、洗浄部9への給水経路10から分岐した分岐経路17によって静電霧化装置8に給水したことを特徴とする。これによると、静電霧化装置8を温水洗浄便座1に備えたので、温水洗浄便座1を便器に配設することで静電霧化装置8がトイレ内に簡単に配設されてトイレの脱臭装置として使用できるのであり、また、この静電霧化装置8には、温水洗浄便座1に元々備わる洗浄部9への給水経路10から分岐経路17を分岐させてこの分岐経路17を静電霧化装置8に接続するといった簡単な構成によって自動的な給水が可能にされており、静電霧化装置8で継続したミスト噴霧を行わせるのに使用者が手作業にて適宜給水するという煩雑な使用を回避できて静電霧化装置8の利便性の向上が図られている。
また、請求項2に係る温水洗浄便座は、請求項1において、洗浄部9への給水圧を一定に保つために給水経路10に圧力逃がし弁25を設け、圧力逃がし弁25から排出される圧力逃がし水を分岐経路17を介して静電霧化装置8に給水したことを特徴とする。これによると、静電霧化装置8への自動的な給水が温水洗浄便座1に元々備えられた圧力逃がし構造をそのまま利用することで可能になり、つまり簡単な構造で静電霧化装置8の利便性を向上できるのであり、また、元来便器内に捨てられていた圧力逃がし水を有効利用できて節水効果も期待できる。
また、請求項3に係る温水洗浄便座は、請求項1または2において、静電霧化装置8に給水された水を溜める貯水タンク18と貯水タンク18内の水を排水させる排水経路27とを設け、排水経路27の最高位置27bを貯水タンク18の上下の高さ位置の間に設けると共に、排水経路27の排水出口27cを便器ボウル内に臨ませるようにしたことを特徴とする。これによると、貯水タンク18に貯留された水は排水経路27の最高位置27bを越えると排水出口27cから排水されるようになり、つまり、貯水タンク18からの貯水の溢れを防止すると共に貯水タンク18に所定水量の貯水を確保して静電霧化装置8のミスト噴霧を確実に行わせることができ、また、排水経路27からの排水は便器ボウル内に排水されて温水洗浄便座1の水漏れ防止も確保できる。
また、請求項4に係る温水洗浄便座は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、静電霧化装置8に給水された水を溜める貯水タンク18を設け、貯水タンク18に貯水された水の少なくとも一部を排水すると共に貯水タンク18への給水を行わせたことを特徴とする。これによると、時間経過した水を貯水タンク18から排水して新しい水を貯水タンク18に供給できるので、貯水タンク18に長時間溜まった水が腐敗することでの悪臭の発生や、貯水タンク18に長時間溜まった水に混入した異物により引き起こされるミスト噴霧障害を防ぐことができる。
また、請求項5に係る温水洗浄便座は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、静電霧化装置8への給水を一定時間毎に行わせる制御部6を備えたことを特徴とする。これによると、温水洗浄便座1を長時間使用しないでも確実に静電霧化装置8に新しい水を供給できるので、静電霧化装置8の劣化を防止してミスト噴霧を確実に行わせることができる。
また、請求項6に係る温水洗浄便座は、請求項1乃至5のいずれかにおいて、静電霧化装置8で発生するミスト噴霧量により静電霧化装置8への給水制御を行わせる制御部6を設けたことを特徴とする。これによると、ミスト噴霧量が所定量よりも減少したことを測定した場合に制御部6にて貯水タンク18への給水を行わせることができ、つまり、ミスト噴霧に要する貯水に不足が生じた適宜タイミングでミスト噴霧に必要な分の水を貯水タンク18に供給でき、したがって、節水効果が期待できると共に、貯水タンク18の容量の小型化も図ることができる。
また、請求項7に係る温水洗浄便座は、請求項1乃至6のいずれかにおいて、静電霧化装置8に給水された水を溜める貯水タンク18を設け、貯水タンク18の貯水量により静電霧化装置8への給水制御を行わせる制御部6を設けたことを特徴とする。これによると、ミスト噴霧に必要な貯水タンク18の貯水量を確保するように制御部6にて貯水タンク18への給水を行わせることができ、つまり、ミスト噴霧に要する貯水に不足が生じた適宜タイミングでミスト噴霧に必要な分の水を貯水タンク18に供給でき、したがって、節水効果が期待できると共に、貯水タンク18の容量の小型化も図ることができる。
本発明は、静電霧化装置を温水洗浄便座に備えたので、温水洗浄便座を便器に配設することで静電霧化装置がトイレ内に簡単に配設されてトイレの脱臭装置として使用できるといった効果を有しており、また、この静電霧化装置には、温水洗浄便座に元々備わる洗浄部への給水経路から分岐経路を分岐させてこの分岐経路を静電霧化装置に接続するといった簡単な構成によって自動的な給水が可能にされており、使用者が手作業にて適宜給水するという煩雑な使用を回避して静電霧化装置の利便性を向上させつつ、静電霧化装置での継続したミスト噴霧の確保を図り得るといった効果を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1乃至図3には本発明の実施の形態の例を示す。本例の温水洗浄便座1は、図1及び2のように、便器ボウルの開口縁に載置する便座部2と、便器ボウルの蓋となる便蓋部3と、便座部2及び便蓋部3を枢支すると共に便器に載置固定する本体部4とを有して構成される。本体部4には、温水洗浄便座1の各機能を操作する操作スイッチ5、各機能部品に接続されて上記操作スイッチ5の操作や内蔵プログラムによって各機能部品の作動を制御する制御部6、便座部2に腰を下ろした使用者の局部に温水を噴射させて洗浄を行う洗浄装置7、そしてナノメータサイズのミストを発生させて脱臭装置として機能する静電霧化装置8が備えられている。つまり、温水洗浄便座1を便器に配設することで静電霧化装置8がトイレ内に簡単に配設されてトイレの脱臭装置として使用できるものである。以下、詳述する。
洗浄装置7は、一般の温水洗浄便座1(図4)と同様に、図1のように各種ノズルで構成される洗浄部9や、上水道などの水源11から洗浄部9へ給水する給水経路10が設けられている。詳しくは、洗浄部9を構成する各種ノズル9a〜9dは、使用者の局部に温水を噴射するお尻洗浄ノズル9aやビデ洗浄ノズル9b、用便前に便器ボウルの内表面に水膜をはるプレ洗浄ノズル9c、洗浄部9の各ノズル9a〜9cを洗浄するノズル洗浄ノズル9dから構成されている。また、一般の温水洗浄便座1(図4)の給水経路10には、水源11側から、給水弁12、温水タンク13、水ポンプ14、ロータリー切替弁15が配設されているが、本例の温水洗浄便座1の給水経路10にあっては、これに加えて分岐弁16が備えられ、この分岐弁16から静電霧化装置8の貯水タンク18に至る分岐経路17が形成されている。ここで、給水弁12は水源11から温水タンク13への給水を制御する弁であり、温水タンク13は給水された水を加熱して温水にした状態で貯留するタンクであり、水ポンプ14は温水タンク13からの温水を洗浄部9に搬送するポンプであり、ロータリー切替弁15は洗浄部9の各種ノズル9a〜9dに選択して温水を供給する弁である。なお、洗浄装置7の洗浄動作は、たとえば操作スイッチ5に設けたお尻洗浄スイッチやビデ洗浄スイッチを押すと、制御部6の制御を受けて、給水弁12が開いて温水タンク13に水源11から水が供給され、温水タンク13で加熱されて温水にされた後に、水ポンプ14の動作にて温水がロータリー切替弁15を介してお尻洗浄ノズル9aやビデ洗浄ノズル9bに至り、温水がお尻洗浄ノズル9aやビデ洗浄ノズル9bから使用者の局部に向けて噴射される。
静電霧化装置8は、図3のように、上記分岐経路17が接続された水を溜める貯水タンク18と、先端19aが針状に尖り基端19bが貯水タンク18内の水に浸された複数本の多孔質体からなる棒状の搬送体19と、これら搬送体19を保持すると共に搬送体19に吸水された水に対して電圧を印加するための水印加電極20と、保持枠21に保持されて上記複数本の搬送体19の先端19aと対向する対向電極22と、水印加電極20と対向電極22との間に高電圧を印加する電圧印加部23とから構成されている。なお、水印加電極20は搬送体19の貯水タンク18側の根元付近を保持するのが好ましく、また電圧印加部23には水印加電極20と対向電極22との間に500V/mmの電界強度をつくり得るものを用いるのが好ましい。この静電霧化装置8によると、貯水タンク18内の水が毛細管現象によって搬送体19の先端19aに吸引搬送され、電圧印加部23にて水印加電極20と対向電極22との間に高電圧を印加させることで、水を含んだ搬送体19の先端19aが水印加電極20側の実質的な電極となって搬送体19の先端19aと対向電極22の間に高電圧が印加され、搬送体19の針状の先端19aの水がレイリー分裂を引き起こし、粒子径がナノメータサイズのミストが発生する(霧化される)。発生したナノメータサイズのミストは帯電した状態で搬送体19の先端方向に向けて噴霧されるのであり、ナノメータサイズのミストに含まれる活性種による有効な脱臭効果を期待することができるのである。なお、この静電霧化装置8は特にその配設位置については限定するものではないが、たとえば、静電霧化装置8を本体部4に内装し、本体部4のハウジングに穿孔した放出口からミストをトイレ内や便器ボウル内に向けて噴霧させるようにしてもよい。
上述のように静電霧化装置8は、貯水タンク18に貯水された水を搬送体19にて吸い上げ、搬送体19の先端19aにてミストが発生するようにされている。つまり、ミストを発生させ続けると貯水タンク18に貯水された水は徐々に減っていき、搬送体19の基端19bが浸からないほどに貯水タンク18の水が減少してしまうと、ミストは発生されなくなる。しかして、ミストを継続して発生させるためには、貯水タンク18への水の補給は欠かせない。背景技術の項で説明したように、静電霧化装置8の貯水タンク18への水の補給は使用者の手作業でなされることが多かったのであるが、本例の温水洗浄便座1では、洗浄部9への給水経路10から分岐した分岐経路17を静電霧化装置8の貯水タンク18に接続し、洗浄部9への給水の一部を分岐経路17を介して静電霧化装置8の貯水タンク18に給水可能にしているから、静電霧化装置8への自動的な給水が可能にされており、使用者が適宜給水しなければならないといった煩雑な使用を回避して利便性良くミストを継続して発生させることが可能にされている。詳しくは、静電霧化装置8への給水は、制御部6による制御によって、給水弁12を開いて給水経路10に洗浄部9に向けて水を流した状態で分岐弁16を開き、給水経路10から分岐経路17に上記給水経路10を流れる水の一部を引き込ませることで行われている。更に言うと、洗浄部9への給水経路10は温水洗浄便座1において元々備わるものであるから、既成の給水経路10に分岐弁16や分岐経路17を設けるという簡単な改良を施すことで、ミストを継続して発生させ得る静電霧化装置8を温水洗浄便座1に備えることができる。このように本例の温水洗浄便座1にはミストを継続して発生させることを可能にした静電霧化装置8が備えられており、温水洗浄便座1を便器に配設することでトイレの脱臭を利便性よく有効に行わせることのできるのである。
以下、本発明の実施形態の他例を列挙する。ここで、先例と同様部位については同符号を付して説明を省き、先例と異なる部位につき説明する。
図5のように、分岐経路17を圧力逃がし水を流すための管路24にて構成させたことも好ましい。一般に、温水洗浄便座1の給水経路10には、たとえば図6のように温水タンク13の水源11側に圧力逃がし弁25が設けられている。この圧力逃がし弁25は、給水経路10を流れる水を適宜捨てることで給水経路10内の圧力を調節する弁であり、給水経路10の給水圧によって温水タンク13が破裂することを防止すると共に洗浄部9への給水圧を一定に保つために設けられている。なお、圧力逃がし弁25にて捨てられる水を圧力逃がし水と称し、圧力逃がし水を捨てる管路24や圧力逃がし弁25で構成される構造を圧力逃がし構造と称する。上述のように、本例では分岐経路17として圧力逃がし水を流すための管路24がこれを構成している。つまり、静電霧化装置8に自動的に給水するための構造として温水洗浄便座1に元々備えられた圧力逃がし構造をそのまま利用している。このように本例では、一般的な静電霧化装置8に元々備えられた構造を利用した簡単な構成で静電霧化装置8の利便性を向上させることができるのである。また、本例では、静電霧化装置8の貯水タンク18への給水に元来捨てられていた圧力逃がし水を有効利用できたものであり、節水効果も期待できるのである。
また、図7のように、分岐経路17をロータリー切替弁15から静電霧化装置8の貯水タンク18に至る管路26にて構成させたことも好ましい。つまり、本例では分岐弁16がロータリー切替弁15で兼用されており、しかして、ロータリー切替弁15に加えて分岐弁16を設けないでもよいことから、先例(図1〜3)に比べて簡単な構成で静電霧化装置8の利便性を向上させることができるのである。
また、図8,9のように、貯水タンク18には貯水タンク18内の水を排水させる排水経路27を設けることも好ましい。この排水経路27は、貯水タンク18の下部に排水入口27aを接続させた上方に突のU字管路で形成されている。詳しくは、排水経路27の最高位置27bは貯水タンク18の上下高さ位置の間の所定位置に設けられると共に、排水経路27の排水出口27cは便器ボウル内に臨ませて設けるようにしている。しかして、貯水タンク18の貯水水位が排水経路27の最高位置27bよりも高い位置になる程に貯水タンク18に給水がされると、排水経路27の最高位置27bを越えて排水出口27cから排水がされるのである。つまり、貯水タンク18には貯水水位が排水経路27の最高位置27bを上限とする貯水がされるのであり、したがって、排水経路27の最高位置27bを、搬送体19の基端19bの上下高さ位置よりも上方位置で且つ貯水タンク18の上端位置よりも下方位置に設定しておくと、貯水タンク18からの貯水の溢れを防止すると共に静電霧化装置8での確実なミスト噴霧を図ることができるように、貯水タンク18に所定水量の貯水ができるのである。また、図示はしないが排水経路27の排水出口27cは便器ボウル内に臨むように配設されており、つまり排水経路27の排水出口27cからの排水は便器ボウル内に排水されるので、温水洗浄便座1の水漏れ防止も確保されているのである。なお、図8,9のものでは、排水経路27の排水入口27aから最高位置27bまでの間における排水経路27の最低位置に水抜き弁28を配設してあり、この水抜き弁28から貯水タンク18の水を抜くことも可能にされている。これによると、時間経過した水を貯水タンク18から適時に排水できるのである。したがって、時間経過によって貯水タンク18の貯水が腐敗して悪臭が発生してしまうといった事態を防止できることは勿論、時間経過によって貯水タンク18の貯水に混入した塵が搬送体19に目詰まりを発生させたり、貯水タンク18の貯水に溶けて混入した金属物質が搬送体19の先端19aで析出したりすることで静電霧化装置8が劣化してしまい、安定したミスト噴霧が妨げられるといった事態を防止することができるのである。なお、水抜き弁28は制御部6を介して操作スイッチ5で操作できるようにしてもよく、また水抜き弁28から延出した排水路29の排水出口29aは、そのまま下方に開放させて使用者が用意する水受けなどに排水させてもよく、便器ボウル内に開放させて便器ボウル内に排水させてもよい。
また、本体部4に備えた制御部6を介して、静電霧化装置8での継続したミスト噴霧を確保するべく、静電霧化装置8の貯水タンク18への給水制御を行わせても好ましい。
たとえば、図示はしないが、制御部6内にタイマーを設け、貯水タンク18への給水を一定時間毎に行わせることも好ましい。これによると、貯水タンク18に常時貯水がされた状態にできて静電霧化装置8での継続したミスト噴霧を確保することができ、更に、静電霧化装置8でのミスト噴霧が長時間行われなくて静電霧化装置8の貯水タンク18内の貯水が長時間使われなかったとしても、静電霧化装置8の貯水タンク18には常に新しい水を供給させることができて、貯水タンク18に時間経過した水を長く滞留させないようにできるのであって、静電霧化装置8の劣化防止や安定したミスト噴霧の確保を図ることができるのである。
また、たとえば図8のように、静電霧化装置8にミスト噴霧量を測定するたとえばレーザー粒径測定器のようなミスト噴霧量測定器30を備え、このミスト噴霧量測定器30の測定結果に基いて制御部6によって貯水タンク18への給水制御を行わせても好ましい。ミスト噴霧量が所定量よりも減少したことをミスト噴霧量測定器30にて測定した場合には、貯水タンク18の貯水量が減少して搬送体19の基端19bが貯水タンク18の貯水に浸らなくなったことが考えられる。しかして、ミスト噴霧量が所定量よりも減少したことをミスト噴霧量測定器30にて測定した場合に制御部6にて貯水タンク18への給水を行わせたことで、ミスト噴霧に要する貯水に不足が生じた適宜タイミングでミスト噴霧に必要な分の水を貯水タンク18に供給することができるのである。したがって、静電霧化装置8での継続したミスト噴霧を確保できるのであり、更には節水効果も期待できると共に、貯水タンク18の容量の小型化も図り得るのである。
また、たとえば図9のように、貯水タンク18内に貯水を検知する水検知器31を設け、この水検知器31の検知結果に基いて制御部6によって貯水タンク18への給水制御を行わせても好ましい。水検知器31が水を検知しなければ、水検知器31の高さ位置にまで貯水がされていないことが考えられる。しかして、水検知器31を搬送体19の基端19bの上下高さ位置よりも上方位置に配設し、水検知器31が水を検知しなくなった場合に制御部6にて貯水タンク18への給水を行わせたことで、ミスト噴霧に必要な貯水タンク18の貯水量を確保することができるのである。つまり、ミスト噴霧に要する貯水に不足が生じた適宜タイミングでミスト噴霧に必要な分の水を貯水タンク18に供給することができるのである。したがって、静電霧化装置8での継続したミスト噴霧を確保できるのであり、更には節水効果も期待できると共に、貯水タンク18の容量の小型化も図り得るのである。
なお、上記各例は便宜上個別に説明したが、これら各例特有の構成を温水洗浄便座1に組み合わせて備えることも可能であり、また、温水洗浄便座1では洗浄部9から噴出する水に洗浄液を含有させることが一般に行われているが、給水経路10への洗浄液注入位置よりも上流の位置で分岐経路17を分岐させれば不都合なく静電霧化装置8の作動が確保されるのは、言うまでもない。
本発明の実施の形態の例の温水洗浄便座の給水系を示す概略ブロック図である。 同上の温水洗浄便座の斜視図である。 同上の静電霧化装置の分解斜視図である。 比較例の温水洗浄便座の給水系を示す概略ブロック図である。 本発明の実施の形態の他例の温水洗浄便座の給水系を示す概略ブロック図である。 比較例の温水洗浄便座の給水系を示す概略ブロック図である。 本発明の実施の形態の更に他例の温水洗浄便座の給水系を示す概略ブロック図である。 本発明の実施の形態の更に他例の静電霧化装置の要部の概略ブロック図である。 本発明の実施の形態の更に他例の静電霧化装置の要部の概略ブロック図である。
符号の説明
1 温水洗浄便座
2 便座部
6 制御部
8 静電霧化装置
9 洗浄部
10 給水経路
15 ロータリー切替弁
16 分岐弁
17 分岐経路
18 貯水タンク
25 圧力逃がし弁
27 排水経路

Claims (7)

  1. 便器ボウルの開口縁に載置する便座部と、便座部に腰を下ろした使用者の局部に温水を噴射させて洗浄を行う洗浄部とを備えた温水洗浄便座において、ミスト噴霧を行う静電霧化装置を備え、洗浄部への給水経路から分岐した分岐経路によって静電霧化装置に給水したことを特徴とする温水洗浄便座。
  2. 洗浄部への給水圧を一定に保つために給水経路に圧力逃がし弁を設け、圧力逃がし弁から排出される圧力逃がし水を分岐経路を介して静電霧化装置に給水したことを特徴とする請求項1記載の温水洗浄便座。
  3. 静電霧化装置に給水された水を溜める貯水タンクと貯水タンク内の水を排水させる排水経路とを設け、排水経路の最高位置を貯水タンクの上下の高さ位置の間に設けると共に、排水経路の排水出口を便器ボウル内に臨ませるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の温水洗浄便座。
  4. 静電霧化装置に給水された水を溜める貯水タンクを設け、貯水タンクに貯水された水の少なくとも一部を排水すると共に貯水タンクへの給水を行わせたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の温水洗浄便座。
  5. 静電霧化装置への給水を一定時間毎に行わせる制御部を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の温水洗浄便座。
  6. 静電霧化装置で発生するミスト噴霧量により静電霧化装置への給水制御を行わせる制御部を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の温水洗浄便座。
  7. 静電霧化装置に給水された水を溜める貯水タンクを設け、貯水タンクの貯水量により静電霧化装置への給水制御を行わせる制御部を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の温水洗浄便座。
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