JP2005335923A - シート搬送装置及びシート搬送方法 - Google Patents

シート搬送装置及びシート搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 制御が簡単なシート搬送装置及びシート搬送方法を提供し、併せて、処理能力(搬送効率)が高いシート搬送装置及びシート搬送方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、シートを複数列に振り分けて並列搬送するためのシート搬送装置において、後続シートに対し、該後続シートの後端が並列搬送される先行シートの後端よりも搬送方向で上流側となるように所定の重なり量を設定し、前記先行シートに対し、該所定の重なり量となるように後続シートの振り分け制御を行う。しかも、所定の重なり量を{(後続シートの搬送方向における長さ−規定値)/2}に基づいて設定すると処理能力(搬送効率)が向上する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、シート搬送装置及びシート搬送方法に関し、より詳しくは、カットシートを並列搬送するためのシート搬送装置及びシート搬送方法に関する。
例えば写真処理装置においては、露光処理を終えて画像毎に切断した感光材料、あるいは予め所定長さに切断して露光処理を施した感光材料を複数列に振り分けて並列搬送しつつ現像処理することにより、処理能力を向上させる方法が知られている。
ところが、近年、135サイズのフィルムでは、Lサイズとパノラマサイズとを混在させて写真処理するケースや、APSフィルムでは、Cサイズ、Hサイズ及びPサイズを混在させて写真処理するケースが増えてきており、このような場合、搬送方向における長さが異なる複数サイズの感光材料を一列で順次に露光処理し、上記の振り分け搬送を行うと、先行する感光材料と後続の感光材料との間で搬送方向における後端の位置関係に逆転現象が生じ、その結果、現像処理後に完成品として排出されて集積される感光材料(プリント)の順番が露光処理順(フィルムのコマ番号順)とならない場合がある。
このような不具合を解決するために、先行する感光材料と後続の感光材料との長さを比較し、両者間で搬送方向における後端の位置関係に逆転現象が生じる場合、後続の感光材料の送り出しタイミングをずらすことにより、搬送方向における後端の位置関係が常に露光処理順となるよう制御する技術が特許文献1に開示されている。
特開平8−314110号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている振り分け搬送方法は、先行する感光材料及び後続の感光材料のそれぞれの長さを把握するだけでなく、先行する感光材料とこれよりももう一つ前の先行する感光材料(後続の感光材料の同列にて先行する感光材料)との搬送方向における位置関係を把握しなければ、先行する感光材料と後続の感光材料との間で搬送方向における後端の位置関係に逆転現象が生じるか否かが判断できず、これが判断できて初めて搬送方向における後端の位置関係が常に露光処理順となるような制御が実現可能となるものであるため、制御が複雑になるという問題があった。
そこで、本発明は、制御が簡単なシート搬送装置及びシート搬送方法を提供することを第一の課題とし、併せて、処理能力(搬送効率)が高いシート搬送装置及びシート搬送方法を提供することを第二の課題とする。
本発明に係るシート搬送装置は、シートを複数列に振り分けて並列搬送するためのシート搬送装置において、後続シートに対し、該後続シートの後端が並列搬送される先行シートの後端よりも搬送方向で上流側となるように所定の重なり量を設定し、前記先行シートに対し、該所定の重なり量となるように後続シートの振り分け制御を行うことを特徴とする。
また、本発明に係るシート搬送方法は、シートを複数列に振り分けて並列搬送するためのシート搬送方法において、後続シートに対し、該後続シートの後端が並列搬送される先行シートの後端よりも搬送方向で上流側となるように所定の重なり量を設定し、前記先行シートに対し、該所定の重なり量となるように後続シートの振り分け制御を行うことを特徴とする。
これらの構成によれば、並列搬送される先行シートの搬送方向における長さ、後続シートの搬送方向における長さの如何に関わらず、必ず後続シートの後端が前記先行シートの後端よりも搬送方向で上流側となる。即ち、前記先行シートと後続シートとの間で搬送方向における後端の位置関係に逆転現象が生じることはない。
本発明においては、所定の重なり量が後続シートの搬送方向における長さに基づいて設定される構成を採用することができる。かかる構成によれば、後続シートの搬送方向における長さが長いほど、重なり量は大きくなる。これにより、処理能力(搬送効率)を向上させることができる。
また、上記構成を採用した場合であって、後続シート及び同列の先行シートの搬送方向における間隔が規定値を下回ることとなる場合、両者の搬送方向における間隔が規定値となるように後続シートの振り分けタイミングを遅延させる構成を採用することが必要となる。かかる構成によれば、如何なる場合であっても、後続シート及び同列の先行シートの搬送方向における間隔が規定値を下回り、あるいは一部で重なり合って、下流側での処理に支障を来すのを防止することができる。
また、この場合、所定の重なり量が{(後続シートの搬送方向における長さ−規定値)/2}に基づいて設定される構成を採用することが好ましい。かかる構成によれば、後続シート及び同列の先行シートの搬送方向における間隔が規定値を下回ることとなる場合に限らず、後続シートと並列搬送される先行シートが同じ長さである場合も、後続シート及び同列の先行シートの搬送方向における間隔は規定値となる。しかるに、この規定値を最小間隔として設定すれば、さらなる処理能力(搬送効率)の向上を図ることができる。特に、同じ長さサイズのシートを連続的に処理する通常の態様において、シート間隔が常に最小間隔となり、その結果、処理能力(搬送効率)が最大限となるため、所定の重なり量を{(後続シートの搬送方向における長さ−規定値)/2}に基づいて設定することの効果は絶大である。
以上の如く、本発明によれば、後続シートに対し、該後続シートの後端が並列搬送される先行シートの後端よりも搬送方向で上流側となるように所定の重なり量を設定し、前記先行シートに対し、該所定の重なり量となるように後続シートの振り分け制御を行うという簡単な制御で、前記先行シートと後続シートとの間で搬送方向における後端の位置関係に逆転現象が生じるのを防止することができる。
また、所定の重なり量を後続シートの搬送方向における長さに基づいて設定する、より好ましくは、所定の重なり量を{(後続シートの搬送方向における長さ−規定値)/2}に基づいて設定すれば、同列においてシート間の間隔が狭まり、その結果、時間当たりのシートの搬送量が増加するため、処理能力(搬送効率)を可及的に向上させることができる。
以下、本発明の実施形態に係る写真処理装置について図面を参酌しつつ説明する。
図1に示す如く、本実施形態に係る写真処理装置は、露光処理ユニットを主として収容するプリンタ部Aと、現像処理ユニットを主として収容するプロセッサ部Bとを繋ぐ連結部C(但し、プリンタ部A、プロセッサ部B及び連結部Cは、同一筐体である)とを備えている。
図2に示す如く、プリンタ部Aは、長尺の感光材料Pをロール状に巻回したものを回転可能に収容するマガジン2と、該マガジン2から引き出された感光材料Pをカッター3で所定の長さに切断した後、水平方向に搬送する搬送ユニット4と、該搬送ユニット4から受け取った感光材料Pを副走査方向に搬送しながら走査露光する露光処理ユニット5とを備えている。
前記露光処理ユニット5は、R,G,B各色に対応する波長のレーザー光のビームをポリゴンミラーを介して主走査方向に照射する露光ヘッド6と、該露光ヘッド6の露光ポイント7を挟んで上流側と下流側に配置された合計2対の副走査用ローラ対8,8とを有する。2対の副走査用ローラ対8,8は、いずれも感光材料Pを挟持した挟持姿勢と、上下方向に離間する方向に僅かに相対移動して挟持姿勢を解除した解除姿勢との間で切替可能に構成されている。
プロセッサ部Bは、露光された感光材料Pを現像、漂白、定着及び安定化処理する現像処理ユニット20と、現像処理された感光材料Pに対して温風を吹き付けて乾燥処理する乾燥処理ユニット23と、乾燥処理されて外部に排出された感光材料Pをオーダー毎に仕分ける仕分けユニット26とを備えている。
連結部Cには、露光処理ユニット5から露光処理を終えて水平方向に搬出される感光材料Pを受け取り、これを縦向きにした状態で上方に移動させて、プロセッサ部Bの上方位置に送り込む中継用搬送ユニット10が、連結部Cの筐体から前方に引き出し可能に収容されている。
図3及び図4に示す如く、中継用搬送ユニット10は、裏面に水平方向に配置されたレール(図示しない)により引き出し可能な垂直に延びた板状の保持体100と、該保持体100の表面上に上下方向に移動可能に支持された一対の搬送体101と、各搬送体101上に水平方向に移動可能に支持された横行体102とを備えている。搬送体101については、保持体100の中心軸を挟んで該保持体100の引き出し方向に沿って一対が並設されている。横行体102についても同様に、保持体100の中心軸を挟んで該保持体100の引き出し方向に沿って一対が並設されている。
搬送体101は、保持体100上に配置されたモータ103と、該モータ103の回転軸に巻き回された無端状の駆動ベルト104とによって、保持体100上に配設された垂直ガイドレール105に沿って保持体100の上端と下端との間を上下方向に往復移動することができる。一方、横行体102は、搬送体101上に配置されたモータ106と、該モータ106の回転軸に巻き回された無端状の駆動ベルト107とによって、搬送体101上に配設された水平ガイドレール108に沿って水平に往復移動することができる。
横行体102は、挟持手段としてのローラ対109のうちの駆動ローラ109aを軸支する基材110と、駆動ローラ109aの軸111に外嵌されて垂直姿勢と水平姿勢との間で切替可能に傾動すると共に、常時は水平姿勢となるように付勢される第1部材112と、圧着ローラ109bを軸支し、且つ第1部材112に軸支されて駆動ローラ109aの軸回りに傾動すると共に、常時は圧着ローラ109bが駆動ローラ109aに圧着するように付勢される第2部材113とを備えている。
また、第1部材112及び第2部材113には、ローラ109を表出可能な切欠部114aを有し、露光処理を終えた感光材料Pをローラ対109間に案内するための一対のガイド板114,114が固定されている。
第1部材112は、ローラ対109が水平に並び、ガイド板114,114が垂直(保持体100の面と平行)に延びる搬送姿勢と、ローラ対109が垂直に並び、ガイド板114,114が水平に延びる受取姿勢との間で傾動可能であるが、搬送姿勢から受取姿勢への切替えは、モータ106の駆動により中央側に移動した横行体102が搬送体101の下降に伴って下降する際、第1部材112が保持体100の表面に固着された係止部材115に摺接し、該第1部材112が付勢に抗して垂直姿勢に傾動すると共に、第2部材113が保持体100上に配置された作動レバー117の上端に当接し、該第2部材113が付勢に抗して上方に押し上げられ、圧着ローラ109bが駆動ローラ109aから離間することによって行われる。
また、駆動ローラ109aの軸111の他部位には、入力ギア116が固着されており、搬送体101が受取姿勢となった状態において、該入力ギア116が中間ギアを介して露光処理ユニット側の出力ギアと噛合することにより、露光処理ユニット側の搬送系(副走査用ローラ対8)と駆動ローラ109aとが同期して駆動するものであり、その結果、露光処理に係る感光材料Pは、露光処理ユニット5から搬送体101のローラ対109間に円滑に移行し得るものとなる。
感光材料Pがローラ対109間に移行すると、モータ103が駆動して搬送体101は上昇を開始する。この際、第2部材113は、作動レバー117との当接が解除されることにより付勢によって元の位置に戻り、圧着ローラ109bが駆動ローラ109aに圧着する。これによりローラ対109間の感光材料Pは、ローラ対109に挟持され、ローラ対109の移動に伴って搬送される。搬送体101が所定量だけ上昇すると、モータ106も駆動して横行体102が中心から離れる方向に横行を開始する。そのため、ローラ対109に挟持された感光材料Pは、最初の上昇移動から斜行移動に切り替わる。そして、横行体102の横行が完了すれば、再び上昇移動に切り替わる。
図4に示す如く、搬送体101の上端位置であって、各搬送体101のローラ対109と対向する位置には、搬送ローラ対118(図2も参照)が配置されている。搬送体101が上端に達すると、入力ギア116が中間ギアを介して搬送ローラ対118側のギアと噛合することにより、駆動ローラ109aと搬送ローラ対118の駆動ローラとが同期して駆動するものであり、その結果、ローラ対109に挟持搬送された感光材料Pは、受渡位置で搬送ローラ対118間に送り込まれ、そこから現像処理ユニット20へと搬送される。
図5は、上記中継用搬送ユニット10を用いた振り分け搬送の概念を説明するための図である。挟持手段としてのローラ対109が左右一対設けられていることは上述の如くであるが、一方(右側)のローラ対109は、(待機位置)→横行体102が中心側へ横行→搬送体101が下降→(受取位置)→搬送体101が上昇→搬送体101が上昇+横行体102が外側へ横行→搬送体101が上昇→(受渡位置)→搬送体101が下降、を一サイクルとすることにより、a→(受取位置)→b→(受渡位置)→c→(待機位置)の移動を繰り返す。同様に、他方(左側)のローラ対109は、a’→(受取位置)→b’→(受渡位置)→c’→(待機位置)の移動を繰り返す。そして、左右のローラ対109,109が交互に受取位置と受渡位置との間を往復することによって、受取位置から一列状に排出される感光材料Pが二つのレーン(第1レーン、第2レーン)に交互に振り分けて供給され、その結果、現像処理ユニット20以降では二列状に搬送される。
図6は、振り分け搬送に係る内部構成図である。制御部120は、第1レーンに係る計時手段としての第1タイマー121と、第2レーンに係る計時手段としての第2タイマー122と、露光処理を終えた感光材料Pの搬送方向における長さに関する情報を露光処理ユニット5の制御部から取得してその露光処理順に記憶していく記憶部123と、演算手段としての演算部124と、演算部124の演算結果に基づいて第1レーンに対する感光材料Pの受け渡しを実行する第1駆動制御部125と、演算部124の演算結果に基づいて第2レーンに対する感光材料Pの受け渡しを実行する第2駆動制御部126とを備えている。
第1タイマー121は、右側のローラ対109が感光材料Pの受け渡しを開始した時点(具体的には、搬送体101が受渡位置に到達すると、ローラ対109が搬送ローラ対118と同期して駆動するから、搬送体101が受渡位置に到達した時点に等しい)からの経過時間を計時するものである。第2タイマー122は、右側のローラ対109が感光材料Pの受け渡しを開始した時点からの経過時間を計時するものである。
演算部124は、第1タイマー121の計時に係る感光材料P(即ち、第1レーンに受け渡された感光材料P)の搬送方向における長さに関する情報を記憶部123から取得して、次式の演算を行う。
lane1/ahead=(Llane1/ahead+A)/V ・・・(式1)
lane1/ahead:第1レーンに受け渡された感光材料Pの長さ
A:規定値
V:受け渡し部での搬送速度
また、演算部124は、第2タイマー122の計時に係る感光材料P(即ち、第2レーンに受け渡された感光材料P)の搬送方向における長さに関する情報を記憶部123から取得して、次式の演算を行う。
lane2/ahead=(Llane2/ahead+A)/V ・・・(式2)
lane2/ahead:第2レーンに受け渡された感光材料Pの長さ
また、演算部124は、次に第1レーンに受け渡される感光材料Pの搬送方向における長さに関する情報及びその前に第2レーンに受け渡された感光材料Pの搬送方向における長さに関する情報を記憶部123から取得して、次式の演算を行う。
lane1/behind={Llane2/ahead−(Llane1/behind−A)/2}/V ・・・(式3)
lane1/behind:次に第1レーンに受け渡される感光材料Pの長さ
また、演算部124は、次に第2レーン受け渡される感光材料Pの搬送方向における長さに関する情報及びその前に第1レーンに受け渡された感光材料Pの搬送方向における長さに関する情報を記憶部123から取得して、次式の演算を行う。
lane2/behind={Llane1/ahead−(Llane2/behind−A)/2}/V ・・・(式4)
lane2/behind:次に第2レーンに受け渡される感光材料Pの長さ
第1駆動制御部125は、第2タイマー122の計時値がtlane1/behindとなる時点で第1レーンに対する感光材料Pの受け渡しが開始されるよう、右側の搬送体101の受渡位置への到達タイミングを制御する(制御1)。一方、第2駆動制御部126は、第1タイマー121の計時値がtlane2/behindとなる時点で第2レーンに対する感光材料Pの受け渡しが開始されるよう、左側の搬送体101の受渡位置への到達タイミングを制御する(制御2)。
この制御1及び2によれば、後続の感光材料Pは、先行して既に振り分けられた感光材料Pと{(後続の感光材料Pの長さ−A)/2}の重なり量を以て、先行する感光材料Pと反対側のレーンに振り分けられる。従って、長いサイズの感光材料Pに続いて短いサイズの感光材料Pを露光処理した場合であっても、短いサイズの感光材料Pの後端が長いサイズの感光材料Pの後端よりも搬送方向の下流側に位置する事態は発生しなくなり、搬送方向における後端の位置関係が必ず露光処理順となるため、仕分けユニット26において仕上げられた感光材料P,…が必ず露光処理順に集積されるようになる。
尚、第1駆動制御部125は、第1レーンにおいて次の感光材料Pの受け渡しを開始する時点で第1タイマー121をリセットすると同時に、新たに該次の感光材料Pのための計時を開始するようになっており、第2駆動制御部126も、第2レーンにおいて次の感光材料Pの受け渡しを開始する時点で第2タイマー122をリセットすると同時に、新たに該次の感光材料Pのための計時を開始するようになっている。
基本的な考え方は以上の通りである。但し、この方法によれば、短いサイズの感光材料Pに続いて長いサイズの感光材料Pを露光処理して振り分けた場合、同列において前後の感光材料P,Pが一部で重なり合ってしまうことがある。そのため、第1駆動制御部125は、第2タイマー122の計時値がtlane1/behindとなる時点が第1タイマー121の計時値がtlane1/aheadとなる時点よりも早い場合、該第1タイマー121の計時値がtlane1/aheadとなる時点で第1レーンに対する感光材料Pの受け渡しが開始されるよう、右側の搬送体101の受渡位置への到達タイミングを制御する(制御3)。一方、第2駆動制御部126は、第1タイマー121の計時値がtlane2/behindとなる時点が第2タイマー122の計時値がtlane2/aheadとなる時点よりも早い場合、該第2タイマー122の計時値がtlane2/aheadとなる時点で第2レーンに対する感光材料Pの受け渡しが開始されるよう、左側の搬送体101の受渡位置への到達タイミングを制御する(制御4)。
この制御3及び4によれば、第1レーン及び第2レーンの何れにおいても、後続の感光材料P及び同列にて先行する感光材料Pの間隔は規定値Aとなる。この規定値Aは、最小間隔という意義を持ち、プロセッサ部Bにおいて、効率的な処理が行われる値である。本実施形態においては、規定値Aは24mmである。
図7は、その具体例の説明図である。感光材料1〜10は、その順で露光処理がなされたもので、感光材料1,2,3,7,10は同じ長さサイズ(例えば178mm)の感光材料であり、感光材料4,5,6,8,9は同じ長さサイズ(例えば82.5mm)の感光材料である。感光材料2の振り分けは、原則に従い、上記制御2による。感光材料3の振り分けは、原則に従い、上記制御1による。感光材料4の振り分けは、原則に従い、制御2による。感光材料5の振り分けは、原則に従い、制御1による。感光材料6の振り分けは、原則に従い、制御2による。但し、感光材料7の振り分けは、第2タイマー122の計時値がtlane1/behindとなる時点が第1タイマー121の計時値がtlane1/aheadとなる時点よりも早くなり、感光材料7の先端が感光材料5の後端と重なり合ってしまうため、上記制御3が採られる。感光材料8の振り分けは、原則に従い、制御2による。感光材料9の振り分けは、原則に従い、制御1による。そして、感光材料10の振り分けは、第1タイマー121の計時値がtlane2/behindとなる時点が第2タイマー122の計時値がtlane2/aheadとなる時点よりも早くなり、感光材料10の先端が感光材料8の後端と重なり合ってしまうため、上記制御4が採られる。
ここで気付くのは、制御3による感光材料7及び感光材料5の間隔、制御4による感光材料10及び感光材料8の間隔が規定値Aとなるのは当然のこと、制御1による感光材料3及び感光材料1の間隔、制御1による感光材料5及び感光材料3の間隔、制御2による感光材料6及び感光材料4の間隔、制御1による感光材料9及び感光材料7の間隔も規定値Aとなることである。即ち、先に振り分けられる感光材料Pに続いて同じ長さの感光材料Pが反対側のレーンに振り分けられる場合、該後続の感光材料P及び同レーンにて先行する感光材料Pの間隔は規定値Aとなるのである。これを実現するために、制御1及び2による、後続の感光材料Pと先行して既に振り分けられた感光材料Pとの重なり量は、上述の如く、{(後続の感光材料Pの長さ−A)/2}としているのである。
以上のように、本実施形態に係る振り分け搬送方法によれば、同じ長さサイズの感光材料Pを連続的に処理する通常の処理態様において、同列における前後の感光材料P,Pの間隔が常に最小間隔Aとなるため、処理能力(搬送効率)の低下を来すことがない。しかも、異なる長さサイズの感光材料Pを処理する処理態様となっても、搬送方向における感光材料Pの後端の位置関係が常に露光処理順となるため、感光材料P,…を必ず露光処理順に集積することができるようになっている。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態においては、写真処理装置について言及しているが、本発明は、複写機、印刷機等、カットシートを扱う装置の全てを含むものである。
また、写真処理装置であるとしても、本発明が適用されるのは、露光処理ユニットと現像処理ユニットとの間であることに限定されず、例えば露光処理ユニットよりも上流側、あるいは現像処理ユニット以降に適用してもよい。
また、上記実施形態においては、重なり量が後続の感光材料の搬送方向における長さに応じて変化するようになっているが、シートの搬送方向における長さに関わらずに一定であってもよい。その場合、処理する送り長さが最小になる場合の重なり量に設定すればよい。
また、上記実施形態においては、二列並列搬送としているが、三列並列搬送であってもよく、列数は特に限定されない。
本実施形態に係る写真処理装置の斜視図を示す。 同実施形態に係る写真処理装置の一部断面を含む側面図を示す。 同実施形態に係る振り分け搬送機構の要部斜視図を示す。 同実施形態に係る振り分け搬送機構の要部正面図を示す。 同実施形態に係る振り分け搬送機構の動作説明図を示す。 同実施形態に係る振り分け搬送機構の制御部におけるブロック図を示す。 同実施形態に係る振り分け搬送態様の説明図を示す。
符号の説明
5 露光処理ユニット
10 中継用搬送ユニット
101 搬送体
102 横行体
109 ローラ対(挟持手段)
118 搬送ローラ対
120 制御部
121 第1タイマー(計時手段)
122 第2タイマー(計時手段)
123 記憶部
124 演算部(演算手段)
125 第1駆動制御部
126 第2駆動制御部
20 現像処理ユニット
A プリンタ部
B プロセッサ部
C 連結部
P 感光材料

Claims (8)

  1. シートを複数列に振り分けて並列搬送するためのシート搬送装置において、後続シートに対し、該後続シートの後端が並列搬送される先行シートの後端よりも搬送方向で上流側となるように所定の重なり量を設定し、前記先行シートに対し、該所定の重なり量となるように後続シートの振り分け制御を行うことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記所定の重なり量は、前記後続シートの搬送方向における長さに基づいて設定される請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記後続シート及び同列の先行シートの搬送方向における間隔が規定値を下回ることとなる場合、両者の搬送方向における間隔が規定値となるように前記後続シートの振り分けタイミングを遅延させる請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記所定の重なり量は、{(前記後続シートの搬送方向における長さ−前記規定値)/2}に基づいて設定される請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. シートを複数列に振り分けて並列搬送するためのシート搬送方法において、後続シートに対し、該後続シートの後端が並列搬送される先行シートの後端よりも搬送方向で上流側となるように所定の重なり量を設定し、前記先行シートに対し、該所定の重なり量となるように後続シートの振り分け制御を行うことを特徴とするシート搬送方法。
  6. 前記所定の重なり量を、前記後続シートの搬送方向における長さに基づいて設定する請求項5に記載のシート搬送方法。
  7. 前記後続シート及び同列の先行シートの搬送方向における間隔が規定値を下回ることとなる場合、両者の搬送方向における間隔が規定値となるように前記後続シートの振り分けタイミングを遅延させる請求項6に記載のシート搬送方法。
  8. 前記所定の重なり量を、{(前記後続シートの搬送方向における長さ−前記規定値)/2}に基づいて設定する請求項7に記載のシート搬送方法。
JP2004159831A 2004-05-28 2004-05-28 シート搬送装置及びシート搬送方法 Expired - Fee Related JP4244203B2 (ja)

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