JP2005334503A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 センター役物に形成されたステージを転動せしめられる遊技球の動きに一層の変化をもたせて、遊技者を楽しませることが出来る、新規な構造のパチンコ機を提供することを目的とする。
【解決手段】 手前側フロア60における誘導通路74の出口76の前方に対して、駆動モータ106によって略鉛直方向に延びる回転中心軸回りに回転せしめられる回転体86が、手前側フロア60のフロア面84と略同じ高さの上面94をもって一つ配されていると共に、回転体86の上面94の外周縁部において周上の複数箇所で突出形成された突起96が回転体86の回転に基づいて周方向に移動せしめられることによって、誘導通路74の出口76から回転体86を挟んで誘導通路74の出口76と反対のほうに至る回転体横断通路110が所定周期毎に発現せしめられるようにした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技球を転動せしめるためのステージが形成されたセンター役物を遊技領域に備えているパチンコ機に係り、特に、ステージ上での遊技球の転動に一層の変化をもたせて遊技者を楽しませることが出来る、新規な構造のパチンコ機に関するものである。
従来から、パチンコ機の遊技というのは、パチンコ機に突設された操作ハンドルに対して回動操作可能に装着された発射レバーを遊技者が回動操作し、遊技領域に向けて遊技球を発射することによって行われるようになっており、このように遊技領域に向けて発射された遊技球は、遊技領域に打ち込まれた多数の遊技釘や各種構造物等に当たりながら遊技領域を流下するようになっている。それ故、遊技領域を流下する遊技球というのは、遊技釘や各種構造物に当たる毎に、その流下方向が変化せしめられるようになっており、このように遊技球の流下方向が変化せしめられることによって、遊技者を楽しませるようになっている。
ところで、パチンコ機というのは、一般的に、遊技領域において、そのパチンコ機の機種を特徴付けるようなセンター役物が配設されている。例えば、液晶表示器の表示画面の周囲に配設されたセンター飾り等が、それである。そして、多くの場合、このようなセンター役物には、遊技球を転動せしめるためのステージが形成されており、センター役物に形成された案内通路等を通ってステージ上に案内されてきた遊技球は、ステージ上を転動せしめられるようになっている。
そこにおいて、パチンコ機によっては、センター役物の下方において、遊技者に有利な特典遊技を可能にするか否かの抽選を行うための始動入賞装置が配設されたものがある。そして、このようなパチンコ機においては、ステージ上を転動せしめられる遊技球の始動入賞装置への入賞を容易にするために、ステージにおける始動入賞装置の上方に位置せしめられた部分に対して傾斜面等が形成されていることが多い。それ故、遊技者は、ステージ上において転動せしめられる遊技球の行方(転動方向)に対して、非常に関心が高くなっている。
また、近年のパチンコ機においては、大型の液晶表示器が採用される傾向にあり、このような大型の液晶表示器を採用することに起因して、センター役物が大きくなり、それによって、センター役物の遊技領域に占める割合が大きくなってきており、その結果、遊技領域が狭くなってきている。
従って、センター役物に形成されたステージの存在が非常に重要になってきており、かかるステージが遊技領域の一部を構成しているといっても過言ではない。
そこで、特許文献1に記載されているように、ステージに遊技球を誘導するための誘導通路の出口前方において、上面に突起が形成されて、モータによって回転せしめられる回転体が配されたパチンコ機が提案されている。
しかしながら、このようなパチンコ機においては、回転体の配設位置が誘導通路の出口前方とされていることから、誘導通路によってステージに案内されてきた遊技球というのは、回転体に形成された突起に当たらないでステージを通過するか、或いは、回転体に形成された突起に当たって、その転動方向が変化せしめられてから、ステージを通過することとなり、ステージ上での遊技球の転動に変化をもたせて遊技者を楽しませるという点において、十分でない。
特開2000−308716号公報
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景として為されたものであり、その解決課題とするところは、センター役物に形成されたステージを転動せしめられる遊技球の動きに一層の変化をもたせて、遊技者を楽しませることが出来る、新規な構造のパチンコ機を提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体に記載されたもの、或いは、それらの記載から当業者が把握することが出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
本発明の第一の態様は、遊技球を転動せしめるためのステージが形成されたセンター役物を遊技領域に備えたパチンコ機において、前記ステージが、手前側フロアと、該手前側フロアよりも奥側で高位置にある奥側フロアを含んで構成されており、該奥側フロアには、山状部と谷状部を有する波形状で左右方向に広がるフロア面が形成されており、該奥側フロアのフロア面には、該谷状部において遊技球を該手前側フロアに誘導する手前側誘導傾斜面が形成されていると共に、該山状部において遊技球を該奥側フロアの奥方に形成された入球口に誘導する奥側誘導傾斜面が形成されており、該奥側誘導傾斜面を通って該入球口に入球した遊技球が、遊技球を該手前側フロアに誘導するための誘導通路を通って該手前側フロアに誘導されるようになっている一方、該手前側フロアには、駆動モータによって略鉛直方向に延びる回転中心軸回りに回転せしめられる回転体が、該手前側フロアのフロア面と略同じ高さの上面をもって、該誘導通路の出口の前方に一つ配されており、該回転体の該上面の外周縁部において周上の複数箇所で突出形成された突起が該回転体の回転に基づいて周方向に移動せしめられることによって、該誘導通路の出口から該回転体を挟んで該誘導通路の出口と反対のほうに至る回転体横断通路が所定周期毎に発現せしめられるようにしたことを、特徴とする。
このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、奥側フロアを転動せしめられる遊技球が、奥側フロアのフロア面における谷状部に形成された手前側誘導傾斜面によって、或いは、奥側フロアのフロア面における山状部に形成された奥側誘導傾斜面によって奥側フロアの奥方に形成された入球口に誘導されて該入球口に入球した後、誘導通路を通ることによって、手前側フロアに誘導されるようになっている。
そこにおいて、本態様に係るパチンコ機では、手前側フロアにおける誘導通路の出口の前方に対して、駆動モータによって略鉛直方向に延びる回転中心軸回りに回転せしめられる回転体が、手前側フロアのフロア面と略同じ高さの上面をもって一つ配されていると共に、回転体の上面の外周縁部において周上の複数箇所で突出形成された突起が回転体の回転に基づいて周方向に移動せしめられることによって、誘導通路の出口から回転体を挟んで誘導通路の出口と反対のほうに至る回転体横断通路が所定周期毎に発現せしめられるようになっていることから、例えば、回転体を挟んで誘導通路の出口と反対側に遊技球が至ることによって遊技者に何等かの利益が付与されるようにしておくことにより、奥側フロアを転動せしめられている遊技球が奥側誘導傾斜面によって入球口に入球するか否かということのみならず、誘導通路を通って手前側フロアに誘導されてきた遊技球が所定周期毎に発現せしめられる回転体横断通路を通って、回転体を挟んで誘導通路の出口と反対側にまで至るか否かということに対しても、遊技者の興味を惹きつけることが可能となる。
すなわち、本態様のパチンコ機においては、奥側フロアのフロア面上での遊技球の転動を見る楽しみと、誘導通路を通って手前側フロアに誘導されてきた遊技球の該手前側フロアのフロア面上での転動を見る楽しみを、遊技者に与えることが可能となり、それによって、遊技者を楽しませることが可能となる。
なお、本態様における回転体は、誘導通路の出口の前方において一つ配されているものであり、例えば、誘導通路の出口が複数ある場合には、各誘導通路の出口の前方に位置せしめられるようにして、回転体が配されることとなる。従って、誘導通路の出口が複数ある場合には、手前側フロアにおいて複数の回転体が配されることとなる。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係るパチンコ機において、前記手前側フロアのフロア面には、前記回転体が配された位置に向かって下る傾斜が付されており、前記手前側誘導傾斜面によって該手前側フロアに誘導されてきた遊技球が、該手前側フロアのフロア面に付された傾斜によって該回転体が配された位置に向かって転動せしめられるようにしたことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、手前側誘導傾斜面によって手前側フロアに誘導されてきた遊技球が手前側フロアのフロア面に付された傾斜によって、回転体が配された位置に向かって転動されるようになっていることから、手前側誘導傾斜面によって手前側フロアに誘導されてきた遊技球であっても、駆動モータによって回転体が回転せしめられていることにより、回転体の上面に突出形成された突起によって、回転体を挟んで誘導通路の出口と反対のほうに誘導されることがある。それ故、本態様に係るパチンコ機においては、手前側誘導傾斜面によって手前側フロアに誘導されてきた遊技球の転動に対しても、遊技者の興味を惹きつけることが可能となり、それによって、遊技者に遊技球の転動を見る楽しみを与えることが可能となる。
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に係るパチンコ機において、前記突起が前記回転体の上面に沿って延びるように形成されていることを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、突起が回転体の上面に沿って延びるように形成されていることから、遊技球が突起に当接している時間を有利に確保することが可能となり、それによって、手前側フロアを転動せしめられる遊技球を回転体の回転方向に容易に誘導することが可能となり、その結果、遊技球の転動に対して一層変化をもたせることが可能となる。
本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れかの態様に係るパチンコ機において、前記パチンコ機の遊技動作を全体的に制御する主制御部が設けられており、該主制御部による遊技処理が行われる以前において、前記駆動モータへの電源の供給が開始されるようにし、該主制御部による遊技処理が行われている際には、該駆動モータによって前記回転体が回転せしめられるようにしたことを、特徴とする。このような本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、主制御部による遊技処理が行われる以前において、駆動モータへの電源供給が開始され、主制御部による遊技処理が行われている際には、駆動モータによって回転体が回転せしめられていることから、主制御部は、遊技処理を行う際に、駆動モータの駆動を開始したり停止したり等する必要がなくなり、それによって、主制御部による遊技処理の負担を軽減することが可能となる。
なお、本態様における主制御部とは、予め定められた制御プログラムに従って所定の制御処理を実行するCPU等によって有利に構成される。また、このようにCPUによって主制御部が構成される場合には、かかるCPUが制御プログラムに従って実行する制御処理によって遊技処理が構成されることとなる。
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされたパチンコ機においては、奥側フロアのフロア面上を転動せしめられる遊技球が、奥側フロアのフロア面における谷状部に形成された手前側誘導傾斜面によって、或いは、奥側フロアのフロア面における山状部に形成された奥側誘導傾斜面によって奥側フロアの奥方に形成された入球口から誘導通路を通ることで、手前側フロアに誘導されるようになっており、また、手前側フロアにおける誘導通路の出口前方には、駆動モータによって略鉛直方向に延びる回転中心軸回りに回転せしめられる回転体が、手前側フロアのフロア面と略同じ高さの上面をもって一つ配されており、しかも、かかる回転体の上面には、その外周縁部において周上の複数箇所に突起が形成されている。これにより、回転体が駆動モータによって回転せしめられることで、誘導通路の出口から回転体を挟んで誘導通路の出口と反対のほうに至る回転体横断通路が、所定周期毎に発現せしめられることとなる。その結果、奥側フロアのフロア面を転動せしめられる遊技球の動きを見る楽しみと、誘導通路を通って手前側フロアに誘導されてきた遊技球の動きを見る楽しみを、遊技者に与えて、遊技者を楽しませることが可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。なお、以下の説明において、左右方向とは、原則として、遊技者からみた左右方向をいうものとする。
図1には、本発明の一実施形態のパチンコ機10が示されている。このパチンコ機10は、縦長な方形状に枠組みされた外枠12を備えており、かかる外枠12には、その一側において開閉自在に軸支された状態で中枠14が組み付けられている。また、中枠14の表側には、中枠14に対して取り付けられた遊技盤16を透視保護するためのガラス板を備えたガラス枠18と、上皿20を備えた皿板22が、それぞれ、中枠14の一側に開閉自在に軸支された状態で組み付けられている。更にまた、上皿20の下方には、下皿24が設けられており、かかる下皿24の右方には、発射ハンドル26が突設されている。そして、遊技者が発射ハンドル26に対して回動可能に装着された発射レバー28を回動操作することにより、上皿20に貯留された遊技球が球送り機構(図示せず)を介して、発射装置(図示せず)に送られた後、遊技盤16に形成された遊技領域30に向けて発射されるようになっている。
続いて、遊技盤16の構造について、説明する。遊技盤16は、表面に合成樹脂製のシートが被着された遊技板を備えており、かかる遊技板の表面側に固定されたガイドレール32によって囲まれた略円形の遊技領域30には、液晶表示器34や始動入賞装置36,特別可変入賞装置38等が設けられている。なお、図示はされていないが、遊技番16の遊技領域30には、周知の如く多数の遊技釘や風車等が設けられている。
そして、遊技領域30に向けて発射された後、遊技領域30を流下せしめられる遊技球が始動入賞装置36に入賞すると、液晶表示器34の表示画面において、複数の特別図柄(図示せず)の変動表示が開始され、それら複数の特別図柄の変動表示が所定時間行われる。その後、複数の特別図柄が特定の停止表示態様で停止表示されると、それまで特別可変入賞装置38の入口を塞いでいた扉40が予め定められた作動条件に従って、開閉作動せしめられるようになっている。これにより、特別可変入賞装置38の入口が開放されて、特別可変入賞装置38への遊技球の入賞が可能となり、その結果、遊技者は、通常の遊技では得ることが出来ない利益(賞球)を得ることが出来る特典遊技を行うことが可能となる。
また、液晶表示器34の表示画面の周囲には、液晶表示器34の周囲を装飾するためのセンター役物としてのセンター飾り42が配設されている。このセンター飾り42は、図2および3にも示されているように、本体枠44の周上の適数箇所において、板状の取付部46が外方に突出するようにして一体形成された構造とされており、遊技板に形成された取付孔(図示せず)に本体枠44が挿通された状態で、取付部46によって遊技板の表面側から取り付けられるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、本体枠44に形成されている貫通孔48における他方の開口端の断面の大きさおよび形状は、液晶表示器34の表示画面の大きさおよび形状に対応しており、遊技盤16(遊技板)の裏側に配設された液晶表示器34の表示画面が貫通孔48を通じて視認可能とされている。
さらに、本体枠44の一方の端部には、貫通孔48の上方から側方に亘って手前側に突出する庇50が形成されており、それによって、液晶表示器34の表示画面の前方を遊技球が流下することを防止するようになっている。
また、センター飾り42には、庇50の内部および本体枠44の内部を利用してワープ通路52が形成されており、庇50における貫通孔48の左側方に位置せしめられる部分の外側に形成されたワープ入口54から入った遊技球が、ワープ通路52を通って、ワープ出口56から本体枠44の下端内周面に形成されたステージ58に案内されるようになっている。
このステージ58は、本体枠44の下端内周面において、本体枠44の一方の側から本体枠44の中間部分に亘って形成されている。そこにおいて、本実施形態のステージ58は、その奥行方向中間部分において、本体枠44の一方の側と他方の側に分割されており、本体枠44の一方の側よりも他方の側のほうが高くなっている。なお、以下の説明において、ステージ58における本体枠44の一方の側を手前側フロア60と称し、ステージ58における本体枠44の他方の側を奥側フロア62と称することにする。
奥側フロア62は、左右方向に広がって、左右方向中央部分を中心として左右対象となる波状に湾曲せしめられたフロア面64を備えており、かかるフロア面64における左右方向中央部分が山状部66とされている一方、該山状部66の左右両側が谷状部68とされている。即ち、本実施形態では、奥側フロア62のフロア面64は、一つの山状部66と二つの谷状部66,66を備えているのである。また、奥側フロア62の左端付近には、ワープ出口56が位置せしめられており、それによって、ワープ出口56からステージ58に案内されてきた遊技球が、奥側フロア62を転動せしめられるようになっている。
更にまた、奥側フロア62には、山状部66において奥方に向かって下る奥側誘導傾斜面70が形成されており、遊技球は、かかる奥側誘導傾斜面70上を転動せしめられることによって、奥側フロア62よりも奥側に形成された入球口72に入球せしめられるようになっている。
このようにして、入球口72に入球せしめられた遊技球は、本体枠44内に形成された誘導通路としての球通路74を通って、手前側フロア60に誘導されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、かかる球通路74の出口としての出側開口76は、手前側フロア60の左右方向中央の奥側に形成されている。
また、奥側フロア62には、谷状部68のそれぞれに対して手前側フロア60に向かって下る手前側誘導傾斜面78が形成されており、かかる手前側誘導傾斜面78によって、奥側フロア62を転動せしめられる遊技球が手前側フロア60に誘導されるようになっている。
更にまた、奥側フロア62における手前側の端部には、上方に突出して奥側フロア62の左右方向に沿って延びる縦壁80が形成されており、かかる縦壁80において手前側誘導傾斜面78が形成されている位置に対応する箇所にのみ切欠82が形成されている。これにより、奥側フロア62を転動せしめられる遊技球は、手前側誘導傾斜面78を通ることによってのみ、手前側フロア60に誘導されるようになっている。
この手前側フロア60は、左右方向中央に向かって、左右両側から下がる傾斜が与えられたフロア面84を備えており、かかるフロア面84の奥行寸法は、奥側フロア62のフロア面64よりも十分に大きくされている。また、奥側フロア62の左右方向中央部分には、回転体86が配設されている。
この回転体86は、図4および5にも示されているように、軸方向下方から上方に行くに従って次第に縮径する笠状の回転板88の下面に対して、大径の外側筒部90と、小径の内側筒部92が、同一中心軸上で一体形成された構造とされている。そこにおいて、回転板88の上面94に対して、中心から外周縁部に向かって下る方向に付されている傾斜は、水平方向に対して5〜10度であることが望ましい。蓋し、回転板88の上面94に付された傾斜が5度よりも小さい場合には、回転体86に乗り上げた遊技球の転動に勢いがないと、回転体86の乗り上げた状態で遊技球が停留してしまうおそれがあり、また、回転板88の上面94に付された傾斜が10度よりも大きい場合には、遊技球が回転体86に乗り上げることが困難になったり、或いは、回転体86に乗り上げたとしても、回転体86に乗り上げてきたほうと反対側に向かって転動しなくなってしまうおそれがあるからである。因みに、本実施形態では、回転板88の上面94に付された傾斜の角度は6度に設定されている。また、笠状の回転板88における上面94には、複数(本実施形態では、4つ)の突起96が、それぞれ、上方に向かって突出形成されている。
そこにおいて、本実施形態では、回転板88に突出形成された各突起96は、回転板88の外周縁部において、周方向に所定の間隔でもって位置せしめられており、周方向で隣り合う二つの突起96,96の間隔は、それぞれ、遊技球の直径よりも十分に大きくされている。また、本実施形態では、各突起96は、回転板88の外周縁部から中心に向かって延びるように形成されており、その延出方向の寸法は、回転板88の直径の略半分程度の大きさとされている。これにより、回転板88の上面94の中心付近には、突起96が形成されていないスペースが存在することとなり、かかるスペースは遊技球が転動可能な程度の広さとされている。従って、本実施形態では、回転板88の上面94における突起96が形成されていない部分の全体に亘って遊技球が通過可能とされている。
また、各突起96は、延出方向において、僅かに湾曲せしめられており、それによって、各突起96における周方向一方の側の面が凹状湾曲面とされている一方、周方向他方の側の面が凸状湾曲面とされている。
このような構造とされた回転体86は、手前側フロア60に形成された凹所98に対して、外側筒部90および内側筒部92が形成された側から嵌め込まれるようにして、凹所98内に収容位置せしめられるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、凹所98は、球通路74の出側開口76の前方に形成されており、それによって、回転体86が球通路74の出側開口76の前方に配されている。このように回転体86が凹所98内に収容位置せしめられた状態下において、回転体86における内側筒部92は、凹所98内に設けられた突部100に外挿されており、突部100の先端が回転板88の下面に当接せしめられている。これにより、回転体86は、凹所98内において、突部100の中心軸回りに回転可能に支持されている。そこにおいて、本実施形態では、突部100の中心軸は、略鉛直方向に延びており、それによって、回転体86は、略鉛直方向に延びる回転中心軸周りに回転可能とされている。
また、回転体86が凹所98内に収容位置せしめられた状態で、回転体86における回転板88の上面94は、その外周縁部が手前側フロア60のフロア面84よりも僅かに高い位置にあると共に、回転板88における外周面と凹所98の内周面との隙間寸法が遊技球の直径よりも十分に小さくされており、それによって、遊技球の手前側フロア60のフロア面84から回転板88の上面94への移動および回転板88の上面94から手前側フロア60のフロア面84への移動が容易に可能とされている。
更にまた、回転体86における外側筒部90の外周面には、係止歯102が形成されており、上述の如く回転体86が凹所98内に収容位置せしめられた状態下において、外側筒部90の外周面に形成された係止歯102には、中継歯車104が噛合せしめられている。そして、中継歯車104には、駆動モータ106の出力軸に固設された出力歯車108が噛合せしめられている。これにより、駆動モータ106の駆動力が、出力歯車108,中継歯車104を介して、回転体86に伝達されるようになっており、その結果、回転体86が略鉛直方向に延びる回転中心軸回りに回転せしめられるようになっている。なお、本実施形態では、駆動モータ106として、従来から公知のDCモータが採用されている。
そこにおいて、本実施形態では、回転体86は、突起96における凹状湾曲面が形成されたほうに向かって回転せしめられるようになっている。その結果、本実施形態では、回転体86は、反時計回りとなる方向に向かって回転せしめられるようになっている。また、本実施形態において、回転体86の回転スピードは、1分間に10〜15回転とされている。
また、このように回転体86が回転せしめられることによって、球通路74の出側開口76の前方には、回転板88の上面94における周方向で隣り合う二つの突起96,96の間に位置せしめられて、且つ、回転板88の中心を挟んで対向位置せしめられる部分と、回転板88の上面94の中心付近の突起96が形成されていない部分を含んで構成される回転体横断通路110が、所定周期毎(本実施形態では、回転体が1/4回転する毎)に球通路74の出側開口76から回転体86を挟んで球通路74の出側開口76と反対のほうに直線的に延びるように出現せしめられるようになっている。
なお、駆動モータ106は本体枠44に対して固定されるようになっている。また、中継歯車104は、図面上では明示されていないが、例えば、本体枠44と本体枠44に対して固定される取付部材によって固定された支持ピン回りに回動可能な状態で配設されるようになっている。
更にまた、手前側フロア60の手前側端部には、上側に突出して手前側フロア60の左右方向に沿って延びる縦壁112が形成されており、かかる縦壁112における左右方向中央部分に対して、三つの切欠114,116,118が形成されている。特に、本実施形態では、これら三つの切欠114,116,118のうち真中の切欠116は、回転体86を挟んで球通路74の出側開口76と反対側に形成されていると共に、かかる切欠116が形成された位置の下方には、始動入賞装置36が配されている。従って、本実施形態では、切欠116から遊技領域30に放出された遊技球は、始動入賞装置36に入賞しやすくなっているのである。また、三つの切欠114,116,118のうち両端に形成された切欠114,118は、センター飾り42を前方から見た場合に回転体86を挟むような位置に形成されている。
また、図面上では必ずしも明らかではないが、手前側フロア60におけるフロア面84には、左右方向中央部分であって、回転体86が収容せしめられている凹所98の周囲において、縦壁112に形成された二つの切欠114,118のそれぞれに向けて下る傾斜が付されており、それによって、手前側フロア60を転動せしめられる遊技球のうち、真中の切欠116を通って遊技領域30に放出されなかった遊技球が、両端の切欠114,118の何れかを通って、遊技領域30に放出されるようになっている。そして、これらの切欠114,118の何れかを通って遊技領域30に放出された遊技球は、これらの切欠114,118の下方に始動入賞装置36が位置せしめられていないことから、始動入賞装置36に入賞し難いようになっている。
ところで、上述の如き駆動モータ106による回転体86の駆動は、本実施形態では、パチンコ機10に電源が供給されることによって開始されるようになっており、パチンコ機10に電源が供給されている限りは、駆動モータ106による回転体86の駆動は継続されるようになっている。
より詳細には、本実施形態のパチンコ機10は、制御処理を実行するCPU,制御プログラム等が記憶されたROM,制御処理に必要なデータが記憶されるRAM等を含んで構成された主制御回路を備えており、かかる主制御回路を構成するCPUが、始動入賞装置36内に設けられた始動入賞スイッチ等からの入力信号に基づいて、制御処理に必要なデータを生成し、かかるデータを液晶表示器34における特別図柄の変動表示等を制御する表示制御回路等に送信して、表示制御回路に送信したデータに基づく特別図柄の変動表示等を行わせること等によって、遊技処理を実行するようになっている。そして、このような遊技処理は、所定周期(例えば、4ms)毎に発生する割り込み信号が入力される度に、ROMに記憶されている制御プログラムに従って行われるようになっている。
そこにおいて、パチンコ機10に電源が投入されると、CPUは、割り込みを禁止して、CPU周辺のデバイスの初期設定等を行ってから割り込みを許可する電源投入時に行われる処理を実行し、それから上述の如き遊技処理を実行するのであるが、本実施形態では、このようなCPUによる処理とは別に、主制御回路が形成された基板を介して、パチンコ機10への電源投入を契機として駆動モータ106への電源の供給が開始されるようになっている。即ち、本実施形態では、パチンコ機10に電源が投入された後は、常時、回転体86が一定速度でもって一方向に回転しつづけるようになっている。なお、上述の説明から明らかなように、本実施形態では、CPUによって主制御部が構成されている。
続いて、本実施形態のパチンコ機10の作動について、説明する。本実施形態のパチンコ機10では、遊技者が発射レバー28を回動操作することによって、遊技球が遊技領域30に向けて発射されるようになっており、このようにして遊技領域30に案内された遊技球は、遊技領域30を流下せしめられるようになっている。
そこにおいて、遊技球が遊技領域30を流下せしめられている際に、センター飾り42に形成されたワープ入口54に入球すると、ワープ通路52を通ってワープ出口56からステージ58に排出されるようになっている。このようにしてワープ出口56からステージ58に排出された遊技球は、奥側フロア62を転動せしめられるようになっており、奥側フロア62を転動せしめられている際に、奥側フロア62における波状に湾曲せしめられたフロア面64によって、転動の勢いが徐々に弱められるようになっている。
そして、奥側フロア62における左右方向での転動の勢いが弱められた位置が、奥側誘導傾斜面70が付された位置である場合には、遊技球は、奥側誘導傾斜面70によって入球口72に向かって転動せしめられて、入球口72に入球するようになっている。
このようにして入球口72に入球した遊技球は、球通路74を通って手前側フロア60に誘導されるようになっている。そして、手前側フロア60に誘導されてきた際に、回転体横断通路110が、球通路74の出側開口76から回転体86を挟んで球通路74の出側開口76と反対のほうに直線的に延びるようにして発現せしめられている場合であって、且つ、遊技球の転動に勢いがある場合には、遊技球は、回転体横断通路110を通ることによって、球通路74の出側開口76から回転体86を挟んで球通路74の出側開口76と反対側に到達するようになっている。このようにして、回転体86を挟んで球通路74の出側開口76と反対側に到達した遊技球は、真中の切欠116から遊技領域30に放出されて、真中の切欠116の下方に位置せしめられた始動入賞装置36への入賞が容易とされている。
なお、球通路74を通って遊技球が手前側フロア60に誘導されてきた際に、回転体横断通路110が、球通路74の出側開口76から回転体86を挟んで球通路74の出側開口76と反対のほうに向かって直線的に延びるように発現せしめられていない場合、具体的には、突起96が球通路74の出側開口76の前方に位置せしめられている場合には、突起96によって遊技球は弾かれて、回転体横断通路110を通ることなく、手前側フロア60における回転体86よりも左側の部分に誘導されることとなる。
また、回転体横断通路110が手前側フロア60の奥行方向に対して傾斜せしめられているような場合には、遊技球は、回転体横断通路110を通っても真中の切欠116が形成された位置には到達せず、両側の切欠114,118の何れかに到達することとなる。このようにして両側の切欠114,118の何れかに到達した遊技球は、それら両側の切欠114,118がそれぞれ始動入賞装置36の上方に位置せしめられていないことから、始動入賞装置36への入賞が困難になっている。
一方、奥側フロア62における左右方向での転動の勢いが弱められた位置が、手前側誘導傾斜面78が付された位置である場合には、遊技球は、手前側誘導傾斜面78によって手前側フロア60に向かって転動せしめられて、手前側フロア60に誘導されるようになっている。
このように手前側フロア60に誘導されてきた遊技球は、手前側フロア60のフロア面84に付されている傾斜によって、手前側フロア60の左右方向中央部分、即ち、回転体86が配された位置に向かって転動せしめられるようになっている。そして、転動の勢いが弱く、回転体86に乗り上げることが出来なかった場合、或いは、転動に勢いはあるが、回転体86に突出形成された突起96に当たって、回転体86に乗り上げることが出来なかった場合には、遊技球は、手前側フロア60のフロア面84に付された傾斜に沿って切欠114,118が形成された位置に向かって誘導されるようになっており、かかる切欠114,118から遊技領域30に放出されるようになっている。
一方、転動に勢いがあって、しかも、回転体86に突出形成された突起96に当たることなく回転体86に乗り上げることが出来た場合、遊技球は、回転体86における回転板88の上面94を転動せしめられることとなる。
そして、転動に勢いがない場合、或いは、転動に勢いがあるが、回転体86の上面94を転動せしめられている際に、突起96に当たって勢いが弱められたり、転動方向が変化せしめられた場合には、回転体86における回転板88の上面94に付された傾斜によって外周縁部側に向かって転動せしめられることとなり、その途中において、回転板88に突出形成された突起96に当たらなかった場合や、突起96に当たったとしても、凸状湾曲面の側に当たった場合には、遊技球は、再び手前側フロア60のフロア面84を転動せしめられることとなる。このような遊技球は、再び回転体86に乗り上げることが出来る程度に転動の勢いがなくなっており、再び回転体86に乗り上げることなく、手前側フロア60のフロア面84に付された傾斜によって切欠114,118が形成された位置に向かって転動せしめられ、かかる切欠114,118から遊技領域30に放出されるようになっている。
そこにおいて、遊技球が回転板88の上面94を外周縁部側に向かって転動せしめられている際、回転体86は回転せしめられていることから、回転体86の回転方向にも遊技球が移動せしめられるようになっている。従って、手前側フロア60における回転体86よりも左側の部分から回転体86に乗り上げた遊技球は、突起96に当たらなかった場合であっても、真中の切欠116に誘導されることがある。このようにして真中の切欠116が形成された位置に誘導されてきた遊技球は、真中の切欠116を通って遊技領域30に放出されるようになっており、回転体横断通路110を通って、真中の切欠116が形成された位置に至った遊技球と同様に、真中の切欠116の下方に位置せしめられた始動入賞装置36に入賞しやすくなっているのである。即ち、本実施形態では、奥側フロア60を転動せしめられていた際に入球口72に入球しなかった場合であっても、入球口72に入球した遊技球と同様に、真中の切欠116が形成された位置まで遊技球が誘導される可能性があることとなる。
一方、回転板88の上面94に付された傾斜によって外周縁部側に向かって転動せしめられている際に、突起96の凹状湾曲面側に当たった遊技球は、突起96の凹状湾曲面に当たりながら回転板88の外周縁部に向けて転動せしめられている際に、回転体86が回転せしめられていることから、回転体86の回転方向にも移動せしめられることとなる。そこにおいて、手前側フロア60における回転体86が配された位置よりも左側の部分から回転体86に乗り上げた遊技球は、回転体86における手前側フロア60の左側部分が真中の切欠116に向かって回転せしめられていることから、真中の切欠116に向けて誘導される場合があるが、手前側フロア60における回転体86が配された位置よりも右側の部分から回転体86に乗り上げた遊技球は、回転体86における手前側フロア60の右側部分が真中の切欠116と反対側、即ち、球通路74の出側開口76に向かって回転せしめられていることから、真中の切欠116に向けて誘導される場合はない。
そして、回転体86に突出形成された突起96によって真中の切欠116に誘導された遊技球は、真中の切欠116から遊技領域30に放出されるようになっている。
また、手前側フロア60における回転体86が配された位置よりも右側の部分から回転体86に乗り上げた遊技球は、突起96によって球通路74の出側開口76に向けて誘導されることがある。この場合、遊技球は、一旦、球通路74の出側開口76から球通路74内に侵入するが、球通路74に付された傾斜によって、手前側フロア60に誘導されるようになっている。その際、遊技球に勢いがあり、回転体横断通路110を通って真中の切欠116が形成された位置に至った場合には、遊技球は真中の切欠116から遊技領域30に放出されるようになっている。
また、転動に勢いがあって、回転体86に乗り上げてきたほうと反対側に向かって転動せしめられる遊技球は、その途中において、突起96に当たり、突起96の凹状湾曲面に沿って移動しながら、回転体86の回転方向に誘導されることがある。そこにおいて、手前側フロア60における回転体86が配された位置よりも左側に位置せしめられる部分から回転体86に乗り上げてきた遊技球は、手前側フロア60における回転体86が配された位置よりも右側に向かって転動せしめられることとなり、その場合には、回転体86における手前側フロア60の右側部分が真中の切欠116が形成されたほうと反対側に向かって回転せしめられていることから、遊技球は、真中の切欠116に誘導されることはない。一方、手前側フロア60における回転体86が配された位置よりも右側に位置せしめられた部分から回転体86に乗り上げてきた遊技球は、手前側フロア60における回転体86が配された位置よりも左側に向かって転動せしめられることとなり、その場合には、回転体86における手前側フロア60の左側部分が真中の切欠116が形成されたほうに向かって回転せしめられていることから、遊技球は、真中の切欠116に誘導されることがある。
更にまた、遊技球が、回転体86における乗り上げてきたほうと反対側に向かって転動せしめられている途中において、突起96に当たらなかった場合には、遊技球は、回転体86に乗り上げてきたほうと反対側の手前側フロア60を転動せしめられることとなる。
上述の如き構造とされたパチンコ機10においては、波状に湾曲せしめられた奥側フロア62のフロア面64上を転動せしめられる遊技球が奥側誘導傾斜面70によって誘導されて入球口72に入球し、球通路74を通って手前側フロア60に誘導され、更に、回転体横断通路110を通って真中の切欠116が形成された位置まで誘導されてきた場合に、始動入賞装置36に入賞しやすくなっていることから、奥側フロア62のフロア面64上を転動せしめられる遊技球の動きを見る楽しみと、球通路74を通って手前側フロア60に誘導されてきた遊技球の動きを見る楽しみの両方を、遊技者に与えることが可能となる。
また、本実施形態では、手前側誘導傾斜面78によって手前側フロア60に誘導されてきた遊技球であっても、手前側フロア60のフロア面84には、回転体86が配された位置に向かって下る傾斜が付されていることから、回転体86に設けられた突起96によって、真中の切欠116が形成された位置に向かって遊技球が誘導される場合があり、それによって、手前側誘導傾斜面78によって手前側フロア60に誘導されてきた遊技球の動きを見る楽しみを遊技者に与えることが可能となる。
また、本実施形態では、駆動モータ106による回転体86の回転駆動が、パチンコ機10に電源が投入されることによって開始されるようになっており、しかも、パチンコ機10の遊技動作を全体的に制御するCPUが割り込み信号に基づいて行う遊技処理を実行する際には、かかるCPUが駆動モータ106の作動制御の監視等を行わないようになっていることから、CPUが遊技処理を実行する際の負担を軽減することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記実施形態では、突起96は、回転板88の上面94の外周縁部において、4つ形成されていたが、突起96が形成される位置や突起96の数,突起96の形状等は、前記実施形態のものに限定されることはない。
また、前記実施形態では、回転体86の回転は、1秒間に10〜15回転とされていたが、これよりも多くても良いし、少なくても良い。更に、前記実施形態では、回転体86は、反時計回りであったが、時計回りであっても良い。更にまた、回転体86の形状も前記実施形態のものに限定されない。更に、回転体横断通路110が発現せしめられる周期も、前記実施形態のものに限定されるものではない。
さらに、前記実施形態では、回転体86は一定速度でもって一方向にのみ回転せしめられるようになっていたが、例えば、回転体86を間欠的に回転せしめたり、回転体86の回転方向を逆転させたり、回転体86の回転速度を変化させたりするようにしても良い。
また、前記実施形態では、山状部66と回転体86がそれぞれ一つずつ設けられたパチンコ機10が示されていたが、山状部66と回転体がそれぞれ二つずつ設けられていても良い。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
本発明の一実施形態のパチンコ機を示す正面図である。 図1に示されたパチンコ機に採用されているセンター飾りの正面図である。 図2に示されたセンター飾りの斜視図である。 図2におけるIV−IV断面図であって、その要部を示すものである。 図2に示されたセンター飾りのステージに配されている回転体の駆動機構を説明するための図面である。
符号の説明
10 パチンコ機
30 遊技領域
42 センター飾り
58 ステージ
60 手前側フロア
62 奥側フロア
66 山状部
68 谷状部
70 奥側誘導傾斜面
72 入球口
74 球通路
76 出側開口
78 手前側誘導傾斜面
84 フロア面
86 回転体
94 上面
96 突起
106 駆動モータ

Claims (4)

  1. 遊技球を転動せしめるためのステージが形成されたセンター役物を遊技領域に備えたパチンコ機において、
    前記ステージが、手前側フロアと、該手前側フロアよりも奥側で高位置にある奥側フロアを含んで構成されており、該奥側フロアには、山状部と谷状部を有する波形状で左右方向に広がるフロア面が形成されており、該奥側フロアのフロア面には、該谷状部において遊技球を該手前側フロアに誘導する手前側誘導傾斜面が形成されていると共に、該山状部において遊技球を該奥側フロアの奥方に形成された入球口に誘導する奥側誘導傾斜面が形成されており、該奥側誘導傾斜面を通って該入球口に入球した遊技球が、遊技球を該手前側フロアに誘導するための誘導通路を通って該手前側フロアに誘導されるようになっている一方、該手前側フロアには、駆動モータによって略鉛直方向に延びる回転中心軸回りに回転せしめられる回転体が、該手前側フロアのフロア面と略同じ高さの上面をもって、該誘導通路の出口の前方に一つ配されており、該回転体の該上面の外周縁部において周上の複数箇所で突出形成された突起が該回転体の回転に基づいて周方向に移動せしめられることによって、該誘導通路の出口から該回転体を挟んで該誘導通路の出口と反対のほうに至る回転体横断通路が所定周期毎に発現せしめられるようにしたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記手前側フロアのフロア面には、前記回転体が配された位置に向かって下る傾斜が付されており、前記手前側誘導傾斜面によって該手前側フロアに誘導されてきた遊技球が、該手前側フロアのフロア面に付された傾斜によって該回転体が配された位置に向かって転動せしめられるようにした請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記突起が前記回転体の上面に沿って延びるように形成されている請求項1又は2に記載のパチンコ機。
  4. 前記パチンコ機の遊技動作を全体的に制御する主制御部が設けられており、該主制御部による遊技処理が行われる以前において、前記駆動モータへの電源の供給が開始されるようにし、該主制御部による遊技処理が行われている際には、該駆動モータによって前記回転体が回転せしめられるようにした請求項1乃至3の何れかに記載のパチンコ機。
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