JP2005333263A - 撮像素子支持具、撮像装置及び撮像素子の位置決め方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 撮影装置の小型化・高精度調整を可能にする撮像素子の位置決め方法を提供する。
【解決手段】 レンズを有する筐体5に固定される複数の固定部14、15、16と、撮像素子を装着する複数の装着部とを備えた撮像素子支持具1の、少なくとも1つの前記撮像素子支持具の所定の部位21、22、23にレーザーを照射し、前記撮像素子支持具を熱変形させ、前記撮像素子に結像された画像の信号波形をモニターすることにより、前記レーザーのエネルギー又は照射時間を変更し、前記レンズの光軸に対する前記撮像素子の位置を調節する調整工程を備えた、撮像素子の位置決め方法。
【選択図】 図3
【解決手段】 レンズを有する筐体5に固定される複数の固定部14、15、16と、撮像素子を装着する複数の装着部とを備えた撮像素子支持具1の、少なくとも1つの前記撮像素子支持具の所定の部位21、22、23にレーザーを照射し、前記撮像素子支持具を熱変形させ、前記撮像素子に結像された画像の信号波形をモニターすることにより、前記レーザーのエネルギー又は照射時間を変更し、前記レンズの光軸に対する前記撮像素子の位置を調節する調整工程を備えた、撮像素子の位置決め方法。
【選択図】 図3
Description
本発明は、CCD等の撮像素子をレーザにより調整する撮像素子の位置決め方法、及びそれに用いる撮像素子支持具、撮像装置に関する。
CCD等の固体撮像素子を有する固体撮像装置は、図21のように、被写体101の画像を光学レンズ102を介して撮像素子103上に結像させ、この撮像素子103によって画像情報を光電変換して画像信号として出力するように構成されている。
ところで、撮像素子103はその表面に結像された画像の明るさに応じたレベルの画像信号を出力するため、撮像素子103の表面に結像された画像がボケていたりすると、その状態に応じた画像信号を出力する。
そして、撮像素子103の光学レンズ102に対する取付け状態が、上記光学レンズ102の光軸104に対し図中Z軸方向にずれていたり、光軸と直角でなかったりすると、撮像素子103の表面への正確な結像を行うことができなくなり、いわゆる片ボケ、結像ボケ等を発生させてしまう。
このような撮像素子103の光学レンズ102との取付け誤差をなくすため、例えば、特許文献1、2に開示されるように、固体撮像装置として組み立てた後、上記撮像素子103と光学レンズ102との相対取付け位置の調整を行うようにしている。この調整方法としては、撮像素子103に結像された画像の信号波形をモニターしながら上記撮像素子103の取付け位置、つまり、光軸方向の位置や光軸に対する角度の調整を行うといったことが行われている。
特開昭56−144676号公報
特開昭60−62781号公報
しかし、従来の方法の場合、撮像素子近傍に調整用のスペースを設けておく必要があり、装置自体の小型化を十分に達成できなかった。また、部品点数の増加を招き、構造が複雑となり、装置の低コスト化を十分に達成できなかった。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、固体撮像装置の小型化をより達成でき、又、部品点数の増加を招くことなく低コスト化でき、又は、より正確且つ容易な、光学レンズに対する撮像素子の位置決め方法、それに用いる撮像素子支持具、及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
レンズを有する筐体に固定される複数の固定部と、撮像素子を装着する複数の装着部とを備えた撮像素子支持具の、少なくとも1つの前記撮像素子支持具の所定の部位にレーザーを照射し、前記撮像素子支持具を熱変形させることによって、前記レンズの光軸に対する前記撮像素子の位置を調節する調整工程を備えた、撮像素子の位置決め方法である。
レンズを有する筐体に固定される複数の固定部と、撮像素子を装着する複数の装着部とを備えた撮像素子支持具の、少なくとも1つの前記撮像素子支持具の所定の部位にレーザーを照射し、前記撮像素子支持具を熱変形させることによって、前記レンズの光軸に対する前記撮像素子の位置を調節する調整工程を備えた、撮像素子の位置決め方法である。
又、第2の本発明は、
前記調整工程は、前記撮像素子に結像された画像の信号波形をモニターすることにより、前記レーザーのエネルギー又は照射時間を変更することによって前記撮像素子の位置を調整する調整工程である、第1の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記調整工程は、前記撮像素子に結像された画像の信号波形をモニターすることにより、前記レーザーのエネルギー又は照射時間を変更することによって前記撮像素子の位置を調整する調整工程である、第1の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第3の本発明は、
前記所定の部位とは、前記固定部近傍である、第1の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記所定の部位とは、前記固定部近傍である、第1の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第4の本発明は、
前記撮像素子支持具は、実質上平面形状であり、
実質上中心に配置された中央部と、
各々に少なくとも1つの前記固定部を持つ、前記中央部の周囲に配置された複数の凸形状の取り付け部とを有し、
前記撮像素子は、前記撮像素子支持具の平面と実質上平行に配置されており、
前記調整工程は、前記固定部と前記中央部の間の前記取り付け部に前記レーザーを照射する工程である、第1の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記撮像素子支持具は、実質上平面形状であり、
実質上中心に配置された中央部と、
各々に少なくとも1つの前記固定部を持つ、前記中央部の周囲に配置された複数の凸形状の取り付け部とを有し、
前記撮像素子は、前記撮像素子支持具の平面と実質上平行に配置されており、
前記調整工程は、前記固定部と前記中央部の間の前記取り付け部に前記レーザーを照射する工程である、第1の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第5の本発明は、
前記複数の装着部は、各々に対応する前記所定の部位へのレーザー照射による前記撮像素子支持具の熱変形の最も大きな部分に形成されている、第1の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記複数の装着部は、各々に対応する前記所定の部位へのレーザー照射による前記撮像素子支持具の熱変形の最も大きな部分に形成されている、第1の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第6の本発明は、
前記固定部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されており、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されている、第4の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記固定部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されており、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されている、第4の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第7の本発明は、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心と前記固定部を結ぶ直線上に形成されている、第6の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心と前記固定部を結ぶ直線上に形成されている、第6の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第8の本発明は、
前記固定部は、前記取り付け部の先端近傍に形成されており、
前記装着部は、前記取り付け部との接合部近傍の前記中央部に配置されている、第7の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記固定部は、前記取り付け部の先端近傍に形成されており、
前記装着部は、前記取り付け部との接合部近傍の前記中央部に配置されている、第7の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第9の本発明は、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心と前記固定部を結ぶ直線上には形成されておらず、
前記取り付け部は、実質上L字形状である、第6の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心と前記固定部を結ぶ直線上には形成されておらず、
前記取り付け部は、実質上L字形状である、第6の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第10の本発明は、
前記固定部は、前記L字形状の先端に形成され、
前記装着部は、前記L字形状の屈曲部に形成されている、第9の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記固定部は、前記L字形状の先端に形成され、
前記装着部は、前記L字形状の屈曲部に形成されている、第9の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第11の本発明は、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心と前記固定部を結ぶ直線上には形成されておらず、
前記取り付け部は、実質上T字形状である、第6の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心と前記固定部を結ぶ直線上には形成されておらず、
前記取り付け部は、実質上T字形状である、第6の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第12の本発明は、
前記T字形状の脚部が、前記中央部と接合しており、
前記固定部は、前記T字形状の頭部の一方の先端に形成されており、
前記装着部は、前記T字形状の頭部の他方の先端に形成されている、第11の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記T字形状の脚部が、前記中央部と接合しており、
前記固定部は、前記T字形状の頭部の一方の先端に形成されており、
前記装着部は、前記T字形状の頭部の他方の先端に形成されている、第11の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第13の本発明は、
前記取り付け部及び前記装着部は、3つであり、前記撮像素子支持具の実質上中心を基準にして、実質上120度間隔で形成されている、第7〜12のいずれかの本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記取り付け部及び前記装着部は、3つであり、前記撮像素子支持具の実質上中心を基準にして、実質上120度間隔で形成されている、第7〜12のいずれかの本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第14の本発明は、
前記中央部は、開口部を実質上中心部に有している、第4の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記中央部は、開口部を実質上中心部に有している、第4の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第15の本発明は、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の平面と実質上垂直方向に形成された突起部である、第4の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記装着部は、前記撮像素子支持具の平面と実質上垂直方向に形成された突起部である、第4の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第16の本発明は、
前記調整工程は、前記撮像素子支持具の実質上中心から同一距離である、全ての前記複数の固定部の近傍部分に、同一のエネルギーを持ったレーザーを照射することにより、前記光軸と平行方向への前記撮像素子の位置調整を行う工程を有する、第6の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
前記調整工程は、前記撮像素子支持具の実質上中心から同一距離である、全ての前記複数の固定部の近傍部分に、同一のエネルギーを持ったレーザーを照射することにより、前記光軸と平行方向への前記撮像素子の位置調整を行う工程を有する、第6の本発明の撮像素子の位置決め方法である。
又、第17の本発明は、
レンズを有する筐体に固定される複数の固定部と、
撮像素子を装着する複数の装着部と、
実質上中心に配置された、実質上平面形状である中央部と、
各々に少なくとも1つの前記固定部を持つ、前記中央部の周囲に配置された、実質上平面形状である複数の凸形状の取り付け部とを備えた、撮像素子支持具である。
レンズを有する筐体に固定される複数の固定部と、
撮像素子を装着する複数の装着部と、
実質上中心に配置された、実質上平面形状である中央部と、
各々に少なくとも1つの前記固定部を持つ、前記中央部の周囲に配置された、実質上平面形状である複数の凸形状の取り付け部とを備えた、撮像素子支持具である。
又、第18の本発明は、
前記固定部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されており、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されている、第17の本発明の撮像素子支持具である。
前記固定部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されており、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されている、第17の本発明の撮像素子支持具である。
又、第19の本発明は、
前記固定部近傍に、レーザーを照射するためのマーカーを更に備えた、第17又は18の本発明の撮像素子支持具である。
前記固定部近傍に、レーザーを照射するためのマーカーを更に備えた、第17又は18の本発明の撮像素子支持具である。
又、第20の本発明は、
前記複数の装着部は、各々に対応する前記マーカーへのレーザー照射による前記撮像素子支持具の熱変形の最も大きな部分に形成されている、第19の本発明の撮像素子支持具である。
前記複数の装着部は、各々に対応する前記マーカーへのレーザー照射による前記撮像素子支持具の熱変形の最も大きな部分に形成されている、第19の本発明の撮像素子支持具である。
又、第21の本発明は、
レンズを有する筐体と、
前記筐体に固定された第17〜20のいずれかの本発明の撮像素子支持具と、
前記レンズの光軸と垂直になる様に前記装着部に装着された撮像素子とを備えた、撮像装置。
レンズを有する筐体と、
前記筐体に固定された第17〜20のいずれかの本発明の撮像素子支持具と、
前記レンズの光軸と垂直になる様に前記装着部に装着された撮像素子とを備えた、撮像装置。
本発明によれば、撮像装置の小型化をより達成でき、又、部品点数の増加を招くことなく低コスト化でき、又、より正確且つ容易な、光学レンズに対する撮像素子の位置決め方法、それに用いる撮像素子支持具、及び撮像装置を提供することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照し説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置を被写体側とは反対側となる裏側から見た平面図であり、図2は、図1におけるX−X´軸における断面図である。
図1は本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置を被写体側とは反対側となる裏側から見た平面図であり、図2は、図1におけるX−X´軸における断面図である。
図2に示す様に、本実施の形態1における、本発明の撮像装置の一例である固体撮像装置は、レンズ8がレンズ枠9に固着されて、本発明の筐体の一例である鏡筒5に保持されており、被写体(光軸6上のレンズ8の右側)の画像をレンズ8により、固体撮像素子2に結像させる。この固体撮像素子2は、撮像素子支持具1に接着固定されている。
次に撮像素子支持具1の形状について説明する。図1に示す様に、撮像素子支持具1は、その中央部に円環状の、本発明の中央部の一例である円環部1sと、この円環部1sからその中心Oを基準として略120度間隔でビスを固定するために外周方向に伸びている、本発明の取り付け部の一例である実質上同一形状のアーム11、12、13とを有している。この円環部1sは中央部に開口部7を有しており、アーム11、12、13の先端側はビス14、15、16によって鏡筒5に固定されている。又、固体撮像素子2は撮像素子支持具1の円環部1s近傍にて接着固定されている。又、固体撮像素子2からの画像信号は撮像素子2の裏側に半田付けされたFPコイル3から外部へと出力される。
図8(a)(b)は撮像素子支持具1の固体撮像素子2が装着される側の形状と円環部1sの様子を示す平面図と側面図である。図8(a)(b)に示す様に、撮像素子支持具1の円環部1sの微小領域に、本発明の装着部の一例である3箇所の微小突起17、18、19が設けられている。これら微小突起17、18、19は、アーム11、12、13の円環部1sとの接合部近傍の円環部1s上であって、円環部1sの中心と、各々のアームの先端に位置しているビス14、15、16との直線上に形成されている。すなわち、微小突起17は、ビス14と円環部1sの中心Oとの直線上、微小突起18はビス15と円環部1sの中心Oとの直線上、微小突起19はビス16と円環部1sの中心との直線上に形成されていることになる。これら微小突起17、18、19の面上で固体撮像素子2が支えられ、接着されている。尚、固体撮像素子2が接着されている周辺部は接着剤で補強固定する方がより好ましい。
又、これらビス14、15、16は撮像素子支持具1の中心Oを中心として同心円上に等間隔に位置している。又、微小突起17、18、19も中心Oを中心として同心円上に等間隔に位置している。
次に、本発明にかかる本実施の形態1における撮像素子の位置決め方法について説明する。
図3は図1と同様、固体撮像装置を被写体側とは反対側となる裏側から見た平面図であり、レーザを照射する照射位置21、22、23を示す説明図である。
金属製の撮像素子支持具1にレーザを照射すると、レーザ照射部は高温になり照射部分およびその周辺部は急激に膨張する。この膨張により圧縮応力が働き金属が塑性変形し、金属の体積がレーザ照射位置近傍で収縮することになる。そして照射部分の冷却過程において、体積の収縮による応力と母材との応力バランスにより撮像素子支持具1が変形することとなる。
図3に示す様にレーザーを照射する、本発明のマーカーの一例である照射位置21、22、23は、アーム11、12、13上であって、ビス14、15、16と円環部1sの間に位置している。又、照射位置21は円環部1sの中心とビス14を結ぶ直線上に、照射位置22は円環部1sの中心とビス15を結ぶ直線上に、又、照射位置23は円環部1sの中心とビス16を結ぶ直線上に位置している。又、これらの照射位置21、22、23は撮像素子支持具1の中心Oを中心として同心円上に等間隔に位置している。
例えば、撮像素子支持具1の照射位置21にレーザを照射すると、照射位置21を中心にして上に凹型となるように変形する。しかし、照射位置21の近傍はビス14で固定されている為、撮像素子支持具1の円環部1sが変形しようとする。更に撮像素子支持具1のアーム12、13もビス15、16で固定されているため、撮像素子支持具1の変形は山型形状となる。図4は撮像素子支持具1の変形状態を等高線で表したものであり、ボックス内の数字は相対的な高さを表している。尚、数字の大きいほうが高くなっていることを示す。
また、図5は図4のX−X´断面でみた変形状態を表したものである。基本的には撮像素子支持具1の円環部1s上に固体撮像素子2(図示せず)を載置しているため、固体撮像素子2はゆるやかな傾斜にならうようになる。同様に照射位置21、22に同じエネルギーで照射した場合には撮像素子支持具1のアーム11、12は撮像素子支持具1の円環部1sに向かって上側に傾斜を形成する。従って、この場合には斜線上のアーム11、12の中間部分が最も大きく変形する。図6はその変形の様子を表した図であり、図7は、図6のX−X´断面における撮像素子支持具1の断面図である。
尚、照射位置21、22に同じエネルギーを投入した場合には前述したように、アーム11、12の中間部分が最も大きく変形するが、照射するエネルギーを変えてやれば、アーム11、12の間で変形の最も大きな所を自由に変える事ができる。また、更にいえば、照射位置21、22、23の3箇所に同じエネルギーを投入することにより、撮像素子支持具1の円環部1sの全体を持ち上げることが可能となる。つまり、レンズを動かすことなく、被写体の画像を固体撮像素子2の表面に結像させることが可能となり、部品バラツキによる焦点ボケを解消することができる。
被写体の撮影時に出力される固体撮像素子2の信号レベルをモニターしながら、上述した様に撮像素子支持具1のレーザーを照射する照射位置21、22、23のいずれかにレーザーを照射し、固体撮像素子2の取付け位置、つまり、光軸方向の位置や光軸に対する角度の調整を行う。
この様に個体撮像素子が接着固定されている撮像素子支持具から略120度間隔で伸びる方向にビス固定位置を配置することにより、レーザー照射による撮像素子の傾斜方向が容易にわかり、調整工数の低減を図ることが出来る。
(実施の形態2)
本実施の形態2における、本発明の撮像装置の一例である固体撮像装置は、基本的構成は本実施の形態1と同じであるが、撮像素子支持具の形状が異なる。そのため、本実施の形態2の実施の形態1に対する相違点を中心に述べる。又、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付している。
本実施の形態2における、本発明の撮像装置の一例である固体撮像装置は、基本的構成は本実施の形態1と同じであるが、撮像素子支持具の形状が異なる。そのため、本実施の形態2の実施の形態1に対する相違点を中心に述べる。又、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付している。
図9は本実施の形態2に係る固体撮像装置を被写体側とは反対側の裏側から見た平面図であり、図10は、図9におけるX−O−Y軸における断面図である。また、図11(a)は固体撮像素子2を接着固定する側から見た撮像素子支持具1の平面図であり、図11(b)は、図11(a)における撮像素子支持具1のX−X´断面図である。
はじめに、本実施の形態2における固体撮像素子2を固定する撮像素子支持具30の構成について説明する。図9に示す様に、本実施の形態2の撮像素子支持具30は中央が開口されている、本発明の中央部の一例である円環部30sを有している。この円環部30sの中心O(撮像素子支持具30の中心)を中心として同心円上に約120度間隔で、本発明の取り付け部の一例である実質上同一形状のアーム31、32、33が、円環部30sの外周に形成されている。この円環部30sは中心に開口部37を有している。又、これら円環部30s、及びアーム31、32、33で撮像素子支持具30は構成されている。
これらアーム31、32、33は実質上L字形状であり、円環部30sの中心Oから半径の延伸方向に形成されている第1L字アーム部31a、32a、33aと、その先端から円環部30sの外周に沿って、同一方向に形成されている第2L字アーム部31b、32b、33bと、第1L字アーム部と第2L字アーム部の接合部である屈曲部、31c、32c、33cとを有している。又、第2L字アーム部31b、32b、33bの先端部31d、32d、33dでビス34、35、36によって、撮像素子支持具30は鏡筒5に固定されている。
又、図11(a)、(b)に示す様に、屈曲部31c、32c、33cの外周側は、固体撮像素子2を固定する側に、側面から見て中央部30sと平行になる様に折れ曲がっており、この平行になる部分を装着部31e、32e、33eとして固体撮像素子2が接着固定されている。
又、これらのビス34、35、36は撮像素子支持具30の中心Oを中心として同心円上に等間隔に位置している。又、装着部31e、32e、33eも中心Oを中心として同心円上に等間隔に位置している。この様に本実施の形態2では、実施の形態1と異なり、撮像素子支持具30の中心Oとビス34、35、36を結ぶ各々の直線上に装着部、31e、32e、33eは位置していない。
次に、本発明にかかる本実施の形態2における撮像素子の位置決め方法について説明する。
図12(a)は図9と同様、固体撮像装置を被写体側とは反対側の裏側から見た平面図であり、レーザを照射する照射位置41、42、43を示す説明図である。又、図12(b)は、(a)の点線部Aの拡大図である。本発明のマーカーの一例である照射位置41、42、43は、第2L字アーム部31b、32b、33bの各々の先端部31d、32d、33dの近傍に位置している。これら照射位置41、42、43は撮像素子支持具30の中心Oを中心として同心円上に等間隔に位置している。
例えば、撮像素子支持具30の照射位置41にレーザを照射すると、照射位置41を中心にして上に凹型となるように変形する。しかし、照射位置41近傍であるアーム31の先端部31dはビス34で固定されている為、第2L字アーム部31bの先端部31dと屈曲部31cの間、屈曲部31c、及び第1L字アーム部31aが変形しようとする。更に撮像素子支持具30はビス35、36で固定されているため、屈曲部31cの外側の部位31fが最も大きく変形することとなる。
図13は撮像素子支持具30の変形状態を等高線で表したものであり、ボックス内の数字は相対的な変形量を示したものである。数字の大きいほうが変形量の大きいことを示している。図13に示される様に、アーム31は先端部31dをビス34にて固定されているため、ビス34の近傍の変形量は殆どない状態である。しかし、レーザー照射位置41から徐々に離れるに従い、変形量が増加し、屈曲部31cの外側の部位31fのところで変位量が最大となる。
更に、図14は撮像素子支持具30に対して、照射位置41、42にレーザーを照射した場合の撮像素子支持具30の変形量を等高線で表したものである。この場合にもビス34、35によってアーム31、32は固定されている為、屈曲部31c、32dの各々の外側の部位31f、32fにおける変位量が最大となっている。つまり、変位量が最大となる外側の部位31f、32fの裏側である装着部31e、32eの箇所で固体撮像素子2を接着固定することにより、固体撮像素子2はレーザー照射の際に、大きく傾斜することになる。また、更にいえば、照射位置41、42、43の3箇所に同じエネルギーを投入することにより、撮像素子支持具30の円環部30sの全体を持ち上げることが可能となる。つまり、レンズを動かすことなく、被写体の画像を固体撮像素子2の表面に結像させることが可能となり、部品バラツキによる焦点ボケを解消することができる。
このように、撮像素子支持具30の3箇所からLの字型のアームを固体撮像素子2の略中心から略等距離となるように配置することで、固体撮像素子2から大きくはみ出すことなく、小型の取付板を形成することができ、しかもレーザ照射領域が大きく確保できる為、大きな変位量を確保することが可能となり、調整角度を大きく取ることができる。
(実施の形態3)
以下に本発明の実施の形態3について説明する。
以下に本発明の実施の形態3について説明する。
本実施の形態3における、本発明の撮像装置の一例である固体撮像装置は、本実施の形態2における固体撮像素子と基本的構成は同じあるが、撮像素子支持具の形状が異なる。そのため相違点である撮像素子支持具の形状を中心に説明する。尚、実施の形態2と同一の構成要素については、同一の符号を付している。
図15は本発明の実施の形態2における固体撮像装置を被写体側とは反対側の裏側から見た平面図であり、図16は、図15におけるX−O−S−V−Y軸における断面図である。また、図17(a)は固体撮像素子2を接着固定する側から見た撮像素子支持具30の平面図であり、図17(b)は図17(a)における撮像素子支持具のX−X´断面図である。
はじめに、本実施の形態3における撮像素子支持具50の構成について説明する。図15に示す様に、本実施の形態3の撮像素子支持具50は中央が開口されている、本発明の中央部の一例である円環部50sを有している。この円環部50sの中心O(撮像素子支持具50の中心)を中心として同心円上に約120度間隔で、本発明の取り付け部の一例である実質上同一形状のアーム51、52、53が円環部50sの外周に形成されている。又、円環部50sは、中心に開口部57を有している。
これらアーム51、52、53は実質上T字形状であり、円環部50sの中心Oから半径の延伸方向に形成されているT字アーム脚部51a、52a、53aとその先端から円環部50sの外周に沿って形成されているT字アーム頭部51b、52b、53bとを有している。又、T字アーム頭部51b、52b、53bの一方の先端部51c、52c、53cでビス54、55、56によって、撮像素子支持具50は鏡筒5に固定されている。
又、図17(a)、(b)に示す様に、T字アーム頭部51b、52b、53bの他方の先端部である自由端51d、52d、53dの外周側は、固体撮像素子2を固定する側に、側面から見て中央部50sと平行になる様に折れ曲がっており、この平行になる部分を装着部51e、52e、53eとして固体撮像素子2が接着固定されている。
又、これらのビス54、55、56は撮像素子支持具50の中心Oを中心として同心円上に等間隔に位置している。又、装着部51e、52e、53eも中心Oを中心として同心円上に等間隔に位置している。この様に本実施の形態3では、実施の形態1と異なり、撮像素子支持具50の中心Oとビス54、55、56を結ぶ各々の直線上に装着部、51e、52e、53eは位置していない。
次に、本発明にかかる本実施の形態1における撮像素子の位置決め方法について説明する。
図18は図15と同様、固体撮像装置を被写体側とは反対側の裏側から見た平面図であり、レーザ照射位置61、62、63を示す説明図である。本発明のマーカーの一例である照射位置61、62、63は、T字アーム頭部51b、52b、53bの各々の一方の先端部51c、52c、53c(ビス54、55、56)の近傍に位置している。又、これら照射位置61、62、63は撮像素子支持具50の中心Oを中心として同心円上に等間隔に位置している。
金属製の撮像素子支持具50の照射位置61にレーザを照射すると、照射位置61を中心にして上に凹型となるように変形する。しかし、照射位置61の近傍であるアーム51の先端部はビス54で固定されている為、T字アーム頭部51bの照射位置61から自由端51dを有している側と、T字アーム脚部51aが変形するが、撮像素子支持具50の円環部50sにより拘束力を受ける。しかし、レーザ照射位置61と反対側の自由端51d側ではT字アーム頭部51bの変形がそのまま維持される為、自由端51dにおける変形量が最も大きくなる。
図19は撮像素子支持具50の変形状態を等高線で表したものであり、ボックス内の数字は相対的な変形量を示したものである。数字の大きいほうが変位量の大きいことを示している。ビス54近傍は固定されている為、変形量は殆どない。しかし、レーザ照射位置61から徐々に離れるに従い、変位量が拡大し、ビス固定部と反対側となる自由端51dのところで変位量が最大となっているのがわかる。
図20は撮像素子支持具50に対して、照射位置61、62の部分にレーザを照射した場合の撮像素子支持具50の変形量を表している。この場合にもビス54、55によって、先端部51c、52cは固定されている為、ビス近傍の変形は殆どないが、自由端51d、52dにおける変位量が最大となっている。つまり、変位量が最大となる自由端51d、52dの裏側である装着部51e、52eのところで固体撮像素子2を接着固定することにより、固体撮像素子2は大きく傾斜することになる。
また、更にいえば、照射位置61、62、63の3箇所に同じエネルギーを投入することにより、撮像素子支持具2の円環部50sの全体を持ち上げることが可能となる。つまり、レンズを動かすことなく、被写体の画像を固体撮像素子2の表面に結像させることが可能となり、部品バラツキによる焦点ボケを解消することができる。
このように、撮像素子支持具1の3箇所からTの字型のアームを固体撮像素子2の略中心から略等距離となるように配置することで、固体撮像素子2から大きくはみ出すことなく、小型の取付板を形成することができ、しかもレーザ照射領域が大きく確保できる為、大きな変位量を確保することが可能となり、調整角度を大きく取ることができる。
尚、本実施の形態1では、撮像素子支持具に微小突起を設け、又、実施の形態2、3では、撮像素子支持具のアームに折り返しによって装着部を設けることにより固体撮像素子を接着固定しているが、微小突起や装着部を設けずに撮像素子支持具の所定の箇所に直接接着固定しても良い。しかしながら、実施の形態1を例に挙げると撮像素子支持具1の円環部1sに撮像素子を接着固定した場合、図4、図6の変形状態の等高線図で示したように、撮像素子支持具1は連続的に変形しており、使用する接着剤の物性によっては撮像素子支持具1の変形を抑制しようとする力が働く可能性がある。そのため、3箇所の微小突起や、装着部(実施の形態2、3では、アーム部の外側を折り返し箇所に相当する。)を設けた方が、撮像素子支持具がどのように変形しても微小突起及び装着部の光軸方向への変化によって固体撮像素子の角度を任意の方向へと調整することができるためより好ましい。
又、本発明の中央部は、実施の形態1〜3では、円環部1s、30s、50sに相当し、各々に開口部7、37、57を有しているが、開口部を形成しなくてもよい。しかしながら、開口部を形成することにより、撮像素子支持具の変形量の拡大が図れるためより好ましい。例えば、実施の形態1を例に挙げて具体的に述べると、撮像素子支持具1が平板で、ビス14、15、16で固定されて拘束された状態となっている場合、レーザ照射によって光軸6方向に変化するということは撮像素子支持具1の平面方向にも寸法変化が生じる。従って撮像素子支持具1に低剛性部分を持たせておいたほうが変形量の拡大に繋がり、調整量に余裕が生まれることになる。
上記の様に実施の形態1〜3の撮像素子支持具に開口部を設けたのは、調整量の拡大を図るためのものであり、本形状の限りではないことは言うまでもない。更に、固体撮像素子2と対向する撮像素子支持具の中央部分は円環状で説明したが、他の形状でも構わない。
又、第5の本発明の、前記複数の装着部は、各々に対応する前記所定の部位へのレーザー照射による前記撮像素子支持具の熱変形の最も大きな部分に形成されているとは、例えば本実施の形態1では、装着部の一例である微小突起17が、照射位置21にレーザーを照射した際に最も変形の大きい(図4に示したボックス内の数字が3の部位に相当する。)部分に形成されていることに相当する。すなわち、微小突起17に対応する所定の部位は、照射位置21に相当することになる。同様に、微小突起18には照射位置22が、微小突起19には照射位置23が相当する。
同様に、例えば、実施の形態2では装着部31eに対応する所定の部位は、照射位置41に、装着部32eは照射位置42に、装着部33eは照射位置43に相当する。又、例えば、実施の形態3では装着部51eに対応する所定の部位は、照射位置61に、装着部52eは照射位置62に、装着部53eは照射位置63に相当する。
これらの実施の形態1における微小突起、及び実施の形態2,3における装着部は、他の部分に形成してもよいが、最も変形の大きな箇所に形成するほうが、より少ないレーザーの照射で大きな変形を得ることが出来るため、より好ましい。又、微小突起及び装着部の数は3つに限られないが、レーザー照射位置に対応した数と対応した位置に備えた方が、撮像素子支持具の変形方向を推測しやすいためより好ましい。
上述した様に、撮像装置の撮像素子支持具には撮像素子と対向する部分に開口部を設け、撮像素子との接着は、装着部(実施の形態1では前記開口部の外側に設けられた3箇所の突起部分に相当し、実施の形態2、3ではアーム部を折り返して形成された装着部に相当する。)を基準として接着することが好ましい。これにより、撮像素子を接着する取付板の変形量、つまり、撮像素子の調整量の拡大に繋がるため、部品精度を高精度化を追求する必要がなくなり、低コスト化に繋がる。尚、いうまでもなく実施の形態1において用いた微小突起を実施の形態2、3に適用しても良いし、その逆でも良い。
又、本発明の取り付け部は、実施の形態1〜3では、各々3個の実質上同一形状のアームに相当し、撮像素子と対抗する撮像素子支持具の中央部分に対し、各アームは120度方向に延びるような配置とした。これは傾斜方向に対する調整位置の特定や調整量の予測を簡略化するようにしたためである。しかしながら、120度方向に限らず、例えば、90度方向に4箇所のアームを備えても良く、又、各アームの形状が同一でなくても良く、調整方法が簡略化できるのであれば、つまり、照射位置、投入エネルギーに対する調整が問題なく行われるのであれば、その限りではない。
又、本発明の複数の固定部は、本実施の形態1〜3ではビスで固定されてる撮像素子支持具の部分に相当するが、ビスによる鏡筒5への固定でなく溶接等であってもよく、要するに、鏡筒5に固定されれば良い。
本発明にかかる撮像素子の位置決め方法、それに用いる撮像素子支持具、及び撮像装置は、撮像装置の小型化をより達成でき、又、部品点数の増加を招くことなく低コスト化でき、又、より正確且つ容易に光学レンズに対する撮像素子の位置決めを行うことが出来る効果を有し、ムービ、デジタルスチルカメラ、小型携帯機器に搭載される光学装置の撮像装置等に対して有用である。
1 撮像素子支持具
2 固体撮像素子
3 FPコイル
5 鏡筒
6 光軸
7 開口部
8 レンズ
9 レンズ枠
11、12、13 アーム
14,15,16 ビス
17、18、19 微小突起
21、22、23 照射位置
2 固体撮像素子
3 FPコイル
5 鏡筒
6 光軸
7 開口部
8 レンズ
9 レンズ枠
11、12、13 アーム
14,15,16 ビス
17、18、19 微小突起
21、22、23 照射位置
Claims (21)
- レンズを有する筐体に固定される複数の固定部と、撮像素子を装着する複数の装着部とを備えた撮像素子支持具の、少なくとも1つの前記撮像素子支持具の所定の部位にレーザーを照射し、前記撮像素子支持具を熱変形させることによって、前記レンズの光軸に対する前記撮像素子の位置を調節する調整工程を備えた、撮像素子の位置決め方法。
- 前記調整工程は、前記撮像素子に結像された画像の信号波形をモニターすることにより、前記レーザーのエネルギー又は照射時間を変更することによって前記撮像素子の位置を調整する調整工程である、請求項1記載の撮像素子の位置決め方法。
- 前記所定の部位とは、前記固定部近傍である、請求項1記載の撮像素子の位置決め方法。
- 前記撮像素子支持具は、実質上平面形状であり、
実質上中心に配置された中央部と、
各々に少なくとも1つの前記固定部を持つ、前記中央部の周囲に配置された複数の凸形状の取り付け部とを有し、
前記撮像素子は、前記撮像素子支持具の平面と実質上平行に配置されており、
前記調整工程は、前記固定部と前記中央部の間の前記取り付け部に前記レーザーを照射する工程である、請求項1記載の撮像素子の位置決め方法。 - 前記複数の装着部は、各々に対応する前記所定の部位へのレーザー照射による前記撮像素子支持具の熱変形の最も大きな部分に形成されている、請求項1記載の撮像素子の位置決め方法。
- 前記固定部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されており、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されている、請求項4記載の撮像素子の位置決め方法。 - 前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心と前記固定部を結ぶ直線上に形成されている、請求項6記載の撮像素子の位置決め方法。
- 前記固定部は、前記取り付け部の先端近傍に形成されており、
前記装着部は、前記取り付け部との接合部近傍の前記中央部に配置されている、請求項7記載の撮像素子の位置決め方法。 - 前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心と前記固定部を結ぶ直線上には形成されておらず、
前記取り付け部は、実質上L字形状である、請求項6記載の撮像素子の位置決め方法。 - 前記固定部は、前記L字形状の先端に形成され、
前記装着部は、前記L字形状の屈曲部に形成されている、請求項9記載の撮像素子の位置決め方法。 - 前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心と前記固定部を結ぶ直線上には形成されておらず、
前記取り付け部は、実質上T字形状である、請求項6記載の撮像素子の位置決め方法。 - 前記T字形状の脚部が、前記中央部と接合しており、
前記固定部は、前記T字形状の頭部の一方の先端に形成されており、
前記装着部は、前記T字形状の頭部の他方の先端に形成されている、請求項11記載の撮像素子の位置決め方法。 - 前記取り付け部及び前記装着部は、3つであり、前記撮像素子支持具の実質上中心を基準にして、実質上120度間隔で形成されている、請求項7〜12のいずれかに記載の撮像素子の位置決め方法。
- 前記中央部は、開口部を実質上中心部に有している、請求項4記載の撮像素子の位置決め方法。
- 前記装着部は、前記撮像素子支持具の平面と実質上垂直方向に形成された突起部である、請求項4記載の撮像素子の位置決め方法。
- 前記調整工程は、前記撮像素子支持具の実質上中心から同一距離である、全ての前記複数の固定部の近傍部分に、同一のエネルギーを持ったレーザーを照射することにより、前記光軸と平行方向への前記撮像素子の位置調整を行う工程を有する、請求項6記載の撮像素子の位置決め方法。
- レンズを有する筐体に固定される複数の固定部と、
撮像素子を装着する複数の装着部と、
実質上中心に配置された、実質上平面形状である中央部と、
各々に少なくとも1つの前記固定部を持つ、前記中央部の周囲に配置された、実質上平面形状である複数の凸形状の取り付け部とを備えた、撮像素子支持具。 - 前記固定部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されており、
前記装着部は、前記撮像素子支持具の実質上中心を中心とする同心円上に等間隔で形成されている、請求項17記載の撮像素子支持具。 - 前記固定部近傍に、レーザーを照射するためのマーカーを更に備えた、請求項17又は18に記載の撮像素子支持具。
- 前記複数の装着部は、各々に対応する前記マーカーへのレーザー照射による前記撮像素子支持具の熱変形の最も大きな部分に形成されている、請求項19記載の撮像素子支持具。
- レンズを有する筐体と、
前記筐体に固定された請求項17〜20のいずれかに記載の撮像素子支持具と、
前記レンズの光軸と垂直になる様に前記装着部に装着された撮像素子とを備えた、撮像装置。
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JP2004148245A JP2005333263A (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 撮像素子支持具、撮像装置及び撮像素子の位置決め方法 |
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CN112492259A (zh) * | 2019-09-12 | 2021-03-12 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 监控设备及监控方法 |
-
2004
- 2004-05-18 JP JP2004148245A patent/JP2005333263A/ja active Pending
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CN112492259A (zh) * | 2019-09-12 | 2021-03-12 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 监控设备及监控方法 |
CN112492259B (zh) * | 2019-09-12 | 2023-07-04 | 杭州海康威视数字技术股份有限公司 | 监控设备及监控方法 |
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