JP2005333225A - 通信システム、通信機およびセンター装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車載通信機が広域無線通信網の通信圏内から外れている場合であっても、車載通信機とセンター装置との間で情報の送受信を適切に行えるようにする。
【解決手段】 車両運行管理システム1において、第1の車載通信機12は、自機がセンター装置32との間で広域無線通信を不可能であっても、自機が第2の車載通信機22との間で狭域無線通信を可能であれば、自機がセンター装置32へ送信すべき上り送信情報(位置情報「Pa」、時刻情報「Ta」)を狭域無線通信により第2の車載通信機22へ送信する(預ける)。第2の車載通信機22は、第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動して自機がセンター装置32との間で広域無線通信を可能になると、第1の車載通信機12から送信された(預けられた)センター装置32を送信先とする上り送信情報を広域無線通信によりセンター装置32へ送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、第1の通信機と第2の通信機とが狭域無線通信を可能に構成されると共にセンター装置と第2の通信機とが広域無線通信を可能に構成されてなる通信システム、前記通信システム内で用いられる通信機およびセンター装置に関する。
例えば車両の運行を管理する車両運行管理システムの一つとして、車両に搭載されている車載通信機とセンターに設置されているセンター装置とが広域無線通信網(セルラー電話網など)を通じた広域無線通信を可能に構成され、車載通信機が車両の現在位置を表す位置情報を広域無線通信によりセンター装置へ定期的に送信し、センター装置が車載通信機から送信された位置情報に基づいて車両の現在位置を定期的に確認するものがある。
しかしながら、このような車両運行管理システムでは、車両が広域無線通信網の通信圏内に位置していれば、車載通信機が位置情報を広域無線通信によりセンター装置へ定期的に送信することが可能であるが、車両が広域無線通信網の通信圏内から外れてしまうと(通信圏外に位置していると)、車載通信機が位置情報をセンター装置へ定期的に送信することが不可能となり、センター装置が車両の現在位置を定期的に確認することが困難となる。また、車載通信機の広域無線通信部が何らかの不具合が原因となって正常に動作しない場合にも、車載通信機が位置情報をセンター装置へ定期的に送信することが不可能となり、センター装置が車両の現在位置を定期的に確認することが困難となる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信機が広域無線通信網の通信圏内から外れていたり通信機の広域無線通信部が正常に動作しなかったりする場合であっても、通信機とセンター装置との間で情報の送受信を適切に行うことができる通信システム、通信機およびセンター装置を提供することにある。
請求項1に記載した通信システムによれば、第1の通信機は、自機が第2の通信機との間で狭域無線通信を可能であれば、自機がセンター装置へ送信すべき上り送信情報を狭域無線通信により第2の通信機へ送信する。そして、第2の通信機は、第1の通信機から送信された上り送信情報が狭域無線通信により受信されると、その受信された上り送信情報を記憶し、自機がセンター装置との間で広域無線通信を可能であれば、その記憶している上り送信情報を広域無線通信によりセンター装置へ送信する。
これにより、第1の通信機は、自機が広域無線通信網の通信圏内から外れていたり自機の広域無線通信部が正常に動作しなかったりして自機がセンター装置との間で広域無線通信を不可能であっても、自機が第2の通信機との間で狭域無線通信を可能であれば、自機がセンター装置へ送信すべき上り送信情報を第2の通信機に送信する(預ける)ことになり、これ以降、第2の通信機は、自機がセンター装置との間で広域無線通信を可能になると、第1の通信機から送信された(預けられた)センター装置を送信先とする上り送信情報をセンター装置へ送信することになるので、第1の通信機とセンター装置との間で上り送信情報の送受信を適切に行うことができる。
請求項2に記載した通信システムによれば、第1の通信機は、不特定多数の第2の通信機のうちから予め自機と同一のグループとしてグループ化された第2の通信機を特定し、その特定された第2の通信機へ上り送信情報を狭域無線通信により送信する。
これにより、第1の通信機は、不特定多数の全ての第2の通信機へ上り送信情報を送信するのではなく、不特定多数の第2の通信機のうちから予め自機と同一のグループとしてグループ化された(限定された)第2の通信機へのみ上り送信情報を送信することになるので、例えば個人情報などの外部に漏洩されては困る情報であっても、予め通信機同士で同一のグループを形成しておくことにより、利便性を高めることができ、また、システム全体における第1の通信機からセンター装置への上り送信情報の送受信を効率良く行うことができる。尚、ここでいうグループとしては、例えば法人関係や学校関係の特定の団体などが挙げられる。
請求項3に記載した通信システムによれば、第1の通信機は、第2の通信機の今後の移動に関する移動情報を第2の通信機に問合せ、第2の通信機から得られた移動情報に基づいて第2の通信機が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する可能性の有無を判定し、第2の通信機が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する可能性が所定条件を満たした場合に、自機がセンター装置へ送信すべき上り送信情報を狭域無線通信により第2の通信機へ送信する。
これにより、第1の通信機は、広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する可能性が有る(可能性が高い)第2の通信機へ上り送信情報を送信することになるので、自機がセンター装置へ送信すべき上り送信情報が第2の通信機からセンター装置へ送信されるまでに要する時間(遅延時間)を極力抑えることができ、この場合も、システム全体における第1の通信機からセンター装置への上り送信情報の送受信を効率良く行うことができる。
請求項4に記載した通信システムによれば、第2の通信機は、自機の現在位置を表す位置情報の取得タイミングになると、自機の位置情報と時刻情報とを取得し、自機がセンター装置との間で広域無線通信を可能であれば、その取得された自機の位置情報と時刻情報とを広域無線通信によりセンター装置へ送信し、続いて、第1の通信機から送信されて記憶している上り送信情報を広域無線通信によりセンター装置へ送信する。
これにより、第2の通信機は、自機の位置情報と時刻情報とを広域無線通信によりセンター装置へ送信した直後に、第1の通信機から送信されて記憶している上り送信情報を広域無線通信によりセンター装置へ速やかに送信することになるので、自機の位置情報と時刻情報とをセンター装置へ送信する処理と、第1の通信機から送信された(預けられた)上り送信情報をセンター装置へ送信する処理とを連続して効率良く行うことができる。
請求項5に記載した通信機によれば、制御手段は、自機が他の通信機との間で狭域無線通信手段による狭域無線通信を可能であれば、自機がセンター装置へ送信すべき上り送信情報を狭域無線通信手段から他の通信機へ送信させる。これにより、上記した請求項1に記載した通信システム内の第1の通信機として作用することができ、すなわち、自機が広域無線通信網の通信圏内から外れていたり自機の広域無線通信部が正常に動作しなかったりして自機がセンター装置との間で広域無線通信を不可能であっても、自機が他の通信機との間で狭域無線通信を可能であれば、自機がセンター装置へ送信すべき上り送信情報を他の通信機に送信する(預ける)ことができる。
請求項6に記載した通信機によれば、制御手段は、他の通信機から送信された上り送信情報が狭域無線通信手段に受信されると、その受信された上り送信情報を上り送信情報記憶手段に記憶させ、自機がセンター装置との間で広域無線通信手段による広域無線通信を可能であれば、上り送信情報記憶手段に記憶させている上り送信情報を広域無線通信手段からセンター装置へ送信させる。これにより、上記した請求項1に記載した通信システム内の第2の通信機として作用することができ、すなわち、自機がセンター装置との間で広域無線通信を可能になると、他の通信機から送信された(預けられた)上り送信情報をセンター装置へ送信することができる。
請求項7に記載した通信システムによれば、センター装置は、自装置が第2の通信機との間で広域無線通信を可能であれば、自装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報を広域無線通信により第2の通信機へ送信する。そして、第2の通信機は、センター装置から送信された下り送信情報が広域無線通信により受信されると、その受信された下り送信情報を記憶し、自機が第1の通信機との間で狭域無線通信を可能であれば、その記憶している下り送信情報を狭域無線通信により第1の通信機へ送信する。
これにより、センター装置は、第1の通信機が広域無線通信網の通信圏内から外れていたり第1の通信機の広域無線通信部が正常に動作しなかったりして自装置が第1の通信機との間で広域無線通信を不可能であっても、自装置が第2の通信機との間で広域無線通信を可能であれば、自装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報を第2の通信機に送信する(預ける)ことになり、これ以降、第2の通信機は、自機が第1の通信機との間で狭域無線通信を可能になると、センター装置から送信された(預けられた)第1の通信機を送信先とする下り送信情報を第1の通信機へ送信することになるので、センター装置と第1の通信機との間で下り送信情報の送受信を適切に行うことができる。
請求項8に記載した通信システムによれば、第2の通信機は、不特定多数の第1の通信機のうちから予め自機と同一のグループとしてグループ化された第1の通信機を特定し、その特定された第1の通信機へ下り送信情報を狭域無線通信により送信する。
これにより、第2の通信機は、不特定多数の全ての第1の通信機へ下り送信情報を送信するのではなく、不特定多数の第1の通信機のうちから予め自機と同一のグループとしてグループ化された(限定された)第1の通信機へのみ下り送信情報を送信することになるので、この場合も、例えば個人情報などの外部に漏洩されては困る情報であっても、予め通信機同士で同一のグループを形成しておくことにより、利便性を高めることができ、また、システム全体におけるセンター装置から第1の通信機への下り送信情報の送受信を効率良く行うことができる。
請求項9に記載した通信システムによれば、センター装置は、第2の通信機の今後の移動に関する移動情報を第2の通信機に問合せ、第2の通信機から得られた移動情報に基づいて第2の通信機が第1の通信機へ接近する可能性の有無を判定し、第2の通信機が第1の通信機へ接近する可能性が所定条件を満たした場合に、自装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報を広域無線通信により第2の通信機へ送信する。
これにより、センター装置は、第1の通信機へ接近する可能性が有る(可能性が高い)第2の通信機へ下り送信情報を送信することになるので、自装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報が第2の通信機から第1の通信機へ送信されるまでに要する時間(遅延時間)を極力抑えることができ、この場合も、システム全体におけるセンター装置から第1の通信機への下り送信情報の送受信を効率良く行うことができる。
請求項10に記載した通信システムによれば、第2の通信機は、自機の現在位置を表す位置情報の取得タイミングになると、自機の位置情報と時刻情報とを取得し、自機がセンター装置との間で広域無線通信を可能であれば、その取得された自機の位置情報と時刻情報とを広域無線通信によりセンター装置へ送信し、続いて、センター装置から広域無線通信により送信された下り送信情報を受信する。
これにより、第2の通信機は、自機の位置情報と時刻情報とを広域無線通信によりセンター装置へ送信した直後に、センター装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報をセンター装置から広域無線通信により速やかに受信することができ、自機の位置情報と時刻情報とをセンター装置へ送信する処理と、センター装置から下り送信情報を受信する処理とを連続して効率良く行うことができる。
請求項11に記載した通信機によれば、制御手段は、センター装置から送信された下り送信情報が広域無線通信手段に受信されると、その受信された下り送信情報を下り送信情報記憶手段に記憶させ、自機が他の通信機との間で狭域無線通信手段による狭域無線通信を可能であれば、下り送信情報記憶手段に記憶させている下り送信情報を狭域無線通信手段から他の通信機へ送信させる。これにより、上記した請求項7に記載した通信システム内の第2の通信機として作用することができ、すなわち、自機が他の通信機との間で狭域無線通信を可能になると、センター装置から送信された(預けられた)下り送信情報を他の通信機へ送信することができる。
請求項12に記載したセンター装置によれば、自装置が第1の通信機との間で広域無線通信を不可能であると、自装置が第2の通信機との間で広域無線通信を可能であれば、自装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報を広域無線通信により第2の通信機へ送信する。これにより、上記した請求項7に記載した通信システム内のセンター装置として作用することができ、すなわち、第1の通信機が広域無線通信網の通信圏内から外れていたり第1の通信機の広域無線通信部が正常に動作しなかったりして自装置が第1の通信機との間で広域無線通信を不可能であっても、自装置が第2の通信機との間で広域無線通信を可能であれば、自装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報を第2の通信機に送信する(預ける)ことができる。
以下、本発明を、車載通信機が車両の現在位置を表す位置情報をセンター装置へ定期的に送信するように構成された車両運行管理システムに適用した一実施形態について、図1ないし図7を参照して説明する。
まず、図1および図2は、車両運行管理システムの全体構成を概略的に示している。車両運行管理システム1は、第1の車両11に搭載されている第1の車載通信機12と、第2の車両21に搭載されている第2の車載通信機22と、センター31に設置されているセンター装置32とを備えて構成されている。この場合、第1の車両11には、自車両を他の車両と区別するための車両ID「001」が付与されており、第2の車両21には、自車両を他の車両と区別するための車両ID「002」が付与されている。尚、本実施形態では、これ以降、第1の車載通信機12と第2の車載通信機22との2つの車載通信機の関係について説明するが、これら第1の車載通信機12と第2の車載通信機22とに相当する車載通信機が2つ以上であっても同様であり、また、それらの関係が1対n(nは2以上の自然数)、n対1およびn対nのいずれかであっても同様である。
図3は、第1の車載通信機12および第2の車載通信機22の各々の構成を機能ブロック図として示している。尚、第1の車載通信機12と第2の車載通信機22とは同一の構成であり、ここでは、第1の車載通信機12を代表して説明する。
第1の車載通信機12は、制御部101(本発明でいう制御手段)、広域無線通信部102(本発明でいう広域無線通信手段)、狭域無線通信部103(本発明でいう狭域無線通信手段)、位置情報取得部104、時刻情報取得部105、車両ID記憶部106、グループID記憶部107、上り送信情報記憶部108(本発明でいう上り送信情報記憶手段)および下り送信情報記憶部109(本発明でいう下り送信情報記憶手段)を備えて構成されている。
制御部101は、CPU、RAM、ROM、I/Oバスなどを備えて構成され、制御プログラムを実行して第1の車載通信機12の動作全般を制御する。広域無線通信部102は、センター装置32(基地局33)との間で広域無線通信網を通じた広域無線通信を行う。ここでいう広域無線通信網とは、例えばセルラー電話網などである。狭域無線通信部103は、他の車載通信機との間で狭域無線通信網を通じた狭域無線通信(車々間通信)を行う。ここでいう狭域無線通信網とは、例えば無線LAN網やDSRC網などである。
位置情報取得部104は、第1の車両11の現在位置を取得する。この場合、位置情報取得部104が第1の車両11の現在位置を取得する方法としては、幾つかの方法があり、例えば位置情報取得部104がGPS受信機を備えた構成であれば、GPS衛星から送信されたGPS衛星信号のパラメータを演算して第1の車両11の現在位置を取得することになり、また、例えば位置情報取得部104が第1の車両11に搭載されているカーナビゲーション装置とのインタフェース機能を備えた構成であれば、カーナビゲーション装置にて取得された第1の車両11の現在位置を流用することになる。
時刻情報取得部105は、計時機能を有しており、時刻情報(タイムスタンプ)を取得する。車両ID記憶部106は、上記した第1の車両11に固有に付与されている車両ID「001」を記憶している。グループID記憶部107は、予め設定されたグループIDを記憶している。この場合、グループIDは、車載通信機12が属するグループを他のグループと区別するための指標であり、ユーザが任意に設定するものであっても良いし、例えば特定のサービスを提供するサービス提供者が一元的に設定するものであっても良い。また、ここでいうグループとしては、例えば法人関係や学校関係の特定の団体などが挙げられる。
上り送信情報記憶部108は、他の車載通信機から送信されて狭域無線通信部103に受信された上り送信情報を一時的に記憶する。この場合、上り送信情報は、第1の車載通信機12や第2の車載通信機22からセンター装置32へ向かう方向に送信される情報であり、車両の現在位置を表す位置情報や時刻を表す時刻情報に限らず、例えば車速を表す車速情報、車載機器の動作情報(ヘッドライトの点灯・消灯など)あるいは車載機器のダイアグ情報などであっても良い。
下り送信情報記憶部109は、センター装置32から送信されて広域無線通信部102に受信された下り送信情報を一時的に記憶する。この場合、下り送信情報は、センター装置32から第1の車載通信機12や第2の車載通信機22へ向かう方向に送信される情報であり、例えば情報の送信を指示する送信指示情報、車両の走行を指示する走行指示情報あるいは車載機器を制御する制御プログラムやアプリケーションを提供するアプリケーションプログラムなどであっても良い。
尚、上記した構成において、第1の車載通信機12や第2の車載通信機22は、その機能の一部がカーナビゲーション装置や他の車載装置から構成されていても良い。また、図3における201〜209の各符号は、第2の車載通信機22の構成要素に相当する。
さて、第1の車載通信機12は、第1の車両11の現在位置を表す位置情報を取得する取得タイミングが予め所定周期(例えば「10分」周期)で設定されており、位置情報の取得タイミングになると、その時点での第1の車両11の現在位置を位置情報取得部104にて位置情報として取得する共に、その時点での時刻を時刻情報取得部105にて時刻情報として取得し、その時点で第1の車両11が広域無線通信網の通信圏内に位置していれば、その取得された位置情報と時刻情報とを広域無線通信部102から広域無線通信によりセンター装置32へ定期的に送信する。
これと同様にして、第2の車載通信機22も、第2の車両21の現在位置を表す位置情報を取得する取得タイミングが予め所定周期(例えば「10分」周期)で設定されており、位置情報の取得タイミングになると、その時点での第2の車両21の現在位置を位置情報取得部204にて位置情報として取得する共に、その時点での時刻を時刻情報取得部205にて時刻情報として取得し、その時点で第2の車両21が広域無線通信網の通信圏内に位置していれば、その取得された位置情報と時刻情報とを広域無線通信部202から広域無線通信によりセンター装置32へ定期的に送信する。
そして、センター装置32は、このようにして第1の車載通信機12や第2の車載通信機22から定期的に送信された位置情報と時刻情報とが受信されることより、第1の車両11や第2の車両21の現在位置を定期的に確認して運行管理を行う。また、センター装置32は、第1の車載通信機12や第2の車載通信機22から位置情報と時刻情報とが定期的に受信されることにより、第1の車両11や第2の車両21が広域無線通信網の通信圏内に位置している旨を確認する一方で、第1の車載通信機12や第2の車載通信機22から位置情報と時刻情報とが定期的に受信されない(受信が途絶えた)ことにより、第1の車両11や第2の車両21が広域無線通信網の通信圏内から通信圏外へ移動した旨(通信圏外に位置している旨)を確認する。尚、第1の車載通信機12における位置情報を取得する所定周期と第2の車載通信機22における位置情報を取得する所定周期とは、必ずしも同一に設定される必要はなく、例えば単位時間あたりの車両の移動距離が大きければ短く設定され、一方、単位時間あたりの車両の移動距離が小さければ長く設定されるなど、車両の走行状態に基づいて互いに異なるように設定されても良い。
次に、上記した構成の作用について、図4ないし図8も参照して説明する。尚、ここでは、
(1)第1の車両11と第2の車両21とが互いに接近して広域無線通信網の通信圏外に
位置しており、その後、第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内
へ移動する場合
(2)第2の車両21が通信圏内に位置しており、その後、第2の車両21が広域無線通
信網の通信圏内から通信圏外へ移動して第1の車両11と第2の車両21とが互い
に接近する場合
について順次説明する。
(1)第1の車両11と第2の車両21とが互いに接近して広域無線通信網の通信圏外に
位置しており、その後、第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内
へ移動する場合
最初に、「第1の車両11と第2の車両21とが互いに接近して広域無線通信網の通信圏外に位置しており、その後、第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する場合」について、図1、図4および図5を参照して説明する。
第1の車載通信機12は、位置情報の取得タイミングになると、自機の位置情報と時刻情報とを取得する。ここで、第1の車載通信機12は、第1の車両11が広域無線通信網の通信圏外に位置しており、つまり、自機がセンター装置32との間で広域無線通信を不可能な状態にあると、自機の車両IDとグループIDとが含まれている送信要求信号を送信する。
第2の車載通信機22は、いずれかの車載通信機から送信された送信要求信号を監視(サーチ)している。ここで、第2の車載通信機22は、第1の車両11と第2の車両21とが接近しており、つまり、自機が第1の車載通信機12との間で狭域無線通信を可能な状態にあると、第1の車載通信機12から送信された送信要求信号が受信されることになるので、第1の車載通信機12から送信された送信要求信号が受信されると、自機の車両IDとグループIDとが含まれている送信応答信号を第1の車載通信機12へ送信する。
第1の車載通信機12は、第2の車載通信機22から送信された送信応答信号が受信されると、自機の車両IDおよびグループIDと、第2の車載通信機22から送信された送信応答信号に含まれている車両IDおよびグループID、つまり、第2の車載通信機22の車両IDおよびグループIDとを照合する。ここで、第1の車載通信機12は、車両IDの照合結果が正であり(車両IDが互いに正常なものであり)、且つ、グループIDの照合結果が正であると(グループIDが互いに一致すると)、第2の車載通信機22との間で狭域無線通信リンクを確立する。そして、第1の車載通信機12は、パスワードが含まれている認証要求信号を第2の車載通信機22へ送信すると共に、そのパスワードを所定の演算式にしたがって演算する。
第2の車載通信機22は、第1の車載通信機12から送信された認証要求信号が受信されると、その受信された認証要求信号に含まれているパスワードを所定の演算式にしたがって演算し、その演算結果が含まれている認証応答信号を第1の車載通信機12へ送信する。
第1の車載通信機12は、第2の車載通信機22から送信された認証応答信号が受信されると、その受信された認証応答信号に含まれている演算結果と、自機が演算した演算結果とを比較して認証を行う。そして、第1の車載通信機12は、両者が一致すると、認証結果が正であると判定し、第2の車両21の今後の移動を問合わせるべく移動情報要求信号を第2の車載通信機22へ送信する。
第2の車載通信機22は、第1の車載通信機12から送信された移動情報要求信号が受信されると、例えばカーナビゲーション装置にて設定されている目的地や進路などの第2の車両21の今後の移動に関する移動情報が含まれた移動情報応答信号を第1の車載通信機12へ送信する。
第1の車載通信機12は、第2の車載通信機22から送信された移動情報応答信号が受信されると、その受信された移動情報を解析して第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する可能性を判定する。この場合、第1の車載通信機12は、例えば広域無線通信網の通信圏内と通信圏外とを表す地図を記憶しており、その記憶されている地図と、第2の車載通信機22から送信された目的地や進路とを照合することにより、第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する可能性を判定する。また、第2の車両21の移動軌跡(履歴)に基づいて第2の車両21の進行方向などを予測して第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する可能性を判定しても良い。そして、第1の車載通信機12は、第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する可能性が所定条件を満たすと(可能性が予め設定されている比率以上であると)、これよりも先に取得された自機の位置情報と時刻情報とを上り送信情報として第2の車載通信機22へ送信する。
第2の車載通信機22は、第1の車載通信機12から上り送信情報として送信された位置情報と時刻情報とが受信されると、その受信された上り送信情報を上り送信情報記憶部108に一時的に記憶し、受領応答信号を第1の車載通信機12へ送信する。
第1の車載通信機12は、第2の車載通信機22から送信された受領応答信号が受信されると、下り送信情報要求信号を第2の車載通信機22へ送信する。
第2の車載通信機22は、第1の車載通信機12から送信された下り送信情報要求信号が受信されると、下り送信情報記憶部109を検索してセンター装置32から送信された(預けられた)第1の車載通信機12へ送信すべき下り送信情報を記憶しているか否かを判定し、第1の車載通信機12へ送信すべき下り送信情報を記憶していれば、その下り送信情報を第1の車載通信機12へ送信する。
そして、第1の車載通信機12は、第2の車載通信機22から送信された下り送信情報が受信されると、その受信された下り送信情報に基づいた処理を行うと共に受領応答信号を第2の車載通信機22へ送信し、第2の車載通信機22との間で確立している狭域無線通信リンクを開放して一連の処理を終了する。
以上に説明した一連の処理により、第1の車載通信機12は、自機の位置情報の取得タイミングになると、自機の位置情報(図1では「Pa」)と時刻情報(図1では「Ta」とを取得し、その時点でセンター装置32との間で広域無線通信を不可能であっても、第2の車載通信機22との間で狭域無線通信を可能であれば、その取得された自機の位置情報と時刻情報とを上り送信情報として狭域無線通信により第2の車載通信機22へ送信する(預ける)ことになる。
さて、これ以後、第1の車載通信機12から第1の車載通信機12の位置情報と時刻情報とが預けられた第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動したと仮定する。第2の車載通信機22は、位置情報の取得タイミングになると、自機の位置情報と時刻情報とを取得し、自機の車両IDとグループIDとが含まれている送信要求信号をセンター装置32へ送信する。
センター装置32は、第2の車載通信機22から送信された送信要求信号が受信されると、自装置32のセンターIDが含まれている送信応答信号を第2の車載通信機22へ送信する。
第2の車載通信機22は、センター装置32から送信された送信応答信号が受信されると、第2の車載通信機22の車両IDとセンター装置32のセンターIDとを照合し、車両IDとセンターIDとの照合結果が正であると(車両IDおよびセンターIDが正常なものであると)、センター装置32との間で広域無線通信リンクを確立する。そして、第2の車載通信機22は、パスワードが含まれている認証要求信号をセンター装置32へ送信すると共に、そのパスワードを所定の演算式にしたがって演算する。
センター装置32は、第2の車載通信機22から送信された認証要求信号が受信されると、その受信された認証要求信号に含まれているパスワードを所定の演算式にしたがって演算し、その演算結果が含まれている認証応答信号を第2の車載通信機22へ送信し、続いて、第2の車両21の今後の移動を問合わせるべく移動情報要求信号を第2の車載通信機22へ送信する。
第2の車載通信機22は、センター装置32から送信された認証応答信号および移動情報要求信号が受信されると、その受信された認証応答信号に含まれている演算結果と、自機が演算した演算結果とを比較して認証を行う。そして、第2の車載通信機22は、両者が一致すると、認証結果が正であると判定し、この場合も、例えばカーナビゲーション装置にて設定されている目的地や進路などの第2の車両21の今後の移動に関する移動情報が含まれた移動情報応答信号をセンター装置32へ送信し、続いて、これよりも先に取得された自機の位置情報と時刻情報とをセンター装置32へ送信する。
センター装置32は、第2の車載通信機22から送信された第2の車載通信機22の位置情報と時刻情報とが受信されると、その受信された第2の車載通信機22の位置情報と時刻情報とを解析して第2の車両21の現在位置を確認すると共に、受領応答信号を第2の車載通信機22へ送信する。
第2の車載通信機22は、センター装置32から送信された受領応答信号が受信されると、上り送信情報記憶部108を検索して第1の車載通信機12から送信された(預けられた)上り送信情報を記憶しているか否か判定し、第1の車載通信機12から送信された(預けられた)上り送信情報を記憶していれば、その上り送信情報をセンター装置32へ送信する。
センター装置32は、第2の車載通信機22から送信された上り送信情報、つまり、第1の車載通信機12の位置情報と時刻情報とが受信されると、その受信された第2の車載通信機22の位置情報と時刻情報とを解析して第1の車両11の現在位置を確認すると共に、受領応答信号を第2の車載通信機22へ送信する。
第2の車載通信機22は、センター装置32から送信された受領応答信号が受信されると、下り送信情報要求信号をセンター装置32へ送信する。
センター装置32は、第2の車載通信機22から送信された下り送信情報要求信号が受信されると、自装置から第1の車載通信機12へ送信すべき下り送信情報が有るか否かを判定し、自装置から第1の車載通信機12へ送信すべき下り送信情報が有れば、その下り送信情報を第2の車載通信機22へ送信する。
そして、第2の車載通信機22は、センター装置32から送信された下り送信情報が受信されると、その受信された下り送信情報を下り送信情報記憶部109に記憶すると共に、受領応答信号をセンター装置32へ送信し、センター装置32との間で確立している広域無線通信リンクを開放して一連の処理を終了する。
以上に説明した一連の処理により、第2の車載通信機22は、自機の位置情報の取得タイミングになると、自機の位置情報(図1では「Pb」)と時刻情報(図1では「Tb」)とを取得し、その時点でセンター装置32との間で広域無線通信を可能であれば、その取得された自機の位置情報と時刻情報とを広域無線通信によりセンター装置32へ送信し、続いて、これよりも先に第1の車載通信機12から送信された(預けられた)センター装置32を送信先とする第1の車載通信機12の位置情報と時刻情報とを上り送信情報として広域無線通信によりセンター装置32へ送信することになる。
(2)第2の車両21が通信圏内に位置しており、その後、第2の車両21が広域無線通
信網の通信圏内から通信圏外へ移動して第1の車両11と第2の車両21とが互い
に接近する場合
について順次説明する。
次に、「第2の車両21が通信圏内に位置しており、その後、第2の車両21が広域無線通信網の通信圏内から通信圏外へ移動して第1の車両11と第2の車両21とが互いに接近する場合」について、図2、図6および図7を参照して説明する。
この場合は、先に説明した「第1の車両11と第2の車両21とが互いに接近して広域無線通信網の通信圏外に位置しており、その後、第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する場合」と比較すると、最初に、第2の車載通信機22とセンター装置32との間で広域無線通信による位置情報、時刻情報、上り送信情報および下り送信情報の送受信を行い、続いて、第1の車載通信機12と第2の車載通信機22との間で狭域無線通信による位置情報、時刻情報、上り送信情報および下り送信情報の送受信を行うことになる。
ここでは、センター装置32は、第2の車載通信機22から送信された移動情報応答信号が受信されると、その受信された移動情報を解析して第2の車両21が第1の車両11に接近する可能性を判定し、第2の車両21が第1の車両11に接近する可能性が所定条件を満たすと(可能性が予め設定されている比率以上であると)、自装置が第1の車載通信機12へ送信すべき下り送信情報を第2の車載通信機22へ送信することになる。
以上に説明した一連の処理により、センター装置32は、第2の車載通信機22から送信された第2の車載通信機22の位置情報(図2では「Pc」)と時刻情報(図2では「Tc」)とが受信されると、その時点で第1の車載通信機12との間で広域無線通信を不可能であっても、第2の車載通信機22との間で広域無線通信を可能であれば、自装置が第1の車載通信機12へ送信すべき下り送信情報を第2の車載通信機22へ送信する(預ける)ことになる。
そして、第2の車載通信機22は、第1の車載通信機12から送信された第1の車載通信機12の位置情報(図2では「Pd」)と時刻情報(図2では「Td」)とが受信されると、これよりも先にセンター装置32から送信された(預けられた)第1の車載通信機12を送信先とする下り送信情報を狭域無線通信により第1の車載通信機12へ送信することになる。
ところで、以上は、位置情報、時刻情報、上り送信情報および下り送信情報を1回の狭域無線通信リンクの確立あるいは広域無線通信リンクの確立により連続して送受信する場合を説明したものであるが、これら位置情報、時刻情報、上り送信情報および下り送信情報を別々の狭域無線通信リンクの確立あるいは広域無線通信リンクの確立により送受信することも可能である。また、第1の車両11が広域無線通信網の通信圏外に位置している時間が長い場合であれば、複数の時刻に対応する位置情報と時刻情報とを上り送信情報として送受信することも可能である。
また、以上は、第1の車載通信機12が広域無線通信部102と狭域無線通信部103との双方を備えると共に、第2の車載通信機22も広域無線通信部202と狭域無線通信部203との双方を備えることにより、第1の車載通信機12と第2の車載通信機22の立場が入替わっても良いものであるが、図8に示すように、広域無線通信網の通信圏内と通信圏外とを往復移動する専用の車両41と、広域無線通信網の通信圏外のみを移動する専用の車両51,61,71とが特定されている場合であれば、車両41に搭載されている車載通信機42が広域無線通信部と狭域無線通信部との双方を備えると共に、車両51,61,71に搭載されている車載通信機52,62,72が狭域無線通信部のみを備えるように構成することも可能である。
さらに、以上は、広域無線通信網の通信圏外に位置している車両に搭載されている車載通信機の動作を説明したものであるが、車載通信機の広域無線通信部が何らかの不具合が原因となって正常に動作しない場合も、これと同様である。
以上に説明したように本実施形態によれば、車両運行管理システム1において、第1の
車載通信機12は、自機がセンター装置32との間で広域無線通信を不可能であっても、
自機が第2の車載通信機22との間で狭域無線通信を可能であれば、自機がセンター装置32へ送信すべき上り送信情報を狭域無線通信により第2の車載通信機22へ送信し(預け)、第2の車載通信機22は、第2の車両21が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動して自機がセンター装置32との間で広域無線通信を可能になると、第1の車載通信機12から送信された(預けられた)センター装置32を送信先とする上り送信情報を広域無線通信によりセンター装置32へ送信するように構成したので、第1の車載通信機12とセンター装置32との間で上り送信情報の送受信を適切に行うことができる。
また、車両運行管理システム1において、センター装置32は、自装置が第1の車載通信機22との間で広域無線通信を不可能であっても、自装置が第2の車載通信機22との間で広域無線通信を可能であれば、自装置が第1の車載通信機12へ送信すべき下り送信情報を広域無線通信により第2の車載通信機22へ送信し(預け)、第2の車載通信機22は、第2の車両21が第1の車両11に接近して自機が第1の車載通信機12との間で狭域無線通信を可能になると、センター装置32から送信された(預けられた)第1の車載通信機12を送信先とする下り送信情報を狭域無線通信により第1の車載通信機12へ送信するように構成したので、センター装置32と第1の車載通信機12との間で下り送信情報の送受信をも適切に行うことができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
通信機は、車両に搭載される車載通信機に限らず、人が携帯可能な携帯型通信機であっても良い。
位置情報を定期的にセンター装置へ送信する車両運行管理システムに適用する構成に限らず、他の通信システムに適用する構成であっても良い。
上り送信情報や下り送信情報は、テキストデータ形式の情報に限らず、画像データ形式の情報として加工された情報などであっても良い。
グループを照合する方法としては、送信要求信号を送信した車載通信機において、自機のグループIDと相手から送信された送信応答信号に含まれている相手のグループIDとを照合する方法に限らず、送信要求信号を受信した車載通信機において、自機のグループIDと相手から送信された送信要求信号に含まれている相手のグループIDとを照合し、照合結果が正である場合に限って送信応答信号を送信する方法であっても良い。
本発明の第1の実施形態を概略的に示す図 図1相当図 車載通信機の構成を示す機能ブロック図 シーケンス図 図4相当図 図4相当図 図4相当図 他の実施形態を概略的に示す図
符号の説明
図面中、1は車両運行管理システム(通信システム)、12は第1の車載通信機(第1の通信機)、22は第2の車載通信機(第2の通信機)、32はセンター装置、42,52,62,72は車載通信機(通信機)、101は制御部(制御手段)、102は広域無線通信部(広域無線通信手段)、103は狭域無線通信部(狭域無線通信手段)、108は上り送信情報記憶部(上り送信情報記憶手段)、109は下り送信情報記憶部(下り送信情報記憶手段)、201は制御部(制御手段)、202は広域無線通信部(広域無線通信手段)、203は狭域無線通信部(狭域無線通信手段)、208は上り送信情報記憶部(上り送信情報記憶手段)、209は下り送信情報記憶部(下り送信情報記憶手段)である。

Claims (12)

  1. センター装置と、第2の通信機との間で狭域無線通信を可能な第1の通信機と、センター装置との間で広域無線通信を可能であると共に第1の通信機との間で狭域無線通信を可能な第2の通信機とを備えた通信システムであって、
    第1の通信機は、自機が第2の通信機との間で狭域無線通信を可能であることを条件として、自機がセンター装置へ送信すべき上り送信情報を狭域無線通信により第2の通信機へ送信し、
    第2の通信機は、第1の通信機から送信された上り送信情報が狭域無線通信により受信されると、その受信された上り送信情報を記憶し、自機がセンター装置との間で広域無線通信を可能であることを条件として、その記憶している上り送信情報を広域無線通信によりセンター装置へ送信することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載した通信システムにおいて、
    第1の通信機は、不特定多数の第2の通信機のうちから予め自機と同一のグループとしてグループ化された第2の通信機を特定し、その特定された第2の通信機へ上り送信情報を狭域無線通信により送信することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1または2に記載した通信システムにおいて、
    第1の通信機は、第2の通信機の今後の移動に関する移動情報を第2の通信機に問合せ、第2の通信機から得られた移動情報に基づいて第2の通信機が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する可能性の有無を判定し、第2の通信機が広域無線通信網の通信圏外から通信圏内へ移動する可能性が所定条件を満たした場合に、自機がセンター装置へ送信すべき上り送信情報を狭域無線通信により第2の通信機へ送信することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載した通信システムにおいて、
    第2の通信機は、自機の現在位置を表す位置情報の取得タイミングになると、自機の位置情報と時刻情報とを取得し、自機がセンター装置との間で広域無線通信を可能であることを条件として、その取得された自機の位置情報と時刻情報とを広域無線通信によりセンター装置へ送信し、続いて、第1の通信機から送信されて記憶している上り送信情報を広域無線通信によりセンター装置へ送信することを特徴とする通信システム。
  5. センター装置と、センター装置との間で広域無線通信を可能であると共に自機との間で狭域無線通信を可能な他の通信機とを備えた通信システム内で用いられる通信機であって、
    他の通信機との間で狭域無線通信を行う狭域無線通信手段と、
    自機が他の通信機との間で前記狭域無線通信手段による狭域無線通信を可能であることを条件として、自機がセンター装置へ送信すべき上り送信情報を前記狭域無線通信手段から他の通信機へ送信させる制御手段とを備えたことを特徴とする通信機。
  6. センター装置と、自機との間で狭域無線通信を可能な他の通信機とを備えた通信システム内で用いられる通信機であって、
    センター装置との間で広域無線通信を行う広域無線通信手段と、
    他の通信機との間で狭域無線通信を行う狭域無線通信手段と、
    他の通信機から送信されて前記狭域無線通信手段に受信された上り送信情報を記憶する上り送信情報記憶手段と、
    他の通信機から送信された上り送信情報が前記狭域無線通信手段に受信されると、その受信された上り送信情報を前記上り送信情報記憶手段に記憶させ、自機がセンター装置との間で前記広域無線通信手段による広域無線通信を可能であることを条件として、前記上り送信情報記憶手段に記憶させている上り送信情報を前記広域無線通信手段からセンター装置へ送信させる制御手段とを備えたことを特徴とする通信機。
  7. センター装置と、第2の通信機との間で狭域無線通信を可能な第1の通信機と、センター装置との間で広域無線通信を可能であると共に第1の通信機との間で狭域無線通信を可能な第2の通信機とを備えた通信システムであって、
    センター装置は、自装置が第2の通信機との間で広域無線通信を可能であることを条件として、自装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報を広域無線通信により第2の通信機へ送信し、
    第2の通信機は、センター装置から送信された下り送信情報が広域無線通信により受信されると、その受信された下り送信情報を記憶し、自機が第1の通信機との間で狭域無線通信を可能であることを条件として、その記憶している下り送信情報を狭域無線通信により第1の通信機へ送信することを特徴とする通信システム。
  8. 請求項7に記載した通信システムにおいて、
    第2の通信機は、不特定多数の第1の通信機のうちから予め自機と同一のグループとしてグループ化された第1の通信機を特定し、その特定された第1の通信機へ下り送信情報を狭域無線通信により送信することを特徴とする通信システム。
  9. 請求項7または8に記載した通信システムにおいて、
    センター装置は、第2の通信機の今後の移動に関する移動情報を第2の通信機に問合せ、第2の通信機から得られた移動情報に基づいて第2の通信機が第1の通信機へ接近する可能性の有無を判定し、第2の通信機が第1の通信機へ接近する可能性が所定条件を満たした場合に、自装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報を広域無線通信により第2の通信機へ送信することを特徴とする通信システム。
  10. 請求項9に記載した通信システムにおいて、
    第2の通信機は、自機の現在位置を表す位置情報の取得タイミングになると、自機の位置情報と時刻情報とを取得し、自機がセンター装置との間で広域無線通信を可能であることを条件として、その取得された自機の位置情報と時刻情報とを広域無線通信によりセンター装置へ送信し、続いて、センター装置から広域無線通信により送信された下り送信情報を受信することを特徴とする通信システム。
  11. センター装置と、自機との間で狭域無線通信を可能な他の通信機とを備えた通信システム内で用いられる通信機であって、
    センター装置との間で広域無線通信を行う広域無線通信手段と、
    他の通信機との間で狭域無線通信を行う狭域無線通信手段と、
    センター装置から送信されて前記広域無線通信手段に受信された下り送信情報を記憶する下り送信情報記憶手段と、
    センター装置から送信された下り送信情報が前記広域無線通信手段に受信されると、その受信された下り送信情報を前記下り送信情報記憶手段に記憶させ、自機が他の通信機との間で前記狭域無線通信手段による狭域無線通信を可能であることを条件として、前記下り送信情報記憶手段に記憶させている下り送信情報を前記狭域無線通信手段から他の通信機へ送信させる制御手段とを備えたことを特徴とする通信機。
  12. 第2の通信機との間で狭域無線通信を可能な第1の通信機と、自装置との間で広域無線通信を可能であると共に第1の通信機との間で狭域無線通信を可能な第2の通信機とを備えた通信システム内で用いられるセンター装置であって、
    自装置が第1の通信機との間で広域無線通信を不可能であると、自装置が第2の通信機との間で広域無線通信を可能であることを条件として、自装置が第1の通信機へ送信すべき下り送信情報を広域無線通信により第2の通信機へ送信することを特徴とするセンター装置。

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