JP2005332200A - 商品購入システム、商品購入方法および商品購入プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 携帯電話などの携帯端末から匿名で他人が購入希望する商品に対してカンパを行えるとともに、カンパする代金の支払いにおいて煩わしい操作から開放してくれることを課題とする。
【解決手段】 携帯電話からのアクセスに応じて、ユーザ情報記憶部２３に記憶されるユーザＩＤを参照し、かつ、マスタ情報記憶部２２を参照して購入対象の商品コードを特定するとともに、他人からの金銭的な支援を必要とするカンパ資金を受け付けることができる。カンパ状況記憶部２４は、カンパによって受け付けた内容を商品の購入金額および残金とともに記憶する。サーバ２は、カンパ状況記憶部２４において、カンパ状況からカンパ対象の商品コードを特定するとともに、カンパの金額に応じてカンパの残金を更新し、カンパ資金が購入金額に達した場合に該当商品の購入手続きに移行するものである。
【選択図】 図１

Description

本発明は、たとえば、商品購入システム、商品購入方法および商品購入プログラムに関するものである。

最近、本人への贈り物を共同購入によってオンラインにより実現する手法が提案されている。一例として、商品について商品価格および期間を提示してその商品購入に参加する参加希望者を募り、参加価格および参加希望者名を受け付けて参加価格の合計額が商品価格に達した商品についての購入を決定する仕組みがある（特許文献１）。
特開２００１−２０９６７８号

上述した従来例においては、お祝いなどの贈り物が主となるために友人などから参加希望者を受け付けて共同購入する仕組みなので、匿名性が保持されず、気軽にカンパするような誘導を促すことは困難であった。また、ネットワークとしてインターネットをＰＣなどで利用する際には、共同購入する際の代金の支払方法の登録などが面倒であり、この場合にも気軽にカンパするような誘導を促すことは困難であった。

本発明の目的は、携帯電話などの携帯端末から匿名で他人が購入希望する商品に対してカンパを行えるとともに、カンパする代金の支払いにおいて煩わしい操作から開放してくれる商品購入システム、商品購入方法および商品購入プログラムを提供する点にある。

上述した課題を解決し、上記目的を達成するため、請求項１の発明に係る商品購入システムは、携帯端末を用いて商品を購入する商品購入システムであって、商品と、当該商品を特定する商品識別情報および前記商品の価格を対応させて記憶するマスタ情報記憶手段と、ユーザの氏名と、当該ユーザを特定するユーザ識別情報および前記ユーザの連絡先情報を対応させて記憶するユーザ情報記憶手段と、携帯端末からのアクセスに応じて、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ識別情報を確認するとともに、当該確認されたユーザ識別情報に基づいて商品購入ページを生成して当該生成された商品購入ページを前記アクセス元の携帯端末に送信し、前記アクセス元の携帯端末から前記送信された商品購入ページに対するカンパ購入商品の選択入力を受け付ける第１受付手段と、前記マスタ情報記憶手段を参照して前記第１受付手段で受け付けられたカンパ購入商品の価格を確認し、前記第１受付手段で確認された前記ユーザ識別情報、前記カンパ購入商品、前記価格および当該価格からカンパ金額を差し引いたときの残金を対応付けたカンパ状況情報として記憶するカンパ状況記憶手段と、携帯端末からのアクセスに応じて、前記カンパ状況記憶手段に記憶したカンパ状況情報を参照し、カンパ依頼者の氏名とカンパ購入商品とからなる一覧情報ページを生成して当該一覧情報ページを前記アクセス元の携帯端末に送信し、前記アクセス元の携帯端末から前記送信された前記一覧情報ページに対するカンパの選択入力を受け付ける第２受付手段と、前記第２受付手段で受け付けられたカンパの選択入力に応じて前記アクセス元の携帯端末に対してカンパ金額を入力するためのカンパ入力ページを送信し、前記アクセス元の携帯端末から前記カンパ入力ページに対するカンパ金額の入力を受け付ける第３受付手段と、前記第３受付手段で受け付けられたカンパ金額に基づいて前記カンパ状況記憶手段の残金を更新する更新手段と、前記更新手段により更新された残金がゼロに達した場合に該当商品の購入手続きに移行する購入手段と、を備えたことを特徴とするものである。

請求項１の発明において、請求項２の発明のように、前記カンパ状況記憶手段に記憶された前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザ情報記憶手段に記憶された前記ユーザ識別情報を参照してカンパ依頼者の氏名を含む一覧情報ページが生成されるようにしてもよい。

請求項１または２の発明において、請求項３のように、前記カンパ状況記憶手段が前記カンパ購入商品を商品識別情報として記憶しており、前記マスタ情報記憶手段に記憶される前記商品識別情報を参照してカンパ購入商品を含む一覧情報ページが生成されるようにしてもよい。

また、請求項４の発明に係る商品購入方法は、ネットワークを介して携帯端末と接続可能なサーバにおける商品購入方法であって、前記携帯端末からのアクセスに応じて、ユーザの氏名と、当該ユーザを特定するユーザ識別情報および前記ユーザの連絡先情報を対応させて記憶するユーザ情報記憶手段を参照して前記ユーザ識別情報を前記サーバにおいて確認するとともに、当該確認されたユーザ識別情報に基づいて商品購入ページを生成して当該生成された商品購入ページを前記サーバから前記アクセス元の携帯端末に送信し、前記アクセス元の携帯端末から前記送信された商品購入ページに対するカンパ購入商品の選択入力を前記サーバにおいて受け付ける第１ステップと、商品と、当該商品を特定する商品識別情報および前記商品の価格を対応させて記憶するマスタ情報記憶手段を参照して前記第１ステップで受け付けられたカンパ購入商品の価格を確認し、前記第１ステップで確認された前記ユーザ識別情報、前記カンパ購入商品、前記価格および当該価格からカンパ金額を差し引いたときの残金を対応付けたカンパ状況情報をカンパ状況記憶手段に記憶する第２ステップと、携帯端末からのアクセスに応じて、前記カンパ状況記憶手段に記憶したカンパ状況情報を参照し、カンパ依頼者の氏名とカンパ購入商品とからなる一覧情報ページを生成して当該一覧情報ページを前記サーバから前記アクセス元の携帯端末に送信し、前記アクセス元の携帯端末から前記送信された前記一覧情報ページに対するカンパの選択入力を前記サーバにおいて受け付ける第３ステップと、前記第３ステップで受け付けられたカンパの選択入力に応じて前記サーバから前記アクセス元の携帯端末に対してカンパ金額を入力するためのカンパ入力ページを送信し、前記アクセス元の携帯端末から前記カンパ入力ページに対するカンパ金額の入力を前記サーバにおいて受け付ける第４ステップと、前記第４ステップで受け付けられたカンパ金額に基づいて前記カンパ状況記憶手段の残金を更新する第５ステップと、前記第５ステップにおいて更新された残金がゼロに達した場合に該当商品の購入手続きに移行する第６ステップと、を含んだことを特徴とするものである。

請求項４の発明は、請求項５のように、前記第３ステップにおいて、前記カンパ状況記憶手段に記憶された前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザ情報記憶手段に記憶された前記ユーザ識別情報を参照してカンパ依頼者の氏名を含む一覧情報ページが生成されるようにしてもよい。

請求項４または５の発明は、請求項６のように、前記第２ステップにおいて前記カンパ状況記憶手段が前記カンパ購入商品を商品識別情報として記憶しており、前記第２ステップにおいて前記マスタ情報記憶手段に記憶される前記商品識別情報を参照してカンパ購入商品を含む一覧情報ページが生成されるようにしてもよい。

また、請求項７の発明に係る商品購入プログラムは、ネットワークを介して携帯端末と接続可能なサーバのコンピュータにより実行可能な商品購入プログラムであって、前記コンピュータに前記携帯端末からのアクセスに応じて、ユーザの氏名と、当該ユーザを特定するユーザ識別情報および前記ユーザの連絡先情報を対応させて記憶するユーザ情報記憶手段を参照して前記ユーザ識別情報を前記サーバにおいて確認するとともに、当該確認されたユーザ識別情報に基づいて商品購入ページを生成して当該生成された商品購入ページを前記サーバから前記アクセス元の携帯端末に送信し、前記アクセス元の携帯端末から前記送信された商品購入ページに対するカンパ購入商品の選択入力を前記サーバにおいて受け付ける第１ステップと、商品と、当該商品を特定する商品識別情報および前記商品の価格を対応させて記憶するマスタ情報記憶手段を参照して前記第１ステップで受け付けられたカンパ購入商品の価格を確認し、前記第１ステップで確認された前記ユーザ識別情報、前記カンパ購入商品、前記価格および当該価格からカンパ金額を差し引いたときの残金を対応付けたカンパ状況情報をカンパ状況記憶手段に記憶する第２ステップと、携帯端末からのアクセスに応じて、前記カンパ状況記憶手段に記憶したカンパ状況情報を参照し、カンパ依頼者の氏名とカンパ購入商品とからなる一覧情報ページを生成して当該一覧情報ページを前記サーバから前記アクセス元の携帯端末に送信し、前記アクセス元の携帯端末から前記送信された前記一覧情報ページに対するカンパの選択入力を前記サーバにおいて受け付ける第３ステップと、前記第３ステップで受け付けられたカンパの選択入力に応じて前記サーバから前記アクセス元の携帯端末に対してカンパ金額を入力するためのカンパ入力ページを送信し、前記アクセス元の携帯端末から前記カンパ入力ページに対するカンパ金額の入力を前記サーバにおいて受け付ける第４ステップと、前記第４ステップで受け付けられたカンパ金額に基づいて前記カンパ状況記憶手段の残金を更新する第５ステップと、前記第５ステップにおいて更新された残金がゼロに達した場合に該当商品の購入手続きに移行する第６ステップと、を実行させることを特徴とするものである。

請求項７の発明は、請求項８のように、前記第３ステップにおいて、前記カンパ状況記憶手段に記憶された前記ユーザ識別情報に基づいて前記ユーザ情報記憶手段に記憶された前記ユーザ識別情報を参照してカンパ依頼者の氏名を含む一覧情報ページが生成されるようにしてもよい。

請求項７または８の発明は、請求項９のように、前記第２ステップにおいて前記カンパ状況記憶手段が前記カンパ購入商品を商品識別情報として記憶しており、前記第２ステップにおいて前記マスタ情報記憶手段に記憶される前記商品識別情報を参照してカンパ購入商品を含む一覧情報ページが生成されるようにしてもよい。

本発明によれば、携帯電話などの携帯端末から匿名で他人が購入希望する商品に対してカンパを行えるとともに、カンパする代金の支払いにおいて煩わしい操作から開放してくれる商品購入システム、商品購入方法および商品購入プログラムを提供できるという効果を奏する。

以下、添付図面を参照して本発明に係る一実施の形態を詳述する。

図1は本実施の形態による商品購入システムを含むネットワークシステムの一例を示す図、図はサーバの一構成例を示すブロック図、図３〜図５はサーバに記憶される情報を説明する図、そして、図６は携帯電話の一構成例を示すブロック図である。

図１において、１は携帯電話、２はサーバ、３は商品配送システム、４はインターネット、５は基地局、６は移動体通信網を示す。インターネット４には、移動体通信網６、サーバ２、商品配送システム３が接続され、相互に通信可能である。携帯電話１は、移動体通信網６に接続される基地局５を介してインターネット４に接続可能である。携帯電話1は、ネットワークを介してサーバ２に接続し、商品購入の手続きをとることができる。

サーバ２は、携帯電話１（代表例）との間で商品購入の手続きを完了させた場合に、商品配送システム３に対して商品発送に係る発注手続きをとることができる。ここで、商品購入システムは、たとえば図1に示したように、サーバ２により実現される。また、課金処理を受け持つのは、移動体通信網６に設けられた課金情報記憶部６１となる。この課金情報記憶部６１には、携帯電話のユーザ毎に課金される情報（ユーザ名、銀行などの口座など）が記憶される。本実施の形態で確定した購入商品は携帯電話の課金口座から引き落とされるものとする。

携帯電話１は、たとえばサーバ２との間でＷＥＢ閲覧をすることが可能であり、サーバ２より提供されるページを表示するディスプレイ１１、たとえばディスプレイ１１に表示されるページに対する入力操作を行うためのキー群１２、たとえばサーバ２より提供されるページを表示するＷＥＢブラウザ１３などを備えている。

サーバ２は、たとえば図１に示したように、カンパ用プログラム２１、マスタ情報記憶部２２、ユーザ情報記憶部２３、カンパ状況記憶部２４などを備えている。マスタ情報記憶部２２には、商品に対応させて商品を特定する商品識別情報および商品の購入金額を含む商品情報が記憶される。具体的には、図３に示したように、商品のリストＩＤに対してリスト名、商品コード、商品名、価格、その紹介ページのＵＲＬが対応付けて記憶される。たとえば、リスト名「バッグ」の場合には、そのＩＤは００１となる。バッグの場合には、何種類か用意されるため、商品コードＢ−０１のように商品名「ショルダーバッグ」として価格“\５，０００”、紹介ページとしてｈｔｔｐ：／／・・・のように紐付けられる。

ユーザ情報記憶部２３は、ユーザに対応させて携帯電話を特定するユーザ識別情報およびユーザの連絡先情報を記憶する。具体的には、図４に示したように、ユーザを特定するユーザＩＤに対応させてその氏名、メールアドレス、その他（住所、口座番号など）が記憶される。図4では、ユーザＩＤ００１，０５０・・・が例に挙げられており、それぞれに氏名ＸＸＸ、ＹＹＹ、・・・が対応付けられ、さらにメールアドレスとしてＸＸＸ＠ａａａ．ｃｏ．ｊｐ、ＹＹＹ＠ａａａ．ｃｏ．ｊｐ・・・が対応付けられている。

本実施の形態では、携帯電話からのアクセスに応じて、ユーザ情報記憶部２３に記憶されるユーザＩＤを参照し、かつ、マスタ情報記憶部２２を参照して購入対象の商品コードを特定するとともに、他人からの金銭的な支援を必要とするカンパ資金を受け付けることができる。カンパ状況記憶部２４は、カンパによって受け付けた内容を商品の購入金額および残金とともに記憶する。サーバ２は、カンパ状況記憶部２４において、カンパ状況からカンパ対象の商品コードを特定するとともに、カンパの金額に応じてカンパの残金を更新し、カンパ資金が購入金額に達した場合に該当商品の購入手続きに移行するものである。

カンパ状況記憶部２４には、たとえば図５（Ａ）に示したように、カンパを依頼するユーザすなわちカンパ依頼者のＩＤに対応させてカンパの完了有無を示す完了フラグ（完了：１、未完：０）、リストＩＤ、商品コード、価格、商品の価格からカンパの集計額を差し引いて得られる残高、カンパの協力者１〜Ｎ（Ｎは自然数）、カンパをＷＥＢに掲載した日（掲載日）と掲載可能な期間（掲載期間）が記憶される。

図５（Ａ）の例では、カンパ依頼者ＩＤ００１に対して、未完フラグが設定されている。現在、カンパを要求している商品は、リストＩＤ００１、商品コードＢ−０１、価格は\５０，０００、残高は\１０，０００となっている。また、協力者は、ＩＤ０５０と１０１の2名であり、それぞれから\２０，０００のカンパを受けていることになる。そして、掲載日が２００４年５月１６日であり、掲載期間が固定で１０日として翌日からの計算で掲載満了日は同月２６日となっている。

つぎに、携帯電話1の構成について説明する。携帯電話１の例としての構成を、図６に、より詳細に示す。内部システムバス１０９に、通信処理部１０２、サウンド処理部１０５、ＣＰＵ１０６、ＲＯＭ１０７、ＲＡＭ１０８、キー群１２、ディスプレイ１１などを接続させ、データ、アドレス信号、制御信号などを伝送させることで各種の処理を実現する構成である。

通信処理部１０２は、アンテナ１０１に接続され、アンテナ１０１を介して移動体通信網６と通信を行うものである。この通信処理部１０２により、音声通話やサーバ２との通信を実現することができる。サウンド処理部１０５は、音声出力のためのスピーカ１５、音声入力のためのマイク１０４をそれぞれ接続させており、受話時や送話時の音声処理を行うものである。

ＣＰＵ１０６は、携帯電話１全体の制御をＲＯＭ１０７に格納されたＯＳにしたがって行うものである。ＲＯＭ１０７は、あらかじめインストールされているＯＳなどのプログラムを格納している。ＣＰＵ１０６は、携帯用の各種アプリケーション（たとえばＪＡＶＡ（登録商標）アプリケーション）により本実施の形態による処理などを制御する。また、このＣＰＵ１０６は、キー群１２からの入力を受け付けて各種の処理を実行させたり、各種の処理に応じてディスプレイ１１への表示を制御したりする。

ＲＡＭ１０８は、本実施の形態による通信を実現するためのＷＥＢブラウザ１３のほか、着信メロディなどのコンテンツや各種データを格納するワークエリ等を備えている。キー群１２は、電話番号、アドレスなどの入力を行ったり、後述するサービス選択実行時の入力を行ったりするための各種キーを備えている。ディスプレイ１１は、撮像画像を表示したり、操作用の案内画面を表示したり、電話やメールの機能を使うときの一般的な表示画面を表示したりするものである。

つぎに、図７〜図１３を用いて動作について説明する。図７〜図９は本実施の形態による画面遷移を説明する図であり、図１０〜図１３は本実施の形態による携帯電話とサーバ間の処理を説明するフローチャートである。

携帯電話１より物販サイトにアクセスすると（ステップＳ１０１）、サーバ２ではそのアクセスが付けつけられる（ステップＳ２０１）。その際、ユーザＩＤが確認され、機種に応じた商品購入ページが生成される（ステップＳ２０２）。サーバ２から携帯電話１に対して商品購入ページが送信されると（ステップＳ２０３）、携帯電話１ではそのページが受信された後、表示される（ステップＳ１０２）。

欲しい商品のページが表示された際、たとえば図７（Ａ）のように購入意思を確認するページが表示される。すなわち、ショルダーバッグのページが表示された場合には、商品に関する情報として商品名、リストＩＤ、価格、商品の写真などが表示される。また、購入数を設定するための購入数設定欄２０４と購入形態が通常通り自身で購入する通常購入かカンパを求めて商品を購入するカンパ購入かを選択するためのチェック欄２０１，２０２が設けられる。

ユーザの操作により通常購入かカンパ購入のいずれか一方が選択され、決定ボタン２０３が操作された場合には（ステップＳ１０３）、購入商品、購入形態などがサーバ２に送信され、それらの情報が購入依頼として受け付けられる（ステップＳ２０４）。そして、カンパ購入の際は、ユーザ登録が完了していれば、処理はステップＳ２０８に移行し、未完であれば、一旦ユーザ登録の手続きに移行してから処理はステップＳ２０８に移行する。なお、カンパ購入でない場合は、通常の処理が実行されるので、ここでは説明を省略する。

カンパ購入で、かつ、ユーザ登録が完了している場合には、カンパ掲載の確認画面が生成されて携帯電話１（カンパ依頼者）に送信される（ステップＳ２０８）。携帯電話１では、受信後、たとえば図７（Ｂ）のように確認画面が形成される（ステップＳ１０５）。そして、ユーザの操作により確認ボタン２０６が操作されると、確認意思が情報としてサーバ２に送られる（ステップＳ１０６）。もちろん、ページを戻すことも可能であり、その場合には「戻る」ボタン２０５を操作すればよい。

このようにして携帯電話１からの確認がサーバ2側で受理されると（ステップＳ２０９）、図５（Ａ）のようにカンパ状況が記憶され、期限管理が開始される（ステップＳ２１０）。ここで、カンパ依頼者はいつでもサーバ２にアクセスしてカンパ状況を確認することができる。たとえば図７（Ｃ）のように、カンパの状況をカンパしてくれた方の情報以外から確認することができる。

一方、カンパをしてくれる方からの処理説明は図８、図１１および図１２となる。カンパ希望者においても、携帯電話よりサーバ２にアクセスしてカンパ状況を受信して一覧閲覧することができる（ステップＳ３０１、Ｓ３０２、ステップＳ４０１）。たとえば、図８（Ａ）に示したように、カンパ依頼者の一覧が表示されている際に、カンパ依頼者の情報位置はカーソルＣＳを移動させる操作によって選択することができる。

ＸＸＸさんのところにカーソルＣＳが移動され、ユーザの操作により決定されると（ステップＳ３０３）、サーバ２ではその入力操作が受け付けられ（ステップＳ４０２）、この場合にはカンパ商品の詳細確認となるため（ステップＳ４０３のＹＥＳルート）、カンパ状況記憶部２４から情報の読み出しが行われる。そして、詳細情報の要求元の携帯電話に対して送信が行われる（ステップＳ４０４）。

携帯電話の詳細情報が受信されると、ディスプレイ１１にその詳細情報が表示される（ステップＳ３０４）。この場合、たとえば図８（Ｂ）のように、商品の情報のほかにカンパの残金や残日数が表示される。さらに、カンパボタン３０３が用意され、カンパの受付中であることを示すことができる。

商品の詳細情報はボタン３０４によって閲覧可能であり、また、物販サイトのトップにはＴＯＰボタン３０２で移動させることができる。さらに、戻るボタン３０１では前のページに戻すことができる。

さらに、ユーザの操作によりカンパボタン３０３が操作された場合には（ステップＳ３０５）、サーバ２においてその入力操作が受け付けられ（ステップＳ４０５）、カンパ選択として（ステップＳ４０６）、カンパ入力ページが生成される。このページは携帯電話に送信される（ステップＳ４０７）。カンパ入力ページは、携帯電話に受信されると、たとえば図８（Ｃ）に示したように、カンパ金額を設定する金額設定欄３０５が表示される（ステップＳ３０６）。

そして、金額入力欄３０５に金額が設定され、決定ボタン３０６が操作されると、その入力金額がサーバ２に送信される（ステップＳ３０７）。サーバ２においては、入力が受け付けられると（ステップＳ４０８）、カンパ金額の受け付けなので（ステップＳ４０９のＹＥＳルート）、カンパ状況記憶部２４を参照してカンパ金額の残金が算出される（ステップＳ４１０）。

そして、その残金からカンパ状況を説明するページが生成され、携帯電話に送信される（ステップＳ４１１）。これにより、携帯電話では、そのページが受信され、たとえば図８（Ｄ）のように、残金“０”として目標達成を示すメッセージが添えられて表示される（ステップＳ３０８）。この段階では、携帯電話では、確認ボタン３０８を操作しない限りは、金額を変更することが可能である。確認操作により最終的に完了の有無が判断される。図１２には、説明を省略している。

サーバ２では、残金が“０”になったことで（ステップＳ４１２のＹＥＳルート）、カンパ依頼者に対して目標達成のメールが生成され（ステップＳ４１３）、メール送信が行われる（ステップＳ４１４）。ここで、メールには、承認ページへアクセスするためのＵＲＬが埋め込まれる。

携帯電話１において、カンパ依頼者にメールが届き、開封される（ステップＳ５０１）、ユーザの操作により（ステップＳ５０２）、ＵＲＬ２１０（図９（Ａ）参照）が選択されると（ステップＳ５０３）、そのＵＲＬへのアクセスが行われる（ステップＳ５０４）。サーバ２では、携帯電話１からのアクセスが受け付けられ、承認ページがアクセス先であった場合（ステップＳ６０１）、機種対応の商品購入ページが生成され、さらに承認ページが生成される。この承認ページは携帯電話１に送信される（ステップＳ６０３）。

携帯電話１では、承認ページが受信され、たとえば図９（Ｂ）のように、目標達成状況、承認ボタン２１１、中止ボタン２１２、ＴＯＰボタン２０７などが表示される。ユーザの入力操作により承認ボタン２１１が操作され、サーバ２に送信された場合には（ステップＳ５０６）、サーバ２に入力が受け付けられた後（ステップＳ６０４）、承認が確認されて（ステップＳ６０５のＹＥＳルート）、商品購入確認ページがこの段階で生成される。そして、その商品購入確認ページが携帯電話１に送信される（ステップＳ６０６）。

携帯電話１に商品確認ページが受信されると、たとえば図９（Ｃ）のように表示される。この場合、通常の購入確認と同様の機能あって、その資金はカンパ支援によるものである。確認ボタン２１１が操作されると、サーバ２に対して送信が行われる（ステップＳ５０８）。これにより、取引が成立する。サーバ２においては、入力が受け付けられて（ステップＳ６０７）、購入確認の意思が確認されるので（ステップＳ６０８のＹＥＳルート）、たとえば図５（Ｂ）のように、カンパ状況記憶部２４において取引の完了フラグがゼロから１にセットとされ（ステップＳ６０９）、課金および商品発注の処理が実行される（ステップＳ６１０）。その後、カンパ協力者にも取引成立のお礼メールが生成され、送信される（ステップＳ６１１）。このようにして、匿名性が保たれた状態でカンパが成立する。

以上説明したように、本実施の形態によれば、携帯電話などの携帯端末から匿名で他人が購入希望する商品に対してカンパを行えるとともに、カンパする代金の支払いにおいて煩わしい操作から開放してくれる。

本発明は、商品購入システム、商品購入方法および商品購入プログラムを製造する産業で利用される。

本実施の形態による商品購入システムを含むネットワークシステムの一例を示す図である。 サーバの一構成例を示すブロック図である。 サーバに記憶される情報を説明する図である。 サーバに記憶される情報を説明する図である。 サーバに記憶される情報を説明する図である。 携帯電話の一構成例を示すブロック図である。 本実施の形態による画面遷移を説明する図である。 本実施の形態による画面遷移を説明する図である。 本実施の形態による画面遷移を説明する図である。 本実施の形態による携帯電話とサーバ間の処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態による携帯電話とサーバ間の処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態による携帯電話とサーバ間の処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態による携帯電話とサーバ間の処理を説明するフローチャートである。

符号の説明

１ 携帯電話
２ サーバ
２１ カンパ用プログラム
２２ マスタ情報記憶部
２３ ユーザ情報記憶部
２４ カンパ状況記憶部

Claims (9)

1. 携帯端末を用いて商品を購入する商品購入システムであって、
   商品に対応させて商品を特定する商品識別情報および商品の購入金額を含む商品情報を記憶するマスタ情報記憶手段と、
   ユーザに対応させて携帯端末を特定するユーザ識別情報およびユーザの連絡先情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
   携帯端末からのアクセスに応じて、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ識別情報し、かつ、前記マスタ情報記憶手段を参照して購入対象の商品識別情報を特定するとともに、他人からの金銭的な支援を必要とするカンパ資金を受け付けるカンパ購入受付手段と、
   前記カンパ購入受付手段で受け付けた内容を商品の購入金額および残金とともに記憶するカンパ状況記憶手段と、
   携帯端末からのアクセスに応じて、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されるユーザ識別情報を特定し、かつ、前記カンパ状況記憶手段を参照してカンパ対象の商品識別情報を特定するとともに、カンパの金額に応じて前記カンパ状況記憶手段の残金を更新する更新手段と、
   前記更新手段によりカンパ資金が購入金額に達した場合に該当商品の購入手続きに移行する購入手段と、
   を備えたことを特徴とする商品購入システム。
2. 前記携帯端末は携帯電話であり、前記購入手段の引き落としは携帯電話の料金に関する引き落とし口座より実行されることを特徴とする請求項１に記載の商品購入システム。
3. 前記更新手段は、カンパの支援を受ける携帯端末またはカンパを行う側のユーザの携帯端末に対して前記カンパ状況記憶手段を参照してカンパを行うユーザを特定する情報を除く他の情報を通知することを特徴とする請求項１または２に記載の商品購入システム。
4. 携帯端末を用いて商品を購入する商品購入方法であって、
   商品に対応させて商品を特定する商品識別情報および商品の購入金額を含む商品情報を第１メモリに記憶しており、ユーザに対応させて携帯端末を特定するユーザ識別情報およびユーザの連絡先情報を第２メモリに記憶しており、携帯端末からのアクセスに応じて、前記第２メモリに記憶されるユーザ識別情報し、かつ、前記第１メモリを参照して購入対象の商品識別情報を特定するとともに、他人からの金銭的な支援を必要とするカンパ資金を受け付ける第１ステップと、
   前記第１ステップで受け付けた内容を商品の購入金額および残金とともに第３メモリに記憶する第２ステップと、
   携帯端末からのアクセスに応じて、前記第２メモリに記憶されるユーザ識別情報を特定し、かつ、前記第３メモリを参照してカンパ対象の商品識別情報を特定するとともに、カンパの金額に応じて前記第３メモリの残金を更新する第３ステップと、
   前記第３ステップによりカンパ資金が購入金額に達した場合に該当商品の購入手続きに移行する第４ステップと、
   を含んだことを特徴とする商品購入方法。
5. 前記携帯端末は携帯電話であり、前記購入手段の引き落としは携帯電話の料金に関する引き落とし口座より実行されることを特徴とする請求項４に記載の商品購入方法。
6. 前記第３ステップは、カンパの支援を受ける携帯端末またはカンパを行う側のユーザの携帯端末に対して前記第３メモリを参照してカンパを行うユーザを特定する情報を除く他の情報を通知することを特徴とする請求項４または５に記載の商品購入方法。
7. 携帯端末を用いて商品を購入する手続きを踏むサーバのコンピュータにより実行可能な商品購入プログラムであって、
   前記コンピュータに、
   商品に対応させて商品を特定する商品識別情報および商品の購入金額を含む商品情報を第１メモリに記憶しており、ユーザに対応させて携帯端末を特定するユーザ識別情報およびユーザの連絡先情報を第２メモリに記憶しており、携帯端末からのアクセスに応じて、前記第２メモリに記憶されるユーザ識別情報し、かつ、前記第１メモリを参照して購入対象の商品識別情報を特定するとともに、他人からの金銭的な支援を必要とするカンパ資金を受け付ける第１ステップと、
   前記第１ステップで受け付けた内容を商品の購入金額および残金とともに第３メモリに記憶する第２ステップと、
   携帯端末からのアクセスに応じて、前記第２メモリに記憶されるユーザ識別情報を特定し、かつ、前記第３メモリを参照してカンパ対象の商品識別情報を特定するとともに、カンパの金額に応じて前記第３メモリの残金を更新する第３ステップと、
   前記第３ステップによりカンパ資金が購入金額に達した場合に該当商品の購入手続きに移行する第４ステップと、
   を実行させることを特徴とする商品購入プログラム。
8. 前記携帯端末は携帯電話であり、前記購入手段の引き落としは携帯電話の料金に関する引き落とし口座より実行されることを特徴とする請求項７に記載の商品購入プログラム。
9. 前記第３ステップは、カンパの支援を受ける携帯端末またはカンパを行う側のユーザの携帯端末に対して前記第３メモリを参照してカンパを行うユーザを特定する情報を除く他の情報を通知することを特徴とする請求項７または８に記載の商品購入プログラム。

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