JP2005331530A - 投写用レンズ装置及びこれを用いた背面投写型画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
投写管上の画像を拡大して投写する6群構成の投射型レンズ装置において、コスト低減を図りながら、パワーレンズの映像発生源側に最も近く配設される非球面レンズ群と、パワーレンズとの距離を適切に保ち、パワーレンズとの物理的干渉をなくして生産性の向上を図る。
【解決手段】
パワーレンズ(第3群レンズ3)の映像発生源側に配置された収差補正用のレンズ(第4群レンズ4)として、スクリーン側に凹を向けた負の屈折力を持つメニスカスレンズを用いるとともに、そのメニスカスレンズのスクリーン側レンズ面を、その光軸から外縁との間の所定点に向けて曲率が大きくなり、該所定点から外縁に向けて曲率が小さくなる非球面形状とした。更に、ガラスパワーレンズの映像発生源側に最も近く位置する第4群レンズの基材に、低価格で流動性の良い、アッベ数(νd)57以上で、かつ屈折率(nd)1.500以下の低屈折率材を用いた。
【選択図】図1
投写管上の画像を拡大して投写する6群構成の投射型レンズ装置において、コスト低減を図りながら、パワーレンズの映像発生源側に最も近く配設される非球面レンズ群と、パワーレンズとの距離を適切に保ち、パワーレンズとの物理的干渉をなくして生産性の向上を図る。
【解決手段】
パワーレンズ(第3群レンズ3)の映像発生源側に配置された収差補正用のレンズ(第4群レンズ4)として、スクリーン側に凹を向けた負の屈折力を持つメニスカスレンズを用いるとともに、そのメニスカスレンズのスクリーン側レンズ面を、その光軸から外縁との間の所定点に向けて曲率が大きくなり、該所定点から外縁に向けて曲率が小さくなる非球面形状とした。更に、ガラスパワーレンズの映像発生源側に最も近く位置する第4群レンズの基材に、低価格で流動性の良い、アッベ数(νd)57以上で、かつ屈折率(nd)1.500以下の低屈折率材を用いた。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像発生源である投写管上の画像を拡大投写する投写用レンズ装置、及びこれを用いた背面投写型画像表示装置に関する。
背面投写型画像表示装置に用いられる投写用レンズ装置として、最も強い正の屈折力を持つガラスレンズ(以下、このレンズをパワーレンズと呼ぶ)1枚と、非球面を有するプラスチックレンズ5枚を用いた、いわゆる6枚構成のものが知られている。このような6枚構成の投写用レンズ装置の従来技術としては、例えば下記特許文献1〜3に開示されている。
上記特許文献1〜3に記載の投写用レンズ装置は、いずれも、パワーレンズとして、例えばSCHOTT社の商品名SK5(屈折率約1.59、アッベ数61.3)のような高分散、低屈折率の球面ガラスレンズを用いている。このような高分散、低屈折率のガラスレンズは、例えばSCHOTT社の商品名SK16(屈折率約1.62、アッベ数60.3)のような低分散、高屈折率のガラスレンズに比べて価格が低いため、投写用レンズ装置を低コストで製造できる。しかしながら、高分散、低屈折率の球面ガラスレンズを用いた場合、所望の屈折力を得ることが困難となるばかりでなく、発生する収差量も増加する。従って、パワーレンズとして低分散、高屈折率のガラスレンズを用いる場合は、特許文献1〜3に記載のように、非球面プラスチックレンズを5枚とすることで非球面を持つレンズ面数を増やし、良好に収差補正を行い得るようにしている。
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載のものは、短焦点距離を得るため、並びに所望の収差補正能力を得るために、パワーレンズの映像発生源側に配置される収差補正用のプラスチックレンズ(第4レンズ)は、パワーレンズに対して非常に近接して配置されている。このため、レンズを鏡筒に組み込む時に、両者が物理的に干渉してしまうことから、組み立て効率が悪くなり、生産性が低いという課題がある。特許文献1に記載のものは、第4レンズの外縁部がパワーレンズに対し突き出すような形状となっているため、レンズ外縁部においてパワーレンズとの物理的干渉がより生じやすくなる。また特許文献2および3に記載のものは、そのレンズデータの記載から明らかなように、パワーレンズと第4レンズとの光軸近傍における面間隔が1mm以下で、かつ第4レンズがパワーレンズに対し全体的に凸を向けているため、光軸近傍において両者の物理的干渉がより生じやすくなる。
このように、パワーレンズ1枚とプラスチックレンズ5枚を用いた6枚構成のレンズにおいては、特に組み立て時におけるレンズ同士の物理的干渉を防止することで、生産効率を向上させることが重要となる。
また、投写用レンズ装置には、コントラストの向上も要求される。一般的に投写用レンズ装置のレンズ性能としては、投写レンズの収差補正能力を重視する。しかし、背面投写型画像表示装置における画質としては、画像の白黒比を示すコントラストの向上がレンズ性能の良否を判断する上で重要な要素となる。コントラストの向上を図るためには、投写用レンズ装置内の各レンズ群における反射光(不要光)が原画像に戻らないように、映像発生源である投写管の画像表示面と、映像発生源に最も近い位置に配置されるスクリーン側に凹面を向けたメニスカスレンズの出射面との面間距離を可能な限り離した位置に該メニスカスレンズを配置し、該メニスカスレンズの出射面での反射光の発散角をより広く取ることが必要である。しかしながら、画像表示面との面間距離を可能な限り離すようにメニスカスレンズを配置した場合、投写管から角度の異なる複数の入射光が同じレンズ範囲に重なって入射するため、良好な収差補正が困難となり、より高度な収差補正能力が要求されることになる。しかしながら、上記特許文献1〜3の構成においては、これ以上の補正能力の向上が困難であり、コントラストの向上も困難となる。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、その第1の目的は、背面投写型画像表示装置の投写用レンズ装置において、生産性を向上させることが可能な技術をすることにある。
また本発明の第2の目的は、背面投写型画像表示装置の投写用レンズ装置において、レンズからの反射光によるコントラスト低下を抑制し得る技術を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明では、上記パワーレンズの映像発生源側に配置された収差補正用のレンズとして、スクリーン側に凹を向けた負の屈折力を持つメニスカスレンズを用いるとともに、そのメニスカスレンズのスクリーン側レンズ面を、その光軸から外縁との間の所定点に向けて曲率が大きくなり、該所定点から外縁に向けて曲率が小さくなる非球面形状としたことを特徴とするものである。すなわち、本発明では、上記メニスカスレンズのスクリーン側レンズ面の外縁近傍における曲率を、該メニスカスレンズの光軸から前記外縁との間の所定領域における曲率よりも小さくしている。
上記本発明の構成によれば、上記メニスカスレンズはスクリーンに対して凹を向いており、かつそのスクリーン側レンズ面の外縁部における曲率が小さくなっている(すなわち、スクリーン側レンズ面はスクリーン側に突き出すのではなく、画像発生源側に戻るような形状となっている)ため、光軸を含む中央部及び外縁部の両方において、パワーレンズとメニスカスレンズとの物理的干渉が生じづらくなる。また、本発明に係るメニスカスレンズは、上記のような形状と成っているため、外縁部を通過する映像発生源からの映像光を、内側(レンズの光軸方向)に向ける光学的作用が強くなる。従って、このメニスカスレンズをパワーレンズに対して離して配置することが可能となり、またそのように離して配置しても、パワーレンズ入射面における映像光の入射角を小さくできるので、良好に収差補正を行うことができる。更に、映像光を内側に向ける光学的作用を強くすることで、パワーレンズの口径を小さくすることもできる。
また、本発明では、パワーレンズとして廉価な低屈折率の光学ガラスを使用するのと同時に、そのパワーレンズに続いて配置される収差補正用のメニスカスレンズに、他のレンズ群と同一のプラスチック材料〔例えばPMMA(屈折率1.49、アッベ数58)、CR-39(屈折率1.50、アッベ数58)、TPX(屈折率1.466、アッベ数61)など〕を用いた。これにより、より複雑な14次以上の非球面形状を形成することを可能とし、周辺部の非球面量を増しパワーレンズに入射される光を効率よく補正することで良好な収差補正能力を維持しながらコスト低減を図っている。
更に本発明では、パワーレンズのスクリーン側に位置するレンズを、その周辺部が局部的に強い正のパワーを有するレンズとし、周辺部を通過する光線を収束させる作用を持たせる。これによりパワーレンズの出射面による収束作用を分担して収差を低減する。そのため、周辺部の非球面量を多くし、変曲点を2つ持たせることで、画面周辺の収差を良好に補正することができる。
また、上記第2の目的を達成するために、本発明では、映像発生源に最も近い位置に配置された、凹メニスカスレンズを含む負レンズの焦点距離をf6と、該凹メニスカスレンズ出射面と映像発生源の蛍光ガラス面との距離をdとしたとき、
―7.62<f6/d<−5.86
の関係を満足するようにしたことを特徴とする。このような構成によれば、上記凹メニスカスレンズの出射面で生じ、映像発生源へ戻る反射光が映像発生源へ戻るまでの光路を調整できるので、反射光が広がり、面積あたりの強度を減らすことができる。従って、本発明によれば、凹メニスカスレンズの出射面で反射して映像発生源の蛍光面に戻る反射光によって生じるコントラストの低下を抑制できる。
―7.62<f6/d<−5.86
の関係を満足するようにしたことを特徴とする。このような構成によれば、上記凹メニスカスレンズの出射面で生じ、映像発生源へ戻る反射光が映像発生源へ戻るまでの光路を調整できるので、反射光が広がり、面積あたりの強度を減らすことができる。従って、本発明によれば、凹メニスカスレンズの出射面で反射して映像発生源の蛍光面に戻る反射光によって生じるコントラストの低下を抑制できる。
本発明によれば、生産性が向上され、コストを低減できる。またコントラストの低下を抑制し、高画質を得ることができる。
以下、本発明の実施例について図を参照して説明する。なお、各図に共通な部分には、同一符号を付けて示す。
図1は本発明の一実施例としての投写用レンズ装置のレンズ主要部を示す断面図である。第1群レンズ1、第2群レンズ2、第3群レンズ3、第4群レンズ4及び第5群レンズ5は、内鏡筒9に組み込まれ、固定ねじ12で外鏡筒10に固定される。さらに、この外鏡筒10を、固定板13を介してブラケット11へねじ(図示せず)止め固定する。そして、物体面である投写管蛍光面P1上の画像を、上記レンズ群によって拡大し、透過型のスクリーン14上に投写する。なお、本発明の実施例においては、第6群レンズ6の焦点距離は、投射管パネル8、冷却液7、投写管蛍光面P1を含めて計算している。
図2は、本発明の一実施例としての投写用レンズ装置の構成と光線追跡の結果を示す図で、表1に具体的なレンズデータを示す。図3,図4は、第1実施例の他の例としての投写用レンズ装置の構成を示す図で、表2,3に具体的なレンズデータを示す。図2から図4に示した投写用レンズ装置の構成においては、レンズ鏡筒他の構造部品は説明の都合上省略してある。
本発明の実施例の投写用レンズ装置は、投写管螢光面P1上に5.2インチのラスターを表示し、スクリーン上に60インチに拡大投写した場合に最良の性能が得られるように構成し、広画角を実現している。
次に図5について説明する。図5は上記の投写用レンズ装置を使用した場合の背面投写型画像表示装置の一例である。図5において、投写用レンズ装置16はブラケット11と光源となる投写管17によって、一体化されており、投写用レンズ装置16より投射された映像光束18は光路折り返しミラー15によって反射され、透過型のスクリーン14に到達し、画像を映し出している。折り返しミラー15が1枚の投写型テレビジョン装置においても、十分コンパクトなセットが実現できる。上記投写用レンズ装置16、ブラケット11、投写管17は、筐体19の内部に収納される。
本発明にかかる投写用レンズ装置の取り得る具体的なレンズデータを表1乃至表20に示す。
次に、このレンズデータの読み方について表1を基に図1,図2を参照して説明する。表1は、主に光軸近傍のレンズ領域を扱う球面系とその外周部についての非球面系とにデータを分けて示してある。
まず、スクリーン14は曲率半径が無限大(即ち平面)であり、スクリーン14から第1群レンズ1の面S1までの光軸上の距離(面間隔TH)が1034.0mm、その間に存在する媒質の屈折率nd(ナトリウムd線:λ=588 nmに対する屈折率)が1.0であることが示されている。またレンズ面S1の曲率半径Rdが、72.268mm(曲率中心が映像発生源側)であり、レンズ面S1とS2の光軸上の距離(面間隔TH)が8.0mmで、その間に存在する媒質の屈折率が1.49であることが示されている。以下、同様にして最後は、投写管パネル8の螢光面P1の曲率半径が350mm(曲率中心がスクリーン側)、投写管パネルの光軸上の厚さ(面間隔TH)が14.1mm、屈折率が1.56であることが示されている。第1群レンズ1の面S1,S2、第2群レンズ2の面S3,S4、第4群レンズ4の面S7,S8、第5群レンズ5の面S9,S10、第6群レンズの面S11については非球面係数が示してある。尚、第i群レンズと隣接する第j群レンズとの光軸上の面間距離を以下符号Lijで表すものとする。但し、i<jである。またスクリーン14と第1群レンズ1との光軸上の面間距離は、スクリーンの面をS0と考えてL01で表すものとする。
ここで、非球面係数とは、レンズ面形状を次式の数1で表現した時の係数である。
但し、K,A,B,C,D,E,F,・・・は任意の定数、nは任意の自然数、Rdは近軸曲率半径である。
Z(r)はレンズ形状の定義説明図である図7及び図8に見られる如く、スクリーンから映像発生源に向かう光軸方向をZ軸にとり、レンズの半径方向をr軸にとった時のレンズ面の高さを表している。rは半径方向の距離を表し、Rdは曲率半径を示している。従って、K,A,B,C,D,E,Fなどの各係数が与えられれば、上記式に従ってレンズ面の高さ(以下、「サグ量」と記述)、つまり形状が定まる。
図8は、非球面As(r)の説明図で、上記非球面の項にそれぞれの値を代入すれば、球面系(数1の第1項でK=0とした場合)のみのレンズ面Ss(r)(図7)から(As(r)−Ss(r))だけずれたレンズ面が得られる。またこの比率As(r)/Ss(r)(以下、この比率を「非球面比率」と称する)の絶対値が小さいほど非球面の程度が強い。さらに、上記非球面式における2次微分値が0となる任意のr位置において、面の傾斜方向が変化する変曲点が存在し、この変曲点が多いほど複雑な非球面形状であることを示している。なお、以下では、レンズ面Siの非球面量As(r)をAsi、球面量Ss(r)をSsi、非球面比率As(r)/Ss(r)をAsi/SsiまたはAiで表すものとする。
以上が表1に示したデータの読み方である。表2から表20までは、他の実施例に対応したデータを示しているが、読み方は同様である。
次に本発明にかかる投写用レンズ装置の各レンズ群の作用について説明する。
第1群レンズ1は、図2、図3、図4に示すように、中心部分はスクリーン側に凸のメニスカス形状であり、周辺部が凹形状で、投写管蛍光面P1の軸上の物点Aからの映像光束(上限光線RAY1、下限光線RAY2)に対しては球面収差を、投写管蛍光面P1の画面周辺部の物点Bからの映像光束(上限光線RAY3、下限光線RAY4)に対してはコマ収差を補正する。下限光線RAY4が通過する場所付近については、(スクリーン側レンズ面の光軸から離れたレンズ周辺部)スクリーン側に凹となるような非球面形状となっている。
第2群レンズ2は、図2、図3、図4に示すように、中心部分は映像発生源側に凸の形状をしており、周辺部は映像発生源側レンズ面の光軸から離れたレンズ周辺部がスクリーン側に凸から凹に変わる変曲点をもつような非球面形状とし、局部的に正の屈折率を持たせている。また、第1群レンズ1、第3群レンズ3との面間距離L12,L23の関係を、表23に示すように、以下の範囲にすることで、面間隔距離をバランスよく保ち、周辺部に入射される光線が重なることで発生する収差を抑えることができ、非点収差やコマ収差を補正している。
(数2)0.22<(L23/L12)< 0.37
(数2)0.22<(L23/L12)< 0.37
第3群レンズ3は、温度変化によるフォーカス性能のドリフトを低減するためにガラスとし、かつ正の屈折力を出来るだけ大きくしている。また、実施例においては、投写レンズの製造コストを低減するため廉価な光学ガラスであるSK5(SCHOTT社ガラス材商品名)を用いている。
第4群レンズ4は、中心部分はスクリーン側に凹の形状をしており、軸上の物点Aから映像光束(上限光線RAY1、下限光線RAY2)に対してはレンズ周辺部のスクリーン側に凹の形状で球面収差補正を行っている。本実施形態においては、第4群レンズ4を、例えば表1から明らかなように、他の非球面レンズと同様に屈折率が約1.49でアッベ数が57以上の低分散材(例えばPMMA)で形成している。PMMAは流動性が良く、成形が行いやすいため、これで第4群レンズ4を形成すると、その周辺部の非球面量を増やすことが容易となる。よって、周辺部の非球面比率A8(=AS8/SS8)と第3群レンズ3との面間距離L34の関係を、表23に示すように、下記数3の範囲におさめることができる。
(数3)5.31<A8/L34<12.57
また、本発明に係る第4群レンズ4は、スクリーン側に凹を向けたメニスカス形状を為している。そしてそのスクリーン側レンズ面S7は、その曲率が、光軸から該光軸と外縁との間の所定点に向かうに従って徐々に大きくなり、かつその所定点から外縁に向かうに従って徐々に曲率が小さくなる非球面形状を為している。すなわち、上記所定点を含む所定領域においては、光軸を含む中心部よりも曲率を大きくして凹形状(すなわち湾曲)をきつくし、更にそこから外縁にかけては曲率を小さくして当該外縁近傍においては、湾曲の度合いを緩く(つまりなだらかに)している。このように、本発明に係る第4群レンズ4のスクリーン側レンズ面は、その外縁部が第3群レンズ3に対して突き出ているような形状ではなく、映像発生源である投写管17側に戻るような形状となっている。よって、組み立て時(レンズを鏡筒9に組み込むとき)に、光軸を含む中央部及び外縁を含む周辺部において、第3群レンズ3と第4群レンズ4は互いに物理的干渉をせず、組み立てが容易となる。尚、本実施形態においては、上記所定点は、レンズの有効径の1/2を相対半径1.0としたとき、おおよそ0.90〜0.95の範囲に存在するようにしている。つまり、本実施形態では、光軸(相対半径0)から相対半径0.90〜0.95の領域にかけては曲率が増大し、そこから相対半径1.0(外縁)にかけては曲率が小さくなるものである。上記表1〜表20に記載された各例における、第4群レンズ4の上記所定点の具体的な数値を表34に示す。この表34に示された所定点は、表1〜表20に示されたレンズデータを上記数1に代入することによって得られた曲線(レンズ形状)の、傾きが最小となる点を示している。
(数3)5.31<A8/L34<12.57
また、本発明に係る第4群レンズ4は、スクリーン側に凹を向けたメニスカス形状を為している。そしてそのスクリーン側レンズ面S7は、その曲率が、光軸から該光軸と外縁との間の所定点に向かうに従って徐々に大きくなり、かつその所定点から外縁に向かうに従って徐々に曲率が小さくなる非球面形状を為している。すなわち、上記所定点を含む所定領域においては、光軸を含む中心部よりも曲率を大きくして凹形状(すなわち湾曲)をきつくし、更にそこから外縁にかけては曲率を小さくして当該外縁近傍においては、湾曲の度合いを緩く(つまりなだらかに)している。このように、本発明に係る第4群レンズ4のスクリーン側レンズ面は、その外縁部が第3群レンズ3に対して突き出ているような形状ではなく、映像発生源である投写管17側に戻るような形状となっている。よって、組み立て時(レンズを鏡筒9に組み込むとき)に、光軸を含む中央部及び外縁を含む周辺部において、第3群レンズ3と第4群レンズ4は互いに物理的干渉をせず、組み立てが容易となる。尚、本実施形態においては、上記所定点は、レンズの有効径の1/2を相対半径1.0としたとき、おおよそ0.90〜0.95の範囲に存在するようにしている。つまり、本実施形態では、光軸(相対半径0)から相対半径0.90〜0.95の領域にかけては曲率が増大し、そこから相対半径1.0(外縁)にかけては曲率が小さくなるものである。上記表1〜表20に記載された各例における、第4群レンズ4の上記所定点の具体的な数値を表34に示す。この表34に示された所定点は、表1〜表20に示されたレンズデータを上記数1に代入することによって得られた曲線(レンズ形状)の、傾きが最小となる点を示している。
また、本発明にかかる第4群レンズ4は、そのスクリーン側レンズ面の外縁を含む周辺部の非球面量(SS8−AS8)増加するようにしているので、当該外縁を含む周辺部にパワーを持たせることができる。よって、各画角より第3群レンズ3に入射される光の方向を調節することができ、色収差を低減させることができる。また周辺部にパワーを持たせることで、第4群レンズ4を通過した映像光を内側(光軸方向)に向ける光学的作用を強くさせる。これにより、第3群レンズ3の入射面(S6)に入射する映像光の入射角の増大を抑え、第3群レンズ3に各画角から入射される光線が重なりにくくなり、収差の発生を抑えることができる。従って、第3群レンズ3と第4群レンズ4との間隔を大きくしても、良好に収差を補正することが可能となる。換言すれば、この第4群レンズ4の構成により、収差の増大を抑えつつ第3群レンズ3と第4群レンズ4との間隔を広くすることが可能となる。尚、本実施形態においては、第3群レンズ3と第4群レンズ4との面間角は、表1〜表20に記載されているように、おおまか4.77〜7.13mmである。少なくとも、その面間隔が4.0mm以上であれば、組み立て時における上記物理的干渉を回避することが容易となり、生産性向上の効果がある。
また、第4群レンズ4のプラスチック材料として、上記したように、屈折率が約1.49でアッベ数が57以上の安価な低分散材(例えばPMMA)を用いるので、プラスチック材料を例えばポリカーボネイトとしたものに比べ、コストダウンも図ることができる。
第5群レンズ5は、図2、図3、図4に示すように、画面周辺部の物点Bからの映像光束(上限光線RAY3、下限光線RAY4)で発生する高次のコマ収差を補正する。このために、上限光線RAY3が通過する場所付近については、第4群レンズ4に不足する屈折力を補うために下限光線RAY3が通過する場所付近の非球面比率AS10/SS10(=A10)を、表32に示すように、以下の範囲にしている。
(数4)0.55≦AS10/SS10≦-0.03
また、レンズ面S10の周辺部の、凹の形状を緩くすることで第6群レンズ6のコバとの間隔をとれるようにした。これにより、フォーカス調整時になるべく多くの距離を動かすことができるようにして、有効画面サイズの幅を広げられるようにしている(45インチ〜75インチ)。本実施形態では、この様な構成により、第1群レンズ1のスクリーン側レンズ面から透過型スクリーンに至るまでの距離L01(mm)とスクリーンの有効対角長M(インチ)とが、表24に示すように、下記数5の関係を満足している。
(数5)17.0<(L/M)<17.4
ただし、表24において、添字45が付された面間距離L01および有効対角長Mは、有効最小画面サイズが45インチの場合のものであり、添字75が付された面間距離L01および有効対角長Mは、有効最大画面サイズが75インチの場合のものである。
(数4)0.55≦AS10/SS10≦-0.03
また、レンズ面S10の周辺部の、凹の形状を緩くすることで第6群レンズ6のコバとの間隔をとれるようにした。これにより、フォーカス調整時になるべく多くの距離を動かすことができるようにして、有効画面サイズの幅を広げられるようにしている(45インチ〜75インチ)。本実施形態では、この様な構成により、第1群レンズ1のスクリーン側レンズ面から透過型スクリーンに至るまでの距離L01(mm)とスクリーンの有効対角長M(インチ)とが、表24に示すように、下記数5の関係を満足している。
(数5)17.0<(L/M)<17.4
ただし、表24において、添字45が付された面間距離L01および有効対角長Mは、有効最小画面サイズが45インチの場合のものであり、添字75が付された面間距離L01および有効対角長Mは、有効最大画面サイズが75インチの場合のものである。
第6群レンズ6は、投写管蛍光面P1と共に像面湾曲の補正を行っている。投写管蛍光面P1が球面蛍光面であるため、図2、図3、図4に示すように、第6群レンズ6のスクリーン側レンズ面S11の非球面形状が、光軸近傍の屈折力に比べ、画面周辺部の物点Bからの映像光束(上限光線RAY3、下限光線RAY4)が通過する領域においては屈折力が弱くなる形状として、非点収差の補正も同時に行っている。
つぎに、図6を用いてコントラストを劣化させる要因について説明する。図6は、図1に示した構成の投写管から第6群レンズまでを詳細に示した図である。図6において、第6群レンズ6は距離dの位置でブラケット11に固定されている構成となっている。なお、図1に同一な部分には同一符号を付して説明を省略する。
このような構成においては、図6に示されるように、投写管(ブラウン管)蛍光面P1に写し出された原画像の点からの光束RAY5、RAY6、RAY7が、第6群レンズ6の出射面S11で反射する。この反射光RAY5'、RAY6'、RAY7'は、投写管(ブラウン管)蛍光面P1に写し出された原画像の低輝度部分に戻り、コントラストを低下させている。コントラストは、投写管(ブラウン管) 蛍光面P1に写し出された原画像の高輝度部と低輝度部の比率で表される。前述の反射光RAY5'、RAY6'、RAY7'のエネルギーが強ければ強いほど低輝度部分の輝度が上がるため、コントラストが低下することとなる。前記低輝度部分に戻る反射光は、前記距離dと第6群レンズ6の焦点距離に依存している。焦点距離が短い程、第6群レンズ6の形状がきつくなる。すると、反射する角度θが広がる。つまり、前記距離dと反射する角度のバランスにより、反射光の戻り幅を調節し、最適な戻り幅に構成している。
すなわち、投写管パネル8の出射面S13から第6群レンズ6のスクリーン側レンズ面S11までの距離dと第6群レンズ6の焦点距離f6とをが、表22に示すように、下記数6を満足している。これにより、コントラスト向上を図ることができる。尚、セット実装評価結果より、従来レンズのコントラストを100(1.0)としたとき、本構成レンズでは109(1.1)の約10%コントラストを向上させることができた。
(数6)−7.62<f6/d<−5.86
(数6)−7.62<f6/d<−5.86
更に、上記コントラスト向上に加えて、第6群レンズ6に投写管(ブラウン管)蛍光面P1に写し出された原画像の点からの光束RAY5、RAY6、RAY7の主波長以外を吸収するような波長選択性フィルターを施してもよい。これにより、画質に不要なスペクトル成分を吸収し、反射光RAY5'、RAY6'、RAY7'の強度効果的に低減するとともに色収差の発生も抑制することが可能となる。勿論、冷却液7に波長選択性フィルターの効果を持たせてもよく、また、第6群レンズ6と冷却液7の両者に持たせてもよい。
次に、以上説明した本発明にかかる投写用レンズ装置を用いて投写管蛍光面上に5.2インチのラスターを映し出し、スクリーン上に拡大投写(60インチ)した場合のMTF(Modulation Transfer Function)によるフォーカス性能の評価結果を図9から図11に示す。
ここで、図9は、表1に対応した特性図、図10は、表2に対応した特性図、図11は、表3に対応した特性図である。尚、評価周波数としては、スクリーン上で白、黒の縞信号として500TV本を取った場合について示している。高コントラスト性能を得るためには、高いMTF値のみではなく、SAGI、MERIとも各画角において、近い値でなければ成らない。図9から図11までに示したように、本構成によれば、500TV本においてもSAGI、MERI方向でのMTF値の差は10%以下であり、良好なMTF特性が得られる。
表1から表20に示した本発明の実施例について、投写用レンズ装置全系の焦点距離をf0、第1群レンズ1、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群の、それぞれの焦点距離を、f1、f2、f3、f4、f5、f6としたとき、レンズのパワー配分を示す表21から明らかなように、下記数7に示す関係が成立している。
(数7)0.29<f0/f1<0.33
0.00<f0/f2<0.01
0.81<f0/f3<0.83
−0.09<f0/f4<−0.04
0.25<f0/f5<0.30
−0.70<f0/f6< −0.64
(数7)0.29<f0/f1<0.33
0.00<f0/f2<0.01
0.81<f0/f3<0.83
−0.09<f0/f4<−0.04
0.25<f0/f5<0.30
−0.70<f0/f6< −0.64
本実施例では、投写用レンズ装置全系の正屈折力の大部分を、ガラスレンズである第3群レンズ3によって分担することで、フォーカス性能の温度ドリフトを低減している。また、第4群レンズ4の材質に低屈折材を用いているので、そのパワー不足を、第5レンズの屈折力のパワーに分担させている。
次に、収差補正の役割を担う非球面プラスチックレンズである第1群レンズ1,第2群レンズ2,第4群レンズ4,第5群レンズ5と第6群レンズ6の各レンズ面(非球面)の形状について、図7,8を参照して説明する。本発明では、表1乃至表20から明らかなように、非球面プラスチックレンズの非球面形状を14次以上で表される非球面で構成している。
図8は、すでに述べたように、スクリーンから映像発生源に向かう光軸方向をZ軸に、レンズの半径方向をr軸にとった時のレンズ面の高さ(サグ量)をとったものである。球面系すなわちRdのみの場合をSs(r)、K,A,B,C,D,Fなどの各非球面係数を数1に代入した場合をAs(r)とすると、rにレンズ有効半径の値を代入すれば、非球面の程度を示す非球面比率(As/Ssの絶対値でその程度が、また±記号で方向が示される)を求めることができる。
表25乃至表33に、各非球面レンズのレンズ面における非球面比率と変曲点数を示す。表25は第1群レンズ1のレンズ面S1、表26は第1群レンズ1のレンズ面S2、表27は第2群レンズ2のレンズ面S3、表28は第2群レンズ2のレンズ面S4、表29は第4群レンズ4のレンズ面S7、表30は第4群レンズ4のレンズ面S8、表31は第5群レンズ5のレンズ面S9、表32は第5群レンズ5のレンズ面S10、表33は第6群レンズ6のレンズ面S11に関するものである。
表28に示すように、投写レンズ装置を構成するレンズ群において、第2レンズ群光入射面S4に有効半径内に2個所以上に変曲点を有し、かつ、非球面の程度を示す非球面比率ASn/SSnにおいては、表25乃至表33に示すように、下記数8の関係が成り立っている。
(数8)0.23≦AS1/SS1≦0.33
0.66≦AS2/SS2≦0.89
−1.30≦AS3/SS3≦−1.17
−0.02≦AS4/SS4≦−0.01
1.31≦AS7/SS7≦4.03
28.28≦AS8/SS8≦67.77
−0.36≦AS9/SS9≦5.68
−0.55≦AS10/SS10≦−0.03
0.93≦AS11/SS11≦1.07
上記のような構成によれば、投写用レンズ装置の収差補正の役割を担う非球面プラスチックレンズにおいて、十分な収差補正能力を得ることができる。
(数8)0.23≦AS1/SS1≦0.33
0.66≦AS2/SS2≦0.89
−1.30≦AS3/SS3≦−1.17
−0.02≦AS4/SS4≦−0.01
1.31≦AS7/SS7≦4.03
28.28≦AS8/SS8≦67.77
−0.36≦AS9/SS9≦5.68
−0.55≦AS10/SS10≦−0.03
0.93≦AS11/SS11≦1.07
上記のような構成によれば、投写用レンズ装置の収差補正の役割を担う非球面プラスチックレンズにおいて、十分な収差補正能力を得ることができる。
なお、上記では、屈折率が1.5以下でアッベ数が57以上の非球面プラスチックレンズの材料として、PMMA(屈折率1.49、アッベ数58)を用いたが、これに限定されるものではなく、これに準じるものであればよいこというまでもない。例えば、PMMA以外にCR-39(屈折率1.50、アッベ数58)、TPX(屈折率1.466、アッベ数61)などを挙げることができる。
以上、述べたように、本発明によれば、次の作用効果が得られる。第4群レンズ4(パワーレンズの映像発生源側に、パワーレンズとに続いて配置される収差補正用レンズ)は、スクリーン側に凹を向けたメニスカス形状を為す。かつ、そのスクリーン側レンズ面S7は、その曲率が、光軸から該光軸と外縁との間の所定点に向かうに従って徐々に大きくなり、かつその所定点から外縁に向かうに従って徐々に曲率が小さくなる非球面形状を為している。よって、組み立て時に、光軸を含む中央部及び外縁を含む周辺部において、第3群レンズ3と第4群レンズ4は互いに物理的干渉をせず、組み立てが容易となる。また第4群レンズ4の基材として、低価格な低屈折率材(例えばPMMA材)を用い、これに伴う屈折率低下については、より映像発生源側に位置する非球面プラスチックレンズである第5群レンズに屈折力を分担配分して解決を図ることで、効果的なコスト低減を図ることができる。また、本発明に用いた低屈折率材は流動性がよいので、上記のような非球面形状を形成することが容易となり、良好な収差補正を行うための形状を得ることが用意となる。従って、上述したように、パワーレンズである第3群レンズ3との距離を保て、鏡筒組み込み時における第3群レンズ3と第4群レンズ4との物理的干渉をなくすことができるので、生産性の向上を図ることができる。
また、本発明は、映像発生源映像表示面と第6群レンズ6の出射面との間の距離と、レンズエレメントの焦点距離との関係をバランスよく保つようにしている。これにより、反射光の単位体積あたりの強度を低減でき、高コントラストを実現できる。
このように、本発明に係る投写用レンズ装置をもちいれば、画面の全領域にわたって明るく、高コントラストでハイフォーカス、広画角、低歪な画像を得られ、コンパクトな背面投写型画像表示装置が実現できる。従来と同じ6群6枚構成で、フォーカス性能を劣化させることなく、安価なガラスレンズ、プラスチックレンズを使用できることから、コスト低減も実現できる。
1…第1群レンズ、2…第2群レンズ、3…第3群レンズ、4…第4群レンズ、5…第5群レンズ、6…第6群レンズ、7…冷却液、8…投写管パネル、9…内鏡筒、10…外鏡筒、11…ブラケット、12…固定ねじ、13…固定板、14…スクリーン、15…光路折り返しミラー、16…投写用レンズ装置、17…投写管、18…映像光束、19…筐体、P1…投写管螢光面、A…光軸上の物点、B…画面周辺の物点。
Claims (18)
- 映像発生源に表示された原画像をスクリーンに拡大投影するための、複数のレンズを備えた投写用レンズ装置において、
前記複数のレンズは、該複数のレンズ素子の中で最も強い正の屈折力を持つパワーレンズと、該パワーレンズの映像発生源側に配置され、スクリーン側に凹を向けた負の屈折力を持つメニスカスレンズとを含み、
前記メニスカスレンズのスクリーン側レンズ面は、その光軸から外縁との間の所定点に向けて曲率が大きくなり、該所定点から外縁に向けて曲率が小さくなる非球面形状を有することを特徴とする投写用レンズ装置。 - 映像発生源に表示された原画像をスクリーンに拡大投影するための、複数のレンズを備えた投写用レンズ装置において、
前記複数のレンズは、該複数のレンズ素子の中で最も強い正の屈折力を持つパワーレンズと、該パワーレンズの映像発生源側に、該パワーレンズと連続的に配置され、スクリーン側に凹を向けた負の屈折力を持つメニスカスレンズとを含み、
前記メニスカスレンズのスクリーン側レンズ面の、外縁近傍における曲率が、該メニスカスレンズの光軸から前記外縁との間の所定領域における曲率よりも小さくしたことを特徴とする投写用レンズ装置。 - 前記メニスカスレンズがアッベ数(νd)57以上で、かつ屈折率(nd)1.500以下の同じプラスチック材料で構成されることを特徴とする請求項2に記載の投写用レンズ装置。
- 映像発生源に表示された原画像をスクリーンに拡大投影するための、複数のレンズ素子を備えた投写用レンズ装置において、
前記複数のレンズは、スクリーン側から順に配置された、
(a)正の屈折力を有しその中心部分の形状がスクリーン側に凸のメニスカスレンズを含む第1レンズ群;
(b)正の屈折力を有し、中心部分の形状が映像発生源側に凸のレンズ面を有したレンズを含む第2レンズ群;
(c)最も強い正の屈折力を有するパワーレンズを含む第3レンズ群;
(d)負の屈折力を有し、スクリーン側に凹のレンズ面を有するメニスカスレンズを1枚含む第4レンズ群;
(e)正の屈折力を有し中心部分の形状が映像発生源側に凸のレンズ面を有したレンズを含む第5レンズ群;
(f)スクリーン側に凹のレンズ面を有し負の屈折力を持つレンズを含む第6レンズ群;
を含み、前記第4群レンズに含まれるメニスカスレンズのスクリーン側レンズ面の、外縁近傍における曲率が、該メニスカスレンズの光軸から前記外縁との間の所定領域における曲率よりも小さくしたことを特徴とする投写用レンズ装置。 - 前記第3レンズ群に含まれるパワーレンズはガラスで構成され、該パワーレンズを除く第1、第2、第4、第5及び第6レンズ群にアッベ数(νd)57以上で、かつ屈折率(nd)1.500以下の同じプラスチック材料を使用することを特徴とする請求項4に記載の投写用レンズ装置。
- 前記第4レンズ群に含まれる負レンズは、その映像発生源側レンズ面の非球面量A8(球面量SS8/非球面量AS8)が、前記第3レンズ群と第4レンズ群面間隔L34に対して次の関係を有することを特徴とする請求項4に記載の投写用レンズ装置。
5.31<A8/L34<12.57 - 前記映像発生源の出射面と前記第6レンズ群の出射面までの距離をd、該第6レンズ群の焦点距離をf6としたとき、次の関係を有することを特徴とする請求項4に記載の投写用レンズ装置。
―7.62<f6/d<−5.86 - 前記第1レンズ群と第2レンズ群とのレンズ面間隔L12と、前記第2レンズ群と第3レンズ群とのレンズ面間隔L23が、次の関係を有することを特徴とする請求項4に記載の投写用レンズ装置。
0.22<(L23/L12)<0.37 - 前記第1レンズ群の焦点距離f1、前記第2レンズ群の焦点距離f2、前記第3レンズ群焦点距離f3、前記第4レンズ群焦点距離f4、前記第5レンズ群焦点距離f5、前記第6レンズ群の焦点距離をf6、投写用レンズ装置全系の焦点距離をf0としたとき、次の関係を有することを特徴とする請求項4に記載の投写用レンズ装置。
0.29<f0/f1<0.33
0.00<f0/f2<0.01
0.81<f0/f3<0.83
−0.09<f0/f4<−0.04
0.25<f0/f5<0.30
−0.70<f0/f6<−0.64 - 前記第1レンズ群のスクリーン側レンズ面の球面量SS1に対する非球面量をAS1、該第1レンズ群の映像発生源側の球面量SS2に対する非球面量をAS2、前記第2レンズ群のスクリーン側レンズ面の球面量SS3に対する非球面量をAS3、該第2レンズ群の映像発生源側の球面量SS4に対する非球面量をAS4、前記第4レンズ群のスクリーン側レンズ面の球面量SS7に対する非球面量をAS7、該第4レンズ群の映像発生源側の球面量SS8に対する非球面量をAS8、前記第5レンズ群のスクリーン側レンズ面の球面量SS9に対する非球面量をAS9、該第5レンズ群の映像発生源側の球面量SS10に対する非球面量をAS10、前記第6レンズ群のスクリーン側レンズ面の球面量SS11に対する非球面量をAS11としたとき、次の関係を有することを特徴とする請求項4に記載の投写用レンズ装置。
0.23≦AS1/SS1≦0.33
0.66≦AS2/SS2≦0.89
−1.30≦AS3/SS3≦-1.17
−0.02≦AS4/SS4≦-0.01
1.31≦AS7/SS7≦4.03
28.28≦AS8/SS8≦67.77
−0.36≦AS9/SS9≦5.68
−0.55≦AS10/SS10≦-0.03
0.93≦AS11/SS11≦1.07 - 前記第2レンズ群の映像発生源側レンズ面に変曲点が2つ以上あることを特徴とする請求項4に記載の投写用レンズ装置。
- 前記第3レンズ群に含まれるパワーレンズの硝材のアッベ数(νd)が60以上で、かつ屈折率(nd)が1.600以下としたことを特徴とする請求項4に記載の投写用レンズ装置。
- 前記映像発生源として投写管を用い、第6レンズ群は、スクリーンに対して凹面を向けたレンズ面を有する負の屈折力を持つレンズと、前記投写管を冷却するための冷却液と、前記投写管の蛍光面ガラスとを含み、該蛍光面ガラスの曲率中心がスクリーン側に存在することを特徴とする請求項4に記載の投写用レンズ装置。
- 前記投写用レンズ装置において、第6群の少なくともレンズ素子あるいは冷却液のいずれか及び両者に波長選択性のフィルター作用を持たせたことを特徴とする請求項9に記載の投写用レンズ装置。
- 映像発生源に表示された原画像をスクリーンに拡大投影するための、複数のレンズを備えた投写用レンズ装置において、
前記複数のレンズのうち、前記映像発生源に最も近い位置に配置された負レンズは、スクリーン側に凹を向けた凹メニスカスレンズを含み、
前記映像発生源の出射面と前記凹メニスカスレンズの出射面までの距離をd、該凹メニスカスレンズを含む負レンズの焦点距離をf6としたとき、次の関係を有することを特徴とする投写用レンズ装置。
―7.62<f6/d<−5.86 - スクリーンと、映像発生源と、該映像発生源に表示された原画像を前記スクリーンに拡大投影するための、複数のレンズを有する投写用レンズ装置とを備えた背面投写型画像表示装置において、
前記投写用レンズ装置が有する複数のレンズは、該複数のレンズ素子の中で最も強い正の屈折力を持つパワーレンズと、該パワーレンズの映像発生源側に配置され、スクリーン側に凹を向けた負の屈折力を持つメニスカスレンズとを含み、
前記メニスカスレンズのスクリーン側レンズ面は、その光軸から外縁との間の所定点に向けて曲率が大きくなり、該所定点から外縁に向けて曲率が小さくなる非球面形状を有することを特徴とする投写用レンズ装置。 - スクリーンと、映像発生源と、該映像発生源に表示された原画像を前記スクリーンに拡大投影するための、複数のレンズを有する投写用レンズ装置とを備えた背面投写型画像表示装置において、
前記投写用レンズ装置は、スクリーン側から順に配置された、
(a)正の屈折力を有しその中心部分の形状がスクリーン側に凸のメニスカスレンズを含む第1レンズ群;
(b)正の屈折力を有し、中心部分の形状が映像発生源側に凸のレンズ面を有したレンズを含む第2レンズ群;
(c)最も強い正の屈折力を有するパワーレンズを含む第3レンズ群;
(d)負の屈折力を有し、スクリーン側に凹のレンズ面を有するメニスカスレンズを1枚含む第4レンズ群;
(e)正の屈折力を有し中心部分の形状が映像発生源側に凸のレンズ面を有したレンズを含む第5レンズ群;
(f)スクリーン側に凹のレンズ面を有し負の屈折力を持つレンズを含む第6レンズ群;
を含み、前記第4群レンズに含まれるメニスカスレンズのスクリーン側レンズ面の、外縁近傍における曲率が、該メニスカスレンズの光軸から前記外縁との間の所定領域における曲率よりも小さくしたことを特徴とする背面投写型画像表示装置。 - 前記第1レンズ群のレンズのうちスクリーン側に位置するレンズのスクリーン側レンズ面から前記スクリーンに至るまでの距離L(mm)と、前記透過型スクリーンの有効対角長M(インチ)とが、次の関係を有することを特徴とする請求項17に記載の背面投写型画像表示装置。
17.0<(L/M)<17.4
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