JP2005330900A - 圧縮機ユニット - Google Patents

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裕治 紙屋
Masahiko Takano
正彦 高野
Tomohiko Okanaka
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Abstract

【課題】良好な操作性を維持しつつ、安全性を向上することができる圧縮機ユニットを提供する。
【解決手段】空気を圧縮する圧縮機本体6A,6B、この圧縮機本体6A,6Bを駆動するモータ8A,8B、及び補器類を有する2台の圧縮機2A,2Bと、圧縮空気の使用量に応じて圧縮機2A,2Bの運転を制御する制御盤3と、2台の圧縮機2A,2Bの起動・停止を統括して操作可能な運転・停止スイッチ27,28と、2台の圧縮機2A,2Bの運転状態を一度に表示する表示モニター26A,26Bとを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数台数の圧縮機を有する圧縮機ユニットに関する。
一般に、空気圧縮機は、空気を圧縮する圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動するモータ、圧縮機本体から吐出される圧縮エアの冷却器や吸入空気の異物を濾過する吸気フィルタ等の補器を備えている。
上記構成の空気圧縮機を1ユニットに複数台搭載し、台数制御により省エネを図ることが従来より行われている。このような圧縮機ユニットの従来技術として、1ユニットにスクロール圧縮機を複数台数設置したものがある(例えば、非特許文献1参照)。この従来技術によれば、複数台数の小容量サイズのオイルフリー型スクロール圧縮機を1ユニットに搭載し、負荷に応じて運転・停止を自動切替して運転台数を制御することにより、省エネを図っている。この圧縮機ユニットには、圧縮機の運転状態を表示する表示手段(モニタ部)が設けられている。
「アネスト岩田 無給油式コンプレッサカタログ2003年」 アネスト岩田株式会社 2003年
より省エネ効果の高い圧縮機ユニットを得るために、例えば上記従来構造を大容量の圧縮機に適用し、1ユニットに複数台の大容量圧縮機を搭載した構成の圧縮機ユニットが考えられる。この場合、圧縮機が大容量サイズであることから、安全性を考慮し、各圧縮機について各部圧力、温度、電流値等の運転状態を表示して、管理者又は操作者が一見して各圧縮機の運転状態を確認できるようにすることが好ましい。
しかしながら、上記従来構造では、圧縮機ユニットが比較的小さな表示手段しか有していないため、例えば複数の圧縮機の運転状態のうち代表値を表示するか、あるいは複数の圧縮機の運転状態を個別に切り替えて表示することしかできず、全圧縮機の運転状態を一度に表示することができなかった。したがって、上記従来構造を大容量サイズの圧縮機に適用した場合には、安全性の面で改良の余地があった。
一方、安全性を向上するために、上記従来構造において表示手段を圧縮機の台数分設け、全圧縮機の運転状態を一度に表示させるようにした場合、一般に表示手段は圧縮機の起動・停止を行う操作手段と共に1つの操作基板として基板化されていることから、操作手段が各圧縮機ごとに設けられることになる。このため、圧縮機ユニットの運転・停止の際には各圧縮機について個別に操作手段を操作することが必要となり、操作が煩雑となってしまう。
以上のことから、上記従来技術では、安全性と操作性とを両立することが困難であった。
本発明は、このような従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な操作性を維持しつつ、安全性を向上することができる圧縮機ユニットを提供することにある。
上記した目的を達成する本発明の特徴は、空気を圧縮する圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動するモータ、及び補器類を有する複数台数の圧縮機と、圧縮空気の使用量に応じて前記圧縮機の運転を制御する制御手段と、前記複数台数の圧縮機の起動・停止を統括して操作可能な操作手段と、前記複数台数の圧縮機の運転状態を一度に表示する表示手段とを備えたことにある。このような構成の本発明によれば、操作手段を操作することにより複数台数の圧縮機を統括して操作可能であるので、各圧縮機ごとの操作が不要であり、良好な操作性を維持することができる。さらに、表示手段により複数台数の圧縮機の運転状態を一度に表示するので、管理者又は操作者は時々刻々と変化する各圧縮機の運転状態を一見して確認することができ、安全運転を確保することができる。したがって、良好な操作性を維持しつつ、安全性を向上することができる。
本発明の圧縮機ユニットによれば、良好な操作性を維持しつつ、安全性を向上することができる。
以下、本発明の圧縮機ユニットの実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、本発明を油冷式のスクリュー圧縮機を2台搭載する圧縮機ユニットに適用した例である。
(第1実施形態)
まず、本発明の圧縮機ユニットの第1実施形態を図1乃至図7を用いて説明する。図1は本実施形態の圧縮機ユニットの全体構造を表す正面図、図2はこの圧縮機ユニットにおけるエア及びオイルの流れを示すフロー図である。
図1に示すように、本実施形態の圧縮機ユニットは、コモンベース1と、このコモンベース1上に並列に配置された2台のスクリュー圧縮機2A(以下適宜、1号機と記載する),2B(以下適宜、2号機と記載する)と、コモンベース1上における一方側(図1中右側)に自立して設けられ、上記2台のスクリュー圧縮機2A,2Bの運転を制御する制御盤(制御手段)3を有している。スクリュー圧縮機2A,2Bは同様の構成を有するので、以下、その構成をスクリュー圧縮機2としてまとめて説明する。
図1及び図2に示すように、スクリュー圧縮機2は、吸気フィルタ4、吸入弁5、及び互いに軸平行で且つねじり方向が逆をなす雌雄1組のスクリューロータ(図示せず)を有する圧縮機本体6を備える。圧縮機本体6はフランジ接続されたモータ8によって駆動される。吸気フィルタ4、吸入弁5を通過し圧縮機本体6に吸い込まれた空気は圧縮されて圧縮エアとなり、圧縮工程の途中に供給されたオイル(潤滑油)と共に、オイルケーシング9に吐出される。
図3はこのオイルケーシング9の内部構造を概略的に示す縦断面図であり、図4は図3中IV−IV断面による水平断面図である。
これら図3及び図4に示すように、オイルケーシング9は圧縮機本体6の側面から下側にかけて一体的に設けられている(先の図1も参照)。このように、オイルケーシング9を圧縮機本体6と一体化した構成とすることにより、小型化を図り、ユニット内のレイアウトの自由度を上げることができるようになっている。そして、オイルケーシング9は、その上部空間に外筒9a及び内筒9bからなる2重筒構造を有している。これら外筒9a及び内筒9bは同心円状に設けられており、上記圧縮機本体6から吐出された圧縮エアは管路7(図1及び図4参照)を通ってこれら外筒9a及び内筒9b間に形成された流路9c内に吐出される。圧縮エアとオイルの混合流体は流路9c内を旋回し、ここで比重の差により潤滑油と圧縮エアは分離され、潤滑油はオイルケーシング9の下部の油溜まり部9dに蓄えられる。
一方、圧縮エアは上向きに流れを変え、内筒9bの内部通路を経て、配管で連結されたオイルセパレータエレメント10に入り、さらに微細な潤滑油を分離される。この後、アフタークーラ11内にて外気と熱交換されて所定の温度まで冷却され、スクリュー圧縮機2A,2B各々のアフタークーラ11A,11Bの出口を連結した配管12で合流されて、ユニット外部へ供給される。一方、オイルはオイルケーシング9の下部よりオイルクーラ14へと導かれ、同様に外気との熱交換により冷却されて圧縮機本体6へと向かう。アフタークーラ11及びオイルクーラ14は冷却ファン15を内蔵したダクト16の側面に配置される。そして、これらクーラ11,14、冷却ファン15及びダクト16を有する冷却装置13は、冷却風の取り入れ側であるクーラ11,14側を圧縮機ユニットの後ろ側(背面側)となるようにモータ8の上方に配置される。
なお、外気温の変動により圧縮エア及びオイルの冷却後の温度は変化することから、オイルの過冷却防止のために、オイルの冷却系統にはオイルクーラ14をバイパスするバイパス配管17を設けている。そして、マニホールド(図示せず)に内蔵された温度調整弁18は、オイルのバイパス量を調整して圧縮機本体6の運転中の温度を一定に保ち、外気温による影響を排除するように働く。このように温度調整されたオイルはオイルフィルタ19を経て圧縮工程中の圧縮エアに注入され、再びオイルケーシング9内へと吐出されて、循環して使用される。
圧縮機ユニットの補器類のうち、吸気フィルタ4、オイルセパレータエレメント10、オイルフィルタ19及びオイルケーシング9はユニット正面側(図1中紙面手前側)に配置される。このとき、オイルケーシング9については図示しないオイル補給口がユニット正面側を向くように配置される。これにより、定期的に交換が必要な吸気フィルタ4、オイルセパレータエレメント10及びオイルフィルタ19の交換作業、及びオイルケーシング9のオイル補給口を介して行うオイルの補充・交換作業をユニット正面側から容易に行うことができ、メンテナンス性を向上できるようになっている。
なお、図1では図示省略しているが、コモンベース1上には、スクリュー圧縮機2A,2Bを覆うように圧縮機ユニットの4方及び上面に防音カバー(図示せず)が設けられるようになっている。この防音カバーには必要最小限の開口部が設けられる。また、ユニット正面側の防音カバーは、上述したメンテナンス作業のために開閉可能な方式となっており、その開閉部分の上部には、作業者が操作しやすい位置に後述の操作パネル25(後述の図5参照)が設けられている。また、コモンベース1上の一方側に自立させて設けた前記の制御盤3には、制御基板を含む制御回路と人−Δ(スターデルタ)などの主回路からなる電気機器が各圧縮機ごとに2系統内蔵されている。
ここで、本実施形態の圧縮機ユニットの最も大きな特徴は、2台の圧縮機2A,2Bの起動・停止を統括して操作可能とすることにより良好な操作性を維持しつつ、2台の圧縮機2A,2Bの運転状態を一度に表示することにより安全運転を確保し、安全性を向上できるようにしたことである。以下、この詳細について説明する。
図5は圧縮機ユニットの正面に設けた操作パネルの全体構造を表す盤面図である。この図5において、25はユニット正面(ユニット正面側の防音カバー)に設けた操作パネルであり、この操作パネル25には、2台の圧縮機2A,2Bの運転状態を個々に表示するための2つの表示モニター(表示手段)26A,26Bと、2台の圧縮機2A,2Bの起動・停止を統括して操作可能な1組の運転・停止スイッチ(操作手段)27,28とが設けられている。表示モニター26A,26Bには、圧縮機2A,2Bのそれぞれについて時間と共に変化する各部圧力、温度、電流値等の運転状態が詳細に表示されるようになっている。
また、上記表示モニター26A,26Bの隣には、これら表示モニター26A,26Bの表示を切替えるための表示切替スイッチや各種設定を行うための設定スイッチ等を有するスイッチ部29A,29Bがそれぞれ設けられ、その隣には圧縮機2A,2Bの運転状況(運転、停止、ロード運転、アンロード運転等)を示す表示ランプ部30A,30Bがそれぞれ設けられている。
上記表示モニター26A、スイッチ部29A、及び表示ランプ部30Aは1つの操作基板として基板化されており(表示モニター26B、スイッチ部29B、及び表示ランプ部30Bについても同様)、これら2つの操作基板が1組の運転・停止スイッチ27,28と配線される。図6はこの操作基板と運転・停止スイッチ27,28との配線を表す配線図である。
この図6において、33Aは表示モニター26A、スイッチ部29A、及び表示ランプ部30Aを有する1号機(圧縮機2A)の操作基板であり、33Bは表示モニター26B、スイッチ部29B、及び表示ランプ部30Bを有する2号機(圧縮機2B)の操作基板である。これらの操作基板33A,33Bは共に停止スイッチ28と接続されており、また運転スイッチ27とは主機切替スイッチ(選択手段)34を介して接続されている。ここで、主機とは、2台の圧縮機2A,2Bのうち運転スイッチ27が操作された場合に先行して起動させる圧縮機のことであり、もう一方の圧縮機を従機と呼ぶ。図6は1号機を主機に選択した場合を図示しており、この場合、運転スイッチ27が操作されると1号機操作基板33Aに運転信号が入力され、1号機が先発して起動する。一方、停止スイッチ28が操作されると1号機及び2号機操作基板33A,33Bの双方に停止信号が入力され、1号機及び2号機が共に停止する。なお、主機切替スイッチ34は制御盤3内に設けられている。
1号機及び2号機操作基板33A,33Bには、それぞれ制御基板35A,35Bが接続されている。そして、これらの制御基板35A,35Bは相互に通信可能なように配線36を介して接続されており、この配線36を介して、主機側から従機側の制御基板に対して信号(運転信号、停止信号、ロード信号、アンロード信号等)が送信され、従機側の圧縮機の運転が制御されるようになっている。
以上のような構成によって、操作パネル25に設けた運転スイッチ27が操作されると、まず主機側の圧縮機が起動し、次いで従機側の圧縮機が主機側からの運転制御により起動されて、その後は圧縮エアの使用量に応じた追従運転が行われる。この追従運転中の各圧縮機の動作について、図7を用いて説明する。
図7は圧縮機2A,2B(1号機、2号機)による追従運転の一例を表す図である。なお、ここでは圧縮機2A,2Bは共に一定速による従来制御方式で運転するものとする。また、図中に示す「第1アンロード圧力」「第2アンロード圧力」「復帰圧力」「追従圧力」は圧力設定値であり、本実施形態の圧縮機ユニットは、使用量の増減によるライン圧力の変動を図示しない圧力センサーで検出し、これらの4つの圧力設定値により圧縮機の発停を行って、圧縮エア供給量を調整する。
停止状態から運転開始する場合、まず主機切替スイッチ34により主機を選択する。ここでは1号機が主機に選択されているものとする。この状態で、運転スイッチ27が操作されると、1号機操作基板33Aに運転信号が入力されて1号機が起動(ロード運転)する(図7中a)。その後、1号機及び2号機制御基板35A,35B間での通信が確立すると、1号機制御基板35Aから2号機制御基板35Bに運転信号が送信され、2号機が起動(ロード運転)する(図7中b)。これにより、1号機及び2号機の2台で空気槽と配管網の充填を行う。
このとき、圧縮エア使用量が圧縮機1台分より少ない場合には、ライン圧力が上昇して第2アンロード圧力に到達した時点で、1号機制御基板35Aから2号機制御基板35Bにアンロード信号が送信され、2号機がアンロード運転に切替えられる(図7中c)。なお、アンロード運転とは、圧縮機本体8の吸込み側に配設された吸入弁5を閉塞させると共に、圧縮機本体8の吐出側に配設された放気弁(図示せず)を開放させることにより、ライン側への圧縮エアの供給量を減少させる運転のことである。一方、ロード運転は、吸入弁5を開放且つ放気弁を閉塞することにより、圧縮機本体6で圧縮した圧縮エアを全てライン側に供給する運転のことである。
2号機がアンロード運転となり、1号機のみロード運転の状態で、圧縮エア使用量がさらに減少した場合には、ライン圧力がさらに上昇する。そして、第1アンロード圧力に到達すると、1号機もアンロード運転となる(図7中d)。
1号機及び2号機ともにアンロード運転となったことにより、ライン圧力は低下する。このとき、2号機のアンロード運転が一定時間継続した場合には、1号機制御基板35Aから2号機制御基板35Bに停止信号が送信され、2号機が停止する(図7中e)。なお、1号機についても、アンロード運転が一定時間継続した場合には、空気使用量が0であると判断されて1号機が停止するようになっている。
この状態で圧縮エア使用量が増加していくと、ライン圧力は低下する。ライン圧力が復帰圧力まで低下した場合には、1号機がアンロード運転からロード運転に切替えられる(図7中f)。圧縮エア使用量が圧縮機1台分より多い場合には、ライン圧力がさらに低下する。ライン圧力が追従圧力まで低下した場合には、1号機制御基板35Aから2号機制御基板35Bに運転信号が送信され、2号機が再起動(ロード運転)する(図7中g)。
なお、上記には示さなかったが、急な負荷変動により1号機、2号機が共にアンロード運転となり、このアンロード運転継続中からロード運転に復帰する場合には、1号機(主機)を優先して復帰圧力でロード復帰させ、さらに圧力低下した場合には追従圧力で2号機(従機)をロード復帰させるようになっている。
このように、本実施形態の圧縮機ユニットでは、全停止状態から運転する場合、1号機(主機)より順次起動させ、設定圧力到達後は圧縮エアの使用量により変化するライン圧力の上昇・下降によりロード・アンロード及び運転台数を増減させ、全体のエア量をコントロールする追従運転を行う。そして、一定時間経過後には、自動的に主機と従機とを入れ替える交互運転を行い、主機と従機との運転時間に差が生じるのを抑制する。
以上のような構成の本実施形態の圧縮機ユニットによれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、本実施形態においては、運転スイッチ27を操作することにより、上述したように主機より順次起動して主機及び従機の2台の圧縮機により自動でエア使用量に応じた追従運転が行われ、また停止スイッチ28を操作することにより、圧縮機2A,2Bは共に停止する。このように、1組の運転・停止スイッチ27,28を操作するのみで、2台の圧縮機2A,2Bを統括して操作可能であるので、各圧縮機ごとの運転操作が不要であり、良好な操作性を維持することができる。さらに、表示モニター26A,26Bにより、2台の圧縮機2A,2Bの運転状態を一度に表示するので、圧縮機ユニットの管理者又は操作者は時々刻々と変化する各圧縮機の運転状態を一見して確認することができ、安全運転を確保することができる。したがって、本実施形態の圧縮機ユニットによれば、良好な操作性を維持しつつ、安全性を向上することができる。
また本実施形態においては、主機切替スイッチ34を設け、任意に主機を選択することを可能とする。仮に、主機切替スイッチ34を設けない構造の場合には、主機(先発機)が固定されるため、例えば起動直後に中負荷〜低負荷時が継続するような場合には1台運転でまかなえることから従機は起動せず、主機の運転時間が先行することになる。本実施の形態では、前述したように一定時間毎に運転を入れ替える交互運転を行うため、起動毎に生じる運転時間の差を抑制することができるが、長期間においてはその差が積み重なって運転時間に大きな差が生じ、メンテナンスの時期がずれることになる。これに対し、本実施の形態では主機切替スイッチ34を設け、圧縮機の管理者又は操作者が主機と従機の運転時間を確認しつつ適宜主機と従機を切替えることにより、片側の圧縮機の運転時間の先行を防止し、メンテナンス時期の同期化を図ることが可能となる。さらに、前述したように、追従運転中は主機から従機へ運転信号を出力し、自動的に負荷変動に対して追従していくため、万一主機に故障が発生した場合には、運転スイッチ27を操作しても主機は起動せず、また従機への指令も出すことができないため、圧縮機を全く運転することができないといった事態が生じ得る。本実施形態によれば、この様な場合であっても、主機切替スイッチ34を切替え、正常運転可能な側(すなわち従機)を主機に設定変更することにより、片側のみではあるが圧縮機を運転することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の圧縮機ユニットの第2実施形態を図8を用いて説明する。本実施形態は、前述の第1実施形態において圧縮機の管理者又は操作者が行った主機と従機との切替を、自動的に行うようにしたものである。
図8は本実施形態の圧縮機における操作基板と運転・停止スイッチ27,28との配線を表す配線図である。なお、この図8において、前述の図6と同様の部分には同符号を付し、説明を省略する。
本実施形態では、図8に示すように、運転・停止スイッチ27,28は補助基板40を介して各機の操作基板33A,33Bに接続される。補助基板40は、主機・従機選択部(自動選択手段)40aと運転・停止制御部40bを有する。主機・従機選択部40aには、1号機及び2号機制御基板35A,35Bより各機の主機・従機情報と運転時間が入力される。主機・従機選択部40aは、その入力された運転時間を比較することにより、運転時間の少ない方を主機と定める。運転・停止制御部40bは、上記主機・従機選択部40aにより定められた主機側の操作基板に、運転信号を出力する。また、停止信号については、主機及び従機の両方の操作基板に出力するようになっている。その他の構成については、前述の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
上記構成である本実施形態の圧縮機ユニットの動作を説明する。操作者が運転スイッチ27を操作すると、補助基板40の運転・停止制御部40bは主機・従機選択部40aにより主機と定められた側の操作基板に運転信号を出力し、これにより主機が運転を開始する。1号機及び2号機制御基板35A,35Bの通信確立後、従機は主機側からの運転指令を受け運転を開始する。その後に行われる追従運転は、前述した第1実施形態と同様である。
故障発生時には、故障が発生した側の制御基盤から補助基板40の主機・従機選択部40aに故障信号が出力される。この場合には、主機・従機選択部40aは運転時間の大小に関わらず故障側の圧縮機を主機から外す。これにより、故障側の圧縮機には運転信号が出力されず、正常側の圧縮機に運転信号が出力される。
以上説明した本実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる上に、第1実施形態では管理者又は操作者が手動で行っていた主機と従機の切替を自動的に行うことができるので、手間をかけずに容易に1号機と2号機のメンテナンス時期の同期化を図ることができる。
なお、以上説明してきた本発明の第1及び第2実施形態においては、2台の圧縮機2A,2Bを共に一定速による従来制御方式で運転するものとしたが、これに限らず、どちらか1機をインバーターを用いて回転数制御を行うようにしてもよい。また、圧縮機の台数は2台に限らず、3台以上としてもよい。これらの場合も同様の効果を得ることができる。
また、以上においては、オイルケーシング9と圧縮機本体6とを一体化した構成としたが、ユニット外形寸法を十分大きく取れる場合には、例えば鋼鈑製のオイルケーシングを別に設ける等、個別に設置するようにしてもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
また、以上においては、冷却ファンを用いた空冷方式の圧縮機を搭載した圧縮機ユニットについて本発明を適用した例を述べたが、これに限らず水冷方式の圧縮機を搭載したユニットに適用してもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
また、以上においては、油冷式の圧縮機を搭載した圧縮機ユニットについて本発明を適用した例を述べたが、これに限らずオイルフリー式の圧縮機を搭載したユニットに適用してもよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
本発明の圧縮機ユニットの第1実施形態の全体構造を表す正面図である。 本発明の圧縮機ユニットの第1実施形態におけるエア及びオイルの流れを示すフロー図である。 本発明の圧縮機ユニットの第1実施形態に備えられるオイルケーシングの内部構造を概略的に示す縦断面図である。 図3中IV−IV断面によるオイルケーシングの水平断面図である。 本発明の圧縮機ユニットの第1実施形態の正面に設けた操作パネルの全体構造を表す盤面図である。 本発明の圧縮機ユニットの第1実施形態における圧縮機の操作基板と運転・停止スイッチとの配線を表す配線図である。 本発明の圧縮機ユニットの第1実施形態における2台の圧縮機による追従運転の一例を表す図である。 本発明の圧縮機ユニットの第2実施形態における圧縮機の操作基板と運転・停止スイッチとの配線を表す配線図である。
符号の説明
2A,2B 圧縮機
3 制御盤(制御手段)
4 吸気フィルタ
6A,6B 圧縮機本体
8A,8B モータ
9A,9B オイルケーシング(補器類)
9a 外筒
9b 内筒
9c 流路
10A,10B オイルセパレータエレメント(補器類)
13A,13B 冷却装置(補器類)
19A,19B オイルフィルタ(補器類)
26A,26B 表示モニター(表示手段)
27 運転スイッチ(操作手段)
28 停止スイッチ(操作手段)
34 主機切替スイッチ(選択手段)
40a 主機・従機選択部(自動選択手段)

Claims (7)

  1. 空気を圧縮する圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動するモータ、及び補器類を有する複数台数の圧縮機と、
    圧縮空気の使用量に応じて前記圧縮機の運転を制御する制御手段と、
    前記複数台数の圧縮機の起動・停止を統括して操作可能な操作手段と、
    前記複数台数の圧縮機の運転状態を一度に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする圧縮機ユニット。
  2. 空気を圧縮する圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動するモータ、及び補器類を有する複数台数の圧縮機と、
    圧縮空気の使用量に応じて前記圧縮機の運転を制御する制御手段と、
    前記複数台数の圧縮機の起動・停止を統括して操作可能な操作手段と、
    前記複数台数の圧縮機と同数設けられ、各々が対応する圧縮機1機の運転状態を表示する表示手段とを備えたことを特徴とする圧縮機ユニット。
  3. 空気を圧縮する圧縮機本体、この圧縮機本体を駆動するモータ、及び前記圧縮機本体に一体的に設けられたオイルケーシングを含む補器類を有する複数台数の圧縮機と、
    圧縮空気の使用量に応じて前記圧縮機の運転を制御する制御手段と、
    前記複数台数の圧縮機の起動・停止を統括して操作可能な操作手段と、
    前記複数台数の圧縮機の運転状態を一度に表示する表示手段とを備えたことを特徴とする圧縮機ユニット。
  4. 前記操作手段が起動操作された場合に先行して起動させる圧縮機を、前記複数台数の圧縮機の中から選択する選択手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の圧縮機ユニット。
  5. 前記操作手段が起動操作された場合に先行して起動させる圧縮機として、前記複数台数の圧縮機のうち運転時間が最も少ない圧縮機を自動的に選択する自動選択手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の圧縮機ユニット。
  6. 前記オイルケーシングは、その上部に外筒と内筒からなる二重筒構造を有しており、前記圧縮機本体からの圧縮空気を前記外筒と前記内筒との間に形成される流路に導入することを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の圧縮機ユニット。
  7. 前記補器類のうちの吸気フィルタ、オイルセパレータエレメント、オイルフィルタ、及び前記オイルケーシングのオイル補給口をユニット正面側に配置し、前記補器類のうちの圧縮空気及びオイルの冷却装置を前記モータの上方に配置し、前記制御手段をユニット側面側に配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の圧縮機ユニット。
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