JP2005330469A - 色素および色素増感太陽電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 色素増感太陽電池に使用した場合に、高い変換効率、優れた耐候性、耐熱性を示す新規な色素およびこの色素を使用した色素増感太陽電池が提供される。
【解決手段】 この色素は、下記式(1)で表わされる。
ML ・・・(1)
ただし、式(1)において、Mは長周期律表上の8乃至10族の元素であり、LおよびLはそれぞれ特定ビピリジンからなる二座配位子であり、XおよびXは一価の原子団又は一座配位子である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、色素およびそれを用いた色素増感太陽電池に関する。
エネルギー問題に対する関心の高まりと共に光、特に太陽光を効率よく電気に変換できる太陽電池の研究が進められている。太陽電池としては、アモルファスシリコン又は多結晶シリコンを利用したシリコン系の太陽電池が普及し始めている。しかし、シリコン系太陽電池は、コストが高く、また、高純度シリコンの供給面での問題があり、一般に広く普及するには限界があるといわれている。
近年、色素増感太陽電池が関心を集めている。色素増感太陽電池は、発電効率が高いこと、製造コストが比較的低いこと、酸化チタン等の安価な酸化物半導体を高純度に精製することなく原料として使用できること、製造に際して使用する設備が安価ですむこと等でシリコン系の太陽電池と比較して多くの利点を有するものとして期待されている(特許文献1および特許文献2参照)。
色素増感太陽電池において、発電効率や耐候性、耐熱性は、色素に大きく依存することが知られている。
従来知られている色素として、下記式(4)で表される「N719」と呼ばれる色素や、下記式(5)で表される「ブラック・ダイ」と呼ばれる色素が広く用いられている(非特許文献1および非特許文献2参照)。
Figure 2005330469
Figure 2005330469
式(4)および(5)中、TBAは、テトラブチルアンモニウムイオンを表す。
しかしこれらの色素は、量子収率には優れているが、太陽電池としての変換効率、耐候性、耐熱性等の面で十分ではなく、さらに優れた色素の開発が待たれている。
米国特許第4927721号明細書 国際公開第98/50393号パンフレット J.Am.Chem.Soc.,115,6382−6390(1993) J.Am.Chem.Soc.,123,1613−1624(2001)
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、色素増感太陽電池に使用した場合に、高い変換効率、優れた耐候性、耐熱性を示す新規な色素および該色素を使用した色素増感太陽電池を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から明らかになろう。
本発明によれば、本発明の上記目的および利点は、第1に、
下記式(1)で表される色素によって達成される。
ML ・・・・・(1)
ここで、Mは長周期律表上の8乃至10族の元素であり、LおよびLは、互いに独立に、下記式(2)および(3)のそれぞれで表わされる二座配位子のいずれかであり、そしてXおよびXは、互いに独立に、一価の原子団又は一座配位子である。
Figure 2005330469
式(2)において、Aはカルボキシル基、スルホン酸基若しくはリン酸基またはこれらの塩に相当する基であり、R、RおよびRは互いに独立に一価の有機基であり、そしてm1およびm2は互いに独立に0乃至3の整数を表す。
Figure 2005330469
式(3)において、AおよびAは、互いに独立に、カルボキシル基、スルホン酸基若しくはリン酸基またはこれらの塩に相当する基であり、RおよびRは互いに独立に一価の有機基でありそしてm3およびm4は互いに独立に0乃至3の整数を表す。但し、L、Lの両方が式(3)で表わされる二座配位子のときには、AおよびAが共に、カルボキシル基またはその塩に相当する基であることはないものとする。
本発明によれば、発明の上記目的および利点は、第2に、
上記の色素を使用した色素増感太陽電池によって達成される。
本発明色素は上記式(1)で表わされる。式(1)において、Mは長周期律表上の8乃至10族の元素であり、LおよびLは、互いに独立に、上記式(2)および(3)のそれぞれで表わされる二座配位子のいずれかであり、そしてXおよびXは、互いに独立に、一価の原子団又は一座配位子である。
また、式(2)において、Aはカルボキシル基、スルホン酸基若しくはリン酸基またはこれらの塩に相当する基であり、R、RおよびRは互いに独立に一価の有機基であり、そしてm1およびm2は互いに独立に0乃至3の整数を表す。
さらに、式(3)において、AおよびAは、互いに独立に、カルボキシル基、スルホン酸基若しくはリン酸基またはこれらの塩に相当する基であり、RおよびRは互いに独立に一価の有機基でありそしてm3およびm4は互いに独立に0乃至3の整数を表す。
Mとしては、8族の鉄、ルテニウム、オスミウム、9族のコバルト、ロジウム、イリジウムおよび10族のニッケル、パラジウム、白金が挙げられる。これらのうち、ルテニウムが特に好ましい。
式(2)中のAおよび式(3)中のAおよびAは、それぞれ独立に、カルボキシル基、スルホン酸基若しくはリン酸基又はこれらの塩に相当する基であるが、これらのうち、カルボキシル基又はその塩に相当する基であることが好ましい。
、A又はAが塩に相当する基である場合、カウンターカチオンとしては、例えばアンモニウムイオン、ジメチルアンモニウムイオン、ジエチルアンモニウムイオン、テトラメチルアンモニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオン、テトラプロピルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン等を挙げることができる。
また、式(2)中のRの一価の有機基としては、例えば下記式(6)〜(9)で表される有機基を好ましいものとして挙げることができる。
Figure 2005330469
上記式(6)〜(9)において、R乃至Rは、互いに独立に、炭素数1〜50のアルキル基又は下記式(10)
Figure 2005330469
ここで、R10は水素原子又は炭素数1〜20のアルキル基であり、m5は0〜20の整数であり、m6は1〜20の整数である、
で表される基である。R乃至Rが炭素数1〜50のアルキル基であるときは、該アルキル基は直鎖状であっても、分岐状であってもよい。
上記式(7)で表わされる基としては、炭素数3〜50のアルキルアミノカルボニル基が好ましい。
また、上記式(2)中のR、Rおよび上記式(3)中のRおよびRの一価の有機基としては、例えば炭素数1〜4のアルキル基又はアルコキシル基を挙げることができる。
さらに、上記式(1)中のXおよびXの一価の原子団又は一座配位子としては、例えば下記式(11)〜(17)で表される原子団又は配位子を挙げることができる。
Figure 2005330469
上記式(12)において、R11は炭素数1〜6のアルキル基である。また、式(13)および(17)において、Arは、炭素数6〜12のアリール基を示す。
これらのうち、XおよびXとしては、上記式(11)で示されるイソチオシアナートが好ましい。
このような本発明の色素は、色素増感太陽電池に好適に使用することができる。
本発明の色素を使用した本発明の色素増感太陽電池は、少なくとも、陰極およびそれと対向する陽極並びに陰極と陽極との間に保持された電解質を有するものである。陰極は、透明導電性ガラス上に、本発明の色素を化学吸着した酸化物薄膜電極を有する。ここで、透明導電性ガラスとしては、例えば酸化スズ、インジウム−スズ酸化物(ITO)等を用いることができる。
酸化物薄膜電極を構成する材料としては、例えば酸化チタン、酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化タングステン、酸化インジウム等を挙げることができる。これらのうち、酸化チタン、酸化ニオブ、酸化スズが好ましく、とりわけ酸化チタンが特に好ましい。酸化物薄膜電極の形成方法は問わないが、例えば、酸化物薄膜電極となるべき酸化物の微粒子を形成し、これを適当な溶媒に懸濁させて透明導電性ガラス上に塗布し、溶媒を除去した後に、加熱する方法により有利に製造することができる。
酸化物薄膜電極に本発明の色素を吸着させるには、適宜の方法を採用することができる。例えば、上記の如くして得た表面に酸化物薄膜電極を有する透明導電性ガラスを、本発明の色素を含有する溶液に浸漬して行うことができる。ここで使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、アセトニトリル、エタノール等を挙げることができる。色素溶液の濃度としては、0.1〜10mmol/Lとすることが好ましい。浸漬時間としては、0.5〜100時間が好ましく、2〜50時間が更に好ましい。浸漬の際の温度としては、0〜100℃であることが好ましく、10〜50℃であることがより好ましい。
陽極は、導電性を有している限り特に制限はないが、例えば、透明導電性ガラス上に微量の白金又は導電性カーボンを付着させたものを好適に用いることができる。
電解質としては、例えばレドックス系を含有する溶液若しくは固体又はイオン性液体を使用することができる。その具体例としては、例えば、レドックス系としてヨウ素の下記反応

+2e=3I+I

を利用する系を含有し、溶媒として例えばアセトニトリル、プロピオニトリル等を含有する電解質溶液を使用することができる。
上記のとおり、本発明によると、色素増感太陽電池に使用した場合に、高い変換効率、優れた耐候性、耐熱性を示す新規な色素が提供される。また、上記色素を使用した本発明の色素増感太陽電池は、変換効率が高く、耐候性および耐熱性に優れる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例1
配位子の合成
40gの4,4’−ジメチル−2,2’−ビピリジンを、1Lの98重量%濃硫酸中に撹拌しながら少量ずつ添加し、溶解させた。次いでこの溶液に、溶液温度を65℃以下に保持しつつ、55gの重クロム酸カリウムを少量ずつ添加した。反応混合物を室温(23℃)まで放冷した後、12Lの氷水中に撹拌しながら投入した。撹拌を2時間継続した後、沈殿物を濾取し、水洗した。得られた固体をエーテルに再溶解し、シリカゲルカラムを通過させて精製し、溶媒を除去して3.8gの生成物を得た。この生成物をH−NMRで分析したところ、4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンであることがわかった。
色素の合成
0.3gの二塩化(p−シメン)ルテニウム(II)二量体を150mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解した溶液に、上記で合成した4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンを0.205g添加した。この混合物を窒素雰囲気下、60℃にて4時間撹拌した後、0.234gの4,4’−ジカルボニル−2,2’−ビピリジンを添加して、4時間還流した。その後、3.5gのイソチアン酸カリウムを添加し、更に4時間還流を継続した。
反応混合物を室温(23℃)まで放冷後、減圧にてN,N−ジメチルホルムアミドを除去し、550mLの水を加えた。更に室温で撹拌しつつ、希硝酸を加えてpHを2.5に調整した後、沈殿を濾取した。この固体をメタノールに再溶解し、Sephadex LH−20カラム(市販品、Amersham Biosciences社製)を通過させて精製することにより、0.12gの生成物を得た。H−NMRで分析したところ、この生成物は、下記式(18)で表されるものであることがわかった。この生成物を、「J1」という。
Figure 2005330469
色素増感太陽電池の製造
アセチルアセトン0.4mLとイオン交換水20mLの混合媒体中に、酸化チタン微粒子12gおよび分散剤Triton X−100(市販品、アルドリッチ社製)0.2gを添加し、分散液を調製した。この分散液を、厚さ1mmの導電性ガラス基板(酸化スズ製、抵抗値=10Ω/cm)上に塗布し、空気中において500℃で1時間加熱し、表面に酸化チタン薄膜を有する導電性ガラス基板を得た。このガラス基板を、上記で合成した色素「J1」を濃度0.2mmol/Lで含有するエタノール溶液中に室温で24時間浸漬することにより、透明導電性ガラス上に本発明の色素を化学吸着した酸化物薄膜電極を有する陰極を製造した。
一方、別の導電性ガラス基板(厚さ1mm、酸化スズ製、抵抗値=10Ω/cm)上に白金を蒸着し、陽極を製造した。
更に、アセトニトリル中に0.1mol/Lのヨウ素および0.5mol/Lのヨウ化リチウムを含有する電解質溶液を調製した。
上記陰極と陽極を対向させ、その間に上記電解質溶液を挟持する構造の色素増感太陽電池セルを製造した。
色素増感太陽電池の評価
上記の如く製造した色素増感太陽電池について、ソーラーシミュレーター「WXS−50S−1.5」(WACOM社製)を用いて疑似太陽光を1,000W/mの照度で照射し、初期光電変換効率を測定したところ、6.5%であった。その後引き続き疑似太陽光の照射を継続し、光電変換効率が初期値の二分の一になるまでの時間を半減時間として測定したところ、1,200時間であった。
実施例2
配位子の合成
2mol/Lリチウムジイソプロピルアミドのテトラヒドロフラン溶液11mLにテトラヒドロフラン100mLを添加し、−70℃に冷却した。−70℃において溶液を撹拌しつつ、実施例1の「配位子の合成」工程で合成した4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンの粉末2.0gをゆっくりと添加した。その後−10℃で撹拌を1時間継続し、次いで−10℃において、5.5gの臭化ドデシルを含む100mLのテトラヒドロフラン溶液を滴下した。反応混合物を室温まで昇温し、更に一時間撹拌を継続した。
その後、氷水250mLを添加し、濃塩酸でpHを2.0に調整した。水層をエーテルで抽出し、濃縮、乾燥後、シリカゲルカラムを通過させて精製し、溶媒を除去して1.1gの生成物を得た。この生成物をH−NMRで分析したところ、4−カルボキシ−4’−トリデシル−2,2’−ビピリジンであることがわかった。
色素の合成
実施例1の「色素の合成」において、0.205gの4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンの代わりに、上記で合成した4−カルボキシ−4’−トリデシル−2,2’−ビピリジンの0.38gを用いる他は、実施例1と略同様にして実施し、0.18gの生成物を得た。H−NMRで分析したところ、この生成物は、下記式(19)で表されるものであることがわかった。この生成物を、「J2」という。
Figure 2005330469
色素増感太陽電池の製造、評価
実施例1の「色素増感太陽電池の製造」において、色素「J1」の代わりに色素「J2」を使用した他は、実施例1と略同様にして、色素増感太陽電池を製造し、実施例1の「色素増感太陽電池の評価」と同様にして評価した。結果を表1に示す。
実施例3
配位子の合成
30gの4,4’−ジカルボキシ−2,2’−ビピリジンおよび500gの塩化チオニルを3時間還流した。未反応の塩化チオニルを除去した後、500mLの塩化メチレン、17gのジエチルアミンおよび1.5gの4−ジメチルアミノピリジンを添加し、室温で24時間撹拌を継続した。次いで、反応混合物を希塩酸で洗浄したのち、シリカゲルカラムにより精製し、溶媒を除去することにより、5.6gの生成物を得た。この生成物をH−NMRで分析したところ、4−カルボキシ−4’−N,N−ジエチルアミノカルボニル−2,2’−ビピリジンであることがわかった。
色素の合成
実施例1の「色素の合成」において、0.205gの4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンの代わりに、上記で合成した4−カルボキシ−4’−N,N−ジエチルアミノカルボニル−2,2’−ビピリジンの0.287gを用いる他は、実施例1と略同様にして実施し、0.15gの生成物を得た。H−NMRで分析したところ、この生成物は、下記式(20)で表されるものであることがわかった。この生成物を、「J3」という。
Figure 2005330469
色素増感太陽電池の製造、評価
実施例1の「色素増感太陽電池の製造」において、色素「J1」の代わりに色素「J3」を使用した他は、実施例1と略同様にして、色素増感太陽電池を製造し、実施例1の「色素増感太陽電池の評価」と同様にして評価した。結果を表1に示す。
実施例4
配位子の合成
実施例3の「配位子の合成」において、17gのジエチルアミンの代わりに、46gのN−メチル−N−ドデシルアミンを使用した他は、実施例3の「配位子の合成」と略同様に実施し、3.2gの生成物を得た。この生成物をH−NMRで分析したところ、4−カルボキシ−4’−N−メチル−N−ドデシルアミノカルボニル−2,2’−ビピリジンであることがわかった。
色素の合成
実施例1の「色素の合成」において、0.205gの4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンの代わりに、上記で合成した4−カルボキシ−4’−N−メチル−N−ドデシルアミノカルボニル−2,2’−ビピリジンの0.408gを用いる他は、実施例1と略同様にして実施し、0.21gの生成物を得た。H−NMRで分析したところ、この生成物は、下記式(21)で表されるものであることがわかった。この生成物を、「J4」という。
Figure 2005330469
色素増感太陽電池の製造、評価
実施例1の「色素増感太陽電池の製造」において、色素「J1」の代わりに色素「J4」を使用した他は、実施例1と略同様にして、色素増感太陽電池を製造し、実施例1の「色素増感太陽電池の評価」と同様にして評価した。結果を表1に示す。
比較例1
色素増感太陽電池の製造、評価
実施例1の「色素増感太陽電池の製造」において、色素「J1」の代わりに市販の色素「N3」(Solaronix(株)製、前記式(4)で表される構造において、テトラブチルアンモニウムイオンを二つとも水素イオンで置換した構造を有する色素である。)を使用した他は、実施例1と略同様にして、色素増感太陽電池を製造し、実施例1の「色素増感太陽電池の評価」と同様にして評価した。結果を表1に示す。
Figure 2005330469
実施例5
配位子の合成
容器中に、4,4’−ジメチル−2,2’−ビピリジン6.39gと、二酸化セレン4.16gおよび1,4−ジオキサン375mL(386.4g)を仕込み、24時間還流した後、熱時ろ過を行った。ろ液を濃縮した後、これにエタノール225mLおよび硝酸銀水溶液(6.48g/50mL)を添加し、更に1.5mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液100mLを添加した。この溶液を、室温で15時間攪拌した。次いで溶液をろ過し、エタノールを減圧にて除去した後のものを、クロロホルム150mLで洗浄した。洗浄後の溶液に酢酸と4N規定塩酸の体積比1:1の混合液を加え、pHを3.5としたところ、白色の固体が析出した。そのまま10℃で一昼夜静置し、固体をろ別して乾燥した。その固体をイソプロピルアルコールで固液抽出し、溶媒を減圧除去して2.26gの生成物を得た。これをH−NMRで分析したところ、4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンであることがわかった。
H−NMR(DMSO−d6,298K,270MHz,δ(ppm));δ=8.86(d,1H)、8.82(s,1H)、8.58(d,1H)、8.27(s,1H)、7.86(s,1H)、7.33(d,1H)、2.44(s,3H,Me)
色素の合成
減圧脱気後窒素雰囲気下においた無水N,N−ジメチルホルムアルミド25mLに、二塩化(p−シメン)ルテニウム(II)50mgおよび減圧乾燥した4,4’−ジカルボキシ−2,2’−ビピリジン39.08mgを添加し、10分間窒素気流下においた。窒素雰囲気下、この溶液を60℃にて4時間撹拌後、減圧にて乾燥した4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジン(上記で合成したもの)34.28mgを添加し、10分間窒素気流下においた。続いて窒素雰囲気下、この溶液を150℃にて4時間撹拌し、100℃まで放冷してから、イオン交換水2.5mLに溶解させたイソチオシアン酸カリウム155.49mgを添加し、更に150℃にて4時間撹拌した。反応混合物を室温まで放冷後、減圧にて溶媒を除去し、0.87重量%の炭酸ナトリウム水溶液を加えた。更に室温で撹拌しつつ、0.5N規定の硝酸を少しずつ滴下してpHを3.0にしたところ、析出物があった。これを一晩静置した後、遠心分離して、固体を回収した。回収した固体を、少量のイオン交換水で3回洗浄後、凍結乾燥した。この固体を少量のN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、Sephadex LH−20(市販品、Amersham Biosciences社製)を使用したカラムクロマト法により精製することにより、60mgの生成物を得た。これをH−NMRで分析したところ、上記式(18)で表されるものであることがわかった。
H−NMR(DMSO−d6,298K,270MHz,δ(ppm));δ=9.41(m)、[9.11−8.74(m)、8.33(m)、7.77−7.10(m);COH]、2.42(s,3H)
なお、Sephadex LH−20カラムを使用した精製は、下記の手順によって行った。
市販のSephadex LH−20ゲルを一晩浸漬して膨張させた後、カラム(3×60cm)に充填した。このカラムに400mLのN,N−ジメチルホルムアミドを流した後、0.1重量%の塩化リチウムのN,N−ジメチルホルムアミド溶液300mLを流した。色素の粗生成物の全量を5mLのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解してカラムにロードし、0.1重量%の塩化リチウムのN,N−ジメチルホルムアミド溶液で色素を溶出させた。溶出した色素を回収、減圧にて溶媒を除去した後、水洗で塩化リチウムを除去し、遠心分離にて色素を回収した後、減圧乾燥することにより、精製した色素を得た。
色素増感太陽電池の製造、評価
Solaronix社製酸化チタンペーストTi−Nanoxide D/SP(酸化チタンの平均粒径13nm)を、厚さ1.1mmの導電性ガラス基板(表面にITO(indium−tin−oxide)薄膜を有するガラス基板、抵抗率10Ω/cm)上に塗布し、空気中で500℃にて30分間加熱した。この処理後のガラス基板を、上記で得られた色素を0.2mmol/Lの濃度で含有する水溶液に、室温で12時間浸漬した後、23℃で1時間静置して乾燥し、色素が吸着された酸化チタン層を有するガラス基板を得た。
これとは別に、導電性ガラス基板(抵抗率10Ω/cm)上に白金をスパッタし、対向電極を準備した。
上記で製造した2種類のガラス基板を、それぞれ酸化チタン層および白金層を内側として距離100μmで対向し、その間に0.1mol/Lのヨウ素および1.5mol/Lのヨウ化リチウムを含有するアセトニトリル溶液を仕込み、色素増感太陽電池を製造した。
この色素増感太陽電池に、酸化チタン層を有するガラス基板側から、人工太陽照明灯XC−100A(バイオット社製)を用いて疑似太陽光(1,000W/m)を照射し、光電変換効率を測定したところ、変換効率は5.6%であった。その後、疑似太陽光の照射を継続し、起動開始直後からこの変換効率の値が初期の1/2となるまでの時間を半減時間として測定したところ、967時間であった。
比較例2
実施例5において、色素としてN3色素を用いた他は実施例5と同様に色素増感太陽電池を製造、評価したところ、変化率は4.8%、半減時間は767時間であった。
実施例6
配位子の合成
40gの4,4’−ジメチル−2,2’−ビピリジンを、1Lの98重量%濃硫酸中に撹拌しながら少量ずつ添加し、溶解させた。次いでこの溶液に、溶液温度を65℃以下に保持しつつ、55gの重クロム酸カリウムを少量ずつ添加した。反応混合物を室温(23℃)まで放冷した後、12Lの氷水中に撹拌しながら投入した。撹拌を2時間継続した後、沈殿物を濾取し、水洗した。得られた固体をエーテルに再溶解し、シリカゲルカラムを通過させて精製し、溶媒を除去して3.8gの生成物を得た。この生成物をH−NMRで分析したところ、4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンであることがわかった。
色素の合成
Ru(ジメチルスルホキシド)Clの0.71mmolをN,N−ジメチルホルムアミド30mLに溶解した溶液に、上記で合成した4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンを1.42mmol添加した。混合物を4時間還流した後、2.8gのイソチアン酸カリウムを添加し、更に4時間還流を継続した。
反応混合物を室温(23℃)まで放冷後、減圧にてN,N−ジメチルホルムアミドを除去し、600mLの水を加えた。更に室温で撹拌しつつ、希硝酸を加えてpHを2.5に調整した後、沈殿を濾取した。この固体をメタノールに再溶解し、Sephadex LH−20カラム(市販品、Amersham Biosciences社製)を通過させて精製することにより、0.34gの生成物を得た。H−NMRで分析したところ、この生成物は、下記式(22)で表されるものであることがわかった。この生成物を、「S1」という。
Figure 2005330469
色素増感太陽電池の製造
アセチルアセトン0.4mLとイオン交換水20mLの混合媒体中に、酸化チタン微粒子12gおよび分散剤Triton X−100(市販品、アルドリッチ社製)0.2gを添加し、分散液を調製した。この分散液を、厚さ1mmの導電性ガラス基板(酸化スズ製、抵抗値=10Ω/cm)上に塗布し、空気中において500℃で1時間加熱し、表面に酸化チタン薄膜を有する導電性ガラス基板を得た。このガラス基板を、上記で合成した色素「S1」を濃度0.2mmol/Lで含有するエタノール溶液中に室温で24時間浸漬することにより、透明導電性ガラス上に本発明の色素を化学吸着した酸化物薄膜電極を有する陰極を製造した。
一方、別の導電性ガラス基板(厚さ1mm、酸化スズ製、抵抗値=10Ω/cm)上に白金を蒸着し、陽極を製造した。
更に、アセトニトリル中に0.1mol/Lのヨウ素および0.5mol/Lのヨウ化リチウムを含有する電解質溶液を調製した。
上記陰極と陽極を対向させ、その間に上記電解質溶液を挟持する構造の色素増感太陽電池セルを製造した。
色素増感太陽電池の評価
上記の如く製造した色素増感太陽電池について、ソーラーシミュレーター「WXS−50S−1.5」(WACOM社製)を用いて疑似太陽光を1,000W/mの照度で照射し、初期光電変換効率を測定したところ、6.7%であった。その後引き続き疑似太陽光の照射を継続し、光電変換効率が初期値の二分の一になるまでの時間を半減時間として測定したところ、1,190時間であった。
実施例7
配位子の合成
2mol/Lリチウムジイソプロピルアミドのテトラヒドロフラン溶液11mLにテトラヒドロフラン100mLを添加し、−70℃に冷却した。−70℃において溶液を撹拌しつつ、実施例1の「配位子の合成」工程で合成した4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンの粉末2.0gをゆっくりと添加した。その後−10℃で撹拌を1時間継続し、次いで−10℃において、5.5gの臭化ドデシルを含む100mLのテトラヒドロフラン溶液を滴下した。反応混合物を室温まで昇温し、更に一時間撹拌を継続した。
その後、氷水250mLを添加し、濃塩酸でpHを2.0に調整した。水層をエーテルで抽出し、濃縮、乾燥後、シリカゲルカラムを通過させて精製し、溶媒を除去して1.1gの生成物を得た。この生成物をH−NMRで分析したところ、4−カルボキシ−4’−トリデシル−2,2’−ビピリジンであることがわかった。
色素の合成
実施例6の「色素の合成」において、1.42mmolの4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンの代わりに、上記で合成した4−カルボキシ−4’−トリデシル−2,2’−ビピリジンの1.42mmolを用いた他は、実施例6と略同様にして実施し、0.42gの生成物を得た。H−NMRで分析したところ、この生成物は、下記式(23)で表されるものであることがわかった。この生成物を、「S2」という。
Figure 2005330469
色素増感太陽電池の製造、評価
実施例6の「色素増感太陽電池の製造」において、色素「S1」の代わりに色素「S2」を使用した他は、実施例6と略同様にして、色素増感太陽電池を製造し、実施例6の「色素増感太陽電池の評価」と同様にして評価した。結果を表2に示す。
実施例8
配位子の合成
30gの4,4’−ジカルボキシ−2,2’−ビピリジンおよび500gの塩化チオニルを3時間還流した。未反応の塩化チオニルを除去した後、500mLの塩化メチレン、17gのジエチルアミンおよび1.5gの4−ジメチルアミノピリジンを添加し、室温で24時間撹拌を継続した。次いで、反応混合物を希塩酸で洗浄したのち、シリカゲルカラムにより精製し、溶媒を除去することにより、5.6gの生成物を得た。この生成物をH−NMRで分析したところ、4−カルボキシ−4’−N,N−ジエチルアミノカルボニル−2,2’−ビピリジンであることがわかった。
色素の合成
実施例6の「色素の合成」において、1.42mmolの4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンの代わりに、上記で合成した4−カルボキシ−4’−N,N−ジエチルアミノカルボニル−2,2’−ビピリジンの1.42mmolを用いた他は、実施例6と略同様にして実施し、0.31gの生成物を得た。H−NMRで分析したところ、この生成物は、下記式(24)で表されるものであることがわかった。この生成物を、「S3」という。
Figure 2005330469
色素増感太陽電池の製造、評価
実施例6の「色素増感太陽電池の製造」において、色素「S1」の代わりに色素「S3」を使用した他は、実施例6と略同様にして、色素増感太陽電池を製造し、実施例6の「色素増感太陽電池の評価」と同様にして評価した。結果を表2に示す。
実施例9
配位子の合成
実施例8の「配位子の合成」において、17gのジエチルアミンの代わりに、46gのN−メチルドデシルアミンを使用した他は、実施例8の「配位子の合成」と略同様に実施し、3.2gの生成物を得た。この生成物をH−NMRで分析したところ、4−カルボキシ−4’−N−メチル−N−ドデシルアミノカルボニル−2,2’−ビピリジンであることがわかった。
色素の合成
実施例6の「色素の合成」において、1.42mmolの4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジンの代わりに、上記で合成した4−カルボキシ−4’−N−メチル−N−ドデシルアミノカルボニル−2,2’−ビピリジンの1.42mmolを用いた他は、実施例5と略同様にして実施し、0.39gの生成物を得た。H−NMRで分析したところ、この生成物は、下記式(25)で表されるものであることがわかった。この生成物を、「S4」という。
Figure 2005330469
色素増感太陽電池の製造、評価
実施例6の「色素増感太陽電池の製造」において、色素「S1」の代わりに色素「S4」を使用した他は、実施例6と略同様にして、色素増感太陽電池を製造し、実施例6の「色素増感太陽電池の評価」と同様にして評価した。結果を表2に示す。
Figure 2005330469
実施例10
色素の合成
上記実施例5の「色素の合成」において、4,4’−ジカルボキシ−2,2’−ビピリジン39.08mgの代わりに、4−カルボキシ−4’−メチル−2,2’−ビピリジン(上記実施例5の「配位子の合成」で合成したもの)34.28mgを使用した他は、実施例5の「色素の合成」と同様にして実施し、57mgの生成物を得た。これをH−NMRで分析したところ、上記式(22)で表されるものであることがわかった。
H−NMR(DMSO−d6,298K,270MHz,δ(ppm));δ=9.41(m,1H)、
9.06−8.70(m,5H)、8.27(m,1H,)7.82−7.12(m,5H)、2.68(s,3H)、2.42(s,3H)
色素増感太陽電池の製造、評価
色素として、上記で合成したものを使用した他は上記実施例5の「色素増感太陽電池の製造、評価」と同様にして実施したところ、変換効率は5.3%であり、半減時間は945時間であった。

Claims (6)

  1. 下記式(1)で表わされる色素。
    ML ・・・・・(1)
    ここで、Mは長周期律表上の8乃至10族の元素であり、LおよびLは、互いに独立に、下記式(2)および(3)のそれぞれで表わされる二座配位子のいずれかであり、そしてXおよびXは、互いに独立に、一価の原子団又は一座配位子である。
    Figure 2005330469
    式(2)において、Aはカルボキシル基、スルホン酸基若しくはリン酸基またはこれらの塩に相当する基であり、R、RおよびRは互いに独立に一価の有機基であり、そしてm1およびm2は互いに独立に0乃至3の整数を表す。
    Figure 2005330469
    式(3)において、AおよびAは、互いに独立に、カルボキシル基、スルホン酸基若しくはリン酸基またはこれらの塩に相当する基であり、RおよびRは互いに独立に一価の有機基でありそしてm3およびm4は互いに独立に0乃至3の整数を表す。但し、L、Lの両方が式(3)で表わされる二座配位子のときには、AおよびAが共に、カルボキシル基またはその塩に相当する基であることはないものとする。
  2. 上記式(1)において、LおよびLがいずれも上記式(2)で表わされる二座配位子である請求項1に記載の色素。
  3. 上記式(1)において、Mがルテニウムである請求項1に記載の色素。
  4. 上記式(2)において、Rが炭素数1〜50のアルキル基又は炭素数3〜50のアルキルアミノカルボニル基である請求項1に記載の色素。
  5. 色素増感太陽電池用である請求項1〜4のいずれか一項に記載の色素。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の色素を使用した色素増感太陽電池。
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