JP2005330224A - フルオロアルキル基と炭化水素基を有する分岐型界面活性剤 - Google Patents

フルオロアルキル基と炭化水素基を有する分岐型界面活性剤 Download PDF

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Abstract

【課題】二酸化炭素−水系で使用可能な界面活性剤を提供する
【解決手段】下記の一般式(I)
【化1】
Figure 2005330224

(式中、Rfはエーテル結合を有していてもよいフルオロアルキル基を示し、Rhはアルキル基を示す。X1,X2は同一または異なって二価の連結基を示し、pは0または1であり、qは0または1である。nは1〜10の整数を示す。Mは水素原子、アルカリ金属、1/2アルカリ土類金属またはアンモニウムを示す。)
で表される界面活性剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、フルオロアルキル基と炭化水素基を有する分岐型界面活性剤に関する。
本発明の界面活性剤は、液体、亜臨界または超臨界の二酸化炭素と共に使用することで、化学反応、洗浄、抽出、染色等の溶媒としての機能を向上させることができる。
環境問題の顕在化により、毒性の高い有機溶媒の代わりに、CO2を溶媒として利用する技術が注目されている。またCO2中で化合物を扱うことが出来れば、廃水処理費が大幅に削減できる可能性が有り、化学反応、洗浄、抽出、染色など廃水処理コストの大きい産業分野への応用が特に注目されている。
このような応用のためには、二酸化炭素と水系溶媒を混合するための界面活性剤が必要になる。
分子内に炭化水素基とフッ素化アルキル基の両方を有するハイブリット型のフッ素系化合物としては、H(CF2CF2)n(CH2CH2O)nOOCCH(OSO3Na)CH2COORが感光材料の塗布物性を向上させる添加剤として特許文献1に記載され、H(CF2CF2)nCH2OCH2CH(OSO3Na)Rが感光材料の塗布物性を向上させる添加剤として特許文献2に記載され、H(CF2CF2)nCH2OCH2CH(OSO3Na)CH2ORが感光材料の帯電防止材として特許文献3に記載されている。
一方、二酸化炭素中で高機能を発現する界面活性剤は非常に限られており、フッ素基を有するスルホコハク酸エステルが非特許文献1〜3に報告されている程度であり、二本鎖ないしは枝分かれ構造の疎水性基が必要とされている。また枝分かれ構造でもさらにハイブリット型が高機能であることも知られていた。例えば、非特許文献4にはC715CH(OSO3Na)C715が二酸化炭素中に水を取り込む機能が高いと報告されていた。しかしながらこの化合物は安定性が低いため実用にならなかった。
このため安定で高機能なハイブリット型界面活性剤の合成が近年報告されている(非特許文献5〜8)。しかしながら、これら公知のハイブリット型界面活性剤は二酸化炭素中では充分な機能を発現していない(非特許文献3)。
非特許文献9に報告されたリン酸エステルは二酸化炭素中で高機能を発現しているが、リン酸エステルは加水分解の可能性があり、長期使用時の安定性に課題がある。
特開昭51−32322号公報 特公昭52−26687号公報 特公昭52−26687号公報 Progr、Colloid Polym、Sci. 2000年、115巻、214頁 Langmu1r 2001年、17巻、274頁 Langmuir 2003年、19巻、220頁 Langmuir l994年、10巻、3536頁 Langmuirl995年、11巻、466頁 油化学討論会講演要旨2000年、305頁、306頁 油化学討論会講演要旨2002年、101頁 J.Am.Chem.SOC. 2002年、124巻、6516頁 J.Am.Chem.SOC.2002年,124巻,1834頁
本発明は、二酸化炭素中で水などの極性化合物を取り扱う際に、有効な界面活性剤を提供することを目的とする。
本発明は、以下の界面活性剤を提供するものである。
項1. 下記の一般式(I)
Figure 2005330224
(式中、Rfはエーテル結合を有していてもよいフルオロアルキル基を示し、Rhはアルキル基を示す。X1,X2は同一または異なって二価の連結基を示し、pは0または1であり、qは0または1である。nは1〜10の整数を示す。Mは水素原子、アルカリ金属、1/2アルカリ土類金属またはアンモニウムを示す。)
で表される界面活性剤。
項2. Rfの炭素数が5〜12である請求項1に記載の界面活性剤。
項3. 一般式:Rf(CH2)nOOCCH(SO3M)CH2COORh
(式中、Rf,Rh,n,Mは前記に定義された通りである。)
で表される請求項1または2に記載の界面活性剤。
項4. 一般式:Rf(CH2)nOCCH(SO3M)Rh
(式中、Rf,Rh,n,Mは前記に定義されたとおりである。)
で表される請求項1または2に記載の界面活性剤。
項5. 二酸化炭素と極性化合物を含む溶媒系に添加して使用するための請求項1〜4のいずれかに記載の界面活性剤の使用。
項6. 極性化合物が水である項5に記載の使用。
以下、本発明をより詳細に説明する。
本発明の界面活性剤は、CO2(超臨界、亜臨界又は液体)と水などの極性化合物を混合可能とし、CO2を溶媒として、水などの極性化合物を扱う有機/無機化学反応やめっきなどの電気化学反応、さらには染色、抽出などの効率向上を可能にするものである。
CO2溶媒に混合される極性化合物としては、水、アルコール(メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなど)含水アルコール、DMF,DMSO,ホルムアミド、エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、アセトニトリル、THFなどの水または水と混和可能な有機溶媒、或いは水とこれら有機溶媒との混合溶媒が挙げられ、好ましくは水が挙げられる。さらには金属微粒子、無機塩、有機塩、あるいはリン脂質、糖類、蛋白質、炭水化物などの生体化合物などが挙げられる。
このような界面活性剤は、スルホン酸基を有し、かつ、フルオロアルキル基とアルキル基を1個ずつ有するハイブリッド型の界面活性剤であるのが好ましい。
一般式(I)の界面活性剤において、
Rfはフッ素原子を1個以上有する直鎖または分岐を有するエーテル結合を有していてもよいアルキル基であり、エーテル結合を有していてもよいパーフルオロアルキル基であっても良い。Rfの炭素数は、4〜50であり、Rfがエーテル結合を有しないフルオロアルキル基の場合、炭素数は4〜20,好ましくは5〜18、さらに好ましくは5〜12であり、Rfがエーテル結合を有するフルオロアルキル基の場合、4〜50,好ましくは5〜40、さらに好ましくは5〜35である。
Rfの好ましい具体例としては、エーテル結合を有しないフルオロアルキル基の場合、
CmF2m+1-(nは4〜20の整数を示す、mは1〜10の整数を示す);
HCmF2m-(nは4〜20の整数を示す、mは1〜10の整数を示す);
が例示され、エーテル結合を有するフルオロアルキル基の場合、
CF3 CF (CF3) (CF2)m-(mは4〜20の整数を示す);
CF3CF(CF3)(CF2)mCF(CF3)CF2-(mは4〜20の整数を示す);
CmF2m+1O(CF2CF2O)rCF2- (mは1〜10の整数を示す、rは1〜15の整数を示す);
CmF2m+1O(CF(CF3)CF2O)rCF(CF3)-(mは1〜10の整数を示す、rは1〜15の整数を示す)
HCmF2mO(CF2CF2O)rCF2- (mは1〜10の整数を示す、rは1〜15の整数を示す);
HCmF2mO(CF(CF3)CF2O)rCF(CF3)-(mは1〜10の整数を示す、rは1〜15の整数を示す)
が例示される。
Rhは炭素数3〜18,好ましくは4〜12、より好ましくは4〜10の直鎖または分岐を有するアルキル基である。Rhの好ましい具体例としては、(n-, sec-, iso-, tert-)ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルが例示される:
1,X2で表される二価の連結基としては、O, S, NH,NR 、C=O, C(O)O, OC(O), C(O)S, SC(O), C(O)NH, C(O)NR, NH(O)C, NR(O)C(ここで、Rは C1〜C4の直鎖または分岐を有するアルキル基 )で連結された構造を有し、X1および/またはX2とCH(SO3M)の間にはさらに、フッ素化されていてもよい直鎖又は分枝を有するアルキレン基(例えば、(CH2)m, (CF2)n, CF(CF3), (CF2)n(CH2)など、m、nは1〜3の整数)を介在させてもよい。
1,X2で表される好ましい二価の連結基としては、以下が例示される。
−(CH2)nCOO-(nは0〜4の整数、好ましくは0または1を示す。)
−(CH2)nO-(nは0〜4の整数、好ましくは0または1を示す。)
Mは水素原子、アルカリ金属(Na,K,Li,Cs),1/2アルカリ土類金属(Ca,Mg,Ba)、アンモニウム(NH4),四級アンモニウム(NR4;Rは、C1〜C4の直鎖または分岐を有するアルキル基を表す。)が挙げられる。
CO2親和性部分(Rf)と親水性基(Rh)のバランスとしては、
(Rfの炭素数)/(Rhの炭素数)=1/2〜2/1が好ましく、2/3〜3/2がより好ましい。
本発明の界面活性剤は、市販品であるか、公知の方法(例えば特開昭51−32322号公報)により当業者には容易に製造することが可能である。
本発明での界面活性剤の使用量は、二酸化炭素中で取り扱う極性化合物に対して0.001〜2000wt%程度、好ましくは0.01〜500wt%程度、より好ましくは0.1〜100wt%程度であることが望ましい。界面活性剤の使用量は、通常の2相系での界面活性剤とは異なり、対象とする極性化合物により界面活性剤の重量の方が多くなることがある。例えば、金属塩などを触媒としてCO2中で使用して、化学反応を行う場合などでは、界面活性剤の使用量が100wt%を超えることがある。
本発明の界面活性剤は、CO2(液体、亜臨界、超臨界状態)と水ないしは極性化合物間の2相系で好適に使用される。
本発明によれば、二酸化炭素と相溶性の低い物質である水の二酸化炭素中への高い取り込み性を有するため、二酸化炭素−極性化合物系で使用した場合に、良好な混合状態を実現できる界面活性剤が提供される。
以下、実施例、比較例を用いて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれだけに限定されるものではない。
実施例1〜5
特開昭51−32322号公報の記載に準じて化合物1〜5の合成を行った。
得られた化合物の物性値を以下に示す。
613CH2CH2OOCCH(SO3Na)CH2COOC613
無色アモルファス:lH-NMR(CD3OD):δ 0.90(t, J=6.9Hz, 3H), 1.19-1.50(m, 6H), 1.50-1.75(m, 2H), 2.45-2.79(m, 2H), 2.93-3.27(m, 2H), 4.00-4.22(m, 3H), 4.34-4.50(m, 2H). IR(KBr, cm-1):2968, 1740, 1241, 1209, 1146, 1033.

613CH2CH2OOCCH(SO3Na)CH2COOC817
無色アモルファス:lH-NMR(CD3OD):δ 0.94(t, J=7.3Hz, 3H), 1.27-1.50(m, 10H), 1.50-1.73(m, 2H), 2.45-2.80(m, 2H), 2.94-3.38(m, 2H), 4.00-4.20(m, 3H), 4.33-4.50(m, 2H). IR(KBr, cm-1):2969, 1737, 1241, 1146, 1054.

817CH2CH2OOCCH(SO3Na)CH2COOC1021
無色アモルファス:lH-NMR(CD3OD):δ 0.89(t, J=6.8Hz, 3H),1.15-1.45(m, 14H), 1.50-1.75(m, 2H), 2.45-2.79(m, 2H), 2.94-3.27(m, 2H), 4.02-4.22(m, 3H), 4.36-4.51(m, 2H). IR(KBr, cm-1):2930, 1741, 1245, 1220, 1153, 1055.

817CH2CH2OOCCH(SO3Na)CH2COOC613
無色アモルファス:lH-NMR(CD3OD):δ 0.91(t, J=6.9Hz, 3H), 1.20-1.50(m, 6H), 1.50-1.76(m, 2H), 2.44-2.80(m, 2H), 2.94-3.47(m, 2H), 4.02-4.20(m, 3H), 4.33-4.52(m, 2H).). IR(KBr, cm-1):2967, 1740, 1244, 1210, 1152, 1054.

49CH2CH2OOCCH(SO3Na)CH2COOC49
無色アモルファス:lH-NMR(CD3OD):δ 0.94(t, J=7.3Hz, 3H), 1.25-1.50(m, 2H), 1.50-1.73(m, 2H), 2.45-2.80(m, 2H), 2.94-3.37(m, 2H), 4.02-4.22(m, 3H), 4.33-4.50(m, 2H). IR(KBr, cm-1):2967, 1739, 1229, 1135, 1054.
比較例1〜5
フルオロアルキル基を2個有する化合物(6〜8)はBull.Chem.SOC.Jpn. 1991年、 64巻、3262頁により合成した。また化合物はC4F9IとCH2=CHCH2CH2OHのラジカル付加反応で得られる生成物を、さらにリチウムアルミニウムヒドリドで還元して得られるアルコール体C4F9CH2CH2CH2CH2OH を用いて同様の手法により合成した。さらに化合物10はLangmuir 1994, 10, 3536により合成した。
構造と化合物番号を以下に示す。
H(CF2)4CH2OOCCH(SO3Na)CH2COOCH2(CF2) 4H 6
H(CF2)6CH2OOCCH(SO3Na)CH2COOCH2(CF2) 6H 7
F(CF2)8CH2CH2OOCCH(SO3Na)CH2COOCH2 CH2(CF2) 8F 8
F(CF2)4(CH2)4OOCCH(SO3Na)CH2COO(CH2)4(CF2) 4F 9
C7F15CH(OSO3Na)C7H15 10
化合物9の物性値
無色アモルファス:lH-NMR(CD3OD):δ 1.56-1.90(m, 8H), 2.05-2.38(m, 4H), 2.95-3.28(m, 2H), 4.02-4.30(m, 5H). IR(KBr, cm-1):2968, 1738, 1224, 1134, 1051.

試験例1
実施例および比較例の化合物の機能試験を行った。
(1)W値と水取り込み量の測定方法
図1に示した評価測定装置を使用し、以下の工程1)〜4)に従い、W値と水取り込み量を測定した。
1)可視窓付き耐圧装置(ビューセル)内のaの部分に界面活性剤を二酸化炭素に対して2wt%導入する。
2)二酸化炭素を導入し、表に示した所定の測定圧力、温度にした後、六方バルブからaの部分に水を導入する。
3)可視窓(サファイヤ窓)から内容を目視して、透明均一な状態をもって二酸化炭素に水が溶解していると判定した。
4)透明状態を維持できる最高水導入量と、測定に用いた界面活性剤重量からW値および水取り込み量を算出した。
なお、2)の所定の測定圧力および温度は、以下の表1に示す。
界面活性効果評価(二酸化炭素中への水取り込み能力で判定)
W値=ミセル中の(水分子数/界面活性剤分子数)
水取り込み=界面活性剤1gあたりに二酸化炭素中に溶解した水の重量
Figure 2005330224
これまでは化合物10が、不安定ではあるが高機能であると報告されてきた(Langmuir 1994, 10, 3536)。本発明者が追試したが、他の化合物と同様に50℃で試験を行ったためか、まったく機能を発現できなかった。試験後に試料を回収して機器分析(NMR)により原因を究明しようとした。硫酸エステル部分の加水分解されたものと合わせて、少量であるが非常に複雑なピークが観測された(50℃でも分解が進行したものと考えられる)。実用に対して大きな障害となるものと考えられる。
さらに安定な化合物としては、これまでは化合物7〜8が最も高機能であると報告されてきたが(Langmuir2001年、〜 17巻、274頁;同じく1997年、13巻、6980頁)、本発明では特に化合物1〜4がこれらより機能が上回っている。
さらに化合物9の結果をみると、炭素鎖2本の合計でフッ素鎖と炭化水素鎖それぞれの炭素数が8であっても充分に機能していない。
次に化合物6と分子内に炭化水素基だけを有するスルホコハク酸エステルであるAOT:C8H17OOCCH(SO3Na)CH2COOC8H17 との1対1(モル比)の混合物を検討した.
以下に示すように、化合物6が半モルで機能しているのと同じ結果となった。この結果から、炭化水素基2本を有する化合物とフルオロアルキル基2本を有する化合物を混ぜたのでは機能は得られず、1分子中にフルオロアルキル基と炭化水素基両方を有していなければ、本発明の高機能は発現できないことが判る。
Figure 2005330224
以上の結果から、分子内に一本の炭素数が4より長いフッ素基とそれと同程度の長さの炭化水素鎖の両方を有し、枝分かれ構造のハイブリット型スルホン酸エステルが、二酸化炭素中で水などの極性化合物を取り扱う際に高機能を発現することが判る。
(A)W値の測定装置を示す概略図である。(B)ビューセル詳細図である。

Claims (6)

  1. 下記の一般式(I)
    Figure 2005330224
    (式中、Rfはエーテル結合を有していてもよいフルオロアルキル基を示し、Rhはアルキル基を示す。X1,X2は同一または異なって二価の連結基を示し、pは0または1であり、qは0または1である。nは1〜10の整数を示す。Mは水素原子、アルカリ金属、1/2アルカリ土類金属またはアンモニウムを示す。)
    で表される界面活性剤。
  2. Rfの炭素数が5〜12である請求項1に記載の界面活性剤。
  3. 一般式:Rf(CH2)nOOCCH(SO3M)CH2COORh
    (式中、Rf,Rh,n,Mは前記に定義された通りである。)
    で表される請求項1または2に記載の界面活性剤。
  4. 一般式:Rf(CH2)nOCCH(SO3M)Rh
    (式中、Rf,Rh,n,Mは前記に定義されたとおりである。)
  5. 二酸化炭素と極性化合物を含む溶媒系に添加して使用するための請求項1〜4のいずれかに記載の界面活性剤の使用。
  6. 極性化合物が水である請求項5に記載の使用。

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