JP2005330120A - 蛍石単結晶の熱処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の目的は、残留応力を除去して大口径高均質の蛍石単結晶を得ることである。
【解決手段】 そこで、本発明では、熱処理装置を構成する部材の温度特性や輻射の非線形性に起因する温度誤差を修正し,より高精度の温度制御を行う構成とした。
【選択図】 図1
【解決手段】 そこで、本発明では、熱処理装置を構成する部材の温度特性や輻射の非線形性に起因する温度誤差を修正し,より高精度の温度制御を行う構成とした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蛍石単結晶の熱処理装置に関するものである。特にエキシマレーザーを用いたリソグラフィー装置の光学系に用いる大口径高均質の蛍石単結晶を得るのに適した熱処理装置に関するものである。
近年、半導体集積回路の高集積化にともない、超微細パタ−ン形成への要求がますます高まっている。微細パタ−ンをウェハ上に転写するリソグラフィー装置としては、縮小投影露光装置が多用されている。高集積化するためには、投影レンズの解像度を上げる必要がある。そして、投影レンズの解像力を上げるには、短波長の露光光を用い、投影レンズの開口数を大きく(大口径化)する必要がある。
露光光の短波長化は、g線(波長436nm)、i線(波長365nm)と進んできており、今後は、KrFエキシマレ−ザ−光(波長248nm)、ArFエキシマレ−ザ−光(波長193nm)の使用が有望視されている。i線までの波長域では、光学系に従来の光学レンズを使用することが可能であったが、KrF、ArF各エキシマレ−ザ−光の波長域では、透過率が低く、従来の光学ガラスを使用することは不可能である。このため、エキシマレ−ザ−露光装置の光学系には、短波長光の透過率が高い石英ガラスまたは蛍石を使用するのが一般的になっている。光学系の色収差補正のためには、屈折率の異なる2つ以上の硝材があることが望ましい。
また、ステッパ−投影レンズを構成する各レンズは、極限の面精度で研磨されるが、多結晶になっていると結晶方位によって研磨速度が異なるため、レンズの面精度を確保することが困難になる。更に多結晶の場合には、結晶界面に不純物が偏析し易く、屈折率の均一性を損ねたり、レ−ザ−照射により蛍光を発したりする。このような理由で、エキシマレ−ザ−露光装置の投影レンズでは、大口径高均質の単結晶蛍石が望まれている。
蛍石単結晶は、主にブリッジマン法(坩堝降下法)により製造されている。原料としては、化学合成により作製された高純度原料を使用することが一般的である。蛍石単結晶の製造にあたって、まず、育成装置の内の坩堝に原料を充填し熔融する。次に0.1〜5mm/h程度の速度で坩堝を引き下げ、坩堝の下部から徐々に結晶化させる。
融液を結晶化させる育成装置内には必然的に温度勾配があり、育成された蛍石単結晶には、この温度勾配に起因する歪が生じる。蛍石内に残留応力が有ると、屈折率の不均一性や複屈折を生じ、投影レンズの結像性能の劣化の原因となる。そこで、エキシマレ−ザ−露光装置の投影レンズなど、高均質が要求される蛍石単結晶の場合には、残留応力を除去するために、さらにアニール(熱処理)装置内にて熱処理が施される。つまり、転移温度以上の高温に長時間保ちその後徐冷することにより残留応力を除去する。
蛍石は700℃以上で酸素と反応するため、熱処理は酸素を遮断した環境下で行われる。この熱処理工程では、蛍石単結晶は、熱処理温度で反応しないカーボン容器などの容器に置かれ、そのカーボン容器ごと真空排気が可能な気密容器内に収められ、排気後、気密容器の外部に配置した複数個のヒーターによって、適切な温度スケジュールに従って熱処理が行われる。
熱処理工程の、高温保持時及び徐冷時に蛍石単結晶内に温度ムラが有ると、これがまた残留応力をもたらすので、熱処理中の蛍石単結晶内温度分布を均一に保つことが肝要である。定常状態では各ヒーターの温度あるいはパワーのバランスが蛍石単結晶内温度分布に影響する。徐冷時は更に降温速度が蛍石単結晶内温度分布に影響する。温度ムラによって生じる応力が蛍石の臨界分解せん断応力を超えると塑性変形し残留応力をもたらす。降温速度を遅くすれば温度ムラは減少するが、生産性が悪くなる。従って生産性と蛍石の臨界分解せん断応力の温度依存性を考慮して最適な降温スケジュールが設定される。徐冷時の温度ムラは、降温速度と蛍石単結晶の厚さの二乗に比例するため、蛍石単結晶が大口径化し厚さが増大すると降温速度の影響が大きくなる。よって、最適な降温スケジュールに沿った高精度な温度制御が要求される。
図3は斯かる熱処理装置の断面図とヒーターの制御系を示す図である。図3に於いて、1は気密容器、2はカーボン容器、3は蛍石単結晶、4〜6はヒーター、7〜9は前記ヒーター4〜6の温度をモニターするヒーター温度センサー、10はメインコントローラー、14〜16は温度コントローラーである。
図3の構成に於いて、蛍石単結晶3は気密容器1内のカーボン容器2に置かれ、気密容器1内が排気された後、気密容器1の外部に配置した複数個のヒーター4〜6によって、所定の温度スケジュールに従って熱処理が行われる。先ずメインコントローラー10から所定の温度スケジュールに基づいて温度指令値11〜13が出され、温度コントローラー14〜16に与えられる。温度コントローラー14〜16はヒーター温度センサー7〜9からの温度情報をモニターし温度指令値11〜13と一致するようにヒーター温度を制御する。
特開平9−315893号公報
特開2000−191322号公報
しかしながら、前記従来例では気密容器外部のヒーター温度を制御していたため、気密容器内部にある蛍石単結晶の温度を高精度に制御できず、残留応力を除去して大口径高均質の蛍石単結晶を得ることが困難であるという問題点があった。
本発明の目的は、気密容器内部にある蛍石単結晶の温度を高精度に制御し、残留応力を除去して大口径高均質の蛍石単結晶を得ることができる熱処理装置を提供することにある。
上記の問題点を解決するために、本発明は、蛍石単結晶を入れる第1の容器と、該第1容器を収納する気密容器(第2容器)を有し、該気密容器の外部に配置した複数個のヒーターによって該蛍石単結晶の熱処理を行う熱処理装置において、所定の温度スケジュールに基づいて温度指令値を出すメインコントローラーと、該第1の容器に固定された少なくとも1つの温度センサーと、該温度指令値と該温度センサーからの温度情報に基づき該複数個の各ヒーターへのパワー指令値を出すパワー指令値発生手段と、該パワー指令値に従い該ヒーターのパワーを制御するパワー制御手段を設けた。
以上説明したように、本発明によれば、気密容器内部にある蛍石単結晶の温度を均一性を損なうこと少なく高精度に制御することが可能となり、残留応力を除去して大口径高均質の蛍石単結晶を得ることができる。
本発明によれば、育成された蛍石単結晶は第1の容器に入れられ、気密容器内に収められ、排気後、気密容器の外部に配置した複数個のヒーターによって、所定の温度スケジュールに従って熱処理が行われる。先ずメインコントローラーが該所定の温度スケジュールに基づいて温度指令値を出す。該第1の容器に固定された温度センサーは温度情報をパワー指令値発生手段に返す。該パワー指令値発生手段は該温度指令値と該温度センサーからの温度情報に基づき該複数個の各ヒーターへのパワー指令値をパワー制御手段に出す。該パワー制御手段は該パワー指令値に従い該ヒーターのパワーを制御する。以上の作用により、該第1の容器の温度が該所定の温度スケジュールに従って高精度に制御される。
(第一の実施例)
図1は、本発明の第一の実施例に係わる熱処理装置の断面図とヒーターの制御系を示す図である。図1に於いて、1は気密容器、2はカーボン容器(第1容器)、3は蛍石単結晶、4〜6はヒーター、20はカーボン容器に固定された温度センサー、30はメインコントローラー、32はPID制御装置、34〜36は比例係数乗算器、41〜43はパワーコントローラーである。
図1は、本発明の第一の実施例に係わる熱処理装置の断面図とヒーターの制御系を示す図である。図1に於いて、1は気密容器、2はカーボン容器(第1容器)、3は蛍石単結晶、4〜6はヒーター、20はカーボン容器に固定された温度センサー、30はメインコントローラー、32はPID制御装置、34〜36は比例係数乗算器、41〜43はパワーコントローラーである。
図1の構成に於いて、蛍石単結晶3は気密容器1内のカーボン容器2に置かれ、気密容器1内が排気された後、気密容器1の外部に配置した複数個のヒーター4〜6によって、所定の温度スケジュールに従って熱処理が行われる。先ずメインコントローラー30が該所定の温度スケジュールに基づいて温度指令値31をPID装置32に出す。カーボン容器2に固定された温度センサー20は温度情報をPID装置32に返す。PID装置32は該温度指令値31と該温度センサー20からの温度情報に基づきヒーターに対する総パワー指令値33を算出する。総パワー指令値33は比例係数乗算器34〜36に与えられ、各ヒーターに対する個別のパワー指令値37〜39が算出される。算出された個別のパワー指令値37〜39はパワーコントローラー41〜43に与えられ、パワーコントローラー41〜43はそれぞれヒーター4〜6のパワーを制御する。
以上の作用により、カーボン容器2の温度を該所定の温度スケジュールに従って高精度に制御できる。蛍石単結晶3はカーボン容器2に接触しているので蛍石単結晶3の温度はカーボン容器2の温度に倣い、蛍石単結晶3の温度を該所定の温度スケジュールに従って高精度に制御できる。
比例係数乗算器34〜36の比例係数は、カーボン容器1内の蛍石単結晶3の温度が均一になるように、事前に実験あるいはシミュレーションによって決定しておく。比例係数乗算器34〜36の比例係数を固定して総パワー指令値33を変動させことにより、蛍石単結晶3内の温度の均一性を損なうこと少なく温度の絶対値をシフトさせることが可能である。
(第二の実施例)
図2は、本発明の第二の実施例に係わる熱処理装置の断面図とヒーターの制御系を示す図である。図2に於いて、21〜23はカーボン容器2に固定された温度センサー、51〜53は比例係数指令値、他の符号は図1と同じである。
図2は、本発明の第二の実施例に係わる熱処理装置の断面図とヒーターの制御系を示す図である。図2に於いて、21〜23はカーボン容器2に固定された温度センサー、51〜53は比例係数指令値、他の符号は図1と同じである。
図2の構成に於いて、温度センサー21〜23からカーボン容器2の温度分布情報がメインコントローラー30に返される。メインコントローラー30は該温度分布情報に基づき、総パワー指令値33と比例係数指令値51〜53を算出し、比例係数乗算器34〜36に与える。比例係数乗算器34〜36により、各ヒーターに対する個別のパワー指令値37〜39が算出され、パワーコントローラー41〜43に与えられ、パワーコントローラー41〜43はそれぞれヒーター4〜6のパワーを制御する。
本実施例においては、熱処理装置を構成する部材の温度特性や輻射の非線形性に起因する温度誤差を修正し、より高精度の温度制御ができる。
1 気密容器
2 カーボン容器(第1容器)
3 蛍石単結晶
4,5,6 ヒーター
7,8,9 ヒーター温度センサー
10 メインコントローラー
11,12,13 温度指令値
14,15,16 温度コントローラー
20 温度センサー
21,22,23 温度センサー
30 メインコントローラー
31 温度指令値
32 PID制御装置
33 総パワー指令値
34,35,36 比例係数乗算器
37,38,39 個別パワー指令値
41,42,43 パワーコントローラー
51,52,53 比例係数指令値
2 カーボン容器(第1容器)
3 蛍石単結晶
4,5,6 ヒーター
7,8,9 ヒーター温度センサー
10 メインコントローラー
11,12,13 温度指令値
14,15,16 温度コントローラー
20 温度センサー
21,22,23 温度センサー
30 メインコントローラー
31 温度指令値
32 PID制御装置
33 総パワー指令値
34,35,36 比例係数乗算器
37,38,39 個別パワー指令値
41,42,43 パワーコントローラー
51,52,53 比例係数指令値
Claims (4)
- 蛍石単結晶を入れる第1の容器と、該第1容器を収納する気密容器(第2容器)を有し、該気密容器の外部に配置した複数個のヒーターによって該蛍石単結晶の熱処理を行う熱処理装置において、所定の温度スケジュールに基づいて温度指令値を出すメインコントローラーと、該第1の容器に固定された少なくとも1つの温度センサーと、該温度指令値と該温度センサーからの温度情報に基づき該複数個の各ヒーターへのパワー指令値を出すパワー指令値発生手段と、該パワー指令値に従い該ヒーターのパワーを制御するパワー制御手段を有することを特徴とする蛍石単結晶の熱処理装置。
- 前記パワー指令値発生手段が、総パワー指令値発生手段と各ヒーターへの比例分配手段とから成る請求項1記載の蛍石単結晶の熱処理装置。
- 前記比例分配手段の比例配分値が、前記温度センサーからの温度情報に応じて可変であることを特徴とする請求項2記載の蛍石単結晶の熱処理装置。
- 前記総パワー指令値発生手段が、PID制御装置である請求項2および請求項3記載の蛍石単結晶の熱処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004147565A JP2005330120A (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 蛍石単結晶の熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2004147565A JP2005330120A (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 蛍石単結晶の熱処理装置 |
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| JP2004147565A Withdrawn JP2005330120A (ja) | 2004-05-18 | 2004-05-18 | 蛍石単結晶の熱処理装置 |
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| JP (1) | JP2005330120A (ja) |
-
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- 2004-05-18 JP JP2004147565A patent/JP2005330120A/ja not_active Withdrawn
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