JP2005330116A - カーボン微粒子の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に、バイオマス資源を所定の圧力および温度条件下で加熱して得られた油を有効利用し、2種類の燃焼反応を生じさせることによってカーボン微粒子を瞬時に生成させることができるカーボン微粒子の製造方法及び製造装置を提供する。
【解決手段】 本発明の製造装置1は、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を装入し0.01〜22.1MPaの圧力雰囲気下で250℃超え400℃以下に加熱して油を生成する油化装置3と、この油化装置3で生成した油と酸素含有ガスとの混合割合が異なる2種類の混合物を作製し、両混合物を吹き込んで、一方の混合物を完全燃焼反応を生じさせて二酸化炭素と水蒸気を含有する820℃以上の高温混合ガスを生成させ、かつ、この生成した高温混合ガスを利用して他方の混合物を不完全燃焼反応を生じさせてカーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させる複合反応室4とを具えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を所定の圧力および温度条件下でで加熱して得られた油を有効利用し、2種類の燃焼反応を生じさせることによってカーボン微粒子を瞬時に生成させることができるカーボン微粒子の製造方法及び製造装置に関する。
従来、カーボン微粒子の製造方法は、特許文献1に記載されているように、第1電極と炭素材料を主成分とする第2電極との間に電圧を印加してアーク放電を発生させることによって、カーボン微粒子を製造していた。
特開2002−220215号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたカーボン微粒子の製造方法は、アーク放電を発生させるため、電力消費量が多く、カーボン微粒子の製造コストが高くなるという問題があった。
本発明の目的は、特に、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を所定の圧力および温度条件下で加熱して得られた油を有効利用し、2種類の燃焼反応を生じさせることによってカーボン微粒子を瞬時に生成させることができるカーボン微粒子の製造方法及び製造装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のカーボン微粒子の製造装置は、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を装入し0.01〜22.1MPaの圧力雰囲気下で250℃超え400℃以下に加熱して油を生成する油化装置と、この油化装置で生成した油と酸素含有ガスとの混合割合が異なる2種類の混合物を作製し、両混合物を吹き込んで、一方の混合物を完全燃焼反応を生じさせて二酸化炭素と水蒸気を含有する820℃以上の高温混合ガスを生成させ、かつ、この生成した高温混合ガスを利用して他方の混合物を不完全燃焼反応を生じさせてカーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させる複合反応室とを具えることにある。
また、本発明は、上記第1反応室と第2反応室の代わりに、単一の複合反応室を用い、この複合反応室内に両混合物を吹き込んで、一方の混合物を完全燃焼反応を生じさせて二酸化炭素と水蒸気を含有する820℃以上の高温混合ガスを生成させ、かつ、この生成した高温混合ガスを利用して他方の混合物を不完全燃焼反応を生じさせてカーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させてもよい。
さらに、第2反応室又は複合反応室の供給口に、他方の混合物を3000℃以上の高温に加熱する高温加熱装置を一体的に設けることが好ましい。
さらにまた、第2反応室又は複合反応室で生成した水素ガスを水素燃料電池の原料として用いることがより好適である。
加えて、第2反応室又は複合反応室で生成したカーボン微粒子は、具体的にはカーボンブラック又はナノカーボンである。
また、本発明のカーボン微粒子の製造方法は、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を油化装置に装入し0.01〜22.1MPaの圧力雰囲気下で250℃超え400℃以下に加熱して油を生成し、生成した油と酸素含有ガスとの混合割合が異なる2種類の混合物を作製し、一方の混合物を完全燃焼反応を生じさせて、二酸化炭素と水蒸気を含有する820℃以上の高温混合ガスを生成させるとともに、この生成した高温混合ガスを利用して他方の混合物を不完全燃焼反応を生じさせて、カーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させることにある。
尚、完全燃焼反応と不完全燃焼反応は、別々の反応室内で生じさせても、同一の反応室内で生じさせてもよい。
さらに、酸素含有ガスは、純酸素又は酸素を富化した空気であることが好ましい。
この発明によれば、特に、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を所定の圧力および温度条件下で加熱して得られた油を有効利用し、2種類の燃焼反応を生じさせることによってカーボン微粒子を瞬時に生成させることができるカーボン微粒子の製造方法及び製造装置の提供が可能になった。
本発明に従うカーボン微粒子の製造装置を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の代表的な製造装置のフローチャートを示したものである。
図1に示すカーボン微粒子の製造装置1は、バイオマス資源を貯蔵・保管するバイオマス受入槽2と、バイオマス受入槽2からバイオマス資源を装入し0.01〜22.1MPaの圧力雰囲気下で250℃超え400℃以下に加熱して油を生成する油化装置3と、この油化装置3で生成した油と酸素含有ガスとの混合割合が異なる2種類の混合物を作製し、一方の混合物を吹き込んで完全燃焼反応を生じさせ、かつ、この生成した高温混合ガスを加えた他方の混合物を吹き込んで不完全燃焼反応を生じさせることによって、カーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させる複合反応室4とを具えている。
尚、複合反応室4の代わりに、一方の混合物を吹き込んで完全燃焼反応を生じさせて、二酸化炭素と水蒸気を含有する820℃以上の高温混合ガスを生成させる第1反応室(図示せず)と、この生成した高温混合ガスを加えた他方の混合物を吹き込んで不完全燃焼反応を生じさせることによって、カーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させる第2反応室(図示せず)とを設けることもできる。
また、第1反応室内に導入される一方の混合物は、完全燃焼反応、すなわち、CH+2O→CO+2HOの反応を生じさせて820℃以上の高温ガスを生成するため、前記混合物中の油と酸素の混合割合は、例えば油がメタノールである場合には、モル比で2:1とすることが好適である。
さらに、第2反応室内において、第1反応室内で生成した二酸化炭素と水蒸気を含有する高温混合ガスを加えて導入される他方の混合物は、不完全燃焼反応、すなわち、6CH+7CO+O→10CO+10H+2CO+2HO+C、及び/又は、7CH+8O→5CO+5H+CO+9HO+Cの反応を生じさせて、カーボン微粒子(C)と水素ガス(H)を瞬時に生成するため、前記混合物中の油と酸素の混合割合は、例えば油をメタノールとすると、前者の反応の場合には、モル比で1:1とし、後者の場合には、モル比で2:1とすることが好適である。
また、第2反応室8内の雰囲気は、0kPa(常圧)〜50kPa、1300〜2500℃の範囲、最適には29kPaで2000℃とすることが、カーボン微粒子を高収率で得るため好ましい。
図2は、第1反応室内に導入される一方の混合ガスが完全燃焼反応によって生成した高温混合ガスの温度と、この高温混合ガスを第2反応室内に導入し不完全燃焼反応によって生成する、投入したバイオマス資源(原料)1トンあたりのカーボン微粒子(C)の生成量(kg)との関係を示したものである。
図2から、高温混合ガスの温度が820℃以上になると、カーボン微粒子の生成量が急激に増加するのがわかる。
また、図3は、バイオマス受入槽2からバイオマス資源を油化装置に装入し、温度と圧力を変化させたときの、バイオマス資源(原料)1kgから生成する油の割合(油化率(%))を示したものである。
図3から、圧力が0.01〜22.1MPaの範囲、温度が250℃超え(図3では255℃)の場合に、油化率が50%を超えて高収率の油を生成することができるのがわかる。尚、温度が400℃を超えると、装置コストが高くなるとともに、油の収率が落ちガス化する量が増加するため、温度の上限を400℃とした。
本発明では、上記構成の装置を用いることによって、第2反応室内に供給された油から瞬時(具体的には1/100秒〜1/500秒)にカーボン微粒子が得られる。
尚、複合反応室4を用いる場合には、複合反応室4内で、上述した第1反応室内で生じる完全燃焼反応と第2反応室内で生じる不完全燃焼反応とが同時に生じさせている。
本発明では、上記構成の装置を用いることによって、複合反応室4又は第2反応室内で瞬時(具体的には1/100秒〜1/500秒)にカーボン微粒子が得られる。
また、図1では、原料として投入される他方の混合物を構成する油を、酸素含有ガスと混合する直前に、3000℃以上、好ましくは3000〜5000℃の高温に加熱するための、例えばプラズマ装置のような加熱装置5を設けた場合を示してある。このように他方の混合物を構成する油を予め高温に加熱することによって、その後、生成されたカーボン微粒子は、硬質粒子となり、耐摩耗性を必要とする材料に用いるのが特に好適である。
尚、加熱装置5は、図1では、複合反応室4とは分離した別個の装置として設けた場合を示してあるが、第2反応室や複合反応室4の供給口に一体的に設けてもよい。
また、複合反応室4内への油の導入は、図1に示すように、必要に応じて複数箇所に設けることができる。
加えて、図1では、複合反応室4の排出口に、排出された水素ガスやカーボン微粒子を冷却する冷却室6を設けた場合を示してあるが、この冷却室6も必要に応じて適宜設ければよい。
そして、第2反応室又は複合反応室4で生成した水素ガスは、水素燃料電池の原料として用いることができ、これによれば、バイオマス資源を有効利用することができる。
また、第2反応室又は複合反応室4で生成したカーボン微粒子は、具体的には、カーボンブラック又はナノカーボンであり、カーボンブラックは、タイヤ、インク、塗料等に用いることができ、また、フラーレンやカーボンナノチューブのようなナノカーボンは、エレクトロニクス、医療、化粧品、電池等の分野で用いることができる。
次に、この発明に従うカーボン微粒子の製造方法の一例(図1の場合)を説明する。
まず、バイオマス資源を油化装置に装入し0.01〜22.1MPaの圧力雰囲気下で250℃超え400℃以下に加熱して油を生成する。
次に、生成した油と酸素含有ガスとの混合割合が異なる2種類の混合物を作製する。
その後、複合反応室4内に両混合物を装入して、一方の混合物を完全燃焼反応を生じさせて、二酸化炭素と水蒸気を含有する820℃以上の高温混合ガスを生成させるとともに、この生成した高温混合ガスを利用して他方の混合物を不完全燃焼反応を生じさせて、カーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させて、カーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させればよい。
尚、不完全燃焼反応は、高温混合ガスを加えた他方の混合ガスの他に、5mm以下、好適には1〜5nm以下、最適には2nmの粒径の鉄やコバルトなどの金属又は合金粉末、例えばコバルト−鉄合金やペンタカルボニル鉄粉末を触媒として添加することが、かかる反応を促進する上で好ましい。
本発明の製造装置(図1)を用いてカーボン微粒子の製造を行なったところ、バイオマス資源(原料)1トンから、180kgのカーボン微粒子(粒径:18〜300nmのカーボンブラック)を製造できた。原料として廃棄物等のバイオマス資源を用いているので、原料コストはかからず、よって製造コストが安価であった。
これに対し、アーク放電を利用する従来の製造装置を用いてカーボン微粒子の製造を行なったところ、石油化学燃料1トンに対して、150kgのカーボン微粒子(粒径:18〜300nmのカーボンブラック)を製造できた。しかしながら、原料として石油等の石油化学燃料を用いているので、原料コストが高価になり、これに伴って、製造コストも高価になった。
上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。
この発明によれば、特に、植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を所定の圧力および温度条件下で加熱して得られた油を有効利用し、2種類の燃焼反応を生じさせることによってカーボン微粒子を瞬時に生成させることができるカーボン微粒子の製造方法及び製造装置の提供が可能になった。
本発明に従うカーボン微粒子の製造装置のフローチャートである。 高温混合ガスの温度と、投入したバイオマス資源(原料)1トンあたりのカーボン微粒子(C)の生成量(kg)との関係を示したグラフである。 バイオマス受入槽からバイオマス資源を油化装置に装入し、温度と圧力を変化させたときの、バイオマス資源(原料)1kgから生成する油の割合(油化率(%))を示したグラフである。
符号の説明
1 カーボン微粒子の製造装置
2 バイオマス受入槽
3 油化装置
4 複合反応室
5 高温加熱装置(又はプラズマ装置)
6 冷却室

Claims (9)

  1. 植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を装入し0.01〜22.1MPaの圧力雰囲気下で250℃超え400℃以下に加熱して油を生成する油化装置と、
    この油化装置で生成した油と酸素含有ガスとの混合割合が異なる2種類の混合物を作製し、一方の混合物を吹き込んで完全燃焼反応を生じさせて、二酸化炭素と水蒸気を含有する820℃以上の高温混合ガスを生成させる第1反応室と、
    この生成した高温混合ガスを利用して他方の混合物を吹き込んで不完全燃焼反応を生じさせることによって、カーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させる第2反応室と、
    を具えることを特徴とするカーボン微粒子の製造装置。
  2. 植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を装入し0.01〜22.1MPaの圧力雰囲気下で250℃超え400℃以下に加熱して油を生成する油化装置と、
    この油化装置で生成した油と酸素含有ガスとの混合割合が異なる2種類の混合物を作製し、両混合物を吹き込んで、一方の混合物を完全燃焼反応を生じさせて二酸化炭素と水蒸気を含有する820℃以上の高温混合ガスを生成させ、かつ、この生成した高温混合ガスを利用して他方の混合物を不完全燃焼反応を生じさせてカーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させる複合反応室と、
    を具えることを特徴とするカーボン微粒子の製造装置。
  3. 第2反応室又は複合反応室の供給口に、他方の混合物を3000℃以上の高温に加熱する高温加熱装置を一体的に設ける請求項1又は2記載のカーボン微粒子の製造装置。
  4. 第2反応室又は複合反応室で生成した水素ガスを水素燃料電池の原料として用いる請求項1、2又は3記載のカーボン微粒子の製造装置。
  5. 第2反応室又は複合反応室で生成したカーボン微粒子は、カーボンブラック又はナノカーボンである請求項1、2又は3記載のカーボン微粒子の製造装置。
  6. 植物、畜産物、魚介類またはそれらの廃棄物、あるいは生ゴミや畜産物の糞などの汚物を含むバイオマス資源を油化装置に装入し0.01〜22.1MPaの圧力雰囲気下で250℃超え400℃以下に加熱して油を生成し、生成した油と酸素含有ガスとの混合割合が異なる2種類の混合物を作製し、一方の混合物を完全燃焼反応を生じさせて、二酸化炭素と水蒸気を含有する820℃以上の高温混合ガスを生成させるとともに、この生成した高温混合ガスを利用して他方の混合物を不完全燃焼反応を生じさせて、カーボン微粒子と水素ガスを瞬時に生成させることを特徴とするカーボン微粒子の製造方法。
  7. 完全燃焼反応と不完全燃焼反応を別々の反応室内で生じさせる請求項6記載のカーボン微粒子の製造方法。
  8. 完全燃焼反応と不完全燃焼反応を同一の反応室内で生じさせる請求項6記載のカーボン微粒子の製造方法。
  9. 酸素含有ガスは、純酸素又は酸素を富化した空気である請求項6、7又は8記載のカーボン微粒子の製造方法。

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