JP2005330036A - エレベータセキュリティシステム及び該システムで用いられる通知方法 - Google Patents

エレベータセキュリティシステム及び該システムで用いられる通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 エレベータを利用する際に、利用者の利便性を損なうことなく、利用者がエレベータの利用を許可されていない場合に、管理者側や利用者側へ通知するようにする。
【解決手段】 エレベータ1は、携帯通信端末3と短距離無線2を介して接続すると共に、管理サーバ5とインターネット4を介して接続するための通信接続部18と、携帯通信端末1からのIDを受信するID受信手段12bと、IDを管理サーバ5に送信する第2ID送信手段12cとを備え、管理サーバ5は、エレベータ1毎にエレベータ1の利用が許可されたIDを登録したデータベース53と、エレベータ1からのIDを受信してデータベース53に登録済であるか検査するID検査手段52aと、検査結果が未登録である場合に未登録情報をエレベータ1に送信する未登録情報送信手段52bとを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、エレベータセキュリティシステム及び該システムで用いられる通知方法に係り、詳しくは、エレベータの利用が許可された正当利用者の携帯通信端末に記憶されたID(IDentifier)を、前記正当利用者を管理する管理サーバに予め登録しておき、ある者が、前記エレベータを利用する際に、当該ある者が携行する携帯通信端末のIDを受信して、該IDが前記管理サーバに登録済みであるか否かを検査し、未登録の場合に該検査結果を前記ある者側に通知するエレベータセキュリティシステム及び該システムで用いられる通知方法に関する。
エレベータを利用する乗客を対象としたセキュリティシステムとして、エレベータ内部に監視用カメラを設置し、撮影した乗客の画像を保存して、適時に保存した画像を確認することが行われている。また、随時に監視用カメラからの乗客の画像を確認することも行われている。しかしながら、何れも、画像を確認する必要があるため、そのためのコストを要するという、問題がある。また、帽子やサングラスやマスク等を使用する乗客の場合は、画像による個人判別が困難であり、中には、これらを使用することによって、個人判別が困難になることを意図としない乗客もいるため、一概にエレベータの利用を拒否することはできないという、問題もある。
また、IDカードや特殊キー等を利用して、エレベータを利用する乗客を事前に確認し、条件が一致しない乗客を制限することが行われている。この場合は、エレベータを利用する際に、利用するエレベータに適合するIDカードや特殊キー等を携帯する必要があり、利用するエレベータが増えるにつれて、携帯しなければならないIDカードや特殊キー等の種類や数が増え、乗客にとって、これらを使い分けることは不便である。
また、この解決策として、網膜感知器を利用して乗客の網膜を判定することが行われているが、エレベータを利用する度毎に、乗客側で感知器へ網膜の入力を行う必要があり、エレベータを利用する多数の乗客が同時に集まった場合は、感知器の前に乗客の待ち行列が発生し、乗客側の利便性が損なわれるという、問題がある。
また、この種の従来技術としては、特許文献1乃至7等に記載のものが知られている。まず、特許文献1に記載の「IC(Integrated Circuit)情報利用システム」は、利用者がエレベータを利用する際に、利用者が携帯するICカードから得られた個人情報に基づいて、データベースに蓄積された情報を選択し、その情報をエレベータの乗り場や乗りかご内に設置されたモニタに表示する。このことにより、利用者共通の情報ではなく、利用者毎に有用な情報だけを表示することができる構成となっている。
次に、特許文献2に記載の「エレベータサービスシステム」は、エレベータホールとエレベータのカゴ内との利用者の携帯装置から行き先階を含む個人情報を受信し、受信した個人情報に基づいて、利用者の携帯装置に対して各種情報を提供する。このことにより、混雑したカゴ内で行き先階ボタンを操作することなく行き先階に到達することができ、行き先方向に向かうカゴ内の混雑率や搭乗者名や利用者に応じた広告等の情報を提供することができる構成となっている。
また、特許文献3に開示の「エレベータシステム」は、エレベータの利用者の携帯端末から、予め入力された乗車階/降車階情報を記憶する管理装置を設け、携帯端末から行き/帰り情報が入力されると、管理装置に記憶された乗車階/降車階情報に基づいて、エレベータの運行を制御する。このことにより、ビル管理部門の負荷を軽減すると共に、利用者が携帯端末を操作する回数を削減することができる構成となっている。
また、特許文献4に開示の「エレベータの呼び出し方法および呼び出し装置」は、エレベータの内部と外部とに操作ボタンが設けられていないエレベータにおいて、携帯電話から基地局と交換機とを介して、エレベータを利用する資格をチェックするコンピュータに資格情報を入力し、コンピュータは、入力した資格情報に基づいて資格をチェックして、資格の有無を携帯電話に通知し、携帯電話は、資格有りの通知によりコンピュータに呼出し階情報を入力し、コンピュータは、エレベータ運転制御装置に呼出し階へのエレベータ運転を指令する。このことにより、資格のある人だけがエレベータを利用することができ、第3者は、エレベータを利用することができない構成となっている。
また、特許文献5に開示の「エレベータセキュリティシステム」は、網膜検知機から入力されたデータと予めデータベースに登録されているデータとをチェックし、一致していれば呼びを登録し、平常運転を行う。一致していなければ侵入者がいることを監視盤へ表示すると共に警報ブザーを鳴らし、侵入者が操作した階は不停止とする。このことにより、エレベータの乗客を制限することができる構成となっている。
また、特許文献6に開示の「入退場管理システム」は、作業員がエレベータを利用する際に、作業員が携帯する識別カードの識別情報とパソコンに予め登録されている作業員の識別情報とを照合し、ゲートの施錠装置の開錠の可否を判別する。このことにより、部外者の入場を阻止することができる構成となっている。
また、特許文献7に開示の「エレベータの呼び登録方法」は、エレベータのかご内で呼び釦が操作された際に指紋と呼び釦とを記憶し、新たな呼び釦が操作された際に、記憶した指紋と新たな呼び釦が操作された際の指紋とを照合して、指紋が同一である場合に、記憶した呼び釦を打ち消して新たな呼び釦を登録する。また、呼び釦が操作された際に指紋を記憶し、新たな呼び釦が操作された際に、記憶した指紋と新たな呼び釦が操作された際の指紋とを照合して、指紋が同一である場合に、新たな呼び釦の登録を阻止して、記憶した呼び釦のみを登録する。このことにより、誤った呼びやいたずらの呼びがなされた場合、無駄な走行や無駄な停止を防止することができる構成となっている。
特開2002−324218号公報(第1−6頁) 特開2003−312947号公報(第1−11頁) 特開2004−059297号公報(第1−11頁) 特開平7−321936号公報(第1−9頁) 特開平8−337368号公報(第1−3頁) 特許第2743040号公報(第1−5頁) 特公平7−047443号公報(第1−10頁)
ところで、特許文献1、2及び3の構成にあっては、エレベータの利用者に対する情報提供や行き先階の指定を自動化することを目的としたものである。
次に、特許文献4の構成にあっては、エレベータを利用する度毎に携帯電話から資格情報を入力する必要があり、利用者の利便性が損なわれることと、エレベータの未許可利用者(不正利用者)が許可利用者(正当利用者)と同時にエレベータに搭乗した場合や、正当利用者と同じ階を利用した場合は、不正利用者をチェックすることができない、という欠点がある。
また、特許文献5の構成にあっては、エレベータを利用する度毎に網膜検知機からデータを入力する必要があり、利用者の利便性が損なわれることと、侵入者が網膜検知機から入力されたデータが一致した利用者と共に同じ階に侵入することができる、という欠点がある。
また、特許文献6の構成にあっては、部外者が識別カードを携帯した作業員と同時にエレベータに搭乗した場合は、部外者の入場を阻止することができない、という欠点がある。
また、特許文献7の構成にあっては、誤った呼びやいたずらの呼びがなされた場合、無駄な走行や無駄な停止を防止することを目的とするものである。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、エレベータを利用する際に、利用するエレベータ毎に、携帯するIDカードや特殊キー等を使い分けることなく、また、多数の利用者が同時にエレベータの前に集まった場合でも、その利用者の利便性を損なうことなく、利用者がエレベータの利用を許可された正当利用者であるか否かを検査し、不正利用者である場合に、その建物の管理者側や不正利用者側へ通知するエレベータセキュリティシステム及び該システムで用いられる通知方法を提供することを目的としている。
また、携帯通信端末を携帯していても未許可の不正利用者や携帯通信端末を携帯していない不正利用者でも、利用禁止以外の階を利用することができるエレベータセキュリティシステム及び該システムで用いられる通知方法を提供することを目的としている。
また、携帯通信端末を携帯していない不正利用者が正当利用者と同時にエレベータに搭乗した場合や、許可利用者(正当利用者)と同じ階を利用した場合でも、携帯通信端末を携帯していない不正利用者をチェックすることができるエレベータセキュリティシステム及び該システムで用いられる通知方法を提供することを目的としている。
また、エレベータのカゴ内に未許可利用者(不正利用者)や携帯通信端末を携帯していない不正利用者が搭乗した場合は、ドアを開けた状態にして、エレベータの運転を停止することができるエレベータセキュリティシステム及び該システムで用いられる通知方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、エレベータの利用が許可された正当利用者の携帯通信端末に記憶されたID(IDentifier)を、前記正当利用者を管理する管理サーバに予め登録しておき、ある者が、前記エレベータを利用する際に、当該ある者が携帯する携帯通信端末のIDを受信して、該IDが前記管理サーバに登録済みであるか否かを検査し、未登録の場合に該検査結果を前記ある者側に通知するエレベータセキュリティシステムに係り、
前記エレベータは、前記携帯通信端末と第1通信ネットワークを介して接続すると共に、前記管理サーバと第2通信ネットワークを介して接続するための通信接続部と、前記携帯通信端末からの前記IDを受信するためのID受信手段と、前記ID受信手段で受信した前記IDを前記管理サーバに送信するためのID送信手段とを備え、
前記管理サーバは、前記エレベータ毎に、該エレベータの利用が許可された前記IDを含むID情報を少なくとも登録したデータベースと、前記エレベータからの前記IDを受信して、該IDが前記データベースの前記ID情報に登録済であるか否かを検査するためのID検査手段と、前記ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、当該IDが未登録である旨の未登録情報を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための未登録情報送信手段とを備えてなることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のエレベータセキュリティシステムに係り、前記データベースには、前記エレベータ毎に、前記携帯通信端末を携帯していない前記ある者が利用できない階を含む利用禁止階情報が登録されており、前記エレベータには、該エレベータのカゴが停止している停止階を検知するための停止階検知手段が付加されており、前記ID受信手段には、前記停止階検知手段で検知した前記停止階が前記データベースの前記利用禁止階情報に登録済みである場合にのみ、当該携帯通信端末からの前記IDを受信することが付加されていることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のエレベータセキュリティシステムに係り、前記エレベータには、表示部と、前記管理サーバからの前記未登録情報を受信して、該未登録情報を前記表示部に表示するための未登録情報表示手段とが付加されていることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載のエレベータセキュリティシステムに係り、前記エレベータには、前記ある者が当該エレベータに搭乗する際に、該ある者の搭乗を検知して搭乗人数を集計するための搭乗人数集計手段と、前記ID受信手段で受信した前記IDの受信件数を集計するための受信件数集計手段と、前記搭乗人数と前記受信件数とを比較し、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記携帯通信端末の不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を前記表示部に表示するための不携帯情報表示手段とが付加されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載のエレベータセキュリティシステムに係り、前記管理サーバには、前記ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、開扉信号を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための開扉信号送信手段が付加されており、前記エレベータには、前記管理サーバからの前記開扉信号を受信した場合、又は/及び、前記搭乗人数が前記受信件数より少ない場合に、当該ドアを開いた状態に制御するための開扉制御手段が付加されていることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載のエレベータセキュリティシステムに係り、前記管理サーバは、前記エレベータの管理者側の管理端末と前記第2通信ネットワークを介して更に接続され、前記未登録情報送信手段には、前記ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、前記未登録情報を前記管理端末又は/及び当該IDに属する前記携帯通信端末に送信することが付加されており、前記不携帯情報表示手段には、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記不携帯情報を前記管理端末に送信することが付加されていることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、エレベータの利用が許可された正当利用者の携帯通信端末に記憶されたID(IDentifier)を、前記正当利用者を管理する管理サーバに予め登録しておき、ある者が、前記エレベータを利用する際に、当該ある者が携帯する携帯通信端末のIDを受信して、該IDが前記管理サーバに登録済みであるか否かを検査するエレベータセキュリティシステムで用いられ、前記検査結果が未登録の場合に該検査結果を前記ある者側に通知するエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法に係り、前記管理サーバのデータベースに、予め、前記エレベータ毎に、該エレベータの利用が許可された前記IDを含むID情報を登録するためのID登録ステップと、前記携帯通信端末からの前記IDを受信するためのID受信ステップと、前記ID受信ステップで受信した前記IDを前記管理サーバに送信するためのID送信ステップと、前記エレベータからの前記IDを受信して、該IDが前記データベースの前記ID情報に登録済であるか否かを検査するためのID検査ステップと、前記ID検査ステップでの検査結果が未登録である場合に、当該IDが未登録である旨の未登録情報を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための未登録情報送信ステップとを実行することを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法に係り、前記データベースに、予め、前記エレベータ毎に、前記携帯通信端末を携帯していない前記ある者が利用できない階を含む利用禁止階情報を登録するための利用禁止階情報登録ステップと、前記エレベータのカゴが停止している停止階を検知するための停止階検知ステップとを実行し、前記ID受信ステップには、前記停止階検知ステップで検知した前記停止階が前記データベースの前記利用禁止階情報に登録済みである場合にのみ、当該携帯通信端末からの前記IDを受信するステップを実行するが付加されていることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項7又は8記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法に係り、前記管理サーバからの前記未登録情報を受信して、該未登録情報を前記エレベータの表示部に表示するための未登録情報表示ステップを実行することを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項9記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法に係り、前記ある者が当該エレベータに搭乗する際に、該ある者の搭乗を検知して搭乗人数を集計するための搭乗人数集計ステップと、前記ID受信ステップで受信した前記IDの受信件数を集計するための受信件数集計ステップと、前記搭乗人数と前記受信件数とを比較し、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記携帯通信端末の不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を前記表示部に表示するための不携帯情報表示ステップとを実行することを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、請求項10記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法に係り、前記ID検査ステップでの検査結果が未登録である場合に、開扉信号を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための開扉信号送信ステップと、前記管理サーバからの前記開扉信号を受信した場合、又は/及び、前記搭乗人数が前記受信件数より少ない場合に、当該ドアを開いた状態に制御するための開扉制御ステップとを実行することを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、請求項10又は11記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法に係り、前記管理サーバは、前記エレベータの管理者側の管理端末と前記第2通信ネットワークを介して更に接続され、前記未登録情報送信ステップには、前記ID検査ステップでの検査結果が未登録である場合に、前記未登録情報を前記管理端末又は/及び当該IDに属する前記携帯通信端末に送信するステップを実行することが付加されており、前記不携帯情報表示ステップには、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記不携帯情報を前記管理端末に送信するステップを実行することが付加されていることを特徴としている。
この発明の構成によれば、エレベータは、該エレベータの利用が許可された正当利用者の携帯通信端末と第1通信ネットワークを介して接続すると共に、正当利用者/不正利用者を管理する管理サーバと第2通信ネットワークを介して接続するための通信接続部と、前記携帯通信端末に記憶されたIDを受信するためのID受信手段と、前記ID受信手段で受信した前記IDを前記管理サーバに送信するためのID送信手段とを備え、前記管理サーバは、前記エレベータ毎に、該エレベータの利用が許可された前記IDを含むID情報を少なくとも登録したデータベースと、前記エレベータからの前記IDを受信して、該IDが前記データベースの前記ID情報に登録済であるか否かを検査するためのID検査手段と、前記ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、当該IDが未登録である旨の未登録情報を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための未登録情報送信手段とを備えた構成としているので、エレベータを利用する際に、利用するエレベータ毎に、携帯するIDカードや特殊キー等を使い分けることなく、また、多数の利用者が同時にエレベータの前に集まった場合でも、その利用者の利便性を損なうことなく、利用者がエレベータの利用を許可された利用者であるか否かを検査し、許可されていない不正利用者である場合に、不正利用者側へ通知することができる。
また、この発明の別の構成によれば、前記データベースには、前記エレベータ毎に、前記携帯通信端末を携帯していない不正利用者が利用できない階を含む利用禁止階情報を登録し、前記エレベータには、該エレベータのカゴが停止している停止階を検知するための停止階検知手段を付加し、前記ID受信手段には、前記停止階検知手段で検知した前記停止階が前記データベースの前記利用禁止階情報に登録済みである場合にのみ、当該携帯通信端末からの前記IDを受信することを付加する構成としているので、携帯通信端末を携帯していても未許可の不正利用者や携帯通信端末を携帯していない不正利用者でも、利用禁止以外の階を利用することができる。
また、この発明の別の構成によれば、前記エレベータには、表示部と、前記管理サーバからの前記未登録情報を受信して、該未登録情報を前記表示部に表示するための未登録情報表示手段とを付加する構成としているので、エレベータの未許可利用者(不正利用者)がエレベータに搭乗した場合は、表示部にIDが未登録である旨の未登録情報を表示して、エレベータの利用者全員に未許可利用者が搭乗していることを通知すると共に、エレベータの利用にあたって、その利用者は、携帯通信端末のIDを事前に登録する必要があることを通知することができる。
また、この発明の別の構成によれば、前記エレベータには、前記利用者が当該エレベータに搭乗する際に、該利用者の搭乗を検知して搭乗人数を集計するための搭乗人数集計手段と、前記ID受信手段で受信した前記IDの受信件数を集計するための受信件数集計手段と、前記搭乗人数と前記受信件数とを比較し、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記携帯通信端末の不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を前記表示部に表示するための不携帯情報表示手段とを付加する構成としているので、携帯通信端末を携帯していない不正利用者が正当利用者と同時にエレベータに搭乗した場合や、正当利用者と同じ階を利用した場合でも、携帯通信端末を携帯していない不正利用者をチェックすることができる。
また、この発明の別の構成によれば、前記管理サーバには、前記ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、開扉信号を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための開扉信号送信手段を付加し、前記エレベータには、前記管理サーバからの前記開扉信号を受信した場合、又は/及び、前記搭乗人数が前記受信件数より少ない場合に、当該ドアを開いた状態に制御するための開扉制御手段が付加する構成としているので、エレベータのカゴ内に未許可利用者(不正利用者)や携帯通信端末を携帯していない不正利用者が搭乗した場合は、ドアを開けた状態にして、エレベータの運転を停止することができる。
また、この発明の別の構成によれば、前記管理サーバは、前記エレベータの管理者側の管理端末と前記第2通信ネットワークを介して更に接続し、前記未登録情報送信手段には、前記ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、前記未登録情報を前記管理端末又は/及び当該IDに属する前記携帯通信端末に送信することを付加し、前記不携帯情報表示手段には、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記不携帯情報を前記管理端末に送信することを付加する構成としているので、エレベータのカゴ内に未許可利用者(不正利用者)が搭乗している場合は、管理端末や携帯通信端末にIDが未登録である旨の未登録情報を送信し、携帯通信端末を携帯していない不正利用者が搭乗した場合は、管理端末に不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を送信し、異常を通知することができる。
エレベータを利用する際に、その利用者の利便性を損なうことなく、利用者がエレベータの利用を許可された利用者であるか否かを検査し、許可された利用者でない場合に、その建物の管理者側や利用者側へ通知する目的を、エレベータは、該エレベータの利用が許可された利用者の携帯通信端末と短距離無線(第1通信ネットワーク)を介して接続すると共に、利用者を管理する管理サーバとインターネット(第2通信ネットワーク)を介して接続するための通信接続部と、表示部と、エレベータのカゴが停止している停止階を検知するための停止階検知手段と、停止階検知手段で検知した停止階がデータベースの利用禁止階情報に登録済みである場合にのみ、携帯通信端末からのIDを受信するためのID受信手段と、ID受信手段で受信したIDを管理サーバに送信するためのID送信手段と、管理サーバからの未登録情報を受信して、未登録情報を表示部に表示するための未登録情報表示手段と、利用者がエレベータに搭乗する際に、利用者の搭乗を検知して搭乗人数を集計するための搭乗人数集計手段と、ID受信手段で受信したIDの受信件数を集計するための受信件数集計手段と、搭乗人数と受信件数とを比較し、搭乗人数より受信件数が少ない場合に、携帯通信端末の不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を表示部と管理端末とに表示するための不携帯情報表示手段と、管理サーバからの開扉信号を受信した場合と搭乗人数が受信件数より少ない場合とに、ドアを開いた状態に制御するための開扉制御手段とを備え、管理サーバは、エレベータ毎に、エレベータの利用が許可された携帯通信端末のIDを含むID情報と、エレベータ毎に、携帯通信端末を携帯していない不正利用者が利用できない階を含む利用禁止階情報とを登録したデータベースと、エレベータからのIDを受信して、受信したIDがデータベースのID情報に登録済であるか否かを検査するためのID検査手段と、ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、受信したIDが未登録である旨の未登録情報を受信したIDの送信元に属するエレベータと管理端末と受信したIDに属する携帯通信端末とに送信するための未登録情報送信手段と、ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、開扉信号を受信したIDの送信元に属するエレベータに送信するための開扉信号送信手段とを備えることによって実現した。
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説明する。
図1は、この発明の実施例であるエレベータセキュリティシステムの構成を示すブロック図である。まず、システムの全体構成から説明する。
この例のエレベータセキュリティシステムは、同図に示すように、エレベータ1と、エレベータ1に短距離無線(第1通信ネットワーク)2を介して接続されるエレベータ1の利用者の携帯電話機等の携帯通信端末3と、エレベータ1にインターネット(第2通信ネットワーク)4を介して接続されるエレベータ1の利用が許可された正当利用者を管理する管理サーバ5と、管理サーバ5にインターネット4を介して接続されるエレベータ1の管理者側のパソコン等の管理端末6とから構成されている。また、携帯通信端末3は、管理サーバ5とインターネット4を介して接続されている。
次に、システムの各部について説明する。
エレベータ1は、図2が示すように、装置各部を制御するCPU(Central Processing Unit)からなる制御部11、携帯通信端末3と管理サーバ5との情報の送受信を行うために必要な各種手段(プログラム)が記憶されるROM(Read Only Memory)やその他の記憶媒体からなるロジック部12、搭乗人数や利用者の携帯通信端末3の電話番号等のID(IDentifier)の受信件数の集計値を一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)やその他の記憶媒体からなるメモリ部13、ドア14、カゴが停止している停止階をセンサによって検知する停止階検知部15、カゴに搭乗する利用者をセンサによって検知する搭乗検知部16、未登録情報や不携帯情報等を表示する表示部17、携帯通信端末3と短距離無線2を介して双方向通信を行うための短距離無線通信部(通信接続部)18a、管理サーバ5とインターネット4を介して双方向通信を行うための無線通信部(通信接続部)18b等から構成される。ロジック部12には、エレベータのカゴが停止している停止階を検知する停止階検知手段12a、停止階検知手段12aで検知した停止階が管理サーバ5のデータベース53の利用禁止階情報に登録済みである場合にのみ、携帯通信端末3からのIDを受信するID受信手段12b、ID受信手段12bで受信したIDを管理サーバ5に送信する第2ID送信手段(ID送信手段)12c、管理サーバ5からの未登録情報を受信して、未登録情報を表示部17に表示する未登録情報表示手段12d、利用者がエレベータ1に搭乗する際に、利用者の搭乗を検知して搭乗人数を集計する搭乗人数集計手段12e、ID受信手段12bで受信したIDの受信件数を集計するための受信件数集計手段12fと、搭乗人数と受信件数とを比較し、搭乗人数より受信件数が少ない場合に、携帯通信端末3の不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を表示部17と管理端末6とに表示する不携帯情報表示手段12g、管理サーバ5からの開扉信号を受信した場合と搭乗人数が受信件数より少ない場合とに、ドア14を開いた状態に制御する開扉制御手段12h等の各種プログラムが格納されている。上記各種プログラムは、必要に応じて制御部11に読み込まれ、制御部11の動作を制御する。制御部11は、各種プログラムの制御により後述の処理を実行する。
上記携帯通信端末3は、携帯電話機等の端末であり、図3が示すように、装置各部を制御するCPUからなる制御部31、エレベータ1と管理サーバ5との情報の送受信を行うために必要な各種手段(プログラム)が記憶されるROMやその他の記憶媒体からなるロジック部32、電話番号等のIDを一時記憶するためのRAMやその他の記憶媒体からなるメモリ部33、表示部34、入力部35、エレベータ1と短距離無線2を介して双方向通信を行うための短距離無線通信部36、管理サーバ5とインターネット4を介して双方向通信を行うための無線通信部37等から構成される。ロジック部32には、エレベータ1に短距離無線2を介してIDを送信する第1ID送信手段32a等の各種プログラムが格納されている。上記各種プログラムは、必要に応じて制御部31に読み込まれ、制御部31の動作を制御する。制御部31は、各種プログラムの制御により後述の処理を実行する。
管理サーバ5は、図4が示すように、装置各部を制御するCPUからなる制御部51、インターネット4を介してエレベータ1と携帯通信端末3と管理端末6との情報の送受信を行うために必要な各種手段(プログラム)が登録するライブラリ52、エレベータ毎に、エレベータの利用が許可された携帯通信端末3のIDを含むID情報や、エレベータ毎に、携帯通信端末を携帯していない不正利用者が利用できない階を含む利用禁止階情報等の情報を登録するデータベース53等から構成される。ライブラリ52には、エレベータ1からのIDを受信して、受信したIDがデータベース53のID情報に登録済であるか否かを検査するためのID検査手段52aと、ID検査手段52aでの検査結果が未登録である場合に、受信したIDが未登録である旨の未登録情報を受信したIDの送信元に属するエレベータ1と管理端末6と受信したIDに属する携帯通信端末3とに送信するための未登録情報送信手段52bと、ID検査手段52aでの検査結果が未登録である場合に、開扉信号を受信したIDの送信元に属するエレベータ1に送信するための開扉信号送信手段52c等の各種プログラムが格納されている。上記各種プログラムは、必要に応じて制御部51に読み込まれ、制御部51の動作を制御する。制御部51は、各種プログラムの制御により後述の処理を実行する。
図5は、エレベータセキュリティシステムの動作を説明するためのフローチャートである。この図を参照して、このエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法について説明する。
エレベータ1の停止階検知手段12aは、エレベータ1のカゴが停止している停止階を停止階検知部15を介して検知する(ステップS1)。
次に、エレベータ1のID受信手段12bは、無線通信部18bを介して、管理サーバ5のデータベース53にアクセスして、停止階検知手段12aで検知した停止階がデータベース53の利用禁止階情報に登録済みであるか否かをチェックし、登録済みである場合にのみ、次のステップS3へ進み、未登録の場合は、ステップS1へ戻る(ステップS2)。
利用者がエレベータ1に搭乗した際に、携帯通信端末3の第1ID送信手段32aは、短距離無線通信部36を介して、エレベータ1に対して携帯電話機1のメモリ部33に記憶されているIDを送信する(ステップS3)。
次に、エレベータ1のID受信手段12bは、短距離無線通信部18aを介して、携帯通信端末3からのIDを受信する(ステップS4)。
次に、エレベータ1の第2ID送信手段12cは、無線通信部18bを介して、ID受信手段12bで受信したIDを管理サーバ5に送信する(ステップS5)。
次に、管理サーバ5のID検査手段52aは、インターネット4を介して、エレベータ1からのIDを受信して、受信したIDがデータベース53のID情報に登録済であるか否かを検査する(ステップS6)。
次に、管理サーバ5の未登録情報送信手段52bは、ID検査手段52aでの検査結果が未登録である場合に、インターネット4を介して、受信したIDが未登録である旨の未登録情報を受信したIDの送信元に属するエレベータ1と管理端末6と受信したIDに属する携帯通信端末3とに送信し(ステップS7)、管理サーバ5の開扉信号送信手段52cは、インターネット4を介して、開扉信号を受信したIDの送信元に属するエレベータ1に送信する(ステップS8)。受信したIDが登録済の場合は、インターネット4を介して、受信したIDが登録済みである旨の登録済情報を受信したIDの送信元に属するエレベータ1に送信する(ステップS9)。
次に、エレベータ1の未登録情報表示手段12dは、無線通信部18bを介して、管理サーバ5からの未登録情報を受信した場合は、未登録情報を表示部17に表示して(ステップS10)、ステップS14に進み、登録済情報を受信した場合は、次のステップS11へ進む。
エレベータ1の搭乗人数集計手段12eは、利用者がエレベータ1に搭乗する際に、搭乗検知部16を介して、利用者の搭乗を検知して搭乗人数を集計する(ステップS11)。
次に、エレベータ1の受信件数集計手段12fは、ID受信手段12eで受信したIDの受信件数を集計する(ステップS12)。
次に、エレベータ1の不携帯情報表示手段12gは、搭乗人数と受信件数とを比較し、搭乗人数より受信件数が少ない場合に、携帯通信端末の不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を表示部17に表示し、無線通信部18bを介して、管理端末6に不携帯情報を送信して(ステップS13)、ステップ14へ進む。搭乗人数より受信件数が少なくない場合は、ステップS15へ進む。
エレベータ1の開扉制御手段12hは、ドアを開いた状態に制御してエレベータ1を停止する(ステップS14)。
エレベータ1は、通常運転を続行する(ステップS15)。
このように、この実施例の構成によれば、エレベータ1は、エレベータ1の利用が許可された利用者の携帯通信端末3と短距離無線2を介して接続すると共に、利用者を管理する管理サーバ5とインターネット4を介して接続するための通信接続部18と、表示部17と、エレベータ1のカゴが停止している停止階を検知するための停止階検知手段12aと、停止階検知手段12aで検知した停止階がデータベース53の利用禁止階情報に登録済みである場合にのみ、携帯通信端末3からのIDを受信するためのID受信手段12bと、ID受信手段12bで受信したIDを管理サーバ5に送信するためのID送信手段12cと、管理サーバ5からの未登録情報を受信して、未登録情報を表示部17に表示するための未登録情報表示手段12dと、利用者がエレベータ1に搭乗する際に、利用者の搭乗を検知して搭乗人数を集計するための搭乗人数集計手段12eと、ID受信手段12bで受信したIDの受信件数を集計するための受信件数集計手段12fと、搭乗人数と受信件数とを比較し、搭乗人数より受信件数が少ない場合に、携帯通信端末3の不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を表示部17と管理端末6とに表示するための不携帯情報表示手段12gと、管理サーバ5からの開扉信号を受信した場合と搭乗人数が受信件数より少ない場合とに、ドア14を開いた状態に制御するための開扉制御手段12hとを備え、
管理サーバ5は、エレベータ1毎に、エレベータ1の利用が許可された携帯通信端末3のIDを含むID情報と、エレベータ1毎に、携帯通信端末3を携帯していない不正利用者が利用できない階を含む利用禁止階情報とを登録したデータベース53と、エレベータ1からのIDを受信して、受信したIDがデータベース53に登録済であるか否かを検査するためのID検査手段52aと、ID検査手段52aでの検査結果が未登録である場合に、受信したIDが未登録である旨の未登録情報を受信したIDの送信元に属するエレベータ1と管理端末6と受信したIDに属する携帯通信端末3とに送信するための未登録情報送信手段52bと、ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、開扉信号を受信したIDの送信元に属するエレベータ1に送信するための開扉信号送信手段52cとを備えている構成としているので、
エレベータ1を利用する際に、その利用者の利便性を損なうことなく、利用者がエレベータ1の利用を許可された利用者であるか否かを検査し、許可された利用者でない場合に、その建物の管理者側や利用者側へ未登録情報を通知することができる。また、携帯通信端末3を携帯していても未許可の利用者や携帯通信端末3を携帯していない不正利用者でも、利用禁止以外の階を利用することができる。また、携帯通信端末3を携帯していない不正利用者が正当利用者と同時にエレベータ1に搭乗した場合や、正当利用者と同じ階を利用した場合でも、携帯通信端末3を携帯していない不正利用者をチェックすることができる。また、エレベータ1のカゴ内に不正利用者や携帯通信端末3を携帯していない不正利用者が搭乗した場合は、ドア14を開けた状態にして、エレベータ1の運転を停止することができる。
以上、この発明の実施例を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施例では、エレベータのカゴ内に未許可利用者(不正利用者)が搭乗している場合や、携帯通信端末を携帯していない不正利用者が搭乗した場合に、エレベータの表示部に未登録情報や不携帯情報を表示する例をあげたが、音声にて通知してもよい。
また、エレベータの利用が許可された携帯通信端末のIDを含むID情報と、携帯通信端末を携帯していない不正利用者が利用できない階を含む利用禁止階情報とを、エレベータ毎に、データベースに登録した例をあげたが、これらの情報は、エレベータ毎及びID毎に、有効期間を設定してデータベースに登録してもよい。
携帯通信端末として、携帯電話機に限定することなく、ノートパソコン、PDA(Personal Digital Assistants)等の情報処理端末にも適用できる。
この発明の実施例であるエレベータセキュリティシステムの構成を示すブロック図である。 同エレベータの構成を示すブロック図である。 同携帯通信端末の構成を示すブロック図である。 同管理サーバの構成を示すブロック図である。 同動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 エレベータ
11 制御部
12 ロジック部
12a 停止階検知手段
12b ID受信手段
12c 第2ID送信手段(ID送信手段)
12d 未登録情報表示手段
12e 搭乗人数集計手段
12f 受信件数集計手段
12g 不携帯情報表示手段
12h 開扉制御手段
13 メモリ部
14 ドア
15 停止階検知部
16 利用者検知部
17 表示部
18 通信接続部
18a 短距離無線通信部
18b 無線通信部
2 短距離無線(第1通信ネットワーク)
3 携帯通信端末
31 制御部
32 ロジック部
32a 第1ID送信手段
33 メモリ部
34 表示部
35 入力部
36 短距離無線通信部
37 無線通信部
4 インターネット(第2通信ネットワーク)
5 管理サーバ
51 制御部
52 ライブラリ
52a ID検査手段
52b 未登録情報送信手段
52c 開扉信号送信手段
53 データベース
6 管理端末

Claims (12)

  1. エレベータの利用が許可された正当利用者の携帯通信端末に記憶されたID(IDentifier)を、管理サーバに予め登録しておき、ある者が、前記エレベータを利用する際に、当該ある者が携帯する携帯通信端末のIDを受信して、該IDが前記管理サーバに登録済みであるか否かを検査し、未登録の場合に該検査結果を前記ある者側に通知するエレベータセキュリティシステムであって、
    前記エレベータは、前記携帯通信端末と第1通信ネットワークを介して接続すると共に、前記管理サーバと第2通信ネットワークを介して接続するための通信接続部と、
    前記携帯通信端末からの前記IDを受信するためのID受信手段と、
    前記ID受信手段で受信した前記IDを前記管理サーバに送信するためのID送信手段とを備え、
    前記管理サーバは、前記エレベータ毎に、前記IDを含むID情報を少なくとも登録したデータベースと、
    前記エレベータからの前記IDを受信して、該IDが前記データベースの前記ID情報に登録済であるか否かを検査するためのID検査手段と、
    前記ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、当該IDが未登録である旨の未登録情報を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための未登録情報送信手段とを備えてなることを特徴とするエレベータセキュリティシステム。
  2. 前記データベースには、前記エレベータ毎に、前記携帯通信端末を携帯していない前記ある者が利用できない階を含む利用禁止階情報が登録されており、
    前記エレベータには、該エレベータのカゴが停止している停止階を検知するための停止階検知手段が付加されており、
    前記ID受信手段には、前記停止階検知手段で検知した前記停止階が前記データベースの前記利用禁止階情報に登録済みである場合にのみ、当該携帯通信端末からの前記IDを受信することが付加されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータセキュリティシステム。
  3. 前記エレベータには、表示部と、
    前記管理サーバからの前記未登録情報を受信して、該未登録情報を前記表示部に表示するための未登録情報表示手段とが付加されていることを特徴とする請求項1又は2記載のエレベータセキュリティシステム。
  4. 前記エレベータには、前記ある者が当該エレベータに搭乗する際に、該ある者の搭乗を検知して搭乗人数を集計するための搭乗人数集計手段と、
    前記ID受信手段で受信した前記IDの受信件数を集計するための受信件数集計手段と、
    前記搭乗人数と前記受信件数とを比較し、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記携帯通信端末の不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を前記表示部に表示するための不携帯情報表示手段とが付加されていることを特徴とする請求項3記載のエレベータセキュリティシステム。
  5. 前記管理サーバには、前記ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、開扉信号を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための開扉信号送信手段が付加されており、
    前記エレベータには、前記管理サーバからの前記開扉信号を受信した場合、又は/及び、前記搭乗人数が前記受信件数より少ない場合に、当該ドアを開いた状態に制御するための開扉制御手段が付加されていることを特徴とする請求項4記載のエレベータセキュリティシステム。
  6. 前記管理サーバは、前記エレベータの管理者側の管理端末と前記第2通信ネットワークを介して更に接続され、
    前記未登録情報送信手段には、前記ID検査手段での検査結果が未登録である場合に、前記未登録情報を前記管理端末又は/及び当該IDに属する前記携帯通信端末に送信することが付加されており、
    前記不携帯情報表示手段には、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記不携帯情報を前記管理端末に送信することが付加されていることを特徴とする請求項4又は5記載のエレベータセキュリティシステム。
  7. エレベータの利用が許可された正当利用者の携帯通信端末に記憶されたID(IDentifier)を、管理サーバに予め登録しておき、ある者が、前記エレベータを利用する際に、当該ある者が携行する携帯通信端末のIDを受信して、該IDが前記管理サーバに登録済みであるか否かを検査するエレベータセキュリティシステムで用いられ、前記検査結果が未登録の場合に該検査結果を前記ある者側に通知する通知方法であって、
    前記管理サーバのデータベースに、予め、前記エレベータ毎に、該エレベータの利用が許可された前記IDを含むID情報を登録するためのID情報登録ステップと、
    前記携帯通信端末からの前記IDを受信するためのID受信ステップと、
    前記ID受信ステップで受信した前記IDを前記管理サーバに送信するためのID送信ステップと、
    前記エレベータからの前記IDを受信して、該IDが前記データベースの前記ID情報に登録済であるか否かを検査するためのID検査ステップと、
    前記ID検査ステップでの検査結果が未登録である場合に、当該IDが未登録である旨の未登録情報を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための未登録情報送信ステップとを実行することを特徴とするエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法。
  8. 前記データベースに、予め、前記エレベータ毎に、前記携帯通信端末を携帯していない前記ある者が利用できない階を含む利用禁止階情報を登録するための利用禁止階情報登録ステップと、
    前記エレベータのカゴが停止している停止階を検知するための停止階検知ステップとを実行し、
    前記ID受信ステップには、前記停止階検知ステップで検知した前記停止階が前記データベースの前記利用禁止階情報に登録済みである場合にのみ、当該携帯通信端末からの前記IDを受信するステップを実行するが付加されていることを特徴とする請求項7記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法。
  9. 前記管理サーバからの前記未登録情報を受信して、該未登録情報を前記エレベータの表示部に表示するための未登録情報表示ステップを実行することを特徴とする請求項7又は8記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法。
  10. 前記ある者が当該エレベータに搭乗する際に、該ある者の搭乗を検知して搭乗人数を集計するための搭乗人数集計ステップと、
    前記ID受信ステップで受信した前記IDの受信件数を集計するための受信件数集計ステップと、
    前記搭乗人数と前記受信件数とを比較し、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記携帯通信端末の不携帯者が搭乗している旨の不携帯情報を前記表示部に表示するための不携帯情報表示ステップとを実行することを特徴とする請求項9記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法。
  11. 前記ID検査ステップでの検査結果が未登録である場合に、開扉信号を当該IDの送信元に属する前記エレベータに送信するための開扉信号送信ステップと、
    前記管理サーバからの前記開扉信号を受信した場合、又は/及び、前記搭乗人数が前記受信件数より少ない場合に、当該ドアを開いた状態に制御するための開扉制御ステップとを実行することを特徴とする請求項10記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法。
  12. 前記管理サーバは、前記エレベータの管理者側の管理端末と前記第2通信ネットワークを介して更に接続され、
    前記未登録情報送信ステップには、前記ID検査ステップでの検査結果が未登録である場合に、前記未登録情報を前記管理端末又は/及び当該IDに属する前記携帯通信端末に送信するステップを実行することが付加されており、
    前記不携帯情報表示ステップには、前記搭乗人数より前記受信件数が少ない場合に、前記不携帯情報を前記管理端末に送信するステップを実行することが付加されていることを特徴とする請求項10又は11記載のエレベータセキュリティシステムで用いられる通知方法。
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