JP2005329506A - ワイヤーソー切断装置および切断方法 - Google Patents

ワイヤーソー切断装置および切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 冷却水の使用が制限されざるを得ないような作業現場においても、確実にワイヤーソーを冷却しながら被切断物の切断を行うことが可能なワイヤーソー切断装置および切断方法を提供する。
【解決手段】 被切断物Aに接触するように延設されるワイヤーソー1と、このワイヤーソー1をその延設経路に沿った走行方向Fに走行駆動する駆動装置2と、ワイヤーソー1の延設経路に臨んで配設されてワイヤーソー1に冷却気体を吹きかけることによりこのワイヤーソー1を冷却する冷却装置3とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンクリート構造物等の被切断物に接触するように延設されたワイヤーソーをその延設方向に走行させつつ被切断物に切り込ませることによって該被切断物を切断するワイヤーソー切断装置および切断方法に関するものである。
このようなワイヤーソーを用いた切断装置および切断方法としては、例えば特許文献1に電柱を切断するものとして、駆動手段によって回転駆動される駆動プーリと回転自在に設けられた従動プーリとの外周間に無端状のダイヤモンドワイヤーソーが巻回されたものが提案されており、この切断装置では、ワイヤーソーに所定のテンションを付与しておいて、上記駆動プーリを回転させることによって従動プーリ間でワイヤーソーを走行させつつ電柱の外周面に押しつけることにより、被切断物(電柱)を切断してゆく。そして、さらにこの特許文献1記載の切断装置では、上記駆動プーリに冷却水路を設けて冷却水をワイヤーソーに向けて噴出させることにより、このワイヤーソーの冷却および目詰まりの防止や切断箇所からの塵埃発生の抑制を図るようにしている。
特開2001−162617号公報
ところが、この特許文献1に記載のように冷却水を噴出させてワイヤーソーを冷却する場合には、僅かながらでも噴出した冷却水が被切断物から生じた粉体状の切屑と混ざり合って周囲に飛散することは避けられない。特に、上記特許文献1記載の切断装置では駆動手段のプーリに冷却水路を設けることにより少ない冷却水量でワイヤーソーの冷却を可能としているが、かかる冷却水路をプーリや駆動手段に有することのない従来のワイヤーソー切断装置では、多量の冷却水をノズル等からワイヤーソーにかけて冷却を行うのが一般的である。
しかるに、この点、例えばこの特許文献1のように被切断物が電柱のような屋外で切断作業が可能なものである場合には、こうして多量の冷却水をかけながら切断を行っても切屑の混ざった冷却水を回収するのは比較的容易である。しかしながら、このようなワイヤーソーを用いた切断では、例えば現に施設として使用中の病院や学校等の改装工事などにおいて屋内のコンクリート壁を切断する場合のように、塵埃などは吸引等による然るべき集塵装置を用いることによって飛散させることなく回収可能であるものの、これに多量の冷却水が加わると却って回収が困難となるために冷却水の使用が制限されざるを得ない場合もある。
本発明は、このような背景の下になされたもので、こうして冷却水の使用が制限されざるを得ないような作業現場においても、確実にワイヤーソーを冷却しながら被切断物の切断を行うことが可能なワイヤーソー切断装置および切断方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明のワイヤーソー切断装置は、被切断物に接触するように延設されるワイヤーソーと、このワイヤーソーをその延設経路に沿った走行方向に走行駆動する駆動装置と、上記ワイヤーソーの延設経路に臨んで配設されて該ワイヤーソーに冷却気体を吹きかけることによりこのワイヤーソーを冷却する冷却装置とを具備してなることを特徴とする。また、本発明のワイヤーソー切断方法は、被切断物に接触するようにワイヤーソーを延設し、このワイヤーソーに冷却気体を吹きかけることにより冷却しながら該ワイヤーソーをその延設経路に沿った走行方向に走行させて上記被切断物を切断することを特徴とする。
このようなワイヤーソー切断装置および切断方法によれば、ワイヤーソーに多量の冷却水をかけるのに代えて、冷却気体を吹きかけることによりワイヤーソーを冷却するので、作業現場の周囲に切屑の混ざった水が飛散したり多量に流れ出したりすることがなく、使用中の施設内での切断作業においても確実にワイヤーソーの冷却を図ることができる。従って、被切断物との接触によるワイヤーソーの発熱を抑えてその損傷を防ぐことにより、円滑かつ安定した切断作業を促すことができるとともに、ワイヤーソー表面に付着した切屑もこの冷却気体の吹きかけによって除去することができるので、目詰まりを防いで効率的な切断を図ることも可能となる。ただし、上記構成のワイヤーソー切断装置においては、上記ワイヤーソーの延設経路に臨んで、該ワイヤーソーに研削液を点滴することにより供給する研削液供給装置を配設し、作業現場での周囲への飛散等が生じない範囲でワイヤーソーに研削液を供給することで、冷却効果の一層の向上を図るとともに被切断物との摩擦を低減してワイヤーソー自体の発熱も抑えることができる。
なお、上記ワイヤーソー切断装置では、上記冷却装置は、切断作業に支障を来さなければワイヤーソーの延設経路の何れの位置に配設されていてもよいが、この延設経路において被切断物の上記走行方向側に冷却装置を配設した場合には、切断後の高温となったワイヤーソーを速やかに冷却することができるとともに、走行するワイヤーソーよって被切断物から削り取られた切屑も飛散する前に冷却気体によって除去して容易に回収することが可能となる。例えば、こうして冷却装置を被切断物の上記走行方向側に配設する場合には、上記延設経路において被切断物よりもこの走行方向側に、ワイヤーソーを覆うダクトを備えた集塵装置を配設し、冷却装置を、この集塵装置の上記ダクト内に臨んで配設することにより、冷却気体によってワイヤーソー表面から吹き飛ばされて除去された切屑の飛散をダクトによって防ぎつつ集塵装置によって速やかな切屑回収を図ることができる。ただし、ワイヤーソーの走行速度が速い場合には、ワイヤーソーが抜け出る被切断物の上記走行方向側で切屑が吹き出すようにしてワイヤーソー表面から除去された状態で排出されるためにダクトを設けるだけでも切屑の回収が可能であり、そのような場合にはダクトよりも上記走行方向側に冷却装置を配設するようにしてもよい。
一方、冷却装置を、上記延設経路において被切断物の上記走行方向手前側に配設した場合には、冷却気体によって冷却されたワイヤーソーを速やかに被切断物に切り込ませることができて効率的である。勿論、この被切断物の走行方向手前側と走行方向側との両方にそれぞれ冷却装置を配設してもよい。また、こうして冷却装置からワイヤーソーに吹きかけられる冷却気体の温度は、切断される被切断物の断面積などにもよるがあまり低温でないと冷却効果が十分ではなく、かといって低温すぎるとワイヤーソーを被覆するゴムに劣化を生じるおそれがあるので、上記構成のワイヤーソー切断方法では、0℃〜−40℃の冷却気体を吹きかけることによってワイヤーソーを冷却するのが望ましい。
図1は、本発明のワイヤーソー切断装置の一実施形態を示すものである。本実施形態において切断される被切断物は、例えば建物屋内に設置されたコンクリート壁Aであって、その横方向の一方の側(図1において右側)の側縁部Bは開放されており、本実施形態ではこの開放された側縁部Bからコンクリート壁Aの他方の側(図1において左側)の途中部分までのコンクリート壁Aを部分的に水平に切断する場合について説明する。なお、切断されるコンクリート壁Aの上記途中部分には、予めこのコンクリート壁Aをその正面側(図1において手前側)の壁面Cから反対側の壁面(背面)に向けて水平に貫通する孔Dが空けられる。
本実施形態の切断装置は、ワイヤーソー1および駆動装置2と、そして冷却装置3とを主たる構成として備え、これらにさらに集塵装置4および研削液供給装置5と備えて概ね構成されている。このうちワイヤーソー1は、鋼線等の多数の金属線を撚った可撓性を有するワイヤー(図示略)の外周に、ダイヤモンド砥粒等を含んだ砥粒層を外周に有する環状のビーズ11が、このワイヤーの長手方向に所定の間隔を空けて多数取り付けられたものであり、長手方向に隣接するビーズ11間のワイヤー外周にはゴム等の被腹膜12が被覆されている。
また、駆動装置2は、横方向において上記コンクリート壁Aの側縁部Bと孔Dとの間の上記壁面Cにアンカー等によって固定される基台21に、水平かつ上記壁面Cに対して垂直に正面側に延びるレール部材22と、水平かつ壁面Cに近接して平行に延びる柱状の支持部材23とが取り付けられ、この支持部材23は平面視に長手方向略中央がレール部材22の基端と直交するようにされて、レール部材22には駆動プーリ24が、また支持部材23にはレール部材22を挟んだその両側に一対の従動プーリ25が、それぞれ取り付けられた構成とされている。これら駆動プーリ24と一対の従動プーリ25とは、いずれも上記孔Dと等しい高さの一の水平面内でこの水平面に直交する回転軸線回りに回転可能とされたものであり、このうち駆動プーリ24は、例えば図示されない作動油供給源に油圧ホース26を介して接続される油圧モーター27のような駆動手段に支持されてその上記回転軸線回りに図中に矢線で示す回転方向Tに回転駆動される一方、従動プーリ15は、支持部材23にその長手方向の位置を調節可能に取り付けられた軸受を介して従動的に回転自在に支持されている。また、駆動プーリ24を支持する油圧モーター27等の駆動手段は、上記レール部材22に沿って壁面Cに垂直な方向に駆動プーリ24ごと進退可能とされている。
上記ワイヤーソー1は、このような駆動装置2において、上記駆動プーリ24の壁面Cとは反対側の外周部と、一対の従動プーリ25同士の互いに対向する側の外周部との間に巻き架けられ、このうちコンクリート壁Aの上記側縁部B側の従動プーリ25に巻き架けられた端部は、上記横方向一方の側に延びてこの側縁部Bに接触しつつ壁面Cとは反対側のコンクリート壁Aの背面に向けて延び、次いでこの背面に接触しながら該背面側の孔Dの開口部に向けて延び、さらにこの孔D内に通されて壁面C側の開口部から突き出され、この孔D側の従動プーリ25に巻き架けられた端部と接続されて無端状に連結され、駆動装置2を介して上記側縁部Bと孔部Dとの間のコンクリート壁Aの切断面を取り囲むような延設経路を形成するように延設される。さらに、このワイヤーソー1は、駆動装置2の上記駆動プーリ24を回転駆動することにより、この延設経路に沿って図中に符号Fで示す走行方向に走行させられる。なお、上記延設経路のうち、駆動装置2が配設される壁面Cを除いたコンクリート壁Aの側縁部Bおよび上記背面にワイヤーソー1が露出して延設される部分には、この露出したワイヤーソー1を覆うように断面「コ」字状のカバー28が取り付けられる。
そして、このようなワイヤーソー1の延設経路のうち、本実施形態では被切断物に対する上記走行方向F側、すなわちこの被切断物としてのコンクリート壁Aにおける上記孔Dの壁面C側開口部から走行方向Fにワイヤーソー1が抜け出た側と、被切断物に対して走行方向Fの手前側、すなわち被切断物としてのコンクリート壁Aに向けて走行方向Fに延びるワイヤーソー1が該コンクリート壁Aと接触する上記側縁部Bの手前側とに、それぞれ上記冷却装置3がこの延設経路に臨んで配設され、該延設経路上に延びて走行するワイヤーソー1に冷却気体が吹きかけられるようになされている。より具体的に、本実施形態では、被切断物の走行方向F側の冷却装置3は、上記孔Dの壁面C側開口部とこの孔D側の駆動装置2の従動プーリ25との間に配設され、走行方向F手前側の冷却装置3は、ワイヤーソー1が走行方向Fに向けてコンクリート壁Aと接触し始める側縁部Bと壁面Cとの角部とこの側縁部B側の従動プーリ25との間に配設されている。
ここで、本実施形態では、これらの冷却装置3として、いずれもボルテックスチューブを用いた冷却装置が採用されている。すなわち、この冷却装置3では、ボルテックスチューブが内蔵された管状の装置本体31に、図示されないコンプレッサーから圧縮空気が供給される給気管32がT字状に接続されており、この給気管32から供給された圧縮空気が上記ボルテックスチューブによって高速回転させられて装置本体31内で渦流を生じることにより圧縮、膨張させられて冷風と熱風とに分離させられ、それぞれ装置本体31の一端と他端とから排出されるようになされている。そして、排出される冷風の温度等は、供給される圧縮空気の圧力や温度、供給量、そしてボルテックスチューブの仕様によって調整可能であるので、冷風が排出される装置本体31の一端を上記延設経路上のワイヤーソー1に向けて支持することにより、該ワイヤーソー1に所定の温度の冷却気体(冷風、すなわち冷却された空気)を噴出して吹きかけることが可能となる。
さらに、上記集塵装置4は、ワイヤーソー1の上記延設経路のうち、孔Dの壁面C側への開口部と駆動装置2のこの孔D側の従動プーリ25との間に設けられている。この集塵装置4は、図1に鎖線で示すように上記孔Dの開口部に向けて開口して内部に上記延設経路を走行するワイヤーソー1が挿通されるダクト41を備え、図示されない吸引手段に接続される吸引管42がこのダクト41の内部に連通するように該ダクト41に取り付けられたものであり、ワイヤーソー1とともに被切断物としてのコンクリート壁Aから走行方向F側に向けて噴出する被切断物の切屑(コンクリート粉)をダクト41内に収容して吸引管42から吸引することにより回収するようになされている。そして、本実施形態では、上記冷却装置3のうち、被切断物に対する上記走行方向F側に配設される冷却装置3は、その装置本体31の冷却気体が噴出させられる一端が、この集塵装置4の上記ダクト41に接続されて該ダクト41内においてワイヤーソー1に冷却気体を吹きかけるようにされている。
一方、上記研削液供給装置5は、集塵装置4とは逆にワイヤーソー1の延設経路のうち、被切断物としてのコンクリート壁Aに対して上記走行方向F手前側に配設されている。本実施形態の供給装置5は、研削液を保持したタンク51と、このタンク51内の研削液をチューブ52を介して定量的に供給管53に供給するポンプ54とを備え、上記供給管53は、その先端部が二股等の複数枝に分岐させられて上記延設経路の上方に配設されている。そして、ポンプ54から供給された研削液は、これら分岐した供給管53の先端部から所定量ずつの微少な液滴としてワイヤーソー1に滴下され、すなわち走行するワイヤーソー1に点滴されて供給されるようになされている。
このように構成されたワイヤーソー切断装置によって上記被切断物としてのコンクリート壁Aを上述のように部分的に切断する場合の、本発明のワイヤーソー切断方法の一実施形態では、まず上述した延設経路を形成するように掛け渡されて無端状に接続されたワイヤーソー1に、駆動装置2の上記駆動手段を駆動プーリ24ごとレール部材22の先端側に前進させることにより、該ワイヤーソー1がコンクリート壁Aの上記側縁部B、背面、および孔Dの側縁部B側の内周面と密着して接触するように所定の張力を与える。そして、この状態から駆動手段によって駆動プーリ24を回転駆動してワイヤーソー1を走行方向Fに走行させつつ、該駆動手段を駆動プーリ24ごとさらに前進させることにより、ワイヤーソー1の砥粒層を備えたビーズ11によってコンクリート壁Aを切り込んで切断してゆく。
従って、このようなワイヤーソー切断装置および切断方法では、上記ワイヤーソー1の延設経路に臨んで配設された冷却装置3から冷却気体をワイヤーソー1に吹きかけながら切断を行うことにより、被切断物との接触による摩擦によって高温となるワイヤーソー1を冷却することができるので、多量の冷却水を噴出したりせずとも摩擦熱によるワイヤーソー1の損傷を防ぐことが可能となる。従って、作業現場の周囲に冷却水や切屑の混ざった水が飛散したり流れ出たりすることがなく、清浄な環境を維持したまま切断作業を行うことができるので、上記構成のワイヤーソー切断装置および切断方法によれば、屋外での作業はもとより、上述のような屋内における改装等においても、建て屋や施設自体は使用中のままでコンクリート壁A等の切断作業を行うことが可能となる。また、こうして冷却気体をワイヤーソー1に吹きかけることにより、該ワイヤーソー1の表面に付着した被切断物の切屑(本実施形態ではコンクリート壁Aから削り取られたコンクリート粉)を吹き飛ばして除去することができるので、切屑によるワイヤーソー1の目詰まりを防ぐとともに一層確実な冷却を図ることも可能となる。
なお、こうしてワイヤーソー1に吹きかけられる冷却気体の温度は、切断される被切断物の断面積や材質(鉄筋の有無)、あるいはワイヤーソー1の径や走行速度などによって上述のように調整されるが、この冷却気体の温度があまり低くない場合には当然ながら十分な冷却効果を得ることができず、ワイヤーソー1の損傷を防ぐことが困難となるおそれがある。しかしながら、その一方で、この冷却気体の温度があまりに低温すぎると、ワイヤーソー1のビーズ11間に被覆される被腹膜12のゴムが低温劣化を生じて剥離してしまい、中のワイヤーがむき出しとなって却ってワイヤーソー1の寿命を短縮させてしまうおそれがある。従って、このようなワイヤーソー切断方法においては、冷却気体の温度は0℃〜−40℃の範囲とされるのが望ましい。
一方、本実施形態のワイヤーソー切断装置では、ワイヤーソー1の延設経路において被切断物に対する走行方向F側、すなわちコンクリート壁Aからワイヤーソー1が抜け出る孔Dの壁面C側の開口部に、ダクト41を備えた集塵装置4が配設されており、ワイヤーソー1に付着して排出される上記切屑はこのダクト41によって捕集されて集塵装置4の吸引管42により吸引、回収されるので、やはり冷却水等の液体を多量に供給したりせずとも切屑の飛散を防止することができる。そして、本実施形態の冷却装置3は、その1つがこの集塵装置4のダクト41内に臨んで配設されて該ダクト41内を通るワイヤーソー1に冷却気体を吹きかけ可能とされているので、コンクリート壁Aから抜け出たワイヤーソー1に付着した切屑をこの冷却気体によってダクト41内で吹き飛ばして確実に除去して回収することが可能となるとともに、ワイヤーソー1の延設経路において被切断物の走行方向F側に冷却装置3が配設されることとなるので、被切断物との接触摩擦によって高温となったワイヤーソー1を速やかに冷却して摩擦熱による損傷を効果的に防止することが可能となる。
ただし、本実施形態では、このようにワイヤーソー1の延設経路において被切断物の走行方向F側に配設される1の冷却装置3を、上記集塵装置4のダクト41内に臨んで配設しているが、ワイヤーソー1に付着した切屑は、ワイヤーソー1の走行速度によってはその大部分がコンクリート壁Aから抜け出たところで上記走行方向Fに噴出するようにワイヤーソー1表面から剥離して除去されてしまうので、こうして噴出する切屑を確実に捕集可能な位置にダクト41を配設して回収できるようにしておけば、上記1の冷却装置3は、このダクト41よりも走行方向F側に配設されていてもよく、すなわちワイヤーソー1がダクト41内を抜け出たところに配設されていてもよい。また、本実施形態では、コンクリート壁Aの側縁部Bと背面とのワイヤーソー1に接触する部分において露出したワイヤーソー1を覆うようにカバー28が配設されているので、これらの接触部分から排出される切屑の飛散も防止することができる。なお、これらの接触部分を初め、上記駆動装置2なども含めてワイヤーソー1が露出する部分全体をカバーによって覆うようにしてもよい。
また、本実施形態のワイヤーソー切断装置では、このワイヤーソー1の延設経路において被切断物に対する走行方向F側とは駆動装置2を挟んで反対側の、被切断物に対する走行方向F手前側、すなわちワイヤーソー1がその走行方向Fに沿ってコンクリート壁Aに切り込まれる側にも、他の1の冷却装置3が配設されている。従って、本実施形態によれば、ワイヤーソー1を冷却した状態で速やかに被切断物に接触させて切断することができるので、ワイヤーソー1自体が高温となるのを防ぐことができるのは勿論、被切断物の切断部位(ワイヤーソー1が接触する部分)における発熱も抑制することが可能となり、ワイヤーソー1の熱による損傷を一層確実に防止することができる。なお、本実施形態ではこのようにワイヤーソー1の延設経路の被切断物に対する走行方向F側とその手前側との2箇所に冷却装置3を配設しているが、切断条件等によってはいずれか1箇所であったり、あるいは3箇所以上に配設したりしてもよく、またこれら2箇所以外の箇所に配設するようにしてもよい。
さらに、本実施形態のワイヤーソー切断装置においては、こうして他の1の冷却装置3が配設されるワイヤーソー1の延設経路の被切断物に対する走行方向F手前側に、ワイヤーソー1に研削液を供給する研削液供給装置5が設けられている。そして、この研削液供給装置5は、供給管53の先端から研削液を微量ずつ液滴として点滴してワイヤーソー1に供給するものであるので、多量の冷却水を吹きかける場合のように周囲に飛散したり流れ出たりすることはなく、しかしながら少量でもワイヤーソー1の目詰まりを防ぐとともに潤滑性を高めることができるので、ワイヤーソー1と被切断物との接触による抵抗や摩擦熱を抑えることができ、ワイヤーソー1の冷却効果の向上を図ることが可能となる。なお、こうして点滴されて供給される研削液としては、一般的な研削加工に用いられる種々の研削液が使用可能であり、場合によっては清水を供給するようにしてもよい。
ところで、本実施形態のワイヤーソー切断装置では、ボルテックスチューブを用いた冷却装置3が用いられており、かかる冷却装置3はコンプレッサーから圧縮空気を供給するだけで上述のように低温の冷却気体を発生させることが可能であるので、特に各種施設の建て屋内での切断作業を行う切断装置に用いて好適である。ただし、このような冷却装置3以外にも、例えば低温の炭酸ガスや液体窒素等の液体化されたガスを、必要に応じて空気等と混合して温度調整した上で、上記冷却気体としてワイヤーソー1に吹きかけるような冷却装置を用いるようにしてもよい。また、駆動装置2の上記駆動手段も、本実施形態では油圧モーター27を用いているが、電動式のモーターや高周波モーター等の他の駆動手段を用いてもよい。
さらに、ワイヤーソー1の延設経路は、図1に示した状態から切断が進行して駆動プーリ24が前進することによりワイヤーソー1が被切断物としてのコンクリート壁Aに切り込まれてゆくに従い、上記側縁部Bと孔Dとの間が狭まるように、また背面から正面側の壁面Cに向かうように、漸次変化してゆくこととなる。従って、上記冷却装置3の位置や装置本体31の向き、集塵装置4のダクト41の位置や向き、あるいは研削液供給装置5の供給管53の研削液が滴下する先端位置も、例えばこれらを適宜の移動手段や回転駆動手段を介して支持することにより、上記ワイヤーソー1の延設経路の変化に合わせてこれに追従するようにしながら切断を行うようにすればよい。
本発明のワイヤーソー切断装置の一実施形態を示す図である。
符号の説明
1 ワイヤーソー
2 駆動装置
3 冷却装置
4 集塵装置
41 集塵装置4のダクト
5 研削液供給装置
F ワイヤーソー1の走行方向
A コンクリート壁(被切断物)

Claims (7)

  1. 被切断物に接触するように延設されるワイヤーソーと、このワイヤーソーをその延設経路に沿った走行方向に走行駆動する駆動装置と、上記ワイヤーソーの延設経路に臨んで配設されて該ワイヤーソーに冷却気体を吹きかけることによりこのワイヤーソーを冷却する冷却装置とを具備してなることを特徴とするワイヤーソー切断装置。
  2. 上記ワイヤーソーの延設経路に臨んで、該ワイヤーソーに研削液を点滴することにより供給する研削液供給装置が配設されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーソー切断装置。
  3. 上記冷却装置は、上記延設経路において上記被切断物の上記走行方向側に配設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤーソー切断装置。
  4. 上記延設経路において上記被切断物よりも上記走行方向側には、上記ワイヤーソーを覆うダクトを備えた集塵装置が配設されており、上記冷却装置は、この集塵装置の上記ダクト内に臨んで配設され、またはこのダクトよりも上記走行方向側に配設されていることを特徴とする請求項3に記載のワイヤーソー切断装置。
  5. 上記冷却装置は、上記延設経路において上記被切断物の上記走行方向手前側に配設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のワイヤーソー切断装置。
  6. 被切断物に接触するようにワイヤーソーを延設し、このワイヤーソーに冷却気体を吹きかけることにより冷却しながら該ワイヤーソーをその延設経路に沿った走行方向に走行させて上記被切断物を切断することを特徴とするワイヤーソー切断方法。
  7. 0℃〜−40℃の上記冷却気体を吹きかけることによって上記ワイヤーソーを冷却することを特徴とする請求項6に記載のワイヤーソー切断方法。
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