JP2005329459A - 鋳造用結晶粒微細化剤及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少量の添加で結晶粒の微細化の効果をより効果的に得られる結晶粒微細化剤及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明による結晶粒微細化剤は、溶融した金属中に与えられて溶湯中に化合物粒子を形成・分散させる所定組成の合金系の合金からなる結晶粒微細化剤であって、溶融・凝固後にせん断変形を与えられて幾何学的に規則性を有さない不定形状の内部組織からなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

発明の詳細な説明
本発明は、鋳造材の結晶粒の大きさを微細化するための結晶粒微細化剤及びその製造方法に関し、特に、鋳造前の溶湯に添加して金属又は合金からなる鋳造材の結晶粒の大きさを微細化するための鋳造成形用結晶粒微細化剤及びその製造方法に関する。
鋳造法は、鍛造法、プレス加工法、溶接法、粉末冶金法などと並ぶ代表的な金属加工法の1つである。かかる鋳造法の特徴として、形状付与性が大であること、加工重量の制限が少ないこと、利用可能な金属・合金の幅が広いこと、得られる加工品の個数の制限が少ないこと、及び、材料のリサイクリングが容易であることなどを挙げることが出来る。その一方で、鋳造時の溶融金属のガスの吸収や粘性の影響、溶融金属の凝固時の体積変化、合金成分による偏析などに起因して、鋳造材の内部に欠陥を生じ易いといった特徴もある。内部欠陥は、亀裂の基点ともなり、鋳造品の機械強度を低下させ得るのである。
内部欠陥を消滅させたり、組織を調整して素材の機械強度を向上させる目的で、塑性変形を利用した鍛錬が行われている。しかしながら、鋳造法において、一旦成形加工した鋳造品の形状を崩すことは好ましくなく、鍛錬が鋳造材の機械強度の向上のために用いられることは少ない。そこで、鋳造材の機械強度の向上のためには、微細な結晶粒からなる鋳造組織を得られるように、鋳造条件などを制御する方法が一般的に行われている。結晶粒が微細化されるほど、結晶粒界の密度は高くなり、析出物が細かく分散し易くなる。従って、熱処理によって容易に溶体化処理をすることができて、鋳造材の機械強度を向上させることが出来るのである。また、結晶粒の微細化によって、高温でのき裂の発生も低減出来て、鋳造割れの改善にも大きな効果を示すのである。
鋳造法において、鋳型に溶湯を鋳込んだ後の冷却速度が大きいほど、鋳造材の結晶粒は微細化する。しかしながら、冷却速度を大とすると、鋳造欠陥が発生し易くなる。また、所望とする鋳造品の大きさや形状によっては、冷却速度を上げることができない場合もある。そこで、鋳造材の結晶粒を微細化させる他の方法として、溶湯中に結晶粒微細化剤を添加して鋳造材の結晶粒を微細化する方法がある。結晶粒微細化剤は、溶融金属の凝固に先だって、溶湯中に多数の微細な結晶核を供給して、鋳造材の結晶粒を微細化させる添加剤である。例えば、アルミニウム合金のα固溶体の結晶粒は、結晶粒微細加剤としてチタンを添加することによって、著しく微細化される。これは、主に、AlTi、TiB、TiCなどの微細な化合物粒子がα固溶体の凝固に先だって溶湯中に析出し、α固溶体結晶析出のための異質核として働くことによる。例えば、特許文献1では、アルミニウム鋳造合金において、鋳造材の結晶粒を微細化させるためにAl−Ti系結晶粒微細化剤を添加することが開示されている。また、例えば、特許文献2では、Al−Ti−B系結晶粒微細化剤において、AlTiやTiB等の化合物が結晶粒微細化剤中に微細且つ均一に分散しているほど、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる鋳造材の結晶粒微細化効果が向上することを開示している。
特表平2−504404号公報 特開平10−317083号公報
鋳造材の機械強度を向上させる目的で、結晶粒をより微細化するためには、溶湯中により微細な化合物粒子を大量に析出させることが好ましい。そこで、結晶粒微細化剤を溶湯中に大量に添加する必要が生ずる。しかしながら、結晶粒微細化剤の溶湯中への大量の添加は、鋳造品のコストの上昇を招来するとともに、省資源の観点から好ましくない。また、結晶粒微細化剤の添加による鋳造材本来の組成への影響をできるだけ小さくするためにも結晶粒微細化剤の添加量はできるだけ少ない方が望ましい。
そこで、本発明の目的は、少量の添加で結晶粒の微細化の効果をより効果的に得られる結晶粒微細化剤及びその製造方法を提供することにある。
本発明による結晶粒微細化剤は、溶融した金属中に与えられて溶湯中に化合物粒子を形成・分散させる所定組成の合金系の合金からなる結晶粒微細化剤であって、溶融・凝固後にせん断変形を与えられて幾何学的に規則性を有さない不定形状の内部組織を有することを特徴とする。
すなわち、本発明による結晶粒微細化剤は、溶融した金属中に添加されて溶湯中に化合物粒子を形成・分散させる所定組成の合金系の合金、つまり公知の結晶粒微細化剤と同じ組成であっても良く、幅広い組成の合金からなる。溶融・凝固後のかかる合金にせん断変形を与えて、幾何学的に規則性を有さない不定形状の内部組織を有するのである。本発明による結晶粒微細化剤は、同組成の従来の結晶粒微細化剤と比較して、鋳造材に更なる結晶粒微細化効果を与えるのである。また、幅広い組成の合金において、高い結晶粒微細化効果を得られるため、結晶粒微細化剤の添加による鋳造材本来の組成への影響をできるだけ小さくすることができるのである。
また、本発明による結晶粒微細化剤の製造方法は、溶融した金属中に与えられて溶湯中に化合物粒子を形成・分散させる所定組成の合金系からなる合金を与えるステップと、前記合金に複数回のせん断変形を与える結晶粒微細化ステップと、を含むことを特徴とする。
発明を実施するための形態
本発明の実施例による結晶粒微細化剤について詳述する。
図1に示すように、本発明の1つの実施例による結晶粒微細化剤は、Al合金鋳造用の結晶粒微細化剤であって、例えば、Al−Ti−C三元系のAl−5Wt%Ti−0.25wt%Cからなる合金を高度に塑性変形加工、すなわち強加工して、その内部組織を破砕したものである。一般的に、溶解・凝固工程を経て得られるAl合金の内部組織は、デンドライトなどの粗大結晶を多数含んでいる。本発明による合金の内部組織においては、デンドライトアームが機械的に破砕されており、断面観察によってデンドライト組織特有の分枝状の結晶組織や、円や楕円といった幾何学的に規則性を有する形状の結晶組織を有していないのである。また、一方向に塑性変形加工された合金の内部組織は、加工方向に伸張した結晶組織を一般的に有しているが、本発明による結晶粒微細化剤は、多軸応力の付加による少なくとも2方向以上のすべり変形からなる塑性変形を与えられて、又は、1軸応力の付加による1方向のすべり変形を、そのすべり方向を変えて複数回繰り返して塑性変形加工を与えられて得られるので、内部組織は特定の方向性を有していない。以上のように、本発明による結晶粒微細化剤の内部組織は、きわめて不定形状の内部組織を有するのである。また、複雑形状に破砕されて微細化されたAlTi10粒子やTiC粒子12などの化合物粒子も、上記した内部組織の中に観察されている。
かかる破砕された内部組織及び/又は複雑形状に破砕されて微細化された化合物粒子を含む結晶粒微細化剤は、溶湯中に投入されると速やかに溶解して、均一に拡散するのである。そして、溶湯の凝固時においては、溶湯の凝固に先立って微細な化合物が溶湯全体に均一に分散、析出して、鋳造材の凝固のための異質核として働くのである。結果として、得られる鋳造材の結晶粒子は、鋳造材全体に亘って均一に微細化すると考えられるのである。
なお、本発明による結晶粒微細化材は、破砕された内部組織及び/又は複雑形状に破砕されて微細化された化合物粒子に特徴を有すると考えられる故に、成分組成は上記したものに限定されない。公知の結晶粒微細化剤と同じ成分組成であっても、破砕された内部組織及び/又は複雑形状に破砕されて微細化された化合物粒子をその内部に含有するものであればよい。例えば、Al合金系鋳造材の結晶粒微細化剤として公知のAl−Ti二元系合金であるAl−1〜15質量%Ti合金などを挙げることができる。また、これにBやCを適宜、添加した化合物粒子を含む結晶粒微細化剤についても同様である。更に、鉄鋼及び鉄合金、マグネシウム及びその合金、亜鉛及びその合金、銅及びその合金、錫及びその合金、ニッケル及びその合金、チタン及びその合金など、種々の金属及び合金を鋳造材料として用いる場合にあって、各種の公知の結晶粒微細化剤があるが、これらについても同様である。特に、金属間化合物からなり、複雑形状に破砕されて微細化された化合物粒子を含む結晶粒微細化剤に大きな効果が確認される。
次に、本発明の実施例による結晶粒微細化剤の製造方法について詳述する。
本発明の1つの実施例による結晶粒微細化剤の製造方法は、溶解、鋳造して得られた母合金を、ECAP(Equal−Channel Angular Pressing)加工法によって繰り返しせん断変形を与えて、複雑形状に破砕された内部組織及び/又は微細な化合物を母合金中に与える製造方法である。
具体的には、まず、結晶粒微細化剤のための母合金として、Al−5wt%Ti−0.25wt%Cの成分組成を有する合金を溶解して、インゴットを鋳造した。インゴットを旋盤によって切削加工して、長さ55mm、直径10mmの断面略円形の棒状体14(図2参照)に加工した。
図2に示すように、ECAP加工用の金型20は、略直方体であって、その中央部で直角に屈曲した断面略円形の貫通孔21を有している。貫通孔21は、金型20の隣接する2面に、開口21a及び21bを有する。貫通孔21の屈曲部22において、外角側の角部にRが形成されている。貫通孔21の直径は、約10mmである。
開口21aから貫通孔21に棒状体14を嵌入する。開口21aから屈曲部22までの距離は、棒状体14の長さよりも長いため、棒状体14は、開口21aと屈曲部22の間に位置することができる。開口21aには、プランジャー23が嵌入されて、その一端部23aが棒状体14の一端部に当接している。プランジャー23の他端部23bには、図示しない万能試験機の応力負荷部が接続しており、プランジャー23は、一定速度で屈曲部22に向けて貫通孔21に押し込まれる。典型的には、押し込み速度は、20mm/minである。棒状体14は、その一端部から順に屈曲部22を通過しながら貫通孔21に沿って屈曲させられて、せん断変形を与えられる。棒状体14を1回だけ屈曲部22を通過させる押出し加工によって、棒状体14には約100%の塑性ひずみを導入することができると見積もられた。金型20を用いた加工法では、押出加工の前後で棒状体14の断面形状が変化しない。故に、棒状体14に繰り返し変形加工を施すことが容易に出来て、きわめて大きな加工ひずみを与えることができるのである。実施例ではECAP加工を室温で行っているが、適宜、加熱してもよい。
翻って図1に示すように、上記した室温におけるECAP加工では、内部組織が破砕され、特に、略球状であった合金中のAlTi及びTiC粒子などの化合物粒子が複雑形状に破砕されて、微細化されていることが確認された。なお、ECAP加工の前後において、化合物の合金中に占める総体積分率は変化しない故に、破砕により化合物が微細化して粒子数が増加している。
図3に示すように、上記したECAP加工における押出しを2回行うと、AlTi粒子の平均直径は、約34μmから約24μmに約30%減少し、TiC粒子の平均直径は、約1.55μmから約0.45μmに約70%減少する。なお、上記したECAP加工における押出しを2回行うと、棒状体14には全体として200%の塑性変形歪みを与えられると見積もられる。
次に、本発明の1つの実施例による結晶粒微細化剤を用いて鋳造を行った結果を示す。
結晶粒微細化剤は、Al−5wt%Ti−0.25wt%Cの組成の母合金に対して上記したECAP加工を行うことによって製造された。なお、ECAP加工の回数を変化させた幾つかの種類の結晶粒微細化剤を作成した。鋳造材料は、純度99.993%のアルミニウムである。
まず、鋳造材料としてのアルミニウムを750℃まで加熱して、結晶粒微細化剤を0.5wt%だけ添加した。この溶湯をステンレス製の鋳型に流し込み、空冷した。なお、この空冷による溶湯の冷却速度は、他の実験によって、約3.5℃/秒と見積もられた。十分な時間の経過後、得られた鋳造材を切断し、断面を観察するとともに、ビッカース硬度試験器で硬度を測定した。
図4に示すように、ECAP加工を行わない結晶粒微細化剤を添加した鋳造材中のα−Alの平均結晶粒子径は、約210μmであった。一方、ECAP加工を2回以上行って得られた本発明による結晶粒微細化剤を添加した鋳造材中のα−Alの平均結晶粒子径は、約120μmであった。つまり、本発明による結晶粒微細化剤を用いれば、鋳造材の結晶粒径を大幅に微細化することが出来るのである。
また、ECAP加工を行わない結晶粒微細化剤を添加した鋳造材のビッカース硬さは、約50MPa程度である。一方、ECAP加工を2回以上行って得られた本発明による結晶粒微細化剤を添加した鋳造材のビッカース硬さは、約70MPa程度であって、約40%程度、硬度が上昇していた。なお、結晶粒微細化剤を添加しない鋳造材のビッカース硬さは20MPaであった。つまり、本発明による結晶粒微細化剤を用いれば、鋳造材の機械強度を大幅に高めることが出来るのである。
なお、上記した如く、ECAP加工は、母合金に複雑形状に破砕された内部組織及び/又は微細な化合物を与える工程であって、同じ目的を達成することの出来る加工法であれば、他の加工法を用いても良い、例えば、摩耗、High Pressure Torsion(HPT)、連続繰り返し曲げ、繰り返し重ね接合圧延(ARB)、ボールミル、ショットピーニング、粒子衝撃、落錘、多軸鍛造、ドリル加工、繰り返し鍛造、又は、摩擦撹拌接合(FSW)、あるいはそれらの組み合わせなどであってもよい。つまり、少なくとも2軸以上の方向から同時にせん断変形を与える工程を繰り返し行っても良いし、所定の方向にせん断変形を与える工程とその所定の方向とは異なる方向にせん断変形を与える工程とを繰り返し行っても良い。
本発明の1つの実施例による結晶粒微細化材の組織を示す写真である。 本発明の1つの実施例による結晶粒微細化剤の製造に使用されるECAP加工用金型を示す図である。 図2のECAP加工用金型におけるAl−5wt%Ti−0.25wt%C母合金の押出し回数に対するAlTi及びTiC粒子の平均直径を示すグラフである。 図2のECAP加工用金型におけるAl−5wt%Ti−0.25wt%C母合金の押出し回数に対するα−Al結晶粒子の平均直径及びビッカース硬さの関係を示す図である。
符号の説明
10 AlTi粒子
12 TiC粒子
14 棒状体14
20 ECAP加工用金型
21 貫通孔
21a、21b 開口
22 屈曲部
23 プランジャー

Claims (11)

  1. 溶融した金属中に与えられて溶湯中に化合物粒子を形成・分散させる所定組成の合金系の合金からなる結晶粒微細化剤であって、溶融・凝固後にせん断変形を与えられて幾何学的に規則性を有さない不定形状の内部組織を有することを特徴とする結晶粒微細化剤。
  2. 前記合金系は、Al−Ti−C系、Al−Ti−B系又はAl−Ti系のいずれか1又は複数からなることを特徴とする請求項1記載の結晶粒微細化剤。
  3. 前記合金は、TiC、TiB又はAlTi化合物の少なくとも1を含むことを特徴とする請求項1記載の結晶粒微細化剤。
  4. 平均粒子径が10μm以下のTiC化合物を含むことを特徴とする請求項3記載の結晶粒微細化剤。
  5. 平均粒子径が1.2μm以下のAlTi化合物を含むことを特徴とする請求項3記載の結晶粒微細化剤。
  6. 溶融した金属中に与えられて溶湯中に化合物粒子を形成・分散させる所定組成の合金系からなる合金を与えるステップと、
    前記合金に複数回のせん断変形を与える結晶粒微細化ステップと、を含むことを特徴とする鋳造材用の結晶粒微細化剤の製造方法。
  7. 前記結晶粒微細化ステップは、所定の方向にせん断変形を与えるステップと、前記所定の方向とは異なる方向にせん断変形を与えるステップと、を含むことを特徴とする請求項6記載の結晶粒微細化剤の製造方法。
  8. 前記結晶粒微細化ステップは、多軸応力によるせん断変形を与えるステップを含むことを特徴とする請求項6記載の結晶粒微細化剤の製造方法。
  9. 前記結晶粒微細化ステップは、繰り返し押出し加工(ECAP)、摩耗、HPT、連続繰り返し曲げ加工、繰り返し重ね接合圧延(ARB)、ボールミル、ショットピーニング、粒子衝撃、落錘、多軸鍛造、ドリル加工、繰り返し鍛造、摩擦撹拌接合(FSW)のいずれか1又はいくつかの組み合わせにより加工するステップを含むことを特徴とする請求項6乃至8のうちの1に記載の結晶粒微細化剤の製造方法。
  10. 前記合金系は、Al−Ti−C系、Al−Ti−B系又はAl−Ti系のいずれか1又は複数からなることを特徴とする請求項6記載の結晶粒微細化剤の製造方法。
  11. 前記合金は、TiC、TiB又はAlTi化合物の少なくとも1を含むことを特徴とする請求項6記載の結晶粒微細化剤。
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