JP2005329174A - 連結軸、連結方法および腕時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】装身具の第1の部位と第2の部位とを容易に連結および連結解除をすることができる連結軸および連結方法を提供すること、また、前記連結軸を備えた腕時計を提供すること。
【解決手段】連結軸32は、対向して設けられた2つの軸受45a、45bを有する外装部2と、2つの軸受45a、45bの間に挿入する挿入部41と、挿入部41を貫通する貫通孔48とを有するバンド4とを備える時計1の貫通孔48に挿通されて、外装部2とバンド4とを連結するものである。この連結軸32は、中空部332を有する本体33と、中空部332に挿入されるピン34と、連結軸32の全長が伸長する方向に本体33とピン34とを付勢する付勢手段と、前記全長が収縮した収縮状態と、該収縮状態のときよりも前記全長が伸長して、本体33およびピン34の端部がそれぞれ各軸受45a、45bに入り込む伸長状態とのぞれぞれの状態を維持する状態維持手段を備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、連結軸、連結方法および腕時計に関する。
従来、腕時計において、時計用ケースとバンドとを連結する連結具としては、図9に示す連結具(連結具)が知られている。この連結具54は、両端部において内径が縮径したパイプ51と、パイプ51の両端部にそれぞれ挿入される一対のピン52と、パイプ51の内腔部(中空部)に設けられ、2つのピン52がそれぞれ、パイプ51の両端部から突出するように、各ピン52を付勢する圧縮コイルバネ53とを備えている。
この連結具54を用いて時計用ケースとバンドとを連結する場合には、まず、バンドの端部に設けられ、連結具54が挿通する貫通孔(挿通孔)に連結具54を挿通する。この状態で連結具54をその軸方向に圧縮し、連結具54の各ピン52をパイプ51に収容しつつ、連結具54を時計用ケースにおける一対の突起55の間に挿入する。そして、連結具54に対する圧縮を解除することにより、各ピン52をパイプ51から突出させて、各ピン52の端部を、それに対応する各突起55の対向面に設けられた軸受56に係合させる。
しかしながら、連結具54は、微細な部品で構成されているため、これら構成部品が破損しやすい。また、時計用ケースとバンドとの連結においては、特殊な工具が必要であったり、連結具54をその軸方向に圧縮する必要があったりする等、連結具54の取扱いが煩わしい。このため、使用者が連結具54を操作してバンドを交換するのはもとより、生産工場においても手際よく前記連結を行うのは困難であった。
そこで、近年、連結具をその軸方向に圧縮するとき、連結具の全長を容易かつ自在に調整可能な連結具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。この連結具は、連結具本体の一端から突出し、前記連結具本体に対して伸縮自在な伸縮軸部を有している。この伸縮軸具には、使用者の指が係合可能な突起が設けられている。連結具を収縮するときには、前記突起に指を係合して、伸縮軸部を移動する。
しかしながら、この連結具には、前記突起が設けられているため、該突起が時計用ケースとバンドとの連結箇所から突出する。従って、腕時計の外観を損なうとともに、装着性を損なうという問題があった。
実開昭62−79419号公報
本発明の目的は、装身具の第1の部位と第2の部位とを容易に連結および連結解除をすることができる連結軸および連結方法を提供すること、また、前記連結軸を備えた腕時計を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の連結軸は、対向して設けられた2つの軸受を有する第1の部位と、前記2つの軸受の間に挿入する挿入部と、該挿入部を貫通する貫通孔とを有する第2の部位とを備える装身具の前記貫通孔に挿通されて、前記第1の部位と前記第2の部位とを連結する連結軸であって、
中空部を有する筒状体と、
前記中空部に挿入される柱状体と、
前記連結軸の全長が伸長する方向に前記筒状体と前記柱状体とを付勢する付勢手段と、
前記全長が収縮した収縮状態と、該収縮状態のときよりも前記全長が伸長して、前記筒状体および前記柱状体の端部がそれぞれ前記各軸受に入り込む伸長状態とのぞれぞれの状態を維持する状態維持手段を備えたことを特徴とする。
これにより、装身具の第1の部位と第2の部位とを容易に連結および連結解除をすることができる連結軸を提供することができる。
本発明の連結軸では、前記状態維持手段は、前記筒状体の中空部の内周に設けられた雌ネジ部と、前記柱状体の外周に設けられ、前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部とで構成されていることが好ましい。
これにより、簡単な構造で収縮状態と伸長状態とをより確実に維持することができる。
本発明の連結軸は、一対の突起部と、該突起部における対向する2つの面にそれぞれ設けられた軸受とを有する第1の部位と、前記2つの軸受の間に挿入する挿入部と、該挿入部を貫通する貫通孔とを有する第2の部位とを備える装身具の前記貫通孔に挿通されて、前記第1の部位の突起部と前記第2の部位の挿入部とを連結する連結軸であって、
中空部と、該中空部の内周に設けられた雌ネジ部とを有する筒状体と、
前記中空部に挿入され、外周に前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有する柱状体と、
前記連結軸の全長が伸長する方向に前記筒状体と前記柱状体とを付勢する付勢手段とを備え、
前記筒状体および前記柱状体の一方が他方に対して回転することにより、前記全長が収縮した収縮状態と、該収縮状態のときよりも前記全長が伸長して、前記筒状体および前記柱状体の端部がそれぞれ前記各軸受に入り込む伸長状態とに変化可能であることを特徴とする。
これにより、装身具の第1の部位と第2の部位とを容易に連結および連結解除をすることができる連結軸を提供することができる。
本発明の連結軸では、前記筒状体および前記柱状体の端部には、それぞれ、前記各軸受に挿入され、外径が縮径した縮径部が設けられていることが好ましい。
これにより、軸受の内径を小さくすることができ、よって、第1の部位に対して軸受が目立つのを防止することができる。従って、装身具の審美性を高めることができる。
本発明の連結軸では、前記突起部の2つの面の距離は、前記挿入部の幅とほぼ同等であることが好ましい。
これにより、挿入部と突起部との間隙の大きさを小さくすることができ、よって、装身具の審美性を高めることができる。
本発明の連結軸では、前記筒状体および前記柱状体の少なくとも一方の端部には、前記筒状体および前記柱状体の一方を他方に対して回転させるための工具が係合する係合部が設けられていることが好ましい。
これにより、工具を連結軸に確実に係合させることができる。
本発明の連結軸では、前記係合部は、一文字状をなす溝で構成されていることが好ましい。
これにより、工具を連結軸により確実に係合させることができる。
本発明の連結軸では、前記付勢手段は、圧縮コイルバネで構成されていることが好ましい。
これにより、簡単な構造で、筒状体と柱状体とを付勢する付勢力を得ることができる。
本発明の連結軸では、前記圧縮コイルバネは、前記筒状体の中空部内に設置されていることが好ましい。
これにより、簡単な構造で、筒状体と柱状体とを付勢する付勢力を得ることができる。
本発明の連結方法は、本発明の連結軸を用いて、前記第1の部位と前記第2の部位とを連結する方法であって、
前記連結軸を前記収縮状態とし、この状態で、前記第2の部位の挿入部を前記第1の部位の2つの軸受の間に挿入し、
次いで、前記連結軸をその軸方向に移動して、前記筒状体および前記柱状体の一方を前記軸受に押し付け、
次いで、前記筒状体および前記柱状体の他方を変位させて、前記連結軸を前記伸長状態とすることを特徴とする。
これにより、第1の部位と第2の部位とを容易に連結および連結解除をすることができる。
本発明の連結方法では、前記第1の部位は、腕時計用ケースであり、前記第2の部位は、腕時計用バンドであることが好ましい。
これにより、装身具の第1の部位と第2の部位とを容易に連結および連結解除をすることができる連結軸を備えた腕時計を提供することができる。
本発明の腕時計は、本発明の連結軸を備えたことを特徴とする。
これにより、装身具の第1の部位と第2の部位とを容易に連結および連結解除することができる。
本発明の腕時計では、前記第1の部位は、腕時計用ケースであり、前記第2の部位は、腕時計用バンドであることが好ましい。
これにより、装身具の第1の部位と第2の部位とを容易に連結および連結解除することができる。
本発明によれば、第1の部位と第2の部位とを容易に連結および連結解除することができる連結軸および連結方法を提供すること、また、前記連結軸を備えた腕時計を提供することができる。
以下、本発明の連結軸、連結方法および腕時計を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の連結軸を備えた腕時計の斜視図、図2は、図1中のA−A線断面図、図3は、図1中のB−B線断面図、図4は、図1に示す腕時計の側面図、図5〜図8は、それぞれ、本発明の連結軸を用いて腕時計用ケースと腕時計用バンドとを連結する方法を示す図である。
図1および図2に示すように、アナログ式腕時計(装身具)1(以下、単に「時計」という)は、外装部(腕時計用ケース(第1の部位))2と、該外装部2の内部に設置(収納)され、時計用針31を駆動するムーブメント3と、時計1を腕に装着する際に用いられる腕時計用バンド(第2の部位)4(以下、単に「バンド」という)とを備えている。
図2に示すように、外装部2は、胴23と、ガラス板(カバーガラス)21と、ガラス板21を保持するベゼル22と、胴23の裏側に設置される時計用裏蓋5(以下、単に「裏蓋」という)とを有している。
図2に示す胴23には、巻真パイプ26が嵌入され、この巻真パイプ26に、りゅうず24が回転可能に設けられている。りゅうず24を回転させることにより、そのトルクがシャフト27を介して、ムーブメント3に伝わる。これにより、時計用針31を調整することができる、すなわち、表示する時刻を調整することができる。
胴23とベゼル22とは、互いにプラスチックパッキン28により固定され、ベゼル22とガラス板21とは、互いにプラスチックパッキン29により固定されている。
また、胴23に対し裏蓋5が嵌合(または螺合)されており、これらの接合部(シール部)50には、リング状のゴムパッキン(裏蓋パッキン)30が圧縮状態で介挿されている。この構成によりシール部50が液密に封止され、防水機能が得られる。
図3に示すように、連結軸32は、中空部332を有する有底筒状をなす本体(筒状体)33と、ピン(柱状体)34と、圧縮コイルバネ(付勢手段)35とを備えている。この連結軸32は、外装部2とバンド4とを連結するのに用いられる。
本体33は、底部(端部)331において、本体33の中心軸の方向に突出し、外径が本体33の外径よりも縮径した縮径部36と、開口部333側において、中空部332の内周面(内周)37に形成された雌ネジ(雌ネジ部)38とを有する。
外装部2とバンド4とが連結された状態(以下、この状態を「連結状態」という)では、後述する外装部2の軸受45aに縮径部36が挿入される。このような縮径部36が形成されていることにより、軸受45aの内径を小さくすることができ、よって、外装部2に対して軸受45aが目立つのを防止することができる。従って、時計1の審美性を高めることができる。
ピン34は、本体33の中空部332に挿入されるように、その外径が本体33(中空部332)の内径より若干小さく設定されている。ピン34は、外側の端部341において、ピン34の中心軸の方向に突出し、本体33の縮径部36のように外径が縮径した縮径部39と、外周面(外周)342に形成され、雌ネジ38と螺合する雄ネジ(雄ネジ部)40とを有する。
連結状態では、後述する外装部2の軸受45bに縮径部39が挿入される。このような縮径部39が形成されていることにより、軸受45bの内径を小さくすることができ、よって、外装部2に対して軸受45bが目立つのを防止することができる。従って、時計1の審美性を高めることができる。
また、縮径部39の端面(端部)391には、例えば、マイナスドライバ47のような工具と係合する係合溝(溝(係合部))46が形成されている(図7参照)。この係合溝46にマイナスドライバ47が係合することにより、本体33に対してピン34を回転させることができる。これにより、連結軸32の全長を容易に調節する(変化させる)ことができる。
図4に示すように、この係合溝46は、側面視における形状が一文字状をなしている。これにより、マイナスドライバ47を溝46により確実に係合させることができる。
なお、本体33の縮径部36の外径と、ピン34の縮径部39の外径とは、ほぼ同等であるのが好ましい。これにより、軸受45a、45bのそれぞれの内径同士もほぼ同等とすることができ、よって、連結軸32の取付方向(図3中の左右方向)を問わずに、連結軸32を取り付ける(用いる)ことができる。
また、本体33およびピン34の構成材料としては、特に限定されないが、各種金属材料や各種プラスチック等を単独または組み合わせて用いることができる。
圧縮コイルバネ35は、例えば鋼等の線材を芯棒等に巻き付けて形成された巻きバネである。圧縮コイルバネ35は、本体33の中空部332内に挿入(設置)されるように、その外径が本体33の内径より若干小さく設定されている。また、圧縮コイルバネ35は、連結軸32の全長が伸長する方向(図3および図5中の左右方向)に本体33とピン34とを付勢するように、自由長が中空部33の中心軸方向(長手方向)の長さより長く設定されている。すなわち、圧縮コイルバネ35は、本体33とピン34とを付勢するように、圧縮コイルバネ35の両端部がそれぞれ、本体33およびピン34に常時当接している。
このように、圧縮コイルバネ35を用いることにより、簡単な構造で、本体33とピン34とを付勢する付勢力を得ることができる。
このような構成の連結軸32は、ピン34が本体33に対して相対的に回転(変位)することにより、全長が収縮した収縮状態と、その収縮状態のときよりも全長が伸長する伸長状態とに変化可能である。
前述したように、ピン34と本体33とは、それぞれに形成されている雄ネジ40および雌ネジ38により螺合している。これにより、たとえ連結軸32にその中心軸方向に外力が加わっても、収縮状態と伸長状態とを確実に維持することができる。すなわち、雄ネジ40および雌ネジ38は、前記各状態を維持する状態維持手段としての機能を有している。
また、この機能(状態維持手段)により、本体33に対するピン34の位置を任意に変位させることができるとともに、その位置における連結軸32の状態を維持することができる。
また、圧縮コイルバネ35によりピン34と本体33とが付勢されているため、雄ネジ40と雌ネジ38との螺合が弛緩するのが防止され、よって、前記各状態をより確実に維持することができる。
図3に示すように、伸長状態(連結状態)では、本体33の縮径部36およびピン34の縮径部39がそれぞれ各軸受45a、45bに入り込む。これにより、外装部2とバンド4とを容易かつ確実に連結することができる。また、たとえ外装部2に対してバンド4を引張るような外力、すなわち、外装部2とバンド4との連結を解除するような外力が加わっても、連結軸32の伸長状態が維持されているため、本体33の縮径部36およびピン34の縮径部39がそれぞれ各軸受45a、45bから容易にはずれることが防止される。
ここで、外装部2とバンド4とが連結軸32によって連結されるそれぞれの連結箇所について説明する。
図1に示すように、外装部2には、その縁部に設けられた一対の突起部42a、42bが2組設けられている。この一対の突起部42a、42bにより、後述するバンド4の挿入部41が挿入(連結)される被挿入部44が形成(構成)されている。
図3に示すように、突起部42a、42bは、それぞれが対向する2つの面43a、43bに軸受(軸孔)45a、45bが形成されて(設けられて)いる。すなわち、これら軸受45a、45bは、互いに対向して、突起部42a、42bに設けられている。
また、これら軸受45a、45bは、それぞれ、突起部42a、42bを貫通している。これにより、いずれの軸受45a、45bからもマイナスドライバ47を挿入することができる。
図1に示すように、バンド4には、被挿入部44(2つの軸受45a、45bの間)に挿入する挿入部41がバンド4の両端部にそれぞれ設けられている。
図3に示すように、挿入部41(バンド4)は、その幅方向(図3中の左右方向)に貫通する貫通孔48を有している。連結状態では、連結軸32が貫通孔48に挿通(設置)され、外装部2とバンド4とが連結軸32を軸として回動可能となる。
また、挿入部41の幅(図3中のwで示す長さ)は、突起部42a、42bの面43a、43bの距離(図3中のwで示す長さ)とほぼ同等である。これにより、挿入部41と被挿入部44との間隙(クリアランス)の大きさを小さくすることができ、よって、時計1の審美性を高めることができる。
また、貫通孔48の内径は、本体33(連結軸32)の外径より若干大きいのが好ましい。これにより、外装部2とバンド4とが確実に回動することができる。また、連結軸32を貫通孔48に容易に挿通することでき、よって、外装部2とバンド4との組立(連結)が容易に行われる。
次に、連結軸32を用いて、外装部2とバンド4とを連結する方法(連結方法)について説明する。
まず、本体33に対してピン34を時計回りに回転させて、圧縮コイルバネ35の付勢力に抗して,連結軸32を収縮状態とする。
次いで、図5に示すように、収縮状態の連結軸32をバンド4の貫通孔48に挿入(挿通)する。このとき、連結軸32を、その長さが貫通孔48の長さとほぼ同等またはそれより短くなるようにする。これにより、連結軸32の両端部(縮径部36、39)が貫通孔48の両開口からそれぞれ突出するのが防止され、よって、バンド4の挿入部41を外装部2の被挿入部44に挿入するとき、この挿入を容易に行うことができる。
次に、前記の状態で、図5中の矢印方向に、バンド4の挿入部41を外装部2の被挿入部44に挿入する。このとき、連結軸32の収縮状態は、本体33の雌ネジ38とピン34の雄ネジ40との螺合により維持されているため、従来の連結軸(連結具)ように連結軸の両端を挟持して、収縮状態を維持し続ける必要がない。従って、挿入部41を被挿入部44に容易に挿入することができる。すなわち、外装部2とバンド4との組立を容易に行うことができる。
また、図6に示すように、バンド4の挿入部41を外装部2の被挿入部44に挿入した際、連結軸32の縮径部36および縮径部39は、それぞれ、軸受45aおよび45bに対向するような位置に配置(設置)される。
次いで、図7に示すように、軸受45bにマイナスドライバ47の先端を挿入し、該先端を係合溝46に係合させて、マイナスドライバ47によって連結軸32をその中心軸に方向に押圧(移動)する。そして、本体33の底部331を面43aに当接させる(押し付ける)とともに、縮径部36を軸受45aに係合させる(挿入する)。
その後、マイナスドライバ47を用いてピン34を反時計回りに回転させて、雌ネジ38と雄ネジ40との螺合を緩める。これにより、ピン34が本体33から突出する方向に移動(変位)するため、連結軸32が伸長する。
さらに、ピン34の反時計回りの回転を継続させて、連結軸32を伸長状態とする。このとき、図8(図3)に示すように、連結軸32は、ピン34の段差部345が面43bに当接するとともに、縮径部39が軸受45bに係合する。
以上に示す連結方法により、外装部2とバンド4とを容易に連結することができる。また、外装部2とバンド4との連結を解除するには、前記とは逆の操作(工程)を行うことにより,容易に連結解除をすることができる。また、連結軸32を備えた時計1を得ることができる。
本発明の連結軸および連結方法によれば、挿入部41の貫通孔48に連結軸32を収納した状態で、ピン34を回転させて連結軸32の長さを容易かつ自在に調整することができる。これにより、連結軸32に素手にて伸縮操作可能な突起を設ける必要を無くすことができる。従って、時計1の外観を損なわずに、装着性を確保することができる。
また、本体33およびピン34を互いに離間させる方向に反発力を作用させる圧縮コイルバネ35を本体33の中空部332に備えるため、雌ネジ38と雄ネジ40との緩み(ネジ戻り、バックラッシュ)を防止し、外装部2からのバンド4の脱落を防止することできる。
また、マイナスドライバ47によって連結軸32の長さの調整が可能なため、外装部2とバンド4との連結に、特殊な工具(例えば、腕時計用バンドの着脱工具)を用いる必要なく、使用者が容易にバンド4を交換することができ、また、生産工場においても手際よく(容易に)外装部2とバンド4とを連結することができる。
また、雌ネジ38と雄ネジ40とが螺合することにより、連結軸32の長さを無段階に変化させることができるため、1種類の連結軸32によって、幅が異なる数種類のバンド4(被挿入部44)に対応することができ、連結軸32の種類削減および在庫削減にも寄与する。
また、ピン34を回転させて連結軸32の長さをバンド4の幅以下にすることにより、連結軸32をバンド4の挿入部41とともに、被挿入部44に対して斜め方向から挿入する必要をなくすことができる。その結果、前記クリアランスを小さくすることができる。これにより、時計1の審美性を向上することができる。
また、連結軸32をさらに伸長させて、連結軸32の両端部、すなわち、本体33の底部331およびピン34の段差部345がそれぞれ、面43a、43bに強固に当接(圧着)した場合には、外装部2とバンド4との回動に抵抗を与えるような設定をすることができる。さらには、その回動を停止させるような設定もすることができる。
また、連結軸32の両端面は、それぞれ、軸受45a、45bにおける外側の開口の位置とほぼ同等またはその位置より内側に位置しているのが好ましい。これにより、縮径部36、39が軸受45a、45bから外側に突出するのを防止することができ、よって、例えば、使用者の衣服に縮径部36、39が係止する(引っかかる)ことを防止することができる。
以上、本発明の連結軸、連結方法および腕時計について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、前述した説明では、装身具としての腕時計に本発明の連結軸を適用する場合について説明したが、本発明の連結軸が適用される装身具としては、これに限定されず、ペンダントやブレスレットなど回転可能に連結される2つ以上の部材(部位)から構成される装身具が該当する。
また、腕時計は、アナログ式であるのに限定されず、デジタル式であってもよい。
また、係合部は、ピンの縮径部(端部)に設けられているのに限定されず、例えば、本体の縮径部(端部)に設けられていてもよいし、ピンの縮径部(端部)および本体の縮径部(端部)の双方に設けられていていてもよい。
また、係合部は、マイナスドライバに対応するように形成されているのに限定されず、例えば、六角レンチ(レンチ)、プラスドライバに対応するように形成されていてもよい。
また、本体の縮径部が挿入される軸受は、貫通するように形成されているのに限定されず、例えば、本体の縮径部が挿入されるだけ凹状をなすように形成されていてもよい。
また、軸受と本体の縮径部とは、互いに嵌合する(固定される)よう構成されているのが好ましい。これにより、ピンを回転させるときに、この回転に伴って本体が回転するのが防止される。
本発明の連結軸を備えた腕時計の斜視図である。 図1中のA−A線断面図である。 図1中のB−B線断面図である。 図1に示す腕時計の側面図である。 本発明の連結軸を用いて腕時計用ケースと腕時計用バンドとを連結する方法を示す図である。 本発明の連結軸を用いて腕時計用ケースと腕時計用バンドとを連結する方法を示す図である。 本発明の連結軸を用いて腕時計用ケースと腕時計用バンドとを連結する方法を示す図である。 本発明の連結軸を用いて腕時計用ケースと腕時計用バンドとを連結する方法を示す図である。 従来の腕時計において時計用ケースと腕時計用バンドとを接続する連結具の断面図である。
符号の説明
1……アナログ式腕時計 2……外装部(腕時計用ケース) 3……ムーブメント 4……バンド 5……裏蓋 21……ガラス板 22……ベゼル 23……胴 24……りゅうず 26……巻真パイプ 27……シャフト 28、29……プラスチックパッキン 30……ゴムパッキン 31……時計用針 32……連結軸 33……本体 331……底部 332……中空部 333……開口部 34……ピン 341……端部 342……外周面 345……段差部 35……圧縮コイルバネ 36……縮径部 37……内周面 38……雌ネジ 39……縮径部 391……端面 40……雄ネジ 41……挿入部 42a、42b……突起部 43a、43b……面 44……被挿入部 45a、45b……軸受 46……係合溝 47……マイナスドライバ 48……貫通孔 50……シール部 51……パイプ 52……ピン 53……圧縮コイルバネ 54……連結具 55……突起 56……軸受

Claims (13)

  1. 対向して設けられた2つの軸受を有する第1の部位と、前記2つの軸受の間に挿入する挿入部と、該挿入部を貫通する貫通孔とを有する第2の部位とを備える装身具の前記貫通孔に挿通されて、前記第1の部位と前記第2の部位とを連結する連結軸であって、
    中空部を有する筒状体と、
    前記中空部に挿入される柱状体と、
    前記連結軸の全長が伸長する方向に前記筒状体と前記柱状体とを付勢する付勢手段と、
    前記全長が収縮した収縮状態と、該収縮状態のときよりも前記全長が伸長して、前記筒状体および前記柱状体の端部がそれぞれ前記各軸受に入り込む伸長状態とのぞれぞれの状態を維持する状態維持手段を備えたことを特徴とする連結軸。
  2. 前記状態維持手段は、前記筒状体の中空部の内周に設けられた雌ネジ部と、前記柱状体の外周に設けられ、前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部とで構成されている請求項1に記載の連結軸。
  3. 一対の突起部と、該突起部における対向する2つの面にそれぞれ設けられた軸受とを有する第1の部位と、前記2つの軸受の間に挿入する挿入部と、該挿入部を貫通する貫通孔とを有する第2の部位とを備える装身具の前記貫通孔に挿通されて、前記第1の部位の突起部と前記第2の部位の挿入部とを連結する連結軸であって、
    中空部と、該中空部の内周に設けられた雌ネジ部とを有する筒状体と、
    前記中空部に挿入され、外周に前記雌ネジ部と螺合する雄ネジ部を有する柱状体と、
    前記連結軸の全長が伸長する方向に前記筒状体と前記柱状体とを付勢する付勢手段とを備え、
    前記筒状体および前記柱状体の一方が他方に対して回転することにより、前記全長が収縮した収縮状態と、該収縮状態のときよりも前記全長が伸長して、前記筒状体および前記柱状体の端部がそれぞれ前記各軸受に入り込む伸長状態とに変化可能であることを特徴とする連結軸。
  4. 前記筒状体および前記柱状体の端部には、それぞれ、前記各軸受に挿入され、外径が縮径した縮径部が設けられている請求項3に記載の連結軸。
  5. 前記突起部の2つの面の距離は、前記挿入部の幅とほぼ同等である請求項3または4に記載の連結軸。
  6. 前記筒状体および前記柱状体の少なくとも一方の端部には、前記筒状体および前記柱状体の一方を他方に対して回転させるための工具が係合する係合部が設けられている請求項2ないし5のいずれかに記載の連結軸。
  7. 前記係合部は、一文字状をなす溝で構成されている請求項6に記載の連結軸。
  8. 前記付勢手段は、圧縮コイルバネで構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載の連結軸。
  9. 前記圧縮コイルバネは、前記筒状体の中空部内に設置されている請求項8に記載の連結軸。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の連結軸を用いて、前記第1の部位と前記第2の部位とを連結する方法であって、
    前記連結軸を前記収縮状態とし、この状態で、前記第2の部位の挿入部を前記第1の部位の2つの軸受の間に挿入し、
    次いで、前記連結軸をその軸方向に移動して、前記筒状体および前記柱状体の一方を前記軸受に押し付け、
    次いで、前記筒状体および前記柱状体の他方を変位させて、前記連結軸を前記伸長状態とすることを特徴とする連結方法。
  11. 前記第1の部位は、腕時計用ケースであり、前記第2の部位は、腕時計用バンドである請求項10に記載の連結方法。
  12. 請求項1ないし9のいずれかに記載の連結軸を備えたことを特徴とする腕時計。
  13. 前記第1の部位は、腕時計用ケースであり、前記第2の部位は、腕時計用バンドである請求項12に記載の腕時計。
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