JP3160600U - 駒連結構造のバンド - Google Patents
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Abstract
【課題】連結軸と駒との連結が容易であって、連結後には不用意に抜けるようなことはなく、駒と連結軸との連結が確実で、長期にわたって支障なくバンドの駒連結を維持できる駒連結構造のバンドを提供する。【解決手段】連結軸13と、外駒11と、第1管体14と、第2管体15とを備える。第1管体14の小径14b部分の薄肉部14cに第2管体15を嵌着して組み付けた状態で、外駒11の受け孔12の大径部12aに入れる。次に、連結軸13の先端を、大径部12aに挿入する。そして、連結軸13の拡径部13bが、第1管体14の小径14b部分を通り抜けると、第1管体14と第2管体15との弾性復帰が相俟って、第1管体14と第2管体15の径は元に戻る。【選択図】図1
Description
本考案は、時計バンドや装飾品用のバンドに適用され、複数の駒を連結軸にて連結されて構成される駒連結構造のバンドに関する。
従来の駒連結構造のバンドとしては、複数の外駒と内駒とが互い違いに配置され、対向して配される対となる外駒を連結軸にて結合し、結合された外駒間の結合軸に内駒を装着することにより、隣接する外駒と内駒とがそれぞれ連結軸にて順次連結される構成のものが一般的である。
そして、連結軸と各駒との連結構造として、従来、各種のものが提案され実施されてきている。例えば、基本的に各駒をネジで連結固定したり、連結軸に圧入したりする構造のものがある。
その中で、特許文献1,2に記載されているような断面C状のリング体を用い、バンドにおける連結軸と駒にリング体を介在させて、リング体の弾性を利用して連結軸と駒とを連結固定するようにした構造のものがある。
前記従来のバンドにおける断面C状のリング体にて駒を連結するものでは、リング体の弾性を利用した組立て、および分解を行うため、連結軸と駒との装着および脱着が容易であるという利点がある。
しかしながら、脱着が容易であるということは、リング体に対して脱着方向へ外力が加わると不用意に連結軸と駒との連結状態が解除されてしまうことになる。すなわち、前記従来の構造では、バンドにおける駒連結の維持が確実でないといえ、バンド構造としての信頼性に欠けるという課題がある。
そこで本件出願人は、特許文献3によって、駒連結構造のバンドにおける駒と連結軸との連結が確実で、長期にわたって支障なくバンドの駒連結を維持できるような構造を提案した。
図7に特許文献3における駒連結構造を示す、図7において、連結軸3の凹部3aにテーパーを有する管状のCリング4を装着し、この状態で連結軸3を外駒1に形成した受け孔2の小径部2bを通して大径部2aに挿入することにより、Cリング4の大径側4bが外駒1の受け孔2における小径部2b側に係止する。
このため、連結軸3と外駒1との連結は容易でありながら、連結後は不用意に抜けるようなことはなく、外駒1と連結軸3との連結が確実で、長期にわたって支障なくバンドの駒連結を維持することができる構造となる。
このため、連結軸3と外駒1との連結は容易でありながら、連結後は不用意に抜けるようなことはなく、外駒1と連結軸3との連結が確実で、長期にわたって支障なくバンドの駒連結を維持することができる構造となる。
特許文献3に記載の構造において、連結軸3を、Cリング4を装着した状態で駒体1の受け孔2へ挿入するのでなく、Cリング4を駒体1の受け孔2の大径部2aに収納した状態にして、連結軸3を受け孔2へ挿入して各部を前記のように連結することも考えられる。
この場合、受け孔2の大径部2aに収納されているCリング4の大径側4bから連結軸3先端の拡径部を挿入し、この連結軸3の拡径部がCリング4の小径側4aを押し広げることになる。
そして、駒1の内部において、Cリング4の小径側4aから連結軸3の拡径部が抜け出ると、Cリング4の小径側4aがCリング4自体の弾性にて元の小径に戻り、これにより、Cリング4の小径側4aが連結軸3の拡径部と係止し、Cリング4を介して連結軸3の抜けが防止されることを意図している。
特許文献3に記載の前記構造では、Cリング4自体の弾性維持/復元性が完全であって、Cリング4の小径側4aの径が、拡大開放後に所定の元の小径に戻ることを前提とした構成である。
しかしながら、Cリング4の材質のバラツキ、寸法のバラツキによっては、Cリング4が広がり状態から元の小径に戻らない場合があった。Cリング4の小径側4aが所定の小径状態にならないと、連結軸3の拡径部と係止せず、連結軸3が駒1から抜け落ちることになる。
バンドの構成部材であるCリング4は、駒1内に装着される小さな部品であって、小部品であるCリング4に材質の安定性や寸法の高精度を求めること自体、製造上の大きな問題であって、材質の安定性や寸法の高精度を全て実行することは、コストアップを招く原因となってしまう。
そこで本考案は、前記従来の課題を解決し、テーパーを有する断面略C状の管体を用いながら、従来と同様に連結軸と駒との連結は容易であって、連結後は不用意に抜けるようなことはなく、駒と連結軸との連結が確実で、長期にわたって支障なくバンドの駒連結を維持できる駒連結構造のバンドを提供することを目的とする。
本考案の駒連結構造のバンドは、一部に凹部を形成して先端部に拡径部を形成した連結軸と、前記連結軸の先端部が挿入される側を小径部とし、かつ内部を大径部として、前記連結軸の先端部分を受ける受け孔が形成された駒と、前記受け孔の前記小径部よりも先端部が小径で、かつ該小径部分の外周に薄肉部が形成され、前記先端部とは反対方向に向かって大径となるテーパーを有する断面略C状の第1管体と、前記第1管体の前記小径部の前記薄肉部に嵌合して、前記薄肉部を前記連結軸の前記凹部の側部に圧接させる断面略C状の第2管体とを備え、前記第1管体と前記第2管体とを組み付けて、前記受け孔の前記大径部内に装着した状態で、前記連結軸を前記受け孔の小径部分を通して前記第1管体と前記第2管体との内部へ挿入し、該挿入した状態で前記第1管体における前記テーパーの大径部分が前記受け孔の前記大径部と前記小径部間の段部に係止し、前記第1管体における前記テーパーの小径部分が前記連結軸の前記拡径部と係止する構成にして、前記連結軸により複数の前記駒を連結することを特徴とする。
また、前記駒が外駒であり、該外駒間の前記連結軸に内駒を装着することを特徴とする。
本考案の駒連結構造のバンドによれば、テーパーを有する第1管体と、この第1管体の小径部の薄肉部に嵌合して、この薄肉部を連結軸の凹部側部に圧接させる第2管体とを備えたことにより、第1管体の小径部が広がった後、広げる力が無くなったときには、第2管体によって第1管体の小径部を元の小径状態に戻すことができ、かつ、その状態を維持することができる。また、第2管体は形状が単純なため、バネ性の強い材料を使用でき、第1管体の径の復元、および径の維持を良好かつ確実に行わせることができる。
よって、管体の材質の変更や高精度化を図ることなく、かつ組立性を維持しながら、従来例のように第1管体の小径部が広がったままになることを防ぐことができ、確実に第1管体の小径部と連結軸の拡径部との係止が行われ、連結軸の駒からの抜け落ちをなくすことができる。
以下に本考案の好適な実施形態を図面にて説明する。
図1,図2において、11は一対の受け孔12が形成された外駒、13は連結軸、14はテーパーを有する断面略C状の第1管体、15は断面略C状の第2管体である。
図1,図6に示すように、外駒11は、一対の受け孔12における内部のそれぞれに大径部12aが形成され、開口部分が小径部12bとなっている。
図1〜図3に示すように、連結軸13は、両先端部に第1管体14が嵌合する小径の凹部13aが形成され、先端部が拡径部13bとなっている。
図1,図2,図4に示すように、第1管体14は、側部に割溝部14aが形成され、受け孔12の小径部12bよりも先端部が小径14bで、かつ小径14b部分の外周に薄肉部14cが形成され、小径14bの先端部とは反対方向側が大径14dとなるテーパーT部分を有している。
図1,図2,図5に示すように、第2管体15は、側部に割溝部15aが形成された略等径の管状のものである。
外駒11と連結軸13との連結について、図1,図2に基づいて具体的に説明する。
まず、第1管体14の薄肉部14cに第2管体15を嵌着して組み付けた状態で、冶具などを用いて外駒11の受け孔2の大径部12aに入れる。このとき、第1管体14の大径14d部分は、径方向に押圧して径を小さくた状態にして、受け孔2の小径部12bから大径部12aへと挿入する。
まず、第1管体14の薄肉部14cに第2管体15を嵌着して組み付けた状態で、冶具などを用いて外駒11の受け孔2の大径部12aに入れる。このとき、第1管体14の大径14d部分は、径方向に押圧して径を小さくた状態にして、受け孔2の小径部12bから大径部12aへと挿入する。
次に、連結軸13の先端を、外駒11の受け孔12の小径部12bを通して大径部12aに挿入する。すると、連結軸13の拡径部13bが、第1管体14の小径14b部分と第2管体15とを、径方向に押し広げながら奥へと入る。
そして、連結軸13の拡径部13bが、第1管体14の小径14b部分を通り抜けると、第1管体14と第2管体15との弾性復帰により、第1管体14と第2管体15の径は元に戻る。このとき、第1管体14の小径14b部分の薄肉部14cには第2管体15が嵌着して、小径14b部分の薄肉部14cが内方へ付勢されているため、当該小径14b部分の薄肉部14cは、連結軸13の凹部13a側部に圧接し、かつ拡径部13bに係止するように、確実に所定の径に戻されることになる。
このようにして、連結軸13の先端部分が受け孔12の大径部12a内に入ると、第1管体14のテーパーTの大径14d部分の端部が受け孔12の大径部12aと小径部12b間の段部に係止し、また、第1管体14の小径14b部分が連結軸13の拡径部13bと係止することになり、連結軸3は外駒1から外れることなく連結,固定されることになる。
本駒連結構造のバンドは、複数の駒を連結軸により連結して構成される駒連結構造のバンドであって、一対の外駒11間に連結軸3にて保持される公知の内駒(図示せず)を設ける構造になっている。内駒に一対の貫通孔が形成されたものを用いることにより、貫通孔に連結軸13を挿入することによって連結駒構造にする。この駒連結を連続して行うことにより、所望長さのバンドを作製することができる。
なお、外駒11の受け孔12における小径部12bの部位を、外駒1の他の部位とは別部材にて形成し、これらを一体に接合して駒体とすることも考えられ、このようにすることにより外駒1の製作が容易になる。
本考案は、各種バンド類、特に装身具などの身体に着ける各種のバンドに適用され、また多様な意匠展開を図ることも可能である。
11 外駒
12 受け孔
12a 大径部
12b 小径部
13 連結軸
13a 凹部
13b 拡径部
14 第1管体
14a 割溝部
14b 小径部分
14c 薄肉部
14d 大径部分
15 第2管体
15a 割溝部
T テーパー
12 受け孔
12a 大径部
12b 小径部
13 連結軸
13a 凹部
13b 拡径部
14 第1管体
14a 割溝部
14b 小径部分
14c 薄肉部
14d 大径部分
15 第2管体
15a 割溝部
T テーパー
Claims (2)
- 一部に凹部を形成して先端部に拡径部を形成した連結軸と、
前記連結軸の先端部が挿入される側を小径部とし、かつ内部を大径部として、前記連結軸の先端部分を受ける受け孔が形成された駒と、
前記受け孔の前記小径部よりも先端部が小径で、かつ該小径部分の外周に薄肉部が形成され、前記先端部とは反対方向に向かって大径となるテーパーを有する断面略C状の第1管体と、
前記第1管体の前記小径部の前記薄肉部に嵌合して、前記薄肉部を前記連結軸の前記凹部の側部に圧接させる断面略C状の第2管体とを備え、
前記第1管体と前記第2管体とを組み付けて、前記受け孔の前記大径部内に装着した状態で、前記連結軸を前記受け孔の小径部分を通して前記第1管体と前記第2管体との内部へ挿入し、該挿入した状態で前記第1管体における前記テーパーの大径部分が前記受け孔の前記大径部と前記小径部間の段部に係止し、前記第1管体における前記テーパーの小径部分が前記連結軸の前記拡径部と係止する構成にして、前記連結軸により複数の前記駒を連結することを特徴とする駒連結構造のバンド。 - 前記駒が外駒であり、該外駒間の前記連結軸に内駒を装着することを特徴とする請求項1記載の駒連結構造のバンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010002753U JP3160600U (ja) | 2010-04-07 | 2010-04-07 | 駒連結構造のバンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2010002753U Ceased JP3160600U (ja) | 2010-04-07 | 2010-04-07 | 駒連結構造のバンド |
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2010
- 2010-04-07 JP JP2010002753U patent/JP3160600U/ja not_active Ceased
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