JP2005329022A - 洗浄機 - Google Patents

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Yoshifumi Tanabe
佳史 田辺
Takahiko Manda
隆彦 萬田
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Abstract

【課題】 洗浄水を噴射させるために大きなポンプ出力を必要とせず、洗浄に使用する水の量を増大させることなく、食器等に対してムラなく均一に洗浄水を噴きかける。
【解決手段】 太陽歯車302と内歯車303との間に遊星歯車304を介在させる遊星歯車機構301を設け、遊星歯車304に洗浄ノズル体108を偏心させて回転自在に取り付け、洗浄ノズル体108に圧縮した洗浄水を送り込むモータ一体型の軸流ポンプ107のモータ201で太陽歯車302を回転駆動する。太陽歯車302が回転すると遊星歯車304が太陽歯車302の周囲を自転しながら公転するので、洗浄ノズル体108も太陽歯車302の周囲を公転し、遊星歯車304の回転中心の周囲を公転する。洗浄水の噴射方向が洗浄ノズル体108の回転方向と逆方向に向けられた自己回転用ノズル109aを洗浄ノズル体108に形成することで、洗浄ノズル体108は回転推進力を得、自転もする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、食器等の洗浄対象物を洗浄する洗浄機に関する。
洗浄機においては、洗浄槽の内部に保持された洗浄対象物である食器等に対して、ムラなく均一に洗浄水を噴きかけたいという要望がある。このような要望に応えるに、例えば特許文献1には、複数個のノズルを有する複数個の洗浄ノズル体を連結し、多くのノズルから洗浄水をカオス状態で噴出する方式の回転ノズル装置が開示されている。この回転ノズル装置は、ある洗浄ノズル体に洗浄水が供給されると、その洗浄ノズル体に形成されたノズルから洗浄水を噴射させると共に、その洗浄ノズル体に連結されている別の洗浄ノズル体に洗浄水を供給し、この別の洗浄ノズル体に形成されたノズルから洗浄水を噴射させると共に、その別の洗浄ノズル体に連結されている更に別の洗浄ノズル体に洗浄水を供給し、この更に別の洗浄ノズル体に形成されたノズルから洗浄水を噴射させる、という多層のリンク構造をなしている。
特開平07−031575号
しかしながら、リンク構造をなす複数個のノズル体に形成した複数個のノズルから洗浄水を噴射させる特許文献1に記載されているような構造では、洗浄ノズル体が多層化している上にノズルの数が多くなるため、高出力のポンプが必要になって消費電力が大きくなったり、洗浄に使用する水の量が多く必要になって環境負荷を増大させてしまったりする、という問題がある。
本発明は、洗浄水を噴射させるために大きなポンプ出力を必要とせず、洗浄に使用する水の量を増大させることなく、洗浄対象物に対してムラなく均一に洗浄水を噴きかけ得るようにすることである。
本発明は、モータを駆動源とする軸流ポンプを設け、洗浄水タンクに貯留された洗浄水を軸流ポンプで吸い上げて圧縮し、洗浄ノズル体に送ることでこの洗浄ノズル体に設けられた複数個のノズルから洗浄水を噴射させ、これによって洗浄槽の内部に保持された洗浄対象物を洗浄する構造を基本とし、ある軸を中心とする同心円上に配置された太陽歯車と内歯車との間に遊星歯車を介在させて前記太陽歯車が前記モータからの駆動力を受けて回転する遊星歯車機構を洗浄槽の内部の洗浄対象物保持部の下方に配置し、前記遊星歯車に洗浄ノズル体を偏心させて回転自在に取り付け、洗浄水を前記洗浄ノズル体の回転方向と逆方向に向けて噴射する自己回転用ノズルを前記洗浄ノズル体に形成し、前記太陽歯車の回転軸と一致する位置に回転自在な連結構造を有する連結管によって前記軸流ポンプの前記吐出口と前記洗浄ノズル体の前記取入口とを連結するようにした。
本発明によれば、洗浄ノズル体が太陽歯車の周囲を公転すると共に、遊星歯車の回転中心の周囲を公転し、更に自転もするので、洗浄水の噴射位置の軌跡を同一軌跡となりにくくさせることができ、これによって、洗浄対象物に対してカオス状に均一に洗浄水を噴きかけることができ、したがって、洗浄効果を向上させることができる。この場合、洗浄ノズル体を多リンク化するわけではないので、軸流ポンプとして大出力のポンプが要求されず、省電力化を図ることができる。また、洗浄ノズル体は太陽歯車の周囲及び遊星歯車の回転中心の周囲を公転しているため、ある位置にある洗浄対象物に向けて洗浄水を噴射した後、その洗浄対象物に向けて再度洗浄水を噴射させるまでの間、洗浄対象物に付着している汚れや残滓を蒸らすことができ、これによって、洗浄効果をより一層向上させることができる。しかも、洗浄水を噴きかけることによって残滓等が洗浄対象物から脱落して落下する際、洗浄ノズル体及び遊星歯車は太陽歯車の周囲を公転していることから、落下した残滓等が洗浄ノズル体及び遊星歯車に付着しにくくすることができ、これによって、落下した残滓等が洗浄ノズル体及び遊星歯車に付着した場合に生ずることがある動作上の不都合を生じにくくすることができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図6に基づいて説明する。本実施の形態は、食器洗浄機への適用例である。
図1は、全体の縦断正面図である。洗浄機としての食器洗浄機101は、筐体102の内部上方に洗浄槽103を有する。洗浄槽103には、洗浄対象物保持部として食器籠104が設けられている。食器籠104は、皿151aやコップ151b等の洗浄対象物である食器151を収納する。筐体102の内部下方には、洗浄水wを貯留する洗浄水タンク105と、この洗浄水タンク105の上部に連結する洗浄トレイ106とが設けられている。洗浄水タンク105には、軸流ポンプ107が設けられている。洗浄トレイ106には、洗浄ノズル体108が配置されている。食器洗浄機101は、洗浄水タンク105に貯留された洗浄水wを軸流ポンプ107に吸い込ませて圧縮し、圧縮した洗浄水wを洗浄ノズル体108に送り、この洗浄ノズル体108に設けられた複数個のノズル109から噴射させる、という基本構成を備えている。ノズル109から噴射した洗浄水は、食器籠104に保持された食器151に噴きかけられ、これによって食器151の洗浄が行なわれる。洗浄水タンク105に残る使用済みの洗浄水wは、排水ポンプ110によって外部に排水される。
次に、各部の詳細について説明する。
洗浄水タンク105は、上部が拡開したカップ形状をしており、筐体102の底部の略中央部に配置されている。洗浄水タンク105には、洗浄水wを導入し排水するための図示しない給排水口が形成されている。また、洗浄水タンク105の拡開し始めた部分には、フィルタ111が設けられ、洗浄水タンク105を上下に区切っている。
洗浄トレイ106は、洗浄水タンク105の上辺に接合連結されている。洗浄トレイ106は、上方に向かうに従い拡開する形状を有している。
軸流ポンプ107について説明する。図1において、201はモータである。モータ201は、筒状のステータ202とロータ203とによって構成されている。ステータ202は、環状の鉄心を積層することにより形成されたステータコア204と、このステータコア204に巻回されたコイル205と、このコイル205をステータコア204の端面とともに覆う樹脂層206とを有する。ロータ203は、中心に回転軸207を固定的に備えた軸流インペラ208と、この軸流インペラ208の外周の一部に設けられた磁極209とを有する。軸流インペラ208は、円柱体210の外周に流路となる螺旋溝211を形成した構造のものである。回転軸207は、上下に箇所を軸受212で回転自在に保持されている。このような軸流ポンプ107は、下方に吸入口213を有し、上方に吐出口214を有する。吸入口213は、洗浄水タンク105の内部に露出して配置され、軸流インペラ208の正回転に伴い洗浄水タンク105に貯留された洗浄水wを吸い込む。吐出口214は、後述する連結管112によって洗浄ノズル体108に密閉的に連結されている。
したがって、軸流ポンプ107は、モータ201のロータ203を軸流インペラ208とするモータ一体型ポンプとして構成されている。そして、軸流インペラ208が正回転することによって洗浄水wを吸入口213から吸い込み、逆回転することによって洗浄水wを吸入口213から排出する構造である。
以上説明した軸流ポンプ107には、その外周面に線状のヒータHが螺旋状に巻き付けられている。
排水ポンプ110は、軸流ポンプ107と一体的に形成されている。つまり、ロータ203の回転軸207には、その下端にバケット型インペラ215が固定されている。このバケット型インペラ215の近傍である位置Aには、前述した図示しない給排水口が形成されている。給排水口は、軸流ポンプ107の吸入口213と、ロータ203の回転軸207を中心として180度ずれた位置に対面配置されている。上下の位置関係としては、給排水口は、軸流ポンプ107の吸入口213よりも下方に位置付けられている。図示しないが、このような軸流ポンプ107の吸入口213と給排水口とは、洗浄水タンク105の内部で、それぞれ別の空間に配置されている。吸入口213が配置される空間は、フィルタ111を通過した洗浄水wが導かれる空間である。給排水口が配置される空間は、フィルタ111を通過しない領域が連絡する空間である。これらの二つの空間は、洗浄水タンク105の内部で区画されている。バケット型インペラ215は、給排水口が配置されるフィルタ111を通過しない領域が連絡する空間に配置されている。このようなバケット型インペラ215は、軸流ポンプ107の軸流インペラ208が正回転する場合にはポンプ作用を生ぜず、軸流インペラ208が逆回転した場合にポンプ作用を生ずるように構成されている。
図2は、遊星歯車機構の平面図である。ここで、洗浄ノズル体108の取り付け構造について説明する。洗浄槽103の内部で食器籠104の下方に位置付けられる洗浄水タンク105と洗浄トレイ106との接合部には、遊星歯車機構301が取り付けられている。この遊星歯車機構301は、ある軸としての垂直軸を中心とする同心円上に配置された太陽歯車302と内歯車303との間に遊星歯車304が介在する構造である。内歯車303は、洗浄水タンク105の上縁にこの洗浄水タンク105と一体に形成されている。太陽歯車302は、内歯車303と同一平面上で軸流ポンプ107に設けられたロータ203の回転軸207に固定されている。これらの太陽歯車302と内歯車303との下側縁302a、303aは、それらのギヤ面302b、303bよりも外方に突出し、台座構造をなしている。遊星歯車304は、その台座構造をなす下側縁302a、303aに載置されている。これらの太陽歯車302と内歯車303との下側縁302a、303aに載置された遊星歯車304の抜け止めのために、洗浄トレイ106の下縁は遊星歯車304の上面を覆う位置まで延出し、太陽歯車302の上面には円錐ホルダ305が固定されている。円錐ホルダ305は、遊星歯車304の上面を覆う位置まで延出している。このような構造の遊星歯車機構301は、ロータ203の回転軸207に固定された太陽歯車302がモータ201からの駆動力を受けて回転する。すると、遊星歯車304が自転しながら太陽歯車302の周囲を公転する。図2中、矢印aは太陽歯車302の回転方向、矢印bは遊星歯車304の自転方向、矢印cは遊星歯車304の公転方向をそれぞれ示している。
洗浄ノズル体108は、遊星歯車304に偏心させて回転自在に取り付けられている。つまり、遊星歯車304には、その自転の回転中心から偏心した位置に位置させてノズル体取付孔306が形成されており、このノズル体取付孔306にはノズル体ホルダ113が軸受114を介して回転自在に取り付けられている。このノズル体ホルダ113は、後述する連結管112の一部を構成するパイプ状の部材であり、上部に洗浄ノズル体108との嵌合固定構造115を有している。この嵌合固定構造115は、洗浄ノズル体108に形成された洗浄水の取入口116の周囲に形成された構造物とノズル体ホルダ113の上部に形成された構造物との組み合わせによって構成され、洗浄ノズル体108とノズル体ホルダ113とを弾発的に嵌合固定する構造である。
ここで、遊星歯車機構301を構成する太陽歯車302の上面には円錐形状をした円錐ホルダ305が取り付けられ、遊星歯車304の上面は円錐形状に形成されている。
図3は、軸流ポンプ107の吐出口214と連結管112との連結構造を示す縦断正面図である。図4は、軸流ポンプ107の吐出口214と連結管112との連結部分に使用される軸受の斜視図である。軸流ポンプ107の吐出口214から吐出した洗浄水wを洗浄ノズル体108の取入口116に送る構造として、連結管112が設けられている。この連結管112は、三つの部材から構成されている。最初の部材は、軸流ポンプ107の吐出口214に回転自在に取り付けられた吐出口配管117である。二つ目の部材は、前述したノズル体ホルダ113である。そして、三つ目の部材は、吐出口配管117とノズル体ホルダ113とを連絡させるフレキシブル配管118である。
吐出口配管117は、遊星歯車機構301を構成する太陽歯車302の回転軸、つまり、モータ201を構成するロータ203の回転軸207と一致する位置で、軸流ポンプ107の吐出口214と回転自在な連結構造を有している。これは、太陽歯車302の周囲を公転する洗浄ノズル体108に洗浄水を供給する上で、不可避の構造である。そのための構造として、吐出口配管117は、その入口近傍の内周面に樹脂で成形されたリング状の軸受119を固定する。この軸受119は、軸流ポンプ107の吐出口214の出口外周縁に対して摺動する。そして、軸受119には、螺旋状のスリット120が形成されている。このスリット120は、約12°の傾斜角度で形成されており、太陽歯車302の周囲を遊星歯車304が公転することに伴う吐出口配管117の回転によって洗浄水wをスリット120の内部に吸引し、吐出口214の出口外周縁と軸受119との摺動部分を洗浄水wで潤滑する。
このような吐出口配管117は、抜け止め構造121によって抜け止めされた状態で吐出口214の外周面に嵌合されている。抜け止め構造121は、吐出口214の外周面に突出形成された上突部121aと、吐出口配管117の内周面に突出形成された下突部121bとによって構成されている。上突部121aの外周面の直径を下突部121bの内周面の直径よりも大径にすることで、吐出口214の外周面と吐出口配管117との嵌合抜け止めが実現されている。
軸流ポンプ107の吐出口214と連結管112との連結位置は、図1に示すように、洗浄水タンク105に貯留された洗浄水wの水位よりも低い位置に配置されている。つまり、軸流ポンプ107の吐出口214と連結管112との連結構造は、洗浄水タンクに貯留された洗浄水に浸水される位置に配置されることになる。そして、抜け止め構造121を構成する吐出口214の外周面に突出形成された上突部121aと吐出口配管117の内周面に突出形成された下突部121bとの間には、ある程度の隙間が形成されている。これらの構造は、吐出口配管117の入口近傍の内周面に固定されたリング状の軸受119のスリット120に洗浄水wを導きいれるために不可欠な構造である。
吐出口配管117の上部は、略直角に屈曲し、遊星歯車機構301を構成する太陽歯車302の回転軸、つまり、モータ201を構成するロータ203の回転軸207から離反する。このため、回転軸207は、吐出口配管117の上部を貫通する。そこで、この貫通部分からの洗浄水wの漏れ出しを防止するために、その貫通部分にはオイルシール122が設けられている。
ノズル体ホルダ113は、その下部が略直角に屈曲している。屈曲方向は、吐出口配管117の屈曲した上部に向かう方向である。これらの互いに屈曲したノズル体ホルダ113の下部と吐出口配管117の上部とは、フレキシブル構造を持ったフレキシブル配管118で連結されている。
図5は、洗浄ノズル体108の平面図である。図6は、洗浄ノズル体108の側面図である。図5に示すように、洗浄ノズル体108は、その上面に複数個のノズル109を有している。これらのノズル109は、図5に示すように、洗浄ノズル体108の回転半径方向であって、その回転中心を挟んだ両側の非対称位置にそれぞれ配置されている。各ノズル109は、取入口116から取り入れた洗浄水wを上方に向けて扇形状に噴射する。但し、洗浄ノズル体108の回転半径方向の最も外側に位置するノズル109は、自己回転用ノズル109aとされ、この自己回転用ノズル109aだけは、洗浄水噴射方向が他のノズル109と異なっている。自己回転用ノズル109aの洗浄水噴射方向は、洗浄ノズル体108の回転方向と逆方向である。これは、自己回転用ノズル109aからの洗浄水wの噴射によって、洗浄ノズル体108が推力を得、自転できるようにするためである。また、自己回転用ノズル109aの流路断面積は、別のノズル109の流路断面積よりも狭く形成されている。洗浄ノズル体108に与える推力を増大させるためである。
さらに、図6に示すように、洗浄ノズル体108の上面は、上面中央部から両側部に向かうに従い低くなるように傾斜している。
このような構成において、食器151を洗浄するには、洗浄水タンク105に洗浄水wを満たした状態で、ヒータHによって洗浄水wを加熱して温めた後、軸流ポンプ107を動作させる。つまり、コイル205に電流を流し、軸流インペラ208が正回転する方向にロータ203を回転させる。これにより、軸流インペラ208が正回転し、この回転によって洗浄水wが軸流ポンプ107の吸入口213から吸入され、吐出口214から連結管112を通り洗浄ノズル体108に至る空間内で圧縮される。これにより、洗浄ノズル体108に形成された複数個のノズル109から洗浄水wが扇形状に噴射され、洗浄槽103の内部で食器籠104に保持された食器151に噴きかけられる。これにより、食器151の洗浄が行なわれる。食器151を洗浄した洗浄水wは、フィルタ111を通って濾過された後に洗浄水タンク105に戻り、再び軸流ポンプ107に吸引される。このような動作の繰り返しによって食器151の洗浄がなさる。
このような洗浄工程において、モータ201の回転軸207に固定された遊星歯車機構301の太陽歯車302が回転駆動される。太陽歯車302が回転すると、遊星歯車304が太陽歯車302の周囲を自転しながら公転する。このため、遊星歯車304に取り付けられた洗浄ノズル体108も太陽歯車302の周囲を公転すると共に、遊星歯車304の回転中心の周囲を公転する。また、洗浄ノズル体108は、自己回転用ノズル109aからの洗浄水の噴射によって回転推進力を得、自転もする。その上、ノズル109は、洗浄ノズル体108の回転半径方向であってその回転中心を挟んだ両側の非対称位置にそれぞれ配置されているので、一方の側に形成されたノズル109からの洗浄水wの噴射位置と別の側に形成されたノズル109からの洗浄水wの噴射位置とが異なる位置となる。このようなことから、洗浄水wの噴射位置が再度同一軌跡となる可能性が極めて低くなり、これによって、食器151に対してカオス状に均一に洗浄水wを噴きかけることができる。したがって、食器151に対する洗浄効果を向上させることができる。
この場合、本実施の形態によれば、洗浄ノズル体108を多リンク化するわけではないので、軸流ポンプ107として大出力のポンプが要求されず、省電力化を図ることができる。
また、洗浄ノズル体108は太陽歯車の周囲及び遊星歯車の回転中心の周囲を公転しているため、ある位置にある食器151に向けて洗浄水wを噴射した後、その食器151に向けて再度洗浄水wを噴射させるまでの間、食器151に付着している汚れや残滓を蒸らすことができ、これによって、洗浄効果をより一層向上させることができる。
しかも、洗浄水wを噴きかけることによって残滓等が食器151から脱落して落下する際、洗浄ノズル体108及び遊星歯車304は太陽歯車302の周囲を公転していることから、落下した残滓等が洗浄ノズル体108及び遊星歯車304に付着しにくくすることができ、これによって、落下した残滓等が洗浄ノズル体108及び遊星歯車304に付着した場合に生ずることがある動作上の不都合を生じにくくすることができる。
食器151から落下した残滓等を洗浄ノズル体108等の各部に付着しにくくさせることについては、それらの各部の上面形状についての工夫の貢献度も見逃せない。つまり、図1に示すように、遊星歯車機構301を構成する太陽歯車302の上面には円錐形状をした円錐ホルダ305が取り付けられ、遊星歯車304の上面は円錐形状に形成されている。また、図6に示すように、洗浄ノズル体108の上面が上面中央部から両側部に向かうに従い低くなるように傾斜している。このような遊星歯車機構301を構成する太陽歯車302及び遊星歯車304の上面形状、並びに洗浄ノズル体108の上面形状は、一旦落下した残滓等を振り落とすのに役立つ。
食器151の洗浄後は、軸流インペラ208が逆回転する方向にロータ203を回転させる。これにより、軸流インペラ208が逆回転し、この回転によって洗浄水wが軸流ポンプ107の吸入口213から排出される。そして、軸流インペラ208が正回転する場合にはポンプ作用を生じなかったバケット型インペラ215がポンプ作用を生じ、洗浄水タンク105の図示しない給排水口から洗浄水wを排出させる。本実施の形態によれば、軸流ポンプ107と排水ポンプ110を構成するバケット型インペラ215とが一体的に構成されているので、部品点数が減少し、装置の小型化も図られる。
本発明の実施の一形態を示す全体の縦断正面図である。 遊星歯車機構の平面図である。 軸流ポンプの吐出口と配管との連結構造を示す縦断正面図である。 軸流ポンプの吐出口と配管との連結部分に使用される軸受の斜視図である。 洗浄ノズル体の平面図である。 洗浄ノズル体の側面図である。
符号の説明
103 洗浄槽
104 洗浄対象物保持部(食器籠)
105 洗浄水タンク
108 洗浄ノズル体
109 ノズル
109a 自己回転用ノズル
110 排水ポンプ
112 連結管
116 取入口
119 軸受
151 洗浄対象物(食器)
120 スリット
201 モータ
203 ロータ
207 軸流ポンプ
208 軸流インペラ
211 螺旋溝(流路)
213 吸入口
214 吐出口
215 バケット型インペラ
301 遊星歯車機構
302 太陽歯車
303 内歯車
304 遊星歯車
w 洗浄水

Claims (8)

  1. 洗浄槽と、
    前記洗浄槽の内部で洗浄対象物を保持する洗浄対象物保持部と、
    洗浄水を貯留する洗浄水タンクと、
    モータを駆動源として動作し、前記洗浄水タンクに貯留された洗浄水を吸入口から吸い込んで吐出口から吐出する軸流ポンプと、
    前記洗浄槽の内部で前記洗浄対象物保持部の下方に配置され、ある軸を中心とする同心円上に配置された太陽歯車と内歯車との間に遊星歯車が介在し、前記太陽歯車が前記モータからの駆動力を受けて回転する遊星歯車機構と、
    前記遊星歯車に偏心させて回転自在に取り付けられ、前記軸流ポンプから吐出された洗浄水を取入口から取り入れて複数個のノズルから前記洗浄対象物保持部に保持された洗浄対象物に向けて噴射する洗浄ノズル体と、
    洗浄水を前記洗浄ノズル体の回転方向と逆方向に向けて噴射する前記洗浄ノズル体に形成された自己回転用ノズルと、
    前記太陽歯車の回転軸と一致する位置に回転自在な連結構造を有し、前記軸流ポンプの前記吐出口と前記洗浄ノズル体の前記取入口とを連結する連結管と、
    前記洗浄水を排水する排水ポンプと、
    を備える洗浄機。
  2. 前記軸流ポンプは、
    前記モータのロータをこのロータの外周部に螺旋溝の流路が形成された軸流インペラとするモータ一体型ポンプとして構成され、
    前記軸流インペラが正回転することによって洗浄水を前記吸入口から吸い込み、逆回転することによって洗浄水を前記吸入口から排出する、
    請求項1記載の洗浄機。
  3. 前記排水ポンプは、前記ロータの回転軸に固定され、前記軸流インペラが正回転する場合にはポンプ作用を生ぜずに逆回転する場合にのみポンプ作用を生ずるバケット型インペラによって構成されている、請求項2記載の洗浄機。
  4. 前記洗浄ノズル体は、その回転中心を挟んだ両側の非対称位置に複数個の前記ノズルを配列する、請求項1記載の洗浄機。
  5. 複数個の前記ノズルは、前記洗浄ノズル体の回転半径方向に配列され、前記自己回転用ノズルは、回転半径方向の外側に配置されている、請求項1記載の洗浄機。
  6. 前記連結管の連結構造は、前記洗浄水タンクに貯留された洗浄水に浸水される位置に配置され、当該連結部分は、その摺動部分に洗浄水を導き入れるスリットが形成された軸受を介して連結されている、請求項1記載の洗浄機。
  7. 前記遊星歯車機構を構成する歯車の上面は、円錐形状に形成されている、請求項1記載の洗浄機。
  8. 前記洗浄ノズル体の上面は、上面中央部から両側部に向かうに従い低くなるように傾斜している、請求項1記載の洗浄機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010263942A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Panasonic Corp 食器洗浄機
EP3403564A1 (en) 2017-05-16 2018-11-21 Gorenje d.d. Sprayer arrangement for a dishwasher
WO2020251510A3 (en) * 2019-06-14 2021-01-28 Arcelik Anonim Sirketi A dishwasher with improved washing performance
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