JP2005327212A - リアルタイム連結会計システム及びリアルタイム連結会計プログラム - Google Patents

リアルタイム連結会計システム及びリアルタイム連結会計プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2005327212A
JP2005327212A JP2004146797A JP2004146797A JP2005327212A JP 2005327212 A JP2005327212 A JP 2005327212A JP 2004146797 A JP2004146797 A JP 2004146797A JP 2004146797 A JP2004146797 A JP 2004146797A JP 2005327212 A JP2005327212 A JP 2005327212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
individual
company
consolidated
loss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004146797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4498822B2 (ja
Inventor
Hitoshi Matsuoka
仁史 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JOHO KIKAKU KK
Original Assignee
JOHO KIKAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JOHO KIKAKU KK filed Critical JOHO KIKAKU KK
Priority to JP2004146797A priority Critical patent/JP4498822B2/ja
Priority to US11/127,148 priority patent/US20050256789A1/en
Publication of JP2005327212A publication Critical patent/JP2005327212A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4498822B2 publication Critical patent/JP4498822B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/02Banking, e.g. interest calculation or account maintenance
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/12Accounting

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】正確に企業集団の連結会計処理を行なうことができ、且つ、決算日に限らず、任意の時点における連結の財政状態を把握することが可能になるリアルタイム連結会計システムを提供する。
【解決手段】企業集団に属する各会社で発生する個別仕訳データが入力されると、それに基づいて、連結仕訳データ作成手段26が、連結用仕訳データを作成する。即ち、個別合算登録手段32が、親会社及び子会社の個別仕訳データから勘定科目が統一された個別合算仕訳データを作成し、少数株主損益計上手段34が子会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対して、少数株主の持分を表す少数株主損益計上データを作成し、持分法投資損益計上手段36が非連結会社である持分法適用会社の個別仕訳データに対して、親会社の持分を表す投資損益計上データを作成し、債権債務相殺手段38が企業集団内の内部取引に対応する債権債務相殺データを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、連結会計用のデータを作成し、または連結決算書類を作成するために使用されるリアルタイム連結会計システム及びリアルタイム連結会計プログラムに関する。
近年、企業(以下、会社とも言う)の決算において、その企業と特定の支配関係にある企業からなる企業集団を単一の組織体とみなして、その企業集団の財政状態及び経営成績を総合的に報告する連結財務諸表の作成を行なう要求が高まっており、そのための連結会計システムも種々提案されている。従来の連結会計システムにおいて行なわれる処理は、以下のようにまとめることができる(例えば、非特許文献1参照)。
1) 連結基礎資料の収集
親会社(連結会社を言う、以下同じ)及び関係会社(子会社(被連結会社)、持分法適用会社(関連会社等を言う)を含む、以下同じ)からの必要な資料データを収集する。必要な資料データとしては、以下のものを例示することができる。
1−1)親会社及び関係会社の勘定科目のデータ
1−2)親会社、関係会社全ての個別決算書(財務諸表)のデータ
1−3)企業集団(親会社及び関係会社を含む、以下同じ)との債権・債務の明細データ
1−4)企業集団内の取引高の明細データ
1−5)企業集団内から購入した棚卸資産の明細データ
1−6)企業集団内の有価証券、固定資産等の購入・売却データ
上記1)のデータの取得は、従来、表計算ソフトなどを用いたワークシートを作成し、各社において、そのワークシートに上記データを各社で入力し、その結果を記録媒体または電子メールを利用して回収して親会社コンピュータに入力したり、関係会社から送られた資料に記載されたデータを、親会社コンピュータに入力したり、または、親会社コンピュータと関係会社コンピュータとの間で、汎用または専用の電気通信回線を介してデータの送受信を行なったり、することで行なわれている。
2) 親会社と子会社との合算した決算書の作成
3) 親会社投資勘定と子会社資本勘定の相殺消去
4) 企業集団内で発生した債権・債務及び取引高の相殺消去
5) 少数株主損益計上及び持分法による投資損益計上
6) 未実現利益消去
7) 連結決算書作成
以上の2)以降の処理は、親会社の期末において収集した上記1)のデータに基づいて行なわれる。具体的処理例を図22に示す。図22の表中左から見て、期中に個々の会社にて仕訳を行い、各会社にて個別に決算書を作成し、その決算書のデータの合算を行い(上記処理2))、合算した当期利益(=90)を得る。次いで、内部取引に相当する分を抽出し、その分の相殺処理を行い(処理4))、子会社の決算書の当期利益(=30)に対して、少数株主持分と少数株主損益を算出し、持分法適用会社の決算書の当期利益(=60)に対して投資損益を計上し(処理5))(ここで、親会社の子会社の持分比率は0.8、持分法適用会社の持分比率は0.2としている)、それを計上して、連結決算書が作成される。未実現利益消去処理6)については省略している。
しかしながら、従来の処理では以下のような問題点を有している。
1) 多数の関係会社を有する場合、全ての関係会社のデータを親会社の決算時期に合わせて取得することは、各関係会社の作業を待たねばならず、また、勘定科目コードの統一を行なう必要があり、多大な時間と手間を要する。
2) 関係会社の決算日が親会社の決算日と異なる場合には、正確な関係会社の決算データを取得することはできない。そのため、一定期間のタイムラグ(3ヶ月)の限度を設けて連結会社の決算データを用いるか、または親会社の決算日までの関係会社の仮決算データを用いるか、しており、正確なデータに基づく連結決算を行なうことができない。
3) 期中に子会社の持分比率が変化した場合であっても、期末の持分比率に基づいて計算を行なっており、正確なデータに基づく連結決算を行なうことができない。
これらの問題点に対して、従来、次のような提案がなされている。
例えば、特許文献1(特開平11−203373号公報)では、上記問題点2)に関連して、企業集団内での取引に際して、一方の会社での債権が計上され、他方の会社の債務が計上されていない、といった事態を防ぐため、企業集団内でデータベースを有するコンピュータネットワークを構築しており、請求側会社が請求データを作成して、支払側会社へ送信し、支払側会社では支払データを作成して、請求側会社へと送信しており、請求側会社は支払データの送受信日時を以って商取引が成立したものとみなしており、企業集団内で特定日時までに成立した商取引を集計し、個別に相殺可能とする、技術を開示する。
また、特許文献2(特開平11−39409号公報)では、上記問題点1)に関連して、企業集団内で発生する取引情報は、ネットワークを介してサーバを中継として各会社間のコンピュータで送受信されると共にサーバにも蓄積されており、連結決算処理を行なうときには、各関係会社のコンピュータへとアクセスして、取引外情報及び各会社の財務会計情報を入手し、また、サーバに蓄積された取引情報を入手して、これらの取得された情報からの連結決算書を作成する、技術を開示する。
また、特許文献3(特開2001−84304号公報)では、上記問題点1)に関連して、企業集団内の勘定科目コードのコード体系、細かさといった違いを解決するために、親会社が用意したグループ共通勘定科目に各関係会社の勘定科目を対応付けし、関係会社固有の残高試算表データを統一したフォーマット及び勘定科目のコードに変換した後、必要な情報を連結決算センタ設置装置に収集して連結決算をする、技術を開示する。
また、特許文献4(特開2001−325419号公報)では、上記問題点1)及び2)に関連して、親会社及び関係会社は、企業集団内の取引である場合、仕分データ入力時に連結コードを入力しておき、また、決算期が異なる会社については仮決算ファイルを作成し、会社間の勘定科目コードの変換を行い、勘定科目ごとの残高を合算して連結消去を行なう、技術を開示する。
しかしながら、いずれの従来技術も決算処理自体は図22の処理を行なっているに過ぎず、上記問題点の根本的な解決にはなっていない。
トーマツコンサルティンググループ編 「連結会計システムの設計」 中央経済社出版 平成9年6月5日発行 特開平11−203373号公報 特開平11−39409号公報 特開2001−84304号公報 特開2001−325419号公報
本発明者らは、従来行なっている連結会計処理を根本的に変えることにより上記課題を解決することができることを見出したもので、本発明の目的は、より正確に企業集団の連結会計処理を行なうことができ、且つ、決算日に限らず、任意の時点における連結された財政状態を把握することが可能になるリアルタイム連結会計システム及びリアルタイム連結会計プログラムを提供することである。
前述した課題を解決するために、請求項1記載の発明は、コンピュータによって構成される連結会計システムであって、
親会社の関係会社に対する持分比率データを記録する記憶手段と、
親会社及び関係会社の個別に仕訳された日付、損益項目であるか否かが識別可能となった勘定科目コード、金額、貸借区分及び親会社に対する親会社及び関係会社の関係を表す連結会社区分のデータを含む個別仕訳データを記憶手段に登録する登録手段と、
関係会社の個別仕訳データに含まれる勘定科目コードが損益項目であるか否かを判定し、損益項目であるときに、該関係会社の個別仕訳データから、前記持分比率データを用いて日付、勘定科目コード、金額及び貸借区分を含む連結用仕訳データを作成し、記憶手段に登録する連結仕訳データ作成手段と、
を備え、前記連結用仕訳データを勘定科目コード毎に合算して得られる金額を用いて合算時点での財務諸表データを取得可能となったことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記連結仕訳データ作成手段は、親会社及び子会社の個別仕訳データに対応して、勘定科目が統一された個別合算用の個別合算仕訳データを作成する個別合算登録手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のものにおいて、前記連結仕訳データ作成手段は、子会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する少数株主の持分に相当する金額データを含む少数株主損益計上データを作成する少数株主損益計上手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記連結仕訳データ作成手段は、持分法適用会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する親会社の持分に相当する金額データを含む投資損益計上データを作成する投資損益計上手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のものにおいて、前記連結仕訳データ作成手段は、企業集団内の内部取引を表す個別仕訳データに対応して、その取引を相殺するための貸借区分が逆となった債権債務相殺データを作成する債権債務相殺手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、コンピュータによって構成される連結会計システムであって、
親会社の関係会社に対する持分比率データを記憶する記憶手段と、
親会社及び関係会社の個別に仕訳された日付、損益項目であるか否かが識別可能となった勘定科目コード、金額、貸借区分及び親会社に対する親会社及び関係会社の関係を表す連結会社区分のデータを含む個別仕訳データを記憶手段に登録する登録手段と、
親会社及び子会社の個別仕訳データに対応して、勘定科目が統一された個別合算用の個別合算仕訳データを作成する個別合算登録手段と、
子会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する少数株主の持分に相当する金額データを含む少数株主損益計上データを作成する少数株主損益計上手段と、
持分法適用会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する親会社の持分に相当する金額データを含む投資損益計上データを作成する投資損益計上手段と、
企業集団内の内部取引を表す個別仕訳データに対応して、その取引を相殺するための貸借区分が逆となった債権債務相殺データを作成する債権債務相殺手段と、
を備え、個別合算仕訳データ、少数株主損益計上データ、投資損益計上データ及び債権債務相殺データを勘定科目毎に合算して得られる金額に基づいて合算時点での財務諸表データを作成することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5または6記載のものにおいて、前記個別仕訳データには、取引相手の連結会社区分データが含まれており、前記連結仕訳データ作成手段は、該取引相手の連結会社区分が親会社または関係会社であるか外部であるかを判定し、取引相手の連結会社区分が親会社または関係会社である個別仕訳データに対応して債権債務相殺データを作成することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のものにおいて、前記持分比率データは、前記記憶手段に変更履歴と共に記録されており、個別仕訳データに含まれる日付当時の持分比率データが用いられることを特徴とする。
さらに、請求項9記載の発明は、リアルタイム連結会計プログラムであって、
コンピュータを、
親会社の関係会社に対する持分比率データを記憶する記憶手段と、
親会社及び関係会社の個別に仕訳された日付、損益項目であるか否かが識別可能となった勘定科目コード、金額、貸借区分及び親会社に対する親会社及び関係会社の関係を表す連結会社区分のデータを含む個別仕訳データを記憶手段に登録する登録手段と、
親会社及び子会社の個別仕訳データに対応して、勘定科目が統一された個別合算用の個別合算仕訳データを作成する個別合算登録手段と、
子会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する少数株主の持分に相当する金額データを含む少数株主損益計上データを作成する少数株主損益計上手段と、
持分法適用会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する親会社の持分に相当する金額データを含む投資損益計上データを作成する投資損益計上手段と、
企業集団内の内部取引を表す個別仕訳データに対応して、その取引を相殺するための貸借区分が逆となった債権債務相殺データを作成する債権債務相殺手段と、
個別合算仕訳データ、少数株主損益計上データ、投資損益計上データ及び債権債務相殺データを勘定科目毎に合算して得られる金額に基づいて合算時点での財務諸表データを作成する手段と
して機能させるものである。
請求項10記載の発明は、コンピュータを用いて行う連結会計処理方法であって、
コンピュータが親会社の関係会社に対する持分比率データを記録しておき、
コンピュータが、親会社及び関係会社の個別に仕訳された日付、損益項目であるか否かが識別可能となった勘定科目コード、金額、貸借区分及び親会社に対する親会社及び関係会社の関係を表す連結会社区分のデータを含む個別仕訳データを取得しまたは作成し、
コンピュータが、関係会社の個別仕訳データに含まれる勘定科目コードが損益項目であるか否かを判定し、損益項目であるときに、該関係会社の個別仕訳データから、前記持分比率データを用いて日付、勘定科目コード、金額及び貸借区分のデータを含む連結用仕訳データを作成し、
前記連結用仕訳データを勘定科目コード毎に合算して得られる金額を用いて合算時点での財務諸表データを作成する、
ことを特徴とする。
尚、以上の個別仕訳データ及び連結仕訳データに含まれる「勘定科目コード」とは、損益計算書用、貸借対照表用、キャッシュフロー用、セグメント用科目コード等の会計処理のために用いられる科目コードの中の任意の科目コードを指すものとする。以下の実施形態では、科目コード、個別科目コード、連結科目コード、キャッシュフロー科目コード、セグメント科目コードと表現されている。
また、個別仕訳データ及び連結仕訳データに含まれる「日付」とは、会計計上日付、伝票記帳日付等の会計処理のために用いられる日付の中の任意の日付を指すものとする。
また、「財務諸表データ」とは、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書、セグメント情報等を構成する任意のデータを指すものとする。
また、「個別仕訳データ」とは、親会社または関係会社のそれぞれで仕訳され作成されたデータそのものであってもよいし、該データに加工が施されたものであってもよく、いずれにしても、各会社の個別に仕訳された伝票内容が表されたデータである。
本発明によれば、企業集団に属する各会社で発生する個別の仕訳に対応する個別仕訳データが登録されると、それに基づいて、連結仕訳データ作成手段が、連結用仕訳データを作成する。この連結用仕訳データは、関係会社の個別仕訳データに含まれる勘定科目コードが損益項目である場合に、持分比率に応じて親会社の損益を表すように、作成される。こうして、関係会社からの損益に関する個別仕訳データに対応して作成された連結用仕訳データを用いて連結された財務諸表データを得ることができるようになる。
このように、個々の個別仕訳データから連結用仕訳データを作成するという処理は、従来行っておらず、新規な発想に基づくものである。この処理は、期末ではなく、期中に随時行なうことができる。従って、関係会社の個別仕訳データを随時登録することにより、関係会社の決算データを取得する必要はなく、親会社の決算時期に合わせて関係会社から決算データを取得する手間は不要となる。
随時、関係会社の個別仕訳データを登録して、その個別仕訳データから連結用仕訳データを作成することにより、リアルタイムでの連結会計を行なうことが可能になる。よって、親会社と関係会社との間で決算日を合わせる必要がなく、また、関係会社の仮決算データを作成する必要もなく、正確な連結会計を行なうことができる。
仮に、期中に、関係会社の持分比率が変化したとしても、個別仕訳データに含まれる日付データの日付当時における持分比率で、連結用の仕訳データを作成することで、正確な連結会計を行なうことができる。
また、内部取引については、個別仕訳データに相手の連結会社区分のデータを含ませることにより、企業集団内で発生した取引であるか否かを判定し、取引債権債務相殺処理を行うことができるようになる。
このように、より正確に企業集団の連結会計処理を行なうことができ、且つ、決算日に限らず、期中の任意の時点における企業集団の連結された財政状態を把握することができるようになる。
但し言うまでも無く、本発明は、企業集団に含まれる会社全ての個別仕訳データを登録することが不可能であり、一部の会社についてはその決算データのみしか取得できない場合には、その会社については決算データを用いて連結処理を完成させることを排除するものではない。また、連結処理を完成させるためには、本発明が主旨とする主として期中の処理以外の開始仕訳、未実現利益消去等が適宜行われる必要があることも言うまでもない。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。尚、以下の実施形態は本発明を限定するものではない。
図1は連結会計システム10が実現されて連結会計処理装置となるコンピュータ12の構成を表す図、図2はそのブロック図である。
コンピュータ12は、CPU、ROM、RAM等を有し、データの転送、演算、一時的なデータの格納、メインプログラムの格納を行う制御回路14と、データの格納を行う記憶装置16と、各種データを入力するための入力装置18と、CRT,LCD等の表示装置19、紙媒体への書き込みを行うプリンタ等の出力装置20と、磁気、光学、光磁気記録媒体の読み出し及び書き込みを行う記録媒体ドライブ装置22、外部とのデータの入出力を行なう入出力制御装置23とを有する。
コンピュータ12の記憶装置16及び制御装置14のRAMは、連結会計システム10の記憶手段として動作する。但し、連結会計システム10の記憶手段としては、コンピュータ12と物理的に一体的になった記憶装置でなくてもよく、コンピュータ12の制御回路からネットワーク等の伝送媒体を介してアクセス可能となった装置に備えられた記憶装置であってもよい。
コンピュータ12は、電気通信回線を介して複数の端末のコンピュータからアクセス可能となったサーバとして構成することもできる。その場合、図2に示すように、企業集団内の会社の端末コンピュータ50に入力された個別データが専用または汎用の電気通信回線を介して送信される。
記憶装置16には、各種データが格納されており、格納されるマスタ及びファイルとしては、後で詳述するが、企業集団に属する会社のデータが格納された会社マスタM1、M11、勘定科目コードのうちで、各会社で使用される個別科目コードと、連結用に共通に使用される連結科目コードと、セグメント科目コードとの対応付けがなされ且つ該勘定科目コードが損益項目であるか否かが識別可能となった勘定科目マスタM2、勘定科目コードのうちで、連結科目コードとキャッシュフロー科目コードとの対応付けたなされた個別キャッシュフロー変換マスタM21及び連結キャッシュフロー変換マスタM22、連結仕訳区分コードが格納された連結仕訳区分マスタM3、各会社からの個別仕訳データを格納すると共に、その仕訳データに基づいて作成する連結用仕訳データを格納する日次仕訳ファイルF1、月次の残高データを格納する月次残高ファイルF2、キャッシュフローの残高データを格納するキャッシュフロー残高ファイルF3、セグメント別の残高データを格納するセグメント別残高ファイルF4等がある。
さらに、コンピュータ12の記憶装置16には各種プログラムが格納されており、この中の連結会計プログラムに基づき、本発明による連結会計システムが実現される。この処理を実行する連結会計プログラムは、コンピュータ12を、大別して、企業集団に属する会社の個別の仕訳データ(以下、入力個別仕訳データと言う)が入力される入力手段と、入力個別仕訳データに基づき個別の仕訳データ(以下、登録個別仕訳データと言う)を登録する日次仕訳データ登録手段24と、個別仕訳データから連結用仕訳データを作成する連結仕訳データ作成手段26と、残高データを作成する残高データ作成手段28として機能させるものである。以下、特に識別する必要がないときには、入力個別仕訳データと登録個別仕訳データのいずれも個別仕訳データと言うものとする。
連結仕訳データ作成手段26は、さらに、個別仕訳データに対して個別合算データを作成する個別合算登録手段32と、少数株主損益計上データを作成する少数株主損益計上手段34と、投資損益計上データを作成する持分法投資損益計上手段36と、債権債務相殺データを作成する債権債務相殺手段38と、関係会社の持分比率を求める持分比率取得手段42とに分けることができる。
次に、本発明による連結会計処理において使用されるデータについて説明する。
(会社マスタ)
図3は、会社マスタM1及び会社マスタM11に格納されるデータを表す。会社マスタM1の1つのレコードに設けられる項目としては、企業集団に属する会社を識別する会社コード、会社名、住所を例示することができ、会社マスタM11の1つのレコードに設けられる項目としては、会社コード、変更日付、連結会社区分、持分比率のデータを例示することができる。ここで、「連結会社区分」とは、その会社の親会社から見た企業集団に属する自社も含めた会社の関係、即ち、親会社(即ち自社)、子会社、持分法適用会社といった関係を表すコードである。例えば、親会社の場合、連結会社区分=1、子会社の場合、連結会社区分=2、持分法適用会社の場合、連結会社区分=3、企業集団に属さない外部の場合、連結会社区分=0として区分する。「持分比率」は、連結会社区分=2または3の場合に入力される項目となり、親会社のその会社に対する持分比率となる。
連結会社区分及び持分比率は期中であっても随時変化する可能性があるので、変更した毎に、変更日付と共に別レコードとして登録する。本発明では、リアルタイムの個別仕訳データを処理することが基本であるが、関係会社からの個別仕訳データをバッチ処理する場合などに、個別仕訳データに含まれる日付当時における連結会社区分及び持分比率が、変更日付から分かるようになっている。
(勘定科目マスタ)
図4(a)は、勘定科目マスタM2に格納されるデータを表す。1つのレコードに設けられる項目としては、会社コード、個別科目コード、勘定科目名、貸借区分、連結科目コード、セグメント科目コードのデータを例示することができる。各会社において勘定科目コード体系は様々であるので、この勘定科目マスタM2は、各会社の個別科目コードと共通の連結科目コードとの変換を可能とする対応表となっている。同時に、セグメント別連結を行なうための科目コードの対応付けを行なうための対応表ともなっている。図5は、連結科目コードと勘定科目名との対応例を表すテーブル、図6は、勘定科目マスタM2の一部のコード間の対応例を表すテーブルである。この例では、個別科目コード=連結科目コードとなっている。言うまでもなく、企業集団において、勘定科目コード体系が共通であれば、この勘定科目マスタM2に個別科目コードと連結科目コードとの対応付けの機能を持たせることは不要となる。
勘定科目コードには、損益項目と非損益項目がある。連結会計処理において、損益項目と非損益項目との識別は重要であり、この実施形態では共通の連結科目コードに付与された番号によって損益項目か非損益項目との識別が可能となっている。図7は、その連結科目コードと、損益項目かどうかの関係を表すテーブルである。該テーブルの損益/非損益の列において、○は損益項目、×は非損益項目を表す。また、受取配当金と配当金に関しては、別途の扱いとすることができる。このようにコードの番号によって識別する以外に、損益項目と非損益項目との識別を行なう損益区分を項目として勘定科目マスタM2に設けることも可能である。
(キャッシュフロー変換マスタ)
図4(b)(c)は、個別キャッシュフロー変換マスタM21及び連結キャッシュフロー変換マスタM22に格納されるデータを表す。個別キャッシュフロー変換マスタM21は、個別のキャッシュフロー計算書を作成するために使用されるキャッシュフロー科目コードを、科目コード、貸借区分及び相手科目コードの組み合わせから求めるために、これらのコードの対応付けがなされたものである。連結キャッシュフロー変換マスタM22は、連結のキャッシュフロー計算書を作成するために使用されるキャッシュフロー科目コードを、科目コード、貸借区分、連結会社区分及び相手科目コードの組み合わせから求めるために、これらのコードの対応付けがなされたものである。項目中、「サイン」は、キャッシュフロー計算書において金額の符号をプラスとして表すか、マイナスとして表すかを識別するためのものである。
(連結仕訳区分マスタ)
図8は、連結仕訳区分マスタM3に格納されるデータを表す。1つのレコードに設けられる項目として、連結仕訳コードと、コード名とがある。この連結仕訳コードは、プログラム上の処理において、入力された個別仕訳データに対して作成される複数の連結処理用の連結用仕訳データを区分するために用いられるものであり、その機能は後述する。「連結仕訳コード」を記憶装置16に連結仕訳区分マスタの形態で保存することは必須ではない。
(日次仕訳ファイル)
図9は、日次仕訳ファイルF1に格納されるデータを表す。1つのレコードに設けられる項目として、連結区分、連結仕訳区分、会社コード、日付、伝票番号、貸借区分、行、連結会社区分、部署コード、セグメントコード、科目コード、補助科目コード、金額、摘要、相手連結会社区分、相手会社コード、相手部署コード、相手科目コード、相手セグメントコード、通貨コード、為替レート、外貨建金額等を例示することができる。
日次仕訳ファイルF1には、各会社の個別仕訳データと、連結処理用に作成された連結用仕訳データとが格納される。そのため、「連結区分」によって、そのレコードが個別仕訳データか連結用仕訳データであるかを区分しており、例えば、個別仕訳データの場合は、連結区分=0、連結用仕訳データの場合は、連結区分=1と設定される。また、後述のように、連結用仕訳データとしては、個別合算仕訳データ、少数株主損益計上データ、持分法投資損益計上データ、取引相殺に係る少数株主損益計上データがあり、これらは、図8に示した連結仕訳区分マスタM3で定義付けられた連結仕訳コードによって区分される。「貸借区分」は借方か貸方かを区分するもので、例えば、借方=0、貸方=−1と設定される。「行」は仕訳の行数に対応する。「連結会社区分」には、その仕訳データに対応する伝票を起こした会社の連結会社区分が入力される。一方、「相手連結会社区分」は、その伝票に対応する取引の相手の連結会社区分が入力される。「相手会社コード」は、取引の相手が企業集団に属する会社である場合のその相手の会社コードが入力される。
(月次残高ファイル、キャッシュフロー残高ファイル、セグメント別残高ファイル)
図10は、月次残高ファイルF2、キャッシュフロー残高ファイルF3、セグメント別残高ファイルF4に格納されるデータを表す。1つのレコードに設けられる項目として、連結区分、連結仕訳区分、会社コード、決算期、月、部署コード、連結科目コード、通貨コード、前月残、借方金額、貸方金額、次月繰越等を例示することができる。
(作用)
次に、連結会計処理を表す図12〜図19のフローチャートを参照しながら、各手段の作用を説明する。
まず、図12は、仕訳メイン処理を表すフローチャートである。初期処理として、会社マスタM1、M11、日次仕訳ファイルF1、月次残高ファイルF2、キャッシュフロー残高ファイルF3、セグメント別残高ファイルF4、が読み出され、入力された入力個別仕訳データが読み出される(S102)。
そして、個別仕訳データの新規登録の場合には、新規の伝票番号が採番され(S104)、個別仕訳データの修正または削除のときには、連結削除処理サブルーチンへと進み(S106、S107)、新規登録または修正の場合には、連結登録処理サブルーチンへと進む(S108)。
ここで、入力個別仕訳データは、今対象としている企業集団に属する会社から随時、電気通信回線、記録媒体または手入力により、コンピュータ12へと入力されるものであり、入力後、RAMに一次的に格納されている。
今、図11(a)に示す2つの伝票を処理することを考える。この1番目の伝票0001は、子会社の1つであるC子会社がA親会社を相手として、売上を計上し、2番目の伝票0002は、C子会社が持分法適用会社であるD関連会社を相手として、仕入れを行なった例である。この場合、図11(b)に示すように、第1番目の入力個別仕訳データは借方と貸方にそれぞれ分かれた3つのレコードの形態で、第2番目の入力個別仕訳データは2つのレコードの形態で、コンピュータ12へ入力される。図11(b)で、会社コードはC子会社を表す0003であり、第1番目の入力個別仕訳データでは、連結会社区分は子会社を表す「2」、相手会社コードはA親会社を表す「0001」、相手連結会社区分は親会社を表す「1」となっており、第2番目の個別仕訳データでは、連結会社区分は子会社を表す「2」、相手会社コードはD関連会社を表す「0010」、相手連結会社区分は持分法適用会社を表す「3」となっていることに留意されたい。
但し、各会社から入力個別仕訳データを取得した段階では、以上の会社コード、及び連結会社区分、相手連結会社区分は、各会社の独自のコード体系が用いられているか、または情報として欠落している可能性があるので、データ入力時に、コード変換またはコード追加がなされるものとする。
入力された入力個別仕訳データは、図13以降に示す連結登録処理サブルーチンによる処理へと供される。
(個別仕訳登録処理)
図13において、初期処理として、伝票番号をセットし、入力個別仕訳データの1つの入力個別仕訳レコードを読み出した後(S120)、日次仕訳データ登録手段24によって、個別仕訳登録処理がなされる(S122)。
図14に示すように、日次仕訳データ登録手段24は、初期処理として勘定科目マスタM2及び個別キャッシュフロー変換マスタM21を読み出し(ステップS202)、次いで、連結区分=0、連結仕訳区分=1をセットし(ステップS204)、これらセットされた区分と今処理中の入力個別仕訳データを1レコードとする登録個別仕訳データを日次仕訳ファイルF1に書き込みを行なう(ステップS206)。そして、勘定科目マスタM2及び個別キャッシュフロー変換マスタM21を参照して、個別科目コード、貸借区分及び相手科目コードの組み合わせに対応するキャッシュフロー科目コードを取得して(ステップS208)、月次残高ファイルF2及びキャッシュフロー残高ファイルF3のそれぞれの残高の再計算を行い、新しい残高を書き込む(ステップS210)。最後に、勘定科目マスタM2及び個別キャッシュフロー変換マスタM21を閉じて(ステップS212)、図13に戻る。
要するにここでの日次仕訳データ登録手段24による処理は、各会社からの入力個別仕訳データに対して、個別であることが識別可能となるようにして(即ち、連結区分=0、連結仕訳区分=1)、登録個別仕訳データとして日次仕訳ファイルF1に登録するものである。
(個別合算登録処理)
次に、図13に戻り、今処理中の入力個別仕訳データの連結会社区分が1または2のときには、連結仕訳データ作成手段26の個別合算登録手段32によって、個別合算登録処理がなされる(S124)。
図15に示すように、個別合算登録手段32は、初期処理として勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を読み出し(ステップS222)、次いで、連結区分=1、連結仕訳区分=2をセットする(ステップS224)。次いで、勘定科目マスタM2を参照して、個別科目コードに対応する連結科目コードを取得し、個別科目コード、セグメントコード及び相手セグメントコードの組み合わせからセグメント科目コードを取得し、勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を参照して、個別科目コード、貸借区分、連結会社区分及び相手科目コードの組み合わせに対応するキャッシュフロー科目コードを取得する(ステップS226)。そして、今処理中の入力個別仕訳データに対してそれに含まれる個別科目コードを連結科目コードに置換したものを、前記セットされた区分と合わせて1レコードとする個別合算仕訳データを、日次仕訳ファイルF1に書き込む(ステップS228)。そして、月次残高ファイルF2、キャッシュフロー残高ファイルF3及びセグメント別残高ファイルF4のそれぞれの残高の再計算を行い、新しい残高を書き込む(ステップS230)。最後に、勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を閉じて(ステップS232)、図13に戻る。
要するにここでの連結仕訳データ作成手段26の個別合算登録手段32による処理は、入力個別仕訳データに対して、必要に応じて親会社と子会社の入力個別仕訳データ内の個別科目コードを共通の連結科目コードに変換すると共に、個別合算用の個別合算仕訳データであることを識別可能となるようにして、日次仕訳ファイルF1に登録するものである。持分法適用会社の個別仕訳データは合算しないため、持分法適用会社の入力個別仕訳データに対しては個別合算仕訳データは作成しない。
(少数株主損益計上処理)
次に、図13に戻り、今処理中の入力個別仕訳データの勘定科目が損益項目であり、連結会社区分が2のときには、少数株主損益計上手段34により、少数株主損益計上処理がなされる(S126)。
図16に示すように、少数株主損益計上手段34は、初期処理として勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を読み出し(ステップS242)、次いで、連結区分=1、連結仕訳区分=4をセットする(ステップS244)。次いで、勘定科目マスタM2を参照して、個別科目コードに対応する連結科目コードを取得し、勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を参照して、個別科目コード、貸借区分、連結会社区分及び相手科目コードの組み合わせに対応するキャッシュフロー科目コードを取得する(ステップS246)。次に、図17に示す持分比率取得処理へと進む(ステップS248)。
図17に示すように、持分比率取得手段42は、会社マスタM11を参照して、入力個別仕訳データに含まれる日付データから、その日付当時の持分比率を取得する。会社マスタM11で、持分比率の履歴が管理されるので、日付と持分比率との関係を厳密に対応付けることができるようになる。
次に、図16に戻り、少数株主損益計上データを作成する。具体的には、今処理中の入力個別仕訳データの貸借区分が借方である場合(図11(b)の科目が仕入(科目コード=601)のレコードが該当する)、以下の演算を行なう(ステップS250)。
(i) 貸借区分=0(借方)
科目コード=359(少数株主持分)
金額=金額×(1−持分比率)
(ii) 賃借区分=−1(貸方)
科目コード=939(少数株主損益)
金額=金額×(1−持分比率)
一方、今処理中の個別仕訳データの貸借区分が貸方である場合(図11(b)の科目が売上(科目コード=501)のレコードが該当する)、以下の演算を行なう(ステップS252)。
(i) 貸借区分=−1(貸方)
科目コード=359(少数株主持分)
金額=金額×(1−持分比率)
(ii) 賃借区分=0(借方)
科目コード=939(少数株主損益)
金額=金額×(1−持分比率)
今処理中の入力個別仕訳データに対してそれに含まれる貸借区分、個別科目コード、金額を上記(i)及び(ii)にそれぞれ置換したものを、前記セットされた区分と合わせて1レコードとする少数株主損益計上データを、日次仕訳ファイルF1に書き込む(ステップS254)。そして、月次残高ファイルF2及びキャッシュフロー残高ファイルF3のそれぞれの残高の再計算を行い、新しい残高を書き込む(ステップS256)。最後に、勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を閉じて(ステップS258)、図13に戻る。
要するにここでの連結仕訳データ作成手段26の少数株主損益計上手段34による処理は、子会社で発生した個別の損益に関する入力個別仕訳データに対して、親会社以外の少数株主の持分と、それに対応する少数株主の損益を個別に計上し、それを少数株主損益計上データとして識別可能となるようにして(連結仕訳区分=4)、日次仕訳ファイルF1に追加することである。
(持分法投資損益計上処理)
次に、図13に戻り、今処理中の入力個別仕訳データの勘定科目が損益項目であり、連結会社区分が3のときには、持分法投資損益計上手段36により、持分法投資損益計上処理がなされる(S128)。
図18に示すように、持分法投資損益計上手段36は、初期処理として勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を読み出し(ステップS272)、次いで、連結区分=1、連結仕訳区分=4をセットする(ステップS274)。次いで、勘定科目マスタM2を参照して、個別科目コードに対応する連結科目コードを取得し、勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を参照して、個別科目コード、貸借区分、連結会社区分及び相手科目コードの組み合わせに対応するキャッシュフロー科目コードを取得する(ステップS276)。次に、図17に示す持分比率取得処理へと進み、持分比率を取得する(ステップS278)。
次に、持分法投資損益計上データを作成する。具体的には、今処理中の入力個別仕訳データの貸借区分が借方である場合、以下の演算を行なう(ステップS280)。
(i) 貸借区分=0(借方)
科目コード=839(持分法投資損失)
金額=金額×持分比率
(ii) 賃借区分=−1(貸方)
科目コード=231(投資有価証券)
金額=金額×持分比率
一方、今処理中の入力個別仕訳データの貸借区分が貸方である場合、以下の演算を行なう(ステップS282)。
(i) 貸借区分=−1(貸方)
科目コード=819(持分法投資利益)
金額=金額×持分比率
(ii) 賃借区分=0(借方)
科目コード=231(投資有価証券)
金額=金額×持分比率
今処理中の入力個別仕訳データに対してそれに含まれる貸借区分、個別科目コード、金額を上記(i)及び(ii)にそれぞれ置換したものを、前記セットされた区分と合わせて1レコードとする持分法投資損益計上データを日次仕訳ファイルF1に書き込む(ステップS284)。そして、月次残高ファイルF2及びキャッシュフロー残高ファイルF3のそれぞれの残高の再計算を行い、新しい残高を書き込む(ステップS286)。最後に、勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を閉じて(ステップS288)、図13に戻る。
要するにここでの連結仕訳データ作成手段26の持分法投資損益計上手段36による処理は、持分法適用会社で発生した個別の損益に関する入力個別仕訳データに対して、親会社の持分比率に相当する損益を個別に計上し、それを持分法投資損益計上データとして識別可能なるようにして(連結仕訳区分=4)、日次仕訳ファイルF1に追加することである。
(取引債権債務相殺処理)
次に、図13に戻り、今処理中の個別仕訳データの連結会社区分が1且つ相手連結会社区分が2のときには、債権債務相殺手段38により、取引債権債務相殺処理がなされる(S130)。
図19に示すように、債権債務相殺手段38は、初期処理として勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を読み出し(ステップS292)、次いで、連結区分=1、連結仕訳区分=5をセットする(ステップS294)。次いで、勘定科目マスタM2を参照して、個別科目コードに対応する連結科目コードを取得し、勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を参照して、個別科目コード、貸借区分、連結会社区分及び相手科目コードの組み合わせに対応するキャッシュフロー科目コードを取得する(ステップS296)。
そして、債権債務レコードの作成を行なう。具体的には、今処理中の入力個別仕訳データの貸借区分が借方である場合は、貸借区分=−1(貸方)とセットし(ステップS300)、反対に今処理中の入力個別仕訳データの貸借区分が貸方である場合は、貸借区分=0(借方)とセットする(ステップS302)。
今処理中の入力個別仕訳データに対してそれに含まれる貸借区分を置換したものを、前記セットされた区分と合わせて1レコードとする債権債務データを、日次仕訳ファイルF1に書き込む(ステップS304)。そして、月次残高ファイルF2及びキャッシュフロー残高ファイルF3のそれぞれの残高の再計算を行い、新しい残高を書き込む(ステップS306)。最後に、勘定科目マスタM2及び連結キャッシュフロー変換マスタM22を閉じて(ステップS308)、図13に戻る。
要するにここでの連結仕訳データ作成手段26の債権債務相殺手段38による処理は、企業集団内の内部取引を相殺するべく、内部取引に対応する入力個別仕訳データに対して、反対の貸借区分を持つ債権債務相殺データを作成して、日次仕訳ファイルF1に追加することである。
次に、図13に戻り、今処理中の個別仕訳データの連結会社区分が2且つ相手連結会社区分が1または2のときには、債権債務相殺手段38により債権債務相殺処理がなされる。この処理は、図19で示した処理と同じであるため、説明を省略する。
図13に戻り、1つの伝票に対応する入力個別仕訳データの全てのレコードに対して、以上のステップS120からステップ132までの処理を行い、処理の後、図12の仕訳メイン処理に戻る。1つの伝票に対応する図11(b)の入力個別仕訳データに対して、図13の処理で作成されるデータをまとめると、図20に示す通りとなる(主要項目のみ示す)。尚、持分比率は0.8としている(図3参照)。
(月次残高、キャッシュフロー残高、セグメント残高)
各処理において行なわれる、月次残高、キャッシュフロー残高及びセグメント残高の更新処理(ステップS210、S230、S256、S286、S306)は、残高データ作成手段28によって行なわれる。
月次残高更新の場合には、図10(a)に示した月次残高ファイルF2の項目のうち、連結区分、連結仕訳区分、会社コード、決算期、月、部署コード、科目コード、通貨コードをキーとして、これらのキーが一致するレコードに対して、その仕訳データの貸借区分が借方であれば、そのレコードの借方金額にその仕訳データの金額を加算し、貸借区分が貸方であれば、そのレコードの貸方金額にその仕訳データの金額を加算する。
よって、月次残高ファイルF2にあるデータの中から、連結区分=0を満足する所定の会社コードのある決算期のデータのみを抽出すれば、損益計算書、貸借対照表を作成するために必要な財務諸表データを得ることができ、その会社の個別の月次及び年次決算書を作成することができる。
そして、連結区分=1を満足するデータを抽出して、勘定科目コード毎に合算すれば、連結損益計算書、連結貸借対照表を作成するために必要な財務諸表データを得ることができ、連結の決算書を作成することができる。または、連結仕訳区分=2となったデータを抽出して、勘定科目コード毎に合算すれば、親会社と子会社の合算した決算書を作成するために必要な財務諸表データを得ることができる。または連結仕訳区分=5となったデータを抽出して、勘定科目コード毎に合算すれば、内部取引を把握することができる。
キャッシュフロー残高の場合には、図10(b)に示したキャッシュフロー残高ファイルF3の項目のうち、連結区分、会社コード、決算期、月、部署コード、キャッシュフロー科目コード、通貨コードをキーとして、これらのキーが一致するレコードに対して、その仕訳データの貸借区分が借方であれば、そのレコードの借方金額にその仕訳データの金額を加算し、貸借区分が貸方であれば、そのレコードの貸方金額にその仕訳データの金額を加算する。連結区分=0を満足するある会社コードのある決算期のデータのみを抽出して、所定の集計を行なえば、その会社のキャッシュフローを求めることができる。集計については、公知のキャッシュフローの計算アルゴリズムに基づき、キャッシュフロー科目コードに応じて営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー及び財務キャッシュフローを演算する。また、連結区分=1を満足するデータを抽出して、公知のキャッシュフローの計算アルゴリズムに基づき、キャッシュフロー科目コード毎に演算を行なえば、連結会計における営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー及び財務キャッシュフローを演算することができる。
セグメント残高の場合には、図10(c)に示したセグメント別残高ファイルF4の項目のうち、決算期、月、部署コード、セグメント科目コード、通貨コードをキーとして、これらのキーが一致するレコードに対して、その仕訳データの貸借区分が借方であれば、そのレコードの借方金額にその仕訳データの金額を加算し、貸借区分が貸方であれば、そのレコードの貸方金額にその仕訳データの金額を加算する。ある決算期のデータのみを抽出して、セグメント別科目コード毎に合算すれば、セグメント情報を作成することができる。本実施形態では、各個別仕訳データに、セグメントコード及び相手セグメントコードが含まれているので、これによって、勘定科目マスタの図6に示す対応表からセグメント内取引、セグメント間取引、外部との取引を識別して、セグメント科目コードを割り当てることができ、そして、セグメント別残高を求めることで、セグメント情報を求めることができる。
以上の処理を、企業集団全体で見たものを図21に示す。各会社における個別仕訳データのそれぞれから、上記説明した個別合算データ、少数株主損益計上データ及び債権債務相殺データ、からなる連結用仕訳データを作成し、作成された連結用仕訳データを単純に集計すると、連結貸借対照表、連結損益計算書が作成されることが理解されるであろう。図22と比較すると、図22の例では、個別会社の仕訳以外はすべて期末に行なう作業であるのに対して、図21では、個別会社の決算書の作成を行なうことなく、ある時点までに蓄積された連結用仕訳データから、その時点における連結財務諸表データを得ることができることが分かるであろう。
以上のように本実施形態では、各会社の個別仕訳データに対して持分比率を考慮した連結用仕訳データを作成するので、その個別仕訳データが取得された時点における正確な連結財務諸表データを得ることができ、且つ、持分比率が変化しても、その変化に対応して正確な連結財務諸表データを得ることができる。
本発明の連結会計システムのブロック図である。 連結会計システムが実現されるコンピュータの構成を表す図である。 会社マスタの構成例である。 (a)勘定科目マスタ、(b)個別キャッシュフロー変換マスタ、(c)連結キャッシュフロー変換マスタの構成例である。 連結科目コードと勘定科目名との対応例を表すテーブルである。 勘定科目マスタのコード間の対応例を表すテーブルである。 勘定科目コードと損益項目との関係を表す表である。 連結仕訳区分マスタの構成例である。 日次仕訳ファイルの構成例である。 (a)月次残高ファイル、(b)キャッシュフロー残高ファイル、(c)セグメント別残高ファイルの構成例である。 子会社で発生した処理するべき伝票の例である。 仕訳メイン処理のフローチャートである。 連結登録処理のフローチャートである。 個別仕訳登録処理のフローチャートである。 個別合算登録処理のフローチャートである。 少数株主損益計上処理のフローチャートである。 持分比率取得処理のフローチャートである。 持分法投資損益計上処理のフローチャートである。 債権債務相殺処理のフローチャートである。 図11の1つの伝票に対して図12〜図19の処理によって作成される個別仕訳データと連結用仕訳データを表す説明図である。 図12〜図19の処理によって作成されるデータから連結財務諸表を作成するまでを説明する説明図である。 従来の連結財務諸表を作成するまでの処理を説明する説明図である。
符号の説明
24 日次仕訳データ登録手段
26 連結仕訳データ作成手段
28 残高データ作成手段
32 個別合算登録手段
34 少数株主損益計上手段
36 持分法投資損益計上手段
38 債権債務相殺手段

Claims (10)

  1. コンピュータによって構成される連結会計システムであって、
    親会社の関係会社に対する持分比率データを記録する記憶手段と、
    親会社及び関係会社の個別に仕訳された日付、損益項目であるか否かが識別可能となった勘定科目コード、金額、貸借区分及び親会社に対する親会社及び関係会社の関係を表す連結会社区分のデータを含む個別仕訳データを記憶手段に登録する登録手段と、
    関係会社の個別仕訳データに含まれる勘定科目コードが損益項目であるか否かを判定し、損益項目であるときに、該関係会社の個別仕訳データから、前記持分比率データを用いて日付、勘定科目コード、金額及び貸借区分を含む連結用仕訳データを作成し、記憶手段に登録する連結仕訳データ作成手段と、
    を備え、前記連結用仕訳データを勘定科目コード毎に合算して得られる金額を用いて合算時点での財務諸表データを取得可能となったことを特徴とするリアルタイム連結会計システム。
  2. 前記連結仕訳データ作成手段は、親会社及び子会社の個別仕訳データに対応して、勘定科目が統一された個別合算用の個別合算仕訳データを作成する個別合算登録手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のリアルタイム連結会計システム。
  3. 前記連結仕訳データ作成手段は、子会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する少数株主の持分に相当する金額データを含む少数株主損益計上データを作成する少数株主損益計上手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載のリアルタイム連結会計システム。
  4. 前記連結仕訳データ作成手段は、持分法適用会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する親会社の持分に相当する金額データを含む投資損益計上データを作成する投資損益計上手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のリアルタイム連結会計システム。
  5. 前記連結仕訳データ作成手段は、企業集団内の内部取引を表す個別仕訳データに対応して、その取引を相殺するための貸借区分が逆となった債権債務相殺データを作成する債権債務相殺手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のリアルタイム連結会計システム。
  6. コンピュータによって構成される連結会計システムであって、
    親会社の関係会社に対する持分比率データを記憶する記憶手段と、
    親会社及び関係会社の個別に仕訳された日付、損益項目であるか否かが識別可能となった勘定科目コード、金額、貸借区分及び親会社に対する親会社及び関係会社の関係を表す連結会社区分のデータを含む個別仕訳データを記憶手段に登録する登録手段と、
    親会社及び子会社の個別仕訳データに対応して、勘定科目が統一された個別合算用の個別合算仕訳データを作成する個別合算登録手段と、
    子会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する少数株主の持分に相当する金額データを含む少数株主損益計上データを作成する少数株主損益計上手段と、
    持分法適用会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する親会社の持分に相当する金額データを含む投資損益計上データを作成する投資損益計上手段と、
    企業集団内の内部取引を表す個別仕訳データに対応して、その取引を相殺するための貸借区分が逆となった債権債務相殺データを作成する債権債務相殺手段と、
    を備え、個別合算仕訳データ、少数株主損益計上データ、投資損益計上データ及び債権債務相殺データを勘定科目毎に合算して得られる金額に基づいて合算時点での財務諸表データを作成することを特徴とするリアルタイム連結会計システム。
  7. 前記個別仕訳データには、取引相手の連結会社区分データが含まれており、前記連結仕訳データ作成手段は、該取引相手の連結会社区分が親会社または関係会社であるか外部であるかを判定し、取引相手の連結会社区分が親会社または関係会社である個別仕訳データに対応して債権債務相殺データを作成することを特徴とする請求項5または6記載のリアルタイム連結会計システム。
  8. 前記持分比率データは、前記記憶手段に変更履歴と共に記録されており、個別仕訳データに含まれる日付当時の持分比率データが用いられることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載のリアルタイム連結会計システム。
  9. コンピュータを、
    親会社の関係会社に対する持分比率データを記憶する記憶手段と、
    親会社及び関係会社の個別に仕訳された日付、損益項目であるか否かが識別可能となった勘定科目コード、金額、貸借区分及び親会社に対する親会社及び関係会社の関係を表す連結会社区分のデータを含む個別仕訳データを記憶手段に登録する登録手段と、
    親会社及び子会社の個別仕訳データに対応して、勘定科目が統一された個別合算用の個別合算仕訳データを作成する個別合算登録手段と、
    子会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する少数株主の持分に相当する金額データを含む少数株主損益計上データを作成する少数株主損益計上手段と、
    持分法適用会社の勘定科目コードが損益項目である個別仕訳データに対応して、その個別の損益に対する親会社の持分に相当する金額データを含む投資損益計上データを作成する投資損益計上手段と、
    企業集団内の内部取引を表す個別仕訳データに対応して、その取引を相殺するための貸借区分が逆となった債権債務相殺データを作成する債権債務相殺手段と、
    個別合算仕訳データ、少数株主損益計上データ、投資損益計上データ及び債権債務相殺データを勘定科目毎に合算して得られる金額に基づいて合算時点での財務諸表データを作成する手段と
    して機能させるためのリアルタイム連結会計プログラム。
  10. コンピュータを用いて行う連結会計処理方法であって、
    コンピュータが親会社の関係会社に対する持分比率データを記録しておき、
    コンピュータが、親会社及び関係会社の個別に仕訳された日付、損益項目であるか否かが識別可能となった勘定科目コード、金額、貸借区分及び親会社に対する親会社及び関係会社の関係を表す連結会社区分のデータを含む個別仕訳データを取得しまたは作成し、
    コンピュータが、関係会社の個別仕訳データに含まれる勘定科目コードが損益項目であるか否かを判定し、損益項目であるときに、該関係会社の個別仕訳データから、前記持分比率データを用いて日付、勘定科目コード、金額及び貸借区分のデータを含む連結用仕訳データを作成し、
    前記連結用仕訳データを勘定科目コード毎に合算して得られる金額を用いて合算時点での財務諸表データを作成する、
    ことを特徴とする連結会計方法。
JP2004146797A 2004-05-17 2004-05-17 リアルタイム連結会計システム及びリアルタイム連結会計プログラム Expired - Fee Related JP4498822B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004146797A JP4498822B2 (ja) 2004-05-17 2004-05-17 リアルタイム連結会計システム及びリアルタイム連結会計プログラム
US11/127,148 US20050256789A1 (en) 2004-05-17 2005-05-12 Real-time consolidated accounting systems and real-time consolidated accounting program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004146797A JP4498822B2 (ja) 2004-05-17 2004-05-17 リアルタイム連結会計システム及びリアルタイム連結会計プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005327212A true JP2005327212A (ja) 2005-11-24
JP4498822B2 JP4498822B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=35310537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004146797A Expired - Fee Related JP4498822B2 (ja) 2004-05-17 2004-05-17 リアルタイム連結会計システム及びリアルタイム連結会計プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20050256789A1 (ja)
JP (1) JP4498822B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257318A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Fujitsu Ltd セグメント調整仕訳プログラムおよびセグメント調整仕訳装置
JP2008084101A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The Cms仕訳データに係る変換処理方法、プログラム及びシステム
JP2010191729A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Kadokawa Group Holdings Inc 計画値データ連結システム
JP5010749B1 (ja) * 2011-06-02 2012-08-29 株式会社行本会計事務所 会計仕訳ファイルデータ標準化システムとそれを用いた監査システムとそれらのプログラム
JP2012252696A (ja) * 2012-05-25 2012-12-20 Yukumoto Kaikei Jimusho Co Ltd 会計仕訳ファイルデータ標準化システムとそのプログラム
KR101280244B1 (ko) * 2010-08-02 2013-07-05 (주)애니에스닷컴 연결회계 처리 시스템 및 그 방법
JP2014035596A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Obic Co Ltd 会計処理システム、会計処理方法および会計処理プログラム
JP2016154003A (ja) * 2015-02-12 2016-08-25 株式会社オービック 資金繰りデータ作成装置、資金繰りデータ作成方法および資金繰りデータ作成プログラム
JP2017182786A (ja) * 2016-03-24 2017-10-05 株式会社オービック 会計処理装置、会計処理方法、および、会計処理プログラム
JP2019086854A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 株式会社オービック 会社間仕訳連携処理装置、会社間仕訳連携処理システム、会社間仕訳連携処理方法および会社間仕訳連携処理プログラム

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003240032A1 (en) * 2002-06-19 2004-01-06 Goodmansoft Co., Ltd. Automatic journalizing method and system
US8655754B2 (en) * 2008-02-07 2014-02-18 Oracle International Corporation Intercompany transactions elimination system
US20090204517A1 (en) * 2008-02-13 2009-08-13 Edens Corey D Intercompany accounting data analytics
US7761357B2 (en) * 2008-05-23 2010-07-20 Oracle International Corporation Intercompany transfer profit tracking system
US9251539B2 (en) * 2010-01-15 2016-02-02 Apollo Enterprise Solutions, Ltd. System and method for resolving transactions employing goal seeking attributes
US9208527B2 (en) * 2010-01-29 2015-12-08 Oracle International Corporation General ledger (GL) journal delete/accounting line reversal web service
US9922300B2 (en) * 2013-11-26 2018-03-20 Sap Se Enterprise performance management planning operations at an enterprise database
US20150235208A1 (en) * 2014-02-19 2015-08-20 Bank Of America Corporation Proof-of-verification network
JP6320901B2 (ja) * 2014-11-17 2018-05-09 株式会社日立製作所 データ連携支援システムおよびデータ連携支援方法
CN117371411A (zh) * 2023-10-25 2024-01-09 中亿丰控股集团有限公司 一种财务报表合并方法、系统、设备及存储介质

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6397195B1 (en) * 1997-06-27 2002-05-28 Hyperion Solutions Corporation System for managing accounting information in a multi-dimensional database
US6513019B2 (en) * 1999-02-16 2003-01-28 Financial Technologies International, Inc. Financial consolidation and communication platform
JPWO2002073488A1 (ja) * 2001-03-13 2004-07-02 アネックスシステムズ株式会社 組織体の構成員である個人及び/又はグループを評価する評価方法及び評価システム並びに損益管理システム
US20050055289A1 (en) * 2001-08-09 2005-03-10 Mehldahl Robert Allen Multi-dimensional business information accounting software engine
EP1469411A1 (en) * 2003-04-18 2004-10-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. System supporting consolidated accounting
CA2524463A1 (en) * 2003-05-05 2004-11-18 Thomas F. Conroy Computer support for multi-jurisdictional investment
US20060253372A1 (en) * 2005-05-09 2006-11-09 Fredrik Leffler Consolidated accounting

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007257318A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Fujitsu Ltd セグメント調整仕訳プログラムおよびセグメント調整仕訳装置
JP2008084101A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The Cms仕訳データに係る変換処理方法、プログラム及びシステム
JP2010191729A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Kadokawa Group Holdings Inc 計画値データ連結システム
KR101280244B1 (ko) * 2010-08-02 2013-07-05 (주)애니에스닷컴 연결회계 처리 시스템 및 그 방법
JP5010749B1 (ja) * 2011-06-02 2012-08-29 株式会社行本会計事務所 会計仕訳ファイルデータ標準化システムとそれを用いた監査システムとそれらのプログラム
WO2012165600A1 (ja) * 2011-06-02 2012-12-06 株式会社Ykプランニング 会計仕訳ファイルデータ標準化システム
JP2012252696A (ja) * 2012-05-25 2012-12-20 Yukumoto Kaikei Jimusho Co Ltd 会計仕訳ファイルデータ標準化システムとそのプログラム
JP2014035596A (ja) * 2012-08-07 2014-02-24 Obic Co Ltd 会計処理システム、会計処理方法および会計処理プログラム
JP2016154003A (ja) * 2015-02-12 2016-08-25 株式会社オービック 資金繰りデータ作成装置、資金繰りデータ作成方法および資金繰りデータ作成プログラム
JP2017182786A (ja) * 2016-03-24 2017-10-05 株式会社オービック 会計処理装置、会計処理方法、および、会計処理プログラム
JP2019086854A (ja) * 2017-11-01 2019-06-06 株式会社オービック 会社間仕訳連携処理装置、会社間仕訳連携処理システム、会社間仕訳連携処理方法および会社間仕訳連携処理プログラム
JP6994907B2 (ja) 2017-11-01 2022-01-14 株式会社オービック 会社間仕訳連携処理システム、会社間仕訳連携処理方法および会社間仕訳連携処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4498822B2 (ja) 2010-07-07
US20050256789A1 (en) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4498822B2 (ja) リアルタイム連結会計システム及びリアルタイム連結会計プログラム
Goldstein et al. Big data in finance
Ankarath et al. Understanding IFRS fundamentals: international financial reporting standards
Flood Wiley GAAP 2013: Interpretation and application of generally accepted accounting principles
Nissim Ebitda, Ebita, or Ebit?
US7860781B1 (en) Methods and systems for asset/loan management and processing
Ostring Profit-focused supplier management: How to identify risks and recognize opportunities
Utami et al. Significant influence of information technology on the use of modern accounting software
Shaffer Which multiples matter in M &A? An overview
JP2004070406A (ja) 財務データ管理システム及び財務データ管理方法、並びにコンピュータ・プログラム
CN112308717A (zh) 一种基于五流合一业务数据的模型构建装置及方法
Hitchner et al. Financial valuation workbook: step-by-step exercises and tests to help you master financial valuation
Gürünlü Corporate finance in the new business ecosystem in the digital age
Carlberg Business Analysis with Microsoft Excel
US8280143B1 (en) Method and system for adding check information to an electronic transaction listing
Peng et al. Diversification and efficiency of life insurers in China and India
Madden For better corporate governance, the shareholder value review
Gamble et al. The formulation of financial statements: A proposal for change
Carlberg Business Analysis: Microsoft Excel 2010
Astuti et al. Literatur Review: The Effect of Earnings Management, Company Size, and Audit Opinion on Audit Delay
JP4188953B2 (ja) セクター収益率計算装置、セクター収益率計算方法、及びプログラム
Wiley Wiley CPAexcel Exam Review 2020 Focus Notes: Financial Accounting and Reporting
CN115908033B (zh) 应用于商票评级模型的数据处理方法及装置和系统
WO2022149222A1 (ja) 仕訳装置、仕訳方法、仕訳表示方法、仕訳表示プログラム
Ashbaugh Non-United States firms' accounting standard choices in accessing foreign capital markets

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070611

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080115

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080218

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100414

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4498822

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160423

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees